JP2024027535A - パッキン及び吐水装置 - Google Patents

パッキン及び吐水装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2024027535A
JP2024027535A JP2022130413A JP2022130413A JP2024027535A JP 2024027535 A JP2024027535 A JP 2024027535A JP 2022130413 A JP2022130413 A JP 2022130413A JP 2022130413 A JP2022130413 A JP 2022130413A JP 2024027535 A JP2024027535 A JP 2024027535A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
discharge port
water
packing
discharging device
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022130413A
Other languages
English (en)
Inventor
佳史 宮城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takara Standard Co Ltd
Original Assignee
Takara Standard Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takara Standard Co Ltd filed Critical Takara Standard Co Ltd
Priority to JP2022130413A priority Critical patent/JP2024027535A/ja
Publication of JP2024027535A publication Critical patent/JP2024027535A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Bathtubs, Showers, And Their Attachments (AREA)

Abstract

【課題】仕様変更や交換作業が簡便であるパッキン及び吐水装置を提供する。【解決手段】吐水装置には、外周縁部35にパッキン39が取り付けられ、このパッキン39は、吐出口33の両端間に渡って外周縁部35に沿って伸びた本体部4と、この本体部40の両端部に形成された突部43とを有し、突部43によって、貯留室32内における流路は、吐出口33よりも上流側が、吐出口33よりも狭くなっている。【選択図】図4

Description

本発明は、浴槽等に取り付けられる吐水装置、及び、この吐水装置に用いられるパッキンに関するものである。
従来、浴槽に浸かった入浴者の肩に湯水を掛けるための装置として、下記特許文献1ないし3に記載された装置がある。これらの装置では、吐出された湯水の形状を膜状とするための様々な工夫がなされている。
下記特許文献1に記載された装置(以下、「文献公知1発明」と記す。)は、吐出口に湯水を供給する吐出通路に、湯水を貯溜水として溜めるための貯溜室が形成された吐出部材を備えている。この吐出部材では、吐出通路の幅方向両側の側面が、貯溜室から吐出口に近づくにつれて通路幅が広がるように形成されると共に、吐出口の幅方向と平行な仮想線と、吐出通路の側面における吐出口の開口縁を通る接線とがなす鋭角の角度が、45度以上90度未満となるように形成されている。そうすると、吐出通路の側面に沿って流れ落ちる水流に、幅方向の外側に向かう速度成分を含ませることができるため、吐水口から吐出された膜状の湯水のすぼまりが抑えられると共に、膜状の湯水の分断が抑えられるので、膜状の湯水の形状の乱れを抑えることができる。
下記特許文献2に記載された装置(以下、「文献公知2発明」と記す。)は、供給管から流入した湯水を一時的に貯留する貯留室と、帯状の湯水(膜状の湯水)を浴槽内に向けて吐出する吐水口部と、を有している。そして、貯留室において、天井面から下方に突出して左右方向に延びるリブが設けられており、このリブによって、貯留室の底面との間に、流路断面積を左右方向にほぼ均一に狭くした左右流量均一手段が形成されている。左右流量均一手段は、流路断面積が小さく形成されているため、通過する湯水を加速させ、渦流の形成を抑制すると共に、下流側に流入させる湯水を左右方向においてほぼ均一に整流されたものにする。
