JP6656573B2 - 浴室設備 - Google Patents

浴室設備 Download PDF

Info

Publication number
JP6656573B2
JP6656573B2 JP2015039106A JP2015039106A JP6656573B2 JP 6656573 B2 JP6656573 B2 JP 6656573B2 JP 2015039106 A JP2015039106 A JP 2015039106A JP 2015039106 A JP2015039106 A JP 2015039106A JP 6656573 B2 JP6656573 B2 JP 6656573B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fitting portion
bathroom
apron
counter
washing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015039106A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016158797A (ja
Inventor
裕典 小田切
裕典 小田切
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
Priority to JP2015039106A priority Critical patent/JP6656573B2/ja
Publication of JP2016158797A publication Critical patent/JP2016158797A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6656573B2 publication Critical patent/JP6656573B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Bathtubs, Showers, And Their Attachments (AREA)

Description

本発明の態様は、浴室に設置された浴室設備に関する。
従来、浴室に設置されたカウンターや、浴室に設置された水栓装置に設けられたシャワーヘッドを保持するシャワーヘッド保持部材など、の浴室用機能部材を備えた浴室ユニットが知られている。
特許文献1には、浴室において、水栓装置が設置されたカウンターに、カウンター部材やシャワーヘッド保持部材である浴室用機能部材が保持されている浴室設備について記載されている。
特開2011−183119号公報
特許文献1に記載された浴室設備においては、浴室用機能部材は水栓装置が設置されたカウンターに固定されている。一方、洗い場に設置された風呂椅子に座った入浴者は、水栓装置の操作をしやすくするため、水栓装置が設置されたカウンターを正面にみて風呂椅子に座ることが通常である。しかしながら、親子での入浴時において、親が子供の洗体行為を行う際には、親は子供を正面に見ながら洗体行為を行う必要があり、その際には、親とカウンターとの間に子供を配置させることとなる。親とカウンターとの間に子供を配置させると、親とカウンターとの距離が離れてしまい、親の正面にある浴室用機能部材の使い勝手が悪いという問題がある。
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、親子での入浴時において、親が子供の洗体行為を行う際にも、浴室用機能部材の使い勝手が良い浴室設備を提供することを目的とする。
第1の発明は、洗い場が設けられた浴室において、前記洗い場の側方に設置された浴槽本体と、前記浴槽本体の洗い場側前面を掩蔽するエプロン部材と、を有する浴槽と、前記洗い場の前方の壁面又は前記洗い場の前方の壁面に設置されたカウンターに設置された水栓装置と、カウンター部材又はシャワーヘッド保持部材である浴室用機能部材と、を備え、前記浴室用機能部材は、前記浴槽に対して着脱自在に保持されており、前記エプロン部材及び前記浴室用機能部材のいずれか一方には凹状嵌合部が形成され、いずれか他方には凸状嵌合部が形成されており、前記凹状嵌合部と前記凸状嵌合部とを嵌合させることで、前記浴室用機能部材は前記エプロン部材に対して着脱自在に保持され、前記エプロン部材に形成された前記凹状嵌合部又は前記凸状嵌合部は、前記エプロン部材の長手方向において連続して形成されており、前記凹状嵌合部又は前記凸状嵌合部が形成された前記エプロン部材は、前記カウンターの前端よりも前記洗い場の後方に配置されており、前記浴室用機能部材は、前記カウンターの前端より前記洗い場の後方において、前後方向に移動可能となるように前記エプロン部材に取り付けられることを特徴とする浴室設備である。
この浴室設備によれば、浴室用機能部材は、浴槽に保持されている。このことより、親子での入浴時において親とカウンターとの間に子供を配置させた際にも、親は、洗い場の側方に設置された浴槽、即ち、カウンターを正面にみた状態における左方向もしくは右方向にある浴槽、に保持された浴室用機能部材を利用して、子供の洗体行為を容易に行うことができる。即ち、浴槽に保持された浴室用機能部材であるシャワーヘッド保持部材に保持されるシャワーヘッドや、浴槽に保持された浴室用機能部材であるカウンター部材に載置されるせっけんや洗体用洗剤など、を利用して、子供の洗体行為を容易に行うことができる。したがって、親子での入浴時において、親が子供の洗体行為を行う際にも、浴室用機能部材の使い勝手が良い。
