JPH10195739A - 水噴射織機の糸端処理装置 - Google Patents
水噴射織機の糸端処理装置Info
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- JPH10195739A JPH10195739A JP35764896A JP35764896A JPH10195739A JP H10195739 A JPH10195739 A JP H10195739A JP 35764896 A JP35764896 A JP 35764896A JP 35764896 A JP35764896 A JP 35764896A JP H10195739 A JPH10195739 A JP H10195739A
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- Japan
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- water
- weft
- nozzle
- yarn end
- yarn
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 水噴射織機において、筬打ちされた後の緯糸
の反緯入れノズル側の糸端を機外に排出する装置に関
し、設備コストおよび運転コストが低廉で、糸を無駄に
することなく糸端を処理可能な装置を得ることを課題と
する。 【解決手段】 水流により糸端を機外に排出する。織前
の反緯入れノズル側に水ノズル14が設けられ、この水
ノズル14は上方から下方へかつ好ましくは若干反筬側
に向けて、水流16を生成している。水ノズル14の下
方に水流16を受ける水受け17が設けられており、こ
の水受け17を流れた水は糸端容器18に導かれてい
る。糸端容器18には糸端と水とを分離するフィルター
29が設けられており、このフィルター29の下流側で
ポンプ32が水を吸引して水ノズル14に送っている。
糸端容器18には緯入れ用の噴流水を受けるジェットフ
ァネル40から噴流水の残水が供給されるようになって
いる。
の反緯入れノズル側の糸端を機外に排出する装置に関
し、設備コストおよび運転コストが低廉で、糸を無駄に
することなく糸端を処理可能な装置を得ることを課題と
する。 【解決手段】 水流により糸端を機外に排出する。織前
の反緯入れノズル側に水ノズル14が設けられ、この水
ノズル14は上方から下方へかつ好ましくは若干反筬側
に向けて、水流16を生成している。水ノズル14の下
方に水流16を受ける水受け17が設けられており、こ
の水受け17を流れた水は糸端容器18に導かれてい
る。糸端容器18には糸端と水とを分離するフィルター
29が設けられており、このフィルター29の下流側で
ポンプ32が水を吸引して水ノズル14に送っている。
糸端容器18には緯入れ用の噴流水を受けるジェットフ
ァネル40から噴流水の残水が供給されるようになって
いる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、水噴射織機(ウ
オータージェットルーム)において、織前に打ち込まれ
た後の緯糸の反緯入れノズル側の糸端を機外に排出する
装置に関するものである。
オータージェットルーム)において、織前に打ち込まれ
た後の緯糸の反緯入れノズル側の糸端を機外に排出する
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】水噴射織機や空気噴射織機においては、
織幅より若干長い長さの緯糸を緯入れし、織前に打ち込
んだ後の反緯入れノズル側の余分の糸端をカッタで切除
して機外に排出する。この糸端の排出は従来主としてキ
ャッチコードを用いて行われていた。すなわち、織機の
反緯入れノズル側に経糸とともに開閉される複数本のキ
ャッチコードを配置するとともに、このキャッチコード
の撚り装置を設け、緯入れされた緯糸の反緯入れノズル
側の糸端を筬打ちとともにキャッチコードで把持して、
その後カッタで切断された糸端を撚り動作によりキャッ
チコードに巻き付け、製織動作に合わせて織機から引き
出されるキャッチコードにより、糸端を機外に排出する
というものである。
織幅より若干長い長さの緯糸を緯入れし、織前に打ち込
んだ後の反緯入れノズル側の余分の糸端をカッタで切除
して機外に排出する。この糸端の排出は従来主としてキ
ャッチコードを用いて行われていた。すなわち、織機の
反緯入れノズル側に経糸とともに開閉される複数本のキ
ャッチコードを配置するとともに、このキャッチコード
の撚り装置を設け、緯入れされた緯糸の反緯入れノズル
側の糸端を筬打ちとともにキャッチコードで把持して、
その後カッタで切断された糸端を撚り動作によりキャッ
チコードに巻き付け、製織動作に合わせて織機から引き
出されるキャッチコードにより、糸端を機外に排出する
というものである。
【0003】一方主として空気噴射織機において、スレ
イの反緯入れノズル側に吸引パイプを設置し、緯入れさ
れた緯糸の先端をこの吸引パイプで吸引した状態で筬打
ちを行い、その後カッタで切断された糸端を吸引パイプ
の負圧により吸引して機外に排出することが一部におい
て行われている。
イの反緯入れノズル側に吸引パイプを設置し、緯入れさ
れた緯糸の先端をこの吸引パイプで吸引した状態で筬打
ちを行い、その後カッタで切断された糸端を吸引パイプ
の負圧により吸引して機外に排出することが一部におい
て行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】キャッチコードで緯糸
の糸端を処理する構造は、カッタで糸端を切断するとき