下記特許文献3に記載された装置(以下、「文献公知3発明」と記す。)は、第一分割部材と第二分割部材とからなり、第一分割部材と第二分割部材とが組み付けられることで、内部に吐出通路が形成される吐出部材を備えている。この吐水部材の吐水通路には、湯水を吐き出すための吐出口と、上流側から流入する湯水を溜めるための貯溜室と、貯溜室内の湯水を吐出口に送り出すための絞り流路とが形成されており、吐出通路内の水流の流速が、貯溜室を通るときに低下して、貯留室内で均一となるように整流される。よって、吐出された湯水が、流速が均一で、その形状の乱れが抑えられたものとなる。
特許第6535438号公報 特開2019-103660号公報 特許第6920404号公報
しかし、文献公知1発明では、吐出通路の側面は、吐出部材と一体に形成されたものである。そのため、吐出口の幅方向と平行な仮想線に対して所定の角度に調整された側面の形成のためには、吐水部材そのものの加工が必要になる。
文献公知2発明では、左右流量均一手段を形成するリブが、貯留室の天井面から下方に突出する凸部として、この天井面と一体に形成されている。そのため、左右流量均一手段の形成のためには、浴槽用吐水装置の加工が必要になる。
文献公知3発明では、貯溜室が吐水部材の内部において、吐水部材と一体に形成され、この吐水部材が第一分割部材と第二分割部材との組み付けによって形成されている。そのため、水流の流速を均一にするための貯留室の形成のためには、第一分割部材及び第二分割部材そのものの加工が必要になる。
すなわち、何れの発明においても、吐出される湯水を適切な膜状とするためには、製品そのものを仕様変更したうえで、加工又は交換をする必要がある。仕様変更をする場合、金型から設計し直す必要があるため、費用が嵩むうえ、工期を要する。また、仕様変更後の製品への交換も煩雑である。
本発明は、この様な実情に鑑みて提案されたものである。本発明は、仕様変更や交換作業が簡便であるパッキン及び吐水装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るパッキンは、貯留室に供給されて貯留された湯水を、前記貯留室に形成された扁平な吐出口から膜状に吐出する吐水装置に対し、前記貯留室の外周縁に取り付けられるパッキンであって、前記吐出口よりも上流側において前記貯留室内に張り出して前記吐出口よりも流路を狭める突部を有する、ことを特徴とする。
本発明に係るパッキンは、一対の前記突部のそれぞれが、前記吐出口の両端における手前に配置される、ことを特徴とする。
本発明に係るパッキンは、前記吐出口の両端間に渡って前記外周縁に沿って伸びた本体部を有し、前記突部が、前記本体部の両端部に形成された、ことを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る吐水装置は、湯水を貯留する貯留部と湯水を吐出する吐水部とを有するノズル本体部と、前記ノズル本体部の上に被せて取り付けられることで、前記貯留部に貯留室を形成すると共に前記吐水部に吐出口を形成する蓋部と、前記ノズル本体部と前記蓋部との間に挟まって取り付けられる請求項1又は請求項2に記載されたパッキンと、を有する、ことを特徴とする。
本発明に係る吐水装置は、前記ノズル本体部が、前記吐出口の中央及び中央近傍である中央領域の上流側で前記外周縁と前記貯留部とを隔てる中央壁部と、前記吐出口の両端である端部領域の上流側であって前記中央壁部よりも下流側の前記外周縁と前記貯留部とを隔てる端部壁部と、前記中央壁部と前記端部壁部との間に形成された空隙部と、を有し、前記空隙部に前記突部が配置された、ことを特徴とする。
本発明に係る吐水装置は、一対であり、浴槽の背もたれ部の上端であるフランジ部において、前記背もたれ部の左右に取り付けられる、ことを特徴とする。
