JP6489681B2 - 什器システム - Google Patents

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Description

本発明は、什器システムに関するものである。
一般に、オフィスや公共施設等における空間では、施設内に形成された大空間の一部を小空間に区画することによって、空間利用における自由度を高めることが求められている。そこで、空間内に、間仕切り装置を設けることが広く行われている。
また、間仕切り装置に棚板を設けたものも知られている。例えば、床面から立設されたパネル板と、パネル板の支柱に設けたブラケットと、ブラケットの上部に設けられた棚板と、を備えたものが提案されている。この構成では、パネル板がブラケットを介して棚板を支持している(下記特許文献1,2参照)。
実開昭64−50507号公報 実開平3−89626号公報
しかしながら、上記の特許文献1,2に記載の構成では、棚板が上下方向に複数設置される場合には、棚板を支持するブラケットが取り付けられる支柱の負荷が大きくなる。つまり、パネル板に対する負荷が大きくなるため、パネル板が棚板を安定的に支持することができなかったり、棚板や棚板に載置される物品の荷重によりパネル板が変形等する可能性がある。
また、棚板を支持する支持部材を棚板の下部に別に設けて強固な構成にしようとすると、例えば最上段棚板を使用する際に、最上段棚板の下部や他の棚板の下部に設けられた支持部材が邪魔になる可能性がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、上下方向に複数設置された棚板を安定的に支持することができるとともに、棚板を使用する際に最上段棚板を支持する部材が支障にならない什器システムを提供するものである。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を採用している。
すなわち、本発明に係る什器システムは、床面上に設置される間仕切り装置と、該間仕切り装置に上下方向に離間して設けられた複数段の支持ブラケットと、前記床面上に設置される支持体と、前記支持体及び各前記支持ブラケットに支持される複数段の棚板と、を備え、平面視において、前記棚板のうち最上段に設置される最上段棚板以外の棚板及び前記支持体は、前記最上段棚板と重なるように配置され、前記支持ブラケットは、前記支持体に連結され、前記間仕切り装置は、パネル状の基材、及び該基材の外周端部の少なくとも一部に沿って設けられ、該基材の内方に向けて凹んだ溝、を有したパネル体を備え、前記溝どうしを対向させて互いに隣接配置された二枚の前記パネル体において、前記溝内に配置され、上下方向に延びる杆体、をさらに備え、前記支持ブラケットは、前記杆体に連結され、該杆体から前記棚板側に延出していることを特徴とする。
このように構成された什器システムでは、棚板は、床面上に設置される間仕切り装置に設けられた支持ブラケットのみならず、床面上に設置される支持体にも支持されている。
よって、上下方向に複数設置された各棚板を安定的に支持することができる。
また、平面視において、最上段棚板以外の棚板及び支持体は、最上段棚板と重なるように配置されている。つまり、平面視において、最上段棚板以外の棚板及び支持体が最上段棚板の外側に突出しないとともに、最上段棚板上に支持体が存在しない。よって、最上段棚板を使用する際に、最上段棚板以外の棚板及び支持体が、最上段棚板に載置した物品へのアクセス時に支障になることがない。
また、支持ブラケットが支持体に連結されているため、支持ブラケット及び支持体の剛性を高めることができる。よって、棚板をより強固に支持することができる。また、支持ブラケットと支持体とは連結されて一体的に構成されているため、支持ブラケット及び支持体を設置する作業性を良好とすることができる。
また、杆体が、互いに隣接する一方の間仕切り装置の溝と他方の間仕切り装置の溝とに嵌め込まれる。これにより、互いに隣接する二枚の間仕切り装置から杆体が露出することを最小限に抑えることができる。
また、杆体、支持ブラケット及び支持体は、間仕切り装置とは別体であるため、間仕切り装置自体を軽量な構成とすることができる。
また、本発明に係る什器システムは、前記杆体の下部は、前記床面上に直接的または間接的に支持されていることが好ましい。
このように構成された什器システムでは、支持ブラケットが支持する棚板及び棚板に載置された物品の荷重は、杆体を介して直接的または間接的に床面に伝達される。よって、間仕切り装置自体が支持する荷重を軽減することができるため、間仕切り装置の強度を下げて、間仕切り装置を軽量化することができる。
また、本発明に係る什器システムは、互いに隣接する二枚の前記パネル体どうしは、前記溝に嵌め込まれた前記杆体を介して連結されていることが好ましい。
このように構成された什器システムでは、二枚の間仕切り装置の外周端部同士を強固に連結することができる。
本発明に係る什器システムによれば、上下方向に複数設置された棚板を安定的に支持することができるとともに、棚板を使用する際に棚板を支持する部材が支障にならない。
一実施形態における什器システムの一例を示す斜視図である。 一実施形態における什器システムの一例を示す側面図である。 パネル体の構成を示す斜視展開図である。 パネル体の板厚方向中間部における半断面図である。 パネル体の端部を示す上面図である。 パネル体の直線部の構造を示す断面図である。 パネル体のコーナー部の構造を示す断面図である。 基材の表面に沿って設けられたクッション材を示す断面図であり、(a)は表皮材を非装着の状態におけるクッション材の断面図、(b)は表皮材を装着した状態におけるクッション材の断面図である。 パネル体の下部の角部に設けられた支持脚体、およびパネル体どうしの下部における連結構造の一例を示す斜視図である。 パネル体どうしの下部における連結構造を示す断面図である。 パネル体どうしの上部における連結構造の一例を示す斜視図である。 パネル体どうしの連結部分の構造を示す断面図である。 一実施形態における什器システムの正面図である。 一実施形態における什器システムのパネル体と棚装置との連結構造のうち、隣接配置された複数のパネル体の端部周辺の断面図である。 一実施形態における什器システムの棚板を支持する部材を示す(a)平面図、(b)(a)におけるA1矢視図、(c)(a)におけるB1矢視図である。 一実施形態における什器システムのパネル体と棚装置との連結構造のうち、隣接配置された複数のパネル体の中間部の断面図である。 一実施形態における什器システムの他の態様の支持ブラケット及び支持体を有する部材を示す(a)平面図、(b)(a)におけるA2矢視図、(c)(a)におけるB2矢視図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態における什器システムの一例を示す斜視図である。図2は、本実施形態における什器システムの一例を示す側面図である。
