JP6381099B2 - ブラケットの取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、ブラケットの取付構造に関するものである。
一般に、オフィスや公共施設等における空間では、空間をパネル等で区画することで小空間を形成して、個人の執務スペースや打合せスペースを確保している。
このようなパネルとして、ハニカム構造の紙を矩形状に形成してなるパネル本体と、パネル本体の四方の縁部に設けられアルミニウム合金の押し出し成形で形成された縦枠及び横枠とを備えたものも提案されている(下記特許文献1参照)。このようなパネルを複数連結して配置することで、所定距離にわたって空間を区分している。
特開平9−177209号公報
ここで、上記と特許文献1に記載のパネルどうしを連結して配置し、パネルに沿ってデスク等の什器を設置する場合に、作業台となる天板等のオプション部材をパネルに取り付けることがある。この場合には、オプション部材を取り付ける取付金具等の取付部材がパネルに設けられるため、美観がよくないという問題点がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、対象物に基材が取り付けられた状態で、取付部分が目立たないようにブラケットを基材に取り付けるブラケットの取付構造を提供するものである。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を採用している。
すなわち、本発明に係るブラケットの取付構造は、対象物に対して取り付けられたパネル状の基材にブラケットを取り付けるブラケット取付構造であって、前記基材には、前記対象物に対向する側面から内方に向かって凹む溝が形成され、前記基材の前記側面よりも前記対象物側には、前記基材の少なくとも一方の面側から前記溝に連通する間隙部が形成され、前記ブラケットは、前記溝内から前記間隙部を通過して前記基材の前記一方の面に配置され、前記ブラケットは、前記溝において、前記基材の幅方向端部を向く壁面に取り付けられた取付部を有することを特徴とする。
このように構成されたブラケットの取付構造では、対象物にパネル状の基材が取り付けられている場合に、ブラケットの一部を溝に配置することでブラケットを介して、基材の一方の面側にオプション部材を設けることができる。ブラケットが取り付けられる溝は対象物と対向する基材の側面に形成されているため、ブラケットの取付部分が目立たない。
また、本発明に係るブラケットの取付構造は、前記基材の前記一方の面及び前記一方の面とは反対側の他方の面には、弾性変形可能なクッション材が設けられ、前記クッション材の縁部には、前記基材の側面よりも前記対象物側に突出する突出部が形成され、該突出部が弾性変形することにより前記間隙部が形成されていてもよい。
このように構成されたブラケットの取付構造では、溝よりも対象物側に突出しているクッション材がブラケットと当たって弾性変形しつつ、一部が溝に配置されたブラケットの他の部分をパネル材の一方の面に取り出すことができる。ブラケットは弾性変形したクッション材から対象物に向かって押圧されているため、対象物とブラケットとの間に生じる隙間を抑えることができる。
本発明に係るブラケットの取付構造によれば、基材に対象物が取り付けられた状態で、取付部分が目立たないようにブラケットを基材に取り付けることができる。
一実施形態におけるブラケット取付構造の一例を示す斜視図である。 パネル体の構成を示す斜視展開図である。 パネル体の板厚方向中間部における半断面図である。 パネル体の端部を示す上面図である。 パネル体の直線部の構造を示す断面図である。 パネル体のコーナー部の構造を示す断面図である。 基材の表面に沿って設けられたクッション材を示す断面図であり、(a)は表皮材を非装着の状態におけるクッション材の断面図、(b)は表皮材を装着した状態におけるクッション材の断面図である。 パネル体の下部の角部に設けられた支持脚体、およびパネル体どうしの下部における連結構造の一例を示す斜視図である。 パネル体どうしの下部における連結構造を示す断面図である。 パネル体どうしの上部における連結構造の一例を示す斜視図である。 パネル体どうしの連結部分の構造を示す断面図である。 ソファーとパネル体との連結部分の構造を示す側面図である。 図12の要部の拡大図である。 ソファーとパネル体との連結部分の構造を示す断面図である。 ソファーとパネル体とを連結する連結部材の斜視図である。 図12の要部の拡大図である。 ソファーとパネル体とを連結する他の連結部材の斜視図である。 パネル体の製造方法の流れを示す図であり、(a)はパネル基材を組み立てた状態の断面図、(b)はパネル基材の表面にクッション材を設けた状態の断面図、(c)はクッション材の表面に表皮材を沿わせた状態の断面図である。 本実施形態における凹凸形状の複数の変形例を示す断面図であり、(a)はクッション材に溝を形成した例、(b)はクッション材に凸部を形成した例、(c)はクッション材に段部を形成した例、(d)は凹凸形状を湾曲形状とした例を示す図である。 本実施形態におけるパネル体の変形例を示す図であり、基材の一面側にのみ凹凸形状を形成した例を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態におけるブラケット取付構造の一例を示す斜視図である。図2は、パネル状の基材の構成を示す斜視展開図である。図3は、基材の板厚方向中間部における半断面図である。図4は、基材の端部を示す上面図である。図5は、基材の直線部の構造を示す断面図である。図6は、基材のコーナー部の構造を示す断面図である。
