JPH05311135A - 感圧粘着剤及びそれを使用した帳票 - Google Patents

感圧粘着剤及びそれを使用した帳票

Info

Publication number
JPH05311135A
JPH05311135A JP22164992A JP22164992A JPH05311135A JP H05311135 A JPH05311135 A JP H05311135A JP 22164992 A JP22164992 A JP 22164992A JP 22164992 A JP22164992 A JP 22164992A JP H05311135 A JPH05311135 A JP H05311135A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
sensitive adhesive
adhesive
weight
substance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22164992A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Shimizu
雄二 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Publication of JPH05311135A publication Critical patent/JPH05311135A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Credit Cards Or The Like (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 本発明の感圧粘着剤は、粘着主剤に、該粘着
主剤と親和性を有しない針状物質及び/又は偏平状物質
を配合したものであり、また本発明の帳票は、粘着主剤
に、該粘着主剤と親和性を有しない針状物質及び/又は
偏平状物質を配合した感圧粘着剤層が、少なくとも基材
の密着予定面に設けられたものである。 【効果】 本発明の感圧接着剤は、例えばメールフォー
ム用の粘着剤として、ドライタック性、ブロッキング性
が低く、シーリング前のパイリング、及びシーリング後
のタックを軽減させることができる。また、塗布量を少
なくできるので、郵便物としての重量を軽減でき、しか
も基材との粘着性、感圧粘着剤層間の粘着性も優れるも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感圧粘着剤に関し、例
えば親展葉書用のメールフォーム、値札タッグ、カード
付きプリント用紙等のように、一時的に密着を必要とす
る帳票類の易開封性粘着剤として好適に使用される感圧
粘着剤に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、金融機関、官庁等からの通知用と
して、必要事項をプリンター等で印字した後、封書形態
等に折り畳み、粘着して発送されるメールフォームが広
く使用されている。そして、この種のメールフォームと
しては、3つ折りに折り畳んで周縁部を感圧粘着剤で粘
着し、開封時にはミシン目から3辺乃至4辺を切り取っ
て展開する形態のものが広く利用されている。
【0003】しかしながら、このメールフォームは開封
時にミシン目から周縁部を切り取る必要があるため、ゴ
ミの発生の問題と共に情報記録部分の有効面積が小さく
なるという問題がある。また、このメールフォームは周
縁部のみを粘着しているため、現行の郵便法では封書扱
いとなり、寸法を葉書サイズとしても安価な葉書扱いで
郵送することができなかった。
【0004】一方、必要事項を記録後に粘着用フィルム
を挟み込んで折り畳み、粘着する形態のものも知られて
おり、この形態のものは葉書扱いで郵送することができ
るが、このタイプのものはフィルムの挟み込み作業が必
要となり、製作工程が煩雑となる欠点があった。
【0005】これらの問題を解決するため、本出願人
は、先に、スチレンブタジエンゴムを樹脂成分とし、こ
れとマイクロシリカ等を水に分散せしめた感圧粘着剤を
粘着面に塗布したメールフォームを提案した(特開平2
−133370号)。
【0006】このメールフォームは、粘着剤塗布面にプ
リンター等によって必要事項の記録が可能であり、ま
た、開封時に文字等が転移することなく、感圧粘着剤同
士の粘着界面で剥離でき、感圧粘着剤塗布面に印字した
情報の読み取りが可能であるという利点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の感圧粘着剤においては、一般に、感圧粘着剤同士の粘
着力及び基材への粘着力を得るために、樹脂成分として
ガラス転移点(Tg)が低く、ベタツキ感(タック感)
の強いもの、例えば天然ゴム、スチレン−ブタジエンゴ
ム、アクリル樹脂等が使用されている。そのため、感圧
粘着剤塗布表面への印字特性の向上、感圧粘着剤塗布後
の放置保管時のブロッキングの防止が必要である。
【0008】そして、マイクロシリカやでんぷん、タル
ク、クレー、カオリン、アクリルビーズ等の添加物は、
特開平4−4283号公報に記載されているようにその
形状は微粒状であり、図1に示すようにメールフォーム
基材1に感圧粘着剤を塗布し、感圧粘着剤層3を形成し
た場合、図2に示すように添加物4が感圧粘着剤層3中