図1,2に示すように、什器システム1は、間仕切り装置2と、間仕切り装置2に沿って設けられる棚ユニット3と、を備えている。
この什器システム1は、棚ユニット3の棚板に書籍等の物品が設置可能とされ、例えば図書コーナーとして使用される。
(間仕切り装置)
間仕切り装置2は、複数枚のパネル体11が、棚ユニット3の後述する上棚板303、下棚板304等の外周端部に沿って配置されたものである。
なお、詳細については後述するが、互いに隣接するパネル体11どうしは連結され、間仕切り装置2は棚ユニット3を支持している。
(パネル体)
図3は、パネル状の基材の構成を示す斜視展開図である。図4は、基材の板厚方向中間部における半断面図である。図5は、基材の端部を示す上面図である。図6は、基材の直線部の構造を示す断面図である。図7は、基材のコーナー部の構造を示す断面図である。
図3に示すように、パネル体11は、パネル基材12と、パネル基材12の両面に沿って設けられたクッション材13と、パネル基材12およびクッション材13を覆う表皮材14と、固定部材30と、を備えている。
パネル体11は、設置する上棚板303、下棚板304(図1参照)の外周端部の形状に応じて、平面板状、あるいは側面視したときに、中間部で折曲または湾曲した略L字状、あるいは全体が湾曲した平面視C字状等とすることができる。
図1に示すように、本実施形態では、平面板状に形成されたパネル体11Pが、X方向(+Xと−Xとを結ぶ方向)に二枚隣接配置されている。また、平面板状に形成されたパネル体11Pが、X方向と直交するY方向(+Yと−Yとを結ぶ方向)に二枚隣接配置されている。また、X方向に沿って配置されたパネル体11Pの−X側の端部と、Y方向に沿って配置されたパネル体11Pの+Y側の端部との間には、平面視において湾曲した湾曲形状に形成されたパネル体11Qが配置されている。また、Y方向に沿って配置されたパネル体11Pの−Y側の端部には、湾曲形状に形成されたパネル体11Rが配置されている。以下においては、パネル体11が平面板状であるものとして説明を行う。
(パネル基材)
パネル基材12は、パネル状の芯材15と、芯材15の外周部に沿って設けられたフレーム20と、芯材15およびフレーム20の両面を覆うように設けられたベースシート18と、を備えている。
芯材15は、例えば紙系材料、樹脂系材料、木質系材料等から形成されている。この芯材15は、なるべく軽量とするのが好ましい。そこで、本実施形態では、芯材15は、紙系材料から形成され、板厚方向に貫通する孔15hが多数並設された、例えば断面六角形状の複数の孔15hが千鳥状に組み合わされたハニカム構造とされている。
(フレーム)
図3、図4に示すように、この芯材15の外周部には、フレーム20が設けられている。フレーム20は、芯材15の四辺に沿って設けられた枠材21A,21B,21C,21Dを備えている。各枠材21A,21B,21D,21Dは、金属系材料、樹脂系材料等から形成されている。
枠材21A,21Bは、芯材15において互いに対向する2辺に沿って上下方向に延在し、パネル体11の幅方向両側に設けられている。枠材21C,21Dは、枠材21A,21Bに直交して横方向に延在し、パネル体11の上下方向両側に設けられている。これら枠材21A,21Bと枠材21C,21Dとは、L字状のブラケット22を介し、ボルト23、あるいは溶接、接着等によって接合されている。これら枠材21A,21B,21C,21Dによって、全体として矩形状をなしたフレーム20が形成されている。
図5〜図7に示すように、各枠材21A,21B,21C,21Dは、フレーム20の内周側の芯材15の外周端面15aに対向する基部21eと、基部21eの幅方向両側からそれぞれフレーム20の外周側に向けて立ち上がる側壁部21fと、からなる、断面略U字状に形成されている。これにより、基部21eと、両側の側壁部21f,21fとに囲まれた部分は、溝25とされている。
このようにして、パネル基材12は、その外周端部に沿って連続し、パネル基材12の内方に向けて凹んだ溝25を有している。
ここで、図4に示すように、L字状のブラケット22は、枠材21Aまたは21Bに沿って枠材21Aまたは21Bの端部に設けられる第一プレート部22aと、第一プレート部22aに直交し、枠材21Cまたは21Dに沿って枠材21Cまたは21Dの端部に設けられる第二プレート部22bと、第一プレート部22aおよび第二プレート部22bに沿ってL字状のブラケット22の屈曲方向内側に設けられたリブ部22cとが一体に形成されている。
L字状のブラケット22の第一プレート部22a、第二プレート部22bには、雌ネジ部29が形成されている。またブラケット22の第一プレート部22aに沿う枠材21Aまたは21Bの基部21eと、第二プレート部22bに沿う枠材21Cまたは21Dの基部21eには、それぞれ、雌ネジ部29に対向した位置に、貫通孔28が形成されている。
リブ部22cは、第一プレート部22aおよび第二プレート部22bから、第一プレート部22aおよび第二プレート部22bに直交して、パネル体11の内周側に向けて突出形成されている。このリブ部22cは、第一プレート部22aおよび第二プレート部22bの幅方向両側、つまり、パネル体11の一面側と他面側とにそれぞれ形成されている。このリブ部22cは、第一プレート部22aおよび第二プレート部22bの曲げ強度を高める補強部材として機能するだけでなく、芯材15の角部の押さえ部材としても機能することができる。すなわち、パネル基材12の一面側と他面側にそれぞれ設けられたリブ部22cの間に芯材15が挟み込まれる。パネル基材12においては、四隅にこのようなブラケット22が設けられることにより、芯材15をフレーム20の内側に保持できるようになっている。
なおここで、図3では、平面板状のパネル体11の例を示したが、パネル体11が平面視において略L字状、略C字状等に湾曲形成された構成の場合には、フレーム20の上下の枠材21C,21Dまたは左右の枠材21A,21Bを,パネル体11の形状に合わせて湾曲させる。
