JP7186550B2 - 浴室カウンター及び浴室ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、浴室の壁面に着脱可能に取り付けられる浴室カウンター及び浴室ユニットに関する。
従来、浴室内の壁面には、石鹸、洗面器等、浴室で使用する物品を載置するカウンターが取り付けられている。例えば、シャワーや蛇口等の吐水装置の下方にカウンターが設けられ、カウンター上に石鹸、シャンプー、洗面器等を載置して使用する場合がある。
このような浴室カウンターとして、浴室カウンター及びその周辺の清掃を行いやすくするためにカウンターを浴室の壁面から容易に着脱可能とするカウンターが提案されている(例えば、特許文献1)。特許文献1のカウンターは、壁面への着脱が容易でありかつ軽量であるため、容易に清掃が行える。
特開2018-51119号公報
上述の通り、浴室カウンターは浴室で使用する物品を載置するために便利である一方、例えば、幼児と大人が一緒に入浴する際に限られた洗い場スペースを広く使用したい場合や、浴室使用者がシャワーを浴びる場合に、洗い場をより広く利用したいというニーズがある。一方で、着脱可能なカウンターにおいて、壁面から取り外した浴室カウンターの置き場所については考慮されておらず、前述したニーズに応えられていなかった。また、浴室カウンターを壁部から外した場合、浴室カウンターを浴室の床等に置くことが想定されるが、浴室カウンターは縁部が曲線形状を有する場合が多く、安定的に置いておくことが難しい。
上記事情を踏まえ、本発明は、着脱可能な浴室カウンターを使用しない場合に、使用者の動線を妨げない位置で保持可能な浴室カウンター収納構造及び浴室ユニットを提供することを目的とする。
本発明に係る浴室カウンター収納構造は、物品を載置可能な載置面を備え、浴室の壁面に対して着脱可能に支持される浴室カウンターと、前記壁面に設けられ、前記浴室カウンターを保持するブラケットと、を備え、前記浴室カウンターは、前記載置面が上方を向いた使用状態と、前記載置面が前記使用状態とは異なる向きに配置された収納状態とで切り替え可能に前記壁面に保持され、前記使用状態における前記壁面から手前側の第一端部までの水平方向の第一寸法よりも前記収納状態における前記壁面から手前側の第二端部までの水平方向の第二寸法が短く、前記収納状態では、前記ブラケットが前記第二端部よりも前記壁面側に位置することを特徴とする。
この発明によれば、着脱可能に構成された浴室カウンターを、使用状態と収納状態とで切り替え可能に浴室の壁面に保持する構成を備える。その結果、着脱可能な浴室カウンターを使用しない場合に、使用者の動線を妨げない位置で浴室カウンターを壁面に保持できる。したがって、例えば、浴室カウンターの下方の床面や壁面を清掃する際、浴室カウンターを壁面から取り外した場合に、浴室カウンターを収納状態で安定的に保持できる。また、使用状態における浴室カウンターの壁面から第一端部までの水平方向の第一寸法よりも、収納状態における浴室カウンターの壁面から第二端部までの水平方向の第二寸法が短い。したがって、収納状態時の浴室カウンターは、使用状態時よりも壁面からの水平方向の突出寸法を抑えることができる。その結果、着脱可能な浴室カウンターを使用しない場合に、使用者の動線を妨げない位置で浴室カウンターを保持できる。
この発明によれば、浴室の壁面に設けられたブラケットを介して浴室カウンターを壁面に対して容易に着脱できる。この発明によれば、収納状態では、ブラケットが浴室カウンターの第二端部よりも壁面側に位置するため、ブラケットが収納状態の浴室カウンターよりも突出することがない。したがって、収納状態における浴室カウンター及びブラケットの壁面からの水平方向の突出量を抑えることができる。
本発明に係る浴室カウンター収納構造は、前記収納状態において、前記載置面が前記壁面に沿って配置されて前記浴室カウンターが保持されてもよい。
