JP2003105349A - 灯油の製造方法 - Google Patents

灯油の製造方法

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JP2003105349A JP2001300916A JP2001300916A JP2003105349A JP 2003105349 A JP2003105349 A JP 2003105349A JP 2001300916 A JP2001300916 A JP 2001300916A JP 2001300916 A JP2001300916 A JP 2001300916A JP 2003105349 A JP2003105349 A JP 2003105349A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製品灯油を製造するための新規な方法を提供
する。 【解決手段】減圧蒸留軽油、接触分解軽油、熱分解軽油
および脱れき油から選ばれる1種以上を水素化分解し、
その灯油留分を回収する。CAT400℃以下のものは
そのまま使用する。CAT400℃以上の水素化分解灯
油または水素化残油脱硫灯油を、水素化精製灯油に混合
する。残油脱硫灯油を、未洗灯油に混合後水素化脱硫す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は灯油の製造方法に関
するものであり、より詳しくは残油脱硫灯油や水素化精
製灯油を原料として高品質の灯油を製造する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】現在、灯油は、灯火用、暖房用、厨房用
等に用いられ、85%以上が一般家庭で使用されてお
り、長く家庭で用いられてきた芯上下式石油ストーブに
適した灯油が流通している。そのため、灯油の性状は、
室内環境の観点から硫黄分、燃焼性の観点から煙点およ
び酸化開始温度、安全性の観点から引火点および貯蔵安
定性が、各々一定の範囲にあることが望ましい。これら
の条件を満足するため、従来は原油を蒸留して得られる
沸点範囲145〜280℃の留分を水素化精製されて得
られる水素化精製灯油のみが用いられており、これより
沸点範囲の高い留分を分解して得られる分解灯油はほと
んど用いられてこなかった。
【0003】一方、最近は国内の需要構造の変化によ
り、原油中の重質留分を軽質の石油製品とすることが課
題となっており、様々な分解装置が導入されている。現
在は、これらの分解装置から得られた製品はガソリン、
軽油、およびA重油などに用いられている。しかしなが
ら、これらの装置から得られる蒸留範囲が145〜28
0℃の範囲にある留分(分解灯油)、特に残油脱硫装置
から得られる残油脱硫灯油や水素化分解装置から得られ
る水素化分解灯油は、灯油として用いられてこなかっ
た。
【0004】一般に、残油脱硫灯油は、FCC(接触分
解装置)によりさらに精製してガソリンや重油の基材を
製造している。この場合、FCCによる精製にコストが
かかり、そのためLCAからみた環境負荷が高まるとい
う問題があった。また、国外では、残油脱硫灯油を重油
の一部として用いられることもある程度である。
【0005】一方、水素化分解灯油は、主にジェット燃
料に用いられてきた。しかし、最近では水素化分解灯油
を主要成分とするジェット燃料は潤滑性に劣る懸念があ
るという報告がなされ、ジェット燃料に水素化分解灯油
を多く用いるのが難しくなりつつあるという問題があ
る。
【0006】この水素化分解により得られる留分を他の
接触分解により得られる留分と比較すると、水素化分解
灯油は、オレフィンが少ない事、硫黄を含む化合物の脱
硫が進むため、生成油の硫黄分が少ない事が特徴として
あげられる。しかしながら、一方でナフテン分と呼ばれ
る環状パラフィン、多環芳香族などの分解はそれほど容
易ではなく、そのために水素化分解油の特徴としてナフ
テン分やナフテノベンゼン分が直留灯油と比較して多い