この浴室設備によれば、浴室用機能部材は、浴槽に対して着脱自在に保持される。このことより、使用者は浴室用機能部材を自由に着脱できるため、例えば親が単独で入浴する際など、浴室用機能部材を浴槽に保持する必要がない場合には、浴室用機能部材をエプロン部材から取り外すことで、浴槽への入浴する際に浴室用機能部材が浴槽へのアプローチを妨げることを防ぎ、その結果、浴槽への入浴のアプローチを容易にすることができる。言い換えると、使用者は、入浴シーンに合わせて、自由に、且つ、容易に浴室用機能部材を着脱できるため、使い勝手の良い浴室設備を使用することができる。
この浴室設備によれば、エプロン部材に形成された凹状嵌合部又は凸状嵌合部は、エプロン部材の長手方向において連続して形成されている。このことより、浴室用機能部材に形成された凸状嵌合部又は凹状嵌合部は、エプロン部材の長手方向において連続して形成された凹状嵌合部又は凸状嵌合部に、着脱自在に保持されるため、使用者は、凹状嵌合部及び凸状嵌合部の嵌合状態を解除し、浴室用機能部材をエプロン部材の長手方向に移動させ、再び凹状嵌合部及び凸状嵌合部を嵌合させることで、浴室用機能部材を使いやすい位置に自由に保持することができる。したがって、使用者は、さらに使い勝手の良い浴室設備を使用することができる。
また、このことより、浴室用機能部材は、エプロン部材に対して着脱自在に保持されることとなるため、通常のエプロン部材を凹状嵌合部又は凸状嵌合部が形成されたエプロン部材に取り替えるだけで、浴室用機能部材を使い勝手の良い浴槽に保持させることができる。
第2の発明は、洗い場が設けられた浴室において、前記洗い場の側方に設置された浴槽本体と、前記浴槽本体の洗い場側前面を掩蔽するエプロン部材と、を有する浴槽と、前記洗い場の前方の壁面又は前記洗い場の前方の壁面に設置されたカウンターに設置された水栓装置と、カウンター部材又はシャワーヘッド保持部材である浴室用機能部材と、を備え、前記浴室用機能部材は、前記浴槽に対して着脱自在に保持されており、前記エプロン部材及び前記浴室用機能部材のいずれか一方には凹状嵌合部が形成され、いずれか他方には凸状嵌合部が形成されており、前記凹状嵌合部と前記凸状嵌合部とを嵌合させることで、前記浴室用機能部材は前記エプロン部材に対して着脱自在に保持され、前記エプロン部材に形成された前記凹状嵌合部又は前記凸状嵌合部は、前記エプロン部材の長手方向において連続して形成されており、前記浴室用機能部材が前記エプロン部材に取り付けられた状態において、前記浴槽本体のリムに面する前記浴室用機能部材の側面と前記浴槽本体のリムの側面との間には、空隙が形成されていることを特徴とする浴室設備である。
この浴室設備によれば、浴室用機能部材は、浴槽に保持されている。このことより、親子での入浴時において親とカウンターとの間に子供を配置させた際にも、親は、洗い場の側方に設置された浴槽、即ち、カウンターを正面にみた状態における左方向もしくは右方向にある浴槽、に保持された浴室用機能部材を利用して、子供の洗体行為を容易に行うことができる。即ち、浴槽に保持された浴室用機能部材であるシャワーヘッド保持部材に保持されるシャワーヘッドや、浴槽に保持された浴室用機能部材であるカウンター部材に載置されるせっけんや洗体用洗剤など、を利用して、子供の洗体行為を容易に行うことができる。したがって、親子での入浴時において、親が子供の洗体行為を行う際にも、浴室用機能部材の使い勝手が良い。
この浴室設備によれば、浴室用機能部材は、浴槽に対して着脱自在に保持される。このことより、使用者は浴室用機能部材を自由に着脱できるため、例えば親が単独で入浴する際など、浴室用機能部材を浴槽に保持する必要がない場合には、浴室用機能部材をエプロン部材から取り外すことで、浴槽への入浴する際に浴室用機能部材が浴槽へのアプローチを妨げることを防ぎ、その結果、浴槽への入浴のアプローチを容易にすることができる。言い換えると、使用者は、入浴シーンに合わせて、自由に、且つ、容易に浴室用機能部材を着脱できるため、使い勝手の良い浴室設備を使用することができる。
この浴室設備によれば、エプロン部材に形成された凹状嵌合部又は凸状嵌合部は、エプロン部材の長手方向において連続して形成されている。このことより、浴室用機能部材に形成された凸状嵌合部又は凹状嵌合部は、エプロン部材の長手方向において連続して形成された凹状嵌合部又は凸状嵌合部に、着脱自在に保持されるため、使用者は、凹状嵌合部及び凸状嵌合部の嵌合状態を解除し、浴室用機能部材をエプロン部材の長手方向に移動させ、再び凹状嵌合部及び凸状嵌合部を嵌合させることで、浴室用機能部材を使いやすい位置に自由に保持することができる。したがって、使用者は、さらに使い勝手の良い浴室設備を使用することができる。
また、このことより、浴室用機能部材は、エプロン部材に対して着脱自在に保持されることとなるため、通常のエプロン部材を凹状嵌合部又は凸状嵌合部が形成されたエプロン部材に取り替えるだけで、浴室用機能部材を使い勝手の良い浴槽に保持させることができる。
