JP2003113353A - 転写テープ - Google Patents
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Abstract
切断することができる転写テープを提供する。 【解決手段】 粘着塗剤に針状粒子を含有した。粘着力
を高くすると、粘着成分同士の粘性が高いため切断しに
くい膜が形成される。基材に対する粘着塗剤の塗布面以
外の方向に力が加わると、粘着塗剤の膜が薄くなり、膜
を針状粒子が突き破り、粘着塗剤を切断する。そして、
切断された粘着塗剤は、切断端部が針状粒子に引きつけ
られ、結果として糸を引くことなく完全に切断される。
Description
持し、所定の位置で確実に切断することができる転写テ
ープに関するものである。
形成された粘着層を有する転写テープを用いた転写具
は、基材上の粘着層を被転写体に転写し、被転写体と該
被転写体に転写した粘着層を介して貼着体を貼着する。
この種の転写具は、上記未だ使用していない転写テープ
を巻装した送出軸と、粘着層を転写した後の基材を巻き
取る巻取軸と、該送出軸と巻取軸との転写テープの搬送
経路の途中箇所に設けて外部に露出した転写部とを備え
る。
押しつけ、その状態で全体を移動させて被転写体に粘着
層を転写し、所望の箇所で転写具(全体)を被転写体か
ら離間させることで、転写部において基材上の粘着層が
被転写体側と該転写テープ側との間で切断される。
という観点から、近年では粘着層の切断容易性が重要視
されている。すなわち、粘着層は、被転写体と貼着体と
を貼着するから当然に粘着力を有する。しかしこの粘着
力が高いと、所望の位置で粘着層を切断しようとしても
容易に切断できず、被転写体側と基材側との間で糸を引
いた状態になることがある(以下、この現象を「糸引
き」という)。
に糸引きの終端を有する場合は、被転写体において糸引
きの終端部が集合した団子状の塊が生じ、被転写体と貼
着体との貼着状態に段が生じたり、隙間が生じたりして
良好に貼着できない。一方、例えば基材側に糸引きの終
端を有する場合も同様に、次に使用する際に、上記団子
状の塊が被転写体に転写されてしまったり、ときには所
望の位置から粘着層を転写開始することができない場合
も生じる。さらには、転写具自体に粘着層が付着して走
行に悪影響を及ぼす虞がある。
に、例えば特開2000−98233号では、基材にお
いて粘着層側で該基材の両幅方向に亘って突出した突部
を転写テープの送り出し(巻き取り)方向に平行に複数
設け、この突部により粘着層を部分的に薄膜化した塗膜
転写テープが提案されている。また、特開2001−1
92625号では、粘着層を基材上に所定単位の大きさ
で切断した状態に配した感圧転写式粘着テープが提案さ
れている。
引きが抑制されたとしても、予め決められた突部の位置
で、あるいは所定単位の大きさでしか切断できず、した
がって所望の位置(大きさ又は長さ)で粘着層を切断す
ることができない。また、特別な基材を製造する手間
や、基材上に所定単位毎に切断した塗剤を塗布するため
の設備等を要する点でコストが高くなるといった問題が
ある。
所望の位置で粘着層を容易に切断するために、従来、例
えば特公平6−62920号では、接着剤の水性分散液
中にアルギン酸を微細分散させることにより、粘着層の
膜性を弱めて切断を容易にする接着剤転写テープが提案
されている。また、例えば特開2001−240812
号では、粘着層中にフィラーを含有させ、粘着層層の厚
み/フィラー粒径=0.6〜8.0とし、かつ粘着層層
の厚みを5〜200μmとした感圧転写粘着テープが提
案されている。
た特開2001−240812号などで提案されるフィ
ラーを含有させたものは、フィラーが球状であったた
め、粘着層の膜を切断するという効果を確実に得ること
ができず、膜厚によっては切断効果を得ることができな
いといった問題があった。また、フィラーの量を増や
す、もしく粘着層の厚みを厚くすることで切断は容易と
なるが、逆に粘着力が低下してしまうといった問題があ
った。