事が知られている。ナフテン分やナフテノベンゼン分、
特にナフテノベンゼン分が多く含まれた灯油をストーブ
で燃焼させると燃焼性に悪影響を及ぼす事が知られてい
る。また水素化分解装置のCAT(触媒平均温度)のわ
ずかな変化で、得られる各留分の収率や組成などが大き
く変化し、そのために水素化分解灯油の性状も他のプロ
セスから得られる灯油留分と比較して安定しないもので
あった。このため、水素化分解プロセスから得られる灯
油留分から品質の安定した灯油を製造することは困難で
あると考えられていた。
【0007】また、残油脱硫灯油は、オレフィン分が多
く安定性に欠ける、また芳香族分が多く煙点が灯油のJ
IS規格を満たさないといった点から使用されてこなか
った。
【0008】
【発明が解説する課題】本発明の目的は、上記需要構造
の変化に鑑み、製品灯油を製造するための新規な方法を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、残油脱硫灯油や、水素化分解灯油を製品
灯油として用いることで、石油ファンヒーター等の燃焼
機器用灯油の新しい製造方法を提供するものである。
【0010】すなわち、本発明の第1の灯油の製造方法
は、減圧蒸留軽油、接触分解軽油、熱分解軽油および脱
れき油から選ばれる1種以上を、CAT(触媒平均温
度)400℃以下で水素化分解する工程と、その灯油留
分を回収する工程を有することを特徴とする。
【0011】本発明の第2の灯油の製造方法は、減圧蒸
留軽油、接触分解軽油、熱分解軽油および脱れき油から
選ばれる1種以上を水素化分解する工程と、その灯油留
分を回収した水素化分解灯油を得る工程と、水素化精製
灯油に前記水素化分解灯油を混合する工程を有すること
を特徴とする。
【0012】本発明の第3の灯油の製造方法は、水素化
精製灯油に、残油脱硫灯油を水素化脱硫して得られる水
素化残油脱硫灯油を、混合後の全量を基準として0.1
容量%以上4容量%以下混合する工程を有することを特
徴とする。
【0013】本発明の第4の灯油の製造方法は、未洗灯
油に、残油脱硫灯油を、混合後の全量を基準として0.
1容量%以上4容量%以下混合する工程と、この混合灯
油を水素化脱硫する工程を有することを特徴とする。
【0014】本発明の第5の灯油の製造方法は、残油脱
硫ナフサを200〜280℃までワイドカットした残油
脱硫ナフサワイドカットを原油に混合後、原油蒸留装置
で蒸留し灯油留分を回収する工程を有することを特徴と
する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の製造方法を詳細に
説明する。まず、減圧蒸留軽油、接触分解軽油、熱分解
軽油、脱れき油から選ばれる1種以上を、CAT400
℃以下として水素化分解した灯油留分を回収することか
らなる灯油の製造方法(第1の製造方法)について説明
する。ここでいう水素化分解とは、減圧蒸留軽油、接触
分解軽油、熱分解軽油等を、アモルファス系、ゼオライ
ト系の分解能と水素化能を併せ持つ触媒が充填された一
段または二段の反応筒に導入し、過剰水素の共存下で反
応圧力70〜200kg/cm2 、反応温度(=CA
T)340〜450℃でLPG、ナフサ、灯油、軽油、
潤滑油基油などを生産するプロセスを指す。
【0016】水素化分解におけるCATを400℃以下
とすることで、燃焼機器に適した灯油を製造することが
できる。このように製造された水素化分解灯油は、製造
される灯油の性状の観点から以下の性状を満たすことが
好ましい。すなわち、通常の灯油用燃焼機器に使用され
た場合の室内環境の観点から硫黄分が80ppm以下、
望ましくは65ppm以下、さらに望ましくは60pp
m以下、最も望ましくは40ppm以下であるのが望ま
しい。また燃焼性の観点から、蒸留終点は281℃以下
であることが望ましく、280℃以下であることがさら
に望ましく、279℃以下であることが最も望ましい。
また安全性の観点から引火点は40℃以上、より望まし
くは42℃以上、さらに望ましくは44℃以上であるこ
