JP6680658B2 - カウンター - Google Patents

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Description

本発明は、例えば浴室等の壁面に取り付けられるカウンターに関する。
従来、浴室内の壁面には、石鹸やシャンプー等の小物を置いたり入浴者が載置したりするためのカウンターが取り付けられていることが多い。着脱式のカウンターは例えばねじを締め込んで壁面に固定されており、ねじ頭が突出しないようにカウンターの表面に形成された凹部内に設けられている。このようなカウンターはねじ頭部を収納した凹部内に水垢等が付着し易く、凹部であるために掃除がしずらかった。
また、特許文献1に記載されたカウンターは、カウンターの裏面に、壁面に固定した金具に嵌合する係止突部と前板の上面に設けたばね部材を係止させる凹部とを設けて、着脱可能に設置している。
実公平4−26076号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたカウンターは中実構造であるため重量が大きく着脱作業や掃除などための取り扱いに手間がかかるという欠点があった。しかも、カウンターの裏面に係止突部や凹部を形成しているため、掃除の作業が面倒であった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであって、着脱可能である上に軽量で止水性を備え、洗浄作業が容易なカウンターを提供することを目的とする。
本発明によるカウンターは、浴室の壁面に着脱可能に装着したカウンターであって、載置面を備えた天板と、天板の外周面の内側に全周に亘って水密に嵌合された底板とを備えたことを特徴とする。
本発明に係るカウンターによれば、天板の外周面の内側に底板を嵌合して全周に亘って水密に形成したため、壁面に取り付けた状態で湯や水が天板から流れ落ちても天板と底板の継ぎ目から内部に浸入しない。しかも、天板と底板は嵌合構造であるため内部に中空部を有していて軽量である上に、カウンターは着脱可能であるために浴室の壁面から取り外して丸洗い等の洗浄作業を容易に行える。
また、天板の外周面の内側部分と底板の外周面部とが接着によって嵌合されていることが好ましい。
接着によって天板の外周面の内側部分と底板の外周面部とを嵌合したため、ねじ固定等の場合と比較してねじ頭部を着座させる凹部等が不要であり、しかも底板の外周面部を天板の外周面の内側に嵌合したため水密性を確保できる。
また、天板の外周面の内側に設けた第一段付き部と、底板の外周面部に設けた第二段付き部とが接着剤を挟んで全周に亘って結合されていることが好ましい。
天板と底板は第一段付き部と第二段付き部とを接着剤を挟んで結合したため、全周に亘って確実に水密性を確保できる。
本発明によるカウンターは、浴室の壁面に着脱可能に装着したカウンターであって、載置面を有する天板及び底板が前側縁部を介して一体に形成された本体部と、本体部の背面側に取り付けられた背板部とを備え、本体部と背板部が全周に亘って水密に嵌合されていることを特徴とする。
本発明に係るカウンターによれば、本体部と背面部を全周に亘って水密に嵌合したため、湯や水が嵌合の継ぎ目から内部に浸入しない。しかも、カウンターは中空で軽量であり、浴室の壁面から取り外して丸洗い洗浄等を行える。
本発明に係るカウンターによれば、天板の内側に底板を嵌合し、または本体部に背面部を嵌合して全周に亘って水密に形成したため、使用状態で湯や水が天板から流れ落ちても嵌合部を介してカウンターの内部に浸入することがなく水密性を確保できる。しかも、天板と底板の嵌合構造であるため内部に中空部を有していて軽量であり、浴室の壁面から取り外して丸洗い等の洗浄作業を容易に行える。
