JP2017119009A - 風呂蓋 - Google Patents

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Abstract

【課題】浴槽の長手方向を向く姿勢に対応する着座の方向性が識別可能な風呂蓋を提供する。【解決手段】風呂蓋100は、湯を溜める浴槽の上部に長手方向の両端部が載置される。風呂蓋100は板状をなす。風呂蓋100は、風呂蓋100の厚み方向の一表面における長手方向に沿う一方の側辺側に相当する一方の長辺側に、風呂蓋100の厚み方向に起伏した形状を有する第1部分14aが形成されている。第1部分14aは、一方の側辺に相当する前記一方の長辺に沿って形成されている。【選択図】図3

Description

本発明は、浴槽の上に載せる風呂蓋に関する。
風呂蓋は、保温性を高めるべく発泡樹脂等の断熱素材からなる芯材を有する蓋本体と、蓋本体の両面の縁部および外周端面を覆って補強する被覆部とから構成されている。
例えば、特許文献1には、浴槽に載せた際に、浴槽の短手方向の一端側から他端側に向けて下方に傾斜する座位面が上面に形成された風呂蓋が開示されている。この風呂蓋は、浴槽を覆い、座位面に着座した状態でシャワーなどを使用した場合に、洗い水が座位面の傾斜に沿って流れ、浴槽内へ流れ込むことを防止する。
特開2013−141577号公報
ところで、風呂蓋は、ユーザが浴槽の長手方向を向く姿勢で着座して足湯等をする用途にも使用し得る。特許文献1に記載の風呂蓋は、浴槽の長手方向から見ると座位面が傾斜しているため、浴槽の長手方向を向く着座姿勢には適していない。風呂蓋は、着座によってかかる体重に耐える強度が必要である一方、浴槽の長手方向を向く姿勢で着座して使用することが視認できるように、風呂蓋において着座の方向性が識別可能であることが必要であった。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、浴槽の長手方向を向く姿勢に対応する着座の方向性が識別可能な風呂蓋を提供することにある。
本発明に係る風呂蓋は、浴槽の上部に長手方向の両端部が載置される板状の風呂蓋であって、厚み方向の一表面における前記長手方向に沿う一方の側辺側に、厚み方向に起伏した形状を有する第1部分が該側辺に沿って形成されていることを特徴とする。
本発明にあっては、風呂蓋は、第1部分を背中側にして着座すると座り易いとの印象をユーザに与えるので、浴槽の長手方向を向く姿勢に対応する風呂蓋の着座の方向性が識別される。
本発明に係る風呂蓋は、浴槽の上部に長手方向の両端部が載置される板状の風呂蓋であって、前記長手方向に沿う一方の側辺側の両端における角部が丸みを帯びた形状を有し、他方の側辺側の直線部分が前記一方の側辺側よりも長いことを特徴とする。
本発明にあっては、直線部分が長い側辺側を正面側にして着座すると座り易いとの印象をユーザに与え、浴槽の長手方向を向く姿勢に対応する風呂蓋の着座の方向性が識別される。
本発明によれば、風呂蓋は、浴槽の長手方向を向く姿勢に対応する着座の方向性が識別可能である。
実施形態1に係る風呂蓋の使用状態を示す斜視図である。 実施形態1に係る風呂蓋を載せる浴槽の外観を示す斜視図である。 実施形態1に係る風呂蓋の外観を示す斜視図である。 風呂蓋の平面図である。 風呂蓋を分解した平面図である。 図4のA−A線による風呂蓋の断面図である。 図4のB−B線による風呂蓋の断面図である。 風呂蓋に着座して使用する場合の使用状態を示す模式図である。 実施形態2に係る風呂蓋の外観を示す斜視図である。 風呂蓋の図6と同様の断面図である。 風呂蓋の図7と同様の断面図である。 変形例に係る風呂蓋の図7と同様の断面図である。 別の変形例に係る風呂蓋の図7と同様の断面図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図1から図13を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図面における部材の寸法は、理解を容易にするために適宜拡大、縮小して示される。また、各図面において実施の形態を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。
(実施形態1)