とが好ましい。また同じく安全性の観点から初留温度は
145℃以上であるのが望ましく147℃以上であるの
が望ましく、149℃以上であるのがもっとも望まし
い。
【0017】次に、各種の灯油基材を特定の条件で混合
する工程を有する、灯油の新規な製造方法(第2〜4の
製造方法)において、混合される各灯油基材について詳
述する。
【0018】本発明に使用される水素化精製灯油は、原
油を蒸留することにより得られる直留灯油(未洗灯油)
を水素化精製することにより得られる灯油を意味する。
水素化精製の方法としては、アルミナ担体上にモリブデ
ンを担持したアルミナ触媒などを充填した一段、または
二段の反応筒に直留灯油を通し、圧力10〜40kg/
cm2 、温度250〜350℃で脱硫反応をおこさせる
方法が主に用いられる。
【0019】この水素化精製灯油は本発明の製造方法に
より製造される灯油の性状の観点から以下の性状を満た
すことが好ましい。すなわち、通常の灯油用燃焼機器に
使用された場合の室内環境の観点から硫黄分が80pp
m以下、望ましくは65ppm以下、さらに望ましくは
60ppm以下、最も望ましくは40ppm以下である
のが望ましい。また燃焼性の観点から煙点は21mm以
下、より好ましくは23mm以下が望ましい。また燃焼
性の観点から酸化開始温度は207℃以上、より望まし
くは208℃以上、最も好ましくは209℃以上である
ことが望ましい。また燃焼性の観点から95%蒸留温度
は270℃以下であることが望ましく、269℃以下で
あることがさらに望ましく、268℃以下であることが
最も望ましい。また燃焼性の観点から、蒸留終点は28
1℃以下であることが望ましく、280℃以下であるこ
とがさらに望ましく、279℃以下であることが最も望
ましい。また安全性の観点から引火点は40℃以上、よ
り望ましくは42℃以上、さらに望ましくは44℃以上
であることが好ましい。また同じく安全性の観点から初
留温度は145℃以上であるのが望ましく147℃以上
であるのが望ましく、149℃以上であるのがもっとも
望ましい。また安定性の観点から貯蔵安定性試験での全
不溶分が0.3mg/100ml以下であることが望ま
しく、0.2mg/100ml以下であることがより好
ましく、0.1mg/100ml以下であることが最も
好ましい。
【0020】また、本発明に使用される水素化分解灯油
は、上述のとおり、減圧軽油等を水素化分解することに
より得られる灯油を意味する。特に本発明の灯油基材と
して使用される水素化分解灯油は、通常、水素化分解の
方法としてCATを416℃以下としたものである。C
ATが416℃より高いと安定性および燃焼性が低下
し、芯式ストーブやファンヒーターに用いた場合に異常
燃焼を起こすおそれがある。
【0021】この水素化分解灯油は本発明の製造方法に
より製造される灯油の性状の観点から以下の性状を満た
すことが好ましい。すなわち、通常の灯油用燃焼機器に
使用された場合の室内環境の観点から硫黄分が80pp
m以下、望ましくは65ppm以下、さらに望ましくは
60ppm以下、最も望ましくは40ppm以下である
のが望ましい。また燃焼性の観点から、蒸留終点は28
1℃以下であることが望ましく、280℃以下であるこ
とがさらに望ましく、279℃以下であることが最も望
ましい。また安全性の観点から引火点は40℃以上、よ
り望ましくは42℃以上、さらに望ましくは44℃以上
であることが好ましい。また同じく安全性の観点から初
留温度は145℃以上であるのが望ましく147℃以上
であるのが望ましく、149℃以上であるのがもっとも
望ましい。
【0022】また、本発明に使用される残油脱硫灯油
は、残油を脱硫することにより得られる灯油を意味す
る。脱硫方法としては、フィルターで固形きょう雑物を
除去した後、水素ガスと混合され圧力140〜250k
g/cm2 、温度350〜430℃で脱硫反応を起こさ
せるものが用いられる。
【0023】この残油脱硫灯油は安定性の点から蒸留終