本発明の第一実施形態による浴室の要部斜視図である。 浴室の側壁に取り付けられたカウンターとブラケットの斜視図である。 図2に示すカウンターとブラケットの正面図である。 カウンターの取り付け工程を示す部分説明図であり、(a)は取り付けた状態の図、(b)は更に水平方向にスライドさせて固定した状態を示す図である。 カウンターを示す図であり、(a)は平面図、(b)は裏面図である。 カウンターの側面図である。 図3に示すカウンターとブラケットの嵌合状態を示すA−A線断面図である。 図7におけるカウンターの天板と底板の嵌合構造を示すものであり、(a)はB部拡大図、(b)はC部拡大図である。 ブラケットの斜視図である。 カウンターとブラケットの嵌合構造を示す背面側斜視図である。 図7におけるカウンターとブラケットの嵌合状態を示す拡大断面図であり、(a)は嵌合前の係り始め位置の図、(b)は嵌合状態の図である。 変形例によるカウンターとブラケットの嵌合状態を示す拡大断面図である。 第二実施形態によるカウンターの嵌合構造を示す部分断面図である。 第三実施形態によるカウンターとブラケットを背面側から見た斜視図である。 図14のD−D線断面図である。 図15に示す本体部と背面部の接合構造の拡大図である。 カウンターの背面部を示す図である。
以下、本発明の実施形態によるカウンター1を添付図面によって説明する。
図1乃至図11は第一実施形態による浴室Sのカウンター1を示している。図1に示す浴室Sは底面に床パネルからなる洗い場2と浴槽3を設置し、底面を囲う四面の側壁において、正面の第1壁面4とその両側側壁をなす第2壁面5、第3壁面6とを備え、第1壁面4に対向する開口を有する第4壁面の図示は省略されている。側壁の上部に図示しない天井パネルを備えている。
浴室Sの正面の第1壁面4には浴槽3に隣接してカウンター1が着脱可能に設定されている。カウンター1の上部にはシャワー10が設置され、シャワー10のホース取付部には湯量と湯の温度を調整するハンドル等が取り付けられている。
図2乃至図4において、第1壁面4には1または複数のブラケット7が同一高さで所定間隔に設置され、このブラケット7の上部にカウンター1が着脱可能に装着されている。カウンター1は載置面8aを備えた天板8とカウンター1を把持して持ち上げ可能な凸曲部9aを裏面に設けた底板9とが互いに嵌合されて接着などで一体化されている。天板8の載置面8a上には、石鹸やかみそり、洗面器等の物品を載置可能とされている。
天板8と底板9は例えばそれぞれ凹陥部形状を有しており、互いに対向させて嵌合した状態で内部に中空部を有する。また、天板8と底板9はその一方を凹陥部形状とし、他方を略平板の蓋状に形成してもよく、いずれにしても嵌合状態で中空部を有していることが好ましい。或いは、天板8と底板9の両方を略板状に形成してもよい。
カウンター1は、例えば正面の第1壁面4に直交する第2壁面5と浴槽3のエプロン3aとの間に配置されている。第2壁面5には着脱時のカウンター1の側部を受ける例えば一対のステー部11が設置されている(図2、図4参照)。
カウンター1は第1壁面4に所定間隔で固定された複数、例えば3基のブラケット7上に支持されている。カウンター1の一方の側部は浴槽3のエプロン3aに設けた受け部(図示せず)に当接させられ、他方の側部は図4に示すように第2壁面5に設けたステー部11との間にわずかな間隙が形成されている。図4(b)において、ステー部11上の間隙にロックスペーサ13を嵌合することでカウンター1は位置決め保持される。
次にカウンター1の構造について説明する。
図2〜図8に示すように、カウンター1は天板8と底板9とが互いに嵌合して形成されている。天板8は物品を載置可能な載置面8aが第1壁面4側から洗い場2に臨む前側縁部15に向けて緩い水勾配を有する略水平面を形成している。
天板8の載置面8aは、図1及び図5に示すように、上面から見て第1壁面4側の奥側縁部16が第1壁面4に沿って直線状に延び、奥側縁部16に対向する前側縁部15が略S字状を描くように形成され、奥行き方向の幅が長手方向に沿って曲線状に変化している。カウンター1の両側部の側部縁部17a、17bは平行な直線状に形成されている。