に保持されにくく、感圧粘着剤の塗布乾燥後にスポット
状のベタツキ部分(ドライタックと称せられる)が若干
残存し、粘着剤を塗布したメールフォームを複数枚積み
重ねて保存しておくと自重によって相互が粘着し、ブロ
ッキングが生じるという問題、更に、印刷時や印字の際
に添加物の粉落ち(パイリング)が発生する等の問題が
あった。
【0009】また、メールフォームを折り畳んでシーリ
ングした後では、図3に示すように添加物4が感圧粘着
剤層3中に埋没してしまい、例えば宛名部を開口部と
し、折り畳まれるような場合には、複数枚積み重ねて保
存しておくと、宛名部と重ねられたメールフォームの裏
面とのタック感が生じるという問題がある。そのため、
添加物の含有量を増やしていくと、ブロッキングは発生
しにくくなるが、粘着剤の粘着力が低下するため塗布量
を多くする必要があり、重量の増加やコストの増大とい
う問題がある。また粘着力が低下すると、プリンターの
ロール等との摩擦により粘着剤が脱落したり、メールフ
ォームを折り畳んで確実に粘着することができなくなる
という問題がある。
【0010】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
特に、メールフォーム用の粘着剤として、塗布量が少な
くても粘着力が低下せず、またドライタックの発生を低
下でき、多量に積み重ねた際にも積み重ねた際に生じる
圧力程度ではブロッキングを生じることがなく、更に、
粘着剤層同士は強力に粘着するが、剥離に際しては、印
字が転移することなくその粘着界面から容易に剥離し、
開封が可能である感圧粘着剤の提供を課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の感圧粘着剤は、
粘着主剤に、該粘着主剤と親和性を有しない針状物質及
び/又は偏平状物質を配合したことを特徴とする。
【0012】また、本発明の感圧粘着剤は、粘着主剤
に、該粘着主剤と親和性を有しない微粒状物質及び該粘
着主剤と親和性を有しない針状物質及び/又は偏平状物
質を配合したことを特徴とする。
【0013】更に、本発明の帳票は、少なくとも基材の
密着予定面に、粘着主剤に該粘着主剤と親和性を有しな
い針状物質及び/又は偏平状物質を配合した感圧粘着剤
層が設けられたことを特徴とする。
【0014】また、本発明の帳票は、少なくとも基材の
密着予定面に、粘着主剤に該粘着主剤と親和性を有しな
い微粒状物質及び該粘着主剤と親和性を有しない針状物
質及び/又は偏平状物質を配合した感圧粘着剤層が設け
られたことを特徴とする。
【0015】本発明の感圧粘着剤における粘着主剤とし
ては、天然ゴム(NR)、エステル化天然ゴム、スチレ
ンブタジエンゴム(SBR)、クロロプレンゴム、ポリ
酢酸ビニル、ポリメチルメタクリレート(PMMA)等
が挙げられ、または、これらの混合物が挙げられる。
【0016】これらの粘着主剤の混合にあたっては、そ
の混合割合を適宜調整することにより、感圧粘着剤同士
の自着性を保持しつつ、基材との密着性を自着性より大
きくすることができる。好ましくは、加圧によって感圧
粘着剤同士の自着性を発現する性質の高い天然ゴムに、
基材との密着性、即ちアンカー効果を高める目的でポリ
メチルメタクリレートやスチレンブタジエンゴムを添加
したものが挙げられる。ポリメチルメタクリレートは単
独で用いられるより、他の粘着主剤と混合して用いると
よい。このような粘着主剤は、通常粒径0.1μm〜3
μm程度の微粒状のものが使用される。
【0017】次に、粘着主剤に配合される針状物質又は
偏平状物質としては、無機物質、有機物質のいずれでも
よく、その形状が針状又は偏平状であればよく、螺旋
状、鱗片状等の様々な形態を持つものから任意に選択さ
れるが、針状物質が特に好適である。
【0018】針状物質としては平均長さは10μm〜2
0μm、また平均径としては0.2μm〜0.5μm程
度のものが好ましい。平均長さが20μmを越えると感
圧粘着剤層表面から突出する部分がささくれだつので好
ましくなく、また10μmより短いと感圧粘着剤層内部
に埋没するので好ましくない。
【0019】針状物質は、感圧粘着剤をエマルジョンと
し、塗布剤とした時の沈降性を低くするために見掛け比
重が0.05〜0.6のものが好ましく、また、印刷加
工やNIP適性を考慮すると、針状物質の弾性率として
は10,000Kg/mm2〜40,000Kg/mm2のものが好
ましい。
【0020】このような針状物質としては、例えばガラ
ス繊維、炭素繊維、PAN系繊維、金属結晶、金属化合
物結晶等が挙げられ、感圧粘着剤と親和性(相溶性)を
有しないものであればよい。針状物質として好ましいも
のは、6−チタン酸カリウム(K2 O・6TiO2 )の
結晶であり、水と相溶性はないが親和性を有し、また見
掛け比重が0.2(真比重=3.3)、弾性率が28,
000Kg/mm2であり、感圧粘着剤成分として適してい
る。
【0021】このような針状物質は、粘着主剤100重
量部に対して、10重量部〜100重量部、好ましくは
10〜50重量部の割合で配合するとよい。針状物質の
配合割合が、100重量部を越えると感圧粘着剤の粘着
力が弱すぎるので好ましくなく、また、10重量部より
少ないと接着力が強くなりすぎて、ブロッキング、タッ
ク等の発生が顕著になる。
【0022】粘着主剤と針状物質とは水等の媒体に分散
してエマルジョン状態として、基材上に塗布される。水
は、粘着主剤100重量部に対して、通常、100重量