る接着剤転写テープは、粘着層の膜性は弱くなり切断は
容易となるものの、アルギン酸の分散不良が原因で粘着
力が極端に低下したり、不必要な位置で切断したりする
可能性があったので、粘着層全体としての切断効果を確
実に得ることができなかった。
り、強固な粘着力を維持し、所定の位置で確実に切断す
ることができる転写テープを提供することを目的とす
る。
めに、本発明は、粘着層に針状粒子を含有した。このよ
うにすることで、粘着力を阻害することなく所望の位置
で容易に切断できる。また、本発明は、前記において選
択的に、針状粒子のモース硬度を6以上としたり、針状
粒子の最大粒子径を5〜30μm、かつ粒子長さ30〜
500μmとしたり、粘着層組成中、針状粒子を1.0
〜3.0重量%含有したりすることで、前記効果をより
一層顕著に得ることができる。
なされたものである。すなわち、従来のフィラーは、そ
の目的が粘着層の主成分同士の粘性(粘着層の膜性)を
弱める(分断する)ことで全体としての粘着力を低下さ
せ、これにより切断を容易とするものである。したがっ
て従来のフィラーは球状とされていた(フィラーによる
切断については着目されていない)ので、結果として切
断が容易となると同時に粘着力が低くなっていた。
粘着力の低下させず、むしろ粘着層の主成分同士の粘性
を高めて全体の粘着力を強化したときに、積極的に粘着
層の膜を切断する改善を行った。その結果、粘着層に針
状、望ましくは尖塔状(端部が尖っている形状)の粒子
を含有した。
たように尖塔状であることが望ましく、柱状であっても
よいが、そのときは最大粒子径と粒子の長さの比が、
1:3以上の棒状(球状ではない)である粒子が、全針
状粒子中において90%以上の状態のものを意味するこ
ととする。
くすると、上記したように粘着成分同士の粘性が高いた
め切断しにくい膜が形成されるが針状粒子を含有させる
ことで、基材に対する粘着層の塗布面以外の方向に力が
加わり、粘着層の膜が薄くなった後、膜を針状粒子が突
き破り、粘着層を切断することとなる。そして、切断さ
れた粘着層は、切断端部が針状粒子に引きつけられ、結
果として糸を引くことなく完全に切断される。
て好適である材料は、例えばガラス、ケイカイ石、セピ
オライト、クリソタイル、針状ホウ酸アルミニウム、針
状酸化チタン、針状チタン酸カリウムなどである。
粘着層は、基材から被転写体に良好に転写され、被転写
体と貼着体との間で互いを強固に貼着する。そして、所
望の位置で、被転写体に対する水平面以外の方向に転写
テープを移動させることで、針状粒子が粘着層の膜を突
き破り、粘着層を確実に切断する。
することに加えて、モース硬度を6以上とした。モース
硬度とは、物質の硬度を示す基準の一つであり、最も柔
らかい鉱物から最も硬いダイヤモンドまで、10種類の
基準を選定し、どの標準鉱物で初めて傷が付くかを調べ
て10段階での位置付けを決定する。また、俗称として
引っ掻き硬度とも言われ、絶対的な硬度の数値を示して
いるのではなく、単に硬い順番を比較して順列を付けた
ものである。その標準鉱物とその硬度は、ダイアモン
ド:10、コランダム:9、トパーズ:8、クォーツ:
7、フェルドスパー:6、アパタイト:5、フローライ
ト:4、カルサイト:3、石膏:2、タルク:1であ
る。
ス硬度を6以上とした理由は、モース硬度が6より軟ら
かいと、粘着層の主成分に針状粒子を含有させて、最終
的な転写テープを製作する段階で、針状の形状が崩れや
すいためである。そして、モース硬度が6以上の針状粒
子を含有させることで、より容易に粘着層の膜を突き破
ることができ、粘着層を容易に切断することができる。
材料としては、ガラス、針状酸化チタン、針状ホウ酸ア
ルミニウムである。これらを用いることで、転写テープ
の製作過程で針状形状が崩れることなく、上記効果をよ
り確実に得ることができる。
粒子の最大粒子径を5〜30μm、かつ粒子長さ30〜
500μmとした。この理由は、針状粒子の最大粒子径
が5μmより小さく、かつ粒子長さが30μmより短い
と、粘着層の切断容易性に寄与しない傾向が強くなり、
