JP2014226467A - 浴槽 - Google Patents

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亮 工藤
まゆみ 井戸田
Mayumi Idota
まゆみ 井戸田
昌子 永柳
Masako Nagayanagi
昌子 永柳
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Abstract

【課題】安定した入浴姿勢でリラックスして入浴することができる浴槽を提供する。
【解決手段】浴槽は、貯湯部10と、水平面に対して40度以上に傾斜し、入浴者Hの背中が当接する背もたれ面31Sを有した背もたれ部31と、背もたれ面31Sを上方へ延長した仮想延長面Xよりも前方に位置し、水平面に対する傾斜が背もたれ面31Sよりも急であり、入浴者Hの後頭部が当接する枕面32Sを有した枕部32とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は浴槽に関するものである。
特許文献1は従来の浴槽を開示している。この浴槽は、背もたれ部、及び枕部を備えている。背もたれ部は、水平面に対して約20度に傾斜し、入浴者の背中が当接する背もたれ面を有している。枕部は、背もたれ面を上方へ延長した仮想延長面よりも上方に位置し、入浴者の後頭部が当接する枕面を有している。この枕面は水平面に対する傾斜が背もたれ部よりも急である。入浴者は、後頭部を枕面に当接し、仰向け状態でこの浴槽に入浴する。このため、入浴者は、身体が浮力によって浮遊状態になり、リラックスして入浴することができる。
特開2000−201848号公報
しかし、この浴槽は、入浴者の身体が浮力によって浮遊状態になるため、入浴姿勢が安定しない。特に、身体の小さい入浴者は、後頭部を枕面に当接させた入浴姿勢をとると、両足を着くべき所定の場所に着くことができず、想定した入浴姿勢をとることができない。このため、身体の小さい入浴者は、浮力によって浮遊状態になると、後頭部が枕面に当接するのみとなり、入浴姿勢がより安定しない。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、安定した入浴姿勢でリラックスして入浴することができる浴槽を提供することを解決すべき課題としている。
第1発明の浴槽は、貯湯部と、
水平面に対して40度以上に傾斜し、入浴者の背中が当接する背もたれ面を有した背もたれ部と、
前記背もたれ面を上方へ延長した仮想延長面よりも前方に位置し、水平面に対する傾斜が前記背もたれ面よりも急であり、前記入浴者の後頭部が当接する枕面を有した枕部とを備えていることを特徴とする。
この浴槽は、入浴者の後頭部が当接する枕面が、背もたれ面を上方へ延長した仮想延長面よりも前方に位置し、水平面に対する傾斜が背もたれ面よりも急である。このため、入浴者が後頭部を枕面に当接させ、背中を背もたれ面に当接させた入浴姿勢をとると、浮力を受けない入浴者の頭部の荷重を水平方向で入浴者の身体の重心(腰のあたり)に近づけることができる。よって、入浴者の頭部の荷重が身体に受けた浮力を打消すように働き、入浴姿勢を安定させることができる。また、入浴者の身体の大小にかかわらず、この浴槽は後頭部を枕面に当接させ、背中を背もたれ面に当接させた入浴姿勢をとることができるため、入浴姿勢を安定させることができる。なお、背もたれ面及び枕面が上下方向に湾曲する湾曲面である場合、水平面に対する傾斜とは、湾曲面の上下方向の接線が水平面に対して形成する傾斜に相当する。
また、第2発明の浴槽は、貯湯部と、
水平面に対して40度以上に傾斜し、入浴者の背中が当接する背もたれ面を有した背もたれ部と、
前記背もたれ面の上端部における上下方向の接線に沿って上方へ延長した仮想延長面よりも前方に位置し、上下方向の接線の水平面に対する傾斜が前記背もたれ面よりも急であり、前記入浴者の後頭部が当接する枕面を前記貯湯部の上端よりも高い位置に有した枕部とを備えていることを特徴とする。