に、緯糸に適度な張力が付与されているので切断が容易
であるなどの多くの長所を有しているが、糸端処理のた
めだけに複数本のキャッチコードを配置しなければなら
ず、このキャッチコードは糸端とともに排出されるの
で、糸が無駄になるという大きな問題がある。
の糸端を処理する構造は、カッタで糸端を切断するとき
に、緯糸に適度な張力が付与されているので切断が容易
であるなどの多くの長所を有しているが、糸端処理のた
めだけに複数本のキャッチコードを配置しなければなら
ず、このキャッチコードは糸端とともに排出されるの
で、糸が無駄になるという大きな問題がある。
【0005】一方、負圧空気で糸端を吸引して排出する
構造は、糸端をある程度長くしてカッタで切断された後
の糸端が確実に吸引パイプに吸い込まれるようにする必
要があるため、緯入れ長さをキャッチコードの場合より
長くする必要があって、緯糸に無駄が生ずるという問題
と、負圧空気流を生成させるために必要な動力が大きく
なるため、運転コストが増大するという問題がある。
構造は、糸端をある程度長くしてカッタで切断された後
の糸端が確実に吸引パイプに吸い込まれるようにする必
要があるため、緯入れ長さをキャッチコードの場合より
長くする必要があって、緯糸に無駄が生ずるという問題
と、負圧空気流を生成させるために必要な動力が大きく
なるため、運転コストが増大するという問題がある。
【0006】このようなことから、キャッチコードを用
いないで、緯糸の糸端を機外に排出する手段について種
々の試みがなされているが、上述した空気で吸引する構
造のように糸端が長くなる問題や、消費動力が大きくな
る問題や、正確な耳組織が形成されない問題など、実用
化が困難な問題があって、キャッチコードに代替できる
ような技術手段が得られていないのが現状である。
いないで、緯糸の糸端を機外に排出する手段について種
々の試みがなされているが、上述した空気で吸引する構
造のように糸端が長くなる問題や、消費動力が大きくな
る問題や、正確な耳組織が形成されない問題など、実用
化が困難な問題があって、キャッチコードに代替できる
ような技術手段が得られていないのが現状である。
【0007】この発明は、設備コストおよび運転コスト
が低廉で、糸を無駄にすることなく、緯糸の糸端を処理
することができる装置を得ることを課題としている。
が低廉で、糸を無駄にすることなく、緯糸の糸端を処理
することができる装置を得ることを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の糸端処理装置
は、水流により糸端を機外に排出しようというものであ
る。織前の反緯入れノズル側の位置に織機のエプロン側
に固定して設けた水ノズル14を備えており、この水ノ
ズル14は上方から下方へかつ好ましくは若干反筬側に
向けて、水流16を生成している。水ノズル14の下方
の位置には水流16を受ける水受け17、60が設けら
れており、この水受け17、60を流れた水は糸端容器
18に導かれている。糸端容器18には水とともに流入
した糸端と水とを分離するフィルター29が少なくとも
設けられており、かつこのフィルター29の下流側で水
を吸引するポンプ32が設けられ、このポンプ32の吐
出パイプ19は前記水ノズル14に連通している。この
糸端容器18にはフレームの反緯入れノズル側に設けた
緯入れ用の噴流水を受けるためのジェットファネル40
から噴流水の残水が供給されるようになっている。
は、水流により糸端を機外に排出しようというものであ
る。織前の反緯入れノズル側の位置に織機のエプロン側
に固定して設けた水ノズル14を備えており、この水ノ
ズル14は上方から下方へかつ好ましくは若干反筬側に
向けて、水流16を生成している。水ノズル14の下方
の位置には水流16を受ける水受け17、60が設けら
れており、この水受け17、60を流れた水は糸端容器
18に導かれている。糸端容器18には水とともに流入
した糸端と水とを分離するフィルター29が少なくとも
設けられており、かつこのフィルター29の下流側で水
を吸引するポンプ32が設けられ、このポンプ32の吐
出パイプ19は前記水ノズル14に連通している。この
糸端容器18にはフレームの反緯入れノズル側に設けた
緯入れ用の噴流水を受けるためのジェットファネル40
から噴流水の残水が供給されるようになっている。
【0009】上記水ノズル14は緯糸飛走方向の厚さが
薄く、筬打ち方向にある程度の幅を有する膜状の水流1
6が形成されるような形状とするのが望ましく、この水
流16が織前線57の反緯入れノズル側の延長線上から
反筬側に亘る部分に形成されるように、水ノズル14を
配置している。
薄く、筬打ち方向にある程度の幅を有する膜状の水流1
6が形成されるような形状とするのが望ましく、この水
流16が織前線57の反緯入れノズル側の延長線上から
反筬側に亘る部分に形成されるように、水ノズル14を
配置している。
【0010】ポンプ32を運転して水ノズル14から水
流16が流出している状態で筬打ちを行うと、織前に打
ち込まれた緯糸の反緯入れノズル側の糸端は、水流16
によって下方に付勢される。後続する何回かの筬打ちの
後、この糸端がカッタ11で切断される。切断された後
の糸端15は、水流16とともに水受け17、60に受
け止められ、糸端容器18へと流下する。カッタ11で
切断されるときの糸端15は、水流16で付勢された状
態にあるのである程度の張力が付与されており、カッタ
11による糸端の切断も容易にできる。
流16が流出している状態で筬打ちを行うと、織前に打
ち込まれた緯糸の反緯入れノズル側の糸端は、水流16
によって下方に付勢される。後続する何回かの筬打ちの
後、この糸端がカッタ11で切断される。切断された後
