JP6436556B2 - 間仕切り装置、什器システム - Google Patents
間仕切り装置、什器システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP6436556B2 JP6436556B2 JP2013228264A JP2013228264A JP6436556B2 JP 6436556 B2 JP6436556 B2 JP 6436556B2 JP 2013228264 A JP2013228264 A JP 2013228264A JP 2013228264 A JP2013228264 A JP 2013228264A JP 6436556 B2 JP6436556 B2 JP 6436556B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- panel
- groove
- outer peripheral
- base material
- panel body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Tables And Desks Characterized By Structural Shape (AREA)
Description
そこで、特許文献3、4には、間仕切り装置において、パネルの表面に、オプション部材を係止するための係合溝が設けられた係止構造が開示されている。
また、特許文献5には、間仕切り装置の支持支柱に設けられた係止スリットに、取付金具のフックを係止させることによって、天板を支持する脚本体(オプション部材)を取り付ける係止構造が開示されている。
また、間仕切り装置を構成するパネル体に係合溝や支持支柱を備えるために、パネル体の重量の増加、構造の複雑化、製造工数・製造コストの増大等の問題が生じる。
そこでなされた本発明の目的は、物品等を取り付けることのできる物品部材取付部材を備えつつも、美観が損なわれるのを抑えるとともに、間仕切り装置の軽量化、構造の簡易化、コスト低減を図ることのできる間仕切り装置、什器システムを提供することである。
すなわち、本発明の間仕切り装置は、パネル状の基材と、該基材の少なくとも一面側及び前記基材の外周縁部を覆う表皮材と、を有し、前記基材の外周端部の少なくとも一部に沿って、該基材の内方に向けて凹んだ溝が設けられた複数枚のパネル体と、前記溝どうしを対向させて互いに隣接配置された二枚の前記パネル体の間に設けられ、物品が取付可能な物品取付部材と、前記基材と前記表皮材との間に設けられた軟性材と、を備え、二枚の前記パネル体は、前記基材の外周縁部を覆う前記表皮材どうしが互いに突き当てられるように配置され、前記物品取付部材は、前記パネル体の前記溝に沿った方向に延び、該溝内に配置された杆体と、前記杆体から延出し、互いに隣接する二枚の前記パネル体の間から前記基材の少なくとも一面側の外方に突出し、前記物品を支持する支持ブラケットと、を備え、前記表皮材の外周端部は、前記基材の外周縁部で前記溝の内側に巻き込まれていて、前記軟性材の外周端部が、前記表皮材とともに、前記基材の外周縁部で前記溝の内側に巻き込まれていることを特徴とする。
このような間仕切り装置においては、物品取付部材の杆体が、互いに隣接する一方のパネル体の溝と他方のパネル体の溝とに嵌め込まれる。これにより、互いに隣接する二枚のパネル体の間隙から杆体が露出するのを最小限に抑えることができる。そして、この杆体から延出する支持ブラケットで物品を支持することで、オプション部材やその他の物品等を間仕切り装置に取り付けることが可能となる。
このようにして、パネル体の表面に、オプション部材やその他の物品を取り付けるための係合溝や、係止スリットが設けられた支持支柱を備える必要がなくなる。
また、物品取付部材がパネル体とは別体であるため、パネル体自体を軽量で簡易な構成とすることができる。
また、これにより、表皮材が、パネル体の外周部において、基材の外周縁部を回り込んで溝の内側に巻き込まれているため、パネル体の外周部は、基材が露出することなく、表皮材で覆われることになる。これにより、間仕切り装置の外観が、柔軟な印象となる。
また、これにより、間仕切り装置の外観が、さらに柔軟な印象となる。
また、このように、表皮材だけでなく、表皮材によって覆われる軟性材も、基材の外周縁部を回り込んで溝の内側に巻き込まれているので、パネル体の外周部が、より柔軟な印象の外観となる。
これにより、二枚のパネル体の外周端部どうしを強固に連結することができる。
このような什器システムによれば、係合溝や、係止スリットが設けられた支持支柱を備えることなく、間仕切り装置と什器とを連結することができる。
(什器システム)
図1〜図3に示すように、什器システム1は、間仕切り装置2と、間仕切り装置2に沿って設けられるデスク(什器)3と、を備えている。
間仕切り装置2は、複数枚のパネル体11を、デスク3の天板(物品)300の外周端部に沿って配置したものである。互いに隣接するパネル体11どうしは連結されている。また、図2、図3に示すように、間仕切り装置2は、天板300の外周端部に沿った方向において互いに隣接するパネル体11、11どうしの連結部分に設けられた天板取付部材(物品取付部材)311によって、デスク3の天板300を支持している。
