JPH091986A - 塗布具における転写テープ送出、巻取り部 - Google Patents
塗布具における転写テープ送出、巻取り部Info
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- JPH091986A JPH091986A JP17967795A JP17967795A JPH091986A JP H091986 A JPH091986 A JP H091986A JP 17967795 A JP17967795 A JP 17967795A JP 17967795 A JP17967795 A JP 17967795A JP H091986 A JPH091986 A JP H091986A
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- taper
- collar
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H37/00—Article or web delivery apparatus incorporating devices for performing specified auxiliary operations
- B65H37/002—Web delivery apparatus, the web serving as support for articles, material or another web
- B65H37/005—Hand-held apparatus
- B65H37/007—Applicators for applying coatings, e.g. correction, colour or adhesive coatings
Landscapes
- Adhesive Tape Dispensing Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な構造により、供給リールカラーと供給
ギアとの係合固定力を可変とするものである。 【構成】 可変ボタン(16)の回動により上下方向へ
摺動自在となる逆円錐台形状のテーパー(14)を上方
より供給リールカラー(10)内側に嵌入するととも
に、そのテーパー(14)の逆円錐台形状の傾斜面と供
給リールカラー(10)の内壁面と供給ギア軸(9)上
面とにそれぞれ当接するOリング(11)を介して、供
給ギア軸(9)を供給リールカラー(10)の内側に嵌
入固定するものであるので、そのテーパー(14)を摺
動させることにより、供給ギア軸(9)と供給リールカ
ラー(10)との係合固定力を任意に変動させることが
できるものである。
ギアとの係合固定力を可変とするものである。 【構成】 可変ボタン(16)の回動により上下方向へ
摺動自在となる逆円錐台形状のテーパー(14)を上方
より供給リールカラー(10)内側に嵌入するととも
に、そのテーパー(14)の逆円錐台形状の傾斜面と供
給リールカラー(10)の内壁面と供給ギア軸(9)上
面とにそれぞれ当接するOリング(11)を介して、供
給ギア軸(9)を供給リールカラー(10)の内側に嵌
入固定するものであるので、そのテーパー(14)を摺
動させることにより、供給ギア軸(9)と供給リールカ
ラー(10)との係合固定力を任意に変動させることが
できるものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、塗布具、特に塗布具
本体内に内蔵する糊或は修正塗膜転写テープ(以下「転
写テープ」という。)により接着或は修正してなる塗布
具における転写テープ送出、巻取り部の構造に関する。
本体内に内蔵する糊或は修正塗膜転写テープ(以下「転
写テープ」という。)により接着或は修正してなる塗布
具における転写テープ送出、巻取り部の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、塗布具、特に塗布具本体内に内蔵
する転写テープにより接着或は修正してなる塗布具にお
ける転写テープ送出、巻取り部は、塗布具本体内に内蔵