この発明によれば、収納状態では、浴室カウンターの載置面が浴室の壁面に沿うようにカウンターを配置するため、浴室カウンターの壁面からの突出量を抑えて収納できる。したがって、使用しない浴室カウンターの収納時、例えば、掃除時、浴室カウンターが使用者の動線を妨げることがない。
本発明に係る浴室カウンター収納構造は、前記収納状態では、前記浴室カウンターの前記載置面が起立状態で保持され、前記収納状態における前記第二端部は、前記浴室カウンターの載置面側端部または前記載置面の裏面側端部であり、前記第二寸法は、水平方向における前記壁面から前記載置面側端部または前記裏面側端部の最大突出長であってもよい。
この発明によれば、収納状態では、浴室カウンターの載置面が起立状態で保持されるため、浴室カウンターの不使用時に、浴室の壁面からの突出長を抑えて浴室カウンターを保持できる。
本発明に係る浴室ユニットは、上記浴室カウンター収納構造を備える浴室ユニットであって、前記浴室カウンターは、前記収納状態では、前記浴室の洗い場に面する前記壁面に保持されることを特徴とする。
この発明によれば、使用状態における壁面から浴室カウンターの第一端部までの第一寸法よりも、収納状態における壁面から第二端部までの水平方向の第二寸法が短いため、洗い場に面する壁面から突出して設けられる浴室カウンターを収納状態で保持する際、洗い場を広く使用できる。
本発明は、着脱可能な浴室カウンターを使用しない場合に、使用者の動線を妨げない位置で保持可能な浴室カウンター収納構造及び浴室ユニットを提供できる。
本発明の一実施形態に係る浴室カウンター収納構造を備える浴室ユニットの浴室カウンターの使用状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る浴室カウンター収納構造を備える浴室ユニットの浴室カウンターの収納状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態の浴室ユニット内における浴室カウンターの収納状態の側面図である。 本発明の一実施形態の浴室カウンターをブラケットに取り付ける態様を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る浴室ユニット内におけるブラケットの側面図である。 本発明の一実施形態に係る浴室カウンター収納構造の浴室カウンターの斜視図である。 本発明の一実施形態に係る浴室カウンター収納構造の浴室カウンターの裏面側の平面図である。 本発明の一実施形態に係る浴室カウンター収納構造の浴室カウンターをブラケットに取り付ける態様を示す斜視図である。 本発明の一実施形態の浴室ユニット内における浴室カウンターの使用状態の縦断面図である。 本発明の一実施形態の浴室ユニット内における浴室カウンターの収納状態の縦断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る浴室カウンター収納構造について説明する。図1及び図2は、本実施形態に係る浴室カウンター収納構造1を備える浴室ユニット100の斜視図である。図1は、浴室カウンター2の使用状態を示す図であり、図2は浴室カウンター2の収納状態を示す図である。図3は、浴室ユニット100内における浴室カウンター2の収納状態を示す側面図である。本実施形態に係る浴室カウンター収納構造1は、浴室空間BRの第一壁部103に対して着脱可能に構成された浴室カウンター2を、取り外して収納する際の収納構造である。以下では、浴室カウンター収納構造を用いた浴室ユニット100を例に説明する。なお、浴室カウンター収納構造1は浴室ユニット100に限らず、在来工法により施工された浴室においても適用可能である。
浴室ユニット100は、建物の躯体内にフレームとパネルとを用いて、床、壁、天井及び浴槽等を組み立てて設置される。浴室ユニット100内に形成される浴室空間BR(浴室)には外枠形状が平面視で略長方形の浴槽101と、平面視略矩形であり、浴槽101と壁との間の床部を構成する洗い場(床面)102と、が設けられている。浴槽101の洗い場102との境界部分となる端部には、浴槽101の側面を覆うエプロン105が設けられ、洗い場102と浴槽101とは、エプロン105を介して接続されている。浴室空間BRは、四方に立設された複数の壁部により形成されている。
