JP2002153391A - 浴槽用吐水装置 - Google Patents

浴槽用吐水装置

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JP2002153391A JP2000352789A JP2000352789A JP2002153391A JP 2002153391 A JP2002153391 A JP 2002153391A JP 2000352789 A JP2000352789 A JP 2000352789A JP 2000352789 A JP2000352789 A JP 2000352789A JP 2002153391 A JP2002153391 A JP 2002153391A
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Minoru Mitsuoka
実 蜜岡
Narimasa Yoshimi
成正 吉見
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Abstract

(57)【要約】 【課題】上半身を効果的に保温し得ると共に快適な半身
浴等が可能な浴槽用吐水装置を提供する。 【解決手段】浴槽の背側上部に設けられて前方に略水平
状態で開口するスリット状の吐水口と、該吐水口から前
方に吐出される湯水によって平面視で略U字形状の滝状
の水膜を形成する水膜形成手段と、を備えたことを特徴
とする。前記水膜形成手段は、例えば前記吐水口の長手
方向における湯水の流速を異ならせたり、前記吐水口の
形状を平面視で略U字形状に設定することによって、滝
状の水膜を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばユニットバ
スルーム内の浴槽の背側上部に設けられて、半身浴時等
に上半身の保温等に効果的な水膜を入浴者の両肩部分に
浴びせることが可能な浴槽用吐水装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、浴槽内の湯水に身体の下半身をつ
ける半身浴においては、長時間の入浴によって健康上の
効果があることが知られている。そして、この長時間の
半身浴時には、湯水につかっていない上半身の冷えを防
止するために上半身を保温する必要があるが、この保温
方法としては、例えば実公平7−32770号公報に開
示の技術を応用して、湯水を打たせ湯のように両肩部分
にスポット的に浴びせる方法や、下方に開口したスリッ
ト状の吐水口から湯水を単に滝状に流して肩全体に浴び
せる方法が考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
湯水を両肩部分にスポット的に浴びせる方法にあって
は、湯水の多くが両肩から背中側に流れるかあるいは両
肩から胸側に流れるどちらか一方の流れとなって、背中
側と胸側の両側に例えば略均等に浴びせることが難し
く、上半身全体を保温することが好ましい半身浴には適
さないという問題点を有している。また、後者の湯水を
単に滝状にして浴びせる方法にあっては、滝状に流れ落
ちて肩部分に当たった湯水がその勢いで飛び散り、これ
が入浴者の頭部にかかる場合がある等、快適な半身浴と
いう面で劣るという問題点を有している。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、その目的は、上半身を効果的に保温し得ると
共に快適な半身浴等が可能な浴槽用吐水装置を提供する
ことにある。また、他の目的は、前記目的に加え、平面
視で略U字形状の滝状水膜を容易に形成し得る浴槽用吐
水装置を提供したり、水膜形成手段の構成の簡略化や浴
槽自体のデザイン性の向上を図り得る浴槽用吐水装置を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明のうち請求項1記載の発明は、浴槽の背側
上部に設けられて前方に略水平状態で開口するスリット
状の吐水口と、該吐水口から前方に吐出される湯水によ
って平面視で略U字形状の水膜の滝を形成する水膜形成
手段と、を備えたことを特徴とする。