図1に示すように、間仕切り装置10は、ソファー100の背面側に設置された対象物としての一のパネル体11と、当該パネル体11に取り付けられた他のパネル体11と、他のパネル体11に取り付けられたブラケットと、を備えている。
(ソファー)
ソファー100は、床面から上方に向かって延びる4本の脚部101,101…と、これら脚部101,101…に支持された座部102と、座部102よりも上方に延びる背凭れ部103とを有している。
脚部101は、ソファー100の奥行方向および幅方向に間隔を有して4本設けられている。これら脚部101の上端は、座部102の下面に取り付けられている。この座部102の上面は、利用者が着座可能な座面とされている。
この座部102は、幅方向に長い平面視略矩形状をなしている。座部102の後部の左右両側は、湾曲に形成されている。
(パネル体)
パネル体11は、設置する什器の形状等に沿って、平面板状、あるいは平面視または側面視したときに、中間部で折曲または湾曲した略L字状、あるいは全体が湾曲した平面視略C字状等とすることができる。以下においては、パネル体11が平面板状であるものとして説明を行う。
図2に示すように、パネル体11は、パネル基材(基材)12と、パネル基材12の両面に沿って設けられたクッション材13と、パネル基材12およびクッション材13を覆う表皮材14と、固定部材30と、を備えている。
(パネル基材)
パネル基材12は、パネル状の芯材15と、芯材15の外周部に沿って設けられたフレーム20と、芯材15およびフレーム20の両面を覆うように設けられたベースシート18と、を備えている。
芯材15は、例えば紙系材料、樹脂系材料、木質系材料等から形成されている。この芯材15は、なるべく軽量とするのが好ましい。そこで、本実施形態では、芯材15は、紙系材料から形成され、板厚方向に貫通する孔15hが多数並設された、例えば孔15hが断面を六角形状として複数千鳥状に組み合わされたハニカム構造とされている。
(フレーム)
図2、図3に示すように、この芯材15の外周部には、フレーム20が設けられている。フレーム20は、芯材15の四辺に沿って設けられた枠材21A,21B,21C,21Dを備えている。各枠材21A,21B,21D,21Dは、金属系材料、樹脂系材料等から形成されている。
枠材21A,21Bは、芯材15において互いに対向する2辺に沿って上下方向に延在し、パネル体11の幅方向両側に設けられている。枠材21C,21Dは、枠材21A,21Bに直交して横方向に延在し、パネル体11の上下方向両側に設けられている。これら枠材21A,21Bと枠材21C,21Dとは、L字状のブラケット22を介し、ボルト23、あるいは溶接、接着等によって接合されている。これら枠材21A,21B,21C,21Dによって、全体として矩形状をなしたフレーム20が形成されている。
図4〜図6に示すように、各枠材21A,21B,21C,21Dは、フレーム20の内周側の芯材15の外周端面15aに対向する基部21eと、基部21eの幅方向両側からそれぞれフレーム20の外周側に向けて立ち上がる側壁部21fと、からなる、断面略U字状に形成されている。これにより、基部21eと、両側の側壁部21f,21fとに囲まれた部分は、溝25とされている。
このようにして、パネル基材12は、その外周端部に沿って連続し、パネル基材12の内方に向けて凹んだ溝25を有している。
ここで、図3に示すように、L字状のブラケット22は、枠材21Aまたは21Bに沿って枠材21Aまたは21Bの端部に設けられる第一プレート部22aと、第一プレート部22aに直交し、枠材21Cまたは21Dに沿って枠材21Cまたは21Dの端部に設けられる第二プレート部22bと、第一プレート部22aおよび第二プレート部22bに沿ってL字状のブラケット22の屈曲方向内側に設けられたリブ部22cとが一体に形成されている。
リブ部22cは、第一プレート部22aおよび第二プレート部22bから、第一プレート部22aおよび第二プレート部22bに直交して、パネル体11の内周側に向けて突出形成されている。このリブ部22cは、第一プレート部22aおよび第二プレート部22bの幅方向両側、つまり、パネル体11の一面側と他面側とにそれぞれ形成されている。このリブ部22cは、第一プレート部22aおよび第二プレート部22bの曲げ強度を高める補強部材として機能するだけでなく、芯材15の角部の押さえ部材としても機能することができる。すなわち、パネル基材12の一面側と他面側にそれぞれ設けられたリブ部22cの間に芯材15が挟み込まれる。パネル基材12においては、四隅にこのようなブラケット22が設けられることにより、芯材15をフレーム20の内側に保持できるようになっている。
なおここで、図2では、平面板状のパネル体11の例を示したが、パネル体11を平面視または側面視した状態で略L字状、略C字状等とする場合には、フレーム20の上下の枠材21C,21Dまたは左右の枠材21A,21Bを,パネル体11の形状に合わせて折曲または湾曲させる。
図5、図6に示すように、フレーム20および芯材15を覆うように、芯材15の両面には、シート状のベースシート18が設けられている。ベースシート18は、例えばボール紙等から形成されている。このベースシート18は、芯材15よりも外形寸法が大きく、その外周部18aがフレーム20の表面20fに接着剤等により接着されている。
(クッション材)
クッション材13は、パネル基材12の表面を形成するベースシート18に沿って設けられている。クッション材13は、ベースシート18を介して、芯材15の全体を覆うように設けられている。さらに、クッション材13は、その外周端部13sが、フレーム20を構成する各枠材21A,21B,21C,21Dの側壁部21fを覆うように設けられている。つまり、クッション材13は、芯材15およびフレーム20を覆うように設けられている。