されると共に、供給リールカラー及び巻取りリールカラ
ーに各々一体となり、互に噛合する供給ギアと巻取りギ
アとの駆動により、上記塗布具の先端に配設される転写
ヘッドに対して、供給リールカラーに巻回される未使用
の転写テープを送出すると同時に、転写ヘッドを経由し
た使用済みの転写テープを巻取りリールカラーに巻回す
るものが一般的であり、上記カラーに巻取られる転写テ
ープを塗布具より取り外すことにより転写テープの交換
をするものである。
する転写テープにより接着或は修正してなる塗布具にお
ける転写テープ送出、巻取り部は、塗布具本体内に内蔵
されると共に、供給リールカラー及び巻取りリールカラ
ーに各々一体となり、互に噛合する供給ギアと巻取りギ
アとの駆動により、上記塗布具の先端に配設される転写
ヘッドに対して、供給リールカラーに巻回される未使用
の転写テープを送出すると同時に、転写ヘッドを経由し
た使用済みの転写テープを巻取りリールカラーに巻回す
るものが一般的であり、上記カラーに巻取られる転写テ
ープを塗布具より取り外すことにより転写テープの交換
をするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものにおいては、供給リールカラー及び巻取りリー
ルカラーに各々一体となり、互いに噛合する供給ギアと
巻取りギアは、塗布具本体の内壁に一体に形成される固
定軸により回動自在に軸着され、更に各ギアの軸芯が各
リールカラーに嵌入固定されているものであり、特に未
使用の転写テープを塗布具本体の先端に配設される転写
ヘッドに対して送出してなる供給リールカラーにおいて
は、供給リールカラーの供給ギアに対する空転を防止す
るために、供給リールカラーと供給ギア間にOリングを
嵌挿した上、供給ギア軸を供給リールカラー内側に嵌入
して両者が固定されているが、勢いよく塗布具により糊
或は修正塗膜による塗布或は修正作業を行うと、供給リ
ールカラーが供給ギア軸に対して空転し、塗布具本体内
に転写テープが溢れ、次に使用する際には転写テープを
送出し、巻取ることができず、糊或は修正塗膜による塗
布或は修正作業を円滑に行うことができなくなってしま
う欠点がある。
来のものにおいては、供給リールカラー及び巻取りリー
ルカラーに各々一体となり、互いに噛合する供給ギアと
巻取りギアは、塗布具本体の内壁に一体に形成される固
定軸により回動自在に軸着され、更に各ギアの軸芯が各
リールカラーに嵌入固定されているものであり、特に未
使用の転写テープを塗布具本体の先端に配設される転写
ヘッドに対して送出してなる供給リールカラーにおいて
は、供給リールカラーの供給ギアに対する空転を防止す
るために、供給リールカラーと供給ギア間にOリングを
嵌挿した上、供給ギア軸を供給リールカラー内側に嵌入
して両者が固定されているが、勢いよく塗布具により糊
或は修正塗膜による塗布或は修正作業を行うと、供給リ
ールカラーが供給ギア軸に対して空転し、塗布具本体内
に転写テープが溢れ、次に使用する際には転写テープを
送出し、巻取ることができず、糊或は修正塗膜による塗
布或は修正作業を円滑に行うことができなくなってしま
う欠点がある。
【0004】上記欠点を解決する手段として、通常供給
リールカラーと一体となる供給ギアを逆回転させて塗布
具本体内に余分に送出されて余った未使用の転写テープ
を供給リールカラーに再度巻戻せるように巻戻しボタン
を装着してはいるが、大量に塗布具本体内に未使用の転
写テープが溢れた場合には、使用者にとっては著しく煩
雑な供給リールカラーへの巻戻し作業を強いることとな
る上、使用者が巻戻すに当って無理に未使用の転写テー
プを巻戻そうとすると、転写テープが切断するおそれも
ある。
リールカラーと一体となる供給ギアを逆回転させて塗布
具本体内に余分に送出されて余った未使用の転写テープ
を供給リールカラーに再度巻戻せるように巻戻しボタン
を装着してはいるが、大量に塗布具本体内に未使用の転
写テープが溢れた場合には、使用者にとっては著しく煩
雑な供給リールカラーへの巻戻し作業を強いることとな
る上、使用者が巻戻すに当って無理に未使用の転写テー
プを巻戻そうとすると、転写テープが切断するおそれも
ある。
【0005】そして特に、製造工程において供給リール