図1は本発明の実施形態1に係る風呂蓋100の使用状態を示す斜視図であり、図2は本発明の実施形態に係る風呂蓋100を載せる浴槽110の外観を示す斜視図である。風呂蓋100は、浴槽110の上部に載せられ、図示しない他の風呂蓋とともに浴槽110に溜めた湯を保温する。風呂蓋100は、湯の保温以外にユーザが着座したり、浴槽110内にユーザが浸かった状態等でテーブル代わりとしても使用される。浴槽110は、上部のフランジ部112の内側にフランジ部112から1段下がったフランジ段部114が周状に設けられている。風呂蓋100は、浴槽110のフランジ段部114に載せられる。風呂蓋100は、洗い場に設けられたカウンター116とほぼ同じ高さにあり、浴槽110の長手方向の端部115に寄せて位置させた状態で、ユーザが風呂蓋100およびカウンター116間を移乗して動作するのに適する。
図3は本発明の実施形態に係る風呂蓋100の外観を示す斜視図であり、図4は風呂蓋100の平面図であり、図5は風呂蓋100を分解した平面図である。図6は図4のA−A線による風呂蓋100の断面図であり、図7は図4のB−B線による風呂蓋100の断面図である。風呂蓋100は、矩形板状をなす蓋本体1と、蓋本体1の両面の縁部および外周端面を覆う被覆材2とを備える。
蓋本体1は、芯材11、表面材12及び13、並びにクッション材14を有する。蓋本体1は、一方の長辺側両端の角部1aが丸みを帯びた形状を有しており、他方の長辺側の直線部分が該一方の長辺側の直線部分よりも長い形状となっている。角部1aの丸みは、長軸方向が蓋本体1の短手方向を向く楕円弧状に形成されており、浴槽110のフランジ段部114からフランジ部112へ立ち上がる傾斜面の端部115側の隅部分における楕円弧形状に添う。尚、角部1aの丸みは、長軸方向が蓋本体1の長手方向を向く楕円弧状、または円弧状であっても良い。また、角部1aの丸みが大きく一方の長辺側が略円弧状となっていても良い。
芯材11は、発泡ポリスチレン等の発泡樹脂製であり、浴槽110に溜めた湯の保温性を高めるため適度な厚みを有する矩形板状をなす。表面材12は、ガラス繊維に合成樹脂を含浸した繊維強化樹脂(FRP)の薄板であり、芯材11の厚み方向の一面側を覆う。表面材13は、ガラス繊維に合成樹脂を含浸した繊維強化樹脂(FRP)の薄板の表面に保護膜としてポリプロピレン製シートを貼り付けてあり、芯材11の厚み方向の他面側を覆う。ポリプロピレン製シートは、例えば革シボ調の表面加工を施し、意匠性を高めてある。
クッション材14は発泡ポリエチレン等の発泡樹脂製であり、芯材11の一面側を覆うように設けられている。クッション材14は、長手方向に沿う一方の側辺側に相当する一方の長辺側において、蓋本体1の厚み方向に起伏した形状を有する第1部分14aが該一方の長辺に沿って形成されている。また、クッション材14は、長手方向の両端辺に相当する両短辺の縁部において、蓋本体1の厚み方向に起伏した形状を有する第2部分14bが短辺に沿って形成されている。第1部分14aは、蓋本体1の長手方向の断面が凸状である。また第2部分14bは、蓋本体1の短手方向の断面が凸状である。
第1部分14aおよび第2部分14bは連続している。クッション材14は、第1部分14aを設けた長辺に対向する長辺側の縁部においては、凸状に起伏した形状を有していない。第1部分14aおよび第2部分14bは、平面図で見て、全体としてC字状をなす。第1部分14aおよび第2部分14bは、視覚的に着座の方向性を示すとともに、ユーザの座り心地を良くしている。尚、クッション材14は、例えば革シボ調の表面加工を施し、意匠性を高めてある。
被覆材2は、風呂蓋100の短辺2辺に沿って延びる被覆部21、風呂蓋100の長辺1辺に沿って延びる被覆部22、該長辺に対向する長辺1辺に沿って延びる被覆部23で構成される。図5に示すように、被覆部21は、被覆部22に連なる端部側で、蓋本体1の角部1aに添って楕円弧状に湾曲している。被覆部21は、被覆部23に連なる端部側で、後述するように蓋本体1の厚み方向の幅が狭くなるように徐変しているため、例えば射出成形によって形成することができる。被覆部22および23は直線状であるため、例えば押出成形によって形成することができる。
図6を参照し、被覆部21について説明する。被覆部21は、縁被覆部21aおよび端面被覆部21bを有する。端面被覆部21bは、蓋本体1の厚み方向の幅を有して蓋本体1の短辺に沿って延びる板状をなし、蓋本体1の外周端面を覆う。
