JP4858058B2 - 収納棚における棚板支持装置 - Google Patents

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Description

本発明は、収納棚における棚板支持装置に係わり、更に詳しくは支柱にブラケットを介して棚板を支持する収納棚における棚板支持装置に関するものである。
従来から、間隔を隔てて立設した両支柱の係止孔を利用して、ブラケットの後端に突設したフックを嵌合係止するとともに、両ブラケットに棚板の両端部を載置し且つ前後左右方向の移動を規制して保持する棚板支持構造は各種提供されている。
例えば、特許文献1には、棚板には、上面板の前後縁に下向きに断面L字状の縁部を折曲形成するとともに、両側縁に立上片を形成し且つ該立上片を下方へ折り返して下向き開放した縦溝を形成し、ブラケットには、垂直な基板の上縁に外側へ水平受板を折曲形成するとともに、該水平受板の外側縁に垂直板を立起形成し、該垂直板の前後部を挿入板とし、その中間部を段落ちさせて内方へ水平な受片を折曲形成し、前記ブラケットの挿入板を棚板の縦溝に挿入するとともに、前記棚板の縁部をブラケットの水平受板に載置し且つ上面板を受片に載置し、更に前記水平受板の前後端部に切り起した両爪片を、前後の縁部の内側に接近させて位置させて支持する構造が開示されている。しかし、この特許文献1に記載の棚板支持構造では、棚板を前後左右に移動することなく支持できるものの、棚板の上方移動に対する規制が全く無く、棚板が不意に持ち上がってブラケットから外れる恐れがある。
この改善策として、特許文献2には、ブラケットの前端に前向き突片を形成するとともに、後部に後向き突片を形成し、棚板の下面側の前部に前記前向き突片を後方から受入れる前側係合部を形成するとともに、後部に前記後向き突片を前方から受入れる後側係合部を形成し、前記前側係合部に対する前向き突片の係合深さを後側係合部に対する後向き突片の係合深さより大きく設定し、棚板をブラッケットに対して最後方に位置させた際に後側係合部から後向き突片が外れ、棚板をブラッケットに対して最前方に位置させた際に前側係合部及び後側係合部に前向き突片及び後向き突片がそれぞれ同時に係合する棚板の支持構造が開示されている。ここで、前記前側係合部がブラケットの前向き突片を後方から係合する係合溝又は係合孔であり、前記後側係合部がブラケットの後向き突片を前方から係合する係合溝又は係合孔であることも開示されている。そして、この特許文献2に記載の支持構造では、棚板の前部が不意に持ち上がることを防止し、ブラケットから棚板が外れないようになっている。しかし、棚板を前方へずらせ、後部を持ち上げれば簡単に外れるので、確実に外れ止めがなされているものではない。
また、両特許文献記載の棚板支持構造も棚板の側端よりもブラケットが内側に位置する構造であるので、棚板の側端面とブラケットの基板が面一とはならない。このことは、外観性を低下させる問題以外にも、側方へ同一のユニットを継ぎ足して横幅の広い収納棚を構成する連増しタイプのものにおいて以下の問題が生じる。つまり、棚板の側端面は支柱の中心線に位置し、ブラケットのフックはその垂直基板の後端に延長された状態で形成され、そして棚板の側端面よりブラケットの基板が内側に位置することの必然として、支柱には中心線を挟んで両側に係止孔を二列形成しなければならず、加工コストが嵩むことである。また、棚板の連設部において、両ブラケットの基板間には隙間が形成され、隣接する両ブラケットに一体感がなく、外観性を損なうことになる。そのため、通常は、ブラケットとして左右端部用と中間連結用の三種類を用意することになるが、部品点数が多くなり、また既設の収納棚の側方に増設する場合には、端部に位置していたブラケットを中間連結用に交換しなければならず、手間の掛かる作業が必要であった。
実公昭44−10025号公報 特許第3309714号公報
そこで、本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、間隔を隔てて立設した両支柱の係止孔若しくは間仕切パネルの目地部に設けた係止孔を利用して、ブラケットの後端に突設したフックを嵌合係止するとともに、両ブラケットに棚板の両端部を載置する収納棚における棚板支持装置において、棚板の側端面とブラケットの側面を略面一に設定するとともに、ブラケットに対して棚板を前後左右及び上下方向の移動を確実に規制して安定に保持することが可能な収納棚における棚板支持装置を提供する点にある。