カラーの内径及び供給ギア軸の外径の各寸法が正確に製
作されていないと、供給リールカラーの内側に供給ギア
軸をOリングを介して嵌入、固定しても、充分な係合固
定を得ることができず、供給リールカラーが供給ギア軸
に対して容易に空転するという欠点が生じ易く、又、温
度変化や湿度によるOリング嵌挿部の表面状態の変化の
影響も大きく作用し、更に逆にそれらの寸法を正確に製
作するには、検査等のコストを増大させるという欠点が
あった。
カラーの内径及び供給ギア軸の外径の各寸法が正確に製
作されていないと、供給リールカラーの内側に供給ギア
軸をOリングを介して嵌入、固定しても、充分な係合固
定を得ることができず、供給リールカラーが供給ギア軸
に対して容易に空転するという欠点が生じ易く、又、温
度変化や湿度によるOリング嵌挿部の表面状態の変化の
影響も大きく作用し、更に逆にそれらの寸法を正確に製
作するには、検査等のコストを増大させるという欠点が
あった。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのために、塗布具本体
内に内蔵される転写テープ送出、巻取り部において、可
変ボタンの回動により上下方向へ摺動自在となる逆円錐
台形状のテーパーを上方より供給リールカラー内側に嵌
入するとともに、そのテーパーの逆円錐台形状の傾斜面
と供給リールカラーの内壁面と供給ギア軸上面とにそれ
ぞれ当接するOリングを介して、供給ギア軸を供給リー
ルカラーの内側に嵌入固定してなるものである。
内に内蔵される転写テープ送出、巻取り部において、可
変ボタンの回動により上下方向へ摺動自在となる逆円錐
台形状のテーパーを上方より供給リールカラー内側に嵌
入するとともに、そのテーパーの逆円錐台形状の傾斜面
と供給リールカラーの内壁面と供給ギア軸上面とにそれ
ぞれ当接するOリングを介して、供給ギア軸を供給リー
ルカラーの内側に嵌入固定してなるものである。
【0007】
【作用】上記構成を具えるので、可変ボタンの回動によ
るテーパーの位置調整により、Oリングと供給リールカ
ラーの内壁面及び供給ギア軸上面間の係合固定力を任意
に変化させることができるので、供給リールカラーの内
径及び供給ギア軸の外径の各寸法が正確に製作されてい
なくとも、そのテーパーの位置調整により係合固定力を
増大させることによって、勢いよく塗布具により糊或は
修正塗膜による塗布或は修正作業を行った場合において
も、供給リールカラーの空転を防止することができ、
又、逆に、塗布具の利用者において、同様にそのテーパ
ーの位置調整をすることにより、それぞれ自己の好みに
応じた転写テープの送行抵抗を選択することが可能とな
り限界で使用できるので、使い始めから終りに近づくに
つれての供給リール、巻取りリールの直径変化に伴う送
行抵抗の増減にも充分対応でき、各利用者にとって塗布
具の利用をよりより快適にすることができる。
るテーパーの位置調整により、Oリングと供給リールカ
ラーの内壁面及び供給ギア軸上面間の係合固定力を任意
に変化させることができるので、供給リールカラーの内
径及び供給ギア軸の外径の各寸法が正確に製作されてい
なくとも、そのテーパーの位置調整により係合固定力を
増大させることによって、勢いよく塗布具により糊或は
修正塗膜による塗布或は修正作業を行った場合において
も、供給リールカラーの空転を防止することができ、
又、逆に、塗布具の利用者において、同様にそのテーパ
ーの位置調整をすることにより、それぞれ自己の好みに
応じた転写テープの送行抵抗を選択することが可能とな
り限界で使用できるので、使い始めから終りに近づくに
つれての供給リール、巻取りリールの直径変化に伴う送
行抵抗の増減にも充分対応でき、各利用者にとって塗布
具の利用をよりより快適にすることができる。
【0008】
【実施例】この発明を図に示す実施例により更に説明す
る。(1)はこの発明の実施例である塗布具であり、こ
の塗布具(1)は上下に分離可能な上ケース(2)と下
ケース(3)内に転写テープ(4)の送出、巻取り部を
内蔵することによって構成され、(5)は供給ギア回転
軸であり、(6)は巻取りギア回転軸であって、いずれ