図5に示す例では、カウンター1は第2壁面5側の部分が幅広に形成されて物品等の載置面積を確保し、浴槽3側に向かう部分が次第に幅が小さくなる幅狭に形成され、入浴者の浴槽3からの出入り空間を大きくしている。また、シャワー10に近づき易くなるため全身シャワーを行いやすい。図2及び図5において、天板8の載置面8aの幅広部には、奥側縁部16側から前側縁部15に向けて次第に幅広になるガイド溝12が形成されている。このガイド溝12によって、幅広の部分に付着する湯や水を流し易く、しかも手で把持する際にガイド溝12に手を引っ掛けて持ちやすく滑りにくい上にデザイン性が高い。
天板8は、載置面8aの周縁部が載置面8aに対して凸曲面を形成して略垂直に落ち込んで形成された前側縁部15と奥側縁部16と側部縁部17a、17bとで全周が形成されている。
図5及び図6に示すように、天板8の裏面に形成された底板9はその前側縁部15に沿って凸曲部9aが裏面に形成されている。凸曲部9aは前側縁部15に沿ってS字状に湾曲して形成されており、全長に亘って同一高さであることが好ましい。図6及び図7に示すように、凸曲部9aはその前面側が断面凸曲線状をなす凸曲面9bに形成され、背面側は断面凹曲線状をなす凹曲面9cに形成されている。しかも凹曲面9cは急峻に立ち上がっている。
そのため、凸曲部9aは手の親指で凸曲面9bを他の4本指で凹曲面9cを把持し易く、例えばカウンター1をブラケット7から外す際に凸曲部9aを掴み易い。
図7及び図11に示すカウンター1の断面図において、カウンター1の奥側(後方側)である第1壁面4側に形成された天板8の奥側縁部16は、載置面8aから上方に隆起して湾曲し、下方の背面部16cに垂下させる凸曲面形状を有している。奥側縁部16の下端部には段差部16aを介して前側に係合部14が下方に突出して形成されており、係合部14は後述するブラケット7の第二係止溝28に嵌合可能とされている。奥側縁部16の下方に設けた底板9では、下方に突出する突起部18が形成されている。図に示す例では、底板9の裏面は前面側の凸曲部9aから凹曲面状に上方に湾曲して後方側の突起部18で凸曲部9aよりも下方に突出している。
図6に示すように、突起部18の背面側にはカウンター1をブラケット7に係合するためのロック片19が突出して形成されている。ロック片19は例えば断面略逆U字状の突出部材であり、第1壁面4へのブラケット7の固定位置に対応して所定間隔で複数、例えば3個設置されている。
図7に示す天板8の下面側には、前側縁部15及び側部縁部17a、17bの外周面内側と奥側縁部16の内側で下方に延びる外周面24の内側に全周に亘って例えば階段状の第一段付き部20が形成されている。この第一段付き部20に底板9の上側に設けた外周面部21が全周に亘って嵌合しており、外周面部21の上端部の全周に亘って第一段付き部20に嵌合する例えば階段状の第二段付き部22が形成されている。
図8(a)、(b)は図7のB部、C部の拡大図である。底板9の外周面部21は天板8の前側縁部15及び側部縁部17a、17bの内側と奥側縁部16の外周面24の内側に嵌合され、しかも天板8の第一段付き部20と底板9の第二段付き部22とが接着剤23によって全周に亘って接着・シールされている。或いは、第一段付き部20と第二段付き部22は接着剤に代えてパッキン等のシール部材を介して全周に亘って水密にシールされて嵌合されていてもよい。
次にカウンター1とブラケット7との嵌合構造について図9及び図10に沿って説明する。
図9は浴室Sの第1壁面4にねじ等で固定されるブラケット7であり、ブラケット7は側面視略L字状に形成されている。ブラケット7は上下に延びるブラケット本体7aの下端部にカウンター1の底板9に形成された突起部18を受ける第一係止溝25が断面略U字状に形成されている。第一係止溝25はカウンター1の突起部18が当接する溝底がその長手方向に沿って上方に向けて凸曲面状に形成されていることが好ましい。
