JP6493805B2 - 浴室 - Google Patents

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Description

本発明の態様は、一般的に、カウンタが取り付けられた浴室に関する。
家庭の浴室において身体を洗う作業を楽にするために、浴室用カウンタが浴室の壁に取り付けられている。使用者は、浴室用カウンタを利用することにより洗面器を洗い場よりも上方に置くことができる。
ここで、トップ部材、ボディ部材、及びブラケットの3つの部材で構成されたカウンターがある(特許文献1)。特許文献1に記載されたカウンターでは、ブラケットは、壁面へ固定され、トップ部材を支持している。トップ部材は、トップ面よりも一段低く形成された溝形成部を後方側に有しており、溝形成部の上面が排水溝の底面となる(特許文献1、図5参照)。
しかし、特許文献1に記載されたカウンターでは、トップ部材と壁面とが成す角部において入隅が形成されてしまう。特許文献1のカウンターでは、排水溝の前後方向の幅が比較的狭いため、入隅を掃除することは困難であり、入隅にこびりついた水垢や石鹸カスを落とすことは容易ではない。したがって、入隅の掃除には手間がかかる。
これに対して、カウンタが浴槽および壁面から離れて設けられたカウンタ付き浴室がある(特許文献2)。特許文献2に記載されたカウンタ付き浴室では、支柱がカウンタを長手方向に貫通しカウンタを支持している。しかし、特許文献2に記載されたカウンタ付き浴室であっても、支柱がカウンタを貫通しているため、カウンタの側端面と支柱とが成す角部において入隅が形成される。そのため、入隅にこびりついた水垢や石鹸カスを落とすことは容易ではなく、入隅の掃除には手間がかかるという点においては、改善の余地がある。
これに対して、本発明者は、浴室の壁面および浴槽から離間して設けられた天板を有する浴室用カウンタを検討中である。検討中の天板は、浴室の壁面(天板後方の壁面)に取り付けられた支持材により支持されている。また、検討中の支持材は、上面視において天板後端よりも後方に存在する支持材の左右方向の幅(左端から右端までの長さ)が天板の左右方向の幅よりも狭い。上面視において天板後端よりも後方に存在する支持材の上面には天板から流れてくる排水がかかりやすいため、このように支持材の左右方向の幅を狭くすることによって、支持材上面の左右方向における清掃範囲を抑えることができ、支持材上面の掃除の手間を抑えることができる。
しかし、本発明者の得た知見によれば、検討中の浴室用カウンタを備えた浴室では、使用者が手に持ったシャワーヘッドを天板よりも前方で使用しているときに、シャワーヘッドに接続されたホースがシャワーヘッドの動きに応じて振り回され、天板よりも上方から下降するホースが天板と浴室の壁面との間の隙間に入り、ホースが天板を下回ることがある。すると、シャワーヘッドに接続されたホースが天板の後端に引っ掛かり、シャワーヘッドを所望の位置まで移動させられないなど、シャワーヘッドの使い勝手が非常に悪くなることがあるという新たな課題が生ずる。
特開2011−67340号公報 特開2013−179987号公報
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、ホースが天板の後端に引っ掛かることを抑制することができる浴室を提供することを目的とする。
第1の発明は、壁に固定された支持材と、浴槽および前記壁から離間した状態で前記支持材により下面を支持され上面視において後端よりも後方の前記支持材の横方向の幅よりも広い横方向の幅を有する天板と、前記天板よりも上方に設けられた被ホース接続部と、一端が前記被ホース接続部に接続されたホースと、前記ホースの他端に接続されたシャワーヘッドと、前記被ホース接続部から下降している前記ホースが前記天板の上面の高さにおいて前記天板の後端よりも後方、もしくは、前記天板の左右端よりも内方に至ることを抑制することで、前記シャワーヘッドが前記天板よりも前方で操作されているときに、前記ホースが前記天板を下回って前記後端に引っ掛かることを抑制するホース引っ掛かり抑制手段と、を備えたことを特徴とする浴室である。
この浴室によれば、天板の全ての側端面が浴槽および壁面から水平方向に離間しているため、天板と浴槽との間および天板と壁面との間において入隅が形成されることを抑えることができる。
これにより、水が入隅に溜まることを抑え、水垢や石鹸カスなどによる汚れが入隅に発生することを抑えることができる。また、入隅が形成されることを抑えることができるため、例えばシリコーンなどのシール材を入隅に塗布する必要がなく、浴室の見栄えをより向上させることができる。
また、天板の全ての側端面が浴槽および壁面から水平方向に離間しているため、例えば清掃者は、汚れが付着した天板の側端面を端から端まで洗剤およびスポンジなどの清掃用具で簡単に擦り洗いすることができる。
また、天板後端よりも後方の支持材の幅が天板の幅よりも狭いため、天板よりも後方側における支持材の上面の横方向の清掃範囲を小さく抑えることができる。これにより、水が比較的かかりやすい支持材の上面の清掃の手間を軽減することができる。
さらに、被ホース接続部から下降しているホースが天板の上面の高さにおいて天板の後端よりも後方、もしくは、天板の左右端よりも内方に至ることを抑制することで、天板後端よりも後方の支持材の幅が天板の幅よりも狭い場合であっても、ホースが天板の後端に引っ掛かることを抑制することができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記ホース引っ掛かり抑制手段は、前記被ホース接続部が前記後端よりも前方、もしくは、前記左右端よりも外方に設けられることで、前記被ホース接続部から下降している前記ホースが前記天板の上面の高さにおいて前記天板の後端よりも後方、もしくは、前記天板の左右端よりも内方に至ることを抑制するよう構成されていることを特徴とする浴室である。
この浴室によれば、被ホース接続部が天板の後端よりも前方、もしくは、天板の左右端よりも外方に設けられることで、使用者がシャワーヘッドを天板よりも前方で操作しているときにホースがU字状に垂れた状態で振り回されても、被ホース接続部から下降しているホースが天板の後方の隙間に入ることを抑制することができる。