図4は、本実施形態におけるパネル体11の構成を示す斜視展開図である。図5は、パネル体11の板厚方向中間部における半断面図である。図6は、パネル体11の端部を示す上面図である。図7は、パネル体11の直線部の構造を示す断面図である。図8は、パネル体11のコーナー部の構造を示す断面図である。
図4に示すように、間仕切り装置2を構成する各パネル体11は、パネル基材(基材)12と、パネル基材12の両面に沿って設けられたクッション材(軟性材)13と、パネル基材12およびクッション材13を覆う表皮材14と、固定部材30と、を備えている。
パネル体11は、設置する什器の形状等に沿って、平面板状、あるいは平面視または側面視したときに、中間部で折曲または湾曲した略L字状、あるいは全体が湾曲した平面視略C字状等とすることができる。以下においては、パネル体11が平面板状であるものとして説明を行う。
パネル基材12は、パネル状の芯材15と、芯材15の外周部に沿って設けられたフレーム20と、芯材15およびフレーム20の両面を覆うように設けられたベースシート18と、を備えている。
図4、図5に示すように、この芯材15の外周部には、フレーム20が設けられている。フレーム20は、芯材15の四辺に沿って設けられた枠材21A,21B,21C,21Dを備えている。各枠材21A,21B,21D,21Dは、金属系材料、樹脂系材料等から形成されている。
枠材21A,21Bは、芯材15において互いに対向する2辺に沿って上下方向に延在し、パネル体11の幅方向両側に設けられている。枠材21C,21Dは、枠材21A,21Bに直交して横方向に延在し、パネル体11の上下方向両側に設けられている。これら枠材21A,21Bと枠材21C,21Dとは、L字状のブラケット22を介し、ボルト23、あるいは溶接、接着等によって接合されている。これら枠材21A,21B,21C,21Dによって、全体として矩形状をなしたフレーム20が形成されている。
このようにして、パネル基材12は、その外周端部に沿って連続し、パネル基材12の内方に向けて凹んだ溝25を有している。
クッション材13は、パネル基材12の表面を形成するベースシート18に沿って設けられている。クッション材13は、ベースシート18を介して、芯材15の全体を覆うように設けられている。さらに、クッション材13は、その外周端部13sが、フレーム20を構成する各枠材21A,21B,21C,21Dの側壁部21fを覆うように設けられている。つまり、クッション材13は、芯材15およびフレーム20を覆うように設けられている。
このクッション材13は、柔軟性および弾性を有した材料、例えば発泡ウレタン材等から形成されている。
図4に示すように、クッション材13には、複数の貫通孔16が形成されている。貫通孔16は、例えば、上下方向を長軸方向とした長円形状とされている。そして、クッション材13の外表面13fには、複数の貫通孔16が、上下方向および上下方向に直交する横方向に、間隔を空けて配列されている。
このような貫通孔16が形成されたクッション材13をパネル基材12の表面に設けることで、パネル基材12の表面に角部16vを有する凹凸形状が形成される。
図7、図9に示すように、表皮材14は、クッション材13の全体を覆うよう設けられている。表皮材14は、クッション材13の外表面13fと、貫通孔16において外表面13fに直交する内周面16fと、貫通孔16の底部に露出するベースシート18の露出面18fとに沿うよう、接着されている。このようにして、表皮材14が、クッション材13に形成された複数の貫通孔16に沿うことで、パネル体11の表面には、複数の長円形状の(凹凸部)凹部17が形成されている。そして、各凹部17において、表皮材14は、貫通孔16を通して、パネル基材12の表面を形成するベースシート18に接着されている。
ここで、表皮材14は、例えばポリエステル等、弾性変形可能な材質で形成され、伸長した状態でクッション材13及びパネル基材12を覆っている。クッション材13は、外表面13f側の貫通孔16の周縁において外方に向けて凸となる角部16vが、表皮材14によって内方に向けて押圧される。これにより、クッション材13は、角部16vにおいて圧縮方向に弾性変形し、貫通孔16の角部16vは、円弧状断面とされている。
これらクッション材13及び表皮材14が、表皮構造を構成している。
固定部材30は、溝25に嵌め込まれている。固定部材30は、溝25内側に巻き込まれたクッション材13および表皮材14の外周端部13e,14eを、溝25の内周面と固定部材30の外周面との間に挟み込んでいる。これにより、クッション材13および表皮材14の外周端部13e,14eをフレーム20の側壁部21fに固定している。
第一直線状部38Aは、上下方向に延びる枠材21Aまたは枠材21Bの上端部において溝25内に嵌め込まれる。第二直線状部38Bは、第一直線状部38Aの一端から連続して形成され、横方向に延びる枠材21Cまたは枠材21Dの両端部において溝25内に嵌め込まれる。