第3の発明は、第2の発明において、前記エプロン部材は、前記浴槽本体と別体で形成されており、前記エプロン部材は、前記浴槽本体のリムの側面よりも、前記洗い場側へ突出していることを特徴とする浴室設備である。
第4の発明は、第1乃至3の発明において、前記凸状嵌合部及び前記凹状嵌合部のいずれか一方には、前記凹状嵌合部と前記凸状嵌合部とを嵌合させた状態において前記凸状嵌合部と前記凹状嵌合部の内壁との間に配置され、前記凸状嵌合部の表面及び前記凹状嵌合部の内壁の表面より大きな摩擦抵抗を有する介在部材が設けられており、前記凹状嵌合部と前記凸状嵌合部とを嵌合させた状態において、前記浴室用機能部材の荷重が掛かると、前記凸状嵌合部と前記凹状嵌合部の内壁とが前記介在部材を介して当接し前記介在部材が前記凸状嵌合部及び前記凹状嵌合部の内壁に当接することによって、前記浴室用機能部材に外力が加わった際にも前記浴室用機能部材が前記エプロン部材に対して前記エプロン部材の長手方向への移動を阻害されるように保持され、前記浴室用機能部材の荷重を取り除くと、前記凸状嵌合部又は前記凹状嵌合部の内壁と前記介在部材との当接状態が解除されることによって、前記浴室用機能部材が前記エプロン部材に対して前記エプロン部材の長手方向への移動を阻害された状態が解除されることを特徴とする浴室設備である。
この浴室設備によれば、凹状嵌合部と凸状嵌合部とを嵌合させた状態において、浴室用機能部材の荷重が掛かると、凸状嵌合部と凹状嵌合部の内壁とが介在部材を介して当接し介在部材が凸状嵌合部及び凹状嵌合部の内壁に当接するため、例えば凸状嵌合部及び凹状嵌合部が水で濡れていた場合においても、浴室用機能部材に外力が加わることで浴室用機能部材がエプロン部材に対してエプロン部材の長手方向に移動してしまうことを介在部材の当接による摩擦力によって抑制でき、浴室用機能部材をエプロン部材に対してエプロン部材の長手方向に移動しづらくなるように保持することができる。よって、浴室用機能部材をより安定して使用することができる。
また、浴室用機能部材の荷重を取り除くだけで、凸状嵌合部又は凹状嵌合部の内壁と介在部材との当接状態を解除されることができ、浴室用機能部材のエプロン部材に対してエプロン部材の長手方向への移動を阻害された状態を解除できるため、例えば浴室用機能部材を持ち上げるだけで、浴室用機能部材をエプロン部材の長手方向に容易に移動可能とさせることができ、使用者はさらに使い勝手の良い浴室設備を使用することができる。
本発明の態様によれば、親子での入浴時において、親が子供の洗体行為を行う際にも、浴室用機能部材の使い勝手が良い浴室設備が提供される。
本発明の一実施形態に係る浴室内部を示す模式的斜視図である。 図1における親と子の入浴時の使い勝手を浴室上方から見た模式的平面図である。 図2におけるエプロン部材と浴室用機能部材の嵌合を示す模式的断面図である。 図3における浴室用機能部材に荷重が掛かった場合の嵌合を示す模式的断面図である。 図3における浴槽出入り時の使い勝手を浴室上方から見た模式的平面図である。 本発明の他の実施形態に係る浴槽出入り時の使い勝手を浴室上方から見た模式的平面図である。 本発明の一実施形態に係る入浴後の浴室内部を示す模式的斜視図である。 本発明の他の実施形態に係る浴槽出入り時の使い勝手を浴室上方から見た模式的平面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1に示すように、浴室1は、カウンター2と、水栓装置3と、浴槽5と、防水パン6と、洗い場7と、を備えている。水栓装置3は、例えば金属製の水栓本体(図示せず)を、例えば樹脂製のカバー(図示せず)で覆うことによって形成されている。浴槽5は、例えば繊維強化プラスチック(FRP)で成形されており、浴室1に設置された内槽5Aと、内槽5Aから外方略水平に延出するフランジ5Bと、フランジ5Bから連続して垂下したリム5Cとを有する浴槽本体5Dと、リム5Cの下方に着脱自在に設置され浴槽本体5Dの洗い場7側前面を掩蔽するエプロン部材8と、を有している。カウンター2は、例えばFRPで成形されている。防水パン6及び洗い場7は、例えば熱可塑性樹脂によって成形されている。洗い場7の表面は、例えば排水性向上及び滑り止めのための凹凸が形成されている。防水パン6は洗い場7に隣接して設けられており、この防水パン6には浴槽5が設置されている。15は浴室1における洗い場7の前方の壁面であって、洗い場7の浴槽と反対側もしくは浴室1の壁面15の反対側に浴室1の出入り口がある。
浴室1の壁面15には水栓装置3が設置されたカウンター2が設置されている。水栓装置3には、可とう性のホースを通じて、例えば熱可塑性樹脂によって成形されたシャワーヘッド4Aが接続されている。シャワーヘッド4Aは壁面15に設置された、例えば熱可塑性樹脂によって成形された壁側シャワーヘッド保持部材4Bに固定することができる。
エプロン部材8には、浴室用機能部材9である、例えば熱可塑性樹脂によって成形されたカウンター部材9A、もしくは、シャワーヘッド保持部材9Bが取り付けられている。
カウンター部材9Aは、洗体用洗剤16を載せることができる面積を有している。このカウンター部材9Aがエプロン部材8に取り付けられている状態において、カウンター部材9Aの上面は、略水平である。このことより、カウンター部材9Aに戴置される洗体用洗剤16が倒れることを抑制できる。シャワーヘッド保持部材9Bにはシャワーヘッド4Aを固定することができる。なお、このシャワーヘッド4Aは、例えば湯水の出し止めを行なうことのできる機構を有しているものであっても良い。
