JP7069517B2 - 浴槽用吐水装置 - Google Patents
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Description
このように構成された本発明においては、絞り流路は、絞り流路の中央部分を通過する水の流速の低下を、左右端部分を通過する水の流速の低下よりも小さくさせるような流速調整手段を備えているので、吐水口部の中央部分から吐水される水の流速を、吐水口部の左右端部分から吐水される水の流速よりも大きくすることができる。よって、吐水口部の中央部分から吐水される水を、左右端部分から吐水される水よりも前方の位置に吐水することができる。従って、本発明によれば、吐水口部の開口部分の中央部分が左右端部分よりも後方に位置するように吐水口部が湾曲して形成されていても、使用者の肩付近に向けて吐水される水流の吐水形状が湾曲されにくく且つ線状にされることができ、使用者の浴び心地を向上させることができる。
また、本発明によれば、貯留室に流入した水は貯留室において左右方向に広げられた後に、流速調整手段を備える絞り流路を通過する。これにより、左右方向に幅広の吐水の水流が形成されやすくなると共にこの水流の吐水形状が湾曲されにくく且つ線状にされることができ、使用者の浴び心地を向上させることができる。
このように構成された本発明においては、絞り流路の流速調整手段は、絞り流路の中央部分の前後方向の長さを、左右端部分の前後方向の長さより短くすることにより形成される。これにより、絞り流路の中央部分を通過する水の圧力損失を、左右端部分を通過する水の圧力損失よりも小さくさせることができる。よって、吐水口部の中央部分から吐水される水の流速を、吐水口部の左右端部分から吐水される水の流速よりも大きくすることができる。従って、本発明によれば、吐水口部の開口部分の中央部分が左右端部分よりも後方に位置するように吐水口部が湾曲して形成されていても、比較的簡単な構成により、使用者の肩付近に向けて吐水される水流の吐水形状が湾曲されにくくすることができる。
このように構成された本発明においては、吐水口部は、中央部分から左右端部分までの流路の高さを一定にすることにより形成される。これにより、吐水口部の中央部分を通過する水の圧力損失を、左右端部分を通過する水の圧力損失よりも小さくさせることができる。よって、本発明によれば、吐水口部の高さを中央部分から左右端部分まで一定の高さとすることで、幅広の膜状に吐出された水の膜厚が乱れてしまって吐出された膜状の水が左右に分断されてしまうことを抑制しながらも、吐水口部の中央部分から吐水される水の流速を、吐水口部の左右端部分から吐水される水の流速よりも大きくすることができる。
このように構成された本発明においては、傾斜部は、絞り流路に向かう水が加速され且つ乱流を発生させることを抑制する。さらに、この傾斜部と絞り流路との接続部分が、吐水口部の左右端部分を結ぶ仮想線と平行に延びるように形成されている。従って、絞り流路に、中央部分を通過する水の流速の低下を、左右端部分を通過する水の流速の低下よりも小さくさせるような流速調整手段が形成されている場合においても、傾斜部から絞り流路に流入する水が、仮想線に対して比較的均等に広がるように流れることができる。よって、本発明によれば、傾斜部から絞り流路に流れる水が、水の流速の低下が小さい中央部分の流れに引かれて、縮流を生じさせてしまうことを抑制できる。これにより、使用者の肩付近に向けて吐水される水流の吐水形状が乱れることを抑制できる。
このように構成された本発明においては、傾斜部によって、絞り流路に向かう水が加速され且つ乱流を発生させることを抑制する。さらに、貯留室と傾斜部との接続部分が、吐水口の左右端部を結ぶ仮想線と平行に延びるように形成されている。従って、絞り流路に、中央部分を通過する水の流速の低下を、左右端部分を通過する水の流速の低下よりも小さくさせるような流速調整手段が形成されている場合においても、貯留室から傾斜部に流れる水が、吐水口の左右端部を結ぶ仮想線に対して比較的均等に広がるように流れることができる。よって、本発明によれば、傾斜部から絞り流路に流入する水が、比較的均等に広がるように流れ、水の流速の低下が小さい中央部分の流れに引かれて、縮流を生じさせてしまうことを抑制できる。これにより、使用者の肩付近に向けて吐水される水流の吐水形状が乱れることを抑制できる。