本実施形態では、浴室ユニット100の複数の壁部のうち、シャワー器具109、水栓110、シャワーホルダ107が設けられた壁を第一壁部103と称する。また、浴槽101のエプロン105の表面は、第一壁部103と直交して配置されている。
以下の説明において、第一壁部103の壁面に沿った水平方向を幅方向、幅方向に直交する水平方向を奥行方向とする。奥行方向のうち第一壁部103に近接する方向を奥行方向の奥側とし、第一壁部103と離間する方向を奥行方向の手前側とする。第一壁部103の幅方向のうち、使用者が第一壁部103に向かって立つ場合の左右をそれぞれ右側、左側と称する。本実施形態では、幅方向の左側に浴槽101が配置され、右側に洗い場102が配置されている。
図1及び図2に示すように、浴室カウンター2(以下、「カウンター」と記載する。)は、第一壁部103に取り付けられた後述するブラケット3(支持ブラケット、収納ブラケット)に対して着脱可能に構成されている。本実施形態では、第一壁部103の水栓110の下方、かつ、洗い場102の床面から上方に離間した位置に、カウンター2が取り付けられる。
本実施形態に係る浴室カウンター収納構造1は、第一壁部103に対して着脱可能なカウンター2をブラケット3から取り外した際に、カウンター2を収納状態で保持する構造である。図1に示すように、天板41を上方に向けて配置してブラケット3に支持された状態をカウンター2の使用状態と称する。使用状態では、天板41は上方(天井側)を向いて第一壁部103からに略水平方向に突出して配置される。一方、図2に示すように、カウンター2の天板41が水平方向に向いて配置されて保持される状態を収納状態と称する。
浴室カウンター収納構造1は、カウンター2と、ブラケット3(支持ブラケット、収納ブラケット)とを備え、カウンター2がブラケット3に着脱可能に保持される。
カウンター2の構成について、使用状態の配置に基づき説明する。図10は、浴室ユニット100内におけるカウンター2の収納状態の縦断面図である。カウンター2は、物品を載置可能な天板(載置面)41を備える平板状の部材である。カウンター2は、使用状態において上側に配置される天板部材4と、下側に配置される底板部材5と、を有し、天板部材4と底板部材5とが接合されて構成されている(図7及び図10参照)。天板部材4および底板部材5は、それぞれ樹脂材料により形成されている。
ブラケット3は、第一壁部103に取り付けられている。ブラケット3は、不図示の金属部材により第一壁部103に固定され、樹脂製のカバー部材により金属部材が覆われている。図3から図5に示すように、ブラケット3は、ベース体31と、アーム部32とを備えている。ベース体31およびアーム部32はカバー部材に一体に形成されている。ベース体31は、幅方向に長尺な部材であり、金属部材を覆い、裏面311が第一壁部103に当接している。図5に示すように、表面部312は、上部が上下方向に延びる平面形状であり、下部は下端側に向かって次第に奥行方向の厚みが薄くなるようにわずかに傾斜する傾斜面が形成されている。ベース体31の表面部312の幅方向両端部は、ベース体31より幅方向外側に僅かに突出する突出縁315,315を有する。
アーム部32は、平面視略U字形状を有し、表面部312から手前側に向かって略水平方向に突出して設けられている。アーム部32は、幅方向に離間する2つの基部321,321がベース体31の表面部312から手前側に突出し、各基部321,321の手前側の端部間にバー322が架設されている。バー322は、表面部312と略平行に延設されている。図4に示すように、バー322の手前側の端面は長楕円形状を有する。バー322には、化粧パネル323が取り付けられている(図7参照)。基部321,321の幅方向外側の各端部には、幅方向に突出する突起34,34が形成されている。