すなわち、被ホース接続部が天板の後端よりも前方に設けられた場合には、U字状に垂れた状態でホースが前後方向に振り回され、被ホース接続部から下降するホースが天板の後方の隙間に向かおうとしても、被ホース接続部から下降するホースの自重により、ホースが後方に向かうことを抑制する力がホースに作用する。そのため、ホースが天板の後端よりも後方に到達することを抑制することができる。
同様に、被ホース接続部が天板の左右端よりも外方に設けられた場合には、U字状に垂れた状態でホースが横方向に振り回され、下降するホースが天板の左右端よりも外方から天板の後方の隙間に入り込もうとしても、被ホース接続部から下降するホースの自重により、ホースが天板の左右端よりも外方から隙間に向かうことを抑制する力がホースに作用する。そのため、ホースが天板の左右端よりも外方から天板の後方の隙間に到達することを抑制することができる。
このように、被ホース接続部の位置を工夫することにより、ホースが天板の後方の隙間に到達することを抑制することができ、ホースが天板の後端に引っ掛かることを抑制することができる。
第3の発明は、第2の発明において、前記ホース引っ掛かり抑制手段は、前記被ホース接続部が前記左右端よりも外方に設けられた構成を有することを特徴とする浴室である。
この浴室によれば、天板に載置された物(例えばシャンプーボトルや洗面器など)がホースと干渉することを抑えることができ、ホースが天板の後端に引っ掛かることを抑制することができる。
第4の発明は、第1の発明において、前記ホース引っ掛かり抑制手段は、前記ホースが前記天板の上方において前方もしくは側方に向かい延びるように前記ホースを案内するガイド手段を有することを特徴とする浴室である。
この浴室によれば、前記ホースが前記天板の上方において前方もしくは側方に向かい延びるように前記ホースを案内するガイド手段を有するため、使用者がシャワーヘッドを天板よりも前方で操作しているときにホースがU字状に垂れた状態で振り回されても、被ホース接続部から下降しているホースが天板の後方の隙間に入ることを抑制することができる。
すなわち、前記ホースが前記天板の上方において前方に向かい延びるように前記ホースを案内する場合には、U字状に垂れた状態でホースが前後方向に振り回され、被ホース接続部から下降するホースが天板の後方の隙間に向かおうとしても、被ホース接続部から下降するホースが天板よりも上方において前方側に凸状となるよう屈曲しようとする。そのため、ホースが後方に向かうことを抑制する力がホースに作用する。そのため、ホースが天板の後端よりも後方に到達することを抑制することができる。
同様に、前記ホースが前記天板の上方において側方に向かい延びるように前記ホースを案内する場合には、U字状に垂れた状態でホースが横方向に振り回され、被ホース接続部から下降するホースが天板の左右端よりも外方から天板の後方の隙間に入り込もうとしても、被ホース接続部から下降するホースが天板よりも上方において天板の左右端よりも外方側に凸状となるよう屈曲しようとする。そのため、ホースが天板の左右端よりも外方から隙間に向かうことを抑制する力がホースに作用する。そのため、ホースが天板の左右端よりも外方から隙間に到達することを抑制することができる。
このように、ガイド手段によってホースが前記天板の上方において前方もしくは側方に向かい延びるように前記ホースを案内することにより、ホースが天板の後方の隙間に到達することを抑制することができ、ホースが天板の後端に引っ掛かることを抑制することができる。
第5の発明は、第4の発明において、前記天板よりも上方に設けられ前記被ホース接続部を有する水栓をさらに備え、前記ガイド手段は、前記水栓に設けられた前記被ホース接続部であり、前記被ホース接続部の軸は、前方の成分もしくは側方の成分を有する方向へ延びていることを特徴とする浴室である。
この浴室によれば、水栓に設けられている被ホース接続部の軸を、前方の成分もしくは側方の成分を有する方向へ延ばすという非常に簡単な構成でホースの引っ掛かりを抑制できる。
第6の発明は、第4の発明において、前記ガイド手段は、前記壁に固定されたガイド部材であって、前記被ホース接続部から延びる前記ホースが前記側方に向かい延びるよう前記ホースを案内するガイド部材であることを特徴とする浴室である。
この浴室によれば、ガイド部材は、被ホース接続部から延びるホースが側方へ向かって延びるようホースを案内するため、ホースが天板の後端に引っ掛かることを抑制することができる。また、浴室のサイズごとに天板の横幅が異なる場合であっても、ホースが天板の後端に引っ掛かることを抑制できる位置にガイド部材を固定するのみで良いため、横幅の異なる天板ごとに異なる部材を用意する必要がないため、製造コストを抑えることができる。
本発明の態様によれば、ホースが天板の後端に引っ掛かることを抑制することができる浴室が提供される。
本発明の実施の形態にかかる浴室を表す模式的斜視図である。 本実施形態にかかる浴室を表す模式的平面図である。 本実施形態にかかる浴室を表す模式的平面図である。 本実施形態にかかる浴室を表す模式的平面図である。 本実施形態の被ホース接続部およびホースを表す模式的斜視図である。 本実施形態の変形例にかかる浴室を表す模式的平面図である。 本変形例の水栓を表す模式的平面図である。 本発明の他の実施の形態にかかる浴室を表す模式的斜視図である。 本実施形態にかかる浴室を表す模式的平面図である。 本実施形態にかかる浴室を表す模式的平面図である。 本発明のさらに他の実施の形態にかかる浴室を表す模式的斜視図である。 本実施形態にかかる浴室を表す模式的平面図である。 本実施形態にかかる浴室を表す模式的平面図である。 本実施形態のホースを表す模式的平面図である。 本発明のさらに他の実施の形態にかかる浴室を表す模式的斜視図である。 本実施形態にかかる浴室を表す模式的平面図である。 本実施形態にかかる浴室を表す模式的平面図である。 本実施形態の水栓の具体例を表す模式的平面図である。 本発明のさらに他の実施の形態にかかる浴室を表す模式的斜視図である。 本実施形態にかかる浴室を表す模式的平面図である。 本実施形態にかかる浴室を表す模式的平面図である。 本発明のさらに他の実施の形態にかかる浴室を表す模式的斜視図である。 本実施形態のガイド部材を表す模式的平面図である。 本実施形態にかかる浴室を表す模式的平面図である。 本実施形態にかかる浴室を表す模式的平面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、本発明の実施の形態にかかる浴室を表す模式的斜視図である。
