JP2017029415A - 浴室 - Google Patents

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Abstract

【課題】ホースが天板の後端に引っ掛かることを抑制することができる浴室を提供することを目的とする。【解決手段】壁に固定された支持材と、浴槽および壁から離間した状態で支持材により下面を支持され上面視において後端よりも後方の支持材の横方向の幅よりも広い横方向の幅を有する天板と、天板よりも上方に設けられた被ホース接続部と、一端が被ホース接続部に接続されたホースと、ホースの他端に接続されたシャワーヘッドと、シャワーヘッドが天板よりも前方で操作されているときに、ホースが天板を下回って後端に引っ掛かることを抑制するホース引っ掛かり抑制手段であって、ホースが天板の後方における天板と壁との間の隙間に入り込むことを抑制する障害物によって構成されたホース引っ掛かり抑制手段と、を備えたことを特徴とする浴室が提供される。【選択図】図1

Description

本発明の態様は、一般的に、カウンタが取り付けられた浴室に関する。
家庭の浴室において身体を洗う作業を楽にするために、浴室用カウンタが浴室の壁に取り付けられている。使用者は、浴室用カウンタを利用することにより洗面器を洗い場よりも上方に置くことができる。
ここで、トップ部材、ボディ部材、及びブラケットの3つの部材で構成されたカウンターがある(特許文献1)。特許文献1に記載されたカウンターでは、ブラケットは、壁面へ固定され、トップ部材を支持している。トップ部材は、トップ面よりも一段低く形成された溝形成部を後方側に有しており、溝形成部の上面が排水溝の底面となる(特許文献1、図5参照)。
しかし、特許文献1に記載されたカウンターでは、トップ部材と壁面とが成す角部において入隅が形成されてしまう。特許文献1のカウンターでは、排水溝の前後方向の幅が比較的狭いため、入隅を掃除することは困難であり、入隅にこびりついた水垢や石鹸カスを落とすことは容易ではない。したがって、入隅の掃除には手間がかかる。
これに対して、カウンタが浴槽および壁面から離れて設けられたカウンタ付き浴室がある(特許文献2)。特許文献2に記載されたカウンタ付き浴室では、支柱がカウンタを長手方向に貫通しカウンタを支持している。しかし、特許文献2に記載されたカウンタ付き浴室であっても、支柱がカウンタを貫通しているため、カウンタの側端面と支柱とが成す角部において入隅が形成される。そのため、入隅にこびりついた水垢や石鹸カスを落とすことは容易ではなく、入隅の掃除には手間がかかるという点においては、改善の余地がある。
これに対して、本発明者は、浴室の壁面および浴槽から離間して設けられた天板を有する浴室用カウンタを検討中である。検討中の天板は、浴室の壁面(天板後方の壁面)に取り付けられた支持材により支持されている。また、検討中の支持材は、上面視において天板後端よりも後方に存在する支持材の横方向の幅(左端から右端までの長さ)が天板の横方向の幅よりも狭い。上面視において天板後端よりも後方に存在する支持材の上面には天板から流れてくる排水がかかりやすいため、このように支持材の横方向の幅を狭くすることによって、支持材上面の横方向における清掃範囲を抑えることができ、支持材上面の掃除の手間を抑えることができる。
しかし、本発明者の得た知見によれば、検討中の浴室用カウンタを備えた浴室では、使用者が手に持ったシャワーヘッドを天板よりも前方で操作しているときに、シャワーヘッドに接続されたホースがシャワーヘッドの動きに応じて振り回され、天板よりも上方から下降するホースが天板の側方から天板と浴室の壁面との間の隙間に入り、ホースが天板を下回ることがある。すると、シャワーヘッドに接続されたホースが天板の後端に引っ掛かり、シャワーヘッドを所望の位置まで移動させられないなど、シャワーヘッドの使い勝手が非常に悪くなることがあるという新たな課題が生ずる。
特開2011−67340号公報 特開2013−179987号公報
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、ホースが天板の後端に引っ掛かることを抑制することができる浴室を提供することを目的とする。
第1の発明は、壁に固定された支持材と、浴槽および前記壁から離間した状態で前記支持材により下面を支持され上面視において後端よりも後方の前記支持材の横方向の幅よりも広い横方向の幅を有する天板と、前記天板よりも上方に設けられた被ホース接続部と、一端が前記被ホース接続部に接続されたホースと、前記ホースの他端に接続されたシャワーヘッドと、前記シャワーヘッドが前記天板よりも前方で操作されているときに、前記ホースが前記天板を下回って前記後端に引っ掛かることを抑制するホース引っ掛かり抑制手段であって、前記ホースが前記天板の後方における前記天板と前記壁との間の隙間に入り込むことを抑制する障害物によって構成されたホース引っ掛かり抑制手段と、を備えたことを特徴とする浴室である。
この浴室によれば、天板の全ての側端面が浴槽および壁面から水平方向に離間しているため、天板と浴槽との間および天板と壁面との間において入隅が形成されることを抑えることができる。
これにより、水が入隅に溜まることを抑え、水垢や石鹸カスなどによる汚れが入隅に発生することを抑えることができる。また、入隅が形成されることを抑えることができるため、例えばシリコーンなどのシール材を入隅に塗布する必要がなく、浴室の見栄えをより向上させることができる。
また、天板の全ての側端面が浴槽および壁面から水平方向に離間しているため、例えば清掃者は、汚れが付着した天板の側端面を端から端まで洗剤およびスポンジなどの清掃用具で簡単に擦り洗いすることができる。
また、天板後端よりも後方の支持材の幅が天板の幅よりも狭いため、天板よりも後方側における支持材の上面の横方向の清掃範囲を小さく抑えることができる。これにより、水が比較的かかりやすい支持材の上面の清掃の手間を軽減することができる。
さらに、ホースが天板の後方の隙間に入り込むことを抑制する障害物が設けられているため、ホースが天板の後端に引っ掛かることを抑制することができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記障害物は、上面視において、前記天板の側方の隙間もしくは前記天板の後方の隙間の内の左右端部の隙間を横切るように突出した突出部であることを特徴とする浴室である。