ここで、側部プレート部36,36において、溝25の側壁部21f,21fに対向する側に、凸部36t,36tが形成されている。この凸部36t,36tは、側部プレート部31,31と側壁部21f,21fとの間にクッション材13および表皮材14の外周端部13e,14eを挟み込むようになっている。
そして、図5に示すように、第一直線状部41Aの下端部には、突起片43が下方に向けて突出形成されている。この突起片43が、直線部固定部材30Sの上端部において、連結プレート部32と突条34との間の保持溝35(図7参照)に挿入されている。
上記したようなパネル体11の下部両端部のコーナー部には、それぞれ、支持脚50が取付可能とされている。この支持脚50は、床面に接地することで、パネル体11を床面上に立設させる。
支持脚50は、パネル基材12の下部端部12Pで溝25内に収容される下部支持部51と、下部支持部51の一端から上方に延び、パネル基材12の側部下端部12Qで溝25内に収容される側部支持部52と、下部支持部51よりも下方に延びる支持脚部53と、を一体に備えている。
下部支持部51および側部支持部52には、ボルト48が挿通されるボルト挿通孔54が形成されている。このボルト挿通孔54に挿通されるボルト48は、雌ネジ部29および貫通孔28にねじ込まれるようになっている。これにより、支持脚50が、パネル体11に固定される。
図10は、パネル体11の下部の角部に設けられた支持脚50における連結構造の一例を示す斜視図である。図11は、パネル体11,11どうしの下部における連結構造を示す断面図である。
図10、図11に示すように、互いに隣接するパネル体11,11どうしは、下部どうしが以下のようにして連結されている。
支持脚50には、オプション部材として、隣接して配置される他のパネル体11と連結するための連結部材55の一端が係止可能とされている。このため、支持脚50には、下部支持部51よりも下方に膨出した膨出部56が一体に形成されている。
図11に示すように、スリット57の上部には、後述する連結部材55の突起部58Aが挿入される挿入凹部57aが、上方に向けて凹んで形成されている。そして、スリット57の上部において、膨出部56の側面56a側には、挿入凹部57aに隣接して、下方に向けて突出する突起部57bが形成されている。
この係合凹部58Cに、スリット57の突起部57bが嵌め込まれることで、連結部材55と支持脚50とを、パネル体11,11が隣り合う方向において、容易に位置決めできるようになっている。
図12は、パネル体11,11どうしの上部における連結構造の一例を示す斜視図である。
この図12に示すように、互いに隣接するパネル体11,11どうしは、それぞれの上端部どうしを、上部連結部材(連結部材)61によって連結することができる。
この上部連結部材61は、コーナーキャップ40に代えて、コーナー部固定部材30Cに取り付けられる。上部連結部材61の両端部61a,61aには、ボルト挿通孔62が形成されている。
また、上部連結部材61の中間部61bの下面側には、互いに隣接するパネル体11,11の上部に配置されたコーナー部固定部材30C.30Cの間隔を規制する間隔規制部63が下方に向けて突出形成されている。間隔規制部63が、互いに隣接するパネル体11,11の上部に配置されたコーナー部固定部材30C.30Cの間に挿入されることで、パネル体11,11どうしの間隔を規制することができる。
このような上部連結部材61によって、互いに隣接するパネル体11,11の上端部どうしを連結するには、以下のようにする。
まず、上部連結部材61を、互いに隣接するパネル体11,11の上部に配置されたコーナー部固定部材30C.30C上に載せる。このとき、上部連結部材61の両端部61a,61aの下面が、コーナー部固定部材30Cの第二直線状部38Bに対し、側部プレート部36,36との間に挿入され、連結プレート部37に突き当てられている。そして、間隔規制部63が、互いに隣接するパネル体11,11の上部に配置されたコーナー部固定部材30C.30Cの間に挿入されることで、パネル体11,11どうしの間隔を規制することができる。より具体的には、間隔規制部63の両側面63a,63aに、コーナー部固定部材30Cの第一直線状部38Aの連結プレート部37を突き当てることで、パネル体11,11どうしの間隔を適正に位置決めできる。この状態で、ボルト挿通孔62に挿通させたボルト64を、貫通孔28を通して雌ネジ部29に締結させることにより、上部連結部材61と、コーナー部固定部材30C、枠材21C(図5参照)、ブラケット22の第二プレート部22b(図5参照)を一体に固定する。これによって、互いに隣接するパネル体11,11の上端部どうしが連結される。
次に、デスク3とパネル体11との連結構造について説明する。
図1〜図3に示すように、デスク3は、上面に作業面を有した天板300と、天板300の前端側(デスク3の使用者が不図示のチェアに着座してデスク3に対面する側)において天板300を支持する支持脚302と、を備えている。
