JP2003095414A - 収納用ラック - Google Patents

収納用ラック

Info

Publication number
JP2003095414A
JP2003095414A JP2001291192A JP2001291192A JP2003095414A JP 2003095414 A JP2003095414 A JP 2003095414A JP 2001291192 A JP2001291192 A JP 2001291192A JP 2001291192 A JP2001291192 A JP 2001291192A JP 2003095414 A JP2003095414 A JP 2003095414A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shelf
receiving member
piece
depth
engaging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001291192A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiko Fujiwara
明彦 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Plus Corp
Sanshin Metal Working Co Ltd
Original Assignee
Plus Corp
Sanshin Metal Working Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Plus Corp, Sanshin Metal Working Co Ltd filed Critical Plus Corp
Priority to JP2001291192A priority Critical patent/JP2003095414A/ja
Publication of JP2003095414A publication Critical patent/JP2003095414A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Assembled Shelves (AREA)
  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 十分な組付強度で、組付が簡単な収納用ラッ
クを提供する。 【解決手段】 奥行き方向に併設されたアングル状支柱
10の上端部間に天棚受部材30が架け渡され、受部材
30に、天棚板20の側端部が取り付けられる。支柱1
0に、高さ方向に沿って複数の係合孔14a、14bが
設けられる。天棚受部材30が、奥行き方向の連結板3
1bと、間口方向の固定片31aとを有し、係合爪34
a、34bが高さ方向に沿って複数形成される。連結板
31bに天棚板嵌合用上側片36b及び下側片36aが
形成され、固定片31aにフランジ当接突起33が形成
される。フランジ当接突起33が、支柱側10の端縁に
当接され、係合爪34a、34bが係合孔14a、14
bに係合されて、天棚受部材30が固定される。天棚板
20の側端部が、上側片36a、36b間に嵌合された
状態で、固定片31aが天棚板20にボルト締めされ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、本や書類、小物
等の物品を収納保管するための収納用ラックに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、倉庫の片隅や物置部屋等に、小物
等を整理して収納するために、金属製の組立式収納用ラ
ックが設置される場合がある。
【0003】このような収納用ラックとしては、組立時
にボルト締め等の面倒な作業を必要最小限に抑えた、い
わゆるボルトレスラックが周知であり、その軽量タイプ
のものは、四隅にアングル状支柱が立設され、各支柱の
上端及び下端に、天棚板及び床棚板が水平状態に固定さ
れるとともに、各支柱の所定高さ位置に、複数の中間棚
板が水平状態に固定されている。
【0004】このような収納用ラックにおいては、物品
収納状態での安定性向上や、ぐらつき防止等を図るため
に、組付強度の向上が望まれている。このため例えば、
天棚板部周辺における間口方向の揺れに対する強度を高
めるには、間口方向に併設された支柱の上端部間に補強
用ビーム部材を架け渡すように配置して、その補強用ビ
ーム部材により支柱間を連結する構造を一般に採用して
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のラックの補強構造においては、補強用ビーム部材を
組み付ける分、部品点数が増加するため、構造の複雑化
及び組付工数の増加により、組付作業が困難になるとと