洗い場にいる使用者がシャワーヘッドを操作するときに、被ホース接続部から下降しているホースが天板の後方の隙間に入り込む場合には、ホースが天板の側方の隙間を経て天板の後方の隙間に入り込む。第2の発明の浴室によれば、上面視において突出部が隙間を横切るように突出しているため、ホースは、天板の後方の隙間に入り込む前に突出部に当たる。これにより、ホースが天板の後方の隙間へ移動することが妨害されるため、ホースが天板の後端に引っ掛かることを抑制することができる。
第3の発明は、第2の発明において、前記突出部は、前記天板の側方の隙間もしくは前記左右端部の隙間の一部の幅がホースの径よりも小さくなるよう突出していることを特徴する浴室である。
この浴室によれば、天板の側方の隙間、もしくは天板の後方の隙間の内の左右端部の隙間の一部の幅がホースの径よりも小さくなるため、確実にホースの移動を阻止でき、確実にホースが天板の後端に引っ掛かることを抑制することができる。
第4の発明は、第3の発明において、前記突出部は、前記浴槽もしくは前記壁に取り付けられた幅狭化部材であることを特徴とする浴室である。
この浴室によれば、突出部は、浴槽もしくは浴室の壁に取り付けられ、天板には取り付けられていない。そのため、天板の側方の隙間、もしくは天板の後方の隙間の内の左右端部の隙間を狭くした状態でも天板の側端面の清掃性を確保することができる。
第5の発明は、第2の発明において、前記突出部は、前記天板の後方の左右両端の側、かつ、前記天板の下方において、前後方向に延びるように突出していることを特徴とする浴室である。
この浴室によれば、突出部が、天板の後方の左右両端の側、かつ、天板の下方において、前後方向に延びるように突出しているため、使用者は、洗い場に立った状態では突出部を視認し難い。また、使用者は、天板の上に載置された物を取るときなどに、突出部と当たることはほとんどない。これにより、デザイン性および使い勝手の良さを確保することができる。
第6の発明は、第5の発明において、前記障害物は、前記天板の下面に固定された取付部を有し、前記取付部において前記天板の下面に固定された移動阻止具であることを特徴とする浴室である。
この浴室によれば、突出部が移動阻止具として水がかかりにくい天板の下面に固定されているため、障害物の取付部に汚れが付着しづらく、障害物の取付部の清掃の手間を軽減させることができる。
第7の発明は、第4または6の発明において、前記突出部は、着脱自在に取り付けられたことを特徴とする浴室である。
この浴室によれば、清掃時に突出部を取り外すことで、清掃性(清掃の行いやすさ)を向上させることができる。
第8の発明は、第1の発明において、前記障害物は、前記ホースの一端および前記ホースの他端の径よりも中央部の径が局部的に大きくなるよう前記中央部に取り付けられたホース径拡大部材であり、前記ホースに取り付けられた前記ホース径拡大部材の外径は、前記天板の側方の隙間の幅もしくは前記天板の後方の隙間の幅以上となるよう構成されたことを特徴とする浴室である。
上述したように、洗い場にいる使用者がシャワーヘッドを操作するときに、被ホース接続部から下降しているホースが天板の後方の隙間に入り込む場合には、ホースが天板の側方の隙間を経て天板の後方の隙間に入り込む。第8の発明の浴室によれば、ホースの中央部が天板の後方の隙間に入り込むことを抑制することができる。すなわち、U字状の垂れるホースのうちで天板の後方や側方の隙間に入り込む部分は、ホースの一端およびホース他端ではなく、ホースの中央部である。ホースの中央部の径が、障害物のホース径拡大部材により、天板の側方の隙間の幅もしくは天板の後方の隙間の幅以上となっているため、天板の後方の隙間に入り込むことを抑制することができる。
第9の発明は、壁に固定された支持材と、浴槽および前記壁から離間した状態で前記支持材により下面を支持される天板と、前記天板よりも上方に設けられた被ホース接続部と、一端が前記被ホース接続部に接続されたホースと、前記ホースの他端に接続されたシャワーヘッドと、を備え、前記支持材は、前記天板の下面を支持すると共に上面視において前記天板の後端よりも後方の横方向の幅が前記天板の横方向の幅よりも狭い第1の支持具と、前記天板の下面を支持すると共に上面視において前記天板の後端よりも後方の横方向の幅が前記天板の横方向の幅よりも狭い第2の支持具と、を有し、前記第1の支持具を前記天板の右端側に配置すると共に、前記第2の支持具を前記天板の左端側に配置することで、前記第1の支持具および第2の支持具が、前記シャワーヘッドが前記天板よりも前方で操作されているときに前記ホースが前記天板の後方における前記天板と前記壁との間の隙間に入り込むことを抑制する障害物となるよう構成されたことを特徴とする浴室である。
この浴室によれば、天板の全ての側端面が浴槽および壁面から水平方向に離間しているため、天板と浴槽との間および天板と壁面との間において入隅が形成されることを抑えることができる。
これにより、水が入隅に溜まることを抑え、水垢や石鹸カスなどによる汚れが入隅に発生することを抑えることができる。また、入隅が形成されることを抑えることができるため、例えばシリコーンなどのシール材を入隅に塗布する必要がなく、浴室の見栄えをより向上させることができる。
また、天板の全ての側端面が浴槽および壁面から水平方向に離間しているため、例えば清掃者は、汚れが付着した天板の側端面を端から端まで洗剤およびスポンジなどの清掃用具で簡単に擦り洗いすることができる。
また、天板後端よりも後方において横方向の幅が天板の横方向の幅よりも狭い支持具を左端側および右端側に配置して天板が支持されるため、支持材の上面の清掃面積を小さく抑えることができる。これにより、水が比較的かかりやすい支持材の上面の清掃の手間を軽減することができる。
また、天板の右端側および左端側に配置された支持具によって、天板後方の隙間に入り込もうとするホースを妨害できるため、支持材によって天板を支持しつつ、ホースが天板後方の隙間に入り込むことを抑制できる。よって、別途専用の部材を設けることなく、ホースが天板後方の隙間に入り込むことを抑制できる。