また、針状粒子の最大粒子径が30μmより大きく、か
つ粒子長さが500μmより長いと、グラビアコーター
のスムーサー、キスコーターのメイヤバーに針状粒子が
引っかかることによる塗工すじが生じて塗工性が悪化す
る傾向が強くなる。
層組成中、針状粒子を1.0〜3.0重量%含有するこ
ととした。この理由は、針状粒子を1.0%より低くす
ると、切断容易性を安定して維持することができない場
合が生じ、3.0%より高くすると、粘着力が低下する
場合が生じるからである。
成分としては、次の材料を用いればよい。粘着剤として
は、例えばアクリル系、ゴム系、シリコン系などを使用
する。さらに、必要に応じて粘着付与剤として例えばロ
ジン系、テルペン系などを使用する。また、着色剤とし
ては、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリー
ン、ブリリアントカーミン6B、パーマネントイエロー
H10G、レーキレッドなどの有機顔料を用いること
で、色彩の鮮明性、堅牢性の点で良好となる。また、前
記の他に、はじき防止剤、保存剤などを含有させてもよ
い。
リエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニルなどのプ
ラスチックフィルムや、グラシン紙などを使用する。ま
た、場合により、基材の片面又は両面にシリコーン樹脂
又はフッ素樹脂による離型処理を施してもよい。
15〜55μmが好ましい。この理由は、5μmより薄
くなると転写テープとして皺になったり折れ曲がりやす
くなり、これに起因して走行不良を起こす可能性があ
る。一方、60μmより厚くなると転写具内の限られた
スペースでの長尺化が困難になり、材料費のコストが増
加すると共に、上記と逆に折れ曲がりにくくなり走行不
良や転写不良を起こす可能性がある。
15〜30μmが好ましい。この理由は、15μmより
薄いと粘着力が弱くなる場合が生じ、また、30μmよ
り厚くなると切断容易性を安定して維持することができ
ない場合が生じるからである。なお、粘着層は、基材に
対してキスコーター、グラビアコーター、コンマコータ
ーのいずれを方法によってでも塗工することができる。
果について説明する。以下において、実施例1〜11は
本発明を採用した態様であり、各々の実施例における請
求項の対応は図1及び図2に示す。また、比較例は本発
明を採用しない態様である。さらに、実施例1〜7及び
比較例1,2の各々において針状粒子又は球状粒子は、
1.0重量部として統一した。その他の条件について
は、図1及び図2に各々示す。
されている。 ・針状又は球状粒子:1.0重量部(実施例1〜7及び
比較例1,2) ・エマルジョン型アクリル系粘着剤:37.0重量部
(固形分換算重量部) ・ロジン系粘着付与剤:4.5重量部(固形分換算重量
部) ・フタロシアニンブルー着色剤:1.5重量部 ・はじき防止剤:2.5重量部 ・水:53.5重量部 なお、実施例8〜11については、上記配合より針状又
は球状粒子の重量部のみ図12の通り変化させ、その他
の成分については、上記配合と同じ重量部である。
に記す。 (塗工性)転写テープを製作する際、両面を離型処理さ
れた25μmポリエチレンテレフタレートフィルム(基
材)に上記各例の粘着層をキスコーターによって各々の
塗布厚となるように塗工して形成した。そのときの塗面
の外観について評価した。 「5」外観上全く問題がない。 「4」外観上ほぼ問題がない。 「3」外観上若干の塗工すじがある(使用に際して問題
がない)。 「2」外観上塗工すじが目立つ(使用に際して問題がな
い)。 「1」キスコーターのメイヤバーに針状又は球状粒子が
引っかかることで生じたと思われる塗工すじが顕著に生
じ、使用上にも問題が生じた。
に幅8.4mmの転写具を用いて粘着層を10cm転写
した後に、そのまま転写具の操作移動方向に該転写具を
移動させつつ被転写体に対して30°の角度で引き上げ
ることにより切断する実験を各例につき10回行って、