縁被覆部21aは、端面被覆部21bにおける蓋本体1の厚み方向の両端から蓋本体1の内向きに屈曲し、蓋本体1の短辺に沿って延びる板状をなし、蓋本体1のクッション材14および表面材13の表面の縁部を覆う。図6に示す断面において、縁被覆部21aは、端面被覆部21bに連なる基端部から先端部までの寸法が、表面材13側よりもクッション材14側で大きくしてある。
縁被覆部21aおよび端面被覆部21bは、例えばオレフィン系エラストマーで構成し、含有するポリプロピレンの量によって硬度を定める。縁被覆部21aおよび端面被覆部21bは、均一な硬さとしても良いし、各部位の用途に応じた硬度としてもよい。例えば、表面に傷がつき難くするためには、JIS K6253に従うショアA硬度を90以上とすると良い。また、表面材13側の縁被覆部21aは、JIS K6253に従うショアA硬度を80以上90未満とすることで、ユーザがクッション材14側に着座したときに、風呂蓋100がフランジ段部114の面に沿う方向に対してすべり難く安定性が高くなる。
次に図7を参照し、被覆部22および被覆部23について説明する。被覆部22は、縁被覆部22aおよび端面被覆部22bを有する。被覆部23は、縁被覆部23aおよび端面被覆部23bを有する。端面被覆部22bおよび23bは、蓋本体1の厚み方向の幅を有して蓋本体1の長辺に沿って延びる板状をなし、蓋本体1の外周端面を覆う。
縁被覆部22aおよび23aは、それぞれ端面被覆部22bおよび23bにおける蓋本体1の厚み方向の両端から蓋本体1の内向きに屈曲し、蓋本体1の長辺に沿って延びる板状をなし、蓋本体1のクッション材14および表面材13の表面の縁部を覆う。図7に示す断面において、縁被覆部22aおよび23aは、それぞれ端面被覆部22bおよび23bに連なる基端部から先端部までの寸法が、表面材13側よりもクッション材14側で大きくしてある。
縁被覆部23aは、風呂蓋100の外周面となる面と交差する角部33に丸みを持たせてある。被覆部21および22にも被覆部23の角部33と同様の角部がある。被覆部23の角部33の丸みは、被覆部21および22における対応する角部の丸みよりも大きい。被覆部21は、被覆部23に連なる端部側で縁被覆部23aの角部33の丸みと連続する面を形成するために、蓋本体1の厚み方向の幅が狭くなるように徐変している。
縁被覆部22aおよび端面被覆部22b、並びに縁被覆部23aおよび端面被覆部23bは、例えばオレフィン系エラストマーで構成し、含有するポリプロピレンの量によって硬度を定める。縁被覆部22aおよび端面被覆部22b、並びに縁被覆部23aおよび端面被覆部23bは、均一な硬さとしても良いし、各部位の用途に応じた硬度としてもよい。例えば、表面に傷がつき難くするためには、JIS K6253に従うショアA硬度を90以上とすると良い。また、表面材13側の縁被覆部22aおよび縁被覆部23aは、JIS K6253に従うショアA硬度を80以上90未満とすることで、ユーザがクッション材14側に着座したときに、風呂蓋100がフランジ段部114の面に沿う方向に対してすべり難く安定性が高くなる。
次に、風呂蓋100の動作について説明する。図8は風呂蓋100に着座して使用する場合の使用状態を示す模式図である。図8は、浴槽110の長手方向を向く姿勢で風呂蓋100にユーザが着座して使用する状態を示しており、風呂蓋100は、クッション材14側を上にして浴槽110のフランジ段部114に載せられている。クッション材14は、ユーザが風呂蓋100に着座したときに、適度な反発力で体重を支え、長時間の着座を可能にする。また、蓋本体1は、芯材11の厚み方向の両面を繊維強化樹脂製の表面材12および13で覆っているので、強度が高く、ユーザの体重に耐える。
風呂蓋100は、角部1aが丸みを帯びた形状を有しているため、両端に角部1aを有する長辺側の直線部分よりも、他方の長辺側の直線部分が長い。このため、直線部分が長い長辺側を正面側にして着座すると座り易いとの印象をユーザに与え、浴槽110の長手方向を向く姿勢に対応する風呂蓋100の着座の方向性が識別される。
また、クッション材14の第1部分14aおよび第2部分14bは、上述のとおり、平面図で見て全体としてC字状をなし、第1部分14aおよび第2部分14bによって囲まれた中央部に座面が形成されていることが視認され、着座の方向性を識別することができる。即ち、第1部分14aおよび第2部分14bは、第1部分14aを背中側にして着座すると座り易く、逆に第1部分14aを正面側にして着座すると第1部分14aが大腿部に当たって違和感が生じるとの印象をユーザに与える。これにより、浴槽110の長手方向を向く姿勢に対応する風呂蓋100の着座の方向性が識別される。
