JP6292821B2 - パネル体 - Google Patents
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Description
特許文献1,2には、支持脚体を、間仕切り装置の下端部においてフレームの下面に設けた構成が開示されている。
また、支持脚体を、間仕切り装置下端部において、フレームの側面、あるいはパネル面に固定して設けることもある。
また、支持脚体をフレームの側面やパネル面に固定した場合、支持脚体の取付部が露出するため、見栄えが良くないという問題もある。
そこでなされた本発明の目的は、支持脚体を、十分な取付強度で、見栄え良く取り付けることのできるパネル体を提供することである。
すなわち、本発明のパネル体は、パネル状の基材と、前記基材の外周側面に沿って少なくとも下部両端部と前記下部両端部に隣接する両側部下端部とに形成され、該基材の内方に向けて凹んだ溝と、前記基材を支持する一対の支持脚体と、前記基材の少なくとも一面側を覆い、外周端部が前記基材の外周縁部で前記溝の内側に巻き込まれた表皮材と、を備え、前記支持脚体は、前記基材の下部端部の前記溝内に収容される下部支持部と、前記下部支持部から延び、前記基材の側部の下端部の前記溝内に収容される側部支持部と、前記下部支持部よりも下方に延びる支持脚部と、を備え、前記支持脚体の前記下部支持部及び前記側部支持部は、前記溝内に嵌め込まれ、前記表皮材の外周端部を、前記溝内周面との間に挟み込んでいることを特徴とする。
このようにして、支持脚体の下部支持部と側部支持部とが、溝内に収容されることで、支持脚体の取付部が露出せず、見栄えを向上させることができる。
また、支持脚体の下部支持部と側部支持部とが、それぞれ基材の下部端部と側部下端部とに固定されることで、支持脚体の基材への取付強度が向上する。
また、表皮材が、パネル体の外周部において、基材の外周縁部を回り込んで溝の内側に巻き込まれているため、パネル体の外周部は、基材が露出することなく、表皮材で覆われることになる。これにより、パネル体の外観が、柔軟な印象となる。
さらに、表皮材を、溝内で支持脚体の下部支持部及び側部支持部により固定することができる。しかも、支持脚体の下部支持部及び側部支持部がパネル体の外周部に露出するのを抑えることができる。
これにより、パネル体の外観が、さらに柔軟な印象となる。
このように、表皮材だけでなく、表皮材によって覆われる軟性材も、基材の外周縁部を回り込んで溝の内側に巻き込まれているので、パネル体の外周部が、より柔軟な印象の外観となる。
図1は、本実施形態におけるパネル体を用いて構成された間仕切り装置の一例を示す斜視図である。図2は、平面板状のパネル体の構成を示す斜視展開図である。図3は、パネル体の板厚方向中間部における半断面図である。図4は、パネル体の端部を示す上面図である。図5は、パネル体の直線部の構造を示す断面図である。図6は、パネル体のコーナー部の構造を示す断面図である。
図1に示すように、間仕切り装置10は、1枚以上、本実施形態では2枚のパネル体11で構成される。本実施形態において、間仕切り装置10は、ソファ100の背面側に設置されている。間仕切り装置10は、支持脚体50によって床面上に設置されるとともに、不図示のブラケット等によってソファ100に取り付け固定される。
パネル体11は、設置する什器の形状等に沿って、平面板状、あるいは平面視または側面視したときに、中間部で折曲または湾曲した略L字状、あるいは全体が湾曲した平面視略C字状等とすることができる。以下においては、パネル体11が平面板状であるものとして説明を行う。
図2に示すように、パネル体11は、パネル基材(基材)12と、パネル基材12の両面に沿って設けられたクッション材(軟性材)13と、パネル基材12およびクッション材13を覆う表皮材14と、固定部材(固定手段)30と、を備えている。
パネル基材12は、パネル状の芯材15と、芯材15の外周部に沿って設けられたフレーム20と、芯材15およびフレーム20の両面を覆うように設けられたベースシート18と、を備えている。
図2、図3に示すように、この芯材15の外周部には、フレーム20が設けられている。フレーム20は、芯材15の四辺に沿って設けられた枠材21A,21B,21C,21Dを備えている。各枠材21A,21B,21D,21Dは、金属系材料、樹脂系材料等から形成されている。
枠材21A,21Bは、芯材15において互いに対向する2辺に沿って上下方向に延在し、パネル体11の幅方向両側に設けられている。枠材21C,21Dは、枠材21A,21Bに直交して横方向に延在し、パネル体11の上下方向両側に設けられている。これら枠材21A,21Bと枠材21C,21Dとは、L字状のブラケット22を介し、ボルト23、あるいは溶接、接着等によって接合されている。これら枠材21A,21B,21C,21Dによって、全体として矩形状をなしたフレーム20が形成されている。