部〜500重量部の割合とするとよく、好ましくは20
0重量部〜300重量部である。また、必要に応じて乳
化剤を添加するとよく、乳化剤としてはオレイン酸石
鹸、ひまし油カリウム石鹸、カゼイン、にかわ、ゼラチ
ン等が挙げられ、粘着主剤100重量部に対して、通
常、0.5重量部〜2重量部の割合で添加される。
【0023】また、本発明の感圧粘着剤には、筆記適性
の改良を目的として粘着主剤との親和性のないマイクロ
シリカ、合成ゼオライト、活性アルミナゲル、炭酸カル
シウム、酸化亜鉛、酸化チタン、タルク、クレー、カオ
リン、活性白土、アクリルビーズ、でんぷん、セルロー
ス、シラスバルーン等の微粒状物質を添加してもよい。
本発明の感圧粘着剤においては針状物質及び/又は偏平
状物質を共に添加することにより、微粒状物質の添加量
を少なくできると共に微粒状物質の粉落ちを防止するこ
とができる。
【0024】微粒状物質の粒径は、10mμm〜30μ
m、好ましくは0.5μm〜10μmの範囲にあるもの
が好適である。微粒状物質の添加量は、粘着主剤100
重量部に対して、5重量部〜30重量部の割合で添加す
るのが好ましく、また、微粒状物質と針状物質の合計量
が粘着主剤100重量部に対して、10重量部〜100
重量部の範囲で添加されるとよい。
【0025】その他、本発明の感圧粘着剤には、葉書等
に適用した際のハンドリング性やNIP搬送性等の滑り
性の向上、また耐ブロッキング性の向上を目的としてポ
リエチレンワックス、カルナウバワックス等のワックス
類を、粘着主剤100重量部に対して0.01重量部〜
20重量部の割合で添加することができる。20重量部
より多いと筆記適性が悪化したり、印刷時の着肉不良、
接着不良等の問題が生じる。
【0026】更に、本発明の感圧粘着剤には、劣化防止
を目的とする紫外線吸収剤として、アンモニア、エタノ
ールアミン等を、また消泡剤として非イオン系界面活性
剤、アニオン系界面活性剤(鉱物油系)等を添加しても
よく、また消泡助剤としてシリカ等を添加してもよい。
【0027】また、本発明の感圧粘着剤には、エマルジ
ョンとした時の粘着主剤の2次凝集を防止することを目
的として、粘着主剤と親和性を有しない樹脂、例えば水
分散性高分子ポリエステル、熱可塑性エラストマー、ま
た、低密度ポリエチレン等の低分子ポリエチレン、アイ
オノマー、酢酸ビニル−オレフィン共重合体等を粘着主
剤100重量部に対して1重量部〜50重量部の範囲で
配合させてもよい。
【0028】本発明の感圧粘着剤が塗布される基材は、
通常、白色の上質紙が使用されるが、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリエチレン、ポリプロピレン、塩化ビニ
ル等の合成樹脂フイルムであっても、その表面をコロナ
処理やマット処理することにより使用することができ
る。
【0029】本発明の感圧粘着剤は、このような基材上
にバーコーター、エアナイフコーター、フレキソ、グラ
ビアコーター、ロールコーター、ダイヘッドコーター等
の塗布手段により塗布され、図4に示すような感圧粘着
剤層6が形成され、帳票とされる。
【0030】感圧粘着剤の塗布量は、乾燥後で0.1g
/m2 〜10g/m2 、好ましくは1.0g/m2
3.0g/m2 が好ましい。本発明の感圧粘着剤による
と、微粒状物質のみを添加した感圧粘着剤に比してその
塗布量を少なくできるので、感圧粘着剤層上から印字し
た時にインキが感圧粘着剤層中を透過し、基材にまで到
達させることができ、剥離した場合の印字の転移性をよ
り防止することができる。即ち、本発明の感圧粘着剤に
おいては、上記塗布量の範囲で充分な密着性と印字性が
得られる。
【0031】次に、本発明の帳票について説明する。図
5aは本発明の感圧粘着剤層を有する帳票を示す図、図
5bは折り曲げ状態を示す図、図6は本発明の帳票の粘
着力の関係を説明するための図である。
【0032】まず、図5aに示す帳票11は、通常葉書
(定型葉書)の3倍の大きさの用紙であり、破線で示し
た折り曲げ予定線11a、11bから図5bのごとく三
つ折りして使用され、左欄を宛名情報等を記入する公開
情報記入領域Xとし、中欄と右欄を秘密情報等を記入す
る秘密情報記入領域Yとしてある。そして、図4に示す
ように、基材1の片面の全面に感圧粘着剤層6が形成さ
れ、他面には易剥離性とは相違する接着性の強い接着剤
層が設けられている。尚、感圧粘着剤層6は密着予定領
域のみに設けられてもよい。
【0033】図6は、図5に示す帳票11における中欄
Yの感圧粘着剤層112面に印字層113を形成した後
に、印字層を中にして折り曲げ、シールした状態を示し
ており、基材111と感圧粘着剤層112との粘着力を
α、感圧粘着剤層112同士の粘着力をβ、中欄Yの感
圧粘着剤112と印字層113との粘着力をγ、右欄Y
の感圧粘着剤層112と印字層113との粘着力をδと
すると、粘着力α>粘着力β、粘着力γ>粘着力δの関
係となる。
【0034】本発明の感圧粘着剤は、上述したように感
圧粘着剤層112を薄くできるので、インキが感圧粘着
剤層を透過し、基材層に直接浸透するができ、また印字
手段としてトナーを使用するような場合には、さらに熱
により感圧粘着剤層に定着されるので、シール時に対向
する面から圧力がかかっても剥離時に印字層が対向面に
は転移しないものとなる。
【0035】帳票11の使用方法を説明すると、まず帳
票11における公開情報記入領域Xに住所、氏名等の宛