ユーザが第1部分14aを背中側にして着座したとき、大腿部は、縁部に沿って凸状に起伏した形状のない長辺側に位置し、被覆材2の被覆部23に接触する。被覆部23は、角部33に丸みがあるので、大腿部が角部33から受ける痛みが軽減される。
また、風呂蓋100の長手方向の両端辺に相当する両短辺の縁部において、蓋本体1の厚み方向に起伏した形状を有する第2部分14bが短辺2辺に沿って形成されていることで、風呂蓋100の中央部の平坦面が座面となっていることが視認される。
尚、風呂蓋100をテーブルとして使用する場合、風呂蓋100は、表面材13側を上にして浴槽110のフランジ段部114に載せる。表面材13側は平坦な面となっているのでテーブルとして使い易い。風呂蓋100をテーブルとして使用する際に、被覆部23へ腕をもたせかけたとき、角部33に丸みがあるので、腕が角部33から受ける痛みが軽減される。
次に、実施形態1の風呂蓋100の特徴を説明する。
本発明の実施形態1の風呂蓋100は、板状であり、浴槽110の上部に長手方向の両端部が載置される。厚み方向の一表面における長手方向に沿う一方の側辺側に相当する一方の長辺側に、厚み方向に起伏した形状を有する第1部分14aが該一方の側辺に相当する該長辺に沿って形成されている。風呂蓋100は、第1部分14aを背中側にして着座すると座り易いとの印象をユーザに与えるので、浴槽110の長手方向を向く姿勢に対応する風呂蓋100の着座の方向性が識別される。
また、風呂蓋100では、第1部分14aは長手方向の断面が凸状である。第1部分14aを正面側にして着座すると第1部分14aが大腿部に当たって違和感が生じるとの印象をユーザに与えるので、浴槽110の長手方向を向く姿勢に対応する風呂蓋100の着座の方向性が識別される。
また、風呂蓋100では、第1部分14aはクッション材14によって形成されている。クッション材14で第1部分14aの起伏形状を容易に形成することができ、適度な反発力で体重を支え、長時間の着座が可能になる。
また、風呂蓋100では、一表面における長手方向の両端辺に相当する両短辺の縁部に、厚み方向に起伏した形状を有する第2部分14bが該縁部に沿って形成されている。これにより、風呂蓋100の中央部の平坦面が座面となっていることが視認される。
また、風呂蓋100では、第2部分14bはクッション材14によって形成されている。クッション材14で第2部分14bの起伏形状を容易に形成することができ、適度な反発力で体重を支え、長時間の着座が可能になる。
また、風呂蓋100では、第1部分14aおよび第2部分14bが連なっている。第1部分14aおよび第2部分14bは、平面図で見て全体としてC字状をなす。これにより、第1部分14aおよび第2部分14bによって囲まれた中央部の平坦面が座面となっていることがより視認し易くなる。
また、風呂蓋100では、長手方向に沿う一方の側辺側に相当する一方の長辺側の両端における角部1aが丸みを帯びた形状を有し、他方の側辺側に相当する他方の長辺側の直線部分が該一方の長辺側よりも長い。これにより、直線部分が長い長辺側を正面側にして着座すると座り易いとの印象をユーザに与え、浴槽110の長手方向を向く姿勢に対応する風呂蓋100の着座の方向性が識別される。また、フランジ段部114の隅部分に風呂蓋100の角部1aと同等な丸みが形成されていると、フランジ段部114に風呂蓋100を載せる際、ユーザは、角部1aをフランジ段部114の隅部分に対向させるとともに、該隅部分に寄せて風呂蓋100を配置する。浴槽110は隅部分が湾曲した形状となっていることが多いので、風呂蓋100は、丸みを帯びた角部1aが形成された一方の長辺側に対向する他方の長辺側を直線状に形成しておくことで、着座の方向性が識別し易くなる。なお、他方の長辺側の直線部分が一方の長辺側よりも長いことには、丸みを帯びた角部1aが大きく、一方の長辺側の直線部分が縮退し、一方の長辺側が円弧状あるいは楕円弧状となっている場合も含まれるものとする。
(実施形態2)
図9は実施形態2に係る風呂蓋100の外観を示す斜視図であり、図10は風呂蓋100の図6と同様の断面図であり、図11は風呂蓋100の図7と同様の断面図である。実施形態2に係る風呂蓋100のクッション材14は、長手方向に沿う一方の側辺側に相当する一方の長辺側において、蓋本体1の厚みが減少するように形成された第1部分14cを有し、長手方向の両端辺に相当する両短辺の縁部において、蓋本体1の厚みが減少するように形成された第2部分14dを有する。第1部分14cは長辺に沿って形成されており、第2部分14dは短辺に沿って形成されている。
