JP2019170661A - 風呂蓋 - Google Patents

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Abstract

【課題】浴槽に載置した風呂蓋の上面に滞流している水を、洗い場へ確実に流し落とせるようにする。【解決手段】風呂蓋14は、一対の集水斜面19L,19Rが形成された溜水部17を有し、溜水部17を上向きにした状態で浴槽11に載置される。風呂蓋14を浴槽11に載置した状態では、浴槽11のうち洗い場12に臨む前面壁11Fと略平行に溜水部17を切断した鉛直断面において、一対の集水斜面19L,19Rが、前面壁11Fの幅方向両端側から中央側に向かって低くなるように傾斜している。溜水部17に飛散した洗い水は、集水斜面19L,19Rの勾配によって溜水部17の幅方向中央部に集まる。風呂蓋14が左右へ傾けて持ち上げられても、溜水部17の幅方向中央部の洗い水が、集水斜面19L,19Rを遡って風呂蓋14の側縁から浴槽11内に流れ込む虞はない。【選択図】図2

Description

本発明は、風呂蓋に関する。
浴室において、浴槽に風呂蓋を載せた状態でシャワーを浴びると、身体で跳ねた洗い水が浴槽側へ飛散して風呂蓋の上面に溜まってしまうことは避けられない。溜まった洗い水を洗い場へ流し落とすために風呂蓋を持ち上げたときに、風呂蓋が少しでも奥側や側方へ傾くと、洗い水が浴槽内に流れ込んでしまう。この対策として、特許文献1には、浴槽を構成する周壁部のうち奥側の壁部を手前側(洗い場側)の壁部よりも高くし、風呂蓋を浴槽に載せたときに、風呂蓋が、奥側から洗い場側に向かって低くなるような斜め姿勢となるようにする技術が開示されている。
特開2002−272629号公報
浴槽の奥側の壁部と洗い場側の壁部との高低差を大きくすると、風呂蓋の傾斜角度が大きくなるので高い排水効果が期待できる。しかし、その反面、風呂蓋が浴槽から滑り落ちることが懸念されるため、実用上、奥側の壁部と洗い場側の壁部との高低差(即ち、風呂蓋の傾斜角度)を大きくすることは難しい。風呂蓋の傾斜角度が小さいと、風呂蓋の上面には洗い水の一部が滞流したままになるため、風呂蓋を持ち上げて洗い水を洗い場側へ流し落とす必要がある。ところが、風呂蓋を持ち上げる際には、両手を伸ばした状態で風呂蓋の左右両側縁部を掴むため、左右で高低差が生じることなく洗い場側が低くなるように風呂蓋を傾けることは難しい。風呂蓋の上面は平坦なので、風呂蓋が左右方向へ僅かでも傾くと、風呂蓋の上面の洗い水が浴槽内に流れ込んでしまう。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、浴槽に載置した風呂蓋の上面に滞流している水を、洗い場へ確実に流し落とせるようにすることを解決すべき課題としている。
本発明は、
一対の集水斜面が形成された溜水部を有し、前記溜水部を上向きにした状態で浴槽に載置することが可能な風呂蓋であって、
前記浴槽に載置した状態では、前記浴槽のうち洗い場に臨む前面壁と略平行に前記溜水部を切断した鉛直断面において、前記一対の集水斜面が、前記前面壁の幅方向両端側から中央側に向かって低くなるように傾斜していることを特徴とする。
風呂蓋の溜水部に飛散した洗い水は、集水斜面の勾配によって溜水部の幅方向中央部に集まる。溜水部に集まっている洗い水を洗い場へ流し落とす際には、風呂蓋を持ち上げて洗い場側が低くなるように傾ければよい。風呂蓋を持ち上げたときに風呂蓋が左右いずれかへ傾いても、溜水部の幅方向中央部に集まっている洗い水が、集水斜面を遡って風呂蓋の側縁から浴槽内に流れ込む虞はない。
実施例1の風呂蓋を浴槽に載置した状態をあらわす平面図 風呂蓋を浴槽に載置した状態をあらわす正断面図 風呂蓋を浴槽に載置した状態をあらわす側断面図
本発明は、前記溜水部の外周縁のうち前記前面壁と交差する方向に延びた側縁には、エッジモールが設けられており、前記集水斜面が、前記エッジモールに接するように又は前記エッジモールに近接するように形成されていてもよい。この構成によれば、集水斜面がエッジモールに接するように形成されている場合は、溜水部の側縁に沿った領域に洗い水が残留する虞がない。また、集水斜面がエッジモールに近接するように形成されている場合、集水斜面とエッジモールとの間の領域に僅かに水平面があっても、その水平面に残った水は集水斜面上に存在する水の表面張力によって集水斜面へ引き込まれるので、エッジモールに沿った水平な領域に水が残留する虞はない。したがって、風呂蓋が左右に傾いた姿勢で持ち上げられたときに、溜水部の側縁部に滞流した洗い水が浴槽内へ流れ込むことを確実に防止できる。また、集水斜面とエッジモールとの間の僅かな水平面に残った水が、仮に集水斜面の水の表面張力によって集水斜面へ引き込まれなくても、その水平面に残る水の量は、極く僅かであり、風呂蓋が左右に傾いた姿勢で持ち上げられたときにエッジモールを乗り越える程の量でない。
本発明は、前記溜水部の周縁部のうち前記洗い場から遠い奥端縁に沿った奥側領域には、前記奥端縁側から前記洗い場側に向かって低くなるように傾斜した奥側傾斜面が形成されていてもよい。この構成によれば、溜水部の奥側領域に飛散した洗い水は、奥側傾斜面の勾配によって溜水部の中央部に集まる。風呂蓋を持ち上げたときに奥側が低くなるように風呂蓋が傾いても、溜水部の中央部に集まっている洗い水が、奥側傾斜面を遡って風呂蓋の奥端縁から浴槽内に流れ込む虞はない。
本発明は、前記溜水部の周縁部のうち前記洗い場に近い前端縁に沿った洗い場側領域には、前記洗い場から遠ざかるほど低くなるように傾斜した洗い場側傾斜面が形成されていてもよい。この構成によれば、溜水部の洗い場側領域に飛散した洗い水は、洗い場側傾斜面の勾配によって溜水部の中央部に集まる。風呂蓋を持ち上げたときに洗い場側が低くなるように風呂蓋が傾いても、溜水部の中央部に集まっている洗い水が、洗い場側傾斜面を遡って風呂蓋の前端縁から浴槽内に流れ込む虞はない。
<実施例1>
以下、本発明を具体化した実施例1を図1〜図3を参照して説明する。尚、以下の説明において、前後の方向については、図1における下方、及び図3における右方を前方と定義する。上下の方向については、図2,3にあらわれる向きを、そのまま上方、下方と定義する。左右の方向については、図1,2にあらわれる向きを、そのまま左方、右方と定義する。
図1,3に示すように、浴室10は、浴室10の後側領域に配された浴槽11と、浴室10の前側領域に配された洗い場12とを有する。浴槽11には、左右対称な一対の風呂蓋14が載置されるようになっている。一対の風呂蓋14を浴槽11に載置することで、浴槽11の上面開口部13が閉塞されるようになっている。尚、風呂蓋14は左右対称な形状であるため、浴槽11の左側領域に載置されるものについて説明し、右側に載置される風呂蓋14については、詳細な説明を省略する。
風呂蓋14の平面視形状は、長方形の4つの角部のうち1つ(左手前)の角部を斜めに面取りした五角形をなす。風呂蓋14は、板状をなす蓋本体15と、蓋本体15の外周縁に全周に亘って取り付けたエッジモール16とを一体化したものである。風呂蓋14を浴槽11に載置した状態における蓋本体15の上面は、洗い場12側から飛散した洗い水(図示省略)を受けるための溜水部17として機能する。溜水部17は、1つの集水面18と、左右一対の集水斜面19L,19Rと、1つの洗い場側傾斜面20と、1つの奥側傾斜面21とから構成されている。
