JP2018053692A - ヘアキャッチャー - Google Patents

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真弘 近藤
Shinko Kondo
真弘 近藤
康秀 工藤
Yasuhide Kudo
康秀 工藤
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Abstract

【課題】旋回流を生じさせやすいヘアキャッチャーを提供すること。【解決手段】周囲から洗い場排水口101aに向かう水が流入する本体部10を有するヘアキャッチャー1であって、本体部10は、本体部10の上方から下方へ延び互いに隣接して設けられる複数の縦リブ21及び該複数の縦リブ21の間に形成される複数の排水開口23を有する排水部2を備え、縦リブ21は、本体部10の周方向の一方側へ傾斜しているヘアキャッチャー1である。【選択図】図3

Description

本発明は、ヘアキャッチャーに関する。
従来、浴室や洗面台の排水トラップには、排水トラップから連続する排水管に髪の毛や小さなゴミ等が流れて排水管が詰まらないように、ヘアキャッチャーが配置されることが知られている。髪の毛は細く長いため、ヘアキャッチャーに絡まったり挟まったりするので、ヘアキャッチャーの清掃や髪の毛の補集に手間がかかることがある。そこで、ヘアキャッチャーに水を溜める貯水部を設けて、貯水部に流入する水を旋回するように水流を生じさせることで、髪の毛をまとめる技術が提案されている(特許文献1参照)。
特許文献1に開示されたヘアキャッチャーでは、ヘアキャッチャーの周囲から流入する水を貯留する貯水部と、貯水部から溢れる水を排水するための開口が設けられた排水部と、貯水部に水を導入するために開口を設けない導水部とが設けられている。
特許第4777374号
特許文献1に記載の技術では、ヘアキャッチャーに旋回流を生じさせるように導水部に水路を形成し、水流が所定方向に流れるように誘導している。しかし、導水部には開口が設けられていないので、ヘアキャッチャーに形成される開口面積が小さくなり、その結果排水性能が低下するという問題があった。一方、開口面積を増やすため、例えばメッシュ形状等の開口を形成すると、貯水部に到達するまでに水が開口から流出してしまい、旋回流を生じさせにくいという問題があった。
本発明は、旋回流を生じさせやすいヘアキャッチャーを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明は、周囲から排水口(例えば、後述の洗い場排水口101a)に向かう水が流入する本体部(例えば、後述の本体部10)を有するヘアキャッチャー(例えば、後述のヘアキャッチャー1)であって、該本体部は、該本体部の上方から下方へ延び互いに隣接して設けられる複数の縦リブ(例えば、後述の縦リブ21)及び該複数の縦リブの間に形成される複数の開口(例えば、後述の排水開口23)を有する排水部(例えば、後述の排水部2)を備え、前記縦リブは、前記本体部の周方向の一方側へ傾斜しているヘアキャッチャーを提供する。
前記本体部は、前記排水部の下方に、流入する水を貯水可能な貯水部(例えば、後述の貯水部3)を有することが好ましい。
前記本体部は、該本体部の外面に設けられ、水を前記本体部の内側へ導水する導水部(例えば、後述の導水部4)を有し、該導水部は、前記外面から突出する受け面(例えば、後述の受け面41)を有することが好ましい。
前記縦リブのそれぞれは、前記本体部の上端と、前記貯水部の上部との間を結ぶ直線状に形成され、前記本体部の内面において、前記縦リブの内面と前記貯水部の内面とは段差なく連続していることが好ましい。
前記縦リブには、前記縦リブの長手方向に沿って前記本体部の内面側に突出する突出部(例えば、後述の突出部24)が形成されることが好ましい。
前記複数の縦リブは、前記隣接する縦リブ同士の間が等間隔に配置されることが好ましい。
本発明によれば、旋回流を生じさせやすいヘアキャッチャーを提供することができる。
本実施形態のヘアキャッチャーが設けられる浴室を示す平面図である。 本実施形態の排水トラップを示す斜視図である。 本実施形態のヘアキャッチャーを示す斜視図である。 本実施形態のヘアキャッチャーを示す平面図である。 本実施形態のヘアキャッチャーを示す側面図である。 本実施形態のヘアキャッチャーの縦リブを示す断面図であり、(a)図は図5のA−A線、(b)図は図5のB−B線に沿って切断した断面図である。 他の実施形態に係るヘアキャッチャーの斜視図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施形態のヘアキャッチャー1が設けられる浴室100を示す平面図である。浴室100は、洗い場101及び浴槽102を有し、それぞれに排水口としての洗い場排水口101a、浴槽排水口102aが設けられている。