図1は本発明の第1実施形態による浴槽用吐水装置が適用される浴槽装置を示す概略斜視図であり、図2は図1の上面図であり、図3は図2のIII-III線に沿って見た概略断面図であり、図4は図1の側面図である。
浴槽2は、浴槽2の壁面の上部を水平方向で弧状に形成したいわゆるラウンドタイプの浴槽である。なお、浴槽2は、浴槽2の壁面の上部を水平方向で円弧状に形成したいわゆるクレイドルタイプの浴槽、円形の浴槽、又は縦壁2bが長辺を形成するようなワイドタイプの浴槽であってもよい。
上昇管26は、チャンバー部32から垂直上方に延びる円管状の流路を形成している。
図5は図3に示す本発明の第1実施形態による浴槽用吐水装置を拡大して紙面の左右を反転した状態で示す部分拡大断面図であり、図6は図3のVI-VI線に沿って見た断面図であり、図7は図6のVII-VII線に沿って見た断面図であり、図8は図5のVIII-VIII線に沿って見た断面図であり、図9は本発明の第1実施形態による浴槽用吐水装置を正面から見た正面図である。
絞り流路38は、傾斜部42と吐水口部4との間に形成されている。絞り流路38は、流路の高さが貯留室36及び傾斜部42内の流路の高さよりも低く形成されている。さらに、絞り流路38は、流入した水を加速させるように、貯留室36の流路断面積及び傾斜部42の流路断面積より小さい流路断面積を有する。絞り流路38の底面38aは、ほぼ平坦に形成されている。絞り流路38、傾斜部42及び貯留室36の底面には、水の残留を抑制する水抜き用の溝部40が形成されている。
使用者Hの操作部30の操作により制御部28はポンプ10を駆動させる。ポンプ10は、浴槽2内の水を第1流路8から吸引し、下流側の第2流路14に圧送する。水は、第2流路14からジェットノズル34に供給され、ジェットノズル34から噴射された湯水がジェットポンプ作用によりチャンバー部32内の水を引き込みながら上昇管26を上昇し、貯留室36内に流入する。
本実施形態のような傾斜部42の構造によれば、後述する比較例のように傾斜部42の上流端42aや下流端42bが吐水口部4の形状に対応して湾曲して形成されている場合のように湾曲した傾斜部42に沿って水流のベクトルが曲がり左右均一な吐水が行えなくなることを防ぐことができる。
なお、「平行」には、絞り流路38と傾斜部42との接続部分が、仮想線Aに対して比較的小さい角度範囲内で傾斜するほぼ平行な場合、例えば、絞り流路38と傾斜部42との接続部分が、仮想線Aに対して-5度~5度の角度で傾斜する場合も含まれる。同様に、「平行」には、貯留室36と傾斜部42との接続部分が、仮想線Aに対して比較的小さい角度範囲内で傾斜するほぼ平行な場合、例えば、貯留室36と傾斜部42との接続部分が、仮想線Aに対して-5度~5度の角度で傾斜する場合も含まれる。
図13は、比較例として、左右方向において均一な長さの絞り流路が設けられている浴槽用吐水装置の内部流路を概略的に示すと共に、貯留室に流入した水が、吐水口部から吐水される際に吐水形状が湾曲される様子を示す図である。
浴槽用吐水装置201は、貯留室236の下流側に設けられた傾斜部242が吐水口部204の形状に近い形まで湾曲して形成されている。傾斜部242の上流端242a及び下流端242bが、湾曲して形成されている。よって、傾斜部242に流入する水のベクトルが、湾曲した傾斜部242に沿って曲がり左右均一な吐水が行えなくなる。
絞り流路238は、上面視で、入口238b及び出口(吐水口部204)の左右方向の中央部分238cが左右端部分238dよりも後方に位置するように湾曲して形成されている。絞り流路238は、中央部分238cの前後方向の長さと、左右端部分238dの前後方向の長さとが同じ長さに形成される。絞り流路238は、絞り流路238の中央部分238cから左右端部分238dまでの流路の高さHを一定に形成している。