上記のような複数枚のパネル体11を備えた間仕切り装置2は、天板300の背面側300aおよび両側面300bを囲むように、平面視略コ字状に設けられている。そして、天板300は、間仕切り装置2に対し、後述のごとく連結されている。
図13は、天板300の前部とパネル体11との連結部分の構造を示す立断面図である。図14は、天板300の後部とパネル体11との連結部分の構造を示す平断面図である。
支持脚連結ブラケット91は、溶接等により支持脚302の下端部の側面に一体に固定される固定部92と、固定部92の端部から延びる延長部93と、を有している。支持脚連結ブラケット91は、さらに、延長部93の上端部から水平方向に屈曲し、パネル体11の下端部に沿って配置される下端壁94と、下端壁94から上方に向かって延び、パネル基材12の溝25に設けられた直線部固定部材30Sの側部プレート部31に沿って延びる側壁部95と、側壁部95の上端から水平方向に延びる係止部96と、を有している。
係止部96には、貫通孔96Aが形成されている。この貫通孔96Aから挿通されたボルト97が、パネル体11の枠材21Dに固定された直線部固定部材30Sの保持溝35内に設けられ、雌ねじが形成されたベース部78に螺合されている。なお、このベース78は、直線部固定部材30Sの保持溝35に沿って任意の位置に移動可能である。つまり、これにより、支持脚302は、下端部の支持脚連結ブラケット81が、パネル体11の任意の位置で固定可能となっている。
このようにして、パネル体11の下部に固定された支持脚連結ブラケット91により、支持脚302が保持されている。そして、支持脚302の下端部は、パネル体11の任意の位置に移動可能であるので、パネル体11や天板300の前後方向の長さに応じて支持脚302の取付位置を変更することができる。
天板取付部材311は、間仕切り装置2において外周端部の溝25どうしを対向させて互いに隣接配置された互いに隣接する二つのパネル体11,11の連結部に設けられている。
ここで、図14に示すように、パネル体11,11同士の連結部分においては下部の連結部材55(図10、図11参照)および上部連結部材61(図12参照)を介して連結された状態で、パネル体11の端部、つまりパネル体11の表面の表皮材14どうしが互いに突き当たっている。
スペーサ317は、例えば、基部317aと、基部317aの両端部から直交して延出する側部317b、317bとからなる断面コ字状とされている。スペーサ317の基部317aは、溝25の底面と管状材312の側端面312aとに挟み込まれる。また、スペーサ317の側部317bは、溝25の側面と管状材312の前後面312bとに挟み込まれる。
このスペーサ317により、溝25内における管状材312のガタつきを抑えるとともに、管状材312を溝25の嵌め合いがきつくなっている。
このようにして、パネル体11の表面に、オプション部材やその他の物品を取り付けるための係合溝や、係止スリットが設けられた支持支柱を備える必要がなくなる。これによって、間仕切り装置2、什器システム1の美観が損なわれるのを防ぐことができる。さらに、間仕切り装置2の軽量化、構造の簡易化、コスト低減を図るが可能となる。
さらに、表皮材14は、溝25内で固定部材30により固定されるため、固定部材30がパネル体11の外周部に露出するのを抑えることができる。
これにより、パネル体11の外観を、柔軟な、有機的な印象とすることができる。
このようにして、表皮材14によって覆われた部分に凹部17が形成されるので、パネル体11の意匠性が高まる。
これにより、形成された凹部17は、クッション材13の角部16vが表皮材14によって圧縮方向に弾性変形している。このため、表皮材14が角部16vに突き当たった部分で角部16vの反発力によって押圧される。したがって、凹部17の形状が維持されるとともに、表皮材14がクッション材13の外表面13fに沿った方向で図9(b)中に矢印Tで示す方向に伸長され、表皮材14が弛むのを抑えることができる。
このようにして、意匠性に優れたパネル体11を低コストで提供することが可能となる。
これにより、パネル基材12の表面に凹凸形状を形成することができる。
クッション材13の大きさを、パネル基材12の表面の大きさよりも小さくすれば、クッション材13の外周縁部の角部16vによって、パネル基材12の表面に凹凸形状を形成することができる。この場合、凹凸形状を設計通りに形成するには、クッション材13を、パネル基材12の表面に対して正確に位置決めする必要がある。これに対し、クッション材13自体に、貫通孔16を形成すると、パネル基材12表面に沿ってクッション材13を配置するのみで、凹凸形状を正確に実現できる。これにより、凹凸形状のデザインの自由度が高まる。
これにより、クッション材13を貫通しない凹部によって凹凸形状を形成する場合に比較し、表皮材14によって覆われた部分に形成される凹部17が、段差の大きなダイナミックなものとなり、意匠性が高まる。