図6、図7に示すように、フレーム20および芯材15を覆うように、芯材15の両面には、シート状のベースシート18が設けられている。ベースシート18は、例えばボール紙等から形成されている。このベースシート18は、芯材15よりも外形寸法が大きく、その外周部18aがフレーム20の表面20fに接着剤等により接着されている。
(クッション材)
クッション材13は、パネル基材12の表面を形成するベースシート18に沿って設けられている。クッション材13は、ベースシート18を介して、芯材15の全体を覆うように設けられている。さらに、クッション材13は、その外周端部13sが、フレーム20を構成する各枠材21A,21B,21C,21Dの側壁部21fを覆うように設けられている。つまり、クッション材13は、芯材15およびフレーム20を覆うように設けられている。
このクッション材13は、柔軟性および弾性を有した材料、例えば発泡ウレタン材等から形成されている。
図8は、パネル基材12の表面に沿って設けられたクッション材13を示す断面図であり、(a)は表皮材14を非装着の状態におけるクッション材13の断面図、(b)は表皮材14を装着した状態におけるクッション材13の断面図である。
図3に示すように、クッション材13には、複数の貫通孔16が形成されている。貫通孔16は、例えば、上下方向を長軸方向とした長円形状とされている。そして、クッション材13の外表面13fには、複数の貫通孔16が、上下方向および上下方向に直交する横方向に、間隔を空けて配列されている。
図6、図8に示すように、各貫通孔16は、クッション材13においてパネル基材12とは反対側を向く外表面13fからパネル基材12側に対向する対向面13gまで、クッション材13の厚さ方向に貫通して形成されている。図8(a)に示すように、各貫通孔16は、その内周面16fが外表面13fと直交して形成されている。これにより、貫通孔16の周縁に角部16vが形成されている。
このような貫通孔16が形成されたクッション材13をパネル基材12の表面に設けることで、パネル基材12の表面に角部16vを有する凹凸形状が形成される。
(表皮材)
図6、図8に示すように、表皮材14は、クッション材13の全体を覆うよう設けられている。表皮材14は、クッション材13の外表面13fと、貫通孔16において外表面13fに直交する内周面16fと、貫通孔16の底部に露出するベースシート18の露出面18fとに沿うよう、接着されている。このようにして、表皮材14が、クッション材13に形成された複数の貫通孔16に沿うことで、パネル体11の表面には、複数の長円形状の凹部17が形成されている。そして、各凹部17において、表皮材14は、貫通孔16を通して、パネル基材12の表面を形成するベースシート18に接着されている。
ここで、表皮材14は、例えばポリエステル等、弾性変形可能な材質で形成され、伸長した状態でクッション材13及びパネル基材12を覆っている。クッション材13は、外表面13f側の貫通孔16の周縁において外方に向けて凸となる角部16vが、表皮材14によって内方に向けて押圧される。これにより、クッション材13は、角部16vにおいて圧縮方向に弾性変形し、貫通孔16の角部16vは、円弧状断面とされている。
これにより、表皮材14が角部16vに突き当たった部分で角部16vの反発力によって押圧される。したがって、凹部17の形状が維持されるとともに、表皮材14がクッション材13の外表面13fに沿った方向で図8(b)中に矢印Tで示す方向に伸長され、表皮材14が弛むのを抑えることができる。
また、図6、図7に示すように、クッション材13および表皮材14は、パネル基材12よりも大きな外形寸法を有している。そして、クッション材13および表皮材14は、その外周端部13e,14eが、パネル基材12の外周縁部、つまり各枠材21A,21B,21C,21Dの側壁部21fを回り込んで、溝25内側に巻き込まれている。このクッション材13および表皮材14の外周端部13e,14eが、各枠材21A,21B,21C,21Dの側壁部21fを回り込む部分で、クッション材13が表皮材14によって圧縮される。これにより、パネル体11は、外周端部11sに向かうにしたがって、その厚みが漸次小さくするように形成されている。また、パネル体11は、外周端部11sにおいてクッション材13および表皮材14が各枠材21A,21B,21C,21Dの側壁部21fを回り込む部分で、丸く円弧状に形成されている。
このように、クッション材13および表皮材14の縁部のうち芯材15の外周面側に配置される部分は、芯材15の外周端面(縁部)15aよりも外方に向かって突出する突出部13t,14tとされている。
(固定部材)
固定部材30は、溝25に嵌め込まれている。固定部材30は、溝25内側に巻き込まれたクッション材13および表皮材14の外周端部13e,14eを、溝25の内周面と固定部材30の外周面との間に挟み込んでいる。これにより、クッション材13および表皮材14の外周端部13e,14eをフレーム20の側壁部21fに固定している。
ここで、図3に示すように、固定部材30は、矩形状のパネル基材12の外周部の直線部分12Sに配置される直線部固定部材30Sと、矩形状のパネル基材12の外周部のコーナー部12Cに配置されるコーナー部固定部材30Cと、を備えている。
図6に示すように、直線部固定部材30Sは、直線部固定部材30Sが連続する方向に直交する断面形状が、互いに平行に位置する側部プレート部31,31と、側部プレート部31,31どうしを一体に連結する連結プレート部32と、を備えている。
側部プレート部31,31は、フレーム20の溝25を形成する側壁部21fとの間に、クッション材13および表皮材14の外周端部13e,14eを挟み込む。このため、側部プレート部31,31の間隔は、溝25の側壁部21f,21fの間隔よりも所定寸法小さく形成されている。これら側部プレート部31,31は、直線部固定部材30Sを溝25内に嵌め込んだときに、先端部31a,31aが溝25の基部21eに突き当たるよう形成されている。
連結プレート部32は、側部プレート部31,31の先端部31a,31aよりも、溝25の基部21eから離間する方向にオフセットして形成されている。これにより、直線部固定部材30Sは、側部プレート部31,31と連結プレート部32とにより、断面略H字状をなしている。そして、直線部固定部材30Sは、溝25内に嵌め込んだ状態で、側部プレート部31,31の先端部31a,31a側と、連結プレート部32と、溝25の基部21eとに囲まれた部分に、空間S1が形成されるようになっている。この空間S1は、溝25内に巻き込まれたクッション材13および表皮材14の外周端部13e,14eの余剰部、すなわち外周端部13e,14eのうちフレーム20の基部21eに突き当たった部分よりも先端部分(不図示)を収容できる収容空間として機能する。