もに、コストの増大を来すという問題が発生する。
【0006】この発明は、上記従来技術の問題を解消
し、十分な組付強度を得ることができる上、組付作業を
簡単に行えるとともに、コストを削減することができる
収納用ラックを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は、四隅に立設されるアングル状の支柱
と、前記支柱のうち、奥行き方向に併設された支柱の上
端部間に架け渡される天棚受部材と、側端部が、前記天
棚受部材に取り付けられる天棚板とを備え、前記支柱
が、その間口側及び奥行き側の両フランジに高さ方向に
沿って所定間隔おきに、複数の間口側及び奥行き側係合
孔がそれぞれ設けられ、前記天棚受部材が、奥行き方向
に沿って配置される連結板と、その連結板の前後両端か
ら間口方向内側に向けて延びる固定片とを有し、前記連
結板及び前記固定片の外面に、前記間口側及び奥行き側
係合孔にそれぞれ対応して、間口側及び奥行き側係合爪
が、高さ方向に間隔をおいて複数形成され、前記連結板
の内面に、前記天棚板の側端面における上端縁及び下端
縁に対応して、天棚板嵌合用の上側片及び下側片が形成
されるとともに、前記固定片の外面に、前記支柱の間口
側フランジ端縁に対応して、フランジ当接突起が形成さ
れてなり、前記天棚受部材のフランジ当接突起が、前記
支柱の間口側フランジ端縁に当接係止されるとともに、
前記天棚受部材の前記間口側及び奥行き側係合爪が、そ
れらに対応する前記間口側及び奥行き側係合孔にそれぞ
れ係合されることにより、前記天棚受部材が、奥行き方
向に併設された前記支柱の上端部間に固定される一方、
前記天棚板の側端部が、前記天棚受部材の前記上側片及
び下側片間に嵌合された状態で、前記天棚受部材の固定
片が、前記天棚板の前後端面にボルト締めにより固定さ
れてなるものを要旨としている。
【0008】この発明の収納用ラックにおいては、奥行
き方向に併設された支柱の上端部間を天棚受部材により
連結しているめ、天棚受部材がこれらの支柱間の補強部
材として機能する。しかも、天棚受部材の両側端部に、
高さ方向に沿って複数の係合爪を形成し、これらの係合
爪を支柱の上端部に係合するものであるため、高さ方向
に沿った複数の位置で、天棚受部材を支柱に固定するこ
とができる。従って、天棚受部材の支柱に対する組付強
度を十分に確保しつつ、奥行き方向に対する組付強度を
向上させることができる。
【0009】また、間口方向に併設された支柱の上端部
間を天棚板により連結しているため、天棚板がこれらの
支柱間の補強部材として機能する。しかも天棚板の両側
端面を天棚受部材に支持して、天棚板の両側部をボルト
止めにより固定するものであるため、天棚板を、間口方
向に沿った複数の位置で、天棚受部材を介して支柱に固
定することができる。従って、天棚板の支柱に対する組
付強度を十分に確保しつつ、間口方向に対する組付強度
を向上させることができる。
【0010】また本発明においては、天棚板が、間口方
向に併設された支柱間の補強用ビーム部材を兼用するも
のであるため、ビーム部材の削減により、部品点数及び
組付工数を削減することができる。更に天棚板を、その
四隅の四箇所のみをボルト止めするだけで組み立てるこ
とができるので、面倒なボルト締め作業を減少させるこ
とができる。
【0011】一方、本発明においては、前記天棚受部材
の固定片内面に、間口方向内側に延びる係合片が設けら
れ、前記天棚板の両側部が、前記係合片に係合されてな
る構成を採用するのが好ましい。
【0012】すなわちこの構成を採用する場合には、天
棚板の支柱に対する組付強度を、より一層向上させるこ
とができる。
【0013】また、本発明においては、前記支柱の両フ
ランジにおける中間領域が内側に凹陥形成されて、その
凹陥部底壁に、前記係合孔が配置され、前記係合孔に係
合された前記係合爪が、前記凹陥部内に配置されてなる
構成を採用するのが良い。
【0014】すなわちこの構成を採用する場合には、天
棚受部材の係合爪を、係合孔に係合した際に、係合爪が
凹陥部内に配置されることにより、係合爪が支柱の外表
面から外側に突出するのを防止することができる。この
ため例えば、ラック周辺の作業者や周辺部品に、係合爪
が干渉する等の不具合を確実に防止することができる。
更に、2つ以上のラックを並べて配置するような場合
に、隣り合うラック間において、対応する支柱同士を密
接させることができ、ラックを隙間なく整然と配置する
ことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1ないし図4はこの発明の実施
形態である収納用ラックを示す図である。これらの図に
示すように、この収納用ラックは、4本の支柱(10)
と、天棚板(20)と、天棚受部材(30)と、床棚板
(40)と、床棚受部材(50)と、複数枚の中間棚板