点が280℃以下であることが一般的である。蒸留終点
が280℃を超えると、安定性が極度に低下し、製品灯
油に用いた場合には貯蔵により劣化を引き起こすおそれ
がある。
【0024】さらに、本発明に使用される水素化残油脱
硫灯油は、先述の残油脱硫灯油を水素化処理(水素化脱
硫)することにより得られる灯油を意味する。水素化処
理方法としては、アルミナ担体上にモリブデンを担持し
たアルミナ触媒などを充填した一段、または二段の反応
筒に直留灯油を通し、圧力10〜40kg/cm2 、温
度250〜350℃で脱硫反応をおこさせる方法が主に
用いられる。
【0025】この水素化残油脱硫灯油は、本発明の製造
方法により製造される灯油の性状の観点から以下の性状
を満たすことが好ましい。すなわち、通常の灯油用燃焼
機器に使用された場合の室内環境の観点から硫黄分が8
0ppm以下、望ましくは65ppm以下、さらに望ま
しくは60ppm以下、最も望ましくは40ppm以下
であるのが望ましい。また燃焼性の観点から煙点は21
mm以下、より好ましくは23mm以下が望ましい。ま
た燃焼性の観点から、蒸留終点は260℃以下であるこ
とが望ましく、240℃以下であることがさらに望まし
く、220℃以下であることが最も望ましい。また安全
性の観点から引火点は40℃以上、より望ましくは42
℃以上、さらに望ましくは44℃以上であることが好ま
しい。また同じく安全性の観点から初留温度は145℃
以上であるのが望ましく147℃以上であるのが望まし
く、149℃以上であるのがもっとも望ましい。
【0026】次に、これら灯油基材を混合することから
なる灯油の製造方法について説明する。
【0027】まず、水素化精製灯油に水素化分解灯油を
混合する場合(第2の製造方法)について説明する。水
素化分解灯油の混合後の灯油を全量とした割合の上限
は、 ・CATが413℃以上416℃以下の場合は、50容
量%を上限とする。 ・CATが406℃以上413℃以下の場合は以下の式
1により計算される量を上限とする。 混合量(容量%)=−2.857×CAT(℃)+1230 (式1) ・CATが406℃以上413℃以下の場合は以下の式
2により計算される量を上限とする。 混合量(容量%)=−5×CAT(℃)+2100 (式2) ・CATが400℃以下の場合は混合量に制約はない。
【0028】次に、水素化精製灯油に水素化残油脱硫灯
油を混合する場合(第3の製造方法)について説明す
る。水素化残油脱硫灯油の混合後の灯油を全量とした割
合は0.1容量%以上4容量%以下である。水素化残油
脱硫灯油は芳香族含有量が比較的多く、煙点を低下させ
ない範囲であれば混合させる事により、発熱量を向上さ
せ容量あたりの燃料消費率を低下させる事ができるの
で、0.1容量%以上混合させることが望ましい。混合
割合が4容量%を越えると安定性が低下し、貯蔵中に劣
化して、ストーブに用いた場合に異常燃焼を引き起こす
おそれが生じる。水素化残油脱硫灯油の蒸留終点が26
0℃を越える場合は安定性の観点から、その混合割合は
2容量%以下であることが好ましい。
【0029】次に、未洗灯油に残油脱硫灯油を混合後水
素化脱硫する場合(第4の製造方法)について説明す
る。この場合も(第3の製造方法)と同様に、残油脱硫
灯油の混合後の灯油を全量とした割合は0.1容量%以
上4容量%以下である。水素化残油脱硫灯油は芳香族含
有量が比較的多く、煙点を低下させない範囲であれば混
合させる事により、発熱量を向上させ容量あたりの燃料
消費率を低下させる事ができるので、0.1容量%以上
混合させることが望ましい。混合割合が4容量%を越え
ると安定性が低下し、貯蔵中に劣化をひきこすおそれが
ある。水素化残油脱硫灯油の蒸留終点が260℃を越え
る場合は安定性の観点から、その混合割合は2容量%以
下であることが好ましい。
【0030】また残油脱硫ナフサを200〜280℃ま
でワイドカットした残油脱硫ナフサワイドカットを原油
に混合後、トッパー(原油蒸留装置)で蒸留して灯油留
分を取り出し、水素化脱硫することによっても高品質の