図9及び図10において、ブラケット本体7aの高さ方向中間部にはカウンター1の背面のロック片19と係合可能な係止受け部26が突出して形成されている。係止受け部26はカウンター1の設置位置に応じて左右両側から係合可能とされ、その中央にストッパー部26aが下方に突出している。そのため、ブラケット7に対してカウンター1を左右いずれかの方向からスライドさせて係合する際、ロック片19がブラケット本体7aの係止受け部26に沿って圧接して進入し、所定位置でストッパー部26aに当接して停止することになる。
ブラケット本体7aの上部には嵌め込み部材27が装着または固定されており、嵌め込み部材27の上端部には係止部として第二係止溝28が形成されている。この第二係止溝28にはカウンター1の天板8の奥側縁部16の下方に形成された係合部14が嵌合可能とされている。第二係止溝28においても、その溝底の長手方向に沿って凸曲面が形成されていることが好ましい。
図10に示すように、所定間隔で設置された複数のブラケット7の上下に設けた第一係止溝25と第二係止溝28に対して、カウンター1の突起部18と係合部14がスライドするように直線状に連続してそれぞれ形成されている。これに対して、カウンター1の背面に設けたロック片19はブラケット7に対応して複数個形成され、スライドするカウンター1はロック片19がブラケット7の係止受け部26に圧接されてストッパー部26aに当接することで位置決めされる。
次に、図11に示すカウンター1の係合部14と第1壁面4に固定したブラケット7の第二係止溝28との嵌合構造において、同図(a)はカウンター1の係合部14が第二係止溝28の入口である係り始めの位置にある状態を示し、(b)は係合部14と第二係止溝28の嵌合状態を示している。ブラケット7の第二係止溝28の第1壁面4側に当接受け部27aが上方に突出して形成され、カウンター1の奥側縁部16の外側の背面部16cには、係合部14の上部に当接受け部27aに対向する段差部16aが形成されている。ブラケット7の嵌め込み部材27は第二係止溝28の内側に略凸曲面状の隆起部27bを備えており、カウンター1の係合部14を第二係止溝28に嵌合する際に、係合部14が隆起部27bを乗り越えて第二係止溝28の入口である係り始め部に誘導される。
本実施形態では、奥側縁部16の背面部16cは段差部16aと交差する角部の当接部16bが最も第1壁面4側に突出している。そのため、カウンター1の係合部14をブラケット7の第二係止溝28に装着する際、当接部16bが第1壁面4に接触して擦過する可能性がある。しかも、カウンター1とブラケット7は例えば合成樹脂で製造されており、射出成形時に上下の金型のずれによってパーティングラインが生じることがある。
この場合、パーティングラインは例えば奥側縁部16の背面部16cと段差部16aとの角部である当接部16bに生じ易い。パーティングラインがなくても、カウンター1の反りや変形等によって当接部16bが第1壁面4側に最も突出していることがある。
当接部16bが第1壁面4を擦過すると傷が第1壁面4に生じてしまい、入浴者等が目視できると外観上の見栄えが悪いという問題が生じる。一方、当接部16bのスライドによって第1壁面4に傷がついても、カウンター1の奥側縁部16の背面側に隠れる場合には入浴者等は傷を目視できない。
本実施形態によるカウンター1の取付構造では、図11(a)において、カウンター1の係合部14の先端がブラケット7の第二係止溝28に係り始める当接受け部27aの上端入口にある点を基準として、当接部16bが降下して第二係止溝28に嵌合する(図11(b)の位置)までの距離をカウンター1のスライド距離Lとする。また、奥側縁部16の当接部16bから頂部までの高さをMとする。スライド距離Lが高さMより大きい場合には第1壁面4に生じた当接部16bの傷を目視可能であるが、スライド距離Lが高さMより小さい場合には第1壁面4に生じた傷はカウンター1の奥側縁部16に隠れて見えない。
そのため、本実施形態では、カウンター1について、
当接部16bからの高さM>スライド距離L …(1)
に設定した。なお、当接部16bのスライドの始点をブラケット7の当接受け部27aより高い位置または低い位置にとったとしてもスライド距離Lが変化するので同様の結果を生じるが、スライド距離Lが長くなるとカウンター1の当接部16bから頂部までの高さMを超えてしまうので第1壁面4上の傷を隠しきれなくなる欠点が生じる。