(60)とを基本的な構成として具備する金属製ラック
をもって構成されている。
【0016】図1ないし図5に示すように、支柱(1
0)は、アングル部材からなり、間口側及び奥行き側の
2つのフランジ(11a)(11b)を有している。両
フランジ(11a)(11b)には、各先端縁が内側に
折曲されて、補強部(12a)(12b)が形成される
とともに、両フランジ(11a)(11b)の中間領域
が凹陥形成されて、長さ方向に連続する溝状の凹陥部
(13a)(13b)が形成されている。これらの凹陥
部(13a)(13b)には、長さ方向に所定の間隔お
きに、複数の係合孔(14a)(14b)がそれぞれ形
成されている。
【0017】図6に示すように、各係合孔(14a)
(14b)は、下部外側のコーナ部にカム部(15)が
形成されて、上側部が幅広部(16)として構成される
とともに、下側部が幅狭部(17)として構成されてい
る。
【0018】一方、天棚板(20)、床棚板(40)及
び中間棚板(60)は、いずれも同じ構成を有してお
り、各棚板(20)(40)(60)の構成を、天棚板
(20)を例に挙げて説明すると、図7に示すように、
天棚板(20)は、前後両側の周囲四辺がそれぞれ下方
に折曲されて、前後両端縁に下方に延びる前面板(2
1)及び後面板(22)が形成されるとともに、両側端
縁に下方に延びる両側面板(23)(23)が形成され
る。
【0019】図4に示すように、前面板(21)及び後
面板(22)の両側端縁には、切欠部(24)がそれぞ
れ形成されるとともに、前後面板(21)(22)の両
側部には、ボルト止め孔(25)がそれぞれ形成されて
いる。
【0020】また天棚板(20)の裏底面には、長さ方
向(間口方向)に沿って補強板(26)が溶接により固
定されている。
【0021】なお、既述したように、床棚板(40)及
び中間棚板(60)は、天棚板(20)と実質的に同様
の構成を有しているため、同一又は相当部分に同一又は
相当符号を付して、重複説明は省略する。
【0022】図8に示すように、天棚受部材(30)
は、奥行き方向に沿って配置される連結板(31b)
と、連結板(31b)の前後両端部が間口方向側に折曲
されることによって一体形成され、かつ間口方向に沿っ
て延びる固定片(31a)(31a)とを備えている。
【0023】連結板(31b)における固定片(31
a)とのコーナ部近傍には、切込プレス成形により、外
方に突出しかつ下方に延びる逆L字状の奥行き側係合爪
(34b)が、上下方向に所定の間隔おきに形成されて
いる。なおこの奥行き側係合爪(34b)は、上記支柱
(10)の係合孔(14a)と同じピッチで3個形成さ
れている。
【0024】また固定片(31a)における連結板(3
1b)とのコーナ部近傍には、上記奥行き側係合爪(3
4b)の下側2つに対応して、切込プレス成形により、
外方に突出しかつ下方に延びる逆L字状の間口側係合爪
(34a)が、上下方向に間隔をおいて2個形成されて
いる。
【0025】更に固定片(31a)における連結板(3
1b)とのコーナ部近傍には、上端の奥行き側係合爪
(34b)に対応して、切込プレス成形により、内方に
突出しかつ間口方向内側に延びる係合片(32)が形成
されている。
【0026】更に固定片(31a)における中間部外面
側には、外方突出状にフランジ当接突起(33)が形成
されるとともに、先端部には、ボルト止め孔(35)が
形成されている。
【0027】また連結板(31b)における前後の領域
が内側に切り起こされて、嵌合用の下側片(36a)が
形成されるとともに、連結板(31b)及び固定片(3
1a)の上端縁部が内側に折曲されて、嵌合用の上側片
(36b)が形成されている。
【0028】更に固定片(31a)の下端縁部が内側に
折曲されて、天棚支持片(37)が形成されている。
【0029】なお、床棚板(40)を固定するための床
棚受部材(50)は、上記天棚受部材(30)と実質的
に同様な構成を備えるものであるため、同一又は相当部
分に、同一又は相当符号を付して、重複説明は省略す
る。
【0030】一方図10に示すように、中間棚板(6
0)を支柱(10)に取り付けるための棚支持金具(7
0)は、支柱(10)の内側に適合状態に収容可能な短
寸のアングル状部材からなり、間口側及び奥行き側の2
つのフランジ(71a)(71b)を有している。各フ
ランジ(71a)(71b)には、外方に突出しかつ下
方に延びる係合爪(74a)(74b)が形成されてい
る。
【0031】更に各フランジ(71a)(71b)の内
側下端には、その下端部が上方に折り返されて、棚支持
片(75a)(75b)が形成されている。
【0032】本実施形態の収納用ラックは、以上の構成
部材からなり、以下のようにして組み立てられるもので
ある。
【0033】まず、天棚受部材(30)及び床棚受部材
(50)を、4本の支柱(10)に取り付ける。すなわ