第10の発明は、第1〜9のいずれか1つの発明において、前記被ホース接続部は、前記天板の上方に設けられた水栓に設けられたことを特徴とする浴室である。
この浴室によれば、前述した新たな課題が発生しやすい状況であるにもかかわらず、ホースが天板の後端に引っ掛かることを抑制することができる。すなわち、洗面器が置かれるカウンタにおいては、通常、天板の左右の幅の上方に水栓が設けられる。このような水栓に直接的にホースを接続できるとコストメリットが比較的大きい。しかし、このような水栓では、設計の制約上、被ホース接続部が正面視で天板の左右端よりも内方に配置されることがあり、このように配置される場合、天板の左右端よりも内方からホースが下降するため、ホースが非常に引っ掛かりやすくなる。
これに対して、本発明の浴室では、そのような水栓に直接的にホースを接続しつつも、前述した新たな課題が発生しやすい状況であるにもかかわらず、ホースが天板の後端に引っ掛かることを抑制することができる。
本発明の態様によれば、ホースが天板の後端に引っ掛かることを抑制することができる浴室が提供される。
本発明の実施の形態にかかる浴室を表す模式的斜視図である。 本実施形態にかかる浴室を表す模式的平面図である。 本実施形態の被ホース接続部およびホースを表す模式的斜視図である。 本実施形態にかかる浴室を表す模式的平面図である。 本実施形態にかかる浴室を表す模式的平面図である。 本発明の他の実施形態にかかる浴室を表す模式的斜視図である。 本実施形態にかかる浴室を表す模式的平面図である。 本実施形態にかかる浴室を表す模式的平面図である。 本実施形態にかかる浴室を表す模式的平面図である。 図9に表した領域A21を拡大して表した模式的拡大図である。 本実施形態の障害物が天板に取り付けられた状態を表す模式的拡大図である。 本発明の他の実施形態にかかる浴室を表す模式的平面図である。 本発明のさらに他の実施の形態にかかる浴室を表す模式的平面図である。 本発明のさらに他の実施の形態にかかる浴室を表す模式的平面図である。 本実施形態の障害物の具体例を表す模式的断面図である。 本発明のさらに他の実施の形態にかかる浴室を表す模式的平面図である。 本発明のさらに他の実施の形態にかかる浴室を表す模式的平面図である。 本発明のさらに他の実施の形態にかかる浴室を表す模式的平面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、本発明の実施の形態にかかる浴室を表す模式的斜視図である。
図2は、本実施形態にかかる浴室を表す模式的平面図である。
図3は、本実施形態の被ホース接続部およびホースを表す模式的斜視図である。
図4および図5は、本実施形態にかかる浴室を表す模式的平面図である。
図2は、本実施形態にかかる浴室を上方から眺めた(上面視)ときの模式的平面図である。図4は、本実施形態にかかる浴室を前方から眺めた(正面視)ときの模式的平面図である。図5は、本実施形態にかかる浴室を側方から眺めたときの模式的平面図である。
本実施形態にかかる浴室10は、浴槽200と、カウンタ300と、水栓400と、ホース引っ掛かり抑制手段500と、を備える。浴室10は、鏡801を備えていてもよい。
カウンタ300および水栓400は、浴室10の洗い場100の第1の壁面110に取り付けられている。第1の壁面110は、浴槽200と、浴槽200と対向する第2の壁面120と、の間に設けられ、浴槽200および第2の壁面120と接続されている。
カウンタ300は、天板310と、支持材320と、を有する。
図2に表したように、天板310は、第1の側端面311と、第2の側端面312と、第3の側端面313と、第4の側端面314と、上面316と、下面317(図4参照)と、を有し、支持材320により支持されている。図1および図2に表したように、天板310は、浴槽200、第1の壁面110および第2の壁面120から離間している。
より具体的に説明すると、第1の側端面311は、第1の壁面110と対向し、第1の壁面110から水平方向に離間している。第2の側端面312は、浴槽200の側面210と対向し、浴槽200から水平方向に離間している。第3の側端面313は、第2の壁面120と対向し、第2の壁面120から水平方向に離間している。第4の側端面314は、洗い場100と面し、浴槽200、第1の壁面110、および第2の壁面120から水平方向に離間している。つまり、天板310の全ての側端面(第1の側端面311、第2の側端面312、第3の側端面313、および第4の側端面314)は、浴槽200、第1の壁面110、および第2の壁面120から水平方向に離間している。
第1の側端面311と第1の壁面110との間には、隙間S1が存在する。第1の側端面311と、第1の壁面110と、の間の距離D1は、例えば約50ミリメートル(mm)程度である。第2の側端面312と浴槽200の側面210との間には、隙間S2が存在する。第2の側端面312と、浴槽200の側面210と、の間の距離D2は、例えば約70mm程度である。第3の側端面313と第2の壁面120との間には、隙間S3が存在する。第3の側端面313と、第2の壁面120と、の間の距離D3は、例えば約70mm程度である。
第1の側端面311、第2の側端面312、および第3の側端面313の拭き掃除をするために、距離D1、距離D2、および距離D3は、より適切な距離に適宜設定されている。具体的には、距離D1、距離D2、および距離D3のそれぞれは、スポンジ等の清掃用具を挿入しやすくするため、例えば約30mm以上であることがより好ましい。また、手の甲が拭き掃除の際に第1の壁面110、第2の壁面120、および浴槽200に当たらないようにするためには、距離D1、距離D2、および距離D3のそれぞれは、例えば約50mm以上であることがより好ましい。天板310が洗い場100に比較的大きく張り出すことを抑えるため、距離D1は、30mm以上、50mm以下であることがより好ましい。なお、第1の側端面311、第2の側端面312、第3の側端面313、および第4の側端面314は、平面ではなく曲面を有していてもよい。例えば、側端面311〜314は、外方に向かって凸状に湾曲した形状でも良い。これによれば、例えば清掃者は、拭き掃除をより一層手軽に行うことができる。