また、クッション材13は、一般的に、スポンジ状の多孔質材等によって形成される。このような場合、クッション材13と表皮材14との接触面積が小さく、接着強度が確保しにくい。これに対し、表皮材14が貫通孔16の内方でパネル基材12の表面に直接接着されることで、表皮材14とクッション材13とが面状に接着される。したがって、表皮材14がクッション材13に接着されている部分に比較し、表皮材14が強固に接着される。これによって、時間の経過とともに表皮材14が剥がれるのを防ぎ、形状を長期間にわたって安定して維持することができる。
これにより、表皮材14が、張りのある状態となり、意匠性が高まる。
なお、本発明は、図面を参照して説明した上述の各実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
例えば、上記実施形態においては、パネル基材12の外周部の全周にわたって溝25を形成するものとしたが、これに限るものではなく、周方向の少なくとも一部に管状材312を嵌め込む溝25が形成されていれば良い。
また、管状材312を、連結部材55を介して支持脚50上に間接的に支持された構成としたが、これに限らない。管状材312を支持脚50に直接的に支持される構成としてもよい。さらに、管状材312は、支持脚50を介さずに床面に接地させ、床面に直接支持されているようにしてもよい。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更したりすることが可能である。
2 間仕切り装置
3 デスク(什器)
11 パネル体
11s 外周端部
12 パネル基材(基材)
13 クッション材(軟性材)
13e,14e 外周端部
14 表皮材
15 芯材
15a 外周端面
16 貫通孔
16v 角部
17 凹部(凹凸部)
18 ベースシート
20 フレーム
21A,21B,21C,21D 枠材
25 溝
50 支持脚
55 連結部材
58B 中央突起部
300 デスク天板(物品)
311 天板取付部材(物品取付部材)
312 管状材(杆体)
312b 下端部
316 支持ブラケット
Claims (3)
- パネル状の基材と、
該基材の少なくとも一面側及び前記基材の外周縁部を覆う表皮材と、を有し、前記基材の外周端部の少なくとも一部に沿って、該基材の内方に向けて凹んだ溝が設けられた複数枚のパネル体と、
前記溝どうしを対向させて互いに隣接配置された二枚の前記パネル体の間に設けられ、物品が取付可能な物品取付部材と、
前記基材と前記表皮材との間に設けられた軟性材と、を備え、
二枚の前記パネル体は、前記基材の外周縁部を覆う前記表皮材どうしが互いに突き当てられるように配置され、
前記物品取付部材は、
前記パネル体の前記溝に沿った方向に延び、該溝内に配置された杆体と、
前記杆体から延出し、互いに隣接する二枚の前記パネル体の間から前記基材の少なくとも一面側の外方に突出し、前記物品を支持する支持ブラケットと、を備え、
前記表皮材の外周端部は、前記基材の外周縁部で前記溝の内側に巻き込まれていて、
前記軟性材の外周端部が、前記表皮材とともに、前記基材の外周縁部で前記溝の内側に巻き込まれていることを特徴とする間仕切り装置。 - 互いに隣接する二枚の前記パネル体どうしが、前記溝に嵌め込まれた前記物品取付部材の前記杆体を介して連結されていることを特徴とする請求項1に記載の間仕切り装置。
- 請求項1または2に記載の間仕切り装置と、
前記間仕切り装置の前記パネル体に沿って設けられる什器と、を備え、
前記什器の一部が前記支持ブラケットに支持されていることを特徴とする什器システム。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013228264A JP6436556B2 (ja) | 2013-11-01 | 2013-11-01 | 間仕切り装置、什器システム |
AU2014341049A AU2014341049B9 (en) | 2013-11-01 | 2014-10-31 | Panel body |
EP14857825.5A EP3064670A4 (en) | 2013-11-01 | 2014-10-31 | Panel body |
PCT/JP2014/079121 WO2015064755A1 (ja) | 2013-11-01 | 2014-10-31 | パネル体 |
CN201480059158.4A CN105705710B (zh) | 2013-11-01 | 2014-10-31 | 板体 |
US15/032,608 US10030424B2 (en) | 2013-11-01 | 2014-10-31 | Panel body |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013228264A JP6436556B2 (ja) | 2013-11-01 | 2013-11-01 | 間仕切り装置、什器システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015086648A JP2015086648A (ja) | 2015-05-07 |