も下ケース(3)に一体に形成され、それぞれに供給ギ
ア(7)と巻取りギア(8)が嵌合された際、各ギア
(7)(8)が互に噛合するよう位置が調整されてい
る。(9)は供給ギア軸であって、前記供給ギア回転軸
(5)に回動自在に嵌合するとともに、2重に構成さ
れ、その内側軸(9’)は外側軸(9”)よりも低く、
又、外側軸(9”)は供給ギア回転軸(5)よりも低
く、(10)は供給リールカラーであって、供給ギア軸
(9)の外側軸(9”)にOリング(11)を介して嵌
合される。(11)はOリングであって、供給ギア軸
(9)の外側軸(9”)上に載置され、(12)はスラ
イドコマであって、上部に突出する調整螺子(13)
は、上ケース(2)に突出して回動自在に設けられる可
変ボタン(16)下部の、螺子山を配設された受け孔
(17)に螺合し、一方、下部には中空の逆円錐台形状
のテーパー(14)が設けられ、その中空部分には、回
り止めスプライン(15)が軸方向に設けられ、供給ギ
ア回転軸(5)の外側に軸方向に設けられた回り止め溝
(18)と係合し、(19)は可変ボタン脚であって可
変ボタン(16)の周囲に設けられ、可変ボタン孔(2
0)より可変ボタン(16)の頭頂部が上ケース(2)
上に突出して、可変ボタン(16)の操作を可能とする
際、上ケース(2)の可変ボタン孔(20)周縁と係合
して、可変ボタン(16)の上ケース(2)からの離脱
を防止する。(21)は転写ヘッドであって、下ケース
(3)の先端部に配設され、供給リールカラー(10)
に巻回された転写テープ(4)はその転写ヘッド(2
1)に掛け渡された上、巻取りギア(8)と同軸に嵌合
固定されている巻取りリールカラー(22)に巻き取ら
れる。
る。(1)はこの発明の実施例である塗布具であり、こ
の塗布具(1)は上下に分離可能な上ケース(2)と下
ケース(3)内に転写テープ(4)の送出、巻取り部を
内蔵することによって構成され、(5)は供給ギア回転
軸であり、(6)は巻取りギア回転軸であって、いずれ
も下ケース(3)に一体に形成され、それぞれに供給ギ
ア(7)と巻取りギア(8)が嵌合された際、各ギア
(7)(8)が互に噛合するよう位置が調整されてい
る。(9)は供給ギア軸であって、前記供給ギア回転軸
(5)に回動自在に嵌合するとともに、2重に構成さ
れ、その内側軸(9’)は外側軸(9”)よりも低く、
又、外側軸(9”)は供給ギア回転軸(5)よりも低
く、(10)は供給リールカラーであって、供給ギア軸
(9)の外側軸(9”)にOリング(11)を介して嵌
合される。(11)はOリングであって、供給ギア軸
(9)の外側軸(9”)上に載置され、(12)はスラ
イドコマであって、上部に突出する調整螺子(13)
は、上ケース(2)に突出して回動自在に設けられる可
変ボタン(16)下部の、螺子山を配設された受け孔
(17)に螺合し、一方、下部には中空の逆円錐台形状
のテーパー(14)が設けられ、その中空部分には、回
り止めスプライン(15)が軸方向に設けられ、供給ギ
ア回転軸(5)の外側に軸方向に設けられた回り止め溝
(18)と係合し、(19)は可変ボタン脚であって可
変ボタン(16)の周囲に設けられ、可変ボタン孔(2
0)より可変ボタン(16)の頭頂部が上ケース(2)
上に突出して、可変ボタン(16)の操作を可能とする
際、上ケース(2)の可変ボタン孔(20)周縁と係合
して、可変ボタン(16)の上ケース(2)からの離脱
を防止する。(21)は転写ヘッドであって、下ケース
(3)の先端部に配設され、供給リールカラー(10)
に巻回された転写テープ(4)はその転写ヘッド(2
1)に掛け渡された上、巻取りギア(8)と同軸に嵌合
固定されている巻取りリールカラー(22)に巻き取ら
れる。
【0009】この発明は以上の構成を具えるので、供給
ギア(7)と供給リールカラー(10)とを同軸に嵌合
固定する際、先ず、下ケース(3)に一体に設けられた
供給ギア回転軸(5)に供給ギア軸(9)を嵌入する。
次に、供給リールカラー(10)を供給ギア軸(9)に
嵌合した上、その供給ギア軸(9)の外側軸(9”)上
にOリング(11)を配設する。そして、供給ギア軸
(9)を貫通して上部に突出する供給ギア回転軸(5)