アーム部32と、ベース体31の表面部312との間には、係合孔33が形成されている。係合孔33は上下方向に貫通している。
係合孔33の上方のベース体31の表面部312には、ベース体31の上面313よりも上方に突出する突出壁314が形成されている。突出壁314は、ベース体31の手前側に表面部312に沿って上方に延出するように突出している。突出壁314の左右上端部は幅方向外側に向かって下側に傾斜している。
図5に示すように、ブラケット3は、水栓110の第一壁部103からの突出長よりも突出長が短い。
カウンター2は、ブラケット3を介して浴室空間BRの第一壁部103に対して着脱可能に構成されている。図6は、浴室カウンター2の底板部材5側から見た斜視図である。図7は、カウンター2の裏面側の平面図である。図8は、カウンター2をブラケット3に取り付ける態様を示す斜視図である。図9は、浴室ユニット100内におけるカウンター2の使用状態の縦断面図である。図6に示すように、カウンター2は、厚さ方向から見た平面視における形状が略長方形であり、4つの角部は円弧形状を有する。天板部材4と底板部材5とは外周縁部同士が接合されている。カウンター2の外周縁部には、厚さ方向(上下方向)に厚みを有する外周側壁23が形成されている。外周側壁23は、略平面状の壁部である。
使用状態では、カウンター2は、2つの長辺端部21,22のうちの一方の長辺端部側でブラケット3に係合され、第一壁部103から手前側に向かって突出している。2つの長辺端部のうち、使用状態において手前側に位置する長辺端部を第一長辺端部21と称し、被係合部52が設けられている側の長辺端部を第二長辺端部22と称する。
カウンター2には、厚さ方向に貫通する排水口24が形成されている。排水口24は、第一長辺端部21の近傍であって、第一長辺端部21よりも奥側に形成され、第一長辺端部21と略平行に延びる長孔である。排水口24の幅方向の両端部は、円弧形状を有する。天板部材4及び底板部材5に、排水口24の形状に倣う貫通孔440,540がそれぞれ形成されている。各貫通孔440,540の周縁には、カウンター2の厚さ方向に立設されたリブ441,541が形成されている(図9参照)。天板部材4と底板部材5とが接合されると、リブ441,541同士が嵌合し、天板部材4と底板部材5との間に形成されるカウンター2の内部空間への浸水が防止されている。
図1から図3に示すように、天板部材4の天板41は上面(載置面)が扁平に形成されている。天板41は、カウンター2の外周縁部から排水口24に向かって僅かに下降傾斜している(図9参照)。すなわち、天板41は、排水口24の縁部の高さが最も低く、カウンター2の外周縁部から排水口24に向かって緩やかに下降傾斜して形成されている。ただし、天板41の傾斜角度は、天板41上の水が排水口24に向かって流れ、物品を載置した際に、物品が自重で傾斜に沿って移動しない程度の僅かな傾斜である。
図3に示すように、底板51は、幅方向(長辺方向)の中央部において、第一長辺端部21から第二長辺端部22に向かって下方に傾斜した傾斜面を備えている。
図6に示すように、底板51の第二長辺端部22側の領域に被係合部52を備える。被係合部52は、第二長辺端部22の幅方向略中央部、かつ第二長辺端部22側の外周側壁23より下方に形成されている。底板51の被係合部52は、内側凹部55と、外側凹部56と、突条部53と、挿入穴54とを備える。
内側凹部55は、底板51の幅方向略中央部に略矩形に形成された凹部である。内側凹部55の幅方向の長さは、排水口24の幅方向の長さと略等しい。また、内側凹部55の左右の側壁551,551間の距離は、ブラケット3のアーム部32の幅方向の寸法よりも僅かに大きい。図6に示すように、各側壁551,551には、係止凸部57,57が設けられている。係止凸部57,57は、それぞれ幅方向の中央側に向かって突出し、かつ奥行方向に延びる長尺な突起である。