図2に示すように、洗い場7での洗体において、水栓装置3を操作しやすくするため、水栓装置3を正面に見て風呂いす(図示せず)に座ることが多い。しかしながら、親子での入浴において、親10が子供11の洗体行為を行なう際に、親10は子供11を正面に見ながら洗体行為を行なう必要があり、その際には、親10と水栓装置3との間に子供11を配置させることとなる。この時、カウンター部材9A及びシャワーヘッド保持部材9Bをエプロン部材8に取り付けることで親10の側面に設けることができるため、カウンター部材9Aに載っている洗体用洗剤16もしくはシャワーヘッド保持部材9Bに固定されているシャワーヘッド4Aを、姿勢を変えずに容易に使用できる。
図3に示すように、エプロン部材8は、凹状嵌合部12が設けられており、カウンター部材9Aにはエプロン部材8の凹状嵌合部12に嵌合可能な凸状嵌合部13が設けられており、凹状嵌合部12と凸状嵌合部13はそれぞれ着脱自在に接続されている。また、凹状嵌合部12はエプロン部材8の長手方向において連続して形成されたレール形状であり、カウンター部材9Aは長手方向のどの位置でも固定が可能である。また、カウンター部材9Aの凸状嵌合部13の上部には、エプロン部材8の凹状嵌合部12の内壁との間に、弾性変形可能な弾性部材(介在部材)14が設けられている。弾性部材14は、例えばエラストマーで成形されている。弾性部材14は、凸状嵌合部13の表面及び凹状嵌合部14の内壁の表面より大きな摩擦抵抗を有する。なお、図3は、カウンター部材9Aをエプロン部材8に取り付ける際の図であって、カウンター部材9Aの荷重が掛かっておらず、弾性部材14は、凹状嵌合部12と当接していない。
図4に示すように、凹状嵌合部12と凸状嵌合部13とを嵌合させた状態において、カウンター部材9Aの荷重が掛かると、凸状嵌合部13の上部と凹状嵌合部12の内壁とが弾性部材14を介して当接し、弾性部材14が凸状嵌合部13及び凹状嵌合部12の内壁に密着することによって、浴室用機能部材9であるカウンター部材9Aのエプロン部材8に対する固定状態が保持される。また、この状態において、カウンター部材9Aの上方に洗体用洗剤16などの重量物を戴置させることで、弾性部材14がより凹状嵌合部12の内壁に圧着され、より安定してカウンター部材9Aをエプロン部材8に固定することができる。
また、このように、カウンター部材9Aの荷重が掛かった際に、凸状嵌合部13の上部と凹状嵌合部12の内壁とが弾性部材14を介して当接することによって、弾性部材14が凸状嵌合部13の上部と凹状嵌合部12の内壁とに密着し、凸状嵌合部13及び凹状嵌合部12が水で濡れていた場合においても、カウンター部材9Aのエプロン部材8に対する固定状態を安定して保つことができる。
カウンター部材9Aがエプロン部材8に固定されている状態から、カウンター部材9Aの荷重を取り除き、カウンター部材9Aの先端側を持ち上げることで、カウンター部材9Aのエプロン部材8に対する固定状態が解除される。このように固定状態を解除させた状態で、エプロン部材8の凹状嵌合部12とカウンター部材9Aの凸状嵌合部13との嵌合を解除させることで、カウンター部材9Aをエプロン部材8から取り外すことができる。
また、このように、カウンター部材9Aの荷重を取り除くだけで、カウンター部材9Aのエプロン部材8に対する固定状態を解除できるため、浴槽5に入浴中の使用者でも、容易にカウンター部材9Aをエプロン部材8から着脱できる。
さらに、カウンター部材9Aがエプロン部材8に固定されている状態から、カウンター部材9Aの荷重を取り除く、即ち例えばカウンター部材9Aの先端側を持ち上げることで、凹状嵌合部12の内壁と弾性部材14との当接状態を解除することによって、凹状嵌合部12の内壁に対する弾性部材14の当接状態を解除でき、その状態において、使用者は、カウンター部材9Aの凸状嵌合部13を、レール形状である凹状嵌合部12の内部において長手方向に対して容易に摺動させることができる。このときの図は、図3である。
図3及び4では、カウンター部材9Aにエプロン部材8の凹状嵌合部12と嵌合可能な凸状嵌合部13、及び、弾性変形可能な弾性部材14が設けられたものについて説明したが、シャワーヘッド保持部材9Bや、後述するフック9Cについても、カウンター部材9Aと同様に、凸状嵌合部13、及び、弾性部材14が設けられるものである。
図5に示すように、カウンター部材9A及びシャワーヘッド保持部材9Bはエプロン部材8の幅方向における中央より水栓装置3が設置された壁面15に近い部分に固定できる。よってカウンター部材9A及びシャワーヘッド保持部材9Bをエプロン部材8に固定させた際にも、入浴者は、エプロン部材8の幅方向における中央より水栓装置3が設置された壁面15に遠い部分を跨ぐことで、容易に浴槽5へ入ることができる。
図6に示すように、水栓装置3が設置されたカウンター2は浴槽5との間に空間が設けられており、カウンター部材9Aは前記空間に移動させることで、浴槽5の長手方向の短い浴室空間においてもスペースを有効に使用できる。