浴槽102は、浴室の一方に配置される湯水を貯留可能な容器である。
浴槽排水口102aは、浴槽102の底面の最も低い位置に設けられる排水孔であり、浴槽102の下部に配置される排水管102b(図2参照)に連続している。
図2は、ヘアキャッチャー1が配置される洗い場排水口101aの斜視図である。洗い場排水口101aは、洗い場101の浴槽102に隣接する側で最も低い位置に設けられ、排水管101bに連続している。洗い場排水口101aは、排水枡120と、排水トラップ130とにより構成される。
排水枡120は、洗い場101の床材が下方に窪んで形成される凹部である。排水枡120は、排水管101bに繋がる底部開口121及び、底部開口121の周囲に配置されるフランジ部122を有する。なお、図示を省略しているが、排水枡120は、通常着脱可能な蓋により覆われている。
排水トラップ130は、排水枡120の下方に連結され、一方が浴槽102から延びる排水管102bに、他方が洗い場排水口101aから延びる排水管101bに連結される。排水トラップ130は、浴槽102及び洗い場101から排水される水を補集して、洗い場101から延びる排水管101bを通して排水するように構成される。
図3は、ヘアキャッチャー1を示す斜視図であり、図4は、平面図である。へアキャッチャーは、排水枡120に設けられる本体部10と、把手11と、を有する。
本体部10は、下方に向けて徐々に縮径し、内側面が段差なく傾斜する略円錐形状で、円錐の頂部が平坦なすり鉢状の形状をしている。本体部10は、上部に形成される略円形の開口部10a及び開口部10aの周縁から下方に延びる係止部13を有し、排水枡120のフランジ部122に係止される。本体部10には、洗い場101の周囲から排水枡120に向かう水が流入する。
把手11は、本体部10の上端から上方に延び、外周方向に屈曲する。
図3及び4に示すように、本体部10は、貯水部3と、排水部2と、導水部4と、を有する。
貯水部3は、本体部10の下方に配置され、本体部10に流入した水の一部を一時的に貯水する部分である。貯水部3は、底面部31と、側面部32と、水抜き孔33と、を有する。
底面部31は、本体部10の開口部10aに対向する平坦な面であり、上方に配置される開口部10aの面積よりも面積が小さい。また、貯水部3において最も面積が小さい。
側面部32は、底面部31の周囲と貯水部3の上端とを結ぶ傾斜する面である。
水抜き孔33は、側面部32の下端部に互いに対向して2つ設けられる貫通孔である。
排水部2は、本体部10の上部、すなわち貯水部3の上端と本体部10の上端との間に配置される。排水部2は、本体部10上部の側面に沿って形成され、リブ部20と、複数の開口としての排水開口23と、を有する。
リブ部20は、格子状に配置される細枠で形成され、縦リブ21及び横リブ22を有する。
横リブ22は、排水部2の上下方向に間隔を空けて配置される複数のリング状の骨組み部分である。横リブ22は、平坦な面を有し、この平坦な面が本体部10の内周面に沿うように配置されている。
縦リブ21は、縦長の板状の部材であり、所定幅の薄い平面部211と、以下に説明する突出部24とを有する。
縦リブ21は、排水部2の上方から下方へ延び、互いに隣接して設けられる複数の骨組み部分である。縦リブ21は、図4に示すように、本体部10の円周に沿った周方向の一方側に傾斜している。縦リブ21は、本体部10の内面を図4の時計回り方向に並んで配置され、水流を旋回する方向Sに導いている。また、同時に、縦リブ21は、本体部10の中心から延びる半径方向の仮想線(図4の仮想線I1参照)の一方側に傾斜している。具体的には、縦リブ21は、本体部10の上端(排水部2の上端)と貯水部3の上部とを結ぶように直線状に延び、半径方向に対して斜めに傾斜するように配置される。
縦リブ21は、貯水部3の内面と縦リブ21の内面とが滑らかに段差なく連続するように配置されている。また、これら複数の縦リブ21は、本体部10の内側面全体に形成され、互いに等間隔に配置されている。すなわち、本体部10が下方に向かって徐々に縮径しているため、縦リブ21は、本体部10(排水部2)の上端側では、互いに隣接する縦リブ21同士の間隔が広くなり、貯水部3の上端側では、互いに隣接する縦リブ21同士の間隔が狭くなると同時に、隣接する縦リブ同士の間隔は、周方向に沿って均等になるように配置されている。