内側凹部55の第二長辺端部22側の端部に、突条部53が形成されている。突条部53は、略直方体形状であり、内側凹部55の底部553から下方に突出して形成されている。突条部53は、ブラケット3の係合孔33の平面視内周形状と相似する形状を有する。
外側凹部56は、内側凹部55と第二長辺端部22との間に形成された凹部である。外側凹部56は、内側凹部55と連続して形成され、幅方向に長尺な略矩形の凹部である。外側凹部56は、内側凹部55よりも幅方向の開口寸法が長い。外側凹部56の幅方向の寸法は、ブラケット3のベース体31の表面部312の幅方向の寸法よりも僅かに長い。
挿入穴54は、外側凹部56の底部561の幅方向中央部に、上方に向かって窪んで形成されている。挿入穴54は、突条部53と隣接する位置に形成されている。挿入穴54は、ブラケット3の突出壁314の形状と相似する形状を有する。
外側凹部56の幅方向の左右の側壁562,562には、幅方向外側に窪むスリット563,563がそれぞれ形成されている。
次に、カウンター2とブラケット3との係合構造について説明する。カウンター2は、使用状態と収納状態でそれぞれブラケット3に係合可能に構成されている。まず、使用状態におけるカウンター2とブラケット3との係合構造について説明する。
図8は、使用状態におけるカウンター2をブラケット3へ取り付ける態様を示す斜視図である。図8に示すように、カウンター2の天板41を上方に向けて、底板51の被係合部52をブラケット3に上方から近付け、突条部53を係合孔33に挿入し、挿入穴54に突出壁314を挿入する。
突条部53はアーム部32の係合孔33の平面視形状と相似し、内側凹部55の側壁551,551間の距離はブラケット3のアーム部32の幅方向の寸法よりも僅かに大きいため、図9に示すように、アーム部32と被係合部52とが係合する。また、内側凹部55の手前側壁部552(図6参照)と突条部53とにより、アーム部32のバー322が挟持される。さらに、突条部53の奥側壁531がブラケット3の表面部312に当接する。この結果、カウンター2の上方からの力に対して十分な耐荷重を備えて、カウンター2を使用状態で支持できる。
アーム部32と被係合部52との係合時、内側凹部55の各側壁551,551に設けられた係止凸部57,57がアーム部32の基部321,321の突起34,34を乗り越え、係止凸部57,57が突起34,34に係止される。さらに、外側凹部56のスリット563,563にベース体31の表面部312の突出縁315,315が挿入される。
使用状態におけるカウンター2の支持構造が、上述の構成を備える結果、カウンター2はブラケット3の上方から近付けて、被係合部52とアーム部32とを係合させる簡易な構成で、カウンター2をブラケット3に着脱可能に係合させることができる。つまり、ネジ等の固定部材を用いることなく、カウンター2をブラケット3に係合できる。また、カウンター2の使用中に上方向へ不慮の力が加わった場合でも、カウンター2がブラケット3から外れ難い。
一方、カウンター2をブラケット3から取り外す場合は、使用者がカウンター2を把持しながら上方に持ち上げると、係止凸部57,57が突起34,34を乗り越えて被係合部52とブラケット3との係合が解除可能となり、カウンター2をブラケット3から取り外すことができる。
一般に、浴室カウンターは、天板41上に洗面器(不図示)を載置して、水栓110やシャワー器具109からの吐水を溜める場合等の使用を想定している。本実施形態においても、水栓110の下方にカウンター2が使用状態で取り付けられると、第一壁部103からカウンター2の第一長辺端部21までの水平方向の寸法L1(第一寸法、図9参照)が水栓110の第一壁部103からの水平方向の突出寸法L3(図10参照)よりも長くなるように、カウンター2の奥行方向の寸法が設定されている。
次に、収納状態におけるカウンター2とブラケット3との係合構造について説明する。収納状態では、天板41の向きを使用状態と異なる向きに配置してブラケット3に保持する。図4に示すように、ブラケット3から取り外したカウンター2の天板41を水平方向に向け、底板51側をブラケット3に近付ける。このとき、第一長辺端部21が上側となるように配置し、排水口24をブラケット3のアーム部32に近付ける。排水口24の平面視開口形状は、アーム部32の正面視形状と相似し、排水口24の開口寸法がアーム部32の正面視形状よりもわずかに大きい。したがって、底板51側をアーム部32に対して奥行方向に近付けると、排水口24内にアーム部32が挿入可能となり、アーム部32が排水口24に係止される。この結果、カウンター2は、アーム部32に係止された状態で下垂して支持され、カウンター2がブラケット3に収納状態で保持される。なお、図10に示すように、収納状態では、突条部53(被支持部)および底板51の第二長辺端部22側の端部領域59(被支持部、図6、図7参照)が第一壁部103に当接するように構成すると、カウンター2が上下方向の2か所で第一壁部103に支持されるため、カウンター2が収納状態で安定的に保持される。なお、カウンター2の第二長辺端部22側を第一壁部103に当接させる場合の位置はこれに限定されない。例えば、突条部53または端部領域59のいずれか一方でカウンター2を支持してもよい。
図10に示すように、収納状態では、カウンター2の天板41とブラケット3のアーム部32とが上下方向に略面一な状態で配置される。この結果、収納状態において、洗い場102におけるカウンター2の占有スペースを抑えることができ、洗い場102を広く使用できる。
収納状態では、カウンター2の第一壁部103から天板41までの水平方向の寸法L2(第二寸法、図10参照)は、水栓110の第一壁部103からの水平方向の突出寸法L3よりも短い。したがって、収納状態時のカウンター2が使用状態時よりも第一壁部103からの水平方向の突出寸法を抑えることができる。その結果、着脱可能なカウンター2を使用しない場合に、使用者の動線を妨げない位置でカウンター2を保持できる。このように、カウンター2は、天板41が上方を向いた使用状態と、天板41が水平方向に向いて配置された(使用状態とは異なる向きに配置された)収納状態とで切り替え可能に第一壁部103に保持される。
図2、図3及び図10に示すように、収納状態では、カウンター2の被係合部52がブラケット3に係合された状態で、カウンター2の外周側壁23の全周(天板41の周縁全周)が第一壁部103に及び床面から離間した位置でブラケット3に保持されている。その結果、収納状態の浴室カウンターの全周を清掃できる。収納ブラケットにより浴室及び浴室カウンターの清掃時に浴室カウンターを安定的に支持できる。さらに、収納状態では、浴室カウンターを浴室の床面から上方に離間した位置で保持できる。その結果、清掃時に、清掃者が浴室カウンターを支持することなく容易に清掃できる。したがって、着脱可能な浴室カウンターの清掃時の負担を軽減できる。
本実施形態に係る浴室カウンター収納構造によれば、着脱可能に構成されたカウンター2を、使用状態と収納状態とで切り替え可能に浴室の壁面に保持する構成を備える。その結果、着脱可能なカウンター2を使用しない場合に、使用者の動線を妨げない位置でカウンター2を壁面に保持できる。したがって、例えば、カウンター2の下方の洗い場102の床面や第一壁部103を清掃する際、カウンター2を第一壁部103から一旦取り外し、カウンター2を収納状態で安定保持できる。また、使用状態におけるカウンター2の第一壁部103から第一端部までの水平方向の第一寸法L1よりも、収納状態におけるカウンター2の第一壁部103から第二端部までの水平方向の第二寸法L2が短い。したがって、収納状態時のカウンター2は、使用状態時よりも第一壁部103からの水平方向の突出寸法を抑えることができる。その結果、着脱可能なカウンター2を使用しない場合に、使用者の動線を妨げない位置でカウンター2を保持できる。
本実施形態に係る浴室カウンター収納構造によれば、収納状態では、カウンター2の天板41が浴室空間BRの第一壁部103に沿うようにカウンター2を配置するため、カウンター2の第一壁部103からの突出量を抑えて収納できる。したがって、使用しないカウンター2の収納時、例えば、掃除時、カウンター2が使用者の動線を妨げることがない。