図2〜図4は、本実施形態にかかる浴室を表す模式的平面図である。
図5は、本実施形態の被ホース接続部およびホースを表す模式的斜視図である。
図2は、本実施形態にかかる浴室を前方から眺めた(正面視)ときの模式的平面図である。図3は、本実施形態にかかる浴室を側方から眺めた(側面視)ときの模式的平面図である。図4は、本実施形態にかかる浴室を上方から眺めた(上面視)ときの模式的平面図である。
本実施形態にかかる浴室10は、浴槽200と、カウンタ300と、水栓400と、ホース引っ掛かり抑制手段と、を備える。浴室10は、鏡801を備えていてもよい。
カウンタ300および水栓400は、浴室10の洗い場100の第1の壁面110に取り付けられている。第1の壁面110は、浴槽200と、浴槽200と対向する第2の壁面120と、の間に設けられ、浴槽200および第2の壁面120と接続されている。
カウンタ300は、天板310と、支持材320と、を有する。
図1〜図4に表したように、天板310は、第1の側端面(後端)311と、第2の側端面(左端)312と、第3の側端面(右端)313と、第4の側端面314と、上面316と、下面317と、を有し、支持材320により支持されている。図1〜図4に表したように、天板310は、浴槽200、第1の壁面110および第2の壁面120から離間している。
より具体的に説明すると、第1の側端面311は、第1の壁面110と対向し、第1の壁面110から水平方向に離間している。第2の側端面312は、浴槽200の側面210と対向し、浴槽200から水平方向に離間している。第3の側端面313は、第2の壁面120と対向し、第2の壁面120から水平方向に離間している。第4の側端面314は、洗い場100と面し、浴槽200、第1の壁面110、および第2の壁面120から水平方向に離間している。つまり、天板310の全ての側端面(第1の側端面311、第2の側端面312、第3の側端面313、および第4の側端面314)は、浴槽200、第1の壁面110、および第2の壁面120から水平方向に離間している。
図4に表したように、第1の側端面311と第1の壁面110との間には、隙間S1が存在する。第1の側端面311と、第1の壁面110と、の間の距離D1は、例えば約50ミリメートル(mm)程度である。第2の側端面312と浴槽200の側面210との間には、隙間S2が存在する。第2の側端面312と、浴槽200の側面210と、の間の距離D2は、例えば約70mm程度である。第3の側端面313と第2の壁面120との間には、隙間S3が存在する。第3の側端面313と、第2の壁面120と、の間の距離D3は、例えば約70mm程度である。
第1の側端面311、第2の側端面312、および第3の側端面313の拭き掃除をするために、距離D1、距離D2、および距離D3は、より適切な距離に適宜設定されている。具体的には、距離D1、距離D2、および距離D3のそれぞれは、スポンジ等の清掃用具を挿入しやすくするため、例えば約30mm以上であることがより好ましい。また、手の甲が拭き掃除の際に第1の壁面110、第2の壁面120、および浴槽200に当たらないようにするためには、距離D1、距離D2、および距離D3のそれぞれは、例えば約50mm以上であることがより好ましい。天板310が洗い場100に比較的大きく張り出すことを抑えるため、距離D1は、30mm以上、50mm以下であることがより好ましい。なお、第1の側端面311、第2の側端面312、第3の側端面313、および第4の側端面314は、平面ではなく曲面を有していてもよい。例えば、側端面311〜314は、外方に向かって凸状に湾曲した形状でも良い。これによれば、例えば清掃者は、拭き掃除をより一層手軽に行うことができる。
支持材320は、第1の壁面110に取り付けられている。より具体的には、支持材320の一端は、例えばボルトなどの締結具により第1の壁面110に固定されている。支持材320の他端は、例えばネジなどの締結具により天板310の下面317に固定され、天板310の下面317を支持している。なお、支持材320は、天板310の下面317を直接的に支持しているのではなく、天板310の撓みを抑える補強材(図示せず)を介して天板310の下面317を支持していてもよい。
天板310よりも後方側において、支持材320の幅は、天板310の幅よりも狭い。つまり、図2に表したように、支持材320の横方向の長さ(横方向の幅)D5は、天板310の横方向の長さ(横方向の幅)D4よりも短い。言い換えれば、天板310の幅は、天板310の後端よりも後方の支持材320の幅よりも広い。なお、天板310の後端よりも前方側において、支持材320の横方向の長さは、天板310の横方向の長さより短くても良いし、天板310の横方向の長さより長くても構わない。また、天板310の横方向の長さと同一でも構わない。
本願明細書において「横方向」とは、水平方向であって第1の壁面110に平行な方向をいう。
天板310の第2の側端面312と、支持材320の左端と、の間の横方向の距離D9は、例えば約195mm以上、450mm以下程度である。天板310の第3の側端面313と、支持材320の右端と、の間の距離D10は、例えば約195mm以上、450mm以下程度である。これによれば、天板310の上面316に複数の物を置くことができるようにしつつも、天板310も安定して支持することができる。
天板310の上面316は、略平坦である。例えば、使用者811は、洗面器やシャンプーのボトル等を天板310の上面316に載せることができる。天板310の上面316には、排水のための傾斜が設けられていてもよい。この場合、経年によって傾斜方向が変わらないよう、天板310の上面316を前方側に下降傾斜させておくことが好ましい。天板310の上面316の傾斜角度は、水が天板310の上面316に著しく残らない程度の排水勾配の角度、かつ、天板310の上面316に置かれた物が滑り落ちない程度の傾斜角度であることがより好ましい。天板310の上面316の傾斜角度は、例えば約1.15度以上、1.91度以下程度である。