このクッション材13は、柔軟性および弾性を有した材料、例えば発泡ウレタン材等から形成されている。
図7は、パネル基材12の表面に沿って設けられたクッション材13を示す断面図であり、(a)は表皮材14を非装着の状態におけるクッション材13の断面図、(b)は表皮材14を装着した状態におけるクッション材13の断面図である。
図2に示すように、クッション材13には、複数の貫通孔16が形成されている。貫通孔16は、例えば、上下方向を長軸方向とした長円形状とされている。そして、クッション材13の外表面13fには、複数の貫通孔16が、上下方向および上下方向に直交する横方向に、間隔を空けて配列されている。
図5、図7に示すように、各貫通孔16は、クッション材13においてパネル基材12とは反対側を向く外表面13fからパネル基材12側に対向する対向面13gまで、クッション材13の厚さ方向に貫通して形成されている。図7(a)に示すように、各貫通孔16は、その内周面16fが外表面13fと直交して形成されている。これにより、貫通孔16の周縁に角部16vが形成されている。
このような貫通孔16が形成されたクッション材13をパネル基材12の表面に設けることで、パネル基材12の表面に角部16vを有する凹凸形状が形成される。
(表皮材)
図5、図7に示すように、表皮材14は、クッション材13の全体を覆うよう設けられている。表皮材14は、クッション材13の外表面13fと、貫通孔16において外表面13fに直交する内周面16fと、貫通孔16の底部に露出するベースシート18の露出面18fとに沿うよう、接着されている。このようにして、表皮材14が、クッション材13に形成された複数の貫通孔16に沿うことで、パネル体11の表面には、複数の長円形状の凹部17が形成されている。そして、各凹部17において、表皮材14は、貫通孔16を通して、パネル基材12の表面を形成するベースシート18に接着されている。
ここで、表皮材14は、例えばポリエステル等、弾性変形可能な材質で形成され、伸長した状態でクッション材13及びパネル基材12を覆っている。クッション材13は、外表面13f側の貫通孔16の周縁において外方に向けて凸となる角部16vが、表皮材14によって内方に向けて押圧される。これにより、クッション材13は、角部16vにおいて圧縮方向に弾性変形し、貫通孔16の角部16vは、円弧状断面とされている。
また、図5、図6に示すように、クッション材13および表皮材14は、パネル基材12よりも大きな外形寸法を有している。そして、クッション材13および表皮材14は、その外周端部13e,14eが、パネル基材12の外周縁部、つまり各枠材21A,21B,21C,21Dの側壁部21fを回り込んで、溝25内側に巻き込まれている。このクッション材13および表皮材14の外周端部13e,14eが、各枠材21A,21B,21C,21Dの側壁部21fを回り込む部分で、クッション材13が表皮材14によって圧縮される。これにより、パネル体11は、外周端部11sに向かうにしたがって、その厚みが漸次小さくするように形成されている。また、パネル体11は、外周端部11sにおいてクッション材13および表皮材14が各枠材21A,21B,21C,21Dの側壁部21fを回り込む部分で、丸く円弧状に形成されている。
このように、クッション材13および表皮材14の縁部のうち芯材15の外周面側に配置される部分は、芯材15の外周端面(縁部)15aよりも外方に向かって突出する突出部13t,14tとされている。
(固定部材)
固定部材30は、溝25に嵌め込まれている。固定部材30は、溝25内側に巻き込まれたクッション材13および表皮材14の外周端部13e,14eを、溝25の内周面と固定部材30の外周面との間に挟み込んでいる。これにより、クッション材13および表皮材14の外周端部13e,14eをフレーム20の側壁部21fに固定している。
ここで、図2に示すように、固定部材30は、矩形状のパネル基材12の外周部の直線部分12Sに配置される直線部固定部材30Sと、矩形状のパネル基材12の外周部のコーナー部12Cに配置されるコーナー部固定部材30Cと、を備えている。
図5に示すように、直線部固定部材30Sは、直線部固定部材30Sが連続する方向に直交する断面形状が、互いに平行に位置する側部プレート部31,31と、側部プレート部31,31どうしを一体に連結する連結プレート部32と、を備えている。
側部プレート部31,31は、フレーム20の溝25を形成する側壁部21fとの間に、クッション材13および表皮材14の外周端部13e,14eを挟み込む。このため、側部プレート部31,31の間隔は、溝25の側壁部21f,21fの間隔よりも所定寸法小さく形成されている。これら側部プレート部31,31は、直線部固定部材30Sを溝25内に嵌め込んだときに、先端部31a,31aが溝25の基部21eに突き当たるよう形成されている。
連結プレート部32は、側部プレート部31,31の先端部31a,31aよりも、溝25の基部21eから離間する方向にオフセットして形成されている。これにより、直線部固定部材30Sは、側部プレート部31,31と連結プレート部32とにより、断面略H字状をなしている。そして、直線部固定部材30Sは、溝25内に嵌め込んだ状態で、側部プレート部31,31の先端部31a,31a側と、連結プレート部32と、溝25の基部21eとに囲まれた部分に、空間S1が形成されるようになっている。この空間S1は、溝25内に巻き込まれたクッション材13および表皮材14の外周端部13e,14eの余剰部、すなわち外周端部13e,14eのうちフレーム20の基部21eに突き当たって部分よりも先端部分(不図示)を収容できる収容空間として機能する。