なお、本実施形態においては、図7に示すようにカウンター1の突起部18がブラケット7の第一係止溝25に着座した状態で奥側縁部16の係合部14と段差部16aは第二係止溝28と当接受け部27aに対して所定の間隙が形成されているが、当接していてもよい。
本実施形態による浴室Sのカウンター1は上述した構成を備えており、次に第1壁面4へのカウンター1の取り付け方法について説明する。
先ず、浴室Sの第1壁面4に複数のブラケット7をねじ等で所定間隔に平行に固定する。カウンター1を第2壁面5側に寄せて第1壁面4側に押し込んだ後に下方にスライドする。すると、図7に示すようにカウンター1の奥側縁部16の下方に設けた突起部18を各ブラケット7の第一係止溝25に嵌合すると共に奥側縁部16の係合部を第二係止溝28に嵌合させる。このとき、奥側縁部16の当接部16bが第1壁面4に接触し擦過して傷つける可能性があるが、この点については後述する。
この状態で、図4(a)に示すように、カウンター1は右端部が第2壁面5に固定したステー部11に着座しており、ブラケット7上の正規の固定位置からずれている。しかも、カウンター1の背面に設けたロック片19はブラケット7の係止受け部26から外れている。
そして、カウンター1を浴槽3側にスライドさせると、図10に示すように、カウンター1は下端部の突起部18がブラケット7の第一係止溝25に沿ってスライドし、上端部の奥側縁部16の係合部14が第二係止溝28に沿って水平方向にスライドする。カウンター1の背面に設けたロック片19もスライドして、ブラケット本体7aの係止受け部26の下側に挿入されて互いに当接される。
しかも、第一係止溝25と第二係止溝28を凸曲面形状に形成したことで、カウンター1はスライドしながら上方にわずかに押し上げられ、係止受け部26にロック片19が圧接される。そして、ロック片19がストッパー部26aに当接して位置決めされる。これと同時に、カウンター1の他方の端部は浴槽3のエプロン3aの側面に設けた受け部(図示せず)に当接する。この状態で、図4(b)に示すように、カウンター1の右端部とステー部11との間にロックスペーサ13を嵌合させることで、カウンター1は第1壁面4に固定される。
なお、カウンター1を第1壁面4から取り外すには、上述の動作と逆の動作をすればよい。取り外した状態で、カウンター1を丸洗い洗浄等できる。
つぎに、上述したカウンター1をブラケット7に装着する動作について、図11により詳細に説明する。図11(a)において、カウンター1を第2壁面5と第1壁面4側に押し付けてブラケット7に降下させる際、カウンター1の奥側縁部16を第1壁面4に押し付けて降下させる。降下の係り始めに際し、係合部14はブラケット7の隆起部27bを乗り越えて第二係止溝28の入口とほぼ同一直線状に位置し、カウンター1の奥側縁部16の背面部16cの最も第1壁面4側に突出する当接部16bは第1壁面4に接触する。
カウンター1を下方に降下させると当接部16bで第1壁面4を擦過しながら、突起部18が第一係止溝25に押し込まれ、係合部14が第二係止溝28内にスライドして押し込まれる。カウンター1の下端部の突起部18が第一係止溝25に着座した時点で奥側縁部16が停止し、係合部14と第二係止溝28の溝底との間にわずかな間隙が残る。この状態で、第1壁面4に当接部16bの擦過による傷が残ったとしても、奥側縁部16のスライド距離Lは当接部16bから頂部までの高さMより小さいので、傷はカウンター1の奥側縁部16の背面側に隠れて入浴者等から見えない。
また、カウンター1を上述の動作と逆の手順で移動させることで取り外しができる。取り外したカウンター1は汚れやカビ等が付着していた場合でも丸洗い洗浄することができる。しかも、カウンター1は、カウンター1の天板8と底板9とが全周に亘って第一段付き部20と第二段付き部22とで接着剤23によって固着されて水密性があり、しかも中空であるため軽量である。そのため、カウンター1の着脱動作と洗浄作業が容易である。