本発明は、前述の課題解決のために、間隔を隔てて立設した両支柱の係止孔若しくは間仕切パネルの目地部に設けた係止孔を利用して、ブラケットの後端に突設したフックを嵌合係止するとともに、両ブラケットに棚板の両端部を載置する収納棚における棚板支持装置であって、前記棚板は上面板の周囲を下方へ折曲した下方開放の偏平箱型構造であり、前記ブラケットは基板の後端に前記フックを形成し、前記棚板を左右方向の移動を規制して載置するとともに、前方又は後方への棚板の移動によって該棚板の上方への移動を規制する係合手段を備え、更に前記棚板に装着する保持部材又は仕切部材によって該棚板の後方又は前方への復帰移動を規制することを特徴とする収納棚における棚板支持装置を構成した(請求項1)。
具体的には、前記棚板は、上面板の前後縁を下方へ折曲して前補強縁と後補強縁を形成するとともに、側縁を下方へ折曲して側端板と該側端板から内方へ折曲した下面板を形成し、該下面板の前後中間部に前後方向のスリット孔を形成するとともに、該下面板の前端部を切欠して開放部を形成し、前記ブラケットは、基板の上縁に前記棚板の下面板を載置する内向きに水平な受板を折曲形成するとともに、前端部に前記前補強縁の内面に当止し且つ前記上面板を載支する側面視略Z字形の前受部を形成し、更に前記受板の前後中間部を切り起して前記スリット孔に嵌入する突片を形成するとともに、該突片の前端に前記スリット孔の前端内縁に係止する爪片を突設し、前記ブラケットの受板と前受部にそれぞれ前記棚板の下面板と上面板とを載置するとともに、前記突片をスリット孔に嵌入し且つ棚板を後方へ移動させて爪片をスリット孔の前端内縁に係止するとともに、前受部を前補強縁の内面に当止した状態で、前記開放部に対応する上面板の前隅部に形成した開口に上方から保持部材又は仕切部材を嵌着して前記前受部の後部を当止してなるのである(請求項2)。
更に、前記棚板の上面板の下面に断面略コ字形の横補強部材を横設するとともに、該横補強部材の側端部の後面に縦長の係合孔を形成し、前記ブラケットの受板の内縁に前記棚板の下面板の内縁を当止する規制板を立設するとともに、該規制板の前端に前記係合孔に嵌入する爪片を突設してなることが好ましい(請求項3)。
また、前記棚板の上面板に形成した開口に、合成樹脂製の保持部材を上方から嵌着して、前記上面板の下面より下方へ突出した該保持部材を前記ブラケットの前受部の後端に接近させて配置してなることがより好ましい(請求項4)。
そして、前記保持部材に上下方向の保持溝又は保持孔を形成し、仕切部材の前端を該保持溝又は保持孔に嵌挿して保持してなることがより好ましい(請求項5)。
以上にしてなる請求項1に係る発明の収納棚における棚板支持装置は、ブラケットの基板後端に設けたフックを支柱の係止孔に嵌合係止し、該ブラケットに棚板を載置して該棚板を左右方向の移動を規制して載置した後、棚板を前方又は後方へ移動させて、ブラケットと棚板に関係付けて設けた係合手段を係合し、該棚板の上方への移動を規制し、棚板に装着する保持部材又は仕切部材によって該棚板の後方又は前方への復帰移動を規制してその状態を維持し、ブラケットに対して棚板を前後左右及び上下方向の移動を確実に規制して安定に保持することができる。このように、ブラケットの基板と棚板の側端面を略面一の状態で棚板を支持することができるので、支柱の前面の中央線に沿って一列に係止孔を形成した場合でも、該係止孔に隣接する両ブラケットのフックを嵌合係止して両基板を密着させることができるので、両ブラケットが一体的に見えて外観性において優れたものとなり、また左右のブラケットを用意しておくだけで、連増しタイプの収納棚を構成できるので、コストの低減化を図ることも可能である。
請求項2によれば、ブラケットの受板と前受部にそれぞれ棚板の下面板と上面板とを載置することにより、安定に荷重を分散して支持することができ、またブラケットの突片を、棚板の下面板に形成したスリット孔に嵌入し且つ棚板を後方へ移動させて爪片をスリット孔の前端内縁に係止するとともに、前受部を前補強縁の内面に当止したことにより、棚板の左右方向と後方向と上下方向の移動を規制するとともに、その状態で、開放部に対応する上面板の前隅部に形成した開口に上方から保持部材又は仕切部材を嵌着して前受部の後部を当止することにより、棚板の前方向への移動を規制することができる。