縦リブ21は、貯水部3に連結される部分においては、縦リブ21が延びる方向に沿って貯水部3と段差がないように形成されている。
図5はヘアキャッチャー1を示す側面図である。図6(a)は図5のA−A線断面図であり、横リブ22がある位置で切断した断面である。図6(b)は図5のB−B線断面図であり、横リブ22のない位置で切断した断面である。
図3、4及び図6(a)、図6(b)に示すように、突出部24は、縦リブ21の長手方向に沿って本体部10の内面側に突出する突部である。突出部24は、縦リブ21の幅方向の長さよりも短い長さで内面側へ突出する。突出部24は、縦リブ21の平面部211から本体部10の内面側に向かって湾曲しながら突出する。
突出部24は、縦リブ21の幅方向の一方の端部に配置され、水流の旋回する方向Sにおける遠心方向外側(旋回する方向Sの下流側)の縁部に沿って配置される。
突出部24は、排水部2の上端から貯水部3の上部まで連続して延びる。より詳細には、図3に示すように、突出部24は、排水部2の最も貯水部3側の排水開口23の下端部よりもわずかに下方に延出するように形成されている。また、突出部24は、本体部10の上端(排水部2の上端)にある横リブ22まで延出しており、本体部10の上端を超えない位置に形成される。
排水開口23は、リブ部20の間に形成される複数の開口である。排水開口23を通じて、洗い場101に排水された水が本体部10の内側に流入するとともに、本体部10側から外側へ流出する。
導水部4は、図3及び図5に示すように、本体部10の外面側で、排水部2と貯水部3の間の境界近傍に設けられる。詳細には、導水部4は、本体部10の外面における貯水部3の上端に対応する位置に設けられる。導水部4が設けられる部分に対応する本体部10の内面は、滑らかに段差なく形成されている。導水部4は、受け面41と、連結部42と、導水開口43と、を有する。
受け面41は、本体部10の外面で貯水部3の上端に対応する位置から外側に突出する凸部であり、貯水部3の外側に本体部10の外周方向に沿って設けられる。受け面41は、略水平方向に突出する。
連結部42は、図5に示すように、受け面41と本体部10の外面とを繋ぐ略三角形の部分である。連結部42は、三角形の傾斜する一方の辺が本体部10の外面、すなわち縦リブ21の外面側に連続し、他方の辺が受け面41に連続し、受け面41側の辺の遠位端部と縦リブ側の辺の遠位端部とを結ぶ辺が三角形の底辺となっている。この底辺(受け面41の遠位端部から縦リブ21の外面へ延びる辺)と、縦リブ21の外面とがなす角度は、鈍角θである。
導水開口43は、受け面41上で隣り合う縦リブ21と縦リブ21との間に形成される空間であり、排水開口23に連続している。
次に、以上のヘアキャッチャー1の使用の状態について説明する。
浴室100の洗い場101で湯水を使い、例えば洗髪をすると、抜けた髪の毛が水流とともに洗い場排水口101aに向けて流れてくる。水は、洗い場の最も低い位置に配置される排水枡120へ集まり、排水枡120の底部開口121へと落ちていく。排水枡120の底部開口121には、その周囲のフランジ部122に係止されてヘアキャッチャー1が、配置されている。流れ落ちた水の一部は、排水部2の排水開口23を通ってさらに下方の排水トラップ130へ落ち、排水管101bを通じて排水される。
洗い場101で洗い場排水口101aに向かう水の一部は、ヘアキャッチャー1の本体部10に流入する。この時、排水枡120に流入する水が所定量あれば、縦リブ21が本体部10の内面を下方向に対して片側に傾斜しているので、本体部10に流入した水の一部は、縦リブ21に誘導されてヘアキャッチャー1内を旋回する方向Sに流れる。
縦リブ21には本体部10の内面側に向かって突出する突出部24が設けられている。このため、髪の毛が、複数形成され互いに隣接する縦リブ21の突出部24の上にそれぞれ載ることで、髪の毛と縦リブ21の平面部211との間に隙間が形成される。この隙間に水流が流れ込み、髪の毛を本体部10の内面から浮かせる。縦リブ21は、互いに等間隔に配置されているので、髪の毛がどの排水開口23から流入しても、本体部10の開口部10aのどの位置から流入しても、本体部10の内面に貼りつきにくく、同じように旋回する。