灯油を製造することができる(第5の製造方法)。この
場合も(第3の製造方法)の製造方法と同様に、残油脱
硫ナフサワイドカットの灯油分の、混合後の原油中の灯
油分を全量とした割合が0.1容量%以上4容量%以下
となるように、残油脱硫ナフサワイドカットと原油中に
存在する灯油分を各々計算で求めて混合することが好ま
しい。残油脱硫ナフサワイドカットは芳香族含有量が比
較的多く、煙点を低下させない範囲であれば混合させる
事により発熱量を向上させて容量あたりの燃料消費率を
低下させる事ができるので0.1%以上混合させること
が望ましい。混合割合が4容量%を越えると安定性が低
下し、貯蔵中に劣化をひき起こすおそれがある。残油脱
硫ナフサワイドカットの蒸留終点が260℃を越える場
合は安定性の観点から、その混合割合は2容量%以下で
あることが好ましい。
【0031】また、水素化精製灯油に水素化分解灯油、
残油脱硫灯油、水素化残油脱硫灯油より選ばれる2種以
上を混合することも考えられる。この場合にも、上記
(第3の製造方法)または(第4の製造方法)の場合と
同様に、混合された灯油中における計算上の残油脱硫灯
油の割合は、0.1容量%以上4容量%以下であること
が必要である。
【0032】本発明の製造方法により製造される灯油は
95容量%留出温度(T95)以外の蒸留性状に格別の制
限はないが、下記の性状を満たしていることが望まし
い。なお、ここでいう蒸留性状とは、全てJIS K
2254「石油製品―蒸留試験方法」に規定される常圧
法蒸留試験方法により測定された数値を意味する。 初留点(IBP) :145〜165℃ 10容量%留出温度(T10) :155〜200℃ 30容量%留出温度(T30) :170〜225℃ 50容量%留出温度(T50) :180〜245℃ 70容量%留出温度(T70) :190〜265℃ 90容量%留出温度(T90) :205〜270℃ 蒸留終点(EP) :220〜281℃
【0033】初留点は引火点低下による安全性への悪影
響を防ぐ点から140℃以上であることが望ましく、1
42℃以上であることがより好ましく、145℃以上で
あることが更により好ましい。一方、低温時の着火特性
の点から165℃以下であることが望ましく、162℃
以下であることがより望ましく、160℃以下であるこ
とがさらに望ましい。
【0034】T10は引火点低下による安全性への好まし
くない影響を防ぐ点および給油時の臭気低減の点から1
55℃以上であることが望ましく、160℃以上である
ことがより好ましく、162℃以上であることが更によ
り好ましい。一方、低温時の着火特性の点から200℃
以下であることが望ましく、195℃以下であることが
より望ましく、190℃以下であることがさらに望まし
い。
【0035】T30は給油時の臭気低減および発熱量の点
から170℃以上であることが望ましく、172℃以上
であることがより好ましく、175℃以上であることが
更により好ましい。一方、低温時の着火特性の点から2
25℃以下であることが望ましく、220℃以下である
ことがより望ましく、216℃以下であることがさらに
望ましい。
【0036】T50は発熱量の点から180℃以上である
ことが望ましく、183℃以上であることがより好まし
く、185℃以上であることが更により好ましい。一
方、燃焼性の点から245℃以下であることが望まし
く、240℃以下であることがより望ましく、238℃
以下であることがさらに望ましい。
【0037】T70は発熱量の点から190℃以上である
ことが望ましく、193℃以上であることがより好まし
く、195℃以上であることが更により好ましい。一
方、燃焼性の点から265℃以下であることが望まし
く、261℃以下であることがより望ましく、257℃
以下であることがさらに望ましい。
【0038】T90は発熱量の点から205℃以上である
ことが望ましく、210℃以上であることがより好まし
く、215℃以上であることが更により好ましい。一
方、燃焼性の点から270℃以下であることが望まし