また、側部プレート部31,31において、溝25の側壁部21f,21fに対向する側には、突起33,33が形成されている。この突起33,33は、側部プレート部31,31と側壁部21f,21fとの間に挟み込まれたクッション材13および表皮材14の外周端部13e,14eに食い込むようになっている。これにより、直線部固定部材30Sは、クッション材13および表皮材14が溝25から抜け出ることを防止している。
さらに、側部プレート部31,31において、連結プレート部32よりも溝25の基部21eから離間する側には、側部プレート部31,31から内方に向けて突出する突条34,34が形成されている。そして、これら突条34,34と、側部プレート部31,31と、連結プレート部32とに囲まれて、オプション部材等を装着するための保持溝35が形成されている。
図4に示すように、パネル体11の上部のコーナー部に配置されるコーナー部固定部材30Cは、上下方向に延びる第一直線状部38Aと、第一直線状部38Aの上端から屈曲して横方向に延びる第二直線状部38Bとから、略L字状に形成されている。
第一直線状部38Aは、上下方向に延びる枠材21Aまたは枠材21Bの上端部において溝25内に嵌め込まれる。第二直線状部38Bは、第一直線状部38Aの一端から連続して形成され、横方向に延びる枠材21Cまたは枠材21Dの両端部において溝25内に嵌め込まれる。
図7に示すように、第一直線状部38A、第二直線状部38Bは、それぞれが連続する方向に直交する断面形状が、互いに平行に位置する側部プレート部36,36と、側部プレート部36,36どうしを一体に連結する連結プレート部37と、を備えている。
側部プレート部36,36は、フレーム20の溝25を形成する側壁部21f,21fとの間に、クッション材13および表皮材14の外周端部13e,14eを挟み込む。このため、側部プレート部36,36の間隔は、溝25の側壁部21f,21fの間隔よりも所定寸法小さく形成されている。これら側部プレート部36,36は、コーナー部固定部材30Cを溝25内に嵌め込んだときに、先端部36a,36aが溝25の基部21eに突き当たるよう形成されている。
ここで、側部プレート部36,36において、溝25の側壁部21f,21fに対向する側に、凸部36t,36tが形成されている。この凸部36t,36tは、側部プレート部31,31と側壁部21f,21fとの間にクッション材13および表皮材14の外周端部13e,14eを挟み込むようになっている。
連結プレート部37は、側部プレート部36,36の先端部36a,36aよりも、溝25の基部21eから離間する方向にオフセットして形成されている。これにより、コーナー部固定部材30Cは、側部プレート部36,36と連結プレート部37により、断面略H字状をなしている。そして、直線部固定部材30Sは、溝25内に嵌め込んだ状態で、側部プレート部36,36の先端部36a,36a側と、連結プレート部37と、溝25の基部21eとに囲まれた部分に、空間S2が形成されるようになっている。この空間S2は、溝25内に巻き込まれたクッション材13および表皮材14の外周端部13e,14eの余剰部、すなわち外周端部13e,14eのうちフレーム20の基部21eに突き当たって部分よりも先端部分(不図示)を収容できる収容空間として機能する。なおここで、連結プレート部37は、直線部固定部材30Sにおける連結プレート部32よりも基部21eに近く、空間S2は、空間S1よりも小さく形成されている。
図4に示すように、このようなコーナー部固定部材30Cは、溝25に対し、コーナーキャップ40によって固定されている。コーナーキャップ40は、第一直線状部41Aと、第一直線状部41Aの一端に連続し、第一直線状部41Aに直交して延びる第二直線状部41Bとからなる略L字状をなしている。図7に示すように、これら第一直線状部41A,第二直線状部41Bは、コーナー部固定部材30Cの第一直線状部38A,第二直線状部38Bに対し、側部プレート部36,36との間に挿入され、連結プレート部37に突き当てられている。
そして、図4に示すように、第一直線状部41Aの下端部には、突起片43が下方に向けて突出形成されている。この突起片43が、直線部固定部材30Sの上端部において、連結プレート部32と突条34との間の保持溝35(図6参照)に挿入されている。
また、図4に示すように、第二直線状部41Bには、ボルト45を挿入するボルト挿通孔44が形成されている。このボルト挿通孔44に挿通させたボルト45により、コーナーキャップ40と、コーナー部固定部材30C、枠材21C、ブラケット22の第二プレート部22bが一体に締結されている。
(支持脚体)
図4に示すように、上記したようなパネル体11の下部のコーナー部には、コーナー部固定部材30Cとして、支持脚体50が設けられている。この支持脚体50は、床面に接地することで、パネル体11を床面上に立設させる。
支持脚体50は、フレーム20の下部端部の溝25内に収容される下部支持部51と、下部支持部51の一端から上方に延び、フレーム20の側部の下端部の溝25内に収容される側部支持部52と、下部支持部51よりも下方に延びる支持脚部53と、を一体に備えている。
下部支持部51はフレーム20の下端部の溝25の底面を形成する基部21eに突き当てて固定されている。また、側部支持部52は、フレーム20の側端部の溝25の底面を形成する基部21eに突き当てて固定されている。
下部支持部51および側部支持部52には、ボルト48が挿通されるボルト挿通孔54が形成されている。このボルト挿通孔54に挿通されるボルト48は、溝25の基部21eの所定の位置に形成された雌ネジ孔部29にねじ込まれるようになっている。これにより、支持脚体50が、パネル体11に固定される。
支持脚部53は、下部支持部51よりも下方に延び、その下端部に、高さ調整ネジ49がねじ込み可能とされている。
(パネル体どうしの連結構造)
図9は、パネル体11の下部の角部に設けられた支持脚体50、およびパネル体11,11どうしの下部における連結構造の一例を示す斜視図である。図10は、パネル体11,11どうしの下部における連結構造を示す断面図である。