JP6436556B2 true JP6436556B2 (ja) | 2018-12-12 |
Family
ID=53049725
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013228264A Expired - Fee Related JP6436556B2 (ja) | 2013-11-01 | 2013-11-01 | 間仕切り装置、什器システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6436556B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6897067B2 (ja) * | 2016-11-21 | 2021-06-30 | コクヨ株式会社 | ブース |
KR102230184B1 (ko) * | 2019-06-26 | 2021-03-19 | 주식회사 세계로 | 칸막이 부설 책상 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0830369B2 (ja) * | 1988-03-24 | 1996-03-27 | コクヨ株式会社 | 天板付の間仕切装置 |
JPH06129034A (ja) * | 1992-10-15 | 1994-05-10 | Matsushita Electric Works Ltd | 部屋ユニットにおけるパネルの連結構造 |
JP2006336199A (ja) * | 2005-05-31 | 2006-12-14 | Sekisui Jushi Co Ltd | シート張りパネル |
-
2013
- 2013-11-01 JP JP2013228264A patent/JP6436556B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015086648A (ja) | 2015-05-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2015064755A1 (ja) | パネル体 | |
JP6569113B2 (ja) | パネル体及びパネル体の製造方法 | |
JP6265531B2 (ja) | 家具システム | |
JP6395306B2 (ja) | 間仕切り装置、什器 | |
JP6292822B2 (ja) | パネル体 | |
JP6436556B2 (ja) | 間仕切り装置、什器システム | |
JP2015085107A (ja) | 什器システム | |
JP6338210B2 (ja) | パネル体 | |
JP6489681B2 (ja) | 什器システム | |
JP6292821B2 (ja) | パネル体 | |
JP6327600B2 (ja) | パネルユニット | |
JP6351143B2 (ja) | パネル体 | |
WO2016060258A1 (ja) | 椅子システム | |
JP6351144B2 (ja) | パネル体 | |
JP6210635B2 (ja) | パネルユニット | |
JP6341594B2 (ja) | パネルユニット及び什器システム | |
JP6470540B2 (ja) | 間仕切り装置、パネル体 | |
JP6381099B2 (ja) | ブラケットの取付構造 | |
JP6292823B2 (ja) | 間仕切り装置 | |
JP6366167B2 (ja) | 間仕切り装置 | |
JP2015188509A (ja) | パネルユニット、及び什器システム | |
JP2015190161A (ja) | パネル体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20161031 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20171003 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20171201 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180508 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180709 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20181012 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20181016 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20181112 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6436556 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |