JP7066532B2 - 浴室用カウンターの取付け構造 - Google Patents
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Description
しかし、カウンターが固定されているため、天板部材の裏面や取付け部材及び壁面との間、カウンター下方の床などの清掃がしにくい為、汚れが残り易くまたカビの発生を招くなど、浴室内の外観や環境を悪化させる虞があるため、カウンター周りの清掃性を改善し浴室内を衛生的に使用したい要望があった。
また、以下の特許文献2では、浴室の壁面に設けたベース部材の全長に渡って設けた嵌合凹部に、カウンター部材の嵌合凸部を挿入することで、ベース部材からカウンター部材を着脱自在とする構造が開示されている。
さらに、図12に記載の従来構造では、天板部材10の前端縁に下向きのフック部10aを設け、天板部材10の後外端縁に下向き板状の係止片10bを設け、この天板部材10を側面視L型の取付け部材11で水平支持した構造が考えられる。
図12に示す従来構造では、天板部材10の前面内側に取付け部材11のフック部10aを引掛け、その後天板部材11の後外縁端の係止片10bを取付け部材11の溝11aに上方より嵌合させて、天板部材11を着脱可能にする構造が考えられる。
さらに、天板部材10と壁面との間に取付け部材の嵌合部が露出してしまい、外観を損ねてしまうなどの問題点があった。
(1)本発明の浴室用カウンターの取付け構造は、浴室の壁面に対して固定された2以上の取付け部材と、前記取付け部材の上面に着脱自在に取付けられる天板部材と、を備えたカウンターの取付け構造において、平面視矩形型で四方端を垂下片で囲まれた天板と、前記天板の前縁側垂下片下端より内方に突出した前側掛部と、前記天板の裏面より下方に突出したL字形状の内側掛部と、を前記天板部材に備え、前記天板を受ける受け片と、前記受け片の上面に前後に並列に突出した第1の突出部および第2の突出部と、前記第1の突出部より先端側に設けた第1の係合部と、前記第2の突出部の上端より水平方向に突出させた第2の係合部と、を前記取付け部材に備え、前記取付け部材の上面に前記天板部材を載置し、前記天板部材を水平移動させることで、前記前側掛部に前記第1の係合部を、前記内側掛部に前記第2の係合部を、個々に着脱自在に係合したことを特徴とする。
(3)本発明に係る浴室用カウンターの取付け構造において、(1)または(2)に記載の浴室用カウンターの取付け構造において、前記天板の壁面当接辺の略中央部に内方に窪んだ凹部を設けた構成を採用できる。
(4)本発明に係る浴室用カウンターの取付け構造において、(1)乃至(3)のいずれか一項に記載の前記天板部材は樹脂一体成形品である構成を採用できる。
(6)本発明に係る浴室用カウンターの取付け構造において、(1)乃至(5)のいずれか一項に記載の浴室用カウンターの取付け構造において、前記第1の突出部と前記第2の突出部の先端にキャップを設けた構成を採用できる。
(7)本発明に係る浴室用カウンターの取付け構造において、(1)乃至(6)のいずれか一項に記載の浴室用カウンターの取付け構造において、前記天板が、浴室内に設けられた浴槽のフランジ部に架け渡して配置可能な長さに形成された構成を採用できる。
さらに、天板部材の水平移動のみで天板部材の着脱ができるので、天板部材着脱の際に天板部材上方に配置される水栓やシャワーホースとの干渉を回避でき、天板部材上の湯水が利用者にかかることを防止することができる。
また、取付け部材より離脱した天板部材を、浴槽のフランジ部に掛け渡して、トレーとして使用することができる。
さらに、カウンターと壁面当接の中央部が離間されていることで、カウンターの左右両端と壁面との隙間に多少のばらつきが生じても外観を損なうことを軽減することができる。また、凹部に手を挿入することで天板の離脱作業を容易に行うことができる。
図1は浴槽2と洗い場4を備えた浴室1の一部を示す斜視図であり、浴槽2に隣接する壁面5の所定の高さにシャワー用の水栓3が取り付けられ、水栓3にシャワーホース310が接続され、水栓3の下方に取り付け部材6に支持されたカウンター9が設けられている。図1に示す例において、水栓3は浴槽2のフランジ上面高さより若干高い位置に取り付けられ、カウンター9は浴槽2のフランジ上面高さより若干低い位置に設置されている。
カウンター9は図2に示すように天板上面に洗面器12、シャンプー容器13やリンス容器14などの小物を設置するための平坦な上面を有する。