図7に示すように、洗い場床7には浴槽5側長辺に排水口18が設けられている。エプロン部材8の凹状嵌合部12には、洗面器17が掛けられる形状をもつフック9Cが取付けられており、入浴後、フック9Cへ洗面器17を掛けておくことで、洗い場7やカウンター2との設置がなくなり、水や汚れ残りをなくすことができる。したがって、浴室1内で使用する洗面器17を、入浴後浴室の洗い場7もしくはカウンター2に置くことでその設置面には水や汚れが残ることを抑制できるため、設置面の衛生状態の悪化を防ぎ、且つ、該設置面の掃除の手間も低減できる。
また、洗面器17が掛けられたフック9Cは、排水口18の鉛直上に位置させることができるため、洗面器17に付着した水が排水口18へ直接流れるため、洗い場7やカウンター2への残水がなく、掃除も容易となる。
なお、風呂いす(図示せず)においても、上述したような洗面器17を洗い場7やカウンター2に直接設置する上での問題点と同様の課題が存在するが、風呂いすを掛けられるフックをエプロン部材8に設けることで、フック9Cをエプロン部材8に設けた場合と同様の効果が得られる。
図8は、本発明の他の実施形態に係る浴槽出入り時の使い勝手を浴室上方から見た模式的平面図である。図8の浴室1においては、浴室用機能部材9であるカウンター部材9A及びシャワーヘッド保持部材9Bが、図示しない螺子によって、エプロン部材8の幅方向における中央より壁面15に近い位置に固定されている。このことより、浴室用機能部材9をエプロン部材8に固定させた際にも、入浴者は、エプロン部材8の幅方向における中央より壁面から遠い位置を跨ぐことで、容易に浴槽5内へ入ることができる。なお、この実施形態においては、カウンター部材9A及びシャワーヘッド保持部材9Bを螺子によってエプロン部材8に固定するものであったが、それに限らず、例えば接着剤などによって固定されるものであっても良い。
以上より、本発明の一実施形態によれば、浴室用機能部材9は、浴槽5のエプロン部材8に対して固定されている。このことより、親子での入浴時において親10とカウンター2との間に子供11を配置させた際にも、親10は、浴槽5の前面に設けられたエプロン部材8、即ち、カウンター2を正面にみた状態における左方向もしくは右方向にある浴槽5のエプロン部材8、に固定された浴室用機能部材9、言い換えると、カウンター部材9A又はシャワーヘッド保持部材9Bを利用して、子供11の洗体行為を容易に行うことができる。したがって、親子での入浴時において、親10が子供11の洗体行為を行う際にも、浴室用機能部材9の使い勝手が良い。
以上、本発明の一実施形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。
本発明の一実施形態において、浴室用機能部材9は、エプロン部材8と別体のものであったが、それに限らず、エプロン部材8と一体に形成されるものであっても良い。また、浴室用機能部材9とエプロン部材8とを、ネジやナットによって固定しても良い。さらに、浴室用機能部材9とエプロン部材8とを、接着剤などによって固定させても良い。
本発明の一実施形態において、壁面15に設置されたカウンター2における浴槽5と反対側の端部と、洗い場7に設置された壁面15に直行している壁面(図6でいう右側の壁面)と、の間に、カウンター部材9Aが設置可能な空間を設ける構成であっても良い。この際、カウンター部材9Aの凸状嵌合部14と嵌合可能な凹状嵌合部12を該壁面側に設けることで、カウンター部材9Aを該壁面側に取り付けることができ、浴槽5の長手方向の短い浴室1においてもスペースを有効に使用できる。
本発明の一実施形態において、浴室用機能部材9及びエプロン部材8は互いに嵌合固定されるものであったが、それに限らず、面ファスナーなどによって、着脱自在に固定されても良い。
本発明の一実施形態において、エプロン部材8に凹状嵌合部12を設けたが、エプロン部材8に凸状嵌合部13を設けてもよい。この際、浴室用機能部材9に凹状嵌合部12が設けられる。
本発明の一実施形態において、凸状嵌合部13に弾性部材14を設けたが、凹状嵌合部12に弾性部材14を設けてもよい。また、介在部は、弾性可能な弾性部材14としたが、それに限らず、浴室用機能部材9に外力が加わった際に、浴室用機能部材9がエプロン部材8に対してエプロン部材8の長手方向への移動を阻害するように摩擦力を発揮するものであれば良い。
本発明の一実施形態において、エプロン部材8の凹状嵌合部12はレール状に設けたが、部分的に凹状嵌合部12を複数設けてもよい。即ち、エプロン部材8に形成された凹状嵌合部12は、エプロン部材8の長手方向において部分的に連続して形成されていても良い。
前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、浴室1が備える各要素の形状、寸法、材質、配置などや、浴室1の設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
1 浴室
2 カウンター
3 水栓装置
4A シャワーヘッド
4B 壁側シャワーヘッド保持部材
5 浴槽
5A 内槽
5B フランジ
5C リム
5D 浴槽本体
6 防水パンの浴槽載置部
7 洗い場、7A 土手部
8 エプロン部材
9 浴室用機能部材
9A カウンター部材
9B シャワーヘッド保持部材
9C フック
10 親(入浴者)
11 子供(入浴者)
12 凹状嵌合部
13 凸状嵌合部
14 弾性部材(介在部材)
15 壁面
16 洗体用洗剤
17 洗面器
18 排水口