【0006】このように構成することにより、浴槽の背
側上部に設けた吐水口から、水膜形成手段の作動で前方
に吐出される湯水は、浴槽内に半身浴中の入浴者の両肩
部分に浴びせられる。この時、吐水口から吐出される湯
水が、水膜形成手段により前方に略放物線状に吐出され
ると共に平面視で略U字形状の滝状の水膜となって入浴
者の両肩部分に浴びせられることから、水膜を両肩部分
から胸側は勿論のこと背中側にも浴びせることができ
て、上半身に十分な保温効果が得られる。また、滝状の
水膜が平面視で略U字形状に形成されることから、頭部
を避けた状態で水膜を両肩部分のみに浴びせることがで
きて、半身浴時等の湯水の頭部等への飛散が確実に防止
される。
【0007】そして、水膜形成手段は、請求項2記載の
発明のように、吐水口の長手方向における湯水の流速を
異ならせることによって、水膜を形成したり、請求項3
記載の発明のように、吐水口の形状を平面視で略U字形
状に設定することによって、水膜を形成することが好ま
しい。このように構成することにより、スリット状の吐
水口の長手方向における湯水の流速を異ならせたり、吐
水口自体の平面視形状を略U字形状に設定することで、
平面視で略U字形状の滝状の水膜が容易に形成される。
【0008】また、水膜形成手段は、請求項4記載の発
明のように、扁平な流路を形成するノズル本体を有し、
該ノズル本体の先端部に吐水口が一体形成されているこ
とが好ましく、この場合、ノズル本体は、請求項5記載
の発明のように、少なくともその吐水口が、浴槽の背側
上部に一体形成された背当て部内に埋設状態で設けられ
ていることが好ましい。
【0009】このように構成することにより、扁平な流
路を有するノズル本体の、例えば流路形状で平面視略U
字形状の滝状の水膜を形成できたり、吐水口がこのノズ
ル本体の先端部に一体形成されることから、水膜形成手
段の構成の簡略化が図れる。また、このノズル本体の少
なくとも吐水口を浴槽の背側上部に設けた背当て部内に
埋設すれば、吐水口を違和感なく浴槽に設けることがで
きて、浴槽自体のデザイン性の向上が図れる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1〜図6は、本発明に係
わる浴槽用吐水装置の一実施例を示し、図1が該吐水装
置を設置した浴槽の要部斜視図、図2が吐水装置のカバ
ーを外した状態の斜視図、図3が吐水装置の断面図、図
4〜図6が各種説明図である。
【0011】図1において、浴槽1の背側1aには、そ
の上方に所定寸法突出する状態で背当て部2が一体成形
され、この背当て部2の上部に、浴槽1内の湯水4を図
に示すように、平面視で略U字形状の滝状水膜5にし
て、浴槽1内に吐出させる水膜形成装置3が配設されて
いる。
【0012】水膜形成装置3は、図2及び図3に示すよ
うに、先端部6a側が幅広で後端部6b側が幅狭に形成
されたノズル本体6を有し、このノズル本体6の上面に
はカバー7が固定されている。そして、ノズル本体6
は、その先端部6a側のみが開口する状態で、外周縁に
一段高いカバー固定部6cが設けられ、このカバー固定
部6c上に前記カバー7が固定されることによって、そ
の内部に扁平な流路8が形成されると共に、ノズル本体
6の先端部6a側にスリット状の吐水口9が一体形成さ
れている。
【0013】また、ノズル本体6の後端部6bには下方
に指向する状態で湯水供給口10が設けられ、この湯水
供給口10には、図3の二点鎖線で示すように、吸引側
が浴槽1の給水口(図示せず)に接続された、例えば単
独もしくはジェットバス用の循環ポンプを兼ねる循環ポ
ンプ11の吐出側が接続されている。なお、前記カバー
7は、例えば透明な樹脂板もしくはガラス板によって形
成され、ノズル本体6のカバー固定部6cに固着されて
いる。
【0014】前記水膜形成装置3は、その内部に形成さ
れる流路8の外形形状(すなわちノズル本体6のカバー
固定部6cの内形形状)によって、ノズル本体6の湯水
供給口10から供給される湯水4の吐水口9から吐出さ
れる流速が、吐水口9の長手方向に沿って両側部分Aが
高く中央部分Bが低くなるように設定されている。すな
わち、流路8の平面視の外形形状を、図2に示ように後