このようにして、パネル基材12は、その外周側面に沿って連続し、パネル基材12の内方に向けて凹んだ溝25を有している。
リブ部22cは、第一プレート部22aおよび第二プレート部22bから、第一プレート部22aおよび第二プレート部22bに直交して、パネル体11の内周側に向けて突出形成されている。このリブ部22cは、第一プレート部22aおよび第二プレート部22bの幅方向両側、つまり、パネル体11の一面側と他面側とにそれぞれ形成されている。このリブ部22cは、第一プレート部22aおよび第二プレート部22bの曲げ強度を高める補強部材として機能するだけでなく、芯材15の角部の押さえ部材としても機能することができる。すなわち、パネル基材12の一面側と他面側にそれぞれ設けられたリブ部22cの間に芯材15が挟み込まれる。パネル基材12においては、四隅にこのようなブラケット22が設けられることにより、芯材15をフレーム20の内側に保持できるようになっている。
クッション材13は、パネル基材12の表面を形成するベースシート18に沿って設けられている。クッション材13は、ベースシート18を介して、芯材15の全体を覆うように設けられている。さらに、クッション材13は、その外周端部13sが、フレーム20を構成する各枠材21A,21B,21C,21Dの側壁部21fを覆うように設けられている。つまり、クッション材13は、芯材15およびフレーム20を覆うように設けられている。
このクッション材13は、柔軟性および弾性を有した材料、例えば発泡ウレタン材等から形成されている。
図2に示すように、クッション材13には、複数の貫通孔16が形成されている。貫通孔16は、例えば、上下方向を長軸方向とした長円形状とされている。そして、クッション材13の外表面13fには、複数の貫通孔16が、上下方向および上下方向に直交する横方向に、間隔を空けて配列されている。
このような貫通孔16が形成されたクッション材13をパネル基材12の表面に設けることで、パネル基材12の表面に角部16vを有する凹凸形状が形成される。
図5、図7に示すように、表皮材14は、クッション材13の全体を覆うよう設けられている。表皮材14は、クッション材13の外表面13fと、貫通孔16において外表面13fに直交する内周面16fと、貫通孔16の底部に露出するベースシート18の露出面18fとに沿うよう、接着されている。このようにして、表皮材14が、クッション材13に形成された複数の貫通孔16に沿うことで、パネル体11の表面には、複数の長円形状の凹部17が形成されている。そして、各凹部17において、表皮材14は、貫通孔16を通して、パネル基材12の表面を形成するベースシート18に接着されている。
ここで、表皮材14は、例えばポリエステル等、弾性変形可能な材質で形成され、伸長した状態でクッション材13及びパネル基材12を覆っている。クッション材13は、外表面13f側の貫通孔16の周縁において外方に向けて凸となる角部16vが、表皮材14によって内方に向けて押圧される。これにより、クッション材13は、角部16vにおいて圧縮方向に弾性変形し、貫通孔16の角部16vは、円弧状断面とされている。
これらクッション材13及び表皮材14が、表皮構造を構成している。
固定部材30は、溝25に嵌め込まれている。固定部材30は、溝25内側に巻き込まれたクッション材13および表皮材14の外周端部13e,14eを、溝25の内周面と固定部材30の外周面との間に挟み込んでいる。これにより、クッション材13および表皮材14の外周端部13e,14eをフレーム20の側壁部21fに固定している。
第一直線状部38Aは、上下方向に延びる枠材21Aまたは枠材21Bの上端部において溝25内に嵌め込まれる。第二直線状部38Bは、第一直線状部38Aの一端から連続して形成され、横方向に延びる枠材21Cまたは枠材21Dの両端部において溝25内に嵌め込まれる。
ここで、側部プレート部36,36において、溝25の側壁部21f,21fに対向する側に、凸部36t,36tが形成されている。この凸部36t,36tは、側部プレート部31,31と側壁部21f,21fとの間にクッション材13および表皮材14の外周端部13e,14eを挟み込むようになっている。
そして、図3に示すように、第一直線状部41Aの下端部には、突起片43が下方に向けて突出形成されている。この突起片43が、直線部固定部材30Sの上端部において、連結プレート部32と突条34との間の保持溝35(図5参照)に挿入されている。
また、図3に示すように、第二直線状部41Bには、ボルト45を挿入するボルト挿通孔44が形成されている。このボルト挿通孔44に挿通させたボルト45により、コーナーキャップ40と、コーナー部固定部材30C、枠材21C、ブラケット22の第二プレート部22bが一体に締結されている。