ち図1ないし図4に示すように、4本の支柱(30)の
うち、奥行き方向に併設された支柱(10)の上端部間
に、天棚受部材(30)を架け渡すように配置し、その
状態で、天棚受部材(30)のフランジ当接突起(3
3)を、各支柱(10)における間口側フランジ(11
a)の端縁に当接係止させつつ、天棚受部材(30)の
各係止爪(34a)(34b)を、各支柱(10)の対
応する係合孔(14a)(14b)に係止し、これによ
り天棚受部材(30)を、奥行き方向に併設された支柱
(10)の上端部間を連結する態様に固定する。
【0034】ここで、係合爪(34a)(34b)を係
合孔(14a)(14b)に係合するに際しては、係合
爪(34a)(34b)を、係合孔(14a)(14
b)における上側の幅広部(16)に挿入した後、係合
爪(34a)(34b)を降下させて、係合爪(34
a)(34b)を下側の狭幅部(17)に移動させて、
係合孔(14a)(14b)の下端縁に係合するもので
ある。この係合爪(34a)(34b)を下方に移動さ
せるとき、係合爪(34a)(34b)がカム部(1
5)に押し込まれることにより、天棚受部材(30)
が、各支柱(10)に圧接した状態に固定される。すな
わち、間口側係合爪(34a)がカム部(15)に押さ
れることにより、天棚受部材(30)の連結板(31
b)が、各支柱(10)の奥行き側フランジ(11b)
に圧接する方向に押し付けられるとともに、奥行き側係
合爪(34b)がカム部(15)に押されることによ
り、天棚受部材(30)の固定片(31a)が、各支柱
(10)の間口側フランジ(11a)に圧接する方向に
押し付けられる。これにより、天棚受部材(30)が、
各支柱(10)の両フランジ内面に、十分に圧接した状
態に係合固定される。
【0035】なお、床棚受部材(50)も、上記と同様
にして、4本の支柱(10)のうち奥行き方向に併設さ
れた支柱(10)の下端部間にそれぞれ取り付けられ
る。
【0036】次に、天棚板(20)及び床棚板(40)
を、天棚受部材(30)及び床棚受部材(50)にそれ
ぞれ取り付ける。
【0037】すなわち、天棚板(20)の両側端部を、
天棚受部材(30)の前後両固定片(31a)(31
a)間に差し込んで、天棚板(20)の両側端部を、天
棚受部材(30)の上下両側片(36a)(36b)間
に嵌合するとともに、天棚板(20)の前後面板(2
1)(22)の下端縁を、天棚受部材(30)における
固定片(31a)の天棚支持片(37)に支持させ、そ
の状態で、前後面板(21)(22)における両側端縁
の切欠部(24)を、天棚受部材(30)における固定
片(31a)の内面と係合片(32)との間に挿入し
て、係合片(32)の基端部に嵌め込んで係合状態に支
持固定する。このとき、天棚受部材(30)側のボルト
止め孔(35)が、天棚板(20)側のボルト止め孔
(25)に適合した状態に配置される。
【0038】そしてこの状態で、ボルト(80)を天棚
受部材(30)及び天棚板(20)の各ボルト止め孔
(35)に外側から挿入して、ナット(81)に締結す
ることにより、天棚板(20)を天棚受部材(30)に
固定する。
【0039】なお、床棚板(40)も、上記と同様にし
て、床棚受部材(50)にそれぞれ固定される。
【0040】次に、支柱(10)における所望の高さ位
置に、棚支持金具(70)を固定して、その支持金具
(70)に中間棚板(60)を固定する。
【0041】すなわち、各支柱(10)の所望の高さ位
置において、棚支持金具(70)の両係合爪(74a)
(74b)を、支柱(10)の対応する両係合孔(14
a)(14b)に係合して固定する。このとき、上記天
棚受部材(34)と同様に係合されて、棚支持金具(7
0)が、支柱(10)の両フランジ内面に十分に圧接し
た状態に固定される。
【0042】その後、中間棚板(60)の四隅を、対応
する棚支持金具(70)にそれぞれ固定する。すなわ
ち、中間棚板(60)の四隅において、前後面板(2
1)(22)の両側部下端及び両側面板(23)(2
3)の両側部下端を、棚支持金具(70)の間口側及び
奥行き側の棚支持片(75a)(75a)に係合して支
持させる。
【0043】これにより、本実施形態の収納用ラックが
組み立てられる。
【0044】なお言うまでもなく、ラックの組立手順は
上記の手順に限られることなく、どのような手順で組み
立てるようにしても良い。
【0045】以上のように、本実施形態の収納用ラック
によれば、奥行き方向に併設された支柱(10)の上端
部間が天棚受部材(30)により連結されるため、天棚
受部材(30)がこれらの支柱間の補強部材として機能
する。しかも、天棚受部材(30)の両側端部に、高さ
方向に沿って複数の係合爪(34a)(34b)及びフ
ランジ当接突起(33)を形成し、これらの係合爪(3
4a)(34b)及びフランジ当接突起(33)を、支
柱(10)の上端部に係合するものであるため、高さ方
