JP6674158B2 - 浴室 - Google Patents

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Description

本発明の態様は、一般的に、カウンタが取り付けられた浴室に関する。
家庭の浴室において身体を洗う作業を楽にするために、洗面器カウンタが浴室の壁に取り付けられている。使用者は、洗面器カウンタを利用することにより洗面器を洗い場よりも上方に置くことができる。
ここで、トップ部材、ボディ部材、及びブラケットの3つの部材で構成されたカウンターがある(特許文献1)。特許文献1に記載されたカウンターでは、ブラケットは、壁面へ固定され、トップ部材を支持している。トップ部材は、トップ面よりも一段低く形成された溝形成部を後方側に有しており、溝形成部の上面が排水溝の底面となる(特許文献1、図5参照)。
しかし、特許文献1に記載されたカウンターでは、トップ部材と壁面とが成す角部において入隅が形成されてしまう。特許文献1のカウンターでは、排水溝の前後方向の幅が比較的狭いため、入隅を掃除することは困難であり、入隅にこびりついた水垢や石鹸カスを落とすことは容易ではない。そのため、入隅にこびりついた汚れによって、特許文献1に記載されたカウンターは、浴室の美観を損ねるおそれがある。
これに対して、カウンタが浴槽および壁面から離れて設けられたカウンタ付き浴室がある(特許文献2)。特許文献2に記載されたカウンタ付き浴室では、支柱がカウンタを長手方向に貫通しカウンタを支持している。しかし、特許文献2に記載されたカウンタ付き浴室であっても、支柱がカウンタを貫通しているため、カウンタの側端面と支柱とが成す角部において入隅が形成される。この入隅を掃除することは困難であり、入隅に付着した汚れを落とすことは容易ではない。そのため、特許文献2に記載されたカウンターにおいては、浴室の美観を損ねるおそれがあるという点において改善の余地がある。
特開2011−67340号公報 特開2013−179987号公報
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、美観を良好にすることができる浴室を提供することを目的とする。
第1の発明は、洗面器が載置される洗面器カウンタと、水栓が内蔵された水栓カウンタと、を備え、前記洗面器カウンタは、壁面に取り付けられ第1の上面および第1の下面を有する第1の支持材と、前記第1の支持材に下面を支持され前記壁面および浴槽から水平方向に離間して設けられた天板と、を有し、前記水栓カウンタは、前記第1の支持材よりも高い位置に設けられて前記壁面に取り付けられ第2の上面および第2の下面を有する第2の支持材と、前記水栓が内蔵された水栓カウンタ本体であって、前記天板よりも高い位置に設けられて前記第2の支持材に背面および下面の少なくともいずれかを支持され前記壁面および前記浴槽から水平方向に離間して設けられた水栓カウンタ本体と、を有し、前記第1の下面は、前記天板から前記壁面へ向かって下方へ傾斜した第2の傾斜面を有し、前記第2の下面は、前記水栓カウンタ本体から前記壁面へ向かって下方へ傾斜した第4の傾斜面を有し、前記第4の傾斜面は、前記第2の傾斜面よりも緩やかであり、前記第2の下面が前記壁面に接続された部分は、前記水栓カウンタ本体の下面よりも下方に存在することを特徴とする浴室である。
この発明によれば、第2の支持材が第1の支持材よりも上方に設けられ、また、第2の下面が有する傾斜面の傾斜は、第1の下面が有する傾斜面の傾斜よりも緩やかである。そのため、第1の支持材および第2の支持材の両方を使用者の目線から視認できないようにすることができる。これにより、洗面器カウンタおよび水栓カウンタの両方が浮いているように使用者に認識させることができるため、浴室の美観をより向上させることができる。
この浴室によれば、第2の下面が壁面に接続された部分は、水栓カウンタ本体の下面よりも下方に存在する。そのため、例えば清掃者は、第2の下面と壁面との間の入隅を清掃する際には、水栓カウンタ本体の下方の奥側(壁面の側)にもぐり込まなくとも、第2の下面と壁面との間の入隅を視認することができる。これにより、清掃作業時の負担を軽減することができる。
第3の発明は、第1または2の発明において、前記第1の支持材のうちで前記天板と前記壁面との間に存在する部分の横方向の長さは、前記天板の横方向の長さよりも短く、
前記第2の支持材のうちで前記水栓カウンタ本体と前記壁面との間に存在する部分の横方向の長さは、前記水栓カウンタ本体の横方向の長さよりも短いことを特徴とする浴室である。
この浴室によれば、水がかかりやすい第1の支持材および第2の支持材の上面に水が溜まる面積を小さく抑えることができるため、第1の支持材および第2の支持材の上面において、汚れが発生する面積を抑えることができる。そのため、第1の支持材および第2の支持材を清掃する手間を低減することができる。
本発明の態様によれば、美観を良好にすることができる浴室が提供される。
本実施形態にかかる浴室を表す模式的斜視図である。 本実施形態にかかる浴室を表す模式的平面図である。 本実施形態にかかる浴室を表す模式的平面図である。 本実施形態の水栓カウンタを表す模式的平面図である。 本実施形態にかかる浴室を表す模式的平面図である。 本実施形態の洗面器カウンタを表す模式的平面図である。 本実施形態の洗面器カウンタを表す模式的平面図である。 本発明者が実施した検討を説明する模式的平面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、本実施形態にかかる浴室を表す模式的斜視図である。
図2は、本実施形態にかかる浴室を表す模式的平面図である。
図2は、図1に表した矢印A1の方向にみたときの浴室を表す模式的平面図である。図2では、説明の便宜上、浴槽および鏡を省略している。
本実施形態にかかる浴室10は、浴槽200と、洗面器カウンタ300と、水栓カウンタ400と、を備える。浴室10は、鏡500を備えていてもよい。
洗面器カウンタ300および水栓カウンタ400は、浴室10の洗い場100の第1の壁面110に取り付けられている。第1の壁面110は、浴槽200と、浴槽200と対向する第2の壁面120と、の間に設けられ、浴槽200および第2の壁面120と接続されている。水栓カウンタ400は、洗面器カウンタ300よりも高い位置に設けられている。
図2に表したように、洗面器カウンタ300は、第1の天板310と、第1の支持材320と、を有する。
第1の支持材320は、第1の壁面110に取り付けられている。より具体的には、第1の支持材320の一端は、第1の壁面110に固定されている。第1の支持材320の他端は、第1の天板310の下面317に固定され、第1の天板310の下面317を支持している。第1の支持材320の他端は、下面317および第1の側端面311(背面)に固定され、下面317および第1の側端面311を支持していてもよい。
図1および図2に表したように、第1の天板310は、浴槽200、第1の壁面110および第2の壁面120から離間している。この詳細については、後述する。第1の天板310の上面316は、略平坦である。例えば、使用者は、洗面器やシャンプーのボトル等を第1の天板310の上面316に載せることができる。第1の天板310の上面316には、排水のための傾斜が設けられていてもよい。この場合、経年によって傾斜方向が変わらないよう、第1の天板310の上面316を前方側に下降傾斜させておくことが好ましい。
本願明細書において、「前方」とは、洗面器カウンタ300および水栓カウンタ400が第1の壁面110に取り付けられた状態において、第1の壁面110に垂直な方向であって第1の壁面110からみて洗面器カウンタ300および水栓カウンタ400の側の方向をいう。本願明細書において、「後方」とは、「前方」とは反対の方向をいう。本願明細書において、「下方」とは、洗面器カウンタ300および水栓カウンタ400が第1の壁面110に取り付けられた状態において、鉛直方向であって水栓カウンタ400からみて洗面器カウンタ300の側の方向をいう。本願明細書において、「上方」とは、「下方」とは反対の方向をいう。
水栓カウンタ400は、水栓カウンタ本体410と、第2の支持材420と、を有する。水栓カウンタ本体410は、第2の天板410aと、水栓内蔵部(図示せず)と、を有する。水栓内蔵部は、第2の天板410aの下に設けられている。さらに、水栓カウンタ本体410は、水栓内蔵部が露出しないよう、水栓内蔵部の周囲を覆うカバー415を有する。
図2に表したように、第2の支持材420は、第1の支持材320よりも高い位置(上方)に設けられ、第1の壁面110に取り付けられている。より具体的には、第2の支持材420の一端は、第1の壁面110に固定されている。第2の支持材420の他端は、水栓カウンタ本体410の第1の側端面411(背面)に固定され、水栓カウンタ本体410の第1の側端面411を支持している。第2の支持材420は、下面403および水栓カウンタ本体410の第1の側端面411に固定され、下面403および第1の側端面411を支持していてもよい。第2の支持材420は、下面403および第1の側端面411の少なくともいずれかを支持する。
図1および図2に表したように、水栓カウンタ本体410は、第1の天板310よりも高い位置に設けられ、浴槽200、第1の壁面110および第2の壁面120から離間している。この詳細については、後述する。水栓カウンタ本体410の上面416は、略平坦である。水栓カウンタ本体410の上面416には、排水のための傾斜が設けられていてもよい。この場合、経年によって傾斜方向が変わらないよう、水栓カウンタ本体410の上面416を前方側に下降傾斜させておくことが好ましい。なお、水栓カウンタ本体410の上面416は、天板410aの上面と同じである。
水栓カウンタ400は、水栓441を内蔵する。水栓カウンタ400は、水栓441を通して供給された水を吐水口401から吐出する。例えば、水栓カウンタ400は、第1の天板310の上に載置された洗面器に吐水口401から水を供給する。水栓カウンタ本体410の水栓内蔵部には、温度調整ユニット(図示せず)や流量調整ユニット(図示せず)などが設けられている。本願明細書において、「水」には、冷水のみならず、加温されたお湯が含まれる。
図2に表したように、第1の支持材320は、第1の上面322と、第1の下面324と、を有する。第1の上面322は、第1の天板310から第1の壁面110へ向かって下方へ傾斜した傾斜面322a(第1の傾斜面)を有する。第1の下面324は、第1の天板310から第1の壁面110へ向かって下方へ傾斜した傾斜面324a(第2の傾斜面)を有する。
図2に表したように、第2の支持材420は、第2の上面422と、第2の下面424と、を有する。第2の上面422は、水栓カウンタ本体410から第1の壁面110へ向かって下方へ傾斜した傾斜面422a(第3の傾斜面)を有する。第2の下面424は、水栓カウンタ本体410から第1の壁面110へ向かって下方へ傾斜した傾斜面424a(第4の傾斜面)を有する。
第2の上面422が有する傾斜面422aの傾斜は、第1の上面322が有する傾斜面322aの傾斜よりも緩やかである。すなわち、第2の上面422が有する傾斜面422aと、水平面HSと、の間の角度B2は、第1の上面322が有する傾斜面322aと、水平面HSと、の間の角度B1よりも小さい。
第2の下面424が有する傾斜面424aの傾斜は、第1の下面324が有する傾斜面324aの傾斜よりも緩やかである。すなわち、第2の下面424が有する傾斜面424aと、水平面HSと、の間の角度B4は、第1の下面324が有する傾斜面324aと、水平面HSと、の間の角度B3よりも小さい。
ここで、第1の支持材320と第1の壁面110との間には、入隅が形成されている。また、第2の支持材420と第1の壁面110との間には、入隅が形成されている。
本願明細書において「入隅」とは、複数の面が互いに接続された箇所の内側の部分をいうものとする。あるいは、本願明細書において「入隅」とは、複数の面が互いに接続された箇所の凹んだ部分をいうものとする。
入隅を掃除することは困難であり、入隅に付着した汚れを落とすことは容易ではない。そのため、浴室の美観が損なわれることがある。
これに対して、本実施形態によれば、第1の上面322が有する傾斜面322aおよび第1の下面324が有する傾斜面324aは、第1の天板310から第1の壁面110へ向かって下方へ傾斜している。そのため、第1の上面322が第1の壁面110に接続された部分322bは、第1の天板310の下面317よりも下方に存在する。そのため、第1の支持材320と第1の壁面110との間の入隅は、洗面器カウンタ300を使用する使用者の目線では第1の天板310の死角に入る。そのため、水や汚れが第1の支持材320と第1の壁面110との間の入隅に溜まった場合でも、使用者は、その入隅に溜まった水や汚れを視認することができない。これにより、落としづらい汚れが使用者に曝されることを抑え、浴室10の美観を良好にすることができる。
また、第2の上面422が有する傾斜面422aおよび第2の下面424が有する傾斜面424aは、水栓カウンタ本体410から第1の壁面110へ向かって下方へ傾斜している。そのため、第2の上面422が第1の壁面110に接続された部分422bは、第2の天板410aの下面417よりも下方に存在する。そのため、第2の支持材420と第1の壁面110との間の入隅は、水栓カウンタ400を使用する使用者の目線では水栓カウンタ本体410の死角に入る。そのため、水や汚れが第2の支持材420と第1の壁面110との間の入隅に溜まった場合でも、使用者は、その入隅に溜まった水や汚れを視認することができない。これにより、落としづらい汚れが使用者に曝されることを抑え、浴室10の美観を良好にすることができる。
さらに、第2の支持材420が第1の支持材320よりも上方に設けられ、第2の上面422が有する傾斜面422aの傾斜は、第1の上面322が有する傾斜面322aの傾斜よりも緩やかである。また、第2の下面424が有する傾斜面424aの傾斜は、第1の下面324が有する傾斜面324aの傾斜よりも緩やかである。そのため、第1の支持材320および第2の支持材420の両方を使用者の目線から視認できないようにすることができる。これにより、洗面器カウンタ300および水栓カウンタ400の両方が浮いているように使用者に認識させることができるため、浴室10の美観をより向上させることができる。
図3は、本実施形態にかかる浴室を表す模式的平面図である。
図4は、本実施形態の水栓カウンタを表す模式的平面図である。
図5は、本実施形態にかかる浴室を表す模式的平面図である。
図6は、本実施形態の洗面器カウンタを表す模式的平面図である。
図7は、本実施形態の洗面器カウンタを表す模式的平面図である。
図3は、図1に表した矢印A2の方向にみたときの浴室を表す模式的平面図である。図4は、図1に表した矢印A2の方向にみたときの水栓カウンタを表す模式的平面図である。図5は、図1に表した矢印A3の方向にみたときの浴室を表す模式的平面図である。図6は、図1に表した矢印A3の方向にみたときの洗面器カウンタを表す模式的平面図である。図7は、図1に表した矢印A4の方向にみたときの洗面器カウンタを表す模式的平面図である。
前述したように、第1の支持材320は、第1の壁面110に取り付けられている。図3および図7に表したように、第1の支持材320の一端は、例えばボルトなどの締結具372により第1の壁面110に固定されている。第1の支持材320の他端は、例えばネジなどの締結具371により第1の天板310の下面317に固定されている。
洗面器カウンタ300の第1の天板310は、第1の側端面311と、第2の側端面312と、第3の側端面313と、第4の側端面314と、上面316と、下面317と、を有し、第1の支持材320により支持されている。第1の側端面311は、第1の壁面110と対向し、第1の壁面110から水平方向に離間している。第2の側端面312は、浴槽200の側面210と対向し、浴槽200から水平方向に離間している。第3の側端面313は、第2の壁面120と対向し、第2の壁面120から水平方向に離間している。第4の側端面314は、洗い場100と面し、浴槽200、第1の壁面110、および第2の壁面120から水平方向に離間している。つまり、第1の天板310の全ての側端面(第1の側端面311、第2の側端面312、第3の側端面313、および第4の側端面314)は、浴槽200、第1の壁面110、および第2の壁面120から水平方向に離間している。
第1の側端面311と第1の壁面110との間には、隙間S1が存在する。第1の側端面311と、第1の壁面110と、の間の距離D1は、例えば約50ミリメートル(mm)程度である。第2の側端面312と浴槽200の側面210との間には、隙間S2が存在する。第2の側端面312と、浴槽200の側面210と、の間の距離D2は、例えば約70mm程度である。第3の側端面313と第2の壁面120との間には、隙間S3が存在する。第3の側端面313と、第2の壁面120と、の間の距離D3は、例えば約70mm程度である。
第1の側端面311、第2の側端面312、および第3の側端面313の拭き掃除をするために、距離D1〜距離D3は、より適切な距離に適宜設定されている。具体的には、距離D1〜距離D3のそれぞれは、スポンジ等の清掃用具を挿入しやすくするため、例えば約30mm以上であることがより好ましい。また、手の甲が拭き掃除の際に第1の壁面110、第2の壁面120、および浴槽200に当たらないようにするためには、距離D1〜距離D3のそれぞれは、例えば約50mm以上であることがより好ましい。第1の天板310が洗い場100に比較的大きく張り出すことを抑えるため、距離D1は、30mm以上、50mm以下であることがより好ましい。
前述したように、第2の支持材420は、第1の壁面110に取り付けられている。図3および図4に表したように、第2の支持材420の第2の下面424が第1の壁面110に接続された部分424bは、水栓カウンタ本体410の下面403よりも下方に存在する。
水栓カウンタ400の水栓カウンタ本体410は、第1の側端面411と、第2の側端面412と、第3の側端面413と、第4の側端面414と、上面416と、下面403と、を有し、第2の支持材420により支持されている。第1の側端面411は、第1の壁面110と対向し、第1の壁面110から水平方向に離間している。第2の側端面412は、浴槽200の側面210と対向し、浴槽200から水平方向に離間している。第3の側端面413は、第2の壁面120と対向し、第2の壁面120から水平方向に離間している。第4の側端面414は、洗い場100と面し、浴槽200、第1の壁面110、および第2の壁面120から水平方向に離間している。つまり、水栓カウンタ本体410の全ての側端面(第1の側端面411、第2の側端面412、第3の側端面413、および第4の側端面414)は、浴槽200、第1の壁面110、および第2の壁面120から水平方向に離間している。
第1の側端面411と第1の壁面110との間には、隙間S11が存在する。第1の側端面411と、第1の壁面110と、の間の距離D11は、例えば約30mm程度である。水栓カウンタ本体410の上面416には、小物などが置かれることがある。そのため、隙間S11が広すぎると、水栓カウンタ400の使い勝手に支障が生ずることがある。清掃性および載置性を考慮すると、距離D11は、例えば約10〜30mm程度であることが好ましい。第2の側端面412と浴槽200の側面210との間には、隙間S12が存在する。第2の側端面412と、浴槽200の側面210と、の間の距離D12は、例えば約75mm程度である。第3の側端面413と第2の壁面120との間には、隙間S13が存在する。第3の側端面413と、第2の壁面120と、の間の距離D13は、例えば約75mm程度である。水栓カウンタ400の下に存在する洗面器カウンタ300と、水栓カウンタ400と、のバランスを考慮すると、水栓カウンタ400の幅(長さD14(図3参照))が洗面器カウンタ300の幅(長さD4(図3参照))よりも短い方が、長さD14が長さD4よりも長い場合と比較して見栄えがよい。さらに、清掃性を考慮すると、距離D12および距離D13のそれぞれは、50mm以上であることが好ましい。
図3に表したように、第1の支持材320の横方向の長さD5は、第1の天板310の横方向の長さD4よりも短い。
図3および図4に表したように、第2の支持材420の横方向の長さD15は、水栓カウンタ本体410の横方向の長さD14より短い。
本願明細書において「横方向」とは、水平方向であって壁面110に平行な方向をいう。
本実施形態によれば、第1の天板310の全ての側端面が浴槽200、第1の壁面110、および第2の壁面120から水平方向に離間しているため、第1の天板310と浴槽200との間、第1の天板310と第1の壁面110との間、および第1の天板310と第2の壁面120との間において入隅が形成されることを抑えることができる。
また、第1の支持材320の端部(他端)が第1の天板310の下面317を支持するため、第1の天板310の上面316と第1の支持材320との間、および第1の天板310の全ての側端面と第1の支持材320との間において入隅が形成されることを抑えることができる。
また、本実施形態によれば、水栓カウンタ本体410の全ての側端面が浴槽200、第1の壁面110、および第2の壁面120から水平方向に離間しているため、水栓カウンタ本体410と浴槽200との間、水栓カウンタ本体410と第1の壁面110との間、および水栓カウンタ本体410と第2の壁面120との間において入隅が形成されることを抑えることができる。
また、第2の支持材420の端部(他端)が水栓カウンタ本体410の下面403を支持する場合には、水栓カウンタ本体410の上面416と第2の支持材420との間、および水栓カウンタ本体410の全ての側端面と第2の支持材420との間において入隅が形成されることを抑えることができる。
これにより、水が入隅に溜まることを抑え、汚れが入隅に発生することを抑えることができる。また、入隅が形成されることを抑えることができるため、例えばシリコーンなどのシール材を入隅に塗布する必要がなく、浴室10の美観をより向上させることができる。
さらに、本実施形態によれば、第2の支持材420の第2の下面424が第1の壁面110に接続された部分424bは、水栓カウンタ本体410の下面403よりも下方に存在する。そのため、例えば清掃者は、第2の支持材420の第2の下面424と第1の壁面110との間の入隅を清掃する際には、水栓カウンタ本体410の下方の奥側(第1の壁面110の側)にもぐり込まなくとも、第2の下面424と第1の壁面110との間の入隅を視認することができる。これにより、清掃作業時の負担を軽減することができる。
また、第1の支持材320の横方向の長さD5は、第1の天板310の横方向の長さD4よりも短い。第2の支持材420の横方向の長さD15は、水栓カウンタ本体410の横方向の長さD14より短い。これにより、水がかかりやすい第1の支持材320および第2の支持材420の上面に水が溜まる面積を小さく抑えることができるため、第1の支持材320の第1の上面322および第2の支持材420の第2の上面422において、汚れが発生する面積を抑えることができる。そのため、第1の支持材320および第2の支持材420を清掃する手間を低減することができる。
次に、本発明者が実施した検討について、図面を参照しつつ説明する。
図8は、本発明者が実施した検討を説明する模式的平面図である。
本発明者は、第1の天板310の死角および水栓カウンタ本体410の死角について検討を行った。より具体的には、本発明者は、使用者560が第1の支持材320および第2の支持材420を視認できない角度および高さについて検討を行った。
まず、本発明者が得た知見によれば、一般的な風呂いすの高さは、主として250mm以上、350mm以下である。そのため、本検討では、風呂いす550の高さD21の最大値を350mmとし、風呂いす550の高さD21の最小値を250mmとした。
「日本人の人体寸法データブック2004−2006」(社団法人 人間生活工学研究センター)に記載された人体計測データによれば、20歳以上80歳以下の男性の座面から目線の高さ(「座位姿勢における水平な座面から外眼角点までの鉛直距離」)の95パーセンタイル値は、848mmである。また、20歳以上80歳以下の女性の座面から目線の高さの5パーセンタイル値は、617mmである。そのため、本検討では、座面から目線の高さD22の最大値を848mmとし、座面から目線の高さD22の最小値を617mmとした。
これにより、洗い場100から使用者560の目線の高さD29の最大値は、1198mmである。洗い場100から使用者560の目線の高さD29の最小値は、867mmである。
前述した目線の高さD29の範囲において、洗面器カウンタ300および水栓カウンタ400の前の風呂いす550に座った使用者560の目の位置と、第1の壁面110と、の間の距離D23を650mmとした。
第1の天板310の第1の側端面311と、第1の壁面110と、の間の距離D24を40mmとした。
水栓カウンタ本体410の第2の側端面411と、第2の壁面110と、の間の距離D25を30mmとした。
洗い場100と、洗面器カウンタ300の第1の天板310の上面316と、の間の距離D31を345mmとした。
洗い場100と、水栓カウンタ400の水栓カウンタ本体410の上面416と、の間の距離D32を700mmとした。
このような条件において、本発明者が実施した検討の結果は、次の通りである。すなわち、使用者560の目と第1の支持材320の下端とを結ぶ仮想直線と、水平面と、の間のなす角度(θ1)が57.58度以下であれば、男女問わず成人の使用者のうち、大部分の使用者が第1の支持材320の下端を視認できなくなる。図8における角度B14は、上記角度(θ1)が57.58度の状態を表している。
使用者560の目と第1の支持材320の上端とを結ぶ仮想直線と、水平面と、の間のなす角度(θ2)が54.54度以上であれば、男女問わず成人の使用者のうち、大部分の使用者が第1の支持材320の上端を視認できなくなる。図8における角度B13は、上記角度(θ2)が54.54度の状態を表している。
すなわち、第1の支持材320の上端が、図8における角度θ2が54.54度である場合に対応する仮想直線(破線X)よりも下方に位置し、第1の支持材320の下端が、図8における角度θ1が57.58度である場合に対応する仮想直線(破線Y)よりも上方に位置するように第1の支持材320を設ければ、成人の使用者のうち、大部分の使用者が第1の支持材320を視認できなくなり、第1の天板310を浮いているように見せることができる。このとき、使用者560が第1の支持材320を視認できない高さであって、第1の壁面110の側の上端の高さD26は、285mm以上、308mm以下である。
なお、図8の第1の支持材320においては、第1の支持材320の上面は、水平面に対し、18.7度傾斜した斜面を有しており、第1の支持材320の下面は、39.0度の斜面を有するように構成している。
使用者560の目と第2の支持材420の下端とを結ぶ仮想直線と、水平面と、の間のなす角度(θ3)が22.51度以下であれば、男女問わず成人の使用者のうち、大部分の使用者が第2の支持材420の下端を視認できなくなる。図8における角度B12は、上記角度(θ3)が22.51度の状態を表している。
使用者560の目と第2の支持材420の上端とを結ぶ仮想直線と、水平面と、の間のなす角度(θ4)が38.42度以上であれば、男女問わず成人の使用者のうち、大部分の使用者が第2の支持材420の上端を視認できなくなる。図8における角度B11は、上記角度(θ4)が38.42度の状態を表している。
すなわち、第2の支持材420の上端が、図8における角度θ4が38.42度である場合に対応する仮想直線(破線M)よりも下方に位置した場合には、成人の使用者のうち、大部分の使用者が第2の支持材420の上端を視認できなくなる。一方、第2の支持材420の下端が、図8における角度θ3が22.51度である場合に対応する仮想直線(破線N)よりも上方に位置するように第2の支持材420を設ければ、成人の使用者のうち、大部分の使用者が第2の支持材420の下端を視認できなくなる。このようにして、水栓カウンタ本体410を浮いているように見せることができる。このとき、使用者560が第2の支持材420を視認できない高さであって、第1の壁面110の側の上端の高さD28は、682.5mm以上、700mm以下である。
なお、図8の第2の支持材420においては、第2の支持材420の上面は、水平面に対し、26.6度傾斜した斜面を有しており、第2の支持材420の下面は、31.8度の斜面を有するように構成している。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、洗面器カウンタ300および水栓カウンタ400などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置などや第1の支持材320および第2の支持材420の設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。例えば、水栓カウンタ本体410および第2の天板410aは、直接的に第2の支持材420で支持されていてもよいし、補強材などを介して間接的に第2の支持材420で支持されていてもよい。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
10 浴室、 100 洗い場、 110 第1の壁面、 120 第2の壁面、 200 浴槽、 210 側面、 300 洗面器カウンタ、 310 第1の天板、 311 第1の側端面、 312 第2の側端面、 313 第3の側端面、 314 第4の側端面、 316 上面、 317 下面、 320 第1の支持材、 322 第1の上面、 322a 傾斜面、 322b 部分、 324 第2の下面、 324a 傾斜面、 371 締結具、 372 締結具、 400 水栓カウンタ、 401 吐水口、403 下面、 410 水栓カウンタ本体、 410a 第2の天板、 411 第1の側端面、 412 第2の側端面、 413 第3の側端面、 414 第4の側端面、 416 上面、 417 下面、 420 第2の支持材、 422 第2の上面、 422a 傾斜面、 422b 部分、 424 第2の下面、 424a 傾斜面、 424b 部分、 441 水栓、 500 鏡、 550 風呂いす、 560 使用者

Claims (2)

  1. 洗面器が載置される洗面器カウンタと、
    水栓が内蔵された水栓カウンタと、
    を備え、
    前記洗面器カウンタは、
    壁面に取り付けられ第1の上面および第1の下面を有する第1の支持材と、
    前記第1の支持材に下面を支持され前記壁面および浴槽から水平方向に離間して設けられた天板と、
    を有し、
    前記水栓カウンタは、
    前記第1の支持材よりも高い位置に設けられて前記壁面に取り付けられ第2の上面および第2の下面を有する第2の支持材と、
    前記水栓が内蔵された水栓カウンタ本体であって、前記天板よりも高い位置に設けられて前記第2の支持材に背面および下面の少なくともいずれかを支持され前記壁面および前記浴槽から水平方向に離間して設けられた水栓カウンタ本体と、
    を有し、
    前記第1の下面は、前記天板から前記壁面へ向かって下方へ傾斜した第2の傾斜面を有し、
    前記第2の下面は、前記水栓カウンタ本体から前記壁面へ向かって下方へ傾斜した第4の傾斜面を有し、
    前記第4の傾斜面は、前記第2の傾斜面よりも緩やかであり、
    前記第2の下面が前記壁面に接続された部分は、前記水栓カウンタ本体の下面よりも下方に存在することを特徴とする浴室。
  2. 前記第1の支持材のうちで前記天板と前記壁面との間に存在する部分の横方向の長さは、前記天板の横方向の長さよりも短く、
    前記第2の支持材のうちで前記水栓カウンタ本体と前記壁面との間に存在する部分の横方向の長さは、前記水栓カウンタ本体の横方向の長さよりも短いことを特徴とする請求項1記載の浴室。
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