く、269℃以下であることがより望ましく、268℃
以下であることがさらに望ましい。
【0039】蒸留終点は安定性や燃焼性の点から281
℃以下であることが望ましく、280℃以下であること
がより好ましく、279℃以下であることが更により好
ましい。一方、蒸留終点が220℃未満になると、石油
ファンヒーターで燃焼させたときの燃料消費率の悪化を
招くため、220℃以上であることが望ましく、225
℃以上であることがより望ましい。
【0040】また、本発明の製造方法により製造される
灯油において、飽和分、オレフィン分、芳香族分の各含
有量については特に制限はないが、下記を満たすことが
望ましい(なお、ここでいう飽和分、芳香族分、オレフ
ィン分はJIS K 2536に規定する「石油製品―
成分試験法」の蛍光指示薬吸着法(FIA)に準拠して
測定される飽和分、オレフィン分、芳香族分の容量%を
意味する)。 飽和分含有量(S) 68〜99.9容量% オレフィン分含有量(O) 0〜0.5容量% 芳香族分含有量(A) 0.1〜30容量%
【0041】飽和分含有量は燃焼性の点から68容量%
以上が望ましく、72容量%以上がより望ましく、75
容量%以上が更により望ましい。また発熱量の点から飽
和分含有量は99.9容量%以下であることが望まし
く、97容量%以下であることがより望ましく、90容
量%以下であることが更に望ましい。
【0042】また、発明の製造方法により製造される灯
油において、芳香族分は発熱量の点から0.1容量%以
上が望ましく、0.5容量%以上がより望ましく、1容
量%がさらに望ましい。また燃焼性の点から30容量%
以下が望ましく、25容量%以下がより望ましく、20
容量%以下がさらに望ましい。
【0043】また、発明の製造方法により製造される灯
油において、オレフィン分は灯油の貯蔵安定性の点から
0.5容量%以下であることが望ましく、0.3容量%
以下であることがより望ましく、0.1容量%以下であ
ることが更により望ましい。
【0044】また、発明の製造方法により製造される灯
油において、煙点については特に制限はないが、燃焼性
の観点から21mm以上であることが好ましく、22m
m以上であることがより好ましく、23mm以上である
ことが更により好ましい。なお、ここでいう煙点とは、
JIS K 2537「石油製品―航空タービン燃料及
び灯油―煙点試験方法」に規定される方法により測定さ
れた数値を意味する。
【0045】また、発明の製造方法により製造される灯
油において、銅板腐食については特に制限はないが石油
ファンヒーターに対する腐食性の観点から、1aまたは
1bであることが望ましく、1aであることが更に望ま
しい。なお、ここでいう銅板腐食とはJIS K 25
13「石油製品―銅板腐食試験方法」により規定される
銅板腐食試験方法により測定される値を意味する。
【0046】また、発明の製造方法により製造される灯
油において、15℃における密度については特に制限は
無いが、燃料消費率の点から、750kg/m3 以上で
あることが好ましく、770kg/m3 以上であること
がより好ましく、790kg/m3 以上であることがさ
らにより好ましい。また、燃焼性の点から、830kg
/m3 以下であることが好ましく、820kg/m3
下であることがより好ましく、815kg/m3 以下で
あることがさらに好ましい。なお、ここで密度とはJI
S K 2249「原油及び石油製品の密度試験方法並
びに密度・質量・容量換算表」により測定される密度を
表す。
【0047】また、発明の製造方法により製造される灯
油には、必要に応じて公知の燃料油添加剤を配合するこ
とができる。公知の燃料油添加剤としては、例えば、酸
化防止剤、金属不活性化剤、氷結防止剤、腐食防止剤、
帯電防止剤、着色剤、識別剤、消臭添加剤などを挙げる
ことができる。これら添加剤は、単独でまたは数種類組
み合せて用いることができる。またその添加量は任意に
決めることができるが、添加剤個々の添加量は、灯油全