第1部分14cおよび第2部分14dは連続している。クッション材14は、第1部分14cを設けた長辺に対向する長辺側の縁部においては、なだらかに傾斜している。第1部分14cおよび第2部分14dは、全体として平面視でC字状をなし、第1部分14cおよび第2部分14dで囲まれる中央部が台状に起伏した視覚的印象を与える。
風呂蓋100は、クッション材14の第1部分14cおよび第2部分14dによって、中央部に台状の座面が形成されていることが視認され、着座の方向性を識別することができる。即ち、第1部分14cを背中側にして着座すると座り易く、逆に第1部分14cを正面側にして着座すると、蓋本体1の厚みが減少する第1部分14cで大腿部への反発力が部分的に弱くなり違和感が生じるとの印象をユーザに与える。これにより、浴槽110の長手方向を向く姿勢に対応する風呂蓋100の着座の方向性が識別される。
次に、実施形態2の風呂蓋100の特徴を説明する。
本発明の実施形態2の風呂蓋100は、第1部分14cが、長手方向に沿う一方の側辺側に相当する一方の長辺側で厚みが減少するように形成されている。風呂蓋100は、第1部分14cを背中側にして着座すると座り易いとの印象をユーザに与えるので、浴槽110の長手方向を向く姿勢に対応する風呂蓋100の着座の方向性が識別される。
次に、変形例について説明する。
図12は変形例に係る風呂蓋100の図7と同様の断面図である。風呂蓋100のクッション材14は、長手方向に沿う一方の側辺側に相当する一方の長辺側において、蓋本体1の厚みが増加するように形成された第1部分14eを有する。第1部分14eは長辺に沿って形成されている。また、上述の実施形態と同様に、クッション材14は、長手方向の両端辺に相当する両短辺の縁部において、蓋本体1の厚みが増加するように形成された第2部分を有していてもよい。
クッション材14は、第1部分14eを設けた長辺に対向する長辺側の縁部においては、厚みが増加する形状を有していない。風呂蓋100は、クッション材14の第1部分14eを背中側にして着座すると座り易く、逆に第1部分14eを正面側にして着座すると、蓋本体1の厚みが増加する第1部分14eが大腿部に当たって違和感が生じるとの印象をユーザに与える。これにより、浴槽110の長手方向を向く姿勢に対応する風呂蓋100の着座の方向性が識別される。
図13は別の変形例に係る風呂蓋100の図7と同様の断面図である。風呂蓋100のクッション材14は、長手方向に沿う一方の側辺側に相当する一方の長辺側において、長手方向の断面が凹状である第1部分14fを有する。第1部分14fは長辺に沿って形成されている。また、上述の実施形態と同様に、クッション材14は、長手方向の両端辺に相当する両短辺の縁部において、短手方向の断面が凹状である第2部分を有していてもよい。
クッション材14は、第1部分14fを設けた長辺に対向する長辺側の縁部においては、凹状に起伏した形状を有していない。風呂蓋100は、クッション材14の第1部分14fを背中側にして着座すると座り易く、逆に第1部分14fを正面側にして着座すると、凹状の第1部分14cで大腿部への反発力が部分的に弱くなり違和感が生じるとの印象をユーザに与える。これにより、浴槽110の長手方向を向く姿勢に対応する風呂蓋100の着座の方向性が識別される。
次に、変形例の特徴について説明する。
変形例に係る風呂蓋100では、第1部分14eは長手方向に沿う一方の側辺側に相当する一方の長辺側で厚みが増加するように形成されている。風呂蓋100は、第1部分14eを背中側にして着座すると座り易いとの印象をユーザに与えるので、浴槽110の長手方向を向く姿勢に対応する風呂蓋100の着座の方向性が識別される。
また、別の変形例に係る風呂蓋100では、第1部分14fは長手方向の断面が凹状である。風呂蓋100は、第1部分14fを背中側にして着座すると座り易いとの印象をユーザに与えるので、浴槽110の長手方向を向く姿勢に対応する風呂蓋100の着座の方向性が識別される。