支持材320は、第1の壁面110に取り付けられている。より具体的には、支持材320の一端は、例えばボルトなどの締結具により第1の壁面110に固定されている。支持材320の他端は、例えばネジなどの締結具により天板310の下面317に固定され、天板310の下面317を支持している。なお、支持材320は、天板310の下面317を直接的に支持しているのではなく、天板310の撓みを抑える補強材(図示せず)を介して天板310の下面317を支持していてもよい。また、支持材320は、天板310を支持する支持材本体と、支持材本体を覆うカバーから構成されていても良い。
天板310よりも後方側において、支持材320の幅は、天板310の幅よりも狭い。つまり、図2に表したように、支持材320の横方向の長さ(横方向の幅)D5は、天板310の横方向の長さ(横方向の幅)D4よりも短い。言い換えれば、天板310の幅は、天板310の後端よりも後方の支持材320の幅よりも広い。なお、天板310の後端よりも前方側において、支持材320の横方向の長さは、天板310の横方向の長さより短くても良いし、天板310の横方向の長さより長くても構わない。また、天板310の横方向の長さと同一でも構わない。
本願明細書において「横方向」とは、水平方向であって第1の壁面110に平行な方向をいう。
天板310の第2の側端面312と、支持材320の左端と、の間の横方向の距離D9は、例えば約195mm以上、450mm以下程度である。天板310の第3の側端面313と、支持材320の右端と、の間の距離D10は、例えば約195mm以上、450mm以下程度である。これによれば、天板310の上面316に複数の物を置くことができるようにしつつも、天板310も安定して支持することができる。
天板310の上面316は、略平坦である。例えば、使用者は、洗面器やシャンプーのボトル等を天板310の上面316に載せることができる。天板310の上面316には、排水のための傾斜が設けられていてもよい。この場合、経年によって傾斜方向が変わらないよう、天板310の上面316を前方側に下降傾斜させておくことが好ましい。天板310の上面316の傾斜角度は、水が天板310の上面316に著しく残らない程度の排水勾配の角度、かつ、天板310の上面316に置かれた物が滑り落ちない程度の傾斜角度であることがより好ましい。天板310の上面316の傾斜角度は、例えば約1.15度以上、1.91度以下程度である。
本願明細書において、「前方」とは、カウンタ300および水栓400が第1の壁面110に取り付けられた状態において、第1の壁面110に垂直な方向であって第1の壁面110からみてカウンタ300および水栓400の側の方向をいう。本願明細書において、「後方」とは、「前方」とは反対の方向をいう。本願明細書において、「下方」とは、カウンタ300および水栓400が第1の壁面110に取り付けられた状態において、鉛直方向であって水栓400からみてカウンタ300の側の方向をいう。本願明細書において、「上方」とは、「下方」とは反対の方向をいう。
水栓400は、カウンタ300よりも上方に設けられ、第1の壁面110に取り付けられている。水栓400は、被ホース接続部411と、吐水部413と、を有する。被ホース接続部411は、天板310よりも上方に設けられている。
また、水栓400には、シャワーヘッド430と、ホース440と、が設けられている。ホース440の一端は、被ホース接続部411に接続されている。ホース440の他端は、シャワーヘッド430に接続されている。
より具体的に説明すると、図3に表したように、被ホース接続部411の先端部には、雄ねじ411aが形成されている。一方で、ホース440の先端部には、接続金具448が設けられている。接続金具448の内側には、雌ねじ448aが形成されている。接続金具448の雌ねじ448aを被ホース接続部411の雄ねじ411aに締め付けることにより、ホース440の一端は、被ホース接続部411に接続される。接続金具448の軸方向は、接続金具448から延びるホース440の軸方向と同一である。また、被ホース接続部411に接続されたホース440は、被ホース接続部411の軸方向に延びている。被ホース接続部411は可動式(被ホース接続部411の軸方向がホース440の動きに応じて変化する)でも固定式(被ホース接続部411の軸方向がホース440の動きに応じて変化しない)でも構わない。
ホース440は、可撓性および弾性を有する。また、ホース440の径は、例えば12ミリメートル(mm)以上、20mm以下程度である。但し、ホース440の径は、一例であり、これだけには限定されない。ホース440の材料としては、例えばゴムや金属などが挙げられる。
水栓400は、供給された水を吐水部413から天板310へ向かって吐出する。例えば、水栓400は、天板310の上に載置された洗面器に吐水部413から水を供給する。あるいは、水栓400は、供給された水を被ホース接続部411からホース440へ導く。ホース440へ導かれた水は、シャワーヘッド430から吐出される。水栓400は、温度調整ユニット(図示せず)と、流量調整ユニット(図示せず)と、を有する。本願明細書において、「水」には、冷水のみならず、加温されたお湯が含まれる。
ホース引っ掛かり抑制手段500は、障害物550によって構成されている。障害物550は、第1の壁面110に取り付けられ、ホース440が天板310の後方の隙間S1に側方から入り込むことを抑制する。
より具体的に説明すると、図4および図5に表したように、障害物550は、上面視において、天板310の側方の隙間、もしくは天板310の後方の隙間S1の内の左右端部の隙間を横切るように突出した突出部551である。突出部551は、天板310の側方の隙間、もしくは天板310の後方の隙間S1の内の左右端部の隙間の一部の幅がホース440の径よりも小さくなるよう突出している。突出部551は、第1の壁面110に取り付けられた幅狭化部材である。