上述したように、本実施形態によるカウンター1によれば、天板8の外周面24の内側に底板9の外周面部21を嵌合し、しかも全周に亘って第一段付き部20と第二段付き部22とを接着剤23を介して嵌合させて水密に固着した。そのため、カウンター1を第1壁面4への取り付け状態で湯や水が天板8から流れ落ちたり、ブラケット7から取り外した状態で丸洗い洗浄等したとしても、底板9との嵌合部を介して湯や水がカウンター1の内部に浸入することがない。
しかも、カウンター1は天板8と底板9の嵌合構造であるため内部に中空部を有していて軽量であり、ブラケット7との着脱動作や丸洗い等の洗浄作業を容易に行える。
なお、本発明によるカウンター1は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜の変更や置換等が可能である。以下に、本発明の他の実施形態や変形例等について説明するが、上述した実施形態で説明した部品や部材等と同一または同様なものについては同一の符号を用いて説明を省略する。
例えば、奥側縁部16の当接部16bは必ずしも段差部16aと奥側縁部16の背面部16cとの交差部でなくてもよい。例えばパーティングライン等が背面部16cの高さ方向途中に形成されて最も第1壁面4側に突出する場合、この部分がカウンター1の着脱時に第1壁面4を擦過し得る当接部16bとなる。
この場合でも、奥側縁部16の当接部16bから頂部までの高さMが係り始めからのスライド距離Lより大きければ、第1壁面4に生じる傷は露出しない。
図12は第一実施形態によるカウンター1の取付構造の変形例を示すものである。
図12において、カウンター1の奥側縁部16は係合部14がブラケット7の第二係止溝28内に嵌合した状態で、背面部16cと第1壁面4との間にわずかな間隙が形成されている。
そのため、本変形例では、カウンター1をブラケット7に着脱する場合、奥側縁部16の係合部14がブラケット7の第二係止溝28に対する係り始めから第二係止溝28内に嵌合するまでの間、第1壁面4に接触し擦過して傷をつけることを防止できる。
次に図13は本発明の第二実施形態によるカウンター1を示すものであり、天板8と底板9との嵌合構造を示している。図13において、天板8の奥側縁部16の下側に延びて形成された外周面24に爪部31が形成され、底板9の外周面部21には断面略凹部形状の爪受け部32が形成されている。爪部31は天板8の外周面24の全周に形成され、爪受け部32は底板9の外周面部21の全周に形成されている。
そして、天板8と底板9を嵌合させた際、底板9の外周面部21が天板8の外周面24の内側に嵌合し、しかも爪部31と爪受け部32が互いに当接して弾性変形した後に爪受け部32の凹部に爪部31が嵌合する。その際、爪受け部32の凹部の部分に接着剤23またはシール部材を介在させることで、全周に亘って水密にシールして結合し一体化できる。
次に本発明の第三実施形態によるカウンター1Aを図14〜図17により説明する。
図14は第三実施形態によるカウンター1Aとブラケット7Aとの斜視図であり、カウンター1Aは載置面35aを備えた天板35と裏面側の底板36とが前側縁部37を介して断面視略U字状に一体形成された本体部38を有している。載置面35aには段差35bが形成され、背面側よりも前側縁部37側が低く形成されている。本体部38の両側部に側板部40が形成され、背面側には開口39が形成されている。この本体部38の開口39を密閉するように背板部41が嵌合されている。
図15〜図17において、背板部41の第1壁面4側にはその下部に側面視略L字状をなす下向きの第一係合部42が突出形成され、上部には側面視略L字状をなす上向きの第二係合部43が突出形成されている。第一係合部42及び第二係合部43は例えば図17に示すように枠状に形成されているため変形可能である。第一係合部42及び第二係合部43は、背板部41の長手方向に沿って所定間隔で複数個、図に示す例で3個形成されている。