集水面18は、風呂蓋14を浴槽11に載置した状態で水平となる平面である。集水面18の平面視形状は、四辺を前後方向又は左右方向に向けた略方形である。集水面18は、前後方向においては、風呂蓋14(蓋本体15)の概ね中央部に配されている。詳細には、集水面18の前後方向中心が、風呂蓋14の前後方向中心よりも少し後方(洗い場12から遠ざかる方向)に位置している。集水面18は、左右方向においては風呂蓋14の中央部に配されている。詳細には、集水面18の左右方向中心が、風呂蓋14の左右方向中心に位置している。
図2は、浴槽11のうち洗い場12に臨む前面壁11Fと略平行に風呂蓋14(溜水部17)を切断した鉛直断面(正断面図)である。図2に示すように、左側の集水斜面19Lは、蓋本体15の外周縁のうち左側縁から右方(風呂蓋14の中央部に位置する集水面18)に向かって次第に低くなるように傾斜した平面からなる。図1に示すように、左側の集水斜面19Lの平面視形状は、2本の対辺(上底と下底)を前後方向に向けた概ね台形をなし、詳細には台形の前端部の一部を斜めに切欠した形状である。左側の集水斜面19Lの左端縁部(上端縁部)は、その全領域に亘ってエッジモール16に接している。したがって、エッジモール16と左側の集水斜面19Lの左端縁との間には、洗い水が溜まるような水平な平面領域は存在しない。
図2に示すように、右側の集水斜面19Rは、左側の集水斜面19Lとは逆に、蓋本体15の外周縁のうち右側縁から左方(集水面18)に向かって次第に低くなるように傾斜した平面からなる。集水面18に対する右側の集水斜面19Rの傾斜角度は、左側の集水斜面19Lの傾斜角度と同じ角度である。図1に示すように、右側の集水斜面19Rの平面視形状は、2本の対辺(上底と下底)を前後方向に向けた台形をなす。右側の集水斜面19Rの右端縁部(上端縁部)は、その全領域に亘ってエッジモール16に接している。したがって、エッジモール16と右側の集水斜面19Rの右端縁との間には、洗い水が溜まるような水平な平面領域は存在しない。
図3は、浴槽11の前面壁11Fと略直角に風呂蓋14(溜水部17)を切断した鉛直断面(正断面図)である。図3に示すように、溜水部17の周縁部のうち洗い場12に近い前端縁に沿った洗い場側領域には、洗い場側傾斜面20が形成されている。洗い場側傾斜面20は、蓋本体15の外周縁のうち前縁から後方(集水面18)に向かって次第に低くなるように傾斜した平面からなる。図1に示すように、洗い場側傾斜面20の平面視形状は、2本の対辺(上底と下底)を左右方向に向けた概ね台形をなし、詳細には台形の左端部の一部を斜めに切欠した形状である。洗い場側傾斜面20の前縁部(上端縁部)は、その全領域に亘ってエッジモール16に接している。したがって、エッジモール16と洗い場側傾斜面20の前端縁との間には、洗い水が溜まるような水平な平面領域は存在しない。
図3に示すように、溜水部17の周縁部のうち洗い場12から遠い後端縁に沿った奥側領域には、奥側傾斜面21が形成されている。奥側傾斜面21は、洗い場側傾斜面20とは逆に、蓋本体15の外周縁のうち後縁から前方(集水面18)に向かって次第に低くなるように傾斜した平面からなる。集水面18に対する奥側傾斜面21の傾斜角度は、洗い場側傾斜面20の傾斜角度より大きい角度である。また、奥側傾斜面21の前後寸法は洗い場側傾斜面20の前後寸法より小さい。図1に示すように、奥側傾斜面21の平面視形状は、2本の対辺(上底と下底)を左右方向に向けた台形をなす。奥側傾斜面21の後縁部(上端縁部)は、その全領域に亘ってエッジモール16に接している。したがって、エッジモール16と奥側傾斜面21の後端縁との間には、洗い水が溜まるような水平な平面領域は存在しない。