ここで、本願明細書において「天板310の側方の隙間」という範囲は、第2の側端面312と浴槽200の側面210との間の隙間S2および第3の側端面313と第2の壁面120との間の隙間S3だけではなく、第1の壁面110と浴槽200の側面210との間のコーナ部に形成される隙間S4および第1の壁面110と第2の壁面120との間のコーナ部に形成される隙間S5が含まれるものとする。そのため、図2に表した二点鎖線の障害物550のように、障害物550は、上面視において、第1の壁面110と浴槽200の側面210との間のコーナ部に形成される隙間S4あるいは第1の壁面110と第2の壁面120との間のコーナ部に形成される隙間S5を横切るように突出して設けられていてもよい。これは、図6〜図11に関して後述する障害物530および図12に関して後述する障害物319においても同様である。
突出部551は、第1の壁面110に固定されていてもよいし、着脱自在に設けられていてもよい。突出部551を着脱自在に設ける手段としては、例えば、磁石による手段や、吸着による手段などが挙げられる。また、突出部551は、第1の壁面110に取り付けられることには限定されず、浴槽200に取り付けられていてもよい。
本実施形態によれば、天板310の全ての側端面が浴槽200、第1の壁面110、および第2の壁面120から水平方向に離間しているため、天板310と浴槽200との間、天板310と第1の壁面110との間、および天板310と第2の壁面120との間において入隅が形成されることを抑えることができる。
本願明細書において「入隅」とは、複数の面が互いに接続された箇所の内側の部分をいうものとする。あるいは、本願明細書において「入隅」とは、複数の面が互いに接続された箇所の凹んだ部分をいうものとする。
これにより、水が入隅に溜まることを抑え、水垢や石鹸カスなどによる汚れが入隅に発生することを抑えることができる。また、入隅が形成されることを抑えることができるため、例えばシリコーンなどのシール材を入隅に塗布する必要がなく、浴室10の見栄えをより向上させることができる。
また、天板310の全ての側端面が浴槽200、第1の壁面110、および第2の壁面120から水平方向に離間しているため、例えば清掃者は、汚れが付着した天板310の側端面を端から端まで洗剤およびスポンジなどの清掃用具で簡単に擦り洗いすることができる。
また、支持材320の幅が天板310の幅よりも狭いため、天板310よりも後方側における支持材320の上面の横方向の清掃範囲をより小さく抑えることができる。さらに、天板310よりも後方側における支持材320の上面の面積をより狭い面積に抑えることができる。これにより、水が比較的かかりやすい、天板310よりも後方側の支持材320の上面の清掃の手間を軽減することができる。
ここで、天板310よりも後方側において、支持材320の幅が天板310の幅よりも狭く、天板310の全ての側端面が浴槽200、第1の壁面110、および第2の壁面120から水平方向に離間しているため、使用者が手に持ったシャワーヘッドを天板よりも前方で操作しているときに、シャワーヘッドに接続されたU字状に垂れるホースがシャワーヘッドの動きに応じて振り回され、天板よりも上方から下降するホースが、天板の側方から天板と第1の壁面との間の隙間(図2の例では、隙間S1)に入ってしまい、天板よりも上方から下降するホースが天板後方の隙間を通り、かつ、シャワーヘッドに向かって上昇するホースが天板前方の空間を通る形態で、U字状に垂れるホースの下部が天板を下回ることがある。すると、天板よりも上方から下降するホースが天板の後端に引っ掛かり、シャワーヘッドを所望の位置まで移動させられないなど、シャワーヘッドの使い勝手が非常に悪くなることがあるという新たな課題が生ずる。
これに対して、本実施形態にかかる浴室10は、ホース引っ掛かり抑制手段500を備える。ホース引っ掛かり抑制手段500は、障害物550によって構成され、使用者がシャワーヘッド430を天板310よりも前方で操作しているときに、シャワーヘッド430に接続されたホース440が天板310を下回って天板310の後端に引っ掛かることを抑制する。また、障害物550は、被ホース接続部411から天板310よりも下方まで下降するホース440が天板310の後方の隙間S1に側方から入り込むことを抑制する。
これによれば、被ホース接続部411から天板310よりも下方まで下降するホース440が天板310の後方の隙間S1に側方から入り込むことを抑制する障害物550が設けられているため、ホース440が天板310の後端に引っ掛かることを抑制することができる。これにより、シャワーヘッド430の使い勝手が悪くなることを抑制することができる。
また、洗い場100にいる使用者811がシャワーヘッド430を操作するときに、ホース440が振り回され、被ホース接続部411から天板310よりも下方まで下降しているホース440が天板310の後方の隙間S1に側方から入り込む場合には、ホース440が天板310の側方の隙間を経て天板310の後方の隙間S1に入り込む。本実施形態では、突出部551が隙間S1の内の左右端部の隙間を横切るように突出しているため、ホース440は、天板310の後方の隙間S1に側方から入り込む前に突出部551に当たる。これにより、ホース440が天板310の後方の隙間S1へ移動することが妨害されるため、ホース440が天板310の後端に引っ掛かることを抑制することができる。
また、天板310の側方の隙間、もしくは天板310の後方の隙間S1の内の左右端部の隙間の一部の幅がホース440の径よりも小さくなるため、確実にホース440の移動を阻止でき、確実にホース440が天板310の後端に引っ掛かることを抑制することができる。
また、本実施形態の突出部551は、第1の壁面110に取り付けられ、天板310には取り付けられていない。そのため、天板310の側方の隙間、もしくは天板310の後方の隙間S1の内の左右端部の隙間を狭くした状態でも天板310の側端面の清掃性を確保することができる。突出部551が着脱自在に設けられている場合には、清掃時に突出部551を取り外すことで、清掃性(清掃の行いやすさ)を向上させることができる。
さらに、被ホース接続部411は、天板310の上方に設けられた水栓400に設けられている。