本発明に係るパッキンは、貯留室に供給されて貯留された湯水を、貯留室に形成された扁平な吐出口から膜状に吐出する吐水装置に対し、貯留室の外周縁に取り付けられるものであって、吐出口よりも上流側において貯留室内に張り出して吐出口よりも流路を狭める突部を有している。この構成により、貯留室内における湯水の上流側では、突部によって狭められた流路(以下、突部によって狭められた流路を「狭流路」と記す。)における水圧が、突部が無い場合と比較して高くなる。下流である吐出口は狭流路よりも広いため、吐出口からは、狭流路の正面に向かう水流と、突部に沿って流れることで狭流路の正面からずれた流水とが吐出される。狭流路の正面からは、高い水圧によって勢いよく湯水が吐出するため、扁平な吐出口から吐出される湯水は、狭流路の正面における高水圧の水流と、狭流路の正面からずれた流水とが連なって、凹凸や欠けの無い美麗な膜状となる。このような作用効果を奏する構成がパッキンに備わっているため、吐水装置にパッキンを取り付けるだけで、施工が完了する。したがって、仕様変更や交換作業が簡便である。なお、突部が無い場合、吐出口では、両端部における水圧が高くなり、相対的に中心部の水が低くなるため、吐出された膜状の湯水は、中央部分が凹んでしまう。
本発明に係るパッキンは、一対の突部のそれぞれが、吐出口の両端における手前に配置されている。この構成により、吐出口から吐出される湯水は、狭流路の正面における高水圧の水流と、狭流路の正面の両側方において突起部の正面から吐出する流水とが連なって、凹凸や欠けの無い美麗な膜状となる。このような作用効果を奏するパッキンを吐水装置に取り付けるだけで施工が完了するため、仕様変更や交換作業が簡便である。
本発明に係るパッキンは、吐出口の両端間に渡って外周縁に沿って伸びた本体部を有し、突部が、本体部の両端部に形成されている。この構成により、パッキンを吐水装置に取り付けるだけで施工が完了するため、仕様変更や交換作業が簡便である。
本発明に係る吐水装置は、湯水を貯留する貯留部と湯水を吐出する吐水部とを有するノズル本体部と、ノズル本体部の上に被せて取り付けられることで、貯留部に貯留室を形成すると共に吐水部に吐出口を形成する蓋部と、ノズル本体部と蓋部との間に挟まって取り付けられるパッキンとを有している。この構成により、凹凸や欠けの無い美麗な膜状の湯水を吐出することができ、また、仕様変更や交換作業が簡便である。
本発明に係る吐水装置は、ノズル本体部が、吐出口の中央及び中央近傍である中央領域の上流側で外周縁と貯留部とを隔てる中央壁部と、吐出口の両端である端部領域の上流側であって中央壁部よりも下流側の外周縁と貯留部とを隔てる端部壁部と、中央壁部と端部壁部との間に形成された空隙部とを有し、空隙部に突部が配置されている。この構成により、パッキンを吐水装置に取り付けるだけで施工が完了するため、仕様変更や交換作業が簡便である。
本発明に係る吐水装置は、一対であり、浴槽の背もたれ部の上端であるフランジ部において、背もたれ部の左右に取り付けられる。この構成により、凹凸や欠けの無い美麗な膜状の湯水が、入浴者の上半身に掛けられる。したがって、入浴者にとって快適である。
図1は、本発明の実施形態に係る吐水装置が取り付けられた浴槽の外観斜視図である。 図2は、本発明の実施形態に係る吐水装置が取り付けられた浴槽の平面図である。 図3は、本発明の実施形態に係る吐水装置の分解斜視図である。 図4は、本発明の実施形態に係る吐水装置の要部平面図である。 図5は、図4のV-V断面であって、本発明の実施形態に係る吐水装置の断面図である。 図6は、本発明の実施形態に係る吐水装置における水流を説明するための水流概略説明図である。
以下、本発明に係るパッキン及び吐水装置の実施形態を図面に基づいて説明する。図1及び2には、本実施形態に係る吐水装置11が取り付けられた浴槽1が示されている。
図1及び2に示されているとおり、浴槽1は、入浴者(図示省略)が入る浴槽本体2の上端縁にフランジ部3を有し、フランジ部3は、外側に向けて四方に伸びている。浴槽本体2は縦長であり、背もたれ部4、手摺り部5、ベンチ部6等を有している。浴槽1には、浴槽本体2に張られた湯水(図示省略)を吸引して浴槽本体2内で噴射、又は浴槽本体2内に吐出する循環型の水流生成装置7が取り付けられている。水流生成装置7は、背もたれ部4等に開口された吸引口8及び噴射口9と、フランジ部3のうち、背もたれ部4の上端縁に取り付けられた吐水装置11と、吸引口8から吸引した湯水を噴射口9から噴射させ、又は吐水装置11に循環させるポンプ10とを有している。ポンプ10は、浴槽本体2の外面に取り付けられている。ポンプ10が駆動することで、浴槽本体2内の湯水が吸引口8から吸引され、噴射口9から噴射することで所望の水流が発生し、一方で、吐水装置11から吐出した湯水は、入浴者の肩、背中、胸等の上半身に掛けられる。なお、湯水を噴射口9から噴射させるか、吐水装置11から吐出させるかは、択一であっても併用であってもよい。