図9、図10に示すように、支持脚体50には、隣接して配置される他のパネル体11と連結するための下側連結部55の一端が係止可能とされている。このため、支持脚体50には、下部支持部51よりも下方に膨出した膨出部56が一体に形成されている。
そして、この膨出部56には、パネル体11の厚さ方向に沿った支持脚体50の中間部に、プレート状の下側連結部55の一端が挿入可能なスリット57が形成されている。スリット57は、膨出部56において他方のパネル体11に隣接する側の側面56aおよび下面56bに開口している。
図10に示すように、スリット57の上部には、後述する下側連結部55の突起部58Aが挿入される挿入凹部57aが、上方に向けて凹んで形成されている。そして、スリット57の上部において、膨出部56の側面56a側には、挿入凹部57aに隣接して、下方に向けて突出する突起部57bが形成されている。
また、膨出部56には、スリット57内に挿入された下側連結部55を係止するための、係止孔56hが、パネル体11の厚さ方向に沿って貫通形成されている。
下側連結部55は、両端部にそれぞれ貫通孔55hが形成されている。また、下側連結部55の両端部には、それぞれ、上方に向けて突出する突起部58Aが形成されている。また、下側連結部55には、両端部の突起部58A,58Aの間に、上方に向けて突出する中央突起部58Bが形成されている。そして、中央突起部58Bと、その両側の突起部58Aとの間には、下方に向けて凹となる係合凹部58Cが形成されている。
突起部57bおよび係合凹部58Cは、膨出部56の側面56a側、中央突起部58B側が、上下方向に延在する鉛直面57f、58fとされ、その反対側が、上方に行くにしたがい鉛直面57f、58fから離間する傾斜面57g、58gとされている。これにより、突起部57bおよび係合凹部58Cは、いずれも下方に行くにしたがいその幅寸法が漸次小さくなるテーパ状をなしている。
この係合凹部58Cに、スリット57の突起部57bが嵌め込まれることで、下側連結部55と支持脚体50とを、パネル体11,11が隣り合う方向において、容易に位置決めできるようになっている。
互いに隣接するパネル体11,11どうしを連結するには、貫通孔55hが形成された下側連結部55の両端部を、支持脚体50のスリット57に挿入する。下側連結部55の両端部の係合凹部58Cに、それぞれ、両側のパネル体11に設けられた支持脚体50の突起部57bを嵌め込む。ここで、突起部57bおよび係合凹部58Cは、いずれも下方に行くにしたがいその幅寸法が漸次小さくなるテーパ状をなしている。したがって、係合凹部58Cに突起部57bが挿入されることで、下側連結部55と支持脚体50とが、パネル体11,11が隣り合う方向において互いに位置決めされる。これにより、下側連結部55に形成された両端部の貫通孔55hと、支持脚体50の係止孔56hとが連通する。そこで、これら貫通孔55h及び係止孔56hに連結ボルト59を挿通・締結させる。このように、下側連結部55が互いに隣接する11,11の支持脚体50,50どうしを連結することによって、パネル体11,11どうしが下端部で連結される。
これら支持脚体50,50と、下側連結部55とが、隣接するパネル体11の下端部どうしを連結する下側連結部を構成している。
図11は、パネル体11,11どうしの上部における連結構造の一例を示す斜視図である。
この図11に示すように、互いに隣接するパネル体11,11どうしは、それぞれの上端部どうしを、上側連結部61によって連結することができる。
この上側連結部61は、コーナーキャップ40に代えて、コーナー部固定部材30Cに取り付けられる。上側連結部61の両端部61a,61aには、ボルト挿通孔62が形成されている。
また、上側連結部61の中間部61bの下面側には、互いに隣接するパネル体11,11の上部に配置されたコーナー部固定部材30C.30Cの間隔を規制する間隔規制部63が下方に向けて突出形成されている。間隔規制部63が、互いに隣接するパネル体11,11の上部に配置されたコーナー部固定部材30C,30Cの間に挿入されることで、パネル体11,11どうしの間隔を規制することができる。
このような上側連結部61によって、互いに隣接するパネル体11,11の上端部どうしを連結するには、以下のようにする。
まず、上側連結部61を、互いに隣接するパネル体11,11の上部に配置されたコーナー部固定部材30C.30C上に載せる。このとき、上側連結部61の両端部61a,61aの下面が、コーナー部固定部材30Cの第二直線状部38Bに対し、側部プレート部36,36との間に挿入され、連結プレート部37に突き当てられている。そして、間隔規制部63が、互いに隣接するパネル体11,11の上部に配置されたコーナー部固定部材30C,30Cの間に挿入されることで、パネル体11,11どうしの間隔を規制することができる。より具体的には、間隔規制部63の両側面63a,63aに、コーナー部固定部材30Cの第一直線状部38Aの連結プレート部37に突き当てることで、パネル体11,11どうしの間隔を適正に位置決めできる。この状態で、ボルト挿通孔62に挿通させたボルト64により、上側連結部61と、コーナー部固定部材30C、枠材21C(図4参照)、ブラケット22の第二プレート部22b(図4参照)を一体に締結する。これによって、互いに隣接するパネル体11,11の上端部どうしが連結される。
このように、下側連結部55と上側連結部61により、パネル体11どうしを固定する連結部材が構成されている。
また、一のパネル体11と下側連結部55及び上側連結部61とにより、他のパネル体11に連結可能なパネルユニットが構成されている。
図12は、パネル体11,11どうしの連結部分の構造を示す断面図である。
図12に示すように、一のパネル体11の外周端部11sと、他のパネル体11の芯材15の外周端面15aとは、距離を保持した状態で、パネル体11,11どうしは固定されている。一方で、パネル体11の芯材15の外周端面15aよりも外方に突出するクッション材13,13の突出部13t,13tどうしは、表皮材14,14の突出部14t,14tを介在させて当接している。クッション材13,13の突出部13t,13tどうしは互いに対向方向に押圧し合い、突出部13t,13tの先端部分は丸くなるように弾性変形している。これにより、当接している突出部13t,13tの当接面積は大きくなる。
(棚ユニット)
図1,2に示すように、棚ユニット3は、隣接配置された二枚のパネル体11P,11Pに沿って配置された第一棚装置(棚装置)3Aと、パネル体11Qに沿って配置された第二棚装置3Bと、パネル体11Rに沿って配置された第三棚装置3Cと、を有している。