Claims (4)

  1. 洗い場が設けられた浴室において、前記洗い場の側方に設置された浴槽本体と、前記浴槽本体の洗い場側前面を掩蔽するエプロン部材と、を有する浴槽と、
    前記洗い場の前方の壁面又は前記洗い場の前方の壁面に設置されたカウンターに設置された水栓装置と、
    カウンター部材又はシャワーヘッド保持部材である浴室用機能部材と、を備え、
    前記浴室用機能部材は、前記浴槽に対して着脱自在に保持されており、
    前記エプロン部材及び前記浴室用機能部材のいずれか一方には凹状嵌合部が形成され、いずれか他方には凸状嵌合部が形成されており、
    前記凹状嵌合部と前記凸状嵌合部とを嵌合させることで、前記浴室用機能部材は前記エプロン部材に対して着脱自在に保持され、
    前記エプロン部材に形成された前記凹状嵌合部又は前記凸状嵌合部は、前記エプロン部材の長手方向において連続して形成されており、
    前記凹状嵌合部又は前記凸状嵌合部が形成された前記エプロン部材は、前記カウンターの前端よりも前記洗い場の後方に配置されており、
    前記浴室用機能部材は、前記カウンターの前端より前記洗い場の後方において、前後方向に移動可能となるように前記エプロン部材に取り付けられることを特徴とする浴室設備。
  2. 洗い場が設けられた浴室において、前記洗い場の側方に設置された浴槽本体と、前記浴槽本体の洗い場側前面を掩蔽するエプロン部材と、を有する浴槽と、
    前記洗い場の前方の壁面又は前記洗い場の前方の壁面に設置されたカウンターに設置された水栓装置と、
    カウンター部材又はシャワーヘッド保持部材である浴室用機能部材と、を備え、
    前記浴室用機能部材は、前記浴槽に対して着脱自在に保持されており、
    前記エプロン部材及び前記浴室用機能部材のいずれか一方には凹状嵌合部が形成され、いずれか他方には凸状嵌合部が形成されており、
    前記凹状嵌合部と前記凸状嵌合部とを嵌合させることで、前記浴室用機能部材は前記エプロン部材に対して着脱自在に保持され、
    前記エプロン部材に形成された前記凹状嵌合部又は前記凸状嵌合部は、前記エプロン部材の長手方向において連続して形成されており、