請求項3によれば、棚板の下面板をブラケットの受板に載置する際に、両側の下面板間にブラケットの規制板が接近して位置するので、棚板の左右方向の移動を規制板で確実に規制することができるとともに、棚板の下面に横設した横補強部材の後面に形成した係合孔に前記規制板の前端に突設した爪片を、該棚板を後方へ移動させることにより嵌入することによって、棚板の上下方向の移動を規制することができ、前記突片の爪片との協同により確実な支持が可能となる。
請求項4によれば、棚板の上面板に形成した開口に、合成樹脂製の保持部材を上方から嵌着するだけで、上面板の下面より下方へ突出した該保持部材をブラケットの前受部の後端に接近させて配置することができ、棚板の前方移動を規制して前記突片の爪片がスリット孔から外れることを防止し、また規制板の爪片が係合孔から外れることを防止できるのでき、しかも保持部材が合成樹脂製であるので、開口への嵌着が容易であるとともに、ブラケットの前受部に当っても音が発生しないのである。
請求項5によれば、保持部材に上下方向の保持溝又は保持孔を形成し、仕切部材の前端を該保持溝又は保持孔に嵌挿して保持することにより、保持部材の強度が高まり、前記ブラケットの前受部を当止する際の信頼性が向上し、また保持部材により仕切部材の前端を保持する機能も備えさせることができる。
次に、添付図面に示した実施形態に基づき、本発明を更に詳細に説明する。図1及び図2は本発明に係る棚板支持装置を採用した収納棚を示し、図3〜図8は本発明に係る棚板支持装置の詳細を示し、図中符号1は支柱、2は机、3は脚体、4は脚取付部材、5は天板、6はブラケット、7は棚板、8は仕切部材をそれぞれ示している。
本実施形態の収納棚は、図1及び図2に示すように、側方へ同一のユニットを継ぎ足して横幅の広い収納棚を構成する連増しタイプのものであり、複数の支柱1,…を同一間隔毎に立設し、それぞれ机2,…で支持し、具体的には各支柱1に脚体3を脚取付部材4にて取付け、隣接する脚体3,3間に天板5を取付けて机2を構成し、該机2の上方で前記支柱の所定高さ位置にはブラケット6を着脱自在に取付けるとともに、隣接するブラケット6,6に棚板7の両側部を載置するとともに、前後左右及び上下方向の移動を規制した状態で支持し、更に棚板7の側端部と隣接する棚板7,7の連設部に仕切部材8,…を取付けた構造を有している。
更に、隣接する支柱1,1の上端間には連結杆9を渡設するとともに、前記天板5の下方で両脚体3,3の後端部間又は支柱1,1間に幕板10を取付けている。尚、図示しないが、前記天板5の上方で隣接する支柱1,1間に、オプションとしてバックパネルを取付けることも可能である。
本実施形態では支柱1,…の前後両側に机2,2を取付けて、当該支柱1,…を立起状態に支持しているが、前記机2は片側のみであっても構わない。更に、前記机2の代わりに側面視逆T字形の接地部材を下端に設けたものでもよい。また、本実施形態では、支柱1,…は全て同一形状のものであり、等間隔で立設し、前記天板5及び棚板7は同一横幅であり、その側端面の位置は支柱1の中心線と略一致している。また、前記机2を構成する脚体3は全て同一形状であり、端部に位置する脚体3は天板5の側端面よりも内側位置に取付けてあり、また中間部に位置する脚体3は隣接する天板5,5に跨るように、該脚体3の中心線が隣接する天板5,5の接合線と一致するように設定している。
更に詳しくは、図3〜図5に示すように、前記支柱1の前後両面には、その中心線に沿って一列に係止孔11,…を所定間隔毎に形成し、前記ブラケット6の垂直な基板12の後端に前記係止孔11,…に嵌合係止するフック13,…を突設している。前記係止孔11の横幅は、前記ブラケット6の基板12の厚さの2倍より若干広く設定し、中間部の棚板7,7を連設する部分において、同一の係止孔11,…に二つのブラケット6,6のフック13,…が同時に嵌合係止できるようにしている。本実施形態では、最上段の前記フック13は側面視略T字形であり、中段の前記フック13は下向きフックであり、最下段のフック13は突起状である。尚、前記支柱1,1の代わりに、間仕切パネルの目地部に位置する縦枠又は支柱に設けた係止孔を利用してブラケット6を取付けることも可能である。