また、側部プレート部31,31において、溝25の側壁部21f,21fに対向する側には、突起33,33が形成されている。この突起33,33は、側部プレート部31,31と側壁部21f,21fとの間に挟み込まれたクッション材13および表皮材14の外周端部13e,14eに食い込むようになっている。これにより、直線部固定部材30Sは、クッション材13および表皮材14が溝25から抜け出ることを防止している。
さらに、側部プレート部31,31において、連結プレート部32よりも溝25の基部21eから離間する側には、側部プレート部31,31から内方に向けて突出する突条34,34が形成されている。そして、これら突条34,34と、側部プレート部31,31と、連結プレート部32とに囲まれて、オプション部材等を装着するための保持溝35が形成されている。
図3に示すように、パネル体11の上部のコーナー部に配置されるコーナー部固定部材30Cは、上下方向に延びる第一直線状部38Aと、第一直線状部38Aの上端から屈曲して横方向に延びる第二直線状部38Bとから、略L字状に形成されている。
第一直線状部38Aは、上下方向に延びる枠材21Aまたは枠材21Bの上端部において溝25内に嵌め込まれる。第二直線状部38Bは、第一直線状部38Aの一端から連続して形成され、横方向に延びる枠材21Cまたは枠材21Dの両端部において溝25内に嵌め込まれる。
図6に示すように、第一直線状部38A、第二直線状部38Bは、それぞれが連続する方向に直交する断面形状が、互いに平行に位置する側部プレート部36,36と、側部プレート部36,36どうしを一体に連結する連結プレート部37と、を備えている。
側部プレート部36,36は、フレーム20の溝25を形成する側壁部21f,21fとの間に、クッション材13および表皮材14の外周端部13e,14eを挟み込む。このため、側部プレート部36,36の間隔は、溝25の側壁部21f,21fの間隔よりも所定寸法小さく形成されている。これら側部プレート部36,36は、コーナー部固定部材30Cを溝25内に嵌め込んだときに、先端部36a,36aが溝25の基部21eに突き当たるよう形成されている。
ここで、側部プレート部36,36において、溝25の側壁部21f,21fに対向する側に、凸部36t,36tが形成されている。この凸部36t,36tは、側部プレート部31,31と側壁部21f,21fとの間にクッション材13および表皮材14の外周端部13e,14eを挟み込むようになっている。
連結プレート部37は、側部プレート部36,36の先端部36a,36aよりも、溝25の基部21eから離間する方向にオフセットして形成されている。これにより、コーナー部固定部材30Cは、側部プレート部36,36と連結プレート部37により、断面略H字状をなしている。そして、直線部固定部材30Sは、溝25内に嵌め込んだ状態で、側部プレート部36,36の先端部36a,36a側と、連結プレート部37と、溝25の基部21eとに囲まれた部分に、空間S2が形成されるようになっている。この空間S2は、溝25内に巻き込まれたクッション材13および表皮材14の外周端部13e,14eの余剰部、すなわち外周端部13e,14eのうちフレーム20の基部21eに突き当たって部分よりも先端部分(不図示)を収容できる収容空間として機能する。なおここで、連結プレート部37は、直線部固定部材30Sにおける連結プレート部32よりも基部21eに近く、空間S2は、空間S1よりも小さく形成されている。
図3に示すように、このようなコーナー部固定部材30Cは、溝25に対し、コーナーキャップ40によって固定されている。コーナーキャップ40は、第一直線状部41Aと、第一直線状部41Aの一端に連続し、第一直線状部41Aに直交して延びる第二直線状部41Bとからなる略L字状をなしている。図6に示すように、これら第一直線状部41A,第二直線状部41Bは、コーナー部固定部材30Cの第一直線状部38A,第二直線状部38Bに対し、側部プレート部36,36との間に挿入され、連結プレート部37に突き当てられている。
そして、図3に示すように、第一直線状部41Aの下端部には、突起片43が下方に向けて突出形成されている。この突起片43が、直線部固定部材30Sの上端部において、連結プレート部32と突状34との間の保持溝35(図5参照)に挿入されている。
また、図3に示すように、第二直線状部41Bには、ボルト45を挿入するボルト挿通孔44が形成されている。このボルト挿通孔44に挿通させたボルト45により、コーナーキャップ40と、コーナー部固定部材30C、枠材21C、ブラケット22の第二プレート部22bが一体に締結されている。
(支持脚体)
図3に示すように、上記したようなパネル体11の下部のコーナー部には、コーナー部固定部材30Cとして、支持脚体50が設けられている。この支持脚体50は、床面に接地することで、パネル体11を床面上に立設させる。
支持脚体50は、フレーム20の下部端部の溝25内に収容される下部支持部51と、下部支持部51の一端から上方に延び、フレーム20の側部の下端部の溝25内に収容される側部支持部52と、下部支持部51よりも下方に延びる支持脚部53と、を一体に備えている。
下部支持部51はフレーム20の下端部の溝25の底面を形成する基部21eに突き当てて固定されている。また、側部支持部52は、フレーム20の側端部の溝25の底面を形成する基部21eに突き当てて固定されている。