の糸端15は、水流16とともに水受け17、60に受
け止められ、糸端容器18へと流下する。カッタ11で
切断されるときの糸端15は、水流16で付勢された状
態にあるのである程度の張力が付与されており、カッタ
11による糸端の切断も容易にできる。
【0011】糸端容器18に流下した水はフィルター2
9によって糸端と分離され、ポンプ32に吸引されて再
びノズル14へと送られる。すなわち、水流16を形成
する水は循環使用される。循環中に生じた水のロスは、
ジェットファネル40から供給される緯入れ噴流の残水
によって補充される。水流16は糸端の搬送に必要な流
速と水量を備えたもので足りるから、流出圧及び水量は
わずかであり、従ってポンプ32の消費動力もわずかで
ある。
9によって糸端と分離され、ポンプ32に吸引されて再
びノズル14へと送られる。すなわち、水流16を形成
する水は循環使用される。循環中に生じた水のロスは、
ジェットファネル40から供給される緯入れ噴流の残水
によって補充される。水流16は糸端の搬送に必要な流
速と水量を備えたもので足りるから、流出圧及び水量は
わずかであり、従ってポンプ32の消費動力もわずかで
ある。
【0012】水ノズル14は織り幅の変更に伴って位置
を変更できるように緯糸の飛走方向と平行に位置調整で
きるように設けられる。水受けを樋としたときの樋17
は、水ノズル14の位置を移動させたときにもその水流
16を受け入れることができるように、水ノズル14の
移動路に沿って緯糸の飛走方向と平行に設ける。このよ
うな樋17を設ける代わりに、水ノズル14と一体とな
って移動する水受け升60を設け、この水受け升と糸端
容器18とを可撓性を備えた水路61で連結する構造も
可能である。
を変更できるように緯糸の飛走方向と平行に位置調整で
きるように設けられる。水受けを樋としたときの樋17
は、水ノズル14の位置を移動させたときにもその水流
16を受け入れることができるように、水ノズル14の
移動路に沿って緯糸の飛走方向と平行に設ける。このよ
うな樋17を設ける代わりに、水ノズル14と一体とな
って移動する水受け升60を設け、この水受け升と糸端
容器18とを可撓性を備えた水路61で連結する構造も
可能である。
【0013】緯糸が筬によって織前に打ち込まれるとき
は、織物の耳形成に必要な張力が緯糸に均一に付与され
ていることが必要である。この目的のためにたとえば図
5及び6に示すように、緯入れされた緯糸の先端をエプ
ロン側から突出するプレート部材50と筬側に設けたス
リット51または筬プレート部材53との間でジグザグ
にして保持する構造や、図3に示すように、緯入れされ
た緯糸の先端をクランパ27でつかんで保持する構造が
利用されている。
は、織物の耳形成に必要な張力が緯糸に均一に付与され
ていることが必要である。この目的のためにたとえば図
5及び6に示すように、緯入れされた緯糸の先端をエプ
ロン側から突出するプレート部材50と筬側に設けたス
リット51または筬プレート部材53との間でジグザグ
にして保持する構造や、図3に示すように、緯入れされ
た緯糸の先端をクランパ27でつかんで保持する構造が
利用されている。
【0014】クランパ27で緯糸の先端を把持する構造
を本願の請求項1または2記載の発明と併せ用いたとき
は、緯糸の張力をより正確に保持することができ、従っ
て織物の耳の形成と織物の品質の向上を図れるほか、織
物の反緯入れノズル側に突出する糸端の長さを、図5、
6に示す構造のものより短くすることができるので、糸
の無駄を少なくしたいというこの発明の課題を解決する
手段としてより好ましいものである。
を本願の請求項1または2記載の発明と併せ用いたとき
は、緯糸の張力をより正確に保持することができ、従っ
て織物の耳の形成と織物の品質の向上を図れるほか、織
物の反緯入れノズル側に突出する糸端の長さを、図5、
6に示す構造のものより短くすることができるので、糸
の無駄を少なくしたいというこの発明の課題を解決する
手段としてより好ましいものである。
【0015】織機に設けられた緯糸測長装置の構造にも
よるが、織機を起動した後の数ピックの緯糸が織機が継
続して製織を行っているときの緯糸より長く繰り出され
ることがある。また場合によって測長装置の不安定な動
作により、緯糸が時々長く繰り出されてしまうというこ
とが起こるかもしれない。このようなとき、長く繰り出
された緯糸の切断後の糸端が水流16で搬送されるとき
に水受け17、60の縁に引っ掛かって糸端容器18へ
流下しないという事態が起こり得る。
よるが、織機を起動した後の数ピックの緯糸が織機が継
続して製織を行っているときの緯糸より長く繰り出され
ることがある。また場合によって測長装置の不安定な動
作により、緯糸が時々長く繰り出されてしまうというこ
とが起こるかもしれない。このようなとき、長く繰り出
された緯糸の切断後の糸端が水流16で搬送されるとき
に水受け17、60の縁に引っ掛かって糸端容器18へ
流下しないという事態が起こり得る。
【0016】この問題を解決する有効な手段の一つは、
水ノズル14のさらに反緯入れノズル側に、正常な長さ
の緯糸の先端が届かない位置で、かつ切断後の糸端が樋
17に引っ掛かる等して糸端容器18に流下しないおそ
れのあるほど長く繰り出された緯糸の先端が到達する位
置に、サクションパイプ55を設けておく構造が有効で
ある。このサクションパイプの吸引力は、長く繰り出さ
れた緯糸の先端が垂れ下がるのを防止できれば充分であ
り、かつ糸端に水流16が作用したときには、その水流
の搬送力によってサクションパイプ55から引き出され
る程度のものであり、従ってわずかな空気量のものであ
れば足りる。このサクションパイプの負圧は、専用ブロ