本願明細書において、「前方」とは、カウンタ300および水栓400が第1の壁面110に取り付けられた状態において、第1の壁面110に垂直な方向であって第1の壁面110からみてカウンタ300および水栓400の側の方向をいう。本願明細書において、「後方」とは、「前方」とは反対の方向をいう。本願明細書において、「下方」とは、カウンタ300および水栓400が第1の壁面110に取り付けられた状態において、鉛直方向であって水栓400からみてカウンタ300の側の方向をいう。本願明細書において、「上方」とは、「下方」とは反対の方向をいう。
水栓400は、カウンタ300よりも上方に設けられ、第1の壁面110に取り付けられている。水栓400は、水栓本体410と、水栓カバー420と、を有する。水栓本体410は、水栓カバー420に内蔵され、被ホース接続部411と、吐水部413と、を有する。被ホース接続部411は、天板310よりも上方に設けられている。
また、水栓400には、シャワーヘッド430と、ホース440と、が設けられている。ホース440の一端は、被ホース接続部411に接続されている。ホース440の他端は、シャワーヘッド430に接続されている。
より具体的に説明すると、図5に表したように、被ホース接続部411の先端部には、雄ねじ411aが形成されている。一方で、ホース440の先端部には、接続金具448が設けられている。接続金具448の内側には、雌ねじ448aが形成されている。接続金具448の雌ねじ448aを被ホース接続部411の雄ねじ411aに締め付けることにより、ホース440の一端は、被ホース接続部411に接続される。接続金具448の軸方向は、接続金具448から延びるホース440の軸方向と同一である。また、被ホース接続部411に接続されたホース440は、被ホース接続部411の軸方向に延びている。
ホース440は、可撓性および弾性を有する。また、ホース440の径は、例えば12ミリメートル(mm)以上、20mm以下程度である。但し、ホース440の径は、一例であり、これだけには限定されない。ホース440の材料としては、例えばゴムや金属などが挙げられる。
水栓400は、水栓本体410を通して供給された水を吐水部413から天板310へ向かって吐出する。例えば、水栓400は、天板310の上に載置された洗面器に吐水部413から水を供給する。あるいは、水栓400は、水栓本体410を通して供給された水を被ホース接続部411からホース440へ導く。ホース440へ導かれた水は、シャワーヘッド430から吐出される。水栓本体410は、温度調整ユニット(図示せず)と、流量調整ユニット(図示せず)と、を有する。本願明細書において、「水」には、冷水のみならず、加温されたお湯が含まれる。
本実施形態によれば、天板310の全ての側端面が浴槽200、第1の壁面110、および第2の壁面120から水平方向に離間しているため、天板310と浴槽200との間、天板310と第1の壁面110との間、および天板310と第2の壁面120との間において入隅が形成されることを抑えることができる。
本願明細書において「入隅」とは、複数の面が互いに接続された箇所の内側の部分をいうものとする。あるいは、本願明細書において「入隅」とは、複数の面が互いに接続された箇所の凹んだ部分をいうものとする。
これにより、水が入隅に溜まることを抑え、水垢や石鹸カスなどによる汚れが入隅に発生することを抑えることができる。また、入隅が形成されることを抑えることができるため、例えばシリコーンなどのシール材を入隅に塗布する必要がなく、浴室10の見栄えをより向上させることができる。
また、天板310の全ての側端面が浴槽200、第1の壁面110、および第2の壁面120から水平方向に離間しているため、例えば清掃者は、汚れが付着した天板310の側端面を端から端まで洗剤およびスポンジなどの清掃用具でより簡単に擦り洗いすることができる。
また、支持材320の幅が天板310の幅よりも狭いため、天板310よりも後方側における支持材320の上面の横方向の清掃範囲をより小さく抑えることができる。これにより、水が比較的かかりやすい、天板310よりも後方側の支持材320の上面の清掃の手間を軽減することができる。
ここで、天板310よりも後方側において、支持材320の幅が天板310の幅よりも狭く、天板310の全ての側端面が浴槽200、第1の壁面110、および第2の壁面120から水平方向に離間している場合、使用者811が手に持ったシャワーヘッドを天板よりも前方で使用しているときに、シャワーヘッドに接続されたホースが使用者が操作するシャワーヘッドの動きに応じて振り回され、天板よりも上方から下降するホースが天板と第1の壁面との間の隙間(図4の例では、隙間S1)に入り、ホースが天板を下回ることがある。ホースが天板と第1の壁面との間の隙間に入ると、シャワーヘッドに接続されたホースが天板の後端に引っ掛かり、シャワーヘッドを所望の位置まで移動させられないなど、シャワーヘッドを操作する際に、シャワーヘッドの使い勝手が非常に悪くなることがあるという新たな課題が生ずる。
これに対して、本実施形態にかかる浴室10では、被ホース接続部411から下降しているホース440が天板310の上面316の高さにおいて天板310の第2の側端面312と天板310の第3の側端面312との間(天板310の左右端よりも内方)に至ることが抑制される。そのため、使用者がシャワーヘッド430を天板310よりも前方で使用しているときに、シャワーヘッド430に接続されたホース440が天板310を下回って天板310の後端に引っ掛かることが抑制される。このように、ホース440が天板310の後端に引っ掛かることを抑制する手段が、本実施形態のホース引っ掛かり抑制手段である。
これによれば、支持材320の幅が天板310の幅よりも狭い場合であっても、ホース440が天板310の後端に引っ掛かることを抑制することができる。これにより、シャワーヘッド430の使い勝手が悪くなることを抑制することができる。
より具体的に説明すると、図2に表したように、本実施形態の被ホース接続部411は、天板310の第2の側端面312よりも外方(図2では左方)に設けられている。なお、被ホース接続部411の設置形態は、これだけには限定されない。例えば、本実施形態の被ホース接続部411は、天板310の第3の側端面313よりも外方(図2では右方)に設けられていてもよい。なお、本実施形態の被ホース接続部411の軸は、鉛直方向の下方に延びるように構成されている。