下部支持部51および側部支持部52には、ボルト48が挿通されるボルト挿通孔54が形成されている。このボルト挿通孔54に挿通されるボルト48は、溝25の基部21eの所定の位置に形成された雌ネジ孔部29にねじ込まれるようになっている。これにより、支持脚体50が、パネル体11に固定される。
支持脚部53は、下部支持部51よりも下方に延び、その下端部に、高さ調整ネジ49がねじ込み可能とされている。
(パネル体の連結構造)
図8は、パネル体11の下部の角部に設けられた支持脚体50、およびパネル体11,11どうしの下部における連結構造の一例を示す斜視図である。図9は、パネル体11,11どうしの下部における連結構造を示す断面図である。
図8、図9に示すように、支持脚体50には、隣接して配置される他のパネル体11と連結するための下側連結部55の一端が係止可能とされている。このため、支持脚体50には、下部支持部51よりも下方に膨出した膨出部56が一体に形成されている。
そして、この膨出部56には、パネル体11の厚さ方向に沿った支持脚体50の中間部に、プレート状の下側連結部55の一端が挿入可能なスリット57が形成されている。スリット57は、膨出部56において他方のパネル体11に隣接する側の側面56aおよび下面56bに開口している。
図9に示すように、スリット57の上部には、後述する下側連結部55の突起部58Aが挿入される挿入凹部57aが、上方に向けて凹んで形成されている。そして、スリット57の上部において、膨出部56の側面56a側には、挿入凹部57aに隣接して、下方に向けて突出する突起部57bが形成されている。
また、膨出部56には、スリット57内に挿入された下側連結部55を係止するための、係止孔56hが、パネル体11の厚さ方向に沿って貫通形成されている。
下側連結部55は、両端部にそれぞれ貫通孔55hが形成されている。また、下側連結部55の両端部には、それぞれ、上方に向けて突出する突起部58Aが形成されている。また、下側連結部55には、両端部の突起部58A,58Aの間に、上方に向けて突出する中央突起部58Bが形成されている。そして、中央突起部58Bと、その両側の突起部58Aとの間には、下方に向けて凹となる係合凹部58Cが形成されている。
突起部57bおよび係合凹部58Cは、膨出部56の側面56a側、中央突起部58B側が、上下方向に延在する鉛直面57f、58fとされ、その反対側が、上方に行くにしたがい鉛直面57f、58fから離間する傾斜面57g、58gとされている。これにより、突起部57bおよび係合凹部58Cは、いずれも下方に行くにしたがいその幅寸法が漸次小さくなるテーパ状をなしている。
この係合凹部58Cに、スリット57の突起部57bが嵌め込まれることで、下側連結部55と支持脚体50とを、パネル体11,11が隣り合う方向において、容易に位置決めできるようになっている。
互いに隣接するパネル体11,11どうしを連結するには、貫通孔55hが形成された下側連結部55の両端部を、支持脚体50のスリット57に挿入する。下側連結部55の両端部の係合凹部58Cに、それぞれ、両側のパネル体11に設けられた支持脚体50の突起部57bを嵌め込む。ここで、突起部57bおよび係合凹部58Cは、いずれも下方に行くにしたがいその幅寸法が漸次小さくなるテーパ状をなしている。したがって、係合凹部58Cに突起部57bが挿入されることで、下側連結部55と支持脚体50とが、パネル体11,11が隣り合う方向において互いに位置決めされる。これにより、下側連結部55に形成された両端部の貫通孔55hと、支持脚体50の係止孔56hとが連通する。そこで、これら貫通孔55h及び係止孔56hに連結ボルト59を挿通・締結させる。このように、下側連結部55が互いに隣接する11,11の支持脚体50,50どうしを連結することによって、パネル体11,11どうしが下端部で連結される。
これら支持脚体50,50と、下側連結部55とが、隣接するパネル体11の下端部どうしを連結する下側連結部を構成している。
図10は、パネル体11,11どうしの上部における連結構造の一例を示す斜視図である。
この図10に示すように、互いに隣接するパネル体11,11どうしは、それぞれの上端部どうしを、上側連結部61によって連結することができる。
この上側連結部61は、コーナーキャップ40に代えて、コーナー部固定部材30Cに取り付けられる。上側連結部61の両端部61a,61aには、ボルト挿通孔62が形成されている。
また、上側連結部61の中間部61bの下面側には、互いに隣接するパネル体11,11の上部に配置されたコーナー部固定部材30C.30Cの間隔を規制する間隔規制部63が下方に向けて突出形成されている。間隔規制部63が、互いに隣接するパネル体11,11の上部に配置されたコーナー部固定部材30C.30Cの間に挿入されることで、パネル体11,11どうしの間隔を規制することができる。
このような上側連結部61によって、互いに隣接するパネル体11,11の上端部どうしを連結するには、以下のようにする。
まず、上側連結部61を、互いに隣接するパネル体11,11の上部に配置されたコーナー部固定部材30C.30C上に載せる。このとき、上側連結部61の両端部61a,61aの下面が、コーナー部固定部材30Cの第二直線状部38Bに対し、側部プレート部36,36との間に挿入され、連結プレート部37に突き当てられている。そして、間隔規制部63が、互いに隣接するパネル体11,11の上部に配置されたコーナー部固定部材30C.30Cの間に挿入されることで、パネル体11,11どうしの間隔を規制することができる。より具体的には、間隔規制部63の両側面63a,63aに、コーナー部固定部材30Cの第一直線状部38Aの連結プレート部37に突き当てることで、パネル体11,11どうしの間隔を適正に位置決めできる。この状態で、ボルト挿通孔62に挿通させたボルト64により、上側連結部61と、コーナー部固定部材30C、枠材21C(図3参照)、ブラケット22の第二プレート部22b(図3参照)を一体に締結する。これによって、互いに隣接するパネル体11,11の上端部どうしが連結される。