また、カウンター1Aを第1壁面4に着脱可能に取り付け支持するブラケット7Aとして、第1壁面4との間で、第一係合部42を係合させる第一係止溝45aを形成した下部支持部45と第二係合部43を係合させる第二係止溝46aを形成した上部支持部46とを有している。下部支持部45は第一係合部42に対向する位置に所定間隔で例えば3個配列され、図示しないねじ等で第1壁面4に固定されている。
また、上部支持部46は背板部41の長手方向に沿って略直線状に段付き形状とされている。しかも、第一係合部42、第二係合部43、下部支持部45の第一係止溝45aは水平方向の両端角部に面取り状のテーパ部tをそれぞれ形成している。
そのため、ブラケット7Aにカウンター1Aを係合させる際には、下部支持部45からずれた位置に第一係合部42が位置するように若干ずらして配置し、水平方向にスライドさせる。すると、図14に示すように、第一係合部42はそのテーパ部tで下部支持部45のテーパ部tに沿って上側に移動して第一係止溝45aに乗り上げることで、第二係合部43が上部支持部46の第二係止溝46aに係合する。これによって、カウンター1Aはブラケット7Aに係合し支持される。
次にカウンター1Aにおける本体部38と背板部41の嵌合構造について図16を中心に説明する。
本体部38の背面側の開口39を形成する周縁部には階段状に切り欠いた第一段付き部20Aが全周に形成され、背板部41の周縁部には第一段付き部20Aに嵌合する折り曲げ部が第二段付き部22Aが形成されている。第一段付き部20Aと第二段付き部22Aは全周に亘って接着剤23を介して互いに水密に嵌合する。
なお、本体部38と背板部41の第一段付き部20A及び第二段付き部22Aによる嵌合構造は、上述の形状と逆の構成を備えていてもよい。例えば、背板部41の周縁部の第二段付き部22Aを階段状に切欠き、この第二段付き部22Aに第一段付き部20の凸部を接着剤23を介して嵌合して水密に接合してもよい。また、第一段付き部20Aと第二段付き部22Aは接着剤23に代えてシール部材によって水密に嵌合させてもよい。
なお、本発明においてブラケット7は支持部材に含まれる。また、第二係止溝28は係止部に含まれる。また、天板8の爪部31は第一段付き部に含まれ、底板9の爪受け部32は第二段付き部に含まれる。
S 浴室
1、1A カウンター
3 浴槽
4 第1壁面
5 第2壁面
7、7A ブラケット
8、35 天板
8a 載置面
9、36 底板
9a 凸曲部
9b 凸曲面
9c 凹曲面
14 係合部
15、37 前側縁部
16 奥側縁部
18 突起部
19 ロック片
20、20A 第一段付き部
21 外周面部
22、22A 第二段付き部
23 接着剤
24 外周面
25、45a 第一係止溝
26 係止受け部
28、46a 第二係止溝
31 爪部
32 爪受け部
38 本体部
41 背板部
42 第一係合部
43 第二係合部
45 下部支持部
46 上部支持部

Claims (4)

  1. 浴室の壁面に着脱可能に装着したカウンターであって、
    載置面を備えた天板と、
    前記天板の外周面の内側に全周に亘って水密に嵌合された底板とを、
    備えたことを特徴とするカウンター。
  2. 前記天板の外周面の内側と前記底板の外周面部とが接着によって結合されている請求項1に記載されたカウンター。
  3. 前記天板の外周面の内側に設けた第一段付き部と、前記底板の外周面部に設けた第二段付き部とが接着剤を介して全周に亘って結合されている請求項1または2に記載されたカウンター。
  4. 浴室の壁面に着脱可能に装着したカウンターであって、
    載置面を有する天板及び底板が前側縁部を介して一体に形成された本体部と、
    前記本体部の背面側に取り付けられた背板部とを備え、
    前記本体部と背板部が全周に亘って水密に嵌合されていることを特徴とするカウンター。
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