    前記浴室用機能部材が前記エプロン部材に取り付けられた状態において、前記浴槽本体のリムに面する前記浴室用機能部材の側面と前記浴槽本体のリムの側面との間には、空隙が形成されていることを特徴とする浴室設備。
  3. 前記エプロン部材は、前記浴槽本体と別体で形成されており、
    前記エプロン部材は、前記浴槽本体のリムの側面よりも、前記洗い場側へ突出していることを特徴とする請求項2に記載の浴室設備。
  4. 前記凸状嵌合部及び前記凹状嵌合部のいずれか一方には、前記凹状嵌合部と前記凸状嵌合部とを嵌合させた状態において前記凸状嵌合部と前記凹状嵌合部の内壁との間に配置され、前記凸状嵌合部の表面及び前記凹状嵌合部の内壁の表面より大きな摩擦抵抗を有する介在部材が設けられており、
    前記凹状嵌合部と前記凸状嵌合部とを嵌合させた状態において、前記浴室用機能部材の荷重が掛かると、前記凸状嵌合部と前記凹状嵌合部の内壁とが前記介在部材を介して当接し前記介在部材が前記凸状嵌合部及び前記凹状嵌合部の内壁に当接することによって、前記浴室用機能部材に外力が加わった際にも前記浴室用機能部材が前記エプロン部材に対して前記エプロン部材の長手方向への移動を阻害されるように保持され、
    前記浴室用機能部材の荷重を取り除くと、前記凸状嵌合部又は前記凹状嵌合部の内壁と前記介在部材との当接状態が解除されることによって、前記浴室用機能部材の前記エプロン部材に対して前記エプロン部材の長手方向への移動を阻害された状態が解除されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の浴室設備。
JP2015039106A 2015-02-27 2015-02-27 浴室設備 Active JP6656573B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015039106A JP6656573B2 (ja) 2015-02-27 2015-02-27 浴室設備