を、スライドコマ(12)のテーパー(14)の中空部
分に、その中空部分に設けられた回り止めスプライン
(15)と供給ギア回転軸(5)の外側に設けられた回
り止め溝(18)を係合させつつ嵌入する。これによ
り、スライドコマ(12)のテーパー(14)側面は、
供給ギア軸(9)の外側軸(9”)上に配設されたOリ
ング(11)に当接し、テーパー(14)が逆円錐台形
状をしていることから、スライドコマ(12)のテーパ
ー(14)の中空部分に供給ギア回転軸(5)が深く嵌
入すればする程、テーパー(14)の側面はOリング
(11)を供給ギア軸(9)の外側軸(9”)及び供給
リールカラー(10)の内壁面により強力に押圧するこ
ととなり、供給リールカラー(10)と供給ギア軸
(9)とをより強固に嵌合固定することができる。
ギア(7)と供給リールカラー(10)とを同軸に嵌合
固定する際、先ず、下ケース(3)に一体に設けられた
供給ギア回転軸(5)に供給ギア軸(9)を嵌入する。
次に、供給リールカラー(10)を供給ギア軸(9)に
嵌合した上、その供給ギア軸(9)の外側軸(9”)上
にOリング(11)を配設する。そして、供給ギア軸
(9)を貫通して上部に突出する供給ギア回転軸(5)
を、スライドコマ(12)のテーパー(14)の中空部
分に、その中空部分に設けられた回り止めスプライン
(15)と供給ギア回転軸(5)の外側に設けられた回
り止め溝(18)を係合させつつ嵌入する。これによ
り、スライドコマ(12)のテーパー(14)側面は、
供給ギア軸(9)の外側軸(9”)上に配設されたOリ
ング(11)に当接し、テーパー(14)が逆円錐台形
状をしていることから、スライドコマ(12)のテーパ
ー(14)の中空部分に供給ギア回転軸(5)が深く嵌
入すればする程、テーパー(14)の側面はOリング
(11)を供給ギア軸(9)の外側軸(9”)及び供給
リールカラー(10)の内壁面により強力に押圧するこ
ととなり、供給リールカラー(10)と供給ギア軸
(9)とをより強固に嵌合固定することができる。
【0010】このスライドコマ(12)のテーパー(1
4)の中空部分への供給ギア回転軸(5)の嵌入程度の
具体的な調整方法は以下の通りである。すなわち、スラ
イドコマ(12)の調整螺子(13)を可変ボタン(1
6)の受け孔(17)に嵌入し、その螺子山と螺合させ
る。そして、上ケース(2)の可変ボタン孔(20)か
ら可変ボタン(16)の頭頂部を突出させつつ、上ケー
ス(2)と下ケース(3)を係合固定する。この状態で
可変ボタン(16)を回動すると、可変ボタン(16)
は可変ボタン脚(19)の上ケース(2)への係合によ
り、上ケース(2)に対して上方向は制限され、下方向
はOリングの反発で制限されるよう固定されるので、可
変ボタン(16)の受け孔(17)に螺合されたスライ
ドコマ(12)の調整螺子(13)は、その受け孔(1
7)内において、上下方向へ摺動することとなる。この
時、スライドコマ(12)のテーパー(14)の中空部
分に設けられた回り止めスプライン(15)が供給ギア
回転軸(5)の外側に設けられた回り止め溝(18)と
係合しているため、スライドコマ(12)自体は回転す
ることなく、上下方向に摺動する。そして、Oリング
(11)を介しての供給ギア軸(9)と供給リールカラ
ー(10)との係合力の調整は、可変ボタン(16)を
回転することによって、スライドコマ(12)を上下方
向へ摺動させることによって行う。すなわち、その係合
力を強化するならば、スライドコマ(12)を下方向へ
摺動させ、そのテーパー(14)の側面により、より強
力にOリング(11)を下方及び外側へ向けて押圧する
ことによって、Oリング(11)が供給ギア軸(9)の
外側軸(9”)及び供給リールカラー(10)に強固に
当接して、供給リールカラー(10)と供給ギア軸
(9)との係合が強化され、供給リールカラー(10)
の空転が防止される。このように、Oリング(11)を
介しての供給ギア軸(9)と供給リールカラー(10)
との係合力は、可変ボタン(16)の回転によって任意
に調整することが可能となる。
4)の中空部分への供給ギア回転軸(5)の嵌入程度の
具体的な調整方法は以下の通りである。すなわち、スラ