ワを設けて生成させることもできるが、製織された織物
から残留水を吸引するために設けられている脱水ブロワ
の吸入口に電磁弁を介してサクションパイプ55を連結
することにより生成させることもできる。
水ノズル14のさらに反緯入れノズル側に、正常な長さ
の緯糸の先端が届かない位置で、かつ切断後の糸端が樋
17に引っ掛かる等して糸端容器18に流下しないおそ
れのあるほど長く繰り出された緯糸の先端が到達する位
置に、サクションパイプ55を設けておく構造が有効で
ある。このサクションパイプの吸引力は、長く繰り出さ
れた緯糸の先端が垂れ下がるのを防止できれば充分であ
り、かつ糸端に水流16が作用したときには、その水流
の搬送力によってサクションパイプ55から引き出され
る程度のものであり、従ってわずかな空気量のものであ
れば足りる。このサクションパイプの負圧は、専用ブロ
ワを設けて生成させることもできるが、製織された織物
から残留水を吸引するために設けられている脱水ブロワ
の吸入口に電磁弁を介してサクションパイプ55を連結
することにより生成させることもできる。
【0017】このサクションパイプの負圧は、緯糸が長
く繰り出されたときのみ必要なものであるから、織機の
起動時の数ピックだけ緯糸が長く繰り出される織機にお
いては、タイマを設けて織機を起動した後の数ピック分
だけ専用ブロワや電磁弁を動作させて、サクションパイ
プ55に負圧を生成させるようにしてやればよい。また
製織途中に時々緯糸が長く繰り出されることが起こるよ
うな場合には、サクションパイプ55の近くに糸センサ
59を設け、この糸センサ59が緯糸を検出したとき
に、サクションパイプ55に負圧を生成させるようにす
ることができる。
く繰り出されたときのみ必要なものであるから、織機の
起動時の数ピックだけ緯糸が長く繰り出される織機にお
いては、タイマを設けて織機を起動した後の数ピック分
だけ専用ブロワや電磁弁を動作させて、サクションパイ
プ55に負圧を生成させるようにしてやればよい。また
製織途中に時々緯糸が長く繰り出されることが起こるよ
うな場合には、サクションパイプ55の近くに糸センサ
59を設け、この糸センサ59が緯糸を検出したとき
に、サクションパイプ55に負圧を生成させるようにす
ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1ないし3はこの発明の第1実
施例を示した図で、図1は織機の正面から見た模式図、
図2は側面から見た図、図3は図2のA−A断面図であ
る。織機のエプロンには緯入れ方向に延びるガイドレー
ル1が固定されており、このガイドレールに案内される
シュー2を備えた固定台3が設けられている。固定台3
はガイドレール1に螺合したボルト4によって締結され
る押え金具5でガイドレール1の所定の位置に固定され
ている。固定台3の位置は織り幅に合わせてガイドレー
ル1に沿って調整できるようになっている。
施例を示した図で、図1は織機の正面から見た模式図、
図2は側面から見た図、図3は図2のA−A断面図であ
る。織機のエプロンには緯入れ方向に延びるガイドレー
ル1が固定されており、このガイドレールに案内される
シュー2を備えた固定台3が設けられている。固定台3
はガイドレール1に螺合したボルト4によって締結され
る押え金具5でガイドレール1の所定の位置に固定され
ている。固定台3の位置は織り幅に合わせてガイドレー
ル1に沿って調整できるようになっている。
【0019】固定台3には平板状の上案内爪6と下案内
爪7とからなる糸ガイドが固定されている。上案内爪6
と下案内爪7とは板厚方向を緯糸飛走方向にして上下に
配置されており、両者の間に緯糸の先端が通過する細隙
8が形成されている。細隙8は織前線の反緯入れノズル
側の延長線上に位置しており、この細隙から筬9側に向
けてラッパ状に広がる導入部10が形成されている。案
内爪6、7は織機のエプロンの反緯入れノズル側の糸端
カッタ11の反緯入れノズル側に隣接して位置してい
る。案内爪6、7に対向する部分の筬羽は取り除かれ、
筬打ち時に案内爪6、7の先端と筬羽とが衝突しないよ
うになっている。緯入れのあと筬打ち動作が行われる
と、筬で案内爪6、7に向けて押動される緯糸の先端
は、導入部10に案内されて細隙8へと導かれる。
爪7とからなる糸ガイドが固定されている。上案内爪6
と下案内爪7とは板厚方向を緯糸飛走方向にして上下に
配置されており、両者の間に緯糸の先端が通過する細隙
8が形成されている。細隙8は織前線の反緯入れノズル
側の延長線上に位置しており、この細隙から筬9側に向
けてラッパ状に広がる導入部10が形成されている。案
内爪6、7は織機のエプロンの反緯入れノズル側の糸端
カッタ11の反緯入れノズル側に隣接して位置してい
る。案内爪6、7に対向する部分の筬羽は取り除かれ、
筬打ち時に案内爪6、7の先端と筬羽とが衝突しないよ
うになっている。緯入れのあと筬打ち動作が行われる
と、筬で案内爪6、7に向けて押動される緯糸の先端
は、導入部10に案内されて細隙8へと導かれる。
【0020】上案内爪6の緯糸ノズル側の側面には、緯
糸検出用のフィンガ12が装着されている。筬打ち時に
細隙8へと導かれる緯糸の先端が緯糸検出フィンガを揺
動させ、この揺動を歪センサなどで検出することによ
り、緯入れが正常に行われたことが検出される。
糸検出用のフィンガ12が装着されている。筬打ち時に
細隙8へと導かれる緯糸の先端が緯糸検出フィンガを揺
動させ、この揺動を歪センサなどで検出することによ
り、緯入れが正常に行われたことが検出される。
【0021】上案内爪6には細隙8の上辺の反筬側に偏
倚した位置に開口する水流路13が形成されており、前
記開口は緯糸飛走方向に幅狭くかつ筬打ち方向にある程
度の幅を有する水ノズル14を形成している。水流路1
3の反筬側の端部には後述するポンプの吐出パイプ19
が連結されている。このような水流路13及び水ノズル
14は、上案内爪6を3枚の金属板の重ね合わせ構造と
することによって容易に形成できる。下案内爪7の水ノ
ズル14と対向する部分は、水ノズル14から流下する
水流16を妨げないように上部を斜めに削り取られた薄
い板材となっている。水流路13は水ノズル14から流
出した水流が反筬側に若干斜めに傾斜した噴流となるよ
うな流路形状としてある。
倚した位置に開口する水流路13が形成されており、前
記開口は緯糸飛走方向に幅狭くかつ筬打ち方向にある程
度の幅を有する水ノズル14を形成している。水流路1
3の反筬側の端部には後述するポンプの吐出パイプ19
が連結されている。このような水流路13及び水ノズル
14は、上案内爪6を3枚の金属板の重ね合わせ構造と
することによって容易に形成できる。下案内爪7の水ノ
ズル14と対向する部分は、水ノズル14から流下する
水流16を妨げないように上部を斜めに削り取られた薄
い板材となっている。水流路13は水ノズル14から流
出した水流が反筬側に若干斜めに傾斜した噴流となるよ
うな流路形状としてある。
【0022】織機のエプロンには水ノズル14からの水
流16を受ける位置に樋17が配置されている。この樋
17は緯入れ方向にかつ反緯入れノズル側が低くなるよ
うに若干傾斜して設けられており、その反緯入れノズル
側の端部は、樋17を流れた水が糸端容器18に流入す
るようにビニールパイプで連結するか、あるいは糸端容
器の上方に位置させてある。樋17の緯入れノズル側の
端部には、循環ポンプの吐出パイプ19から水量調整弁
20を介して分岐した枝パイプ21が接続されている。
流16を受ける位置に樋17が配置されている。この樋
17は緯入れ方向にかつ反緯入れノズル側が低くなるよ
うに若干傾斜して設けられており、その反緯入れノズル
側の端部は、樋17を流れた水が糸端容器18に流入す
るようにビニールパイプで連結するか、あるいは糸端容
器の上方に位置させてある。樋17の緯入れノズル側の
端部には、循環ポンプの吐出パイプ19から水量調整弁
20を介して分岐した枝パイプ21が接続されている。
【0023】筬9の案内爪6、7に対向する部分の反緯
入れノズル側に隣接して、固定フィンガ25と揺動フィ
ンガ26とからなる緯糸先端のクランパ27が装着され
ている。揺動フィンガ26は筬羽の背面側でピン28に
枢着されており、図示しない電磁石駆動により上下に揺
動して下動したときに固定フィンガ25との間で緯入れ
された直後の緯糸の先端を把持し、筬打ちされた後のタ
イミングにおいて上動して緯糸先端を開放する。
入れノズル側に隣接して、固定フィンガ25と揺動フィ
ンガ26とからなる緯糸先端のクランパ27が装着され
ている。揺動フィンガ26は筬羽の背面側でピン28に
枢着されており、図示しない電磁石駆動により上下に揺
動して下動したときに固定フィンガ25との間で緯入れ
された直後の緯糸の先端を把持し、筬打ちされた後のタ
イミングにおいて上動して緯糸先端を開放する。
【0024】糸端容器18は底面に水を通過させるフィ
ルター29が設けられており、このフィルターの下方に
沈澱室30を備えた水タンク31が形成されている。こ
の水タンク31の沈澱室30より上方の部分にポンプ3
2の吸入口が開口しており、この吸入口に除塵フィルタ
ー33が装着されている。
ルター29が設けられており、このフィルターの下方に
沈澱室30を備えた水タンク31が形成されている。こ
の水タンク31の沈澱室30より上方の部分にポンプ3
2の吸入口が開口しており、この吸入口に除塵フィルタ
ー33が装着されている。
【0025】反緯入れノズル側のフレーム36には、緯
入れノズルから噴射された水を受けるジェットファネル
40が装着されており、このジェットファネル40から
流出する水が樋17を経て糸端容器18に流下するよう
になっている。水タンク31には余分な水を溢流させる
ためのオーバーフローパイプ34が設けられている。
入れノズルから噴射された水を受けるジェットファネル
40が装着されており、このジェットファネル40から
流出する水が樋17を経て糸端容器18に流下するよう
になっている。水タンク31には余分な水を溢流させる
ためのオーバーフローパイプ34が設けられている。
【0026】上記構成において、水タンク31に予め水
を入れた状態で織機を運転すると、緯入れされた緯糸の
先端部分は次々に細隙8に送り込まれ、その後カッタ1
1で切断された糸端は水ノズル14からの水流16によ
って樋17へと運ばれ、樋17から糸端容器18へと流
下する。枝パイプ21は、糸端を搬送する水が樋17に
円滑に流れるようにするために設けられたもので、水量
調整弁20を開くことによって、樋17の水流を付勢し
て、樋17内に流入した糸端を速やかに糸端容器18に
流下するようにする。糸端容器18では糸端とともに流
入した水がフィルター29を通過して水タンク31に流
入し、流下した水に含まれる塵埃は沈澱室30に沈降し
て塵埃を含まない水が再びポンプ32で水ノズル14へ
と送られる。この水の循環中に失われた水はジェットフ
ァネル40から流入する水によって補われ、通常はジェ
ットファネル40から流入する水の方が循環中に失われ
る水より多いため、余分の水がオーバーフローパイプ3
4から流出する。
を入れた状態で織機を運転すると、緯入れされた緯糸の
先端部分は次々に細隙8に送り込まれ、その後カッタ1
1で切断された糸端は水ノズル14からの水流16によ
って樋17へと運ばれ、樋17から糸端容器18へと流
下する。枝パイプ21は、糸端を搬送する水が樋17に
円滑に流れるようにするために設けられたもので、水量
調整弁20を開くことによって、樋17の水流を付勢し
て、樋17内に流入した糸端を速やかに糸端容器18に
流下するようにする。糸端容器18では糸端とともに流
入した水がフィルター29を通過して水タンク31に流
入し、流下した水に含まれる塵埃は沈澱室30に沈降し
て塵埃を含まない水が再びポンプ32で水ノズル14へ
と送られる。この水の循環中に失われた水はジェットフ
ァネル40から流入する水によって補われ、通常はジェ
ットファネル40から流入する水の方が循環中に失われ
る水より多いため、余分の水がオーバーフローパイプ3
4から流出する。
【0027】以上のようにこの実施例の装置によれば、
キャッチコードを用いないでカッタで切断された緯糸の
糸端を水流によって機外に排出することができ、かつ筬
打ち前は緯入れされた緯糸がクランパ27に把持され
て、耳形成に必要な張力が保持され、カッタ11で緯糸
を切断するときには水流16によって緯糸に適度の張力
が付与されるために、カッタ11による糸端の切断が容
易かつ正確に行うことができる。
キャッチコードを用いないでカッタで切断された緯糸の
糸端を水流によって機外に排出することができ、かつ筬
打ち前は緯入れされた緯糸がクランパ27に把持され
て、耳形成に必要な張力が保持され、カッタ11で緯糸
を切断するときには水流16によって緯糸に適度の張力
が付与されるために、カッタ11による糸端の切断が容
易かつ正確に行うことができる。
【0028】図5及び図6は第1実施例のクランパ27
の代わりに、緯糸の先端をジグザグに保持することによ
って緯糸に織耳を形成するのに必要な張力を付与する手
段を設けた例を示したものである。図5の例では、織機
のエプロン側に、筬側に向けて突出する複数のプレート
部材50を設け、これらのプレート部材に対向する部分
の筬羽を除去して、筬にスリット51を形成し、筬打ち
されたときにプレート部材50によって緯糸の先端をス
リット51に押し込んでジグザグに屈曲させることによ
り、緯糸に張力を付与するようにしたものである。また
図6はエプロン側の複数のプレート部材50と、筬9に
エプロン側に向けて設けた複数の筬プレート部材53と
で筬打ち時に緯糸の先端をジグザグにして緯糸に張力を
付与するようにしたものである。図5及び図6に示した
緯糸への張力付与手段は公知のものであり、図5、6は
これら公知の緯糸張力付与機構を設けた織機にも、この
発明の糸端処理装置を採用することができることを示す
ために記載されたものである。なお、図5、6の符号6
は、第1実施例と同様この発明の水ノズル14を設けた
上案内爪である。
の代わりに、緯糸の先端をジグザグに保持することによ
って緯糸に織耳を形成するのに必要な張力を付与する手
段を設けた例を示したものである。図5の例では、織機
のエプロン側に、筬側に向けて突出する複数のプレート
部材50を設け、これらのプレート部材に対向する部分
の筬羽を除去して、筬にスリット51を形成し、筬打ち
されたときにプレート部材50によって緯糸の先端をス
リット51に押し込んでジグザグに屈曲させることによ
り、緯糸に張力を付与するようにしたものである。また
図6はエプロン側の複数のプレート部材50と、筬9に
エプロン側に向けて設けた複数の筬プレート部材53と
で筬打ち時に緯糸の先端をジグザグにして緯糸に張力を
付与するようにしたものである。図5及び図6に示した
緯糸への張力付与手段は公知のものであり、図5、6は
これら公知の緯糸張力付与機構を設けた織機にも、この
発明の糸端処理装置を採用することができることを示す
ために記載されたものである。なお、図5、6の符号6
は、第1実施例と同様この発明の水ノズル14を設けた
上案内爪である。
【0029】正規の緯糸長さより長い緯糸が緯入れされ
たときには、カッタ11で切断された緯糸端が樋17に
搬送されると、図2の想像線54で示すように樋の縁に
引っ掛かって搬送されなくなる。図7及び8はこのこと
を防止するために第1実施例の上下の案内爪6、7のさ
らに反緯入れノズル側にサクションパイプ55を設けた
実施例を示したものである。サクションパイプ55は図
8に示すように、開口56を織前線57の延長上に臨ま
せた状態で細隙8の方向と略同方向に配置されている。
またこのサクションパイプ55は正規の長さの緯糸の先
端が達しない位置に配置されている。サクションパイプ
55の反緯入れノズル側の側面には、樋17の直上にま
で達するスリット58が設けられている。
たときには、カッタ11で切断された緯糸端が樋17に
搬送されると、図2の想像線54で示すように樋の縁に
引っ掛かって搬送されなくなる。図7及び8はこのこと
を防止するために第1実施例の上下の案内爪6、7のさ
らに反緯入れノズル側にサクションパイプ55を設けた
実施例を示したものである。サクションパイプ55は図
8に示すように、開口56を織前線57の延長上に臨ま
せた状態で細隙8の方向と略同方向に配置されている。
またこのサクションパイプ55は正規の長さの緯糸の先
端が達しない位置に配置されている。サクションパイプ
55の反緯入れノズル側の側面には、樋17の直上にま
で達するスリット58が設けられている。
【0030】上記構成において、正規の長さより長い緯
糸が緯入れされたときは、筬打ちされた後の緯糸の先端
がサクションパイプの負圧に引かれてスリット58の奥
端にまで移動した状態で保持される。このようにサクシ
ョンパイプで先端を保持された緯糸は、カッタ11で切
断されてその切断側の部分が水流16で樋17へと搬送
されたとき、その搬送に伴ってサクションパイプ55か
ら引き出され、この引き出された状態で糸端のサクショ
ンパイプ側の端部は樋17の直上に位置しているから、
樋17内へと落下して樋を流れる水流によって糸端容器
18へと搬送されることとなる。なお正規の長さの緯糸
の糸端が短く、従って水流16の位置とサクションパイ
プ55との間隔を小さくすることができるときは、この
ようなスリット58を設けなくてもサクションパイプ5
5から引き出された糸端が水流16で樋17へと搬送さ
れるから、樋17に引っ掛かって糸端が搬送されなくな
るということは起こらない。
糸が緯入れされたときは、筬打ちされた後の緯糸の先端
がサクションパイプの負圧に引かれてスリット58の奥
端にまで移動した状態で保持される。このようにサクシ
ョンパイプで先端を保持された緯糸は、カッタ11で切
断されてその切断側の部分が水流16で樋17へと搬送
されたとき、その搬送に伴ってサクションパイプ55か
ら引き出され、この引き出された状態で糸端のサクショ
ンパイプ側の端部は樋17の直上に位置しているから、
樋17内へと落下して樋を流れる水流によって糸端容器
18へと搬送されることとなる。なお正規の長さの緯糸
の糸端が短く、従って水流16の位置とサクションパイ
プ55との間隔を小さくすることができるときは、この
ようなスリット58を設けなくてもサクションパイプ5
5から引き出された糸端が水流16で樋17へと搬送さ
れるから、樋17に引っ掛かって糸端が搬送されなくな
るということは起こらない。
【0031】正規の長さより長い緯糸が織機の起動時の
数ピックのみに生ずるときは、タイマを設けて起動時か
ら数ピックの期間だけサクションパイプ55に負圧を生
成させるようにすればよい。また正規の長さより長い緯
入れが行われる事態がいつ生じるか分からないときは、
サクションパイプ55の反緯入れノズル側の部分に糸セ
ンサ59を設け、この糸センサ59が緯糸を検出したと
きに、サクションパイプ55に負圧が生成されるように
する。
数ピックのみに生ずるときは、タイマを設けて起動時か
ら数ピックの期間だけサクションパイプ55に負圧を生
成させるようにすればよい。また正規の長さより長い緯
入れが行われる事態がいつ生じるか分からないときは、
サクションパイプ55の反緯入れノズル側の部分に糸セ
ンサ59を設け、この糸センサ59が緯糸を検出したと
きに、サクションパイプ55に負圧が生成されるように
する。
【0032】以上の実施例の説明では、水ノズル14か
らの糸端搬送用の噴流を受ける水受けとして樋17を使
用したものを説明したが、図4のように上下の案内爪
6、7を固定した固定台3に水受け升60を設け、この
水受け升を可撓性を備えたビニールパイプ等の水路61
によって糸端容器18に連通する構造とすることが可能
であり、またジェットファネル40の水をビニールパイ
プ62によって糸端容器18に直接流入させるようにす
ることも可能である。要するにこの発明の糸端処理装置
は、織前線の反緯入れノズル側で、上方から下方に向け
て流れるように形成した水流により、筬打ちされた後の
緯糸が切断されるときに、その切断を容易にするための
張力を与えるとともに、切断された糸端を水流によって
機外に搬送するようにしたものであり、この特徴を失わ
ない範囲で種々の形態で本発明の実施をすることが可能
である。
らの糸端搬送用の噴流を受ける水受けとして樋17を使
用したものを説明したが、図4のように上下の案内爪
6、7を固定した固定台3に水受け升60を設け、この
水受け升を可撓性を備えたビニールパイプ等の水路61
によって糸端容器18に連通する構造とすることが可能
であり、またジェットファネル40の水をビニールパイ
プ62によって糸端容器18に直接流入させるようにす
ることも可能である。要するにこの発明の糸端処理装置
は、織前線の反緯入れノズル側で、上方から下方に向け
て流れるように形成した水流により、筬打ちされた後の
緯糸が切断されるときに、その切断を容易にするための
張力を与えるとともに、切断された糸端を水流によって
機外に搬送するようにしたものであり、この特徴を失わ
ない範囲で種々の形態で本発明の実施をすることが可能
である。
【図1】第1実施例の糸端処理装置の正面図
【図2】第1実施例の糸端処理装置の側面図
【図3】図2のA−A断面図
【図4】水路の他の実施例を示す正面図
【図5】緯糸張力付与機構の他の例を示す平面図
【図6】緯糸張力付与機構の更に他の例を示す平面図
【図7】反緯入れノズル側にサンクションパイプを設け
た平面図
た平面図
【図8】反緯入れノズル側にサンクションパイプを設け
た側面図
た側面図
9 筬 11 糸端カッタ 14 水ノズル 16 水流 17 樋 18 糸端容器 25 固定フィンガ 26 揺動フィンガ 27 クランパ 29 フィルター 31 水タンク 32 ポンプ 40 ジェットファネル 55 サクションパイプ 57 織前線 60 水受け升
Claims (4)
- 【請求項1】 糸端カッタ(11)よりさらに反緯入れノズ
ル側の位置において織前線(57)の延長上から反筬側の領
域に上方から下方に流れる水流(16)を生成するべく織機
のエプロン側に緯入れ方向に位置調整可能に設けられた
水ノズル(14)と、当該水ノズルの下方において前記水流
を受ける水受け(17,60) と、糸端と水とを分離するフィ
ルター(29)を備えた糸端容器(18)と、水受け(17,60) の
水及び糸端を糸端容器(18)に導く水路(17,61) を備えて
いることを特徴とする、水噴射織機の糸端処理装置。 - 【請求項2】 水受けが、緯入れ方向に反緯入れノズル
側を低くして配置した樋(17)であり、フレームの反緯入
れノズル側に緯入れ用噴射水を受けるジェットファネル
(40)が設けられて、このジェットファネルの水が糸端容
器(18)に導かれており、フィルター(29)を通過した水を
水ノズル(14)に供給するポンプ(32)が設けられている、
請求項1記載の水噴射織機の糸端処理装置。 - 【請求項3】 筬(9) の水ノズルに対向する位置よりさ
らに反緯入れノズル側の位置に対向するフィンガ(25,2
6) によって緯入れされた緯糸の先端を把持するクラン
パ(27)が設けられていることを特徴とする、請求項1ま
たは2記載の水噴射織機の糸端処理装置。 - 【請求項4】 水ノズルの反緯入れノズル側の位置であ
って、正規に測長された緯糸の先端が届かない位置に織
前線(57)の延長線上に臨んで開口するサクションパイプ
(55)が配置されていることを特徴とする、請求項1、2
または3記載の水噴射織機の糸端処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35764896A JPH10195739A (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 水噴射織機の糸端処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35764896A JPH10195739A (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 水噴射織機の糸端処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10195739A true JPH10195739A (ja) | 1998-07-28 |
Family
ID=18455198
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35764896A Pending JPH10195739A (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 水噴射織機の糸端処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10195739A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003031705A1 (fr) * | 2001-10-03 | 2003-04-17 | Tsudakoma Kogyo Kabushiki Kaisha | Procede et dispositif de stockage d'extremite de trame |
WO2003031704A1 (fr) * | 2001-10-03 | 2003-04-17 | Tsudakoma Kogyo Kabushiki Kaisha | Collecteur d'extremites de trame |
KR100509383B1 (ko) * | 2001-09-19 | 2005-08-22 | 쓰다고마 고교 가부시끼가이샤 | 액체 작용장치의 이상검출장치 |
CN102330262A (zh) * | 2011-07-21 | 2012-01-25 | 吴江市锦邦纺织品有限公司 | 织布机废边收集器 |
CN103469450A (zh) * | 2013-09-16 | 2013-12-25 | 浙江富客莱化纤有限公司 | 一种提花喷水织机 |
CN105671753A (zh) * | 2016-04-15 | 2016-06-15 | 苏州市丹纺纺织研发有限公司 | 一种水流式捕纬器 |
-
1996
- 1996-12-26 JP JP35764896A patent/JPH10195739A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100509383B1 (ko) * | 2001-09-19 | 2005-08-22 | 쓰다고마 고교 가부시끼가이샤 | 액체 작용장치의 이상검출장치 |
WO2003031705A1 (fr) * | 2001-10-03 | 2003-04-17 | Tsudakoma Kogyo Kabushiki Kaisha | Procede et dispositif de stockage d'extremite de trame |
WO2003031704A1 (fr) * | 2001-10-03 | 2003-04-17 | Tsudakoma Kogyo Kabushiki Kaisha | Collecteur d'extremites de trame |
US6880584B1 (en) | 2001-10-03 | 2005-04-19 | Tsudakoma Kogyo Kabushiki Kaisha | Weft end collector |
CN102330262A (zh) * | 2011-07-21 | 2012-01-25 | 吴江市锦邦纺织品有限公司 | 织布机废边收集器 |
CN103469450A (zh) * | 2013-09-16 | 2013-12-25 | 浙江富客莱化纤有限公司 | 一种提花喷水织机 |
CN105671753A (zh) * | 2016-04-15 | 2016-06-15 | 苏州市丹纺纺织研发有限公司 | 一种水流式捕纬器 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040713 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040803 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050215 |