吐水装置11は、左右一対であり、各吐水装置11間に取り付けられた連結カバー部12によって連結されている。ここで、吐水装置11を図面に基づいて詳説する。図3には、分解された吐水装置11が示されている。図4には、吐水装置11の内部が示され、図5には、吐水装置11の一部断面が示されている。なお、各吐水装置11は、連結カバー部12に対して左右対称であるため、以下では、片方の吐水装置11のみを説明する。図3において、吐水装置11が伸びた方向を左右(Left、Right)とし、吐出する湯水の水流の上流側を後(Back)、下流側を前(Front)とし、厚み方向を上及び下(Up、Down)とする。
図3に示されているとおり、吐水装置11は、基台部13と、この基台部13の上に取り付けられるノズル本体部23と、このノズル本体部23の上に被せて取り付けられる蓋部19と、ノズル本体部23と蓋部19との間に挟まって取り付けられるパッキン39と、蓋部19の上に被せられて基台部13に取り付けられる上カバー部20と、基台部13とノズル本体部23との間に取り付けられるスペーサー17と、吐出口33に取り付けられる吐出カバー部22とを有している。各部13,17,23,39,19には、それぞれが組み付けられる際にネジが通されるネジ孔が、適宜形成されている。
基台部13は、左右に長手であり、板状の基台プレート部14の両端に、台座部16が形成されている。基台プレート部14の中央には、基台挿入孔15が形成されている。台座部16には、浴槽1のフランジ部3にネジ留めする際にネジが通されるネジ孔が形成されている。金属製のスペーサー17は、左右に長手の板状であり、中央にスペーサー挿入孔18が形成されている。スペーサー17は、基台プレート部14とノズル本体部23との間に取り付けられる。基台挿入孔15とスペーサー挿入孔18とは、同軸上に揃えられる。スペーサー17がノズル本体部23の下面に取り付けられることで吐水装置11全体としての剛性が増し、吐水装置11の変形が抑止される。蓋部19は、左右に長手の板状である。上カバー部20は、左右に長手であり、前面に切欠き部21が形成されている。切欠き部21には、吐出カバー部22が取り付けられる。
図3及び4に示されているとおり、ノズル本体部23は、左右に長手であって、長方形に近似した扁平な器状である。ノズル本体部23は、湯水を貯留する貯留部24と、湯水を吐出する吐水部31と、パッキン39が取り付けられる外周縁部35と、貯留部24に湯水を供給するための供給管36とを有している。貯留部24は、板状の底部25と、この底部25から前方かつ斜め上方に向けて伸びた斜面部26と、底部25の外周であって外周縁部35との境界に形成された壁部27とを有している。吐水部31は、斜面部26の前端である。ノズル本体部23の上に蓋部19が取り付けられると、底部25と壁部27とで囲われた空間が蓋部19で覆われて貯留室32が形成されると共に、吐水部31に吐出口33が形成される(図5参照)。底部25の中心であって、かつ、壁部27の近傍には、湯水の供給孔34が形成され、この供給孔34が供給管36に繋がっている。供給管36は、底部25の下面に連結されている。
図4に示されているとおり、平面視における貯留室32の形状は、後方から前方に向けて左右に広がっている。したがって、吐出口33も左右に広く形成される。図5に示されているとおり、断面視における貯留室32の形状は、扁平であり、斜面部26では、前方に向かうにしたがって、上下の厚みが徐々に窄まっている。したがって、吐出口33も扁平である。
図4に示されているとおり、貯留室32は、吐出口33の中央及び中央近傍である中央領域37と、吐出口33の両端である端部領域38とを有している。貯留室32と外周縁部35とを隔てている壁部27は、中央領域37の後方において外周縁部35と貯留部24とを隔てる中央壁部28と、端部領域38の後方であって中央壁部28よりも前方の外周縁部35と貯留部24とを隔てる端部壁部29と、中央壁部28と端部壁部29との間に形成された空隙部30とを有している。中央壁部28は、ノズル本体部23の中心から左右かつ斜め前方に向けて伸びている。端部壁部29は、前後方向に伸び、かつ、前方に向かうにしたがって左右に広がっている。中央壁部28と端部壁部29とは、それぞれの延長線(図示省略)が交差するが、交差点に空隙部30が形成され、中央壁部28と端部壁部29とは連接されていない。
外周縁部35は、吐出口33の両端間に渡ってノズル本体部23の外周縁に沿って形成された溝である。外周縁部35は、ノズル本体部23の中心から左右かつ斜め前方に向けて、中央壁部28に沿って伸び、端部壁部29に沿って前方に向けて伸びている。