量基準でそれぞれ0.2質量%以下、好ましくは0.0
2質量%以下であるのが通常である。
【0048】発明の製造方法により製造される灯油にお
いて、燃焼性の観点から酸化開始温度は207℃以上、
より望ましくは208℃以上、最も好ましくは209℃
以上であることが望ましい。安定性の観点から貯蔵安定
性試験での全不溶分が0.3mg/100ml以下であ
ることが望ましく、0.2mg/100ml以下である
ことがより好ましく、0.1mg/100ml以下であ
ることが最も好ましい。
【0049】発明の製造方法により製造される灯油は、
石油ファンヒーターに好ましく用いられる。この石油フ
ァンヒーターは、開放式(室内吸気、室内排気)の強制
通気形暖房機に分類される。
【0050】発明の製造方法により製造される灯油は、
このような開放式強制通気形暖房機の他に、石油給湯
機、石油給湯機付き風呂釜、石油風呂釜、油だき温水ボ
イラー等の半密閉式(室内吸気、屋外排気)の強制通気
形暖房機・燃焼機、FF式暖房機、FF式温水暖房機等
の密閉式(屋外吸気、屋外排気)の強制給排気形暖房機
・燃焼機にも使用可能である。
【0051】
【実施例】以下に実施例および比較例により本発明をさ
らに詳細に説明するが、本発明はこれらの例によって何
ら限定されるものではない。表1〜6に実施例および比
較例として用いた灯油の主要性状を示す。同表に示した
性状の内、上に説明を記載したものは同じ方法により試
験した。また、その他は以下の試験方法により測定し
た。
【0052】引火点は、JIS K 2265「原油お
よび石油製品−引火点試験方法」に規定するタグ密閉式
引火点試験方法により測定した。
【0053】動粘度は、JIS K 2283「原油お
よび石油製品−動粘度試験方法及び粘度指数算出方法」
に規定する動粘度試験方法により測定した。
【0054】過酸化物価は、石油学会法JPI−5S−
46−96「灯油の過酸化物価試験方法」に規定する過
酸化物価測定法により測定した。
【0055】セーボルトは、JIS K 2580「石
油製品−色試験方法」に規定するセーボルト色試験方法
により測定した。
【0056】酸化開始温度の測定はパーキンエルマー社
製高圧DSC(型番27−HT)を用いて以下の条件で
測定した。
【0057】 <高圧DSC測定条件> 雰囲気ガス :圧縮空気 圧力 :4. 0MPa 温度 :初期温度50℃ 昇温速度 20℃/min 最終温度 500℃
【0058】また、全不溶分の測定はASTM D 2
274「留出燃料油の酸化安定性標準試験法(促進法)
[Standard Test Method for
Oxidation Stability of D
istillate Fuel Oil(Accele
rated Method)]」にしたがって測定した
全不溶分(小数点以下2桁)を指す。
【0059】表1にCATを400〜416℃に変化さ
せて水素化分解を行い得られた水素化分解灯油を用いた
場合の結果を示した。
【0060】
【表1】
【0061】表1に示すように、CATが400℃であ
る場合には水素化分解灯油100%であっても(実施例
8)、密度、引火点等の性状に問題はなく、また酸化開
始温度、全不溶分共に品質上問題はない結果が得られ
た。またCATが400℃以上の場合であっても、水素
化精製灯油と混合することにより同様の結果を得ること
ができた(実施例1〜7)。一方、CATを406℃と
した100%水素化分解灯油の基材は、十分高い酸化開
始温度を示したが、全不溶分が多過ぎ品質が十分とはい
えなかった。また、CATを413℃,416℃とした
100%水素化分解灯油の基材は、酸化開始温度、全不
溶分共に十分な品質は得られなかった。
【0062】表2および表3に水素化残油脱硫灯油を水
素化精製灯油に混合した場合の結果を示す。
【0063】
【表2】
【0064】
【表3】
【0065】上記表2,3に示すように、水素化残油脱
硫灯油100容量%からなる各基材は蒸留終点にかかわ
らず、酸化開始温度、全不溶分共に問題があり、製品灯