このように、下側連結部55と上側連結部61により、パネル体11どうしを固定する連結部材が構成されている。
また、一のパネル体11と下側連結部55及び上側連結部61とにより、他のパネル体11に連結可能なパネルユニットが構成されている。
図11は、パネル体11,11どうしの連結部分の構造を示す断面図である。
図11に示すように、一のパネル体11の外周端部11sと、他のパネル体11の芯材15の外周端面15aとは、距離を保持した状態で、パネル体11,11どうしは固定されている。一方で、パネル体11の芯材15の外周端面15aよりも外方に突出するクッション材13,13の突出部13t,13tどうしは、表皮材14,14の突出部14t,14tを介在させて当接している。クッション材13,13の突出部13t,13tどうしは互いに対向方向に押圧し合い、突出部13t,13tの先端部分は丸くなるように弾性変形している。これにより、当接している突出部13t,13tの当接面積は大きくなる。
(ソファーとパネル体との連結構造)
次に、ソファー100とパネル体11との連結構造について説明する。
図12は、ソファー100とパネル体11との連結部分の構造を示す側面図である。図13は、図12の要部の拡大図である。図14は、ソファー100とパネル体11との連結部分の構造を示す断面図である。図15は、ソファー100とパネル体11とを連結する什器上連結部材71の斜視図である。
図12から図15に示すように、ソファー100の上部とパネル体11の上部とは什器上連結部材(ブラケット)71を介して連結されている。
什器上連結部材71は、パネル体11の幅方向端部(壁面)に取り付けられる係止部(取付部)72と、係止部72の端部から屈曲しパネル基材12の溝25に設けられた直線部固定部材30Sの側部プレート部31に沿って延びる側壁部73とを有している。什器上連結部材71は、側壁部73の端部から屈曲しパネル体11の外周端部13sに沿って延びる外壁部74と、外壁部74の端部から屈曲しパネル体11の表皮材14に沿って配置される挟持壁部75とを有している。什器上連結部材71は、ソファー100の背凭れ部103の上端に沿って配置される上壁部76と、上壁部76の端部から背凭れ部103の前面に沿って配置される前壁部77とを有している。
什器上連結部材71の係止部72には、貫通孔72Aが形成されている。この貫通孔72Aから挿通されたボルト79が、パネル体11の枠材21A(又は枠材21B)に固定された直線部固定部材30Sの保持溝35内に設けられ雌ねじが形成されたベース部78に螺合されている。このように什器上連結部材71がパネル体11に取り付けられた状態で、ソファー100の背凭れ部103の上部は、什器上連結部材71の挟持壁部75と前壁部77とで挟持される。
このとき、パネル体11における什器上連結部材71の外壁部74が配置される側のクッション部材13Pは、外壁部74に押圧されている。これにより、什器上連結部材71が配置される側のクッション部材13Pの幅寸法は、什器上連結部材71が配置されない側のクッション部材13Qの幅寸法よりも短くなる。また、クッション部材13Qの端部と、クッション部材13Pに沿って配置された什器上連結部材71の外壁部74の端面とは、面一とされている。
換言すると、一のパネル体11の芯材15には、外周端面(側面)15aから内方に向かって溝25が形成されている。什器上連結部材71が取り付けられていない状態では、対向するクッション材13,13の突出部13t,13tは当接している。一の突出部13tに当接するように什器上連結部材71が配置されると、クッション材13の突出部13tがそのクッション材13の幅寸法を短くする方向に弾性変形し、パネル体11,11間に什器上連結部材71を配置可能な間隙部Kが形成される。この間隙部Kは、一の芯材15の外周端面15aと他のパネル体11との間に、パネル基材12の表裏両方の面側から溝25に連通するように形成されている。什器上連結部材71は溝25内から間隙部Kを通過して配置され、挟持壁部75、上壁部76および前壁部77がパネル基材12の一方の面に配置されている。
この状態で、什器上連結部材71が配置されない側のクッション部材13Qの突出部13tおよびクッション材13Qと対向する他のパネル体11のクッション材13の突出部13tは、互いに対向方向に押圧し合う。これにより、突出部13t,13tの先端部分は丸くなるように弾性変形している。これにより、当接している突出部13t,13tの当接面積は大きくなる。
また、什器上連結部材71が配置される側のクッション部材13Pの突出部13tおよびクッション材13Pと対向する他のパネル体11のクッション材13の突出部13tは、什器上連結部材71の外壁部74を介して互いに対向方向に押圧し合う。これにより、突出部13t,13tの先端部分は丸くなるように弾性変形している。これにより、当接している突出部13t,13tの当接面積は大きくなる。
図16は、図14の要部の拡大図である。図17は、ソファー100とパネル体11とのを連結する什器下連結部材81の斜視図である。
図12,図16、図17に示すように、ソファー100の上部とパネル体11の下部とは什器下連結部材81を介して連結されている。