そして、前記ブラケット6によって棚板7を支持する概略構成は、以下のようである。前記棚板7は上面板14の周囲を下方へ折曲した下方開放の偏平箱型構造であり、前記ブラケット6は基板12の後端に前記フック13,…を形成し、前記基板12と前記棚板7の側端面を略面一の状態で該棚板7を左右方向の移動を規制して載置するとともに、前方又は後方への棚板7の移動によって該棚板7の上方への移動を規制する係合手段を備え、更に前記棚板7に装着する保持部材15又は仕切部材8によって該棚板7の後方又は前方への復帰移動を規制するようにしている。
具体的には、前記棚板7は、図3、図4、図7及び図8に示すように、上面板14の前後縁を下方へ折曲して前補強縁16と後補強縁17を形成するとともに、側縁を下方へ折曲して側端板18と該側端板18から内方へ折曲した下面板19を形成し、該下面板19の前後中間部に前後方向のスリット孔20を形成するとともに、該下面板19の前端部を切欠して開放部21を形成し、更に前記上面板14の下面の前部に断面略コ字形の横補強部材22を横設するとともに、該横補強部材22の側端部の後面に縦長の係合孔23を形成している。更に、前記棚板7の後端縁には、前記後補強縁17の外面側に当止部材24を固着し、該当止部材24は上面板14より上方へ突出し、この突出部を当該棚板7に載置した書籍等の後当りとする。そして、前記当止部材24の突出部は、上端を前側に折曲し、更にその前端を下方へ折曲して当止片25とし、それにより上部に下方開放した凹溝部を形成した全体として前方開放の係合溝26を形成している。また、前記棚板7の上面板14の下面で前記前補強縁16と間隔を開けてレール部材27を横設し、前記前補強縁16とレール部材27とで略同形の断面形状の前後一対の支持レール28,28を形成している。
また、前記ブラケット6は、図4、図5及び図8に示すように、前記基板12の上縁に前記棚板7の下面板19を載置する内向きに水平な受板29を折曲形成するとともに、前端部に前記前補強縁16の内面に当止し且つ前記上面板14を載支する側面視略Z字形の前受部30を形成し、更に前記受板29の前後中間部を切り起して前記スリット孔20に嵌入する突片31を形成するとともに、該突片31の前端に前記スリット孔20の前端内縁に係止する爪片32を突設し、更に前記受板29の内縁に前記棚板7の下面板19の内縁を当止する規制板33を立設するとともに、該規制板33の前端に前記係合孔23に嵌入する爪片34を突設している。
そして、前記ブラケット6の受板29と前受部30にそれぞれ前記棚板7の下面板19と上面板14とを載置するとともに、前記突片31をスリット孔20に嵌入し、更に前記規制板33を下面板19の内縁に位置させ、それから前記棚板7を後方へ移動させて前記突片31の爪片32をスリット孔20の前端内縁に係止すると同時に、前記規制板33の爪片34を前記横補強部材22の係合孔23に嵌入し、更に前受部30を前補強縁16の内面に当止した状態とし、それから前記開放部21に対応する上面板14の前隅部に形成した開口35に上方から合成樹脂製の保持部材15を嵌着して前記前受部30の後部を当止し、それによりブラケット6に対して棚板7を前後左右及び上下方向の移動を規制した状態で支持するのである。ここで、前記開放部21は、前記支持レール28,28の端部に位置し、また前記開口35に嵌着した保持部材15は、後方の支持レール28の端部に位置している。また、前記開口35は、前記上面板14の側端まで延び、その外側には前記側端板18のみが存在している。
ここで、前方又は後方への棚板7の移動によって該棚板7の上方への移動を規制する係合手段とは、前記スリット孔20と前記突片31の爪片32及び前記係合孔23と前記規制板33の爪片34との係合関係のことである。本実施形態では、前記棚板7を後方へ移動させることにより係合する構造を示したが、逆に前記棚板7を前方へ移動させることにより係合する構造でもよい。その場合には、前記保持部材15で棚板7の後方移動を規制するのである。