図3に示すように、上記したようなパネル体11の下部両端部のコーナー部には、それぞれ、コーナー部固定部材30Cとして、支持脚体50が設けられている。この支持脚体50は、床面に接地することで、パネル体11を床面上に立設させる。
支持脚体50は、パネル基材12の下部端部12Pで溝25内に収容される下部支持部51と、下部支持部51の一端から上方に延び、パネル基材12の側部下端部12Qで溝25内に収容される側部支持部52と、下部支持部51よりも下方に延びる支持脚部53と、を一体に備えている。
下部支持部51および側部支持部52には、ボルト48が挿通されるボルト挿通孔54が形成されている。このボルト挿通孔54に挿通されるボルト48は、溝25の基部21eの所定の位置に形成された雌ネジ孔部29にねじ込まれるようになっている。これにより、支持脚体50が、パネル体11に固定される。
図8は、パネル体11の下部の角部に設けられた支持脚体50、およびパネル体11,11どうしの下部における連結構造の一例を示す斜視図である。図9は、パネル体11,11どうしの下部における連結構造を示す断面図である。
図8、図9に示すように、支持脚体50には、隣接して配置される他のパネル体11と連結するための連結部材55の一端が係止可能とされている。このため、支持脚体50には、下部支持部51よりも下方に膨出した膨出部56が一体に形成されている。
図9に示すように、スリット57の上部には、後述する連結部材55の突起部58Aが挿入される挿入凹部57aが、上方に向けて凹んで形成されている。そして、スリット57の上部において、膨出部56の側面56a側には、挿入凹部57aに隣接して、下方に向けて突出する突起部57bが形成されている。
この係合凹部58Cに、スリット57の突起部57bが嵌め込まれることで、連結部材55と支持脚体50とを、パネル体11,11が隣り合う方向において、容易に位置決めできるようになっている。
この図10に示すように、互いに隣接するパネル体11,11どうしは、それぞれの上端部どうしを、上部連結部材61によって連結することができる。
この上部連結部材61は、コーナーキャップ40に代えて、コーナー部固定部材30Cに取り付けられる。上部連結部材61の両端部61a,61aには、ボルト挿通孔62が形成されている。
また、上部連結部材61の中間部61bの下面側には、互いに隣接するパネル体11,11の上部に配置されたコーナー部固定部材30C.30Cの間隔を規制する間隔規制部63が下方に向けて突出形成されている。間隔規制部63が、互いに隣接するパネル体11,11の上部に配置されたコーナー部固定部材30C.30Cの間に挿入されることで、パネル体11,11どうしの間隔を規制することができる。
このような上部連結部材61によって、互いに隣接するパネル体11,11の上端部どうしを連結するには、以下のようにする。
まず、上部連結部材61を、互いに隣接するパネル体11,11の上部に配置されたコーナー部固定部材30C.30C上に載せる。このとき、上部連結部材61の両端部61a,61aの下面が、コーナー部固定部材30Cの第二直線状部38Bに対し、側部プレート部36,36との間に挿入され、連結プレート部37に突き当てられている。そして、間隔規制部63が、互いに隣接するパネル体11,11の上部に配置されたコーナー部固定部材30C.30Cの間に挿入されることで、パネル体11,11どうしの間隔を規制することができる。より具体的には、間隔規制部63の両側面63a,63aに、コーナー部固定部材30Cの第一直線状部38Aの連結プレート部37に突き当てることで、パネル体11,11どうしの間隔を適正に位置決めできる。この状態で、ボルト挿通孔62に挿通させたボルト64により、上部連結部材61と、コーナー部固定部材30C、枠材21C(図3参照)、ブラケット22の第二プレート部22b(図3参照)を一体に締結する。これによって、互いに隣接するパネル体11,11の上端部どうしが連結される。
次に、上記したようなパネル体11の製造方法について説明する。
図11は、パネル体11の製造方法の流れを示す図であり、(a)はパネル基材12を組み立てた状態の断面図、(b)はパネル基材12の表面にクッション材13を設けた状態の断面図、(c)はクッション材13の表面に表皮材14を沿わせた状態の断面図である。
(パネル基材組立工程)
まず、図11(a)に示すように、所定形状のフレーム20を組み立てる。
次いで、フレーム20の一面側(例えば図11(a)における下側)に、ベースシート18を接着する。そして、ベースシート18を接着した側(一面側)を下に向けてフレーム20を置く。続いて、フレーム20の内側にパネル状の芯材15を入れ、下方のベースシート18に接着する。次いで、上方を向いているフレーム20の他面側(例えば図11(a)における上側)にベースシート18を接着する。これにより、芯材15と、フレーム20と、ベースシート18とからなるパネル基材12が構成される。