イドコマ(12)の調整螺子(13)を可変ボタン(1
6)の受け孔(17)に嵌入し、その螺子山と螺合させ
る。そして、上ケース(2)の可変ボタン孔(20)か
ら可変ボタン(16)の頭頂部を突出させつつ、上ケー
ス(2)と下ケース(3)を係合固定する。この状態で
可変ボタン(16)を回動すると、可変ボタン(16)
は可変ボタン脚(19)の上ケース(2)への係合によ
り、上ケース(2)に対して上方向は制限され、下方向
はOリングの反発で制限されるよう固定されるので、可
変ボタン(16)の受け孔(17)に螺合されたスライ
ドコマ(12)の調整螺子(13)は、その受け孔(1
7)内において、上下方向へ摺動することとなる。この
時、スライドコマ(12)のテーパー(14)の中空部
分に設けられた回り止めスプライン(15)が供給ギア
回転軸(5)の外側に設けられた回り止め溝(18)と
係合しているため、スライドコマ(12)自体は回転す
ることなく、上下方向に摺動する。そして、Oリング
(11)を介しての供給ギア軸(9)と供給リールカラ
ー(10)との係合力の調整は、可変ボタン(16)を
回転することによって、スライドコマ(12)を上下方
向へ摺動させることによって行う。すなわち、その係合
力を強化するならば、スライドコマ(12)を下方向へ
摺動させ、そのテーパー(14)の側面により、より強
力にOリング(11)を下方及び外側へ向けて押圧する
ことによって、Oリング(11)が供給ギア軸(9)の
外側軸(9”)及び供給リールカラー(10)に強固に
当接して、供給リールカラー(10)と供給ギア軸
(9)との係合が強化され、供給リールカラー(10)
の空転が防止される。このように、Oリング(11)を
介しての供給ギア軸(9)と供給リールカラー(10)
との係合力は、可変ボタン(16)の回転によって任意
に調整することが可能となる。
【0011】一方、図4は他の実施例であって、下ケー
ス(3)と一体となった供給ギア回転軸(5’)の先端
側に軸芯と垂直方向に螺子溝を有する螺子山部(23)
を設けるとともに、可変ボタン(16’)の下部に逆円
錐台形状のテーパー(14’)を設け、そのテーパー
(14’)の底面中央には、前記螺子山部(23)と螺
合する螺子受け部(24)を設ける。一方、供給ギア軸
(25)は1重であって、その軸部分の長さは、供給ギ
ア軸(25)に供給ギア回転軸(5’)を嵌入した際、
供給ギア回転軸(5’)の先端に設けられる螺子山部
(23)が供給ギア軸(25)より上方に突出するよう
に調整されている。それ故、この実施例において、供給
ギア(7)と供給リールカラー(10)とを同軸に嵌合
固定するには、先ず、供給ギア回転軸(5’)を供給ギ
ア軸(25)に嵌入した上、その供給ギア軸(25)を
供給リールカラー(10)に嵌入し、供給ギア軸(2
5)の上面にOリング(11)を設置する。そして、可
変ボタン(16’)の下部に設けられた螺子受け部(2
4)に供給ギア回転軸(5’)先端の螺子山部(23)
を螺合させ、その後、上ケース(2)と下ケース(3)
とを係合固定する。これにより、上ケース(2)上に突
出する可変ボタン(16’)の頭頂部を回転させること
により、その可変ボタン(16’)下部のテーパー(1
4’)を任意に上下に摺動させることができ、そのテー
パー(14’)を下方へ摺動させれば、そのテーパー
(14’)側面がOリング(11)をより強力に下方及
び外側へ押圧するので、供給リールカラー(10)と供
給ギア(7)との強固な係合を得ることができる。な
お、上記可変ボタン(16′)のネジの強さをOリング
(11)の抵抗より大きくすることにより、可変ボタン
(16′)が供給リールカラー(10)の回動にしたが
って回動することを防止できる。
ス(3)と一体となった供給ギア回転軸(5’)の先端
側に軸芯と垂直方向に螺子溝を有する螺子山部(23)
を設けるとともに、可変ボタン(16’)の下部に逆円
錐台形状のテーパー(14’)を設け、そのテーパー
(14’)の底面中央には、前記螺子山部(23)と螺
合する螺子受け部(24)を設ける。一方、供給ギア軸
(25)は1重であって、その軸部分の長さは、供給ギ