名、その他の公開情報を、また秘密情報記入領域Yに金
融商品の満期通知等の秘密情報を一度にNIP等のプリ
ンタを使用して片面印字する。この後、帳票11をその
折り曲げ予定線11a、11bから図5bのごとく三つ
折りして、中欄と右欄を本発明の感圧粘着剤により密着
させ、左欄と中欄を強力な接着剤(図示せず)により接
着させる。この状態で帳票11をメールフォームとして
郵送すれば、郵便料金が葉書扱いとなる。受取人は、感
圧粘着剤層112間を剥離することにより秘密情報を毀
損することなく開くことができ、その秘密情報を得るこ
とができる。
【0036】以下、帳票の他の例を説明する。まず、図
7aは、ハーフタイプと称せられるもので、基材の片面
の全面、または密着予定領域のみに感圧粘着剤層が設け
られ、密着予定領域に秘密情報が記入されるもので、折
り曲げ予定線22から、図7bのごとく折り曲げられ、
密着される。密着されない部分は公開情報記入領域とさ
れる。この帳票は電話使用料金、電気使用料金、会員制
放送使用料金等の諸通知への使用に供せられる。
【0037】図8aは、二つ折りタイプと称せられるも
ので、基材の片面の全面に感圧粘着剤層が設けられ、そ
の感圧粘着剤層上に秘密情報が記入されるもので、折り
曲げ予定線33から図8bのごとく折り曲げられ、密着
される。基材の他面は公開情報記入領域とされる。この
帳票は、課税控除証明書、電話料金、電気使用量、水道
使用料金等の諸通知への使用に供せられる。
【0038】図9aは、往復葉書タイプと称せられるも
ので、基材の片面の全面、または密着予定領域のみに感
圧粘着剤層が設けられ、密着予定領域に秘密情報が記入
されるもので、折り曲げ予定線44aから図9bのごと
く折り曲げられ、密着される。密着されない部分は公開
情報記入領域とされる。この帳票は、折り曲げ予定線4
4bから折り曲げられ往復葉書等の使用に供せられる。
【0039】図10aは、カットタイプと称せられるも
ので、基材の片面の全面に感圧粘着剤層が設けられ、そ
の感圧粘着剤層上に秘密情報が記入されるもので、折り
曲げ予定線55aから図10bのごとく折り曲げられ、
密着される。基材の他面は公開情報記入領域とされる。
そして、カット線55bから切断される。この帳票は、
両面プリンタ(NIP)等に使用して一度に両面に必要
な情報を印字でき、極めて効率がよく、課税控除証明書
や電話料金通知等への使用に供せられる。
【0040】
【作用】図4に示すように、本発明の感圧粘着剤層6
は、その針状物5の形状のために、感圧粘着剤3中に保
持され易く、パイリング現象を生じないものである。
【0041】そのため感圧粘着剤の塗布量を少なくで
き、またシーリング後の感圧粘着剤3によるドライタッ
クを低減することができ、更に、粘着剤同士を強力に粘
着させると共に粘着剤層同士の界面で剥離して開封する
ことが可能となる。
【0042】また、多量に積み重ねた際に生じる圧力程
度では粘着しないので、ブロッキングを生じることがな
く、またメールフォーム用の粘着剤として使用した際
に、筆記適性に優れるものとできる。
【0043】以下、実施例により本発明を詳細に説明す
る。尚、下記の実施例で得られた感圧粘着剤塗布シート
について、そのドライタック性、ブロッキング性、摩擦
による感圧粘着剤層の剥離性、粘着剤塗布面同士の粘着
性及び剥離面の状態、粘着剤塗布面と粘着剤非塗布面と
の粘着性及び剥離面の状態について試験を実施し、それ
ぞれ各実施例においてその結果を記載したが、その試験
方法及び評価基準は以下の通りである。
【0044】(1)ドライタック性 JIS K−5400に準じて、ガラス板上に感圧粘着
剤塗布シートをその粘着剤塗布面を上側にして水平にお
き、次いで粘着剤塗布面にガーゼを5枚重ね、そのガー
ゼ上に、底面が平滑な錘を置き、15g/cm2 の圧力
がかかるようにして24時間放置した後、ガーゼを引き
剥して、その時のガーゼと粘着層との粘着性、粘着剤塗
布面上に残るガーゼの跡目によりドライタック性の判定
を行った。
【0045】表1における評価は、二重丸印がガーゼ剥
離時に粘着性を示さず、ガーゼの跡目も残らないもの、
丸印がガーゼの跡目がなく、ドライタックが殆どないも
の、三角印がガーゼの跡目は残らないが、若干のドライ
タックが認められるもの、×印がドライタックが認めら
れるものである。
【0046】(2)ブロッキング性 同一感圧粘着剤を塗布した2枚の感圧粘着剤塗布シート
の粘着剤塗布面同士を重ね合わせ、SUSブロッキング
テスターで20g/cm2 の圧力を加えて24時間放置
した後、重ね合わせた2枚のシートのうち1枚を持ち上
げたときのシートの粘着状態で判定した。
【0047】評価は、二重丸印はブロッキングなしのも
の、丸印は、ブロッキングは殆どなく、簡単に剥離する
もの、三角印は、ややブロッキングはあるが、実用上問
題なしのもの、×印は、ブロッキング大のものである。
【0048】(3)摩擦による感圧粘着剤層の剥離試験 得られた感圧粘着剤塗布シートについて、摩擦による感
圧粘着剤層の剥離の有無の試験を、温度25℃±1℃、
湿度65%±3%に調整した恒温恒湿室内で行った。
【0049】JIS LO823、LO849、R67
72、P8136に準じ、スガ試験機製FR−2型(学
振型)に、感圧粘着剤塗布シートを22cm×8cmの
大きさとしてたるみができないように取り付け、摩擦用
白綿布が摩擦布摺動面に固定された摩擦子をウェイトを