図13は、什器システム1の正面図である。図14は、什器システム1のパネル体11Pと第一棚装置3Aとの連結構造のうち、隣接配置された複数のパネル体11Pの端部周辺の断面図である。図15は、什器システム1の棚板を支持する部材を示す(a)平面図、(b)(a)におけるA1矢視図、(c)(a)におけるB1矢視図である。図16は、什器システム1のパネル体11Pと第一棚装置3Aとの連結構造のうち、隣接配置された複数のパネル体11Pの中間部の断面図である。図17は、什器システム1の支持ブラケット及び支持体を有する部材(センター脚)を示す(a)平面図、(b)(a)におけるA2矢視図、(c)(a)におけるB2矢視図である。なお、図17において、センター脚の下端には下側連結部55が設けられている。
図1に示すように、第一棚装置3Aは、床面から立設されたエンド脚310及びセンター脚320と、エンド脚310及びセンター脚320に支持された上棚板303、下棚板304(複数段の棚板)と、を有している。
図13〜15に示すように、エンド脚310は、床面から立設された第一エンド脚部311及び第二エンド脚部312と、第一エンド脚部311と第二エンド脚部312とを連結するエンドブラケット313と、を有している。これら第一エンド脚部311、第二エンド脚部312及びエンドブラケット313は、溶接等により接合され一体的に構成されている。
第一エンド脚部311及び第二エンド脚部312は、断面環状に形成された管状部材である。第一エンド脚部311は、第一棚装置3Aの奥行方向の一方側(パネル体11P側)に配置されている。第二エンド脚部312は、第一棚装置3Aの奥行方向の他方側(パネル体11Pと反対側)に配置されている。
ここで、第一棚装置3Aの奥行方向のうち一方側(パネル体11P側)を奥側と称し、他方側(パネル体11Pと反対側)を手前側と称する。
第二エンド脚部312は、第一エンド脚部311よりも第一棚装置3Aの幅方向中央側に配置されている。第一エンド脚部311及び第二エンド脚部312において、第一エンド脚部311が奥行方向奥側に配置され、第二エンド脚部312が奥行方向手前側に配置されている。第一エンド脚部311は、パネル体11Pと奥行方向に離間して配置されている。
第一エンド脚部311及び第二エンド脚部312の下端には、高さ調整可能なアジャスタ―310Aが設けられている。
エンドブラケット313は、上下方向に離間して二個設けられている。上側に配置されたエンドブラケット313は、第一エンド脚部311の上端と第二エンド脚部312の上端とを連結している。下側に配置されたエンドブラケット313は、第一エンド脚部311の上下方向中間部と第二エンド脚部312の上下方向中間部とを連結している。
各エンドブラケット313は、第一エンド脚部311と第二エンド脚部312とを連結する連結板部313Aと、連結板部313Aの上端からパネル体11Pの幅方向中央側に折曲された支持板部313Bと、を有している。
連結板部313A及び支持板部313Bは、板状に形成されている。連結板部313Aは、上下方向及び第一棚装置3Aの奥行方向に沿って配置されている。支持板部313Bは、水平方向及び第一棚装置3Aの奥行方向に沿って配置されている。
各支持板部313Bには、対応する上棚板303または下棚板304を取り付けるための取付孔313Xが形成されている。取付孔313Xは、第一棚装置3Aの奥行方向に離間して二個設けられている。
図16,17に示すように、センター脚320は、パネル体11Pの対向する端部の間に配置された管状材(杆体)321と、床面から立設されたセンター脚部(支持体)322と、管状材321とセンター脚部322とを連結するセンターブラケット(支持ブラケット)323と、を有している。これら管状材321、センター脚部322及びセンターブラケット323は、溶接等により接合され一体的に構成されている。
管状材321は、断面矩形に形成された管状部材である。管状材321は、床面から上方に延びている。
管状材321は、パネル体11P,11Pどうしの連結部分において、互いに隣接する一方のパネル体11Pの溝25と他方のパネル体11Pの溝25とに沿った方向に延び、これらの溝25,25内に配置されている。例えば、隣接するパネル体11P,11Pの溝25,25にそれぞれ設けられた直線部固定部材30Sの突条34,34及び側部プレート部31,31の間に嵌め込まれている。
管状材321には、例えば上端部及び上下方向中間部等に、例えば樹脂等により形成されたスペーサ321Aが装着されている。スペーサ321Aは、管状材321と、その両側の突条34,34及び側部プレート部31,31との間にそれぞれ介装されている。
このスペーサ321Aにより、溝25内における管状材321のガタつきを抑えるとともに、管状材321と溝25との嵌め合いがきつくなっている。
このようにして、管状材321が、互いに隣接する一方のパネル体11Pの溝25と他方のパネル体11Pの溝25とに嵌め込まれることによって、パネル体11P,11Pどうしを連結している。
管状材321の下端部321Bは、パネル体11P,11Pの下部どうし連結するための下側連結部55の中央突起部58Bに連結されている。この下側連結部55は、両側のパネル体11P,11Pにそれぞれ設けられた支持脚体50(図10参照。以下同じ。)に連結されている。したがって、管状材321は、支持脚体50を介して床面上に間接的に支持されている。
センター脚部322は、断面環状に形成された管状部材である。センター脚部322は、管状材321よりも第一棚装置3Aの奥行方向手前側に配置されている。
センター脚部322の下端には、高さ調整可能なアジャスタ―322Aが設けられている。
センターブラケット323は、上下方向に離間して2個設けられている。上側に配置されたセンターブラケット323は、管状材321の上端とセンター脚部322の上端とを連結している。下側に配置されたセンターブラケット323は、管状材321の上下方向中間部とセンター脚部322の上下方向中間部とを連結している。
センターブラケット323は、管状材321から第一棚装置3Aの手前側に延出して設けられている。センターブラケット323は、管状材321とセンター脚部322とを連結する連結板部323Aと、連結板部323Aの上端から両側方にそれぞれ折曲された支持板部323Bと、を有している。