これによれば、使用者811がシャワーヘッド430を天板310よりも前方で使用しているときにホース440がU字状に垂れた状態で、例えば図2に表した矢印A3および矢印A4のように左右に振り回されても、被ホース接続部411から下降しているホース440が天板310と第1の側端面311との間の隙間S1に入ることを抑制することができる。すなわち、ホース440が天板310の左右端よりも外方から隙間S1に入り込もうとしても、天板310の左右端よりも外方に設けられた被ホース接続部411の近傍のホース440が天板310よりも上方において天板310の左右端よりも外方側に凸状となるよう屈曲することによって生じる弾性力や下降するホース440の自重の作用(図2に表した矢印A5参照)によって、ホース440が天板310の左右端よりも外方から隙間S1に向かうことを抑制する力が作用する。さらに、正面視において、被ホース接続部411と天板310の左端との間における横方向の離間距離D8が存在するため、左右に振られたホース440が、天板310の左端よりも外方から隙間S1に到達しづらくなる。そのため、ホース440が天板310の左右端よりも外方から隙間S1に到達することを抑制することができる。このように、本実施形態では、被ホース接続部411の位置を工夫することにより、ホース440が隙間S1に到達することを抑制でき、ホース440が天板310の後端に引っ掛かることを抑制することができる。
なお、ホース440が天板310の左右端よりも内方に向かうことを抑制するよう弾性力をホース440に確実に作用させるためには、被ホース接続部411の軸が、天板310の左右端よりも内方に向かう方向(図2の実施形態においては右方向)の成分を有さない方向に延びるよう構成することが好ましい。
また、被ホース接続部411が天板310の左右端よりも外方に設けられているため、ホース440が天板310の後端に引っ掛かることを抑制できるだけでなく、天板310に載置された物(例えばシャンプーボトルや洗面器など)がホース440と干渉することをも抑えることができる。
このように、本実施形態では、被ホース接続部411が天板310の左右端よりも外方に設けられたことが、ホース引っ掛かり抑制手段に相当する。
図6は、本実施形態の変形例にかかる浴室を表す模式的平面図である。
図7は、本変形例の水栓を表す模式的平面図である。
図7(a)は、本変形例の水栓を側方から眺めたときの模式的平面図である。図7(b)は、図7(a)に表した矢印A13の方向に水栓を眺めたときの模式的平面図である。図7(c)は、図7(b)に表した矢印A14の方向に水栓を眺めたときの模式的平面図である。
図6に表したように、本変形例の被ホース接続部411の軸412は、前方の成分を有する方向へ延びている。そのため、本変形例の被ホース接続部411の近傍のホース440は、前方の成分を有する方向へ延びている。
本変形例の水栓400は、被ホース接続部(本変形例においてガイド手段)411と、吐水部413と、サーモユニット417と、流調ユニット418と、ボタンユニット419と、水栓カバー420と、を有する。
サーモユニット417は、水栓カバー420の前面427に設けられ、吐水部413あるいはシャワーヘッド430から吐出される水の温度を調整する。
流調ユニット418は、水栓カバー420の前面427に設けられ、吐水部413あるいはシャワーヘッド430から吐出される水の流量を調整する。
ボタンユニット419は、水栓カバー420の前面427および上面429に設けられ、水が吐水部413から吐出される状態と、水がシャワーヘッド430から吐出される状態と、を切り替えることできる。
水栓カバー420は、水栓に関する部品の少なくとも一部を内蔵する。
吐水部413は、水栓カバー420の下面425に設けられ、水栓400が浴室10に設置された状態において天板310へ向かって水を吐出する。
被ホース接続部411は、水栓カバー420の下面425に回動不能に設けられている。被ホース接続部411は、ホース440の一端に接続され、供給された水をホース440へ導く。被ホース接続部411は、接続されたホース440が前方へ延びるように案内する。言い換えれば、被ホース接続部411の軸412は、前方の成分を有する方向へ延びている。
その他の各部材の構造や配置は、図1〜図5に関して前述した通りである。
本変形例によれば、被ホース接続部411の近傍のホース440が前方の成分を有する方向へ延びているため、被ホース接続部411から下降しているホース440が天板310と第1の側端面311との間の隙間S1に入ることをより抑制することができる。これにより、ホース440が天板310の後端に引っ掛かることをより抑制することができる。つまり、本変形例では、被ホース接続部411が天板310の左右端よりも外方に設けられ、被ホース接続部411の軸412が前方の成分を有する方向へ延びていることが、ホース引っ掛かり抑制手段に相当する。このように、被ホース接続部411を天板310の左右端よりも外方に設けるだけでなく、被ホース接続部411の軸412が前方の成分を有する方向へ延びるよう構成することで、被ホース接続部411を天板310の左右端よりも外方に設けただけの場合よりも、ホース440が天板310の後端に引っ掛かることをより確実に抑制することができる。
次に、本発明の他の実施の形態について説明する。
図8は、本発明の他の実施の形態にかかる浴室を表す模式的斜視図である。
図9および図10は、本実施形態にかかる浴室を表す模式的平面図である。
図9は、本実施形態にかかる浴室を上方から眺めたときの模式的平面図である。図10は、本実施形態にかかる浴室を側方から眺めたときの模式的平面図である。
図1〜図5に関して前述した新たな課題に対して、本実施形態にかかる浴室10では、被ホース接続部411から下降しているホース440が天板310の上面316の高さにおいて天板310の第1の側端面311よりも後方に至ることが抑制される。
これによれば、図1〜図5に関して前述した効果が得られる。
より具体的に説明すると、図9および図10に表したように、本実施形態の被ホース接続部411は、天板310の第1の側端面311よりも前方に設けられると共に、被ホース接続部411の軸は、鉛直方向の下方に延びるように構成されている。その他の各部材の構造や配置は、図1〜図5に関して前述した通りである。