加えずに摩擦子の自重だけが加わるようにして、感圧粘
着剤塗布シート上を200往復させた時の感圧粘着剤塗
布シートの表面における粘着層の剥離の程度及び白綿布
に残った残存物から判断する。
【0050】評価は、二重丸は、感圧粘着剤塗布シート
表面から粘着剤が剥がれ落ちず、白綿布にも粘着剤が付
着していないもの、丸印は、粘着塗布シート表面から粘
着剤が殆ど剥がれ落ちず、白綿布にも粘着剤が殆ど付着
していないもの、三角印は、粘着塗布シート表面から粘
着剤(粉を含む)の剥がれが認められ、白綿布にも若干
付着しているもの、×印は、粘着塗布シート表面から粘
着剤(粉を含む)の剥がれが顕著で、白綿布にも付着が
認められるものである。
【0051】(4)粘着剤塗布面同士の粘着性及び剥離
面の状態 感圧粘着剤シートの粘着剤塗布面に印字し、次いで、図
5bに示すように粘着剤塗布面が重なり合うように3つ
折りにしてシーリングし、加圧して粘着剤塗布面を接着
させ、得られた葉書様シートの粘着面を剥離して、粘着
性及び剥離面における印字の転移の有無を判定した。
【0052】評価は、二重丸は、粘着性良好で、印字の
転移はないもの、白丸印は、粘着性良好で、印字の転移
は殆どないもの、黒丸印は、粘着性は良好であるが、印
字の転移が若干認められるもの、白三角印は、粘着性は
良好であるが、印字の転移がややあるもの、×印は、粘
着性弱いもの、黒三角印は、粘着性は良好であるが、印
字の転移大のものである。
【0053】(5)粘着剤塗布面と粘着剤非塗布面との
粘着性及び剥離面の状態 各感圧粘着剤塗布シートの粘着剤塗布面に、上記と同様
にして印字を行った後、粘着剤を塗布していない紙を重
ね合わせ、シーリング機のロール間ギャップを50μm
に調整して加圧し、両者の粘着及び印字の転移の有無に
ついて評価した。
【0054】評価は、二重丸は、粘着剤非塗布紙との粘
着性が非常に高く、剥離後に印字の転移もないもの、白
丸印は、粘着剤非塗布紙との粘着性が非常に高く、剥離
後に印字の転移もないもの、黒丸印は、粘着剤非塗布紙
との粘着性あり、印字の転移もないもの、白三角印は、
粘着剤非塗布紙との粘着性あり、剥離後に印字の転移も
ないもの、×印は、粘着剤非塗布紙との粘着性が弱いも
の、黒三角印は、粘着剤非塗布紙との粘着性殆どなしの
ものである。
【0055】
【実施例1】スチレンブタジエンゴムを22重量部、マ
イクロシリカを9重量部、水を69重量部含む感圧粘着
剤(pH=9、30℃における粘度3500cps、以
下、感圧粘着剤1aという)に、6−チタン酸カリウム
〔K2 O・6TiO2 、針状結晶、長さ10〜20μm
(平均長さ15μm)、径0.2〜0.5μm(平均径
0.3μm)、商品名ティスモーD、大塚化学(株)
製〕を、粘着主剤であるスチレンブタジエンゴムの重量
に対して5重量%添加して感圧粘着剤1bを調製した。
【0056】また、同じく15重量%添加して感圧粘着
剤1cを、同じく25重量%添加して感圧粘着剤1d
を、更に同じく35重量%添加して感圧粘着剤1eを調
製した。
【0057】得られた各感圧粘着剤をミキサーで5分
間、それぞれ撹拌した後、図5aに示すような、葉書の
3倍のサイズの大きさ(5.5インチ×12インチ)の
ノンインパクトプリンター用上質紙〔山陽国策パルプ
(株)製、FPLB−S(70)〕の表面に、バーコー
ダーで、乾燥時の塗布量が2g/m2 (膜厚2μmに相
当)、4g/m2 (膜厚4μmに相当)となるようにそ
れぞれ塗布し、25℃で15分間乾燥させ、計10種の
感圧粘着剤塗布シートを得た。
【0058】次に、それぞれの粘着剤塗布面に、キャノ
ン(株)製コピー機(NP−4835)でテストパター
ンを印字したところ、いずれのシートも良好な印字適性
を有していた。
【0059】印字後の各シートを、図5bに示すよう
に、粘着剤塗布面が重なり合うように3つ折りにし、シ
ーリング〔大日本印刷(株)製:7000U〕のロール
間ギャップを約80μmとして加圧し、粘着剤塗布面を
接着させ、メールフォームを得、上記の試験に供した。
【0060】
【表1】
【0061】本発明の感圧粘着剤は、針状物質を含有し
ない感圧粘着剤に比して、ドライタック性、ブロッキン
グ性がなく、耐摩擦性に優れる共に粉の剥離が殆ど認め
られないものである。また、本発明の感圧粘着剤におい
ては、粘着剤塗布面と粘着剤非塗布面との粘着性、印字
の転移性に比して、粘着剤塗布面同士の場合に、特に粘
着性が良好で、印字の転移が殆ど認められないものであ
る。
【0062】
【実施例2】実施例1における感圧粘着剤1aに代え
て、天然ゴムを33重量部、マイクロシリカを7重量
部、水を60重量部含む感圧粘着剤(pH=9、30℃
における粘度3400cps:粘着剤2a)を使用した
以外は、実施例1同様にしてそれぞれ感圧粘着剤2b〜
2eを調製し、同様に感圧粘着剤シートを調製し、実施
例1同様に試験した。
【0063】なお、各シートに実施例1と同様の印字を
行ったところ、いずれのシートも良好な印字適性を有し
ており、また、実施例1同様に葉書シートを作製し、同
様に試験に供した。
【0064】
【表2】
【0065】本発明の感圧粘着剤は、針状物質を含有し
ない感圧粘着剤に比して、ドライタック性、ブロッキン
グ性がなく、耐摩擦性に優れる共に粉の剥離が殆ど認め
られないものである。また、本発明の感圧粘着剤におい
ては、粘着剤塗布面同士、また粘着剤塗布面と粘着剤非
塗布面粘着に際して、粘着性が良好で、印字の転移が殆
ど認められないものである。