図3及び4に示されているとおり、パッキン39は、外周縁部35に倣った形状である。パッキン39は、吐出口33の両端間に渡って外周縁部35に沿って伸びた本体部40と、この本体部40の両端部に形成された突部43とを有している。詳説すれば、本体部40は、中心から左右かつ斜め前方に向けて伸びた中央本体部41と、この中央本体部41の両端から前方に向けて伸びた端部本体部42とを有し、中央本体部41と端部本体部42との連接部位の内側に、突部43が形成されている。突部43は、互いに近づく方向に突出している。突部43の先端は角張っている。
パッキン39が外周縁部35に取り付けられた状態では、中央本体部41が中央壁部28の背部に配置され、突部43が空隙部30に配置され、端部本体部42が端部壁部29の背部に配置されている。突部43は、吐出口33の両端における手前側である後方において、貯留室32内に張り出していることから、貯留室32内における流路は、吐出口33よりも後方側が、吐出口33よりも狭くなり、換言すれば、流路は、上流よりも、下流である吐出口33の方が広い。
上記のとおり、本実施形態が構成されている。次に、本実施形態を用いた場合の湯水の整流作用を説明する。図6には、吐水装置11における水流の概略が示されている。
図6において、供給管36を通って貯留室32に供給された湯水は、貯留室32に貯留されると共に水圧によって吐出口33から膜状に吐出する。パッキン39の突部43が、貯留室32の上流において貯留室32内に張り出していることから、貯留室32内では、狭流路46(突部43によって狭められた流路)において水圧が高くなる。下流である吐出口33は狭流路46よりも広いため、吐出口33からは、狭流路46の正面に向かう水流(以下、「中央水流44」と記す。)と、突部43に沿って流れることで狭流路46の左右に迂回した流水(以下、「端水流45」と記す。)とが吐出される。狭流路46の正面からは、高い水圧によって中央水流44が勢いよく吐出するため、扁平な吐出口33から吐出される湯水は、高水圧の中央水流44と、迂回した端水流45とが連なって、凹凸や欠けの無い美麗な膜状となる。このような作用効果を奏する構成がパッキン39に備わっているため、吐水装置11にパッキン39を取り付けるだけで、施工が完了する。したがって、仕様変更や交換作業が簡便である。
吐水装置11を有する水流生成装置7が浴槽1に取り付けられていれば、凹凸や欠けの無い美麗な膜状の湯水が、入浴者の肩、背中、胸等の上半身に掛けられる。したがって、入浴者にとって快適である。
なお、本発明の他の実施形態では、パッキンの突部が貯留室内で上流側の流路を狭める態様であれば、パッキンの本体部はどのような形状であってもよい。
他の発明では、突部に相当する形状が、パッキンではなく貯留部に直接形成されている。
以上、本発明の実施形態を詳述したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。そして本発明は、特許請求の範囲に記載された事項を逸脱することがなければ、種々の設計変更を行うことが可能である。
1 浴槽
2 浴槽本体
3 フランジ部
4 背もたれ部
5 手摺り部
6 ベンチ部
7 水流生成装置
8 吸引口
9 噴射口
10 ポンプ
11 吐水装置
12 連結カバー部
13 基台部
14 基台プレート部
15 基台挿入孔
16 台座部
17 スペーサー
18 スペーサー挿入孔
19 蓋部
20 上カバー部
21 切欠き部
22 吐出カバー部
23 ノズル本体部
24 貯留部
25 底部
26 斜面部
27 壁部
28 中央壁部
29 端部壁部
30 空隙部
31 吐水部
32 貯留室
33 吐出口
34 供給孔
35 外周縁部(外周縁)
36 供給管
37 中央領域
38 端部領域
39 パッキン
40 本体部
41 中央本体部
42 端部本体部
43 突部
44 中央水流
45 端水流
46 狭流路

Claims (6)

  1. 貯留室に貯留された湯水を、前記貯留室に形成された扁平な吐出口から膜状に吐出する吐水装置に対し、前記貯留室の外周縁に取り付けられるパッキンであって、
    前記吐出口よりも上流側において前記貯留室内に張り出して前記吐出口よりも流路を狭める突部を有する、
    ことを特徴とするパッキン。
  2. 一対の前記突部のそれぞれが、前記吐出口の両端における手前に配置される、
    ことを特徴とする請求項1に記載されたパッキン。