向に沿った複数の位置で、天棚受部材(30)を支柱
(10)に支持することができる。従って、天棚受部材
(30)の支柱(10)に対する組付強度を十分に確保
しつつ、奥行き方向に併設された支柱間の組付強度を向
上させることができる。このため例えば、奥行き方向
(前後方向)の揺れに対する組付強度を十分に確保する
ことができ、ラックの有害な変形等を防止することがで
きる。その上更に天棚板(20)を天棚受部材(30)
に固定するものであるため、この天棚板(20)によっ
ても、奥行き方向に併設された支柱(10)間が補強さ
れるため、奥行き方向の揺れに対する組付強度を、より
一層向上させることができる。
【0046】また間口方向に併設された支柱(10)の
上端部間が天棚板(20)により連結されるため、天棚
板(20)がこれらの支柱間の補強部材(ビーム部材)
として機能する。しかも天棚板(20)の両側端面及び
前後面板(21)(22)を天棚受部材(30)に支持
して、天棚板(20)の両側部をボルト止めにより固定
するものであるため、天棚板(20)を、間口方向に沿
った複数の位置で、天棚受部材(30)を介して支柱
(10)に支持することができる。従って、天棚板(2
0)の支柱(10)に対する組付強度を十分に確保しつ
つ、間口方向に併設された支柱間の組付強度を向上させ
ることができる。このため例えば、間口方向(左右方
向)の揺れに対する組付強度を十分に確保することがで
き、ラックの有害な変形等を防止することができる。
【0047】なお、支柱(10)の下端部においては、
床棚板(40)及び床棚受部材(50)により、上記と
同様に、十分な組付強度を確保することができる。
【0048】このように本実施形態の収納用ラックによ
れば、間口方向及び奥行き方向の全ての方向の組付強度
を十分に確保することができる。
【0049】また本実施形態においては、天棚板(2
0)が、間口方向に併設された支柱間の補強用ビーム部
材を兼用するものであるため、ビーム部材の削減によ
り、部品点数及び組付工数を削減でき、組立作業を容易
に行えるとともに、コストを削減することができる。
【0050】更に本実施形態においては、天棚板(2
0)及び床棚板(40)を、その四隅の四箇所のみをボ
ルト止めするだけで組み立てることができるので、面倒
なボルト締め作業を減少でき、組立作業をより一層簡単
に行うことができる。
【0051】また本実施形態においては、天棚受部材
(30)及び床棚受部材(50)を、同一の構成に形成
するとともに、天棚板(20)、床棚板(40)及び中
間棚板(60)を、同一の構成に形成するものであるた
め、部材の共通化により、部品点数をより一層削減する
ことができ、より一層、組立作業の容易化及びコストの
削減を図ることができる。
【0052】また本実施形態においては、支柱(10)
における両フランジ(11a)(11b)の中間領域を
凹陥形成して、その凹陥部(13a)(13b)の底壁
に、係合孔(14a)(14b)を形成するものである
ため、天棚受部材(30)、床棚受部材(40)及び棚
板支持金具(70)の係合爪(34a)(34b)(7
4a)(74b)を、係合孔(14a)(14b)に係
合した際に、係合爪(34a)(34b)が凹陥部(1
3a)(13b)内に配置されることにより、係合爪
(34a)(34b)が、支柱(10)の外表面から外
側に突出するのを防止することができる。このため例え
ば、ラック周辺の作業者や周辺部品に、係合爪(34
a)(34b)が干渉する等の不具合を確実に防止する
ことができる。更に係合爪(34a)(34b)の外方
への突出を防止できるため、2つ以上のラックを並べて
配置するような場合に、隣り合うラック間において、対
応する支柱同士を密接させることができ、ラックを隙間
なく整然と配置することができる。従って、美観を向上
させることができるとともに、スペースを有効に利用す
ることができる。
【0053】
【発明の効果】以上のように、この発明の収納用ラック
によれば、奥行き方向に併設された支柱の上端部間を天
棚受部材により連結するとともに、高さ方向に沿った複
数の位置で、天棚受部材を支柱に固定するものであるた
め、天棚受部材の支柱に対する組付強度を十分に確保し
つつ、奥行き方向に併設された支柱間の組付強度を向上
させることができ、例えば奥行き方向の揺れに対する組
付強度を十分に確保することができる。その上更に天棚
板を天棚受部材に固定するとともに、間口方向に沿った
複数の位置で、天棚板を天棚受部材を介して支柱に固定
するものであるため、天棚板の支柱に対する組付強度を
十分に確保しつつ、間口方向に併設された支柱間の組付
強度を向上させることができ、例えば間口方向の揺れに
対する組付強度を十分に確保することができる。このよ
うに間口方向及び奥行き方向の全ての方向の組付強度を
十分に確保することができる。また本発明においては、