ア軸(25)に供給ギア回転軸(5’)を嵌入した際、
供給ギア回転軸(5’)の先端に設けられる螺子山部
(23)が供給ギア軸(25)より上方に突出するよう
に調整されている。それ故、この実施例において、供給
ギア(7)と供給リールカラー(10)とを同軸に嵌合
固定するには、先ず、供給ギア回転軸(5’)を供給ギ
ア軸(25)に嵌入した上、その供給ギア軸(25)を
供給リールカラー(10)に嵌入し、供給ギア軸(2
5)の上面にOリング(11)を設置する。そして、可
変ボタン(16’)の下部に設けられた螺子受け部(2
4)に供給ギア回転軸(5’)先端の螺子山部(23)
を螺合させ、その後、上ケース(2)と下ケース(3)
とを係合固定する。これにより、上ケース(2)上に突
出する可変ボタン(16’)の頭頂部を回転させること
により、その可変ボタン(16’)下部のテーパー(1
4’)を任意に上下に摺動させることができ、そのテー
パー(14’)を下方へ摺動させれば、そのテーパー
(14’)側面がOリング(11)をより強力に下方及
び外側へ押圧するので、供給リールカラー(10)と供
給ギア(7)との強固な係合を得ることができる。な
お、上記可変ボタン(16′)のネジの強さをOリング
(11)の抵抗より大きくすることにより、可変ボタン
(16′)が供給リールカラー(10)の回動にしたが
って回動することを防止できる。
【0012】
【発明の効果】以上の通り、可変ボタンの回動により、
その可変ボタンと連結あるいは一体となるテーパーを上
下方向に摺動させ、更にその摺動によってOリングと供
給リールカラー並びに供給ギア軸間の係合力を任意に調
整することができるので、簡単な構成により、寸法精度
の低い部材を使用しても供給リールカラーの供給ギアに
対する空転を防止して、塗布具の製造における経済性を
向上させるとともに、塗布具自体の利便性をも向上さ
せ、又、あるいは逆に、ある程度の空転を生じさせるこ
とにより、塗布具の使用者の所望する転写テープの送行
抵抗を選択することが可能となるという優れた効果を有
するものである。
その可変ボタンと連結あるいは一体となるテーパーを上
下方向に摺動させ、更にその摺動によってOリングと供
給リールカラー並びに供給ギア軸間の係合力を任意に調
整することができるので、簡単な構成により、寸法精度
の低い部材を使用しても供給リールカラーの供給ギアに
対する空転を防止して、塗布具の製造における経済性を
向上させるとともに、塗布具自体の利便性をも向上さ
せ、又、あるいは逆に、ある程度の空転を生じさせるこ
とにより、塗布具の使用者の所望する転写テープの送行
抵抗を選択することが可能となるという優れた効果を有
するものである。
【図1】この発明の実施例である塗布具の分解斜視図で
ある。
ある。
【図2】同じく要部の拡大縦断面図である。
【図3】この発明の実施例に使用されるスライドコマの
斜視図である。
斜視図である。
【図4】他の実施例である塗布具の要部拡大縦断面図で
ある。
ある。
1 塗布具 2 上ケース 3 下ケース 4 転写テープ 5、5’ 供給ギア回転軸 6 巻取りギア回転軸 7 供給ギア 8 巻取りギア 9 供給ギア軸 9’ 内側軸 9” 外側軸 10 供給リールカラー 11 Oリング 12 スライドコマ 13 調整ネジ 14、14’ テーパー 15 回り止めスプライン 16、16’ 可変ボタン 17 受け孔 18 回り止め溝 19 可変ボタン脚 20 可変ボタン孔 21 転写ヘッド 22 巻取りリールカラー 23 螺子山部 24 螺子受け部 25 供給ギア軸
Claims (1)
- 【請求項1】 塗布具本体内に内蔵されると共に、互に
噛合する供給ギアと巻取りギアとの駆動により、上記塗
布具の先端に配設される転写ヘッドに対して、供給リー
ルカラーに巻回される未使用の糊或は修正塗膜転写テー
プを送出すると同時に、転写ヘッドを経由した使用済み
の糊或は修正塗膜転写テープを巻取りリールカラーに巻
回する転写テープ送出、巻取り部であって、可変ボタン
の回動により上下方向へ摺動自在となる逆円錐台形状の
テーパーを上方より供給リールカラー内側に嵌入すると
ともに、そのテーパーの逆円錐台形状の傾斜面と供給リ