【0066】
【実施例3】実施例1における感圧粘着剤1aに代え
て、スチレンブタジエンゴムを15重量部、天然ゴムを
15重量部、ポリメチルメタクリレートを1重量部、マ
イクロシリカを1重量部、水を64重量部含む感圧粘着
剤(pH=8.5、30℃における粘度3200cp
s:粘着剤3a)を使用した以外は、実施例1同様にし
てそれぞれ感圧粘着剤3b〜3eを調製し、同様に粘着
剤シートを調製し、実施例1同様に試験した。
【0067】なお、各シートに実施例1と同様の印字を
行ったところ、いずれのシートも良好な印字適性を有し
ており、また、実施例1同様に葉書シートを作製し、同
様に試験に供した。
【0068】試験結果を表3に示す。
【0069】
【表3】
【0070】本発明の感圧粘着剤は、針状物質を含有し
ない感圧粘着剤に比して、ドライタック性、ブロッキン
グ性がなく、耐摩擦性に優れる共に粉の剥離が殆ど認め
られないものである。また、本発明の感圧粘着剤におい
ては、粘着剤塗布面と粘着剤非塗布面との粘着性、印字
の転移性に比して、粘着剤塗布面同士の場合に、特に粘
着性が良好で、印字の転移が殆ど認められないものであ
る。
【0071】
【実施例4】実施例1における感圧粘着剤1aに代え
て、天然ゴムを28重量部、スチレンブタジエンゴムを
3重量部、ポリ酢酸ビニールを2重量部、ポリメチルメ
タクリレートを1重量部、マイクロシリカを6重量部、
水を60重量部からなる感圧粘着剤(pH=8.5、3
0℃における粘度3500cps:粘着剤4a)を使用
した以外は、実施例1同様にしてそれぞれ感圧粘着剤4
b〜4eを調製し、同様に粘着剤シートを調製し、実施
例1同様に試験した。
【0072】なお、各シートに実施例1と同様の印字を
行ったところ、いずれのシートも良好な印字適性を有し
ており、また、実施例1同様に葉書シートを作製し、同
様に試験に供した。
【0073】試験結果を表4に示す。
【0074】
【表4】
【0075】本発明の感圧粘着剤は、針状物質を含有し
ない感圧粘着剤に比して、ドライタック性、ブロッキン
グ性がなく、耐摩擦性に優れる共に粉の剥離が殆ど認め
られないものである。また、本発明の感圧粘着剤におい
ては、粘着剤塗布面同士の場合に、特に粘着性が良好
で、印字の転移が殆ど認められないものである。
【0076】
【実施例5】実施例1における感圧粘着剤1aに代え
て、スチレンブタジエンゴムを22重量部、ポリエチレ
ンワックスを3重量部、マイクロシリカ7重量部、水を
68重量部含む感圧粘着剤(pH=9、30℃における
粘度500cps:粘着剤5a)を使用した以外は、実
施例1同様にしてそれぞれ感圧粘着剤5b〜5eを調製
し、同様に粘着剤シートを調製し、実施例1同様に試験
した。
【0077】なお、各シートに実施例1と同様の印字を
行ったところ、いずれのシートも良好な印字適性を有し
ており、また、実施例1同様に葉書シートを作製し、同
様に試験に供した。
【0078】試験結果を表5に示す。
【0079】
【表5】
【0080】本発明の感圧粘着剤は、針状物質を含有し
ない感圧粘着剤に比して、ドライタック性、ブロッキン
グ性がなく、耐摩擦性に優れる共に粉の剥離が殆ど認め
られないものである。また、本発明の感圧粘着剤におい
ては、粘着剤塗布面同士、また粘着剤塗布面と粘着剤非
塗布面粘着に際して、粘着性が良好で、印字の転移が殆
ど認められないものである。
【0081】
【実施例6】実施例1における感圧粘着剤1aに代え
て、スチレンブタジエンゴムを31重量部、水を69重
量部含む感圧粘着剤(pH=9、30℃における粘度3
500cps:粘着剤6a)を使用した以外は、実施例
1同様にしてそれぞれ感圧粘着剤6b〜6eを調製し、
同様に粘着剤シートを調製し、実施例1同様に試験し
た。
【0082】なお、各シートに実施例1と同様の印字を
行ったところ、いずれのシートも良好な印字適性を有し
ており、また、実施例1同様に葉書シートを作製し、同
様に試験に供した。
【0083】試験結果を表6に示す。
【0084】
【表6】
【0085】本発明の感圧粘着剤は、針状物質を含有し
ない感圧粘着剤に比して、ドライタック性、ブロッキン
グ性がなく、耐摩擦性に優れる共に粉の剥離が殆ど認め
られないものである。また、本発明の感圧粘着剤におい
ては、粘着剤塗布面同士、また粘着剤塗布面と粘着剤非
塗布面粘着に際して、粘着性が良好で、印字の転移が殆
ど認められないものである。
【0086】
【実施例7】実施例1における感圧粘着剤1aに代え
て、エステル化天然ゴムを35重量部、マイクロシリカ
を4重量部、水を61重量部含む感圧粘着剤(pH=
9、30℃における粘度1650cps:粘着剤7a)
を使用した以外は、実施例1同様にしてそれぞれ感圧粘
着剤7b〜7eを調製し、同様に粘着剤シートを調製
し、実施例1同様に試験した。
【0087】なお、各シートに実施例1と同様の印字を
行ったところ、いずれのシートも良好な印字適性を有し
ており、また、実施例1同様に葉書シートを作製し、同
様に試験に供した。
【0088】試験結果を表7に示す。
【0089】
【表7】
【0090】本発明の感圧粘着剤は、針状物質を含有し
ない感圧粘着剤に比して、ドライタック性がなく、特
に、粘着剤塗布面同士、また粘着剤塗布面と粘着剤非塗
布面粘着に際して、粘着性が良好で、印字の転移が殆ど
認められないものである。
【0091】
【実施例8】実施例1における感圧粘着剤1aに代え