この浴槽は、入浴者の後頭部が当接する枕面が、背もたれ面の上端部における上下方向の接線に沿って上方へ延長した仮想延長面よりも前方に位置し、上下方向の接線の水平面に対する傾斜が背もたれ面よりも急である。つまり、背もたれ面及び枕面が後方に凹むように上下方向に湾曲している浴槽であっても、入浴者が後頭部を枕面に当接させ、背中を背もたれ面に当接させた入浴姿勢をとると、浮力を受けない入浴者の頭部の荷重を水平方向で入浴者の身体の重心(腰のあたり)に近づけることができる。よって、入浴者の頭部の荷重が身体に受けた浮力を打消すように働き、入浴姿勢を安定させることができる。また、入浴者の身体の大小にかかわらず、この浴槽は後頭部を枕面に当接させ、背中を背もたれ面に当接させた入浴姿勢をとることができるため、入浴姿勢を安定させることができる。
したがって、第1発明及び第2発明の浴槽は、安定した入浴姿勢でリラックスして入浴することができる。
実施例1の浴槽を示す断面図である。 実施例1の浴槽を示す斜視図である。 実施例2の浴槽を示す断面図である。 実施例2の浴槽を示す斜視図である。 実施例3の浴槽を示す断面図である。
第1発明及び第2発明における好ましい実施の形態を説明する。
本発明の浴槽は、前記背もたれ部の下端部に連続し、前方に向かって昇り傾斜しており、入浴者の臀部が当接する座面を有する座部を備え得る。この場合、この浴槽は、座面が背もたれ部の下端部に向けて下り傾斜していることになるため、入浴者の臀部が背もたれ面の下部に当接した正しい入浴姿勢を入浴者は容易にとることができる。このため、入浴者は安定した入浴姿勢でリラックスして入浴することができる。
前記背もたれ部、及び前記枕部が着脱自在であり得る。この場合、背もたれ部及び枕部の有無を選択することができる。また、既設の浴槽等に背もたれ部、及び枕部を取り付けることによって、入浴者は安定した入浴姿勢でリラックスして入浴することができる。
次に、本発明の浴槽を具体化した実施例1〜3について、図面を参照しつつ説明する。
<実施例1>
実施例1の浴槽は、図1及び図2に示すように、上方から見た外形状が前後方向(図1に示す入浴姿勢で入浴した入浴者Hから見た前後方向であり、図1において左右方向)に長い長方形状である。また、この浴槽は、温水を貯湯する貯湯部10の上方から見た内形状も前後方向に長い略長方形状である。この浴槽は、入浴者Hが図1に示す入浴姿勢で入浴した際に入浴者Hの背後側の後フランジ部21が幅広に形成されている。後フランジ部21の前縁は後方に凹むように左右方向に湾曲している。また、この浴槽は、後フランジ部21の左右両端部の夫々から入浴者Hの左右に延びる左右フランジ部22、及び左右フランジ部22の前端同士を連結した前フランジ部23が狭小に形成されている。後フランジ部21、左右フランジ部22、及び前フランジ部23が浴槽の上面を形成している。この浴槽はフランジ部の外縁に沿って下方に延びたエプロン部材24が取り付けられている(図2参照)。
この浴槽は、背もたれ部31、枕部32、座部33、底部34、左右側面部35、及び前側面部36を備えている。背もたれ部31は後フランジ部21の前縁に沿って下方に延びている。背もたれ部31は水平面に対する傾斜角αが約50度の背もたれ面31Sを有している。背もたれ面31Sは後フランジ部21の前縁の湾曲形状に連続して後方に凹むように左右方向に湾曲している。入浴者Hが入浴姿勢をとると、この背もたれ面31Sの下部に入浴者Hの臀部が当接し、上部に背中が当接することになる。
枕部32は、背もたれ部31の上端部に連続し、後フランジ部21よりも上方に突出している。後フランジ部21より上方に突出した枕部32は、左右方向に延びた略長方形状であり、背もたれ面31Sの湾曲形状に連続して後方に凹むように左右方向に湾曲した枕面32Sを有する板状である。枕面32Sは背もたれ面31Sに対する傾斜角βが約15度である。つまり、枕面32Sは、背もたれ面31Sを上方へ延長した仮想延長面Xよりも前方に位置し、水平面に対する傾斜が背もたれ面31Sよりも急である。入浴者Hが入浴姿勢をとると、この枕面32Sに入浴者Hの後頭部が当接することになる。枕面32Sは、入浴者Hの後頭部を安定して支持できるように上下方向が150mm以上の長さであるとよい。
座部33は背もたれ部31の下端部に連続している。座部33は前方に向かって昇り傾斜し、水平面に対する傾斜角が約15度の座面33Sを有している。入浴者Hが入浴姿勢をとると、この座面33Sに入浴者Hの臀部が当接することになる。