洗面器が置かれるカウンタ300においては、通常、天板310の左右の幅の上方に水栓400が設けられる。このような水栓400に直接的にホース440を接続できるとコストメリットが比較的大きい。しかし、このような水栓では、設計の制約上、被ホース接続部が正面視で天板の左右端よりも内方に配置されることがあり、このように配置される場合、天板の左右端よりも内方からホースが下降するため、ホースが非常に引っ掛かりやすくなる。
これに対して、本実施形態では、そのような水栓400に直接的にホース440を接続しつつも、前述した新たな課題が発生しやすい状況であるにもかかわらず、ホース440が天板310の後端に引っ掛かることを抑制することができる。
次に、本発明の他の実施の形態について説明する。
図6は、本発明の他の実施形態にかかる浴室を表す模式的斜視図である。
図7〜図9は、本実施形態にかかる浴室を表す模式的平面図である。
図10は、図9に表した領域A21を拡大して表した模式的拡大図である。
図11は、本実施形態の障害物が天板に取り付けられた状態を表す模式的拡大図である。
図7は、本実施形態にかかる浴室を上方から眺めたときの模式的平面図である。図8は、本実施形態にかかる浴室を前方から眺めたときの模式的平面図である。図9は、本実施形態にかかる浴室を側方から眺めた(側面視)ときの模式的平面図である。
図1〜図5に関して前述した新たな課題に対して、本実施形態にかかる浴室10では、図1〜図5に関して前述した浴室10と同様に、ホース引っ掛かり抑制手段500は、障害物530によって構成されている。障害物530は、被ホース接続部411から天板310よりも下方まで下降するホース440が天板310の後方の隙間S1に側方から入り込むことを抑制する。
より具体的に説明すると、図9および図10に表したように、障害物530は、天板310の後方における下面317に設けられている。図11に表したように、障害物530は、例えばねじなどの締結部材538により天板310の後方における下面317に固定されている。なお、本願明細書において障害物530が「下面317に固定され」た状態とは、天板310にカバーが設けられた場合には、障害物530がカバーの下面に固定された状態を含むものとする。
図10および図11に表したように、障害物530は、突出部531と、取付部533と、を有する。障害物530は、取付部533において、天板310の下面317に固定されている。突出部531は、天板310の後方の隙間の内、左右端部の隙間を横切るように突出している。また、突出部531は、天板310の後方の左右両端の側、かつ、天板310の下方において、前後方向に延びるように突出している。障害物530は、取付部533において天板310の下面317に固定された移動阻止具として機能する。その他の各部材の構造や配置は、図1〜図5に関して前述した通りである。
なお、本実施形態では、突出部531が天板310の下面317に固定された場合を例に挙げて説明した。但し、突出部531の設置形態は、これだけには限定されない。例えば、突出部531は、天板310の下面317に着脱自在に設けられていてもよい。突出部531を着脱自在に設ける手段としては、例えば、磁石による手段や、吸着による手段などが挙げられる。
これによれば、ホース引っ掛かり抑制手段500が障害物530によって構成され、被ホース接続部411から天板310よりも下方まで下降するホース440が天板310の後方の隙間S1に側方から入り込むことを障害物530が抑制する。そのため、ホース440が天板310の後端に引っ掛かることを抑制することができる。
また、突出部531が、天板310の後方の左右両端の側、かつ、天板310の下方において、前後方向に延びるように突出しているため、使用者811は、洗い場100に立った状態では突出部531を視認し難い。また、使用者811は、天板310の上に載置された物を取るときなどに、突出部531と当たることはほとんどない。これにより、デザイン性および使い勝手の良さを確保することができる。なお、突出部531は、天板310の側方の隙間S2、S3を横切るように突出させても、側方の隙間S2、S3を経て天板310の後方に回り込もうとするホース440の移動を妨害できるため、ホース440が天板310の後端に引っ掛かることを抑制することができる。
また、障害物530が移動阻止具として天板310の下面317に固定されているため、取付部533に汚れが付着しづらく、取付部533の清掃の手間を軽減させることができる。
さらに、図1〜図5に関して前述した効果と同様の効果が得られる。
次に、本発明のさらに他の実施の形態について説明する。
図12は、本発明の他の実施形態にかかる浴室を表す模式的平面図である。
図12は、本実施形態にかかる浴室を上方から眺めたときの模式的平面図である。
図1〜図5に関して前述した新たな課題に対して、本実施形態にかかる浴室10では、ホース引っ掛かり抑制手段500は、障害物319によって構成されている。障害物319は、天板310の第1の側端面311に一体的に設けられている。つまり、本実施形態の障害物319は、天板310の一部である。障害物319は、被ホース接続部411から天板310よりも下方まで下降するホース440が天板310の後方の隙間S1に側方から入り込むことを抑制する。
障害物319は、突出部319aを有する。突出部319aは、天板310の後方の隙間S1の内、左右端部の隙間を横切るように突出している。また、突出部319aは、天板310の後方の左右両端の側において、前後方向に延びるように突出している。その他の各部材の構造や配置は、図1〜図5に関して前述した通りである。
これによれば、障害物319を天板310と一体的に設けることができるため、特別な部材を設けることなく、図6〜図11に関して前述した効果と同様の効果を得ることができる。また、図12に表したように、突出部319aと第1の壁面110との間には隙間が存在するため、突出部319aの側端面を清掃することができる。
次に、本発明のさらに他の実施の形態について説明する。
図13および図14は、本発明のさらに他の実施の形態にかかる浴室を表す模式的平面図である。
図15は、本実施形態の障害物の具体例を表す模式的断面図である。
図13は、本実施形態にかかる浴室を前方から眺めたときの模式的平面図である。図14は、本実施形態にかかる浴室を側方から眺めたときの模式的平面図である。