連結板部323A及び支持板部323Bは、板状に形成されている。連結板部323Aは、上下方向及び第一棚装置3Aの奥行方向に沿って配置されている。支持板部323Bは、水平方向及び第一棚装置3Aの奥行方向に沿って配置されている。
支持板部323Bには、対応する上棚板303または下棚板304を取り付けるための取付孔323Xが形成されている。取付孔323Xは、第一棚装置3Aの奥行方向及び幅方向に離間して四個設けられている。
このようにセンターブラケット323は、管状材321に連結されている。また、管状材321は、下側連結部55及び支持脚体50を介してパネル体11Pに連結されている。このようにして、センターブラケット323は、パネル体11Pに支持されている。
上棚板(最上段棚板)303は、エンド脚310及びセンター脚320の上端に支持されている。下棚板304は、エンド脚310及びセンター脚320の上下方向中間部に支持されている。
エンド脚310の支持板部313Bに形成された取付孔313X及びセンター脚320の支持板部323Bに形成された取付孔323Xに挿通された螺子(不図示)は、上棚板303、下棚板304にそれぞれ螺合されている。これにより、上棚板303、下棚板304は、エンド脚310の上部及びセンター脚320に支持されている。
図14,16に示すように、平面視において、エンド脚310、センター脚320及び下棚板304は、上棚板303に重なるように配置されている。つまり、平面視において、エンド脚310、センター脚320及び下棚板304は、上棚板303の外側に突出していない。
また、下棚板304は、エンド脚310の第二エンド脚部312及びセンター脚320のセンター脚部322よりも、奥行方向奥側に配置されている。本実施形態では、下棚板304は、エンド脚310の第二エンド脚部312の後面(奥側の端面)312B及びセンター脚320のセンター脚部322の後面(奥側の端面)322Bに当接配置されている。
また、図1,図16に示すように、棚板303,304は、それぞれ幅方向に分割された二枚の板状部材303P,304Pが、センター脚320のセンターブラケット323で連結された構成とされている。なお、棚板303,304が、一方のエンド脚310から他方のエンド脚310まで延びる一枚の板状部材で構成されていてもよい。
図13,14に示すようにまた、棚板303,304とパネル体11とは、エンド係止金具350を介して連結されている。
エンド係止金具350は、X方向に配置されたパネル体11Pの+X側の端部に設けられている。エンド係止金具350は、上棚板303の直下と、下棚板304の直下との二カ所に設けられている。
エンド係止金具350は、直線部固定部材30Sの突条34に沿って配置される突起係合部351と、突起係合部351の端部から屈曲し一の突条34A(34)における他の突条34B(34)に対向する側に沿って配置される側壁部352とを有している。さらに、エンド係止金具350は、側壁部352の端部から第一棚装置3Aが奥行方向手前側に向かって屈曲して延びる湾曲壁部353と、湾曲壁部353の端部に連続して延びる延出壁部354と、延出壁部354の上端から奥行方向手前側に延びる取付壁部355とを有している。
突起係合部351は、他の突条34Bにおける溝25の基部21eを向く面に沿って配置されている。また、突起係合部351の端部は、他の突条34Bが設けられた側の側部プレート部31Bに突き当たっている。
湾曲壁部353は、パネル体11Pの外周端部13sに沿って配置されている。また、延出壁部354は、パネル体11Pのカウンター200が配置される側の表皮材14に沿って配置されている。
側壁部352において、一の突条34Aが設けられた側の側部プレート部31Aを向く面には、緩衝部352Aが設けられている。緩衝部352Aは、側部プレート部31Aに向かって凸となる形状とされるとともに、側部プレート部31Aに当接している。緩衝部352Aとして、ゴム等の樹脂を採用することができる。ここで、エンド係止金具350に対して奥行方向手前側への力が作用した場合には、側壁部352には緩衝部352Aがあるため、側壁部352の側部プレート部31Aへの接触、衝突を抑制することができる。これにより、側壁部352及び側部プレート部31Aの破損が抑制される。
突起係合部351は突条34Bに当接しているため、エンド係止金具350は溝25から抜ける方向の移動が規制される。また、突起係合部351の端部が側部プレート部31Bに突き当たっているため、エンド係止金具350は奥行方向奥側への移動が規制されている。また、側壁部352に設けられた緩衝部352Aは側部プレート部31Aに当接しているため、エンド係止金具350は奥行方向手前側への移動が規制されている。このようにして、エンド係止金具350は、溝25に配置された直線部固定部材30Sに取り付けられている。
取付壁部355には、上下方向に貫通する取付孔355Aが複数形成されている。この取付孔355Aから挿通された螺子(不図示)が、対応する上棚板303または下棚板304にそれぞれ螺合している。これにより、エンド係止金具350は上棚板303、下棚板304に取り付けられている。
図1に示すように、第二棚装置3Bは、X方向に沿って配置された第一棚装置3Aと、Y方向に沿って配置された第一棚装置3Aとの間に配置されている。第二棚装置3Bは、上下方向に離間して配置された上棚板303Bと、下棚板304Bとを有している。
上棚板303Bは、第一棚装置3Aの上棚板303と同一平面上に配置されている。上棚板303Bの幅方向端部における奥行方向の長さは、第一棚装置3Aの上棚板303の奥行方向の長さと同じである。これにより、上棚板303Bと第一棚装置3Aの上棚板303とは、上面及び奥行方向の両端面が連続して配置されている。
下棚板304Bは、第一棚装置3Aの下棚板304と同一平面上に配置されている。下棚板304Bの幅方向端部における奥行方向の長さは、第一棚装置3Aの下棚板304の奥行方向の長さと同じである。これにより、下棚板304Bと第一棚装置3Aの下棚板304とは、上面及び奥行方向の両端面が連続している。
これら上棚板303B及び下棚板304Bの幅方向中間部の手前側には、それぞれ湾曲して凹む凹部303X,304Xが形成されている。この上棚板303B及び下棚板304Bは、それぞれ隣接する第一棚装置3Aのエンド脚310や第一棚装置3Aの上棚板303及び下棚板304等に連結されている。
第三棚装置3Cは、Y方向に沿って配置された第一棚装置3Aの−Y側に隣接して配置されている。第三棚装置3Cは、エンド脚310と、上下方向に離間して配置された上棚板303C及び下棚板304Cとを有している。