天板部材7は平面視横に長い長方形状の天板710からなり、天板710の全周縁には垂下片711が形成されている。図4に示すように垂下片711の高さ(上下方向長さ)は天板710の厚さの数倍程度に形成されている。天板710のコーナー部分は所定の曲率のアール部が形性されたエッジ形状とされている。
天板710は、図1に示すように浴室1の壁面5に沿って略水平に横長に設置されているため、以下、設置した状態の天板710において浴室1の内部側を前側、天板710において壁面5側を後側と適宜表記して説明する。
なお、図8は天板710の裏面図であるので前側掛部712と内側掛部713はいずれも上方に突出するように描かれている。図8に示すようにこの実施形態では内側掛部713の横幅より前側掛部712の方が若干幅広に形成されている。
凹部730は天板710の内側に窪むように後縁側に形成され、図6に示す形態では凹部730の最も深い部分が天板710の奥行き(天板710の短辺側の長さ)の1/10程度を占めるように形成されている。換言すると、この凹部730の深さは、図1に示すように壁面5に天板710の後縁側直線状部分を当接させた状態において凹部730の部分を使用者の指が余裕をもって通過できる程度の深さに形成されている。
取付け部材6は、その上面側に天板710を支持するための受け片610を有し、壁面5に接する取付面601と、取付面601の底部から水平に延出する底面602と、この底面602の先端側から斜め上方に延出する斜面603と、この斜面603の先端部から上方に延出して受け片610の上面に達する前面605を有する側面視略5角形状に形成されている。
受け片610の上面側において取付面601に隣接する位置に平面視長方形状の段部606が形成され、受け片610の上面側において段部606より前方側の部分に前後に離間して円錐台状の第1の突出部611と第2の突出部612が形成されている。第1の突出部611は前面605に近い位置に形成され、第2の突出部612は段部606に近い位置に形成されている。
第2の突出部612の上端前方側には水平向きの突出片からなる第2の係合部622が形成されている。
第1の突出部611と第2の突出部612の上面側にはこれらの上面を所定の厚さで覆うように軟質樹脂製のキャップ630が装着されている。
更に、天板710の裏面中央部より天板前側に近い位置に円柱状の支え部714が突出され、上述の係合状態において、図4に示すように支え部714が連接部材8の上に載置されるようになっている。
また、上述の係合状態において内側掛部713は、取付け部材6の第2の係合部622に係合するようになっている。
即ち、図4、図5で示す通り、天板710は水平方向に前後移動させることで係合離脱することができ、天板710の着脱作業を容易に行い得る構造となる。
また、天板710を水平前後方向移動で着脱できることにより、図1で示すようなカウンター上方にある水栓3やシャワーホース310との干渉を回避することができ、また、天板上面の残留水が利用者にかかることを防止することができる。
天板710を移動させる際、天板710の前端側を手で把持して移動させても良く、天板710の後側の凹部730に指を入れて天板710を移動させても良い。
また、天板上面に下り勾配をもつことで、洗面器12やシャンプー容器13、リンス容器14などの物品の手前側への落下防止を図ることができる。
荷重を連接部材8で受けることができることから、天板710の薄型化、軽量化を図ったとしてもカウンター用として十分な剛性を得ることができる。
また。支え部714の先端に軟質部材715を取り付けることにより、連接部材8との間のガタツキを押さえることができる。
また、脚部材720を軟質部材で形成することで、床面や浴槽の傷付きを防止することができる。
さらに、天板710をトレーとして使用しないときは、取付け部材6、6に係合して納めておくことで、トレーとしての天板710の収納場所を別途新たに設ける必要がない。
なお、天板710をトレーとして使用する場合などにおいて、剛性が高いことを重要視する場合は、天板710の薄型化、軽量化に拘らず、天板710を必要十分な厚さに形成することが好ましい。
図10に示す構成の場合、シャワーヘッド311からの湯水の流れは天板710の奥側から前側へ、換言すると、使用者側への一方向の流れとなり、使用者に湯水がかかる危険性が高い。