また、本発明によれば、貯留室36に流入した水は貯留室36において左右方向に広げられた後に、流速調整手段を備える絞り流路38を通過する。これにより、左右方向に幅広の吐水の水流が形成されやすくなると共にこの水流の吐水形状が湾曲されにくく且つ線状にされることができ、使用者の浴び心地を向上させることができる。
第2実施形態による浴槽用吐水装置101は、上述した第1実施形態による浴槽用吐水装置1と構造がほぼ同じであるため、本発明の第2実施形態の第1実施形態とは異なる点のみを説明し、同様な部分については図面に同じ参照符号を付して説明を省略する。
また、本発明によれば、貯留室36に流入した水は貯留室36において左右方向に広げられた後に、流速調整手段を備える絞り流路138を通過する。これにより、左右方向に幅広の吐水の水流が形成されやすくなると共にこの水流の吐水形状が湾曲されにくく且つ線状にされることができ、使用者の浴び心地を向上させることができる。
2 浴槽
3 浴槽装置
4 吐水口部
36 貯留室
38 絞り流路
38c 中央部分
38d 左右端部分
42 傾斜部
42a 上流端
42b 下流端
101 浴槽用吐水装置
104 吐水口部
104a 中央部分
104b 左右端部分
138 絞り流路
138c 中央部分
138d 左右端部分
201 浴槽用吐水装置
204 吐水口部
204a 中央部分
204b 左右端部分
238 絞り流路
238c 中央部分
238d 左右端部分
Claims (5)
- 浴槽に設置され、左右方向に幅広の水流を上記浴槽内に座っている使用者の肩方向に向けて吐水させる浴槽用吐水装置であって、
供給管から流入した水を一時的に貯留するとともにその内部が左右方向に延びて形成された貯留室と、
左右方向に延びる幅広形状に形成され、その左右方向の中央部分が左右端部分よりも後方に位置するように湾曲して形成される吐水口部と、
上記貯留室よりも絞られた流路を形成し且つ上記吐水口部まで延びる絞り流路と、を有し、
上記貯留室には、上記供給管の接続部と上記絞り流路との間において、天井面から下方に突出するとともに左右方向に延びるリブが設けられ、さらに、上記リブと上記絞り流路との間において上記リブの下面より上方の高さに上記天井面が形成され、
上記絞り流路は、この中央部分を通過する水の流速の低下を、この左右端部分を通過する水の流速の低下よりも小さくさせる流速調整手段を備えていることを特徴とする浴槽用吐水装置。 - 上記絞り流路の上記流速調整手段は、上記絞り流路の中央部分の前後方向の長さを、左右端部分の前後方向の長さより短くすることにより形成される、請求項1記載の浴槽用吐水装置。
- 上記吐水口部は、中央部分から左右端部分までの高さを一定にすることにより形成される、請求項2に記載の浴槽用吐水装置。
- 上記浴槽用吐水装置は、さらに、上記貯留室と上記絞り流路との間の底面において、上記貯留室から上記絞り流路に向かって上昇する傾斜部を有し、
上記絞り流路と上記傾斜部との接続部分が、上記吐水口部の左右端部分を結ぶ仮想線と平行に延びるように形成されている、請求項2又は3に記載の浴槽用吐水装置。 - 上記浴槽用吐水装置は、さらに、上記貯留室と上記絞り流路との間の底面において、上記貯留室から上記絞り流路に向かって上昇する傾斜部を有し、
上記貯留室と上記傾斜部との接続部分が、上記吐水口部の左右端部分を結ぶ仮想線と平行に延びるように形成されている、請求項2乃至4の何れか1項に記載の浴槽用吐水装置。
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JP2015226628A (ja) | 2014-05-30 | 2015-12-17 | 株式会社Lixil | 吐水装置及び浴槽装置 |
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