糸引きが生じた回数について評価した。 「5」糸引きが生じなかった。 「4」1〜2回、1mm未満の糸引きが生じた。 「3」3〜4回、1mm未満の糸引きが生じた。 「2」1〜3回、1mm以上の糸引きが生じた。 「1」4回以上、1mm以上の糸引きが生じた。
に幅8.4mmの転写具を用いて粘着層を10cm転写
した後に、そのまま転写具を被転写体に対して90°の
角度で引き上げることにより切断する実験を各例につき
10回行って、糸引きが生じた回数について評価した。 「5」糸引きが生じなかった。 「4」1〜2回、1mm未満の糸引きが生じた。 「3」3〜4回、1mm未満の糸引きが生じた。 「2」1〜3回、1mm以上の糸引きが生じた。 「1」4回以上、1mm以上の糸引きが生じた。
mmの転写具を用いて粘着層を転写し、その後同材質の
上質紙を貼着体として貼着し、2kgのローラを2往復
させて両者を貼着し、3分経過後、貼着体を剥離した。
そのときの貼着体の貼着面の状態について評価した。 「5」全面が破れた。 「4」貼着面全体の70〜100%未満破れた 「3」貼着面全体の50〜70%未満破れた。 「2」貼着面全体の50%未満破れた。もしくは貼着面
が毛羽立った。 「1」貼着前と変わらない。
用し、かつ請求項3の規定数値を変動した実施例1〜6
と、本発明を全く採用しない比較例1,2について、評
価結果(切断性についてはテストA)と、請求項の対応
とを示している。なお、総合評価は良好な順から◎○△
×で示し、括弧内は上記した評価点の総計である。ま
た、請求項の対応欄において○は対応していることを、
△は対応するが範囲中心値より上下限に近い値であるこ
とを、×は対応していないことを示す。
て説明する。 ・比較例1は、総合評価×(11)であった。この理由
は、粒子の形状が球状であることにより、切断性テスト
Aの評価が悪かったことに起因している。 ・比較例2は、総合評価×(9)であった。この理由
は、比較例1より粘着層の塗布厚を薄くしたことによ
り、比較例1より切断性テストAの評価は向上したもの
の、粘着力の評価が低下したことに起因している。
た。この理由は、針状粒子のモース硬度が4.5のケイ
カイ石を用いていること、及び針状粒子の最大粒径と粒
子長さ(以下、これを「粒子寸法」という)が下限を超
えているために、切断性テストAの評価が低かったこと
に起因する。しかし針状粒子を用いていることで、比較
例1,2よりは総合的に良い結果となった。
り、実施例1より良い結果となった。この理由は、モー
ス硬度が下限を超えているものの、粒子寸法が範囲内の
下限値であったため、切断性テストAの評価が向上した
ことに起因する。また、針状粒子を用いていることで、
比較例1,2よりは総合的に良い結果となった。
あり、図1に示す各例中で最良の結果となった。この理
由は、モース硬度が下限を超えているものの、粒子寸法
が範囲内にあるため、切断性テストAの評価が向上した
ことに起因する。
り、実施例3,4に較べると若干劣る結果となった。こ
の理由は、粒子寸法が、範囲内の上限に近い値であった
ため、塗工性の評価が実施例3,4に較べて若干低下し
たことに起因する。また、針状粒子を用いていること
で、比較例1,2よりは総合的に良い結果となった。
り、実施例3,4に較べると若干劣る結果となった。こ
の理由は、粒子寸法が、範囲内の上限を超えたため、塗
工性の評価が実施例3,4に較べて低下したことに起因
する。また、針状粒子を用いていることで、比較例1,
2よりは総合的に良い結果となった。
ては、本発明の少なくとも請求項1を採用した実施例1
〜6は、本発明を全く採用しない比較例1,2に較べ
て、総合的に良好な結果を得ることができた。そして、
実施例1〜6においては、針状粒子の最大粒径が5〜3
0μm、粒子長さが30〜500μmとすれば総合評価
が向上することが判明した。
施例4と、請求項1に請求項2,3を採用し、かつ請求
項4の規定数値を変動した実施例7〜11について、評
価結果(切断性についてはテストB)と、請求項の対応
とを示している。したがって実施例7〜11における実
施例8〜11は、針状粒子の量をそれぞれ0.3、0.