本実施形態に係る浴室カウンター収納構造によれば、収納状態では、カウンター2の載置面が起立状態で保持されるため、カウンター2の不使用時に、第一壁部103からの突出長を抑えてカウンター2を保持できる。
本実施形態に係る浴室カウンター収納構造によれば、第一壁部103に設けられたブラケット3を介してカウンター2を第一壁部103に対して容易に着脱できる。
本実施形態に係る浴室カウンター収納構造によれば、収納状態では、ブラケット3がカウンター2の第二端部と面一に配置されるため、ブラケット3が収納状態のカウンター2よりも突出することがない。したがって、収納状態におけるカウンター2及びブラケット3の第一壁部103からの水平方向の突出量を抑えることができる。
本実施形態に係る浴室ユニット100によれば、使用状態における第一壁部103からカウンター2の第一長辺端部21までの第一寸法L1よりも、収納状態における第一壁部103から天板41までの水平方向の第二寸法L2が短いため、洗い場102に面する第一壁部103から突出して設けられるカウンター2を収納状態で保持する際、洗い場102を広く使用できる。
上記実施形態では、ブラケット3を第一壁部103に設け、ブラケット3を介してカウンター2を使用状態または収納状態で保持する例を示したが、浴室の壁面に対してカウンター2を着脱可能に支持する構成はブラケットを用いる例に限定されない。例えば、浴室の壁面にビス等を設けカウンターをビスに係止させる構成や、磁力、粘着力等によりカウンターを浴室の壁面に着脱可能に支持する構成であってもよい。
上記実施形態では、ブラケット3を、カウンター2の使用状態の支持ブラケット及び収納状態の収納ブラケットとして兼用する例を示した。しかし、支持ブラケットと収納ブラケットとは別部材としてもよい。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
また、上述の実施形態及び各変形例において示した構成要素は適宜に組み合わせて構成することが可能である。
1 カウンター収納構造
2 カウンター(浴室カウンター)
3 ブラケット(支持ブラケット、収納ブラケット)
41 天板(載置面)
100 浴室ユニット

Claims (4)

  1. 物品を載置可能な載置面を備え、浴室の壁面に対して着脱可能に支持される浴室カウンターと、
    前記壁面に設けられ、前記浴室カウンターを保持するブラケットと、を備え、
    前記浴室カウンターは、前記載置面が上方を向いた使用状態と、前記載置面が前記使用状態とは異なる向きに配置された収納状態とで切り替え可能に前記壁面に保持され、
    前記使用状態における前記壁面から手前側の第一端部までの水平方向の第一寸法よりも前記収納状態における前記壁面から手前側の第二端部までの水平方向の第二寸法が短く、
    前記収納状態では、前記ブラケットが前記第二端部よりも前記壁面側に位置することを特徴とする浴室カウンター収納構造。
  2. 前記収納状態において、前記浴室カウンターの前記載置面が前記壁面に沿って配置されて保持される
    請求項1に記載の浴室カウンター収納構造。
  3. 前記収納状態では、前記浴室カウンターが起立状態で保持され、
    前記収納状態における前記第二端部は、前記浴室カウンターの載置面側端部であり、前記第二寸法は、水平方向における前記壁面から前記載置面側端部の最大突出長である
    請求項1または請求項2に記載の浴室カウンター収納構造。
  4. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載の浴室カウンター収納構造を備える浴室ユニットであって、
    前記浴室カウンターは、前記収納状態では、前記浴室の洗い場に面する前記壁面に保持されることを特徴とする浴室ユニット。
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