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015039106A JP6656573B2 (ja) 2015-02-27 2015-02-27 浴室設備

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016158797A JP2016158797A (ja) 2016-09-05
JP6656573B2 true JP6656573B2 (ja) 2020-03-04

Family

ID=56845809

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015039106A Active JP6656573B2 (ja) 2015-02-27 2015-02-27 浴室設備

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6656573B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7212838B2 (ja) * 2018-06-04 2023-01-26 Toto株式会社 浴室設備

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS504843U (ja) * 1973-05-14 1975-01-18
JP2000189340A (ja) * 1998-12-25 2000-07-11 Sekisui Chem Co Ltd 浴室装置
JP2008110078A (ja) * 2006-10-30 2008-05-15 Cleanup Corp 浴槽及び浴室
JP2011183119A (ja) * 2010-03-11 2011-09-22 Toto Ltd シャワー保持部材の取付構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016158797A (ja) 2016-09-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6656573B2 (ja) 浴室設備
JP6333142B2 (ja) 電気温水器の設置構造
JP6489506B2 (ja) 浴室
JP6493806B2 (ja) 浴室
JP2015192848A (ja) 浴室用カウンター
JP6676511B2 (ja) カウンターの取付構造
JP4882647B2 (ja) 浴槽へのエプロン取付け部における排水構造
JP2008029430A (ja) カウンター兼椅子部材を備えた浴室の構造
JP2016158821A (ja) 浴室用カウンタ
JP4705071B2 (ja) 乳児用沐浴具
JP2005087707A (ja) 手洗い機能付ハンドシャワーヘッド保持具
JP2016168262A (ja) シャワーヘッド装置
JP2013226235A (ja) 浴室構造
KR20180000384U (ko) 욕실 내 물튀김 방지대
JP6680658B2 (ja) カウンター
JP7212838B2 (ja) 浴室設備
JP2008138453A (ja) 棚付き水栓
JP4316621B2 (ja) カウンター
JP7186551B2 (ja) 浴室カウンター収納構造及び浴室ユニット
JP3871579B2 (ja) トイレットペーパーホルダー用防水カバー
JP7186550B2 (ja) 浴室カウンター及び浴室ユニット
JP4469323B2 (ja) 浴槽の取付構造
JP2007097748A (ja) 浴室カウンター
JP2012239533A (ja) 浴槽ユニット
JP2004060172A (ja) 排水ユニット

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180207

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181210

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190604

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190725

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200119

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6656573

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150