底部34は、座部33の前端部から下方に向かって延びた垂下部37の下端に連続している。つまり、底部34は座部33より一段低く、座部33の前方で上面34Sが水平に拡がっている。底部34は左右側面部35及び前側面部36の下端部に連続している。入浴者Hが入浴姿勢をとると、この底部34の上面34Sに入浴者Hの足が着くことになる。
左右側面部35は、左右フランジ部22の内縁から下方に延びており、背もたれ部31、座部33、垂下部37、及び底部34の左右両端部に連続している。左右フランジ部22の夫々は、入浴者Hが入浴姿勢をとった際に肘をかけることができるように、前側(図1における右側)が上昇し、上方に僅かに膨らむように湾曲した板状の肘掛部38を取り付けている。
前側面部36は、前フランジ部23の内縁から下方に延びており、左右側面部35、及び底部34の前端部に連続している。このように、この浴槽は、背もたれ部31、座部33、底部34、左右側面部35、及び前側面部36によって貯湯部10を形成している。
この浴槽は、枕部32の下部に開口した吐水口41と、背もたれ部31の下端部に開口した流入口42と、吐水口41と流入口42とを連通し、途中にポンプ43を配した循環路44とを有している。吐水口41は横長のスリット形状である。ポンプ43を駆動すると、流入口42から貯湯部10内の温水が流入し、循環路44を経て吐水口41から入浴姿勢の入浴者Hの肩に向かって温水を吐水することができる。
このような構成を有する浴槽は、入浴者Hの後頭部が当接する枕面32Sが、背もたれ面31Sを上方へ延長した仮想延長面Xよりも前方に位置し、水平面に対する傾斜が背もたれ面31Sよりも急であるため、入浴者Hが後頭部を枕面32Sに当接させ、背中を背もたれ面31Sに当接させた入浴姿勢をとると、浮力を受けない入浴者Hの頭部の荷重を水平方向で入浴者Hの身体の重心(腰のあたり)に近づけることができる。よって、入浴者Hの頭部の荷重が身体に受けた浮力を打消すように働き、入浴姿勢を安定させることができる。また、入浴者Hの身体の大小にかかわらず、この浴槽は後頭部を枕面32Sに当接させ、背中を背もたれ面31Sに当接させた入浴姿勢をとることができるため、入浴姿勢を安定させることができる。
したがって、実施例1の浴槽は安定した入浴姿勢でリラックスして入浴することができる。
また、この浴槽は、座面33Sが背もたれ部31の下端部に向けて下り傾斜しているため、入浴者Hの臀部が背もたれ面31Sの下部に当接した正しい入浴姿勢を入浴者Hは容易にとることができる。このため、入浴者Hは安定した入浴姿勢でリラックスして入浴することができる。
<実施例2>
実施例2の浴槽は、図3及び図4に示すように、形状が実施例1と相違し、さらに、背もたれ部61、枕部62、及び座部63が貯湯部10内から着脱自在である点が実施例1と相違する。
この浴槽は、上方から見た外形状が前後方向(図3に示す入浴姿勢で入浴した入浴者Hから見た前後方向であり、図3において左右方向)に長く、左右方向に短い細長形状である。この浴槽は、底面部51と、この底面部51の外周縁から立ち上がった周壁部52とを備えている。この浴槽は底面部51と周壁部52によって貯湯部10を形成している。底面部51は上面51Sが水平に拡がっている。周壁部52は、入浴者Hが図3に示す入浴姿勢で入浴した際に入浴者Hの背後側の後壁部52Aと、後壁部52Aの左右両端部の夫々から入浴者Hの左右に延びる左右壁部52Bと、左右壁部52Bの前端同士を連結した前壁部52Cとから構成されている。左右壁部52Bと前壁部52Cとは同じ高さであり、後壁部52Aは左右壁部52B及び前壁部52Cに比べて高い位置まで上方に延びている。後壁部52Aは斜め上後方に向けて傾斜している。後壁部52Aは、後述する背もたれ部61及び枕部62の後面が内面に当接し、背もたれ部61及び枕部62を支持している。左右壁部52Bの夫々は、後壁部52A側の内面に水平方向に延びた段部53が形成されている。この段部53は入浴者Hが入浴姿勢をとった際に肘をかけることができる。
この浴槽は、背もたれ部61、枕部62、及び座部63を一体に形成している。背もたれ部61、枕部62、及び座部63は、肉厚であり、背もたれ部61及び枕部62の後面が後壁部52Aの内面に当接し、座部63の下面が底部34の上面に当接するように貯湯部10内に配置されている。一体に形成した背もたれ部61、枕部62、及び座部63は、左右幅が左右壁部52Bの間隔と略等しく形成されており、貯湯部10内から取り外すことができる。つまり、一体に形成した背もたれ部61、枕部62、及び座部63は、貯湯部10に着脱自在である。