上棚板303Cは、第二棚装置3Bの上棚板303Bと同一平面上に配置されている。下棚板304Cは、第二棚装置3Bの下棚板304と同一平面上に配置されている。
これら上棚板303C及び下棚板304Cは、それぞれ隣接する第一棚装置3Aのエンド脚310や第一棚装置3Aの上棚板303及び下棚板304等に連結されている。
このように構成された什器システム1では、上棚板303及び下棚板304は、床面上に設置されるパネル体11Pに設けられたセンターブラケット323のみならず、床面上に設置されるセンター脚部322にも支持されている。よって、上下方向に複数設置された上棚板303及び下棚板304を安定的に支持することができる。
また、平面視において、エンド脚310、センター脚320及び下棚板304は、上棚板303に重なるように配置されている。つまり、平面視において、エンド脚310、センター脚320及び下棚板304が上棚板303の外側に突出していないとともに、上棚板303上にセンター脚320等が存在しない。よって、上棚板303を使用する際に、エンド脚310、センター脚320及び下棚板304が、上棚板303に載置した物品へのアクセス時に支障になることがない。さらには、外側に突出する部材がないため、外観を良好とすることができる。
また、センターブラケット323が管状材321及びセンター脚部322に連結されているため、センター脚320の剛性を高めることができる。よって、上棚板303及び下棚板304をより強固に支持することができる。また、管状材321、センター脚部322及びセンターブラケット323は連結されてセンター脚320として一体的に構成されているため、作業性を良好とすることができる。
また、第一エンド脚部311と第二エンド脚部312とエンドブレケット313(図15参照)と下棚板304との間には、空間部K1(図1参照)が形成されている。また、パネル体11とセンター脚部322とセンターブレケット322(図17参照)と下棚板との間には、空間部K2(図1参照)が形成されている。これにより、奥行方向の手前側から上棚板303及び下棚板304にアクセスすることができるとともに、空間部K1,K2、つまり下棚板304の幅方向からも下棚板304にアクセスすることができるため、使い勝手を良好とすることができる。
また、管状材321が、互いに隣接する一方のパネル体11Pの溝25と他方のパネル体11Pの溝25とに嵌め込まれる。これにより、互いに隣接する二枚のパネル体11Pから管状材321が露出することを最小限に抑えることができる。
また、エンド脚310及びセンター脚320は、パネル体11とは別体であるため、パネル体11自体を軽量な構成とすることができる。
また、センターブラケット323が支持する上棚板303、下棚板304及び上棚板303及び下棚板304に載置された物品の荷重は、管状材321を介して間接的に床面に伝達される。よって、パネル体11自体が支持する荷重を軽減することができるため、パネル体11の強度を下げて、パネル体11を軽量化することができる。
また、管状材321により二枚のパネル体11Pの外周端部同士を強固に連結することができる。
また、第一棚装置3Aの上棚体303の奥行方向の長さと第二棚装置3Bの上棚板303Bの幅方向端部における奥行方向の長さとは、同じである。また、第一棚装置3Aの下棚体304の奥行方向の長さと第二棚装置3Bの下棚板304Bの幅方向端部における奥行方向の長さとは、同じである。よって、上棚板303から上棚板303Bにわたって奥行寸法の同じ物品を載置することができ、また上棚板304から上棚板304Bにわたって奥行寸法の同じ物品を載置することができるため、使い勝手を良好とすることができる。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更したりすることが可能である。
例えば、管状材321が下側連結部を介して支持脚体50上に間接的に支持された構成としたが、これに限らない。管状材321を支持脚体50に直接的に支持される構成としてもよい。さらに、管状材321は、支持脚体50を介さずに床面に接地させ、床面に直接支持されているようにしてもよい。
また、上記に示す実施形態においては、棚板は上下方向に上棚板303と下棚板304との二枚の棚板により構成されているが本発明はこれに限られない。三枚以上の棚板により構成されていてもよい。
1 什器システム
2 間仕切り装置
11 パネル体
12 パネル基材(基材)
13 クッション材
13e,14e 外周端部
13t 突出部
14 表皮材
15 芯材
15h 孔
16 貫通孔
16v 角部
16f 内周面
17 凹部
18 ベースシート
20 フレーム
25 溝
30 固定部材
30C コーナー部固定部材
30S 直線部固定部材
50 支持脚体
51 下部支持部
52 側部支持部
53 支持脚部
55 下側連結部
57 スリット
61 上側連結部
303 上棚板(最上段棚板、棚板)
304 下棚板(棚板)
321 管状材(杆体)
322 センター脚部(支持体)
323 センターブラケット(支持ブラケット)

Claims (3)

  1. 床面上に設置される間仕切り装置と、
    該間仕切り装置に上下方向に離間して設けられた複数段の支持ブラケットと、
    前記床面上に設置される支持体と、
    前記支持体及び各前記支持ブラケットに支持される複数段の棚板と、を備え、
    平面視において、前記棚板のうち最上段に設置される最上段棚板以外の棚板及び前記支持体は、前記最上段棚板と重なるように配置され
    前記支持ブラケットは、前記支持体に連結され、
    前記間仕切り装置は、パネル状の基材、及び該基材の外周端部の少なくとも一部に沿って設けられ、該基材の内方に向けて凹んだ溝、を有したパネル体を備え、
    前記溝どうしを対向させて互いに隣接配置された二枚の前記パネル体において、前記溝内に配置され、上下方向に延びる杆体、をさらに備え、
    前記支持ブラケットは、前記杆体に連結され、該杆体から前記棚板側に延出していることを特徴とする什器システム。
  2. 前記杆体の下部は、前記床面上に直接的または間接的に支持されていることを特徴とする請求項1に記載の什器システム。
  3. 互いに隣接する二枚の前記パネル体どうしは、前記溝に嵌め込まれた前記杆体を介して連結されていることを特徴とする請求項1または2に記載の什器システム。
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