更に詳しくは、前記ブラケット6は、強度を増すためと、正面から見たときの重厚性を出すために、前記基板12の下縁で前端から後端部にかけて傾斜して下がった縁部を内方へ折曲して折曲板36を形成し、前記前受部30は当該折曲板36の前端に連続して形成している。ここで、前記折曲板36の横幅は、前記受板29の横幅に略一致させている。また、前記ブラケット6の基板12の後端上部には、上方へ延設した立上部37を形成し、該立上部37の内縁には前記受板29に連続するが、該受板29よりも幅が狭い補強片38を折曲形成している。また、前記保持部材15は、上端に鍔部39を有するとともに、横方向一側に開放した横長の保持溝40を形成している。
そして、前記仕切部材8は、図3、図4、図7及び図8に示すように、帯状の金属材料をその長手方向に直角な折曲線で折曲して側面視略三角形状に形成したものである。前記仕切部材8は、前下がりの傾斜部41の前部に垂直な前脚部42を折曲形成し、前記傾斜部41の後部に水平な頂部43を形成し、該頂部43の後端に垂直な後脚部44を折曲形成し、該後脚部44の下端に後向きに直角に折曲形成した取付片45に、前記係合溝26に横方向スライド可能に係合する合成樹脂製の横長ブロック状の係合部材46を固定したものである。そして、前記仕切部材8は、図7に示すように、前記係合部材46を前記係合溝26の端部から挿入するとともに、前記開口35に嵌着した前記保持部材15の保持溝40に上方から前脚部42の下端を嵌挿して立起状態に保持する。尚、前記前脚部42の下端部には、左右中央部に下向きに開放したスリット47を形成している。
また、前記棚板7に載置した小物類が側方へ落下するのを防止するために、図3、図4、図6、図7及び図8に示すように、落下防止部材48を、前記係合溝26を利用して棚板7の上面板14の端部に装着している。前記落下防止部材48は、断面略L字形の前後方向に延びた本体部49と、該本体部49の後端に内方へ平面視略L字状に屈曲した取付部50を延設し、更に該取付部50の後部に断面略ヘ字状に係合片51を立ち上げ形成している。そして、前記落下防止部材48の手前を落ち上げた傾斜状態で前記係合片51を前記係合溝26に前方から挿入した後、本体部49を棚板7の上面板14に載置することにより、前記係合片51が係合溝26に係止する。この状態で棚板7の側端まで落下防止部材48をスライド移動させると、前記係合片51が前記仕切部材8の係合部材46に当止するので、側方へ抜け落ちることはないのである。ここで、前記落下防止部材48の本体部49は、前記仕切部材8の傾斜部41の下方に収まり、該仕切部材8との一体感を呈するのである。つまり、前記仕切部材8の横幅と前記落下防止部材48の本体部49の横幅は略一致している。
また、中間部の支柱1においては、図9に示すように、隣接する前記棚板7,7がそれぞれ係止孔11,…に嵌合形成したブラケット6,6にそれぞれ支持され、互いの側端板18,18が密接した状態となる。この棚板7,7を連設した状態では、前記開口35,35は間に側端板18,18を介して左右に並び、また後縁の各係合溝26,26は連続する。そこで、前記仕切部材8の後端の係合部材46を両係合溝26,26に跨って係合する一方、前記各開口35に外側方に保持溝40の開放部を向けて保持部材15を嵌着し、前記仕切部材8の前脚部42の下端を、そのスリット47内に前記側端板18,18を係合すると同時に、両保持部材15,15の保持溝40,40に嵌挿して取付ける。このように、隣接する棚板7,7の接合線上に共通の仕切部材8を取付けることにより、同時に両棚板7,7を前後左右方向のずれを防止して連結することができるのである。
また、図10に示すように、前記仕切部材8は丸鋼線を使って形成することもできる。この仕切部材8Aは、前記同様に、前下がりの傾斜部41Aの前部に垂直な前脚部42Aを折曲形成し、前記傾斜部41Aの後部に水平な頂部43Aを形成し、該頂部43Aの後端に垂直な後脚部44Aを折曲形成し、該後脚部44Aの下端に後向きに直角に折曲形成した取付片45Aに、合成樹脂製の横長ブロック状の係合部材46を固定したものである。そして、前記前脚部42Aの下端には前記スリット47の代わりに二股の挿入部47A,47Aを形成している。また、前記保持部材15の代わりに用いる保持部材15Aには、保持溝40の代わりに保持孔40Aを形成し、前記挿入部47Aを嵌挿するとうになっている。この仕切部材8Aの前記同様に、隣接する棚板7,7の接合部に取付けることにより、両棚板7,7をずれることなく連結することができる。