天棚板が、間口方向に併設された支柱間の補強用ビーム
部材を兼用するものであるため、ビーム部材の削減によ
り、部品点数及び組付工数を削減でき、組立作業を容易
に行えるとともに、コストを削減することができる。更
に天棚板を、その四隅の四箇所のみをボルト止めするだ
けで組み立てることができるので、面倒なボルト締め作
業を減少でき、組立作業をより一層簡単に行うことがで
きるという効果がある。
【0054】一方、本発明において、天棚受部材の固定
片内面に、間口方向内側に延びる係合片を設け、この係
合片に、天棚板の両側端部を係合する場合には、天棚板
の支柱に対する組付強度を、より一層向上させることが
できるという利点がある。
【0055】更に本発明において、支柱の両フランジに
おける中間領域を凹陥形成して、その底壁に係合孔を形
成する場合には、天棚受部材の係合爪を、係合孔に係合
した際に、係合爪が凹陥部内に配置されることにより、
係合爪が支柱の外表面から外側に突出するのを防止する
ことができる。このため例えば、ラック周辺の作業者や
周辺部品に、係合爪が干渉する等の不具合を確実に防止
することができる上更に、2つ以上のラックを並べて配
置するような場合に、隣り合うラック間において、対応
する支柱同士を密接させることができ、ラックを隙間な
く整然と配置することができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態である収納用ラックを示す
斜視図である。
【図2】実施形態のラックを示す片側半分の正面図であ
る。
【図3】実施形態のラックにおける天棚板側部周辺を示
す斜視図である。
【図4】実施形態のラックにおける天棚板側部周辺を分
解して示す斜視図である。
【図5】実施形態のラックにおける支柱を示す水平断面
図である。
【図6】実施形態のランクに適用された支柱の係合孔を
示す正面図である。
【図7】実施形態のラックに適用された天棚板を示す底
面図である。
【図8】実施形態のラックに適用された天棚受部材を示
す図であって、同図(a)は片側半分の平面図、同図
(b)は片側半分の正面図、同図(c)は側面図であ
る。
【図9】図8(c)のC−C線断面図である。
【図10】実施形態のラックに適用された棚支持金具を
示す図であって、同図(a)は側面図、同図(b)は側
面断面図、同図(c)は平面図である。
【符号の説明】
10…支柱 11a、11b…フランジ 13a、13b…凹陥部 14a、14b…係合孔 20…天棚板 21…前面板 22…後面板 30…天棚受部材 31a…固定片 31b…連結板 32…係合片 33…フランジ当接突起 34a、34b…係合爪 36a…下側片 36b…上側片 80…ボルト 81…ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B054 AA02 BA04 BA10 BA15 BB03 BB09 BB14 CA04 CA11 FA01 3F022 AA11 AA12 AA13 BB01 CC02 CC03 FF01 MM51

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 四隅に立設されるアングル状の支柱と、 前記支柱のうち、奥行き方向に併設された支柱の上端部
    間に架け渡される天棚受部材と、 側端部が、前記天棚受部材に取り付けられる天棚板とを
    備え、 前記支柱が、その間口側及び奥行き側の両フランジに高
    さ方向に沿って所定間隔おきに、複数の間口側及び奥行
    き側係合孔がそれぞれ設けられ、 前記天棚受部材が、奥行き方向に沿って配置される連結
    板と、その連結板の前後両端から間口方向内側に向けて
    延びる固定片とを有し、前記連結板及び前記固定片の外
    面に、前記間口側及び奥行き側係合孔にそれぞれ対応し
    て、間口側及び奥行き側係合爪が、高さ方向に間隔をお
    いて複数形成され、前記連結板の内面に、前記天棚板の
    側端面における上端縁及び下端縁に対応して、天棚板嵌
    合用の上側片及び下側片が形成されるとともに、前記固
    定片の外面に、前記支柱の間口側フランジ端縁に対応し
    て、フランジ当接突起が形成されてなり、 前記天棚受部材のフランジ当接突起が、前記支柱の間口
    側フランジ端縁に当接係止されるとともに、前記天棚受
    部材の前記間口側及び奥行き側係合爪が、それらに対応
    する前記間口側及び奥行き側係合孔にそれぞれ係合され
    ることにより、前記天棚受部材が、奥行き方向に併設さ
    れた前記支柱の上端部間に固定される一方、 前記天棚板の側端部が、前記天棚受部材の前記上側片及
    び下側片間に嵌合された状態で、前記天棚受部材の固定
    片が、前記天棚板の前後端面にボルト締めにより固定さ
    れてなることを特徴とする収納用ラック。