什器下連結部材81は、図示しないボルトによりソファー100の座部102の下面に取り付けられる支持壁部82と、支持壁部82の端部から下方に向かって屈曲形成された屈曲壁部83とを有している。什器下連結部材81は、屈曲壁部83の端部から屈曲しパネル体11の表皮材14に沿って配置される上下壁部84と、上下壁部84の下端から屈曲しパネル体11側に向かって伸びる下壁部85と、下壁部85の端部から上方に向かって延びパネル体11の下端に取り付けられる係止部86とを有している。この係止部86と下壁部85とは、ボルト89にて螺合されることで一体とされている。
什器下連結部材81の係止部86は、パネル体11の枠材21A(又は枠材21B)に固定された直線部固定部材30Sの側部プレート部31に形成された突条34,34により係止されている。
このように、パネル体11は、什器上連結部材71および什器下連結部材81を介して、ソファー100の背面に沿った状態が維持されている。
なお、パネル体11をソファー100から取り外す際には、什器上連結部材71のパネル体11のベース部78に螺合されたボルト79を緩め、上壁部76および前壁部77をソファー100の背凭れ部103から取り外す。さらに、什器下連結部材81の係止部86とパネル体11の突条34,34との係止を解除すればよい。
(製造方法)
次に、上記したようなパネル体11の製造方法について説明する。
図18は、パネル体11の製造方法の流れを示す図であり、(a)はパネル基材12を組み立てた状態の断面図、(b)はパネル基材12の表面にクッション材13を設けた状態の断面図、(c)はクッション材13の表面に表皮材14を沿わせた状態の断面図である。
(パネル基材組立工程)
まず、図18(a)に示すように、所定形状のフレーム20を組み立てる。
次いで、フレーム20の一面側(例えば図18(a)における下側)に、ベースシート18を接着する。そして、ベースシート18を接着した側(一面側)を下に向けてフレーム20を置く。続いて、フレーム20の内側にパネル状の芯材15を入れ、下方のベースシート18に接着する。次いで、上方を向いているフレーム20の他面側(例えば図18(a)における上側)にベースシート18を接着する。これにより、芯材15と、フレーム20と、ベースシート18とからなるパネル基材12が構成される。
(クッション材貼り付け工程)
次いで、図18(b)に示すように、パネル基材12の両面側において、それぞれベースシート18に、周縁に角部16vを有した複数の貫通孔16が予め形成されたクッション材13を接着する。これにより、クッション材13によってパネル基材12の表面に凹凸形状が形成される。
(表皮材配置工程)
次に、図18(c)に示すように、クッション材13を覆うように表皮材14を沿わせて配置する。このとき、クッション材13と表皮材14にはそれぞれ接着剤を塗布しておく。
(凹部形成工程)
そして、図18(c)の状態としたパネル体11の材料を、プレス型でプレスすることによって、表皮材14を、クッション材13による凹凸形状に沿わせて成形する。これにより、表皮材14がクッション材13の形状に応じて密着する。その結果、表皮材14は、クッション材13の外表面13fと、貫通孔16において外表面13fに直交する内周面16fと、貫通孔16の底部に露出するベースシート18の露出面18fとに沿うよう接着される。これにより、図7(b)に示すように、表皮材14が、クッション材13に形成された複数の貫通孔16からなる凹凸形状に沿い、パネル体11の表面に複数の長円形状の凹部17が形成される。
このようにして、表皮材14が接着された結果、クッション材13は、外表面13f側の貫通孔16の周縁において外方に向けて凸となる角部16vが、表皮材14によって内方に向けて押圧される。これにより、クッション材13は、角部16vにおいて圧縮方向に弾性変形し、貫通孔16の角部16vは、円弧状断面となる。
(固定部材装着工程)
次に、図5、図6に示すように、フレーム20の外周縁部よりも外周側まで広がっているクッション材13および表皮材14の外周端部13e,14eを、パネル基材12の外周縁部を回り込ませて、溝25内側に巻き込む。
そして、溝25に、固定部材30を構成する直線部固定部材30S、コーナー部固定部材30C、支持脚体50を嵌め込んで固定する。
これにより、パネル体11が完成する。
このように構成された間仕切り装置10では、一対のパネル体11,11が連結されている場合に、什器上連結部材71の係止部72をパネル体11の溝25に配置することで、什器上連結部材71の挟持壁部75、上壁部76および前壁部77はパネル体11の一方の面側に設けられる。この挟持壁部75、上壁部76および前壁部77にソファー100の背凭れ部を挟持させて、パネル体11に沿ってソファーを取り付けることができる。什器上連結部材71が取り付けられる溝25は他のパネル体11と対向するパネル体11の外周端面15aに形成され、パネル基材12の表面にはクッション材13が設けられているため、什器上連結部材71の取付部分が目立たない。
また、間隙部Kはパネル基材12の両面側に形成されているため、什器上連結部材71をパネル基材12の両面側に取り出すことができる。よって、ソファー100をパネル基材12の両面に設けることができるため、利便性を高めることができる。
また、一部が溝25に配置された什器上連結部材71は、什器上連結部材71が設けられたパネル体11と他のパネル体11との間に形成される間隙部Kを通過して、当該パネル体11の一方の面側に取り出される。什器上連結部材71は取り付けられるパネル体11側の弾性変形したクッション材13と他のパネル体11の弾性変形したクッション材13とから互いに押圧されているため、他のパネル体11と什器上連結部材71との間、および什器上連結部材71と当該パネル体11との間に生じる隙間を抑えることができる。