図1〜図3に関して前述した新たな課題に対して、本実施形態にかかる浴室10では、ホース引っ掛かり抑制手段500は、障害物540を有する。障害物540は、被ホース接続部411から天板310よりも下方まで下降するホース440が天板310の後方の隙間S1に側方から入り込むことを抑制する。
より具体的に説明すると、障害物540は、ホース径拡大部材を有し、ホース440の一端と、ホース440の他端と、の間のホース440略中央部に取り付けられている。障害物540の外径は、ホース440の一端側の径およびホース440の他端側の径よりも大きい。ホース440に取り付けられた障害物540の外径は、天板310の側方の隙間の幅もしくは天板310の後方の隙間S1の幅(第1の側端面311と、第1の壁面110と、の間の距離D1)以上である。
図15に表した具体例のように、障害物540は、第1のホース径拡大部材541と、第2のホース径拡大部材542と、を有する。例えば、ホース440は、ふたつの部材に分割されており、第1のホース部441と、第2のホース部442と、を有する。第1のホース部441の端部には、第1の締結部材443が取り付けられている。一方で、第2のホース部442の端部には、第2の締結部材444が取り付けられている。第1のホース径拡大部材541は、第1の締結部材443の外側に設けられており、第1のホース部441の軸に沿って移動することができる。一方で、第2のホース径拡大部材542は、第2の締結部材444の外側に設けられており、第2のホース部442の軸に沿って移動することができる。
第1のホース部441を第2のホース部442に接続するときには、まず、第1の締結部材443と第2の締結部材444とを互いに締め付ける。これにより、第1のホース部441が第2のホース部442に接続される。続いて、互いに締め付けられた第1の締結部材443と第2の締結部材444との外側において、第1のホース径拡大部材541と第2のホース径拡大部材542とを互いに結合させる。
第1のホース径拡大部材541は、凹部541aを有する。第2のホース径拡大部材542は、凸部542aを有する。第2のホース径拡大部材542の凸部542aが第1のホース径拡大部材541の凹部541aに挿入されることにより、第1のホース径拡大部材541と第2のホース径拡大部材542とが互いに結合する。その他の各部材の構造や配置は、図1〜図5に関して前述した通りである。
これによれば、ホース440の中央部が天板310の後方の隙間S1に側方から入り込むことを抑制することができる。すなわち、U字状の垂れるホース440のうちで天板310の後方の隙間S1に側方から入り込む部分は、ホース440の一端およびホース440他端ではなく、ホース440の中央部である。ホース440の中央部の径が、障害物540のホース径拡大部材により、天板310の側方の隙間の幅もしくは天板310の後方の隙間S1の幅以上となっているため、天板310の後方の隙間S1に側方から入り込むことを抑制することができる。なお、ホース440に取り付けられた障害物540の外径を、天板310の側方の隙間の幅以上にした場合は、天板310の側方の隙間へホース440が前方から入り込むことを抑制でき、結果的に天板310の後方の隙間S1にホース440が入り込むことを抑制することができるため、ホース440が天板310の後端に引っ掛かることを抑制することができる。
次に、本発明のさらに他の実施の形態について説明する。
図16〜図18は、本発明のさらに他の実施の形態にかかる浴室を表す模式的平面図である。
図16は、本実施形態にかかる浴室を上方から眺めたときの模式的平面図である。図17は、本実施形態にかかる浴室を前方から眺めたときの模式的平面図である。図18は、本実施形態にかかる浴室を側方から眺めたときの模式的平面図である。
本実施形態にかかる浴室10では、支持材320は、第1の支持具321と、第2の支持具322と、を有する。第1の支持具321は、天板310の右端部の下面317を支持する。図16に表したように、上面視において、天板310の後端よりも後方の第1の支持具321単体の横方向の幅は、天板310の横方向の幅よりも狭い。第2の支持具322は、天板310の左端部の下面317を支持する。図16に表したように、上面視において、天板310の後端よりも後方の第2の支持具322単体の横方向の幅は、天板310の横方向の幅よりも狭い。
第1の支持具321および第2の支持具322のそれぞれの一端は、例えばボルトなどの締結具により第1の壁面110に固定されている。第1の支持具321および第2の支持具322のそれぞれの他端は、例えばネジなどの締結具により天板310の下面317に固定され、天板310の下面317を支持している。なお、第1の支持具321および第2の支持具322は、天板310の下面317を直接的に支持しているのではなく、天板310の撓みを抑える補強材(図示せず)を介して天板310の下面317を支持していてもよい。
本実施形態にかかる浴室10では、第1の支持具321および第2の支持具322は、ホース引っ掛かり抑制手段500として機能する。ホース引っ掛かり抑制手段500は、障害物560によって構成されている。つまり、本実施形態の障害物560は、天板310を支持する機能と、被ホース接続部411から天板310よりも下方まで下降するホース440が天板310の後方の隙間S1に側方から入り込むことを抑制する機能と、の両方を有する。第1の支持具321が天板310の右端側に配置されると共に、第2の支持具322が天板310の左端側に配置されることで、第1の支持具321および第2の支持具322は、シャワーヘッド430が天板310よりも前方で操作されているときに、被ホース接続部411から天板310よりも下方まで下降するホース440が天板310の後方における天板310と第1の壁面110との間の隙間S1に側方から入り込むことを抑制する障害物となるよう構成されている。その他の各部材の構造や配置は、図1〜図5に関して前述した通りである。
本実施形態によれば、天板310の後端よりも後方において横方向の幅が天板310の横方向の幅よりも狭い第1の支持具321を右端側に配置し、第2の支持具322を左端側に配置して天板310が支持されるため、支持材320の上面の清掃面積を小さく抑えることができる。これにより、水が比較的かかりやすい支持材320の上面の清掃の手間を軽減することができる。