  3. 前記吐出口の両端間に渡って前記外周縁に沿って伸びた本体部を有し、
    前記突部が、前記本体部の両端部に形成された、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載されたパッキン。
  4. 湯水を貯留する貯留部と湯水を吐出する吐水部とを有するノズル本体部と、
    前記ノズル本体部の上に被せて取り付けられることで、前記貯留部に貯留室を形成すると共に前記吐水部に吐出口を形成する蓋部と、
    前記ノズル本体部と前記蓋部との間に挟まって取り付けられる請求項1又は請求項2に記載されたパッキンと、を有する、
    ことを特徴とする吐水装置。
  5. 前記ノズル本体部が、
    前記吐出口の中央及び中央近傍である中央領域の上流側で前記外周縁と前記貯留部とを隔てる中央壁部と、
    前記吐出口の両端である端部領域の上流側であって前記中央壁部よりも下流側の前記外周縁と前記貯留部とを隔てる端部壁部と、
    前記中央壁部と前記端部壁部との間に形成された空隙部と、を有し、
    前記空隙部に前記突部が配置された、
    ことを特徴とする請求項4に記載された吐水装置。
  6. 一対であり、
    浴槽の背もたれ部の上端であるフランジ部において、前記背もたれ部の左右に取り付けられる、
    ことを特徴とする請求項4に記載された吐水装置。
JP2022130413A 2022-08-18 2022-08-18 パッキン及び吐水装置 Pending JP2024027535A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022130413A JP2024027535A (ja) 2022-08-18 2022-08-18 パッキン及び吐水装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022130413A JP2024027535A (ja) 2022-08-18 2022-08-18 パッキン及び吐水装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024027535A true JP2024027535A (ja) 2024-03-01

Family

ID=90039608

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022130413A Pending JP2024027535A (ja) 2022-08-18 2022-08-18 パッキン及び吐水装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2024027535A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2354337B1 (en) Sanitary washing apparatus
JP6535438B2 (ja) 吐水装置及び浴槽装置
JP2023040268A (ja) 浴槽装置
JP5088680B2 (ja) 吐水装置
JP2024027535A (ja) パッキン及び吐水装置
US10272450B2 (en) Spout apparatus
JP6889834B2 (ja) 浴槽用吐水装置
JP7077669B2 (ja) 浴槽水循環型吐水装置又はそれを備えた浴槽装置
JP4715335B2 (ja) 微細気泡発生装置
CN212791473U (zh) 出水装置
KR20150103492A (ko) 벽걸이식 세안장치
JP7069517B2 (ja) 浴槽用吐水装置
JP2011130911A (ja) 泡・湯水用吐出具
JP6629406B2 (ja) 吐水装置及び浴槽装置
JP6480076B1 (ja) 吐水装置及び浴槽装置
JP2011025197A (ja) 微細気泡発生装置
JP7453106B2 (ja) 浴槽装置
JP7090685B2 (ja) 吐水装置
JP6567807B2 (ja) 吐水装置及び浴槽装置
JP5075230B2 (ja) 微細気泡発生装置
US20170087568A1 (en) Spout apparatus
JP6959569B2 (ja) 浴槽循環型吐水装置
JP6959568B2 (ja) 浴槽循環型吐水装置
CN114247573A (zh) 出水装置
JP6540079B2 (ja) シャワー装置