背もたれ部61は水平面に対する傾斜角αが約50度の背もたれ面61Sを前面に形成している。入浴者Hが入浴姿勢をとると、この背もたれ面61Sの下部に入浴者Hの臀部が当接し、上部に背中が当接することになる。
枕部62は、背もたれ部61の上端部に連続し、背もたれ面61Sに対する傾斜角βが約15度の枕面62Sを前面に形成している。つまり、枕面62Sは、背もたれ面61Sを上方へ延長した仮想延長面Xよりも前方に位置し、水平面に対する傾斜が背もたれ面61Sよりも急である。また、枕面62Sは貯湯部10の上端よりも高い位置に設けられている。入浴者Hが入浴姿勢をとると、この枕面62Sに入浴者Hの後頭部が当接することになる。
座部63は背もたれ部61の下端部に連続している。座部63は前方に向かって昇り傾斜した座面63Sを有している。入浴者Hが入浴姿勢をとると、この座面63Sに入浴者Hの臀部が当接することになる。また、入浴者Hが入浴姿勢をとると、座部63より前方の底面部51の上面51Sに入浴者Hの足が着くことになる。
一体に形成した背もたれ部61及び枕部62は、枕部62の下部に開口した吐水口71が設けられ、背もたれ部61の下端部に開口した流入口72が設けられている。また、一体に形成した背もたれ部61及び枕部62は、吐水口71と流入口72とを連通し、途中にポンプ73を配した循環路74を内蔵している。吐水口71は横長のスリット形状である。ポンプ73を駆動すると、流入口72から貯湯部10内の温水が流入し、循環路74を経て吐水口71から入浴姿勢の入浴者Hの肩に向かって温水を吐水することができる。
このような構成を有する浴槽は、入浴者Hの後頭部が当接する枕面62Sが、背もたれ面61Sを上方へ延長した仮想延長面Xよりも前方に位置し、水平面に対する傾斜が背もたれ面61Sよりも急であるため、入浴者Hが後頭部を枕面62Sに当接させ、背中を背もたれ面61Sに当接させた入浴姿勢をとると、浮力を受けない入浴者Hの頭部の荷重を水平方向で入浴者Hの身体の重心(腰のあたり)に近づけることができる。よって、入浴者Hの頭部の荷重が身体に受けた浮力を打消すように働き、入浴姿勢を安定させることができる。また、入浴者Hの身体の大小にかかわらず、この浴槽は後頭部を枕面62Sに当接させ、背中を背もたれ面61Sに当接させた入浴姿勢をとることができるため、入浴姿勢を安定させることができる。
したがって、実施例2の浴槽も、安定した入浴姿勢でリラックスして入浴することができる。
また、この浴槽は、座面63Sが背もたれ部61の下端部に向けて下り傾斜しているため、入浴者Hの臀部が背もたれ面61Sの下部に当接した正しい入浴姿勢を入浴者Hは容易にとることができる。このため、入浴者Hは安定した入浴姿勢でリラックスして入浴することができる。
また、この浴槽は、一体に形成した背もたれ部61、枕部62、及び座部63は、貯湯部10に着脱自在であるため、背もたれ部61、枕部62、及び座部63の有無を選択することができる。また、既設の浴槽等に背もたれ部61、枕部62及び座部63を取り付けることによって、入浴者Hは安定した入浴姿勢でリラックスして入浴することができる。
<実施例3>
実施例3の浴槽は、図5に示すように、背もたれ面81S及び枕面82Sが同一の曲率で後方に僅かに凹むように上下方向に湾曲した湾曲面で形成されている。他の構成は実施例1と同様であり、同一の構成は同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
この浴槽の背もたれ部81は、上下方向の略中央部において、水平面に対する傾斜角αが約50度の背もたれ面81Sを有している。湾曲した背もたれ面81Sの水平面に対する傾斜角とは背もたれ面81Sの上下方向の接線が水平面に対して形成する傾斜角に相当する。入浴者Hが入浴姿勢をとると、この背もたれ面81Sの下部に入浴者Hの臀部が当接し、上部に背中が当接することになる。
この浴槽の枕部82は背もたれ面81Sの上端部における上下方向の接線に沿って上方へ延長した仮想延長面Yよりも前方に位置した枕面82Sを有している。この湾曲した枕面82Sは、上下方向の略中央部における上下方向の接線が、仮想延長面Yに対して約7度の傾斜角βを有している。つまり、枕面82Sは上下方向の接線の水平面に対する傾斜が仮想延長面Yよりも急であり、背もたれ面81Sよりも急である。また、枕面82Sは貯湯部10の上端(各フランジ部21、22、23)よりも高い位置に設けられている。入浴者Hが入浴姿勢をとると、この枕面82Sに入浴者Hの後頭部が当接することになる。枕面82Sは、入浴者Hの後頭部を安定して支持できるように上下方向が150mm以上の長さであるとよい。
このような構成を有する浴槽は、入浴者Hの後頭部が当接する枕面82Sが、背もたれ面81Sの上端部における上下方向の接線に沿って上方へ延長した仮想延長面Yよりも前方に位置し、上下方向の接線の水平面に対する傾斜が背もたれ面81Sよりも急である。つまり、背もたれ面81S及び枕面82Sが後方に凹むように上下方向に湾曲している浴槽であっても、入浴者Hが後頭部を枕面82Sに当接させ、背中を背もたれ面81Sに当接させた入浴姿勢をとると、浮力を受けない入浴者Hの頭部の荷重を水平方向で入浴者Hの身体の重心(腰のあたり)に近づけることができる。よって、入浴者Hの頭部の荷重が身体に受けた浮力を打消すように働き、入浴姿勢を安定させることができる。また、入浴者Hの身体の大小にかかわらず、この浴槽は後頭部を枕面82Sに当接させ、背中を背もたれ面81Sに当接させた入浴姿勢をとることができるため、入浴姿勢を安定させることができる。
したがって、実施例3の浴槽も安定した入浴姿勢でリラックスして入浴することができる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)実施例1〜3では、背もたれ面が水平面に対して約50度傾斜していたが、背もたれ面の水平面に対する傾斜は40度以上であればよい。
(2)実施例1及び2では、枕面が背もたれ面に対して約15度傾斜しており、実施例3では、枕面が仮想延長面よりも約7度傾斜していたが、枕面は背もたれ面よりも水平面に対する傾斜が急であればよい。
(3)実施例1〜3では、座部が設けられていたが、座部を設けなくてもよい。
(4)実施例2では、背もたれ部、枕部、及び座部が一体に形成されていたが、背もたれ部と枕部とが一体に形成され、貯湯部に着脱自在であればよい。
(5)実施例1〜3では、入浴姿勢をとった入浴者の肩に向かって温水を吐水するために、吐水口、流入口、及び途中にポンプを配した循環路を有していたが、これらを有さなくてもよい。
(6)背もたれ部、枕部、及び座部はクッション性を有する材質で形成してもよい。
10…貯湯部
31、61、81…背もたれ部
31S、61S、81S…背もたれ面
32、62、82…枕部
32S、62S、82S…枕面
33、63…座部
33S、63S…座面
H…入浴者
X…(背もたれ面を上方へ延長した)仮想延長面
Y…(背もたれ面の上端部における上下方向の接線に沿って上方へ延長した)仮想延長面

Claims (4)

  1. 貯湯部と、
    水平面に対して40度以上に傾斜し、入浴者の背中が当接する背もたれ面を有した背もたれ部と、
    前記背もたれ面を上方へ延長した仮想延長面よりも前方に位置し、水平面に対する傾斜が前記背もたれ面よりも急であり、前記入浴者の後頭部が当接する枕面を有した枕部とを備えていることを特徴とする浴槽。
  2. 貯湯部と、
    水平面に対して40度以上に傾斜し、入浴者の背中が当接する背もたれ面を有した背もたれ部と、
    前記背もたれ面の上端部における上下方向の接線に沿って上方へ延長した仮想延長面よりも前方に位置し、上下方向の接線の水平面に対する傾斜が前記背もたれ面よりも急であり、前記入浴者の後頭部が当接する枕面を前記貯湯部の上端よりも高い位置に有した枕部とを備えていることを特徴とする浴槽。
  3. 前記背もたれ部の下端部に連続し、前方に向かって昇り傾斜しており、入浴者の臀部が当接する座面を有する座部を備えていることを特徴とする請求項1又は2記載の浴槽。
  4. 前記背もたれ部、及び前記枕部が着脱自在であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の浴槽。
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