端部側から前端部側にかけて徐々に幅広になる略半円弧
形状に設定すると共に、流路8の上下の間隔(スリット
幅)tを全域において一定に設定することにより、図6
に示すように、吐水口9の両側部分Aの流速が高いv1
で、中央部分Bの流速が低いv2に設定される。
【0015】この流速の違いによって、吐水口9から前
方に吐出される滝状水膜5が、前後方向に幅wを有する
平面視で略U字形状に設定される。なお、吐水口9から
吐出される湯水4の流速は、吐水口9の長手方向に沿っ
て両側部分Aが高く中央部分Bが低くなるように設定さ
れるが、その流速の分布は、流路8の外形形状によって
略連続状に設定しても良いし複数の段階状に設定するこ
ともできる。
【0016】そして、このように形成された水膜形成装
置3は、その吐水口9が浴槽1の背当て部2上部に、前
方に水平状態で開口して埋設配置されると共に、背当て
部2外に露出した湯水供給口10に、適宜の配管で循環
ポンプ11が接続されることにより、浴槽1に設置され
る。なお、循環ポンプ11は、例えば浴室の浴槽1近傍
の壁面に配置した操作盤(図示せず)の操作でオン・オ
フする。
【0017】この浴槽1は次のようにして使用される。
すなわち、入浴者が例えば半身浴をする場合、先ず、図
4に示すように、浴槽1内に下半身をつけて上半身を浴
槽1の背当て部2に軽く接触させ、この状態で操作盤を
操作して循環ポンプ11を作動(オン)させる。この
時、入浴者Mの肩の後方やや上方に水膜形成装置3の吐
水口9が位置するように上半身を位置させる。
【0018】循環ポンプ11が作動すると浴槽1内の湯
水4が汲み上げられ、この湯水4が、ノズル本体6の湯
水供給口10から流路8内に供給され、流路8の外形形
状に応じて流路8内の全域を所定の流速で流れて吐水口
9から前方に吐出される。この吐水口9から前方に吐出
される湯水4は、吐水口9の長手方向の両側部分Aの流
速v1が高く中央部分Bの流速v2が低くなるように設
定されていることから、両側部分Aが前方に勢いよく略
放物線状に吐出して、平面視で略U字形状の滝状水膜5
となる。この平面視で略U字形状の滝状水膜5が、図4
及び図5に示すように、入浴者Mの両肩部分から胸側や
背中側に流れて浴びせられる。
【0019】この時、滝状水膜5が略U字形状であるこ
とから、凹み部分に首や頭が位置する状態となって、滝
状水膜5が両肩部分に直接かつ良好に当たると共に、湯
水4の頭部への直接的な接触と両肩部分に当たった湯水
4の飛散が防止されて、半身浴中の入浴者Mの頭部への
湯水のかかりが確実に防止される。そして、半身浴が終
了した時点で、操作盤を操作して循環ポンプ11を停止
(オフ)させることにより、水膜形成装置3の吐水口9
からの湯水4の吐出が停止させられる。
【0020】このように、上記実施例の浴槽1にあって
は、背側1aの上部に背当て部2を一体形成し、この背
当て部2の上部に水平状態の吐水口9を有して平面視で
略U字形状の滝状水膜5を形成し得る水膜形成装置3を
設置しているため、滝状水膜5を入浴者Mの両肩部分に
確実に浴びせることができる。特に、吐水口9が前方に
向けて開口し滝状水膜5を略放物線状に吐出させること
ができることから、滝状水膜5を入浴者Mの両肩部分か
ら胸側は勿論のこと背中側にも浴びせることができて、
入浴者Mの上半身を十分に保温することができる。その
結果、この滝状水膜5を半身浴時に使用することによっ
て、半身浴の効果を助長することが可能になる。
【0021】また、滝状水膜5が平面視で略U字形状に
形成されて、U字の凹み部分に入浴者Mの首や頭部を位
置させることができるため、吐出される湯水4を両肩部
分に確実に浴びせ頭部等への直接的な接触を防止し得る
と共に、滝状水膜5自体の飛散が抑えられ、飛散した湯
水4の頭部等への接触も防止される。これにより、半身
浴中に湯水4が入浴者Mの頭部(髪や目鼻等)に当たる
ことがなくなって、快適な半身浴を行うことが可能にな
る。
【0022】さらに、ノズル本体6に形成される流路8
の外形形状を所定に設定することにより、吐水口9の長
手方向における流速を異ならせて平面視で略U字形状の
滝状水膜5を形成できるため、滝状水膜5の形成を簡単