これによれば、使用者811がシャワーヘッド430を天板310よりも前方で使用しているときにホース440がU字状に垂れた状態で振り回されても、被ホース接続部411から下降しているホース440が天板310と第1の側端面311との間の隙間S1に入ることを抑制することができる。すなわち、被ホース接続部411から下降するホース440が天板310の後方の隙間S1に向かおうとしても、天板310の第1の側端面311よりも前方に設けられた被ホース接続部411の近傍のホース440が天板310よりも上方において前方側に凸状となるよう屈曲することによって生じる弾性力や下降するホース440の自重の作用(図9に表した矢印A6参照)によって、ホース440が後方に向かうことを抑制する力が作用する。さらに、側面視において、被ホース接続部411と天板310の後端との間における前後方向の離間距離D11が存在するため、例えば被ホース接続部411から下降するホースが天板の側方の隙間S2に入り込み、後方側に振られたとしても、ホースは天板後端に到達しづらくなる。そのため、ホース440が天板310の第1の側端面311よりも後方に到達することを抑制することができる。このように、被ホース接続部411の位置を工夫することにより、ホース440が隙間S1に到達することを抑制することができ、ホース440が天板310の後端に引っ掛かることを抑制することができる。なお、ホース440が後方に向かうことを抑制するよう弾性力をホース440に確実に作用させるためには、被ホース接続部411の軸が、後方の成分を有さない方向に延びるよう構成することが好ましい。
このように、本実施形態では、被ホース接続部411が天板310の第1の側端面311よりも前方に設けられたことが、ホース引っ掛かり抑制手段に相当する。
次に、本発明のさらに他の実施の形態について説明する。
図11は、本発明のさらに他の実施の形態にかかる浴室を表す模式的斜視図である。
図12および図13は、本実施形態にかかる浴室を表す模式的平面図である。
図14は、本実施形態のホースを表す模式的平面図である。
図12は、本実施形態にかかる浴室を前方から眺めたときの模式的平面図である。図13は、本実施形態にかかる浴室を側方から眺めたときの模式的平面図である。
図1〜図5に関して前述した新たな課題に対して、本実施形態にかかる浴室10では、被ホース接続部(本実施形態においてガイド手段)411は、水栓400から側方に向かって延び、ホース440が天板310の上方において側方に向かい下降するようにホース440を案内する。その他の各部材の構造や配置は、図1〜図5に関して前述した通りである。
これによれば、図1〜図5に関して前述した弾性力や下降するホース440の自重がホース440に作用する(図12に表した矢印A5参照)がホース440に作用する。さらに、被ホース接続部411がホース440を案内しない場合と比較して、ホース440は、天板310の後方の隙間S1に天板310の左端よりも外方から入り込もうとしたときに天板310よりも上方においてより小さい径をもって天板310の左右端よりも外方側に凸状となるよう屈曲しようとする。そのため、より大きい弾性力がホース440に作用する。これにより、ホース440が隙間S1に到達しづらくなり、ホース440が天板310の後端に引っ掛かることを抑制することができる。
なお、本実施形態では、ホース440が天板310の上方で自重により大きく下方に撓まないようにするため、ホース440の内、被ホース接続部411に接続されている一端側には、ホース440の剛性を高めるための補強材443がホース440に設けられている。この補強材443は、天板310の左端上方もしくは天板310の左端上方の近傍まで施されていることが好ましい(図12に表した領域B1参照)。図14に表したように、補強材443としては、例えば圧縮コイルばねなどが用いられる。なお、図14の実施形態では、ホース440に圧縮コイルばねを埋め込んでいる。
このように、本実施形態では、被ホース接続部411が、水栓400から側方に向かって延び、ホース440が天板310の上方において側方に向かい延びるようにホース440を案内することが、ホース引っ掛かり抑制手段に相当する。
次に、本発明のさらに他の実施の形態について説明する。
図15は、本発明のさらに他の実施の形態にかかる浴室を表す模式的斜視図である。
図16〜図17は、本実施形態にかかる浴室を表す模式的平面図である。
図18は、本実施形態の水栓の具体例を表す模式的平面図である。
図16は、本実施形態にかかる浴室を上方から眺めたときの模式的平面図である。図17は、本実施形態にかかる浴室を側方から眺めたときの模式的平面図である。図18(a)は、本実施形態の水栓を側方から眺めたときの模式的平面図である。図18(b)は、図18(a)に表した矢印A11の方向に水栓を眺めたときの模式的平面図である。図18(c)は、図18(b)に表した矢印A12の方向に水栓を眺めたときの模式的平面図である。
図1〜図5に関して前述した新たな課題に対して、本実施形態にかかる浴室10では、被ホース接続部(本実施形態においてガイド手段)411は、水栓400から前方に向かって延び、ホース440が天板310の上方において前方に向かい下降するようにホース440を案内する。より具体的には、図17に表したように、被ホース接続部411の軸412は、前方の成分を有する方向へ延びている。また、被ホース接続部411の軸412は、左方の成分を有する方向へも延びている。
本実施形態の水栓400は、被ホース接続部(図15〜図18においてガイド手段)411と、吐水部413と、第1の止水栓415と、第2の止水栓416と、サーモユニット417と、流調ユニット418と、水栓カバー420と、を有する。
水栓カバー420は、第1の止水栓415および第2の止水栓416などの水栓に関する部品の少なくとも一部を内蔵する。
サーモユニット417は、水栓カバー420の第1の側面421に設けられ、吐水部413あるいはシャワーヘッド430から吐出される水の温度を調整する。
流調ユニット418は、水栓カバー420の第2の側面423に設けられ、吐水部413あるいはシャワーヘッド430から吐出される水の流量を調整する。