突出部24が本体部10の内面側に向かって突出し、かつ貯水部3の上部へ連続しているため、水は縦リブ21を乗り越えずに、縦リブ21に沿って流れる。縦リブ21に沿って流れる水は、排水部2の外へ流れにくく、本体部10の内側、すなわち下方の貯水部3へ流れやすい。上述の通り、縦リブ21は本体部10の周方向の一方側に傾斜しているので、縦リブ21に沿って水は旋回する方向Sへ流れる。なお、突出部24は、平面部211から本体部10の内側に向かって緩く湾曲しているので、汚れを落としやすい。
排水部2と貯水部3の間で導水部4が設けられる部分に対応する本体部10の内面には、段差がないので、髪の毛が引っかかることなく水流に乗って旋回しながら流れる。
一方、排水部2には排水開口23が設けられているので、本体部10に流入した水の多くは、排水開口23から本体部10の外側へ排水される。そして、水は本体部10の外面に沿って下方へ流れ落ちる。本体部10の外面における排水部2と貯水部3との間には、外面から突出する導水部4の受け面41が設けられている。本体部10の外面を伝う水の一部は、受け面41に受け止められて導水開口43へ誘導され、本体部10の内側へ導水される。導水開口43は排水開口23と連続しているので、水は排水部2の下方にある貯水部3に流入する。貯水部3に流入する水量は、導水部4を設けない場合と比べて増加する。
導水部4から貯水部3へと水が流入する際、導水開口43から排水開口23を通じて外側から内側へ水が流入する。排水開口23は隣接する縦リブ21と縦リブ21との間にあり、水は一方向に傾斜している縦リブ21同士の間の排水開口23を通るうちに、旋回流になって貯水部3に流れ込む。導水部4から導水された水が旋回する方向Sと、排水部2の内面に形成されている縦リブ21の傾斜によって生じる水の旋回する方向Sは同じであるので、導水部4から流れ込む水が、縦リブ21を伝って貯水部3へ流れる旋回流に合流して、旋回流の流れがより強い渦になる。
導水部4は、排水部2の下端部側に配置されているので、水は、排水部2の下端部の外側から内側に流入し、そのまま貯水部3を流れて貯水される。導水部4を排水部2の上方に設ける場合と比べて、排水部2の下端部側に配置されていることで、一旦本体部10の外側から内側へ導水部4を介して流入した水が、再度排水部2から外側へ抜けることがないので、効率的に水が貯水部3に貯水される。
受け面41と、縦リブ21の外側との間には連結部42が形成され、縦リブ21の外面と受け面41の間を連結部42が埋めており、無用な隙間が形成されていない。連結部42における受け面41の遠位端部から縦リブ21の外面へ延びる辺と、縦リブ21の外面とがなす角度は、鈍角θで、外側から拭きやすくなっている。
なお、貯水部3には、水抜き孔33が設けられているので、浴室100を使用していない間は、貯水部3の水も排水される。
本実施形態によれば、以下の効果が奏される。
本実施形態では、ヘアキャッチャー1を、周囲から洗い場排水口101aに向かう水が流入する本体部10を含んで構成し、本体部10を、本体部10の上方から下方へ延び互いに隣接して設けられる複数の縦リブ21及び複数の縦リブ21の間に形成される複数の排水開口23を有する排水部2を含んで構成した。また、縦リブ21を、本体部10の周方向の一方側へ傾斜させた。
本実施形態によれば、周囲から本体部10に流入する水が、排水部2を通して排水される際、縦リブ21に沿って流れる。縦リブ21は、本体部10の周方向の一方側へ傾斜しているので、本体部10の上方から下方に流れ落ちる水が、本体部10の内面を旋回する方向Sに流れ、旋回流が生じる。よって、髪の毛が絡まらずに旋回してまとまり、捕集しやすくなる。
本実施形態によれば、本体部10を、排水部2の下方に、流入する水を貯水可能な貯水部3を含んで構成した。これにより、縦リブ21により誘導された水流が貯水部3に到達して、貯水された状態で旋回する。このため、髪の毛が貯水部3で貯水部3の底面部31に貼りつかずに浮上した状態で旋回するので、髪の毛を容易にまとめることができる。
本実施形態によれば、本体部10を、本体部10の外面に設けられ、水を本体部10の内側へ導水する導水部4を含んで構成し、該導水部4を、外面から突出する受け面41を含んで構成した。これにより、本体部10の外側を流れる水の一部を、受け面41で受け止めて導水部4を通じて貯水部3に導水することができるので、貯水部3に流れ落ちた髪の毛を浮上させることができ、上記と同様の効果を奏する。また、本体部10の外側から内側へ水が流れ込むことによって、旋回流がより生じやすくなる。