な構成で行うことができ、水膜形成装置3自体のコスト
アップが抑えられて、半身浴に適した安価な浴槽1を容
易に得ることが可能になる。
【0023】また、背当て部2が浴槽1の背側1aに一
体形成され、この背当て部2に水膜形成装置3のスリッ
ト状の吐水口9とノズル本体6の多くが埋設状態で設置
されるため、吐水口9のみが外部から視認されて、水膜
形成装置3の設置による浴槽1自体のデザイン性の低下
を防止できる。また、背当て部2に背中を当接させつつ
半身浴ができるため、背当て部2で背中の冷えが抑えら
れつつより効果的な半身浴が可能になる。
【0024】またさらに、水膜形成装置3のカバー7が
透明に形成されているため、例えば図3の二点鎖線で示
すように、カバー7の上部にランプやLED等の照明装
置14を設置すれば、この照明装置14の光で滝状水膜
5の入浴者Mの身体に当接した部分を光らせることがで
きて、滝状水膜5による保温効果(及び滝状水膜5の当
接によるマッサージ効果)と合わせ、幻想的な滝状水膜
5によるリラクゼーション効果をも得ることができる。
【0025】図7〜図9は、前記水膜形成装置3のそれ
ぞれ変形例を示している。以下、上記実施例と同一部位
には同一符号を付して説明する。先ず、図7に示す水膜
形成装置3の特徴は、吐出ノズル6の吐水口9を平面視
で略U字形状に形成した点にあり、この水膜形成装置3
においても、前後方向の位置が異なる吐水口9から所定
流速(例えば略一定流速)の湯水4が吐出されることに
より、平面視で略U字形状の滝状水膜5を容易に形成す
ることができて、上記実施例と同様の作用効果が得られ
る。
【0026】また、図8に示す水膜形成装置3の特徴
は、ノズル本体6を縦型にして、浴槽1の背当て部2内
に略埋設状態で設置した点にある。すなわち、水膜形成
装置3のノズル本体6は、その先端部6a(図では上端
部)を略90度折曲させることで吐水口9を前方に指向
させると共に、ノズル本体6の後端部6b(図では下端
部)に湯水供給口10を背当て部2後方に設ける。
【0027】この例の水膜形成装置3においても、吐水
口9から前方に湯水4を吐出させて平面視で略U字形状
の滝状水膜5を形成できて、上記実施例と同様の作用効
果が得られると共に、水膜形成装置3自体の浴槽1の背
当て部2後方への突出寸法が小さくなることから、例え
ば水膜形成装置3を設置した浴槽1の施工が容易に行え
るという作用効果が得られる。
【0028】さらに、図9に示す水膜形成装置3の特徴
は、吐出ノズル6の吐水口9の形状を長手方向において
異ならせた点にある。すなわち、例えば吐水口9の長手
方向の両側部分Aの高さh1を高くして中央部分Bの高
さh2を低くする。これにより、吐水口9の長手方向に
おいて吐出される湯水4の流量(すなわち流速)が異な
り、平面視で略U字形状の滝状水膜5が得られて、上記
実施例と同様の作用効果が得られる。
【0029】このように、平面視で略U字状の滝状水膜
5を形成する構成は、上記した各例に限定されるもので
もなく、例えば図8に示す例と図9に示す例、あるいは
図2、図3に示す例と図7に示す例を組み合わせること
もできるし、吐水口9の長手方向において流速を異なせ
る手段も、流路8内や吐水口9部分に仕切り板あるいは
凹凸部等の流速調整部を設けることで流速を異ならせる
等、適宜の構成を採用することができる。
【0030】また、上記実施例においては、スリット状
の吐水口9を水平方向に直線状に形成したが、本発明は
これに限定されず、例えば吐水口9を曲線状や波形形状
で全体として略直線状に形成することにより、滝状水膜
5の水膜自体に変化を持たせて、例えば保温効果をより
助長することもできる。さらに、上記実施例において
は、吐水口9と水膜形成装置3(ノズル本体6)が一体
化されている場合について説明したが、吐水口9を水膜
形成装置3と別体で形成することもできるし、上記実施
例におけるノズル本体6の流路8の形状、ノズル本体6
の全体形状やカバー7の構成、浴槽1の背当て部2の形
状等も一例であって、本発明に係わる各発明の要旨を逸
脱しない範囲において種々変更することができる。