ールカラーの内壁面と供給ギア軸上面とにそれぞれ当接
するOリングを介して、供給ギア軸を供給リールカラー
の内側に嵌入固定してなる塗布具における転写テープの
送出、巻取り部。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17967795A JPH091986A (ja) | 1995-06-23 | 1995-06-23 | 塗布具における転写テープ送出、巻取り部 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17967795A JPH091986A (ja) | 1995-06-23 | 1995-06-23 | 塗布具における転写テープ送出、巻取り部 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH091986A true JPH091986A (ja) | 1997-01-07 |
Family
ID=16069950
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17967795A Withdrawn JPH091986A (ja) | 1995-06-23 | 1995-06-23 | 塗布具における転写テープ送出、巻取り部 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH091986A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09156823A (ja) * | 1995-12-06 | 1997-06-17 | Kokuyo Co Ltd | 転着器 |
WO2003022600A1 (fr) * | 2001-09-07 | 2003-03-20 | General Co., Ltd. | Dispositif de transfert |
US7208226B2 (en) | 2001-10-01 | 2007-04-24 | General Co., Ltd. | Transfer tape |
JP5902850B1 (ja) * | 2015-06-10 | 2016-04-13 | 株式会社大塚電業社 | テープ巻き移し冶具 |
-
1995
- 1995-06-23 JP JP17967795A patent/JPH091986A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09156823A (ja) * | 1995-12-06 | 1997-06-17 | Kokuyo Co Ltd | 転着器 |
WO2003022600A1 (fr) * | 2001-09-07 | 2003-03-20 | General Co., Ltd. | Dispositif de transfert |
GB2396149A (en) * | 2001-09-07 | 2004-06-16 | Gen Co Ltd | Transfer device |
US6905545B2 (en) | 2001-09-07 | 2005-06-14 | General Co., Ltd. | Transfer device |
GB2396149B (en) * | 2001-09-07 | 2005-06-22 | Gen Co Ltd | A transfer device maintaining a constant tension of band-shaped film from the beginning to the end of the operation |
US7208226B2 (en) | 2001-10-01 | 2007-04-24 | General Co., Ltd. | Transfer tape |
JP5902850B1 (ja) * | 2015-06-10 | 2016-04-13 | 株式会社大塚電業社 | テープ巻き移し冶具 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020903 |