て、エステル化天然ゴムを33重量部、マイクロシリカ
を5重量部、水を61重量部、デンプンを1重量部含む
感圧粘着剤(pH=9.5、30℃における粘度200
0pcps:粘着剤8a)を使用した以外は、実施例1
同様にしてそれぞれ感圧粘着剤8b〜8eを調製し、同
様に粘着剤シートを調製し、実施例1同様に試験した。
【0092】なお、各シートに実施例1と同様の印字を
行ったところ、いずれのシートも良好な印字適性を有し
ており、また、実施例1同様に葉書シートを作製し、同
様に試験に供した。
【0093】試験結果を表8に示す。
【0094】
【表8】
【0095】本発明の感圧粘着剤は、針状物質を含有し
ない感圧粘着剤に比して、ドライタック性がなく、特
に、粘着剤塗布面同士、また粘着剤塗布面と粘着剤非塗
布面粘着に際して、粘着性が良好で、印字の転移が殆ど
認められないものである。
【0096】
【実施例9】エステル化天然ゴムを35重量部、マイク
ロシリカを4重量部、水を61重量部含む感圧粘着剤
(pH=9、30℃における粘度1650cps:粘着
剤7a)と、この感圧粘着剤に6−チタン酸カリウム結
晶を1.5重量%添加した感圧粘着剤について、同量の
水で希釈して固形分を15〜20重量%とした。
【0097】この2つの希釈物を2週間放置し、再攪拌
したところ、6−チタン酸カリウムを添加したものは再
攪拌が極めて容易であり、きれいに分散させることがで
きたが、6−チタン酸カリウムを添加しないものは、エ
マルジョンの安定性が失われて強固なウエットケーキ状
となり、再攪拌が困難であり、きれいに分散させること
ができなかった。即ち、6−チタン酸カリウムを添加す
ると、感圧粘着剤の保存安定性が向上することがわかっ
た。
【0098】
【発明の効果】本発明の感圧接着剤は、水中に分散した
状態での保存安定性にすぐれ、また、例えばメールフォ
ーム用の粘着剤として用いた場合、ドライタック性が少
ないため、メールフォームの積み重ね圧力程度ではメー
ルフォーム相互がブロッキングすることがなく、しかも
メールフォームを粘着する際の粘着力にも優れるもので
ある。また、感圧粘着剤の基材に対する結合力に優れる
ため、感圧粘着剤が印字時等の摩擦によって剥離する恐
れがない。更に、メールフォームを粘着密封した後、再
び剥離する際に粘着塗布面に印字した情報が転写するこ
となく粘着剤同士の界面で確実に剥離され、印字された
情報を確実に読み取ることができる。
【0099】また、本発明の感圧粘着剤を用いると、塗
布量を少なくできるので、郵便物とした場合に重量を軽
減でき、しかも基材との粘着性、感圧粘着剤層間の粘着
性に優れ、メールフォームのシーリング前のパイリン
グ、及びシーリング後のタックを軽減させることができ
る。
【0100】また、本発明の感圧粘着剤は高い圧力を加
えると粘着剤塗布面と粘着剤非塗布面との粘着が可能で
あるため、粘着剤面全面に粘着剤を塗布しておかなくと
も良く、経済性を向上できる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、従来の微粒状添加剤を添加した感圧粘
着剤を塗布した帳票の部分断面模式図である。
【図2】図2は、従来の微粒状添加剤を添加した感圧粘
着剤を塗布した帳票の部分断面模式図である。
【図3】図3は、従来の微粒添加剤を添加した感圧粘着
剤を塗布した帳票におけるパイリングの状態を説明する
ための部分断面模式図である。
【図4】図4は、本発明の感圧粘着剤を塗布した帳票の
部分断面模式図である。
【図5】図5は、本発明の帳票を説明するための図で、
(a)は平面図、(b)はその折り畳み状態を説明する
ための図である。
【図6】図6は、本発明の帳票の粘着力の関係を説明す
るための図である。
【図7】図7は、本発明の他の帳票を説明するための図
で、(a)は平面図、(b)はその折り畳み状態を説明
するための図である。
【図8】図8は、本発明の他の帳票を説明するための図
で、(a)は平面図、(b)はその折り畳み状態を説明
するための図である。
【図9】図9は、本発明の他の帳票を説明するための図
で、(a)は平面図、(b)はその折り畳み状態を説明
するための図である。
【図10】図10は、本発明の他の帳票を説明するため
の図で、(a)は平面図、(b)はその折り畳み状態を
説明するための図である。
【符号の説明】
1、111…基材、2、6、112…感圧粘着剤層、3
…粘着主剤、4…微粒状添加物、5…針状物質、11…
帳票、11a、11b、22、33、44、55…折り
曲げ予定線、113…印字層、α、β、γ、δ…粘着力

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粘着主剤に、該粘着主剤と親和性を有し
    ない針状物質及び/又は偏平状物質を配合したことを特
    徴とする感圧粘着剤。
  2. 【請求項2】 粘着主剤100重量部に対して針状物質
    及び/又は偏平状物質の配合割合が10重量部〜100
    重量部である請求項1記載の感圧粘着剤。
  3. 【請求項3】 粘着主剤に、該粘着主剤と親和性を有し
    ない微粒状物質及び該粘着主剤と親和性を有しない針状
    物質及び/又は偏平状物質を配合したことを特徴とする
    感圧粘着剤。
  4. 【請求項4】 粘着主剤100重量部に対して、微粒状
    物質の配合割合が0重量部〜50重量部であり、針状物
    質及び/又は偏平状物質の配合割合が5重量部〜100