上述の実施形態および各変形例において、風呂蓋100は、フランジ段部114に配置される場合、フランジ段部114の長辺の直線部分に交差する長辺が、両端角部において、該直線部分に対して垂直に交差するような形状を有するとよい。また、風呂蓋100は、浴槽110の隅部分の形状に合わせて、角部1a等の丸みを帯びた形状を有するが、少なくとも、フランジ段部114の長辺の直線部分に交差する長辺が両端角部において、フランジ段部114の載置面に平行になっているとよい。
上述の実施形態および各変形例において、風呂蓋100の寸法は、長手方向と短手方向の寸法に著しい差を設けることでユーザの利便性が向上する。一般的な浴槽110の短手方向の寸法800mmに対するフランジ段部114の短手方向の寸法750mmとすると、これに対応して風呂蓋100の長手方向の寸法は約750mmとなる。
風呂蓋100の短手方向の寸法は、テーブルとして利用する場合に、手を置くことができ、寄りかかっても安定感があり、読書する場合に文庫本が置ける最低限の大きさなどを考慮すると、150mm以上であることが好ましい。風呂蓋100の短手方向の寸法が小さいことで、ユーザは、浴槽110内に浸かった状態で、風呂蓋100の長手方向を浴槽110の長手方向と平行にして、風呂蓋100を湯に浮かべて容易に取り回すことも可能となる。
一方、風呂蓋100に着座する場合には、風呂蓋100の短手方向の寸法が大きすぎると、浴槽110の中央付近で座ることになり、長手方向端部の壁面から離隔することでユーザに不安感を与えるとともに、カウンター116から移乗し難くなり、更には浴室内で取り回し難くなる。よって、風呂蓋100の短手方向の寸法は、一般的な椅子の座面サイズである450mm以下とすることが好ましい。したがって、風呂蓋100の短手方向の寸法は、長手方向の寸法の0.2倍以上0.6倍以下であることが好ましい。
以上、本発明の実施の形態をもとに説明した。これらの実施の形態は例示であり、いろいろな変形および変更が本発明の特許請求範囲内で可能なこと、またそうした変形例および変更も本発明の特許請求の範囲にあることは当業者に理解されるところである。従って、本明細書での記述および図面は限定的ではなく例証的に扱われるべきものである。
1a 角部、 14 クッション材、
14a,14c,14e,14f 第1部分、 14b,14d 第2部分、
100 風呂蓋、 110 浴槽。

Claims (11)

  1. 浴槽の上部に長手方向の両端部が載置される板状の風呂蓋であって、
    厚み方向の一表面における前記長手方向に沿う一方の側辺側に、厚み方向に起伏した形状を有する第1部分が該側辺に沿って形成されていることを特徴とする風呂蓋。
  2. 前記第1部分は、前記長手方向の断面が凸状であることを特徴とする請求項1に記載の風呂蓋。
  3. 前記第1部分は、前記一方の側辺側で厚みが減少するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の風呂蓋。
  4. 前記第1部分は、前記一方の側辺側で厚みが増加するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の風呂蓋。
  5. 前記第1部分は、前記長手方向の断面が凹状であることを特徴とする請求項1に記載の風呂蓋。
  6. 前記第1部分は、クッション材によって形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の風呂蓋。
  7. 前記一表面における前記長手方向の両端辺の縁部に、厚み方向に起伏した形状を有する第2部分が該縁部に沿って形成されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の風呂蓋。
  8. 前記第2部分は、クッション材によって形成されていることを特徴とする請求項7に記載の風呂蓋。
  9. 前記第1部分および前記第2部分が連なっていることを特徴とする請求項7または8に記載の風呂蓋。
  10. 浴槽の上部に長手方向の両端部が載置される板状の風呂蓋であって、
    前記長手方向に沿う一方の側辺側の両端における角部が丸みを帯びた形状を有し、
    他方の側辺側の直線部分が前記一方の側辺側よりも長いことを特徴とする風呂蓋。
  11. 短手方向の寸法が、長手方向の寸法の0.2倍以上0.6倍以下であることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の風呂蓋。
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