また、天板310の右端側に配置された第1の支持具321および天板310の左端側に配置された第2の支持具322によって、側方から天板310の後方の隙間S1に入り込もうとするホース440を妨害できるため、支持材320によって天板310を支持しつつ、被ホース接続部411から天板310よりも下方まで下降するホース440が天板310の後方の隙間S1に側方から入り込むことを抑制できる。よって、別途専用の部材を設けることなく、ホース440が天板310の後方の隙間S1に側方から入り込むことを抑制できる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、浴室10、カウンタ300、および水栓400などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置などやカウンタ300、水栓400、および引っ掛かり抑制手段500の設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、ホース引っ掛かり抑制手段500を構成する障害物としては、上述した実施形態以外にも、例えば、天板310よりも上方から下方に延びる手すりなどで構成しても構わない。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
10 浴室、 100 洗い場、 110 第1の壁面、 120 第2の壁面、 200 浴槽、 210 側面、 300 カウンタ、 310 天板、 311 第1の側端面、 312 第2の側端面、 313 第3の側端面、 314 第4の側端面、 316 上面、 317 下面、 319 障害物、 319a 突出部、 320 支持材、 321 第1の支持具、 322 第2の支持具、 400 水栓、 411 被ホース接続部、 411a 雄ねじ、 413 吐水部、 430 シャワーヘッド、 440 ホース、 441 第1のホース部、 442 第2のホース部、 443 第1の締結部材、 444 第2の締結部材、 448 接続金具、 448a 雌ねじ、 500 ホース引っ掛かり抑制手段、 530 障害物、 531 突出部、 533 取付部、 538 締結部材、 540 障害物、 541 第1のホース径拡大部材、 541a 凹部、 542 第2のホース径拡大部材、 542a 凸部、 550 障害物、 551 突出部、 560 障害物、 801 鏡、 811 使用者

Claims (10)

  1. 壁に固定された支持材と、
    浴槽および前記壁から離間した状態で前記支持材により下面を支持され上面視において後端よりも後方の前記支持材の横方向の幅よりも広い横方向の幅を有する天板と、
    前記天板よりも上方に設けられた被ホース接続部と、
    一端が前記被ホース接続部に接続されたホースと、
    前記ホースの他端に接続されたシャワーヘッドと、
    前記シャワーヘッドが前記天板よりも前方で操作されているときに、前記ホースが前記天板を下回って前記後端に引っ掛かることを抑制するホース引っ掛かり抑制手段であって、前記ホースが前記天板の後方における前記天板と前記壁との間の隙間に入り込むことを抑制する障害物によって構成されたホース引っ掛かり抑制手段と、
    を備えたことを特徴とする浴室。
  2. 前記障害物は、上面視において、前記天板の側方の隙間もしくは前記天板の後方の隙間の内の左右端部の隙間を横切るように突出した突出部であることを特徴とする請求項1記載の浴室。
  3. 前記突出部は、前記天板の側方の隙間もしくは前記左右端部の隙間の一部の幅がホースの径よりも小さくなるよう突出していることを特徴する請求項2記載の浴室。
  4. 前記突出部は、前記浴槽もしくは前記壁に取り付けられた幅狭化部材であることを特徴とする請求項3記載の浴室。
  5. 前記突出部は、前記天板の後方の左右両端の側、かつ、前記天板の下方において、前後方向に延びるように突出していることを特徴とする請求項2記載の浴室。
  6. 前記障害物は、前記天板の下面に固定された取付部を有し、前記取付部において前記天板の下面に固定された移動阻止具であることを特徴とする請求項5記載の浴室。
  7. 前記突出部は、着脱自在に取り付けられたことを特徴とする請求項4または6に記載の浴室。
  8. 前記障害物は、前記ホースの一端および前記ホースの他端の径よりも中央部の径が局部的に大きくなるよう前記中央部に取り付けられたホース径拡大部材であり、
    前記ホースに取り付けられた前記ホース径拡大部材の外径は、前記天板の側方の隙間の幅もしくは前記天板の後方の隙間の幅以上となるよう構成されたことを特徴とする請求項1記載の浴室。
  9. 壁に固定された支持材と、
    浴槽および前記壁から離間した状態で前記支持材により下面を支持される天板と、
    前記天板よりも上方に設けられた被ホース接続部と、
    一端が前記被ホース接続部に接続されたホースと、
    前記ホースの他端に接続されたシャワーヘッドと、
    を備え、
    前記支持材は、
    前記天板の下面を支持すると共に上面視において前記天板の後端よりも後方の横方向の幅が前記天板の横方向の幅よりも狭い第1の支持具と、
    前記天板の下面を支持すると共に上面視において前記天板の後端よりも後方の横方向の幅が前記天板の横方向の幅よりも狭い第2の支持具と、
    を有し、
    前記第1の支持具を前記天板の右端側に配置すると共に、前記第2の支持具を前記天板の左端側に配置することで、前記第1の支持具および第2の支持具が、前記シャワーヘッドが前記天板よりも前方で操作されているときに前記ホースが前記天板の後方における前記天板と前記壁との間の隙間に入り込むことを抑制する障害物となるよう構成されたことを特徴とする浴室。
  10. 前記被ホース接続部は、前記天板の上方に設けられた水栓に設けられたことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1つに記載の浴室。
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