浴槽11に風呂蓋14を載せた状態で、洗い場12で立った姿勢でシャワーを浴びると、身体で跳ねた洗い水が浴槽11側へ飛散して風呂蓋14の上面(溜水部17)に溜まる。溜水部17のうち集水斜面19L,19R上に飛散した洗い水は、集水斜面19L,19Rの勾配により風呂蓋14の左右方向中央側へ流れ落ちて集水面18に到達する。洗い場側傾斜面20上に飛散した洗い水は、洗い場側傾斜面20の勾配により集水面18上へ流れ込む。奥側傾斜面21上に飛散した洗い水は、奥側傾斜面21の勾配により集水面18上へ流れ込む。これにより、溜水部17上に飛散した洗い水は、集水面18上に滞流する。洗い水の飛散量が多い場合には、洗い水が集水斜面19L,19R、洗い場側傾斜面20及び奥側傾斜面21の下端部にも溜まる。
上記のようにして風呂蓋14の上面(溜水部17)に洗い水が溜まったら、風呂蓋14の左右両側縁部を両手で掴んで風呂蓋14を浴槽11から持ち上げ、洗い場12側が低くなるように風呂蓋14を傾けることによって、洗い水を洗い場12側へ流し落とす。このとき、風呂蓋14を掴む両手は伸ばした状態になるため、風呂蓋14の姿勢をコントロールすることは難しく、風呂蓋14が左右いずれかへ傾いてしまう虞がある。
この点を勘案し、本実施例の風呂蓋14の上面に左右一対の集水斜面19L,19Rが形成した。この集水斜面19L,19Rは、風呂蓋14(蓋本体15)の左右両側縁から左右方向中央部に向かって低くなるように傾斜している。したがって、風呂蓋14が左右いずれかへ少々傾いたとしても、低くなった側の集水斜面19L,19Rの勾配は、風呂蓋14の中央側(集水面18)に向かって低くなる向きに保たれる。したがって、集水面18に滞流している洗い水が、集水斜面19L,19Rの勾配に逆らって風呂蓋14の側縁部に到達する虞はない。これにより、洗い水が風呂蓋14の側縁部から浴槽11内へ流れ込むことが防止される。
また、風呂蓋14の上面(溜水部17)には、風呂蓋14の奥側(洗い場12とは反対側)から風呂蓋14の中央部(集水面18)に向かって低くなるように傾斜した奥側傾斜面21が形成されている。したがって、風呂蓋14が奥側が低くなる向きに傾いても、奥側傾斜面21の勾配は、風呂蓋14の中央側(集水面18)に向かって低くなる向きに保たれる。したがって、集水面18に滞流している洗い水が、奥側傾斜面21の勾配に逆らって風呂蓋14の後縁部(奥端部)に到達する虞はない。これにより、洗い水が風呂蓋14の奥端部から浴槽11内へ流れ込むことが防止される。
本実施例の風呂蓋14は、左右一対の集水斜面19L,19Rが形成された溜水部17を有し、溜水部17を上向きにした状態で浴槽11に載置することが可能である。風呂蓋14を浴槽11に載置した状態では、浴槽11のうち洗い場12に臨む前面壁11Fと略平行に前記溜水部17を切断した鉛直断面において、左右一対の集水斜面19L,19Rが、前面壁11Fの幅方向(左右方向)両端側から中央側に向かって低くなるように傾斜している。
風呂蓋14の溜水部17上に飛散した洗い水は、集水斜面19L,19Rの勾配によって溜水部17の幅方向中央部(集水面18)に集まる。溜水部17に集まっている洗い水を洗い場12へ流し落とす際には、風呂蓋14を持ち上げて洗い場12側が低くなるように傾ければよい。風呂蓋14を持ち上げたときに風呂蓋14が左右いずれかへ傾いても、溜水部17の幅方向中央部(集水面18)に集まっている洗い水が、集水斜面19L,19Rを遡って風呂蓋14の側縁から浴槽11内に流れ込む、という虞はない。