次いで、図11(b)に示すように、パネル基材12の両面側において、それぞれベースシート18に、周縁に角部16vを有した複数の貫通孔16が予め形成されたクッション材13を接着する。これにより、クッション材13によってパネル基材12の表面に凹凸形状が形成される。
次に、図11(c)に示すように、クッション材13を覆うように表皮材14を沿わせて配置する。このとき、クッション材13と表皮材14にはそれぞれ接着剤を塗布しておく。
そして、図11(c)の状態としたパネル体11の材料を、プレス型でプレスすることによって、表皮材14を、クッション材13による凹凸形状に沿わせて成形する。これにより、表皮材14がクッション材13の形状に応じて密着する。その結果、表皮材14は、クッション材13の外表面13fと、貫通孔16において外表面13fに直交する内周面16fと、貫通孔16の底部に露出するベースシート18の露出面18fとに沿うよう接着される。これにより、図7(b)に示すように、表皮材14が、クッション材13に形成された複数の貫通孔16からなる凹凸形状に沿い、パネル体11の表面に複数の長円形状の凹部17が形成される。
次に、図5、図6に示すように、フレーム20の外周縁部よりも外周側まで広がっているクッション材13および表皮材14の外周端部13e,14eを、パネル基材12の外周縁部を回り込ませて、溝25内側に巻き込む。
そして、溝25に、固定部材30を構成する直線部固定部材30S、コーナー部固定部材30C、支持脚体50を嵌め込んで固定する。
これにより、パネル体11が完成する。
このようにして、支持脚体50の下部支持部51と側部支持部52とが溝25内に収容されることで、支持脚体50の取付部が露出せず、見栄えを向上させることができる。
また、支持脚体50の下部支持部51と側部支持部52とが、それぞれパネル基材12の下部端部12Pと側部下端部12Qとに固定されることで、支持脚体50のパネル基材12への取付強度が向上する。
これにより、下部支持部51がパネル基材12の下側を直接支持するとともに側部支持部52がパネル基材12の側部を直接支持する。よって、支持脚体50の下部支持部51と側部支持部52が、それぞれパネル基材12に対して強固に固定される。
これによって、支持脚体50を用いてパネル体11の下部どうしを連結することが可能となる。
これにより、連結部材55の一端を支持脚体50のスリット57に挿入し、係止孔56hで連結部材55を係止することにより、パネル体11どうしを容易に連結することができる。
これにより、隣り合うパネル体11どうしを位置決めすることで、スリット57に挿入した連結部材55を支持脚体50に容易に係止させることができる。
さらに、表皮材14は、溝25内で固定部材30により固定されるため、固定部材30がパネル体11の外周部に露出するのを抑えることができる。支持脚体50の部分においては、表皮材14は、溝25内で支持脚体50の下部支持部51及び側部支持部52により固定されるため、支持脚体50の下部支持部51及び側部支持部52がパネル体11の外周部に露出するのを抑えることができる。
これにより、パネル体11の外観を、柔軟な、有機的な印象とすることができる。
このようにして、表皮材14によって覆われた部分に凹部17が形成されるので、パネル体11の意匠性が高まる。
これにより、形成された凹部17は、クッション材13の角部16vが表皮材14によって圧縮方向に弾性変形している。このため、表皮材14が角部16vに突き当たった部分で角部16vの反発力によって押圧される。したがって、凹部17の形状が維持されるとともに、表皮材14がクッション材13の外表面13fに沿った方向で図7(b)中に矢印Tで示す方向に伸長され、表皮材14が弛むのを抑えることができる。
このようにして、意匠性に優れたパネル体11を低コストで提供することが可能となる。
これにより、パネル基材12の表面に凹凸形状を形成することができる。
クッション材13の大きさを、パネル基材12の表面の大きさよりも小さくすれば、クッション材13の外周縁部の角部16vによって、パネル基材12の表面に凹凸形状を形成することができる。この場合、凹凸形状を設計通りに形成するには、クッション材13を、パネル基材12の表面に対して正確に位置決めする必要がある。これに対し、クッション材13自体に、貫通孔16を形成すると、パネル基材12表面に沿ってクッション材13を配置するのみで、凹凸形状を正確に実現できる。これにより、凹凸形状のデザインの自由度が高まる。
これにより、クッション材13を貫通しない凹部によって凹凸形状を形成する場合に比較し、表皮材14によって覆われた部分に形成される凹部17が、段差の大きなダイナミックなものとなり、意匠性が高まる。