    重量部であって、微粒状物質と針状物質及び/又は偏平
    状物質の合計の配合割合が10重量部〜100重量部で
    ある請求項3記載の感圧粘着剤。
  5. 【請求項5】 粘着主剤に、該粘着主剤と親和性を有し
    ない針状物質及び/又は偏平状物質を配合した感圧粘着
    剤層が、少なくとも基材の密着予定面に設けられたこと
    を特徴とする帳票。
  6. 【請求項6】 粘着主剤に、該粘着主剤と親和性を有し
    ない微粒状物質及び該粘着主剤と親和性を有しない針状
    物質及び/又は偏平状物質を配合した感圧粘着剤層が、
    少なくとも基材の密着予定面に設けられたことを特徴と
    する帳票。
  7. 【請求項7】 基材面での感圧粘着剤の乾燥後塗布量が
    0.1g/m2 〜10g/m2 であることを特徴とする
    請求項5または請求項6記載の帳票。
  8. 【請求項8】 帳票がメールフォームである請求項5ま
    たは請求項6記載の帳票。
JP22164992A 1992-03-13 1992-08-20 感圧粘着剤及びそれを使用した帳票 Pending JPH05311135A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4-89769 1992-03-13
JP8976992 1992-03-13

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05311135A true JPH05311135A (ja) 1993-11-22

Family

ID=13979906

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22164992A Pending JPH05311135A (ja) 1992-03-13 1992-08-20 感圧粘着剤及びそれを使用した帳票

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05311135A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003031530A1 (fr) * 2001-10-01 2003-04-17 General Co., Ltd. Bande de transfert
US6905545B2 (en) 2001-09-07 2005-06-14 General Co., Ltd. Transfer device

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6905545B2 (en) 2001-09-07 2005-06-14 General Co., Ltd. Transfer device
WO2003031530A1 (fr) * 2001-10-01 2003-04-17 General Co., Ltd. Bande de transfert
GB2397784A (en) * 2001-10-01 2004-08-04 Gen Co Ltd Transfer tape
GB2397784B (en) * 2001-10-01 2005-06-29 Gen Co Ltd Transfer tape
US7208226B2 (en) 2001-10-01 2007-04-24 General Co., Ltd. Transfer tape

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5858086B2 (ja) くじ付郵便葉書
JPH05311135A (ja) 感圧粘着剤及びそれを使用した帳票
JP4204017B2 (ja) 感圧接着性シート
JP3491707B2 (ja) 感圧粘着剤及びそれを使用した帳票
JP4565584B2 (ja) 感圧接着剤組成物およびそれを用いた情報担持用シート
JP3142061B2 (ja) 感圧粘着剤
JPH06155967A (ja) セキュリティーメールフォーム
JPH0740683A (ja) 往復隠蔽式メールフォーム
JP4549831B2 (ja) 往復はがき
JP3496719B2 (ja) 情報担体用シート
JPH10130603A (ja) 感圧接着剤組成物及びそれを用いた情報担持用シート
JP3701329B2 (ja) 横型三つ折りメールフォーム
JPH07304285A (ja) 封筒内封型折り重ねフォーム
JP3011672B2 (ja) 接着用シート
JPH10324079A (ja) プリント用シート
JP2001303001A (ja) トナー定着性に優れた感圧接着剤組成物およびそれを用いた情報担持用シート
JP4408396B2 (ja) 返信用葉書を有する葉書
JP2596660Y2 (ja) 接着剤付シート
JPH0848956A (ja) 感圧粘着剤及びそれを使用した帳票
JPH08176525A (ja) 感圧粘着剤及びそれを使用した帳票
JP2002120477A (ja) カット紙用疑似接着用紙
JPH06210984A (ja) メールフォーム
JP4565583B2 (ja) 感圧接着剤組成物およびそれを用いた情報担持用シート
JPH11198567A (ja) 重ね合わせ接着帳票
JP2001152113A (ja) トナー定着性に優れた感圧接着剤組成物およびそれを用いた情報担持用シート