また、溜水部17の外周縁のうち前面壁11Fと交差する方向に延びた左右両側縁には、エッジモール16が設けられており、集水斜面19L,19Rの上端縁部がエッジモール16に接するように形成されている。この構成によれば、溜水部17の左右両側縁に沿った領域には、洗い水を残留させるような水平領域が存在しないので、風呂蓋14が左右に傾いた姿勢で持ち上げられたときに、溜水部17の側縁部に滞流した洗い水が浴槽11内へ流れ込むことを確実に防止できる。
また、溜水部17の周縁部のうち洗い場12から遠い奥端縁(後端縁)に沿った奥側領域には、奥端縁側から洗い場12側に向かって低くなるように傾斜した奥側傾斜面21が形成されている。この構成によれば、溜水部17の奥側領域に飛散した洗い水は、奥側傾斜面21の勾配によって溜水部17の中央部に集まる。風呂蓋14を持ち上げたときに奥側が低くなるように風呂蓋14が傾いても、溜水部17の中央部に集まっている洗い水が、奥側傾斜面21を遡って風呂蓋14の奥端縁から浴槽11内に流れ込む虞はない。
また、溜水部17の周縁部のうち洗い場12に近い前端縁に沿った洗い場側領域には、洗い場12から後方へ遠ざかるほど低くなるように傾斜した洗い場側傾斜面20が形成されている。この構成によれば、溜水部17の洗い場側領域に飛散した洗い水は、洗い場側傾斜面20の勾配によって溜水部17の中央部に集まる。風呂蓋14を持ち上げたときに洗い場12側が低くなるように風呂蓋14が傾いても、溜水部17の中央部に集まっている洗い水が、洗い場側傾斜面20を遡って風呂蓋14の前端縁から浴槽11内に流れ込む虞はない。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例では、集水斜面が水平面に対して一定角度で傾斜した平面だけで構成されているが、集水斜面は、曲面だけで構成されていてもよく、平面と曲面から構成されていてもよい。
(2)上記実施例では、一対の集水斜面が左右対称な形状であるが、一対の集水斜面は左右非対称であってもよい。
(3)上記実施例では、集水斜面が溜水部の外周縁に設けたエッジモールに接するように形成されているが、集水斜面は、エッジモールに近接するように形成されていてもよく、エッジモールから大きく離間した領域に形成されていてもよい。集水斜面がエッジモールに近接するように形成されている場合、集水斜面とエッジモールとの間の領域に僅かに水平面があっても、その水平面に残った水は集水斜面上に存在する水の表面張力によって集水斜面へ引き込まれるので、エッジモールに沿った水平な領域に水が残留する虞はない。また、仮に集水斜面の水の表面張力により引き込まれなかったとしても、水平面に残る水は極僅かであり、風呂蓋が左右に傾いた姿勢で持ち上げられたときに、エッジモールを乗り越える程の量でない。
(4)上記実施例では、奥側傾斜面が水平面に対して一定角度で傾斜した平面だけで構成されているが、奥側傾斜面は、曲面だけで構成されていてもよく、平面と曲面とによって構成されていてもよい。
(5)上記実施例では、奥側傾斜面が溜水部の外周縁に設けたエッジモールに接するように形成されているが、奥側傾斜面は、エッジモールに近接するように形成されていてもよく、エッジモールから大きく離間した領域に形成されていてもよい。奥側傾斜面がエッジモールに近接するように形成されている場合、奥側傾斜面とエッジモールとの間の領域に僅かに水平面があっても、その水平面に残った水は奥側傾斜面上に存在する水の表面張力によって奥側傾斜面へ引き込まれるので、エッジモールに沿った水平な領域に水が残留する虞はない。また、仮に奥側傾斜面の水の表面張力により引き込まれなかったとしても、水平面に残る水は極僅かであり、風呂蓋が左右に傾いた姿勢で持ち上げられたときに、エッジモールを乗り越える程の量でない。