また、クッション材13は、一般的に、スポンジ状の多孔質材等によって形成される。このような場合、クッション材13と表皮材14との接触面積が小さく、接着強度が確保しにくい。これに対し、表皮材14が貫通孔16の内方でパネル基材12の表面に直接接着されることで、表皮材14とクッション材13とが面状に接着される。したがって、表皮材14がクッション材13に接着されている部分に比較し、表皮材14が強固に接着される。これによって、時間の経過とともに表皮材14が剥がれるのを防ぎ、形状を長期間にわたって安定して維持することができる。
これにより、表皮材14が、張りのある状態となり、意匠性が高まる。
上記実施形態では、支持脚体50は床面上に支持脚部53が床面上に設置される構成を示したが、これに限るものではない。
図12は、本実施形態に係る支持脚体の変形例を示す図であり、支持脚体50B、50Cを備えたパネル体11の斜視図である。図13は、図12に示した支持脚体50B、50Cの斜視図である。
図12に示すように、上記したようなパネル体11の下部両端部には、支持脚体50B,50Cが設けられている。この支持脚体50B,50Cは、デスク天板150に固定されることで、パネル体11をデスク天板150上に立設させる。
サポートアーム82a,82aの先端部には、それぞれ円板状の当てパッド83pが設けられている。当てパッド83pは、上下方向に中心軸を有してサポートアーム82aにねじ込まれた不図示のネジを有している。当てパッド83pを中心軸周りに回転させることで、その高さが調整可能とされている。
これら側部支持部86、下部支持部85には、不図示のボルト挿通孔が形成されており、図3に示したフレーム20の溝25の底面を形成する基部21eに突き当ててボルト48により締結固定されている。
また、支持脚体50の下部支持部51,85と側部支持部52,86とが、それぞれパネル基材12の下部端部12Pと側部下端部12Qとに固定されることで、支持脚体50B,50Cのパネル基材12への取付強度が向上する。これによって、パネル体11を、下端部に設けた支持脚体50B,50Cのみでデスク天板150上に強固に固定することが可能となる。
なお、本発明は、図面を参照して説明した上述の各実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
例えば、上記実施形態においては、パネル基材12の外周部の全周にわたって溝25を形成するものとしたが、これに限るものではない。パネル基材12の外周部の少なくとも下部端部12Pと側部下端部12Qとに溝25が設けられていれば良い。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更したりすることが可能である。
11 パネル体
12 パネル基材(基材)
12P 下部端部
12Q 側部下端部
13 クッション材(軟性材)
13e,14e 外周端部
14 表皮材
15 芯材
15h 孔
16 貫通孔
16v 角部
16f 内周面
17 凹部
18 ベースシート
20 フレーム
25 溝
30 固定部材
30C コーナー部固定部材
30S 直線部固定部材
50,50B,50C 支持脚体
51,85 下部支持部
52,86 側部支持部
53,80 支持脚部
55 連結部材
56h 係止孔(係止部)
57 スリット
58C 係合凹部(位置決め部)
61 上部連結部材
100 ソファ
150 デスク天板
S1 空間
S2 空間
Claims (3)
- パネル状の基材と、
前記基材の外周側面に沿って少なくとも下部両端部と前記下部両端部に隣接する両側部下端部とに形成され、該基材の内方に向けて凹んだ溝と、
前記基材を支持する一対の支持脚体と、
前記基材の少なくとも一面側を覆い、外周端部が前記基材の外周縁部で前記溝の内側に巻き込まれた表皮材と、を備え、
前記支持脚体は、
前記基材の下部端部の前記溝内に収容される下部支持部と、
前記下部支持部から延び、前記基材の側部の下端部の前記溝内に収容される側部支持部と、
前記下部支持部よりも下方に延びる支持脚部と、を備え、
前記支持脚体の前記下部支持部及び前記側部支持部は、前記溝内に嵌め込まれ、前記表皮材の外周端部を、前記溝内周面との間に挟み込んでいることを特徴とするパネル体。 - 前記基材と前記表皮材との間に設けられた軟性材をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載のパネル体。
- 前記軟性材の外周端部が、前記表皮材とともに、前記基材の外周縁部で前記溝の内側に巻き込まれていることを特徴とする請求項2に記載のパネル体。
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