(その他の実施形態)
なお、本発明は、図面を参照して説明した上述の各実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
例えば、上記実施形態において、什器上連結部材71はオプション部材としてソファー100をパネル体11に取り付けているが、オプション部材としては他にテーブルの天板や、照明装置、棚板等の装置が採用される。
また、上記に示す実施形態において、什器上連結部材71は、隣接する2枚のパネル体11,11の一方の溝25に設けられ、パネル体11,11間からパネル体11の表面に取り出されている。しかし、パネル体11が取り付けられる対象物はパネル体11に限られず、1枚のパネル体11が壁や棚板の側板等の部材に取り付けられ、当該取付部分から什器上連結部材71がパネル体11の表面に取り出されていてもよい。
また、什器上連結部材71は横方向に隣接するパネル体11,11間に設けられるだけではなく、上下方向に隣接するパネル体11,11間に設けられていてもよい。
また、パネル基材12の外周部の全周にわたって溝25を形成するものとしたが、これに限るものではない。パネル基材12の外周部の一部にのみ溝25が設けられていてもよい。
また、溝25内で表皮材14を固定する固定手段として、固定部材30を例に挙げたが、表皮材14を固定できるのであれば、他のいかなる構成としてもよい。例えば、固定部材30の断面形状、構造等については、何ら限定するものではない。さらには、表皮材14を、タッカーや接着等によって溝25内に固定するようにしてもよい。
上記実施形態では、パネル基材12の表面に凹凸形状を形成するため、クッション材13に貫通孔16を形成するようにしたが、これに限るものではない。例えば、図19(a)〜(c)に示すように、クッション材13に、非貫通の凹部16P(図19(a)参照)、凸部16Q(図19(b)参照)、段部16R(図19(c)参照)等を形成してもよい。さらに、凹凸形状の断面形状も、いかなる形状としてもよく、例えば図19(d)に示すように、曲線状の凸部16S等としてもよい。
また、上記実施形態では、凹凸形状を形成する貫通孔16は、例えば、上下方向を長軸方向とした長円形状としたが、長円形以外の、円形、多角形状等、あるいは企業ロゴ等の他の形状としてもよい。
さらに、上記実施形態では、貫通孔16は、その内周面16fが外表面13fと直交することで、外周縁部に角部16vを形成したが、内周面16fが外表面13fとが傾斜して交差してもよい。
さらに、上記実施形態で示したようなクッション材13は、パネル基材12の両面に形成するとは限らず、図20に示すように、パネル基材12の一面側にのみ形成するようにしてもよい。さらには、クッション材13が設けられていなくてもよい。
また、上記実施形態では、パネル体11に支持脚体50を設けたが、他のブラケット等によってパネル体11を什器等に固定するのであれば、支持脚体50を設ける必要はない。
また、上記実施形態では、間仕切り装置10をソファー100の背面側に沿って設けるようにしたが、これに限るものではない。間仕切り装置10は、ソファー100以外にも、デスク、テーブル、カウンター、棚、チェア等に組み合わせて設けてもよい。さらには、間仕切り装置10を、支持脚体50によって、床面上に自立させてもよい。加えて、間仕切り装置10を、壁や柱等の建造物に不図示のブラケット等によって固定させて設けるようにしてもよい。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更したりすることが可能である。
10 間仕切り装置
11 パネル体、対象物
12 パネル基材(基材)
13 クッション材
13e,14e 外周端部
13t 突出部
14 表皮材
15 芯材
15h 孔
16 貫通孔
16v 角部
16f 内周面
17 凹部
18 ベースシート
20 フレーム
25 溝
30 固定部材
30C コーナー部固定部材
30S 直線部固定部材
50 支持脚体
51 下部支持部
52 側部支持部
53 支持脚部
55 下側連結部
57 スリット
61 上側連結部
71 什器上連結部材(ブラケット)
72 係止部(取付部)
100 ソファ
K 間隙部
S1 空間
S2 空間

Claims (2)

  1. 対象物に対して取り付けられたパネル状の基材にブラケットを取り付けるブラケット取付構造であって、
    前記基材には、前記対象物に対向する側面から内方に向かって凹む溝が形成され、
    前記基材の前記側面よりも前記対象物側には、前記基材の少なくとも一方の面側から前記溝に連通する間隙部が形成され、
    前記ブラケットは、前記溝内から前記間隙部を通過して前記基材の前記一方の面に配置され
    前記ブラケットは、前記溝において、前記基材の幅方向端部を向く壁面に取り付けられた取付部を有することを特徴とするブラケット取付構造。
  2. 前記基材の前記一方の面及び前記一方の面とは反対側の他方の面には、弾性変形可能なクッション材が設けられ、
    前記クッション材の縁部には、前記基材の側面よりも前記対象物側に突出する突出部が形成され、
    該突出部が弾性変形することにより前記間隙部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のブラケット取付構造。
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