(6)上記実施例では、溜水部に奥側傾斜面を設けたが、溜水部は奥側傾斜面を有しない形態であってもよい。
(7)上記実施例では、洗い場側傾斜面が水平面に対して一定角度で傾斜した平面だけで構成されているが、洗い場側傾斜面は、曲面だけで構成されていてもよく、平面と曲面とによって構成されていてもよい。
(8)上記実施例では、洗い場側傾斜面が溜水部の外周縁に設けたエッジモールに接するように形成されているが、洗い場側傾斜面は、エッジモールに近接するように形成されていてもよく、エッジモールから大きく離間した領域に形成されていてもよい。洗い場側傾斜面がエッジモールに近接するように形成されている場合、洗い場側傾斜面とエッジモールとの間の領域に僅かに水平面があっても、その水平面に残った水は洗い場側傾斜面上に存在する水の表面張力によって洗い場側傾斜面へ引き込まれるので、エッジモールに沿った水平な領域に水が残留する虞はない。また、仮に洗い場側傾斜面の水の表面張力により引き込まれなかったとしても、水平面に残る水は極僅かであり、風呂蓋が左右に傾いた姿勢で持ち上げられたときに、エッジモールを乗り越える程の量でない。
(9)上記実施例では、溜水部に洗い場側傾斜面を設けたが、溜水部は洗い場側傾斜面を有しない形態であってもよい。
(10)上記実施例では、風呂蓋の上面の中心部に集水面を設けたが、風呂蓋は集水面を有しない形態であってもよい。
(11)上記実施例では、風呂蓋の平面視形状が、長方形の4つの角部のうち1つの角部を斜めに面取りした五角形であるが、本発明は、風呂蓋の平面視形状が、方形である場合や、曲面と直線で構成された形状である場合等にも適用することができる。
(12)上記実施例では、1つの浴槽に載置する風呂蓋の数が2枚である場合について説明したが、本発明は、1つの浴槽に載置する風呂蓋の数が、1枚である場合や、3枚以上である場合にも適用できる。
11…浴槽
11F…浴槽の前面壁
12…洗い場
14…風呂蓋
16…エッジモール
17…溜水部
19L,19R…集水斜面
20…洗い場側傾斜面
21…奥側傾斜面

Claims (4)

  1. 一対の集水斜面が形成された溜水部を有し、前記溜水部を上向きにした状態で浴槽に載置することが可能な風呂蓋であって、
    前記浴槽に載置した状態では、前記浴槽のうち洗い場に臨む前面壁と略平行に前記溜水部を切断した鉛直断面において、前記一対の集水斜面が、前記前面壁の幅方向両端側から中央側に向かって低くなるように傾斜していることを特徴とする風呂蓋。
  2. 前記溜水部の外周縁のうち前記前面壁と交差する方向に延びた側縁には、エッジモールが設けられており、
    前記集水斜面が、前記エッジモールに接するように又は前記エッジモールに近接するように形成されていることを特徴とする請求項1記載の風呂蓋。
  3. 前記溜水部の周縁部のうち前記洗い場から遠い奥端縁に沿った奥側領域には、前記奥端縁側から前記洗い場側に向かって低くなるように傾斜した奥側傾斜面が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の風呂蓋。
  4. 前記溜水部の周縁部のうち前記洗い場に近い前端縁に沿った洗い場側領域には、前記洗い場から遠ざかるほど低くなるように傾斜した洗い場側傾斜面が形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の風呂蓋。
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