油としての使用に堪え得るものではなかった。これに対
して、実施例9〜21の混合灯油は、いずれも十分な品
質を有するものであった。特に、残油脱硫灯油の蒸留終
点が220℃以下の場合4%混合しても酸化開始温度、
全不溶分共に品質上問題はなかった(実施例9〜1
1)。また、蒸留終点が240℃,260℃の場合も、
2%混合した場合の製品灯油は燃焼性、安定性ともに必
要な品質を満たした(実施例15,16)。これに対
し、水素化残油脱硫灯油を5容量%混合したものは、蒸
留終点が180℃であっても不溶分が0.30より大き
く問題があった(比較例1)。
【0066】表4および表5に未洗灯油に残油脱硫灯油
を混合後、水素化脱硫した場合の結果を示す。
【0067】
【表4】
【0068】
【表5】
【0069】上記表4,5に示すように、実施例22〜
34の混合灯油は、いずれも十分な品質を有するもので
あった。特に、残油脱硫灯油の蒸留終点が220℃以下
の場合4%混合しても酸化開始温度、全不溶分共に品質
上問題はなかった(実施例22〜24)。また、蒸留終
点が240℃,260℃の場合も、2%混合した場合の
製品灯油は燃焼性、安定性ともに必要な品質を満たした
(実施例28,29)。これに対し、残油脱硫灯油を5
容量%混合したものは、蒸留終点が180℃であっても
不溶分が0.30より大きく問題があった(比較例
2)。
【0070】表6に、残油脱硫ナフサワイドカットを原
油に混合後、原油蒸留装置で蒸留し灯油留分を回収した
場合の結果を示す。
【0071】
【表6】
【0072】上記表6に示すように、実施例35〜47
の灯油は、いずれも酸化開始温度、全不溶分共に品質上
問題はなく、100%の原油由来灯油と比較しても遜色
ないものであった。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来は製品灯油として使用されなかった残油脱硫灯油
や、水素化分解灯油を用いて現行の製品灯油と遜色のな
い高品質の製品灯油を製造することが可能となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 敬 東京都港区西新橋一丁目3番12号 日石三 菱株式会社開発部内 Fターム(参考) 4H013 AA02 AA03 AA05 4H029 DA01 DA02 DA03 DA09 DA12

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 減圧蒸留軽油、接触分解軽油、熱分解軽
    油および脱れき油から選ばれる1種以上を、CAT(触
    媒平均温度)400℃以下で水素化分解する工程と、そ
    の灯油留分を回収する工程を有することを特徴とする灯
    油の製造方法。
  2. 【請求項2】 減圧蒸留軽油、接触分解軽油、熱分解軽
    油および脱れき油から選ばれる1種以上を水素化分解す
    る工程と、その灯油留分を回収した水素化分解灯油を得
    る工程と、水素化精製灯油に前記水素化分解灯油を混合
    する工程を有することを特徴とする灯油の製造方法。
  3. 【請求項3】 水素化精製灯油に、残油脱硫灯油を水素
    化脱硫して得られる水素化残油脱硫灯油を、混合後の全
    量を基準として0.1容量%以上4容量%以下混合する
    工程を有することを特徴とする灯油の製造方法。
  4. 【請求項4】 未洗灯油に、残油脱硫灯油を、混合後の
    全量を基準として0.1容量%以上4容量%以下混合す
    る工程と、この混合灯油を水素化脱硫する工程を有する
    ことを特徴とする灯油の製造方法。
  5. 【請求項5】 残油脱硫ナフサを200〜280℃まで
    ワイドカットした残油脱硫ナフサワイドカットを原油に
    混合後、原油蒸留装置で蒸留し灯油留分を回収する工程
    を有することを特徴とする灯油の製造方法。
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