【0031】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の発
明によれば、吐水口から吐出される湯水が、水膜形成手
段により平面視で略U字形状の滝状の水膜となって入浴
者の両肩部分に浴びせられるため、水膜を両肩部分から
胸側は勿論のこと背中側にも浴びせることができて、半
身浴時等の上半身に十分な保温効果を得ることができる
と共に、水膜を頭部等を避けた状態で両肩部分のみに浴
びせて湯水の頭部等への飛散を確実に防止でき、快適な
半身浴等を行うことができる。
【0032】また、請求項2記載の発明によれば、請求
項1記載の発明の効果に加え、水膜形成手段が吐水口の
長手方向における湯水の流速を異ならせることで水膜が
形成されるため、平面視で略U字形状の滝状の水膜を容
易に形成することができる。
【0033】また、請求項3記載の発明によれば、請求
項1または2記載の発明の効果に加え、水膜形成手段が
吐水口の形状を平面視で略U字形状に設定することで水
膜が形成されるため、平面視で略U字形状の滝状の水膜
を容易に形成することができる。
【0034】また、請求項4記載の発明によれば、請求
項1ないし3記載の発明の効果に加え、水膜形成手段が
扁平な流路を形成するノズル本体を有し、このノズル本
体の先端部に吐水口が一体形成されているため、水膜形
成手段の構成を簡略化できると共に安価に形成すること
ができる。
【0035】また、請求項5記載の発明によれば、請求
項4記載の発明の効果に加え、少なくともノズル本体の
吐水口が、浴槽の背側上部に設けた背当て部内に埋設さ
れるため、吐水口を違和感なく浴槽に設けることができ
て、浴槽自体のデザイン性の向上を図ることができる等
の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる吐水装置を設置した浴槽の一実
施例を示す要部斜視図
【図2】同吐水装置のカバーを外した状態の斜視図
【図3】同吐水装置の断面図
【図4】同浴槽の使用方法を示す説明図
【図5】同図4を平面からみた説明図
【図6】同水膜の形成方法の説明図
【図7】同水膜形成装置の変形例を示す斜視図
【図8】同水膜形成装置の他の変形例を示す断面図
【図9】同水膜形成装置のさらに他の変形例を示す正面
【符号の説明】
1・・・・・・・・・浴槽 1a・・・・・・・・背側 2・・・・・・・・・背当て部 3・・・・・・・・・水膜形成装置 4・・・・・・・・・湯水 5・・・・・・・・・滝状水膜 6・・・・・・・・・ノズル本体 7・・・・・・・・・カバー 8・・・・・・・・・流路 9・・・・・・・・・吐水口 10・・・・・・・・湯水供給口 11・・・・・・・・循環ポンプ 14・・・・・・・・照明装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】浴槽の背側上部に設けられて前方に略水平
    状態で開口するスリット状の吐水口と、該吐水口から前
    方に吐出される湯水によって平面視で略U字形状の滝状
    の水膜を形成する水膜形成手段と、を備えたことを特徴
    とする浴槽用吐水装置。
  2. 【請求項2】前記水膜形成手段は、前記吐水口の長手方
    向における湯水の流速を異ならせることによって、前記
    水膜を形成することを特徴とする請求項1記載の浴槽用
    吐水装置。
  3. 【請求項3】前記水膜形成手段は、前記吐水口の形状を
    平面視で略U字形状に設定することによって、前記水膜
    を形成することを特徴とする請求項1または2記載の浴
    槽用吐水装置。
  4. 【請求項4】前記水膜形成手段は、扁平な流路を形成す
    るノズル本体を有し、該ノズル本体の先端部に前記吐水
    口が一体形成されていることを特徴とする請求項1ない
    し3のいずれかに記載の浴槽用吐水装置。
  5. 【請求項5】前記ノズル本体は、少なくともその吐水口
    が、前記浴槽の背側上部に一体形成された背当て部内に
    埋設状態で設けられていることを特徴とする請求項4記
    載の浴槽用吐水装置。
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