第1の止水栓415は、浴室10の壁から突出した給水管(図示せず)に接続され、給水管を通して供給される水の圧力を調整したり、給水管を通して供給される水を止めたりする。第1の止水栓415は、例えば金属製の配管(図示せず)を介してサーモユニット417に接続されている。
第2の止水栓416は、浴室10の壁から突出した給湯管(図示せず)に接続され、給湯管を通して供給される湯の圧力を調整したり、給湯管を通して供給される湯を止めたりする。第2の止水栓416は、例えば金属製の配管(図示せず)を介してサーモユニット417に接続されている。
吐水部413は、水栓カバー420の下面425に設けられ、水栓400が浴室10に設置された状態において天板310へ向かって水を吐出する。
被ホース接続部411は、水栓カバー420の第1の側面421に設けられている。被ホース接続部411は、水栓カバー420の第1の側面421に、図示しないネジなどの締結部材によって回動不能に固定されている。被ホース接続部411は、ホース440の一端に接続され、供給された水をホース440へ導く。被ホース接続部411は、接続されたホース440が前方へ延びるように案内する。言い換えれば、被ホース接続部411の軸412は、前方の成分を有する方向へ延びている。
その他の各部材の構造や配置は、図1〜図5に関して前述した通りである。
これによれば、図8〜図10に関して前述した弾性力や下降するホース440の自重がホース440に作用する(図16に表した矢印A6参照)がホース440に作用する。さらに、被ホース接続部411がホース440を案内しない場合と比較して、ホース440は、天板310の後方の隙間S1に入り込もうとしたときに天板310よりも上方においてより小さい径をもって前方側に凸状となるよう屈曲しようとする。そのため、天板310の後端よりも前方からホース440が天板310の後方に到達することを抑制するよう、より大きい弾性力がホース440に作用する。これにより、ホース440が天板310の後端に引っ掛かることを抑制することができる。さらに、被ホース接続部411の軸412が左方の成分を有する方向へも延びているため、水栓400から左方向へ遠ざかるようホース440が下降するため、水栓400の下方に配置される洗面器を利用する際にホース440が邪魔になることを抑制できる。
このように、本実施形態では、被ホース接続部411が、水栓400から前方に向かって延び、ホース440が天板310の上方において前方に向かい下降するようにホース440を案内することが、ホース引っ掛かり抑制手段に相当する。
本実施形態によれば、使用者811が外力をホース440に加えて力尽くでホース440を天板310の後方の隙間S1へ回し込むことを抑えることができる。すなわち、被ホース接続部411が水栓カバー420の前方かつ中央寄りに設けられていると、使用者811は、水栓400の下方に載置した洗面器に水を入れるときや、吐水口下方の天板310上に載置した洗面器内の水(湯)を使用するときに、吐水口近傍の前方にあるホース440が邪魔となり、外力をホース440に加えて力尽くでホース440を天板310の後方の隙間S1へ回し込むおそれがある。
これに対して、本実施形態によれば、被ホース接続部411が水栓カバー420の第1の側面421に設けられているため、吐水口近傍の前方にホース440が垂れることを抑制でき、使用者811が外力をホース440に加えて力尽くでホース440を天板310の後方の隙間S1へ回し込むことを抑えることができる。これにより、ホース440が天板310の後端に引っ掛かることをより一層抑制することができる。
次に、本発明のさらに他の実施の形態について説明する。
図19は、本発明のさらに他の実施の形態にかかる浴室を表す模式的斜視図である。
図20および図21は、本実施形態にかかる浴室を表す模式的平面図である。
図20は、本実施形態にかかる浴室を前方から眺めたときの模式的平面図である。図21は、本実施形態にかかる浴室を側方から眺めたときの模式的平面図である。
図1〜図5に関して前述した新たな課題に対して、本実施形態にかかる浴室10では、ホース引っ掛かり抑制手段は、ガイド部材(ガイド手段)520を有する。ガイド部材520は、第1の壁面110に設けられている。図19および図21に表したように、ガイド部材520は、水栓400の側方において第1の壁面110に固定され、第1の壁面110から略前方へ延びて略垂直に屈曲し、略上方へ延びている。
図20に表したように、ガイド部材520は、ホース440の一部を保持し、被ホース接続部411から下降するホース440が側方へ向かって延びるようにホース440を案内する。その他の各部材の構造や配置は、図1〜図5に関して前述した通りである。
これによれば、ガイド部材520は、被ホース接続部411から下降しているホース440が側方へ向かって延びるようホース440を案内するため、ホース440が天板310の後端に引っ掛かることを抑制することができる。また、浴室10のサイズごとに天板310の横幅が異なる場合であっても、ホース440が天板310の後端に引っ掛かることを抑制できる位置にガイド部材520を固定するのみで良いため、横幅の異なる天板310ごとに異なる部材を用意する必要がないため、製造コストを抑えることができる。
また、ガイド部材520を天板310の左端の上方に配置するか、もしくは天板310の左端の上方近傍に配置することで、ホース440の引っ掛かりを抑制しつつ、シャワーヘッド430の動きに追従可能なホース440(シャワーヘッド430とガイド部材520との間のホース440の部分:図20に表した二点鎖線のホース440の部分)の長さが必要以上に奪われないようにすることができるため、シャワーヘッド430操作時のシャワーヘッド430の使い勝手を維持することができる。
次に、本発明のさらに他の実施の形態について説明する。
図22は、本発明のさらに他の実施の形態にかかる浴室を表す模式的斜視図である。
図23は、本実施形態のガイド部材を表す模式的平面図である。
図24および図25は、本実施形態にかかる浴室を表す模式的平面図である。
図23(a)は、本実施形態のガイド部材を前方から眺めたときの模式的平面図である。図23(b)は、図23(a)に表した矢印A15の方向にガイド部材を眺めたときの模式的平面図である。