  2. 【請求項2】 前記天棚受部材の固定片内面に、間口方
    向内側に延びる係合片が設けられ、 前記天棚板の両側部が、前記係合片に係合されてなる請
    求項1記載の収納用ラック。
  3. 【請求項3】 前記支柱の両フランジにおける中間領域
    が内側に凹陥形成されて、その凹陥部底壁に、前記係合
    孔が配置され、 前記係合孔に係合された前記係合爪が、前記凹陥部内に
    配置されてなる請求項1又は2記載の収納用ラック。
JP2001291192A 2001-09-25 2001-09-25 収納用ラック Pending JP2003095414A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001291192A JP2003095414A (ja) 2001-09-25 2001-09-25 収納用ラック

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001291192A JP2003095414A (ja) 2001-09-25 2001-09-25 収納用ラック

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003095414A true JP2003095414A (ja) 2003-04-03

Family

ID=19113379

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001291192A Pending JP2003095414A (ja) 2001-09-25 2001-09-25 収納用ラック

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003095414A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101961268B1 (ko) * 2018-08-17 2019-03-25 (주)해미르 조립식 가구
KR20220162937A (ko) * 2021-06-02 2022-12-09 이재용 무볼트 앵글 조립체
USD1006384S1 (en) * 2021-03-04 2023-11-28 F.V. Bilotto Nominees Pty Ltd Anti-tip trolley

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101961268B1 (ko) * 2018-08-17 2019-03-25 (주)해미르 조립식 가구
USD1006384S1 (en) * 2021-03-04 2023-11-28 F.V. Bilotto Nominees Pty Ltd Anti-tip trolley
KR20220162937A (ko) * 2021-06-02 2022-12-09 이재용 무볼트 앵글 조립체
KR102538365B1 (ko) 2021-06-02 2023-05-30 이재용 무볼트 앵글 조립체

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100919671B1 (ko) 무볼팅 조립식 선반장치
JP4858058B2 (ja) 収納棚における棚板支持装置
JP2585074B2 (ja) 棚の連結部構造
JP2003095414A (ja) 収納用ラック
JPH0340167Y2 (ja)
KR101124538B1 (ko) 연결형 선반틀 조립용 연결구
JPS62111072A (ja) ユニツトル−ムにおける側パネルの連結構造及び連結方法
KR101614834B1 (ko) 장식 가구용 접이식 패널
JP2017153514A (ja) 棚装置
JP7084597B2 (ja) 組立式ラック
JP5630386B2 (ja) デスクの仕切装置
JP2008069584A (ja) 間仕切り壁コーナー部カバー板の取り付け構造
JP4946324B2 (ja) 収納棚における仕切装置
JP2603536B2 (ja) 枠組棚の構造
JP5605818B1 (ja) 支柱取付構造
JP7457514B2 (ja) 間仕切壁装置
JPH0624489Y2 (ja) 支柱への壁パネルの装着装置
JP2009261821A (ja) ワークステーション
JP3000440B2 (ja) 陳列棚
JP3306773B2 (ja)
JPH11128035A (ja) 陳列什器の電気部品取付構造
JP2853082B2 (ja) 組立式店舗用陳列棚
JP4103772B2 (ja) 間仕切パネルの連結装置
JP2019000139A (ja) ボックス体の組立構造及びそれを用いた引出し
JPH0527874Y2 (ja)