これに対し、図11に示す構成の場合、シャワーヘッド311からの湯水の流れは天板710の奥側から前側への流れと天板710の奥側から凹部730を介し壁面5に沿って下方への流れの2つに分流する。換言すると、使用者側への湯水の流れが弱くなり、使用者に大量の湯水がかかる危険性が少なくなる。
また、天板710の裏面側の第1の突出部611と第2の突出部612およびこれらの周囲部分を清掃する場合、天板710を裏返して左右の取付け部材6の上に天板710を設置するが、この場合にキャップ630を備えた第1の突出部611と第2の突出部612が天板710の表面を支持するので、天板710を裏返して清掃する場合に天板710の表面に傷を付けることもない。
このため、浴槽フランジ部210に天板710を架け渡してトレーなどとして使用する場合に天板710を簡単に取り外して使用することができ、使用後に天板710を元の位置に戻す場合の作業も容易に実施できる。このため、図9に示すように入浴中に天板710をトレーとして利用しやすく、使い勝手の良好な浴室1を提供できる。
このため、浴槽エプロン220は浴槽に対応したデザインや表面形状のものを自由に選択することができ、浴槽側面の美観向上に寄与する。
Claims (7)
- 浴室の壁面に対して固定された2以上の取付け部材と、
前記取付け部材の上面に着脱自在に取付けられる天板部材と、を備えたカウンターの取付け構造において、
平面視矩形型で四方端を垂下片で囲まれた天板と、前記天板の前縁側垂下片下端より内方に突出した前側掛部と、前記天板の裏面より下方に突出したL字形状の内側掛部と、を前記天板部材に備え、
前記天板を受ける受け片と、前記受け片の上面に前後に並列に突出した第1の突出部および第2の突出部と、前記第1の突出部より先端側に設けた第1の係合部と、前記第2の突出部の上端より水平方向に突出させた第2の係合部と、を前記取付け部材に備え、
前記取付け部材の上面に前記天板部材を載置し、前記天板部材を水平移動させることで、前記前側掛部に前記第1の係合部を、前記内側掛部に前記第2の係合部を、個々に着脱自在に係合したことを特徴とする浴室用カウンターの取付け構造。 - 請求項1に記載の浴室用カウンターの取付け構造において、前記2以上の取付け部材を連接する連接部材と、前記連接部材と当接するように前記天板の裏面下方に突出して設けられた支え部とを設けたことを特徴とする浴室用カウンターの取付け構造。
- 請求項1または請求項2に記載の浴室用カウンターの取付け構造において、前記天板の壁面当接辺の略中央部に内方に窪んだ凹部を設けたことを特徴とする浴室用カウンターの取付け構造。
- 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の前記天板部材は樹脂一体成形品であることを特徴とする浴室用カウンターの取付け構造。
- 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の浴室用カウンターの取付け構造において、前記天板の前記垂下片下端のそれぞれの角部に少なくとも1以上の突出した脚部材を設けたことを特徴とする浴室用カウンターの取付け構造。
- 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の浴室用カウンターの取付け構造において、前記第1の突出部と前記第2の突出部の先端にキャップを設けたことを特徴とする浴室用カウンターの取付け構造。
- 請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の浴室用カウンターの取付け構造において、前記天板が、浴室内に設けられた浴槽のフランジ部に架け渡して配置可能な長さに形成されたことを特徴とする浴室用カウンターの取付け構造。
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JP2000320171A (ja) | 1999-05-13 | 2000-11-21 | Inax Corp | カウンター用天板の取付構造 |
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JP2008086534A (ja) | 2006-09-30 | 2008-04-17 | Itoki Corp | 収納棚における棚板支持装置 |
JP2016202859A (ja) | 2015-04-17 | 2016-12-08 | 株式会社ノーリツ | カウンタ |
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