5、1.4、1.7重量部に変えて含有割合を変動させ
ている。なお、総合評価は良好な順から◎○△×で示
し、括弧内は上記した評価点の総計である。また、請求
項の対応欄において○は対応していることを、△は対応
するが範囲中心値より上下限に近い値であることを、×
は対応していないことを示す。
て説明する。 ・実施例4は、総合評価△(12)であった。この理由
は、モース硬度が下限を超えているために、切断性テス
トBの評価が悪かったことに起因している。なお、以
下、図2においては実施例4を基準として優劣の評価を
記すが、全てにおいて図1に示した比較例1,2より良
好な結果を得ることができた。
1及び図2の全ての例中最も良好な結果となった。この
理由は、モース硬度の規定6以上を満たしているで切断
性テストBの評価が実施例4に較べて向上したことに加
え、本発明の全ての規定を満たしていることに起因す
る。
施例7よりは劣るものの、実施例4よりは良好な結果を
得ることができた。この理由は、粒子の含有割合が、下
限を超えているために、切断性テストBの評価が低かっ
たことに起因する。
施例7よりは若干劣るものの、実施例8よりは良好な結
果を得ることができた。この理由は、粒子の含有割合
が、範囲内の下限値であるために、切断性テストBの評
価が実施例8より向上したことに起因する。
実施例7よりは若干劣るものの、実施例9と同等の結果
を得ることができた。この理由は、粒子の含有割合が範
囲内の上限値であるために、切断性テストBの評価が実
施例9より向上したが、実施例9に較べて粘着力が低下
したことに起因する。
実施例7よりは劣るものの、実施例4に較べては良好な
結果を得ることができた。この理由は、粒子の含有割合
が、上限を超えているために、粘着力が低下したことに
起因する。
ては、本発明の少なくとも請求項1,2,3を採用した
実施例7〜11は、特に請求項2を採用しない実施例4
に較べて、総合的に良好な結果を得ることができた。そ
して、実施例7〜11においては、針状粒子のモース硬
度を6以上とすることにより切断性が良好となり、ま
た、特に実施例7,9,10と実施例8,11との比較
より、針状粒子の含有割合は1.0〜3.0重量%とす
ることでより良好な結果を得ることができることが判明
した。
粘着層に針状粒子を含有したので、粘着力を維持しつつ
も、所望の箇所で確実に、かつ糸引きを生じることなく
粘着層を切断することができる。そして、仮に粘着力を
高くしても、6以上の範囲内のモース硬度とされた針状
粒子を採用したり、また、最大粒子径を5〜30μm、
かつ粒子長さ30〜500μmとした針状粒子を採用し
たり、粘着層組成中、針状粒子を1.0〜3.0重量%
の範囲で調整したりすることで、上記した作用効果を得
ることができると共に一層顕著にできる。
合評価を示す図である。
す図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 基材に塗布された粘着層を基材から剥離
し、被転写体に転写して貼着層を形成する転写テープに
おいて、前記粘着層に針状粒子を含有したことを特徴と
する転写テープ。 - 【請求項2】 針状粒子のモース硬度を6以上としたこ
とを特徴とする請求項1記載の転写テープ。 - 【請求項3】 針状粒子の最大粒子径を5〜30μm、
かつ粒子長さ30〜500μmとしたことを特徴とする
請求項1又は2記載の転写テープ。 - 【請求項4】 粘着層組成中、針状粒子を1.0〜3.
0重量%含有したことを特徴とする請求項1乃至3のい
ずれかに記載の転写テープ。
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