本実施形態によれば、縦リブ21のそれぞれを、本体部10の上端と、貯水部3の上部との間を結ぶ直線状に形成し、本体部10の内面において、縦リブ21の内面と貯水部3の内面とを段差なく連続させた。これにより、排水が縦リブ21に沿って効率的に貯水部3へ促され、縦リブ21に沿って流れ落ちる水が段差等で方向を変えることなくそのまま貯水部3へ流れる。このため、その流れの中に含まれる髪の毛が段差で引っかかることなく、貯水部3に流れ、髪の毛が旋回しやすくなる。
本実施形態によれば、縦リブ21の幅方向の端部に、縦リブ21の長手方向に沿って本体部10の内面側に突出する突出部24を設けた。これにより、髪の毛が、複数形成され互いに隣接する縦リブ21の突出部24の上にそれぞれ載るので、髪の毛と縦リブ21の表面との間に隙間が形成される。この隙間に水流が流れ込むので、髪の毛が本体部10の内面から容易に剥がれ、水流に沿って旋回しやすくなる。
本実施形態によれば、複数の縦リブ21について、隣接する縦リブ同士の間を等間隔に配置した。これにより、髪の毛がどの位置に流れても、本体部10の内面に貼りつかずに旋回する。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。
図7は、他の実施形態におけるヘアキャッチャー1Aの斜視図を示す。図7に示すように、他の実施形態では突出部24は必ずしも設けなくてもよい。突出部を設けないことで、本体部の外側から内側へ水を流入させることを可能にしつつ、製造工程をより簡易にすることができる。
また、上記実施形態では、突出部24は、縦リブ21の幅方向の一方の端部に形成したが、これに限られない。突出部は、縦リブ21の幅方向の中央部に形成してもよく、両端部に形成してもよい。両端部に形成した場合には、縦リブ21に沿って貯水部3へ流れる水量を増やすことができる。
また、上記実施形態では、貯水部3は本体部の下方に配置されているが、これに限られない。貯水部は本体部と別部材にして、本体部から排水される水を受けるような受け皿を配置してもよい。
また、上記実施形態では、導水部4を本体部10の外面に沿って全周に突出するように設けたが、これに限られない。導水部は、水を本体部10の外側から内側へ導入できればよく、例えば、周方向に沿って断続的に設けてもよい。また、本体部10の上下方向に離間している横リブ22のそれぞれに連続するように上下に複数設けてもよい。
また、上記実施形態では、受け面41は、本体部10の外面から略水平方向外側へ突出しているが、これに限られない。受け面は、本体部10の外側上方から内側下方へ向かって下り傾斜するように配置してもよい。
また、上記実施形態では、縦リブ21は直線状に延びているが、これに限られない。縦リブは、本体部10の周方向に沿って曲線状に並んでいてもよい。
また、上記実施形態では、本体部10は、略円形状の開口部10aを有するすり鉢状に形成されているが、これに限られない。水を流入可能に構成され、排水部及び貯水部を有するものであれば、開口部や全体の形状は適宜変更され得る。
1 ヘアキャッチャー
2 排水部
3 貯水部
4 導水部
10 本体部
21 縦リブ
23 排水開口(開口)
24 突出部
41 受け面
101a 洗い場排水口(排水口)

Claims (6)

  1. 周囲から排水口に向かう水が流入する本体部を有するヘアキャッチャーであって、
    該本体部は、
    該本体部の上方から下方へ延び互いに隣接して設けられる複数の縦リブ及び該複数の縦リブの間に形成される複数の開口を有する排水部を備え、
    前記縦リブは、前記本体部の周方向の一方側へ傾斜しているヘアキャッチャー。
  2. 前記本体部は、前記排水部の下方に、流入する水を貯水可能な貯水部を有する請求項1に記載のヘアキャッチャー。
  3. 前記本体部は、該本体部の外面に設けられ、水を前記本体部の内側へ導水する導水部を有し、
    該導水部は、前記外面から突出する受け面を有する請求項2に記載のヘアキャッチャー。
  4. 前記縦リブのそれぞれは、前記本体部の上端と、前記貯水部の上部との間を結ぶ直線状に形成され、
    前記本体部の内面において、前記縦リブの内面と前記貯水部の内面とは段差なく連続している請求項2又は3に記載のヘアキャッチャー。
  5. 前記縦リブには、前記縦リブの長手方向に沿って前記本体部の内面側に突出する突出部が形成される請求項1〜4のいずれか1項に記載のヘアキャッチャー。
  6. 前記複数の縦リブは、前記隣接する縦リブ同士の間が等間隔に配置される請求項1〜5のいずれか1項に記載のヘアキャッチャー。
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