本発明を適用した収納棚の全体側面図である。 同じく収納棚の正面図である。 支柱に棚板をブラケットにより取付けるとともに、仕切部材と落下防止部材を棚板に取付けた状態の部分斜視図である。 同じく要部の分解斜視図である。 ブラケットの拡大斜視図である。 落下防止部材の拡大斜視図である。 棚板に仕切部材と落下防止部材を取付ける状態を示す分解斜視図である。 支柱に棚板をブラケットにより取付けるとともに、仕切部材と落下防止部材を棚板に取付けた状態の部分断面図である。 隣接する棚板の連設部に第1例の仕切部材を取付ける状態を示した部分斜視図である。 隣接する棚板の連設部に第2例の仕切部材を取付ける状態を示した部分斜視図である。
符号の説明
1 支柱、 2 机、
3 脚体、 4 脚取付部材、
5 天板、 6 ブラケット、
7 棚板、 8 仕切部材、
9 連結杆、 10 幕板、
11 係止孔、 12 基板、
13 フック、 14 上面板、
15 保持部材、 16 前補強縁、
17 後補強縁、 18 側端板、
19 下面板、 20 スリット孔、
21 開放部、 22 横補強部材、
23 係合孔、 24 当止部材、
25 当止片、 26 係合溝、
27 レール部材、 28 支持レール、
29 受板、 30 前受部、
31 突片、 32 爪片、
33 規制板、 34 爪片、
35 開口、 36 折曲板、
37 立上部、 38 補強片、
39 鍔部、 40 保持溝、
41 傾斜部、 42 前脚部、
43 頂部、 44 後脚部、
45 取付片、 46 係合部材、
47 スリット、 48 落下防止部材、
49 本体部、 50 取付部、
51 係合片。

Claims (5)

  1. 間隔を隔てて立設した両支柱の係止孔若しくは間仕切パネルの目地部に設けた係止孔を利用して、ブラケットの後端に突設したフックを嵌合係止するとともに、両ブラケットに棚板の両端部を載置する収納棚における棚板支持装置であって、前記棚板は上面板の周囲を下方へ折曲した下方開放の偏平箱型構造であり、前記ブラケットは基板の後端に前記フックを形成し、前記棚板を左右方向の移動を規制して載置するとともに、前方又は後方への棚板の移動によって該棚板の上方への移動を規制する係合手段を備え、更に前記棚板に装着する保持部材又は仕切部材によって該棚板の後方又は前方への復帰移動を規制することを特徴とする収納棚における棚板支持装置。
  2. 前記棚板は、上面板の前後縁を下方へ折曲して前補強縁と後補強縁を形成するとともに、側縁を下方へ折曲して側端板と該側端板から内方へ折曲した下面板を形成し、該下面板の前後中間部に前後方向のスリット孔を形成するとともに、該下面板の前端部を切欠して開放部を形成し、前記ブラケットは、基板の上縁に前記棚板の下面板を載置する内向きに水平な受板を折曲形成するとともに、前端部に前記前補強縁の内面に当止し且つ前記上面板を載支する側面視略Z字形の前受部を形成し、更に前記受板の前後中間部を切り起して前記スリット孔に嵌入する突片を形成するとともに、該突片の前端に前記スリット孔の前端内縁に係止する爪片を突設し、前記ブラケットの受板と前受部にそれぞれ前記棚板の下面板と上面板とを載置するとともに、前記突片をスリット孔に嵌入し且つ棚板を後方へ移動させて爪片をスリット孔の前端内縁に係止するとともに、前受部を前補強縁の内面に当止した状態で、前記開放部に対応する上面板の前隅部に形成した開口に上方から保持部材又は仕切部材を嵌着して前記前受部の後部を当止してなる請求項1記載の収納棚における棚板支持装置。
  3. 前記棚板の上面板の下面に断面略コ字形の横補強部材を横設するとともに、該横補強部材の側端部の後面に縦長の係合孔を形成し、前記ブラケットの受板の内縁に前記棚板の下面板の内縁を当止する規制板を立設するとともに、該規制板の前端に前記係合孔に嵌入する爪片を突設してなる請求項2記載の収納棚における棚板支持装置。
  4. 前記棚板の上面板に形成した開口に、合成樹脂製の保持部材を上方から嵌着して、前記上面板の下面より下方へ突出した該保持部材を前記ブラケットの前受部の後端に接近させて配置してなる請求項1〜3何れかに記載の収納棚における棚板支持装置。
  5. 前記保持部材に上下方向の保持溝又は保持孔を形成し、仕切部材の前端を該保持溝又は保持孔に嵌挿して保持してなる請求項1〜4何れかに記載の収納棚における棚板支持装置。
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