図24は、本実施形態にかかる浴室を前方から眺めたときの模式的平面図である。図25は、本実施形態にかかる浴室を側方から眺めたときの模式的平面図である。
図1〜図5に関して前述した新たな課題に対して、本実施形態にかかる浴室10では、ホース引っ掛かり抑制手段は、ガイド部材520を有する。ガイド部材520は、第1の壁面110に設けられている。図19および図21に表したように、ガイド部材520は、水栓400の下方において第1の壁面110に固定され、ホース440の一部を保持することができる。
より具体的に説明すると、図23(a)〜図23(b)に表したように、本実施形態のガイド部材520は、基部521と、第1の側壁522と、第2の側壁523と、を有する。基部521は、第1の壁面110に固定されている。第1の側壁522は、基部521に接続され、前方へ向かって延びている。第2の側壁523は、基部521に接続され、前方へ向かって延びている。第2の側壁523は、第1の側壁522から離れて設けられ、第1の側壁522と対向している。第1の側壁522と、第2の側壁523と、の間には、溝524が形成されている。本実施形態のガイド部材520は、溝524においてホース440の一部を保持することができる。
図23(b)および図25に表したように、ガイド部材520の溝524の軸525は、前方の成分を有する方向へ延びている。そのため、図8〜図10に関して前述した弾性力や下降するホース440の自重がホース440に作用する。これにより、ガイド部材520は、被ホース接続部411から下降しているホース440が前方へ向かって下降するようにホース440を案内するため、ホース440が天板310の後端に引っ掛かることを抑制することができる。
また、図24に表したように、ガイド部材520の溝524の軸525は、側方の成分を有する方向へ延びている。そのため、図1〜図5に関して前述した弾性力や下降するホース440の自重がホース440に作用する。これにより、ガイド部材520は、被ホース接続部411から下降しているホース440が側方へ向かって下降するようにホース440を案内するため、ホース440が天板310の後端に引っ掛かることを抑制することができる。
さらに、ガイド部材520の溝524の軸525が前方の成分および側方の成分を有する方向へ延びているため、天板310に載置された物がホース440と干渉することを抑えることができる。これにより、ホース440が天板310の後端に引っ掛かることを抑制することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、浴室10、カウンタ300、および水栓400などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置などやカウンタ300、水栓400、およびガイド部材520の設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
10 浴室、 100 洗い場、 110 第1の壁面、 120 第2の壁面、 200 浴槽、 210 側面、 300 カウンタ、 310 天板、 311 第1の側端面、 312 第2の側端面、 313 第3の側端面、 314 第4の側端面、 316 上面、 317 下面、 320 支持材、 400 水栓、 410 水栓本体、 411 被ホース接続部、 411a 雄ねじ、 412 軸、 413 吐水部、 415 第1の止水栓、 416 第2の止水栓、 417 サーモユニット、 418 流調ユニット、 419 ボタンユニット、 420 水栓カバー、 421 第1の側面、 423 第2の側面、 425 下面、 427 前面、 429 上面、 430 シャワーヘッド、 440 ホース、 448 接続金具、 448a 雌ねじ、 520 ガイド部材、 521 基部、 522 第1の側壁、 523 第2の側壁、 524 溝、 525 軸、 801 鏡、 803 洗面器、 811 使用者

Claims (6)

  1. 壁に固定された支持材と、
    浴槽および前記壁から離間した状態で前記支持材により下面を支持され上面視において後端よりも後方の前記支持材の横方向の幅よりも広い横方向の幅を有する天板と、
    前記天板よりも上方に設けられた被ホース接続部と、
    一端が前記被ホース接続部に接続されたホースと、
    前記ホースの他端に接続されたシャワーヘッドと、
    前記被ホース接続部から下降している前記ホースが前記天板の上面の高さにおいて前記天板の後端よりも後方、もしくは、前記天板の左右端よりも内方に至ることを抑制することで、前記シャワーヘッドが前記天板よりも前方で操作されているときに、前記ホースが前記天板を下回って前記後端に引っ掛かることを抑制するホース引っ掛かり抑制手段と、
    を備えたことを特徴とする浴室。
  2. 前記ホース引っ掛かり抑制手段は、前記被ホース接続部が前記後端よりも前方、もしくは、前記左右端よりも外方に設けられることで、前記被ホース接続部から下降している前記ホースが前記天板の上面の高さにおいて前記天板の後端よりも後方、もしくは、前記天板の左右端よりも内方に至ることを抑制するよう構成されていることを特徴とする請求項1記載の浴室。
  3. 前記ホース引っ掛かり抑制手段は、前記被ホース接続部が前記左右端よりも外方に設けられた構成を有することを特徴とする請求項2記載の浴室。
  4. 前記ホース引っ掛かり抑制手段は、前記ホースが前記天板の上方において前方もしくは側方に向かい延びるように前記ホースを案内するガイド手段を有することを特徴とする請求項1記載の浴室。
  5. 前記天板よりも上方に設けられ前記被ホース接続部を有する水栓をさらに備え、
    前記ガイド手段は、前記水栓に設けられた前記被ホース接続部であり、
    前記被ホース接続部の軸は、前方の成分もしくは側方の成分を有する方向へ延びていることを特徴とする請求項4記載の浴室。
  6. 前記ガイド手段は、前記壁に固定されたガイド部材であって、前記被ホース接続部から延びる前記ホースが前記側方に向かい延びるよう前記ホースを案内するガイド部材であることを特徴とする請求項4記載の浴室。
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