JP2013155524A - 混入物捕捉具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】排水口に配置され、形成された通水孔72へ排水を通水させるとともに排水中の混入物Hを捕捉する凹状の捕捉部70と、捕捉部70の上端部外縁から張り出して環状とされ、排水口に取り付けられ、外周部上端が捕捉部70の上端よりも上方に位置すると共に上面の少なくとも一部が外周部上端側から下方へ傾斜する鍔部80と、上面の傾斜部分から上方に突出すると共に平面視で根元部が鍔部80の径方向に対して交差するように延在し、根元部の延在方向の一端部100Bよりも他端部100Cが低い位置に配置された取手部100と、をヘアキャッチャーが有する混入物補足具。
【選択図】図6
Description
このように、取手部に向って流れ込む排水を一方向に流しやすくすることで、例えば、取手部に向って流れ込む排水を左右均等に流すものと比べて、該排水に混入した混入物(例えば、毛髪など)の取手部への引っ掛りや滞留を抑制することができる。
図を参照しながら、本発明に係る第1実施形態の混入物捕捉具について説明する。
この直線部90Aは、外周部上端80Bから曲線部90Bに向って下り勾配となっている。一方、曲線部90Bは、第1導水傾斜面88に向って緩やかに下りつつ、旋回流路82に向って緩やかに下る下り勾配となっている。なお、直線部90Aの下り勾配よりも曲線部90Bの下り勾配がゆるやかになっている。
なお、本実施形態では、第2導水傾斜面90が、鍔部80の上面80Cの外周部上端80B側から下方に傾斜している傾斜部分である。
一方、取手部100は、頂面100Dの根元部100Aの延在方向の他端部100C側に対応する部分が、第2導水傾斜面90の直線部90Aに向って傾斜し、曲線部90Bに連なっている。
なお、頂面100Dの上記他端部100C側に対応する部分よりも、頂面100Dの上記一端部100B側に対応する部分の傾斜角がなだらかになっている。
図1に示すように、洗い場12の床面20上を流れ、隙間32から排水枡14内へ流入した排水は、まず、排水枡14の底面14Aから鍔部80に流れ込む。この排水には、混入物としての毛髪Hが混入している。
すなわち、取手部100によれば、該取手部100に流れ込む排水の左右の引き込み力を偏らせることができ、排水を一方向に流しやすくすることができる。
このように、取手部100に向って流れ込む排水を一方向に流しやすくすることで、排水に混入した混入物(例えば、毛髪Hなど)の取手部100への引っ掛りや滞留を抑制することができる。
ここで、根元部100Aの頂面100Dの延在方向の一端部100B側に対応する部分を、第2導水傾斜面90に向ってなだらかに傾斜させて該第2導水傾斜面90に連ならせていることから、取手部100に向って流れ込む排水に混入した毛髪Hが主流M及び副流Vの流れに引き込まれて、取手部100の頂面100Dにスムーズに乗り上がり、取手部100を乗り越える(図6参照)。これにより、毛髪Hの取手部100への絡み付きを抑制することができる。
特に、取手部100に流れ込む排水は、取手部100によって一部が受け止められて、第2導水傾斜面90に沿う流れとなるため、旋回流を効率よく発生させることができる。
次に、本発明に係る第2実施形態の混入物捕捉具について図7〜図9を参照しながら説明する。なお、第1実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
このため、取手部120の根元部120Aの延在方向の一端部120B側よりも他端部120C側が低い位置に配置されている。
なお、本実施形態の作用効果のうち、第1実施形態と同様の作用効果については、その説明を適宜省略する。
ここで、取手部120は、該取手部120に向って流れ込む排水及び混入物Hを、排水導入部122及び排水進入方向転換部124を介してスムーズに一方向へ流しやすくすることができる。
ここで、取手部120の頂面120Dの延在方向の一端部100B側(排水導入部122側)に対応する部分を、第2導水傾斜面90の直線部90Aに向ってなだらかに傾斜させて外周部上端80Bに連ならせていることから、取手部120に向って流れ込む排水に混入した毛髪Hが主流M及び副流Vの流れに引き込まれて、取手部120の頂面120Dにスムーズに乗り上がり、取手部120を乗り越える(図9参照)。これにより、毛髪Hの取手部120への絡み付きを抑制することができる。
また、上記構成については、第2実形態のヘアキャッチャーに適用してもよい。つまり、取手部120の根元部120Aの他端部120C側を次第に捕捉部70側に向って傾斜する、すなわち、排水進入方向転換部124の先端部側を次第に捕捉部70側に向って傾斜する構成としてもよい(図7の二点鎖線で示す部分)。
44 排水口
70 捕捉部
80 鍔部
80B 外周部上端
80C 上面
82 旋回流路
86 流入路
100、120 取手部
100A、120A 根元部
100B、120B 一端部
100C、120C 他端部
100D、120D 頂面
122 排水導入部
124 排水進入方向転換部
Claims (6)
- 排水口に配置され、形成された通水孔へ排水を通水させるとともに該排水中の混入物を捕捉する凹状の捕捉部と、
前記捕捉部の上端部外縁から張り出して環状とされ、外周部上端が前記捕捉部の上端よりも上方に位置すると共に上面の少なくとも一部が前記外周部上端側から下方へ傾斜する鍔部と、
前記鍔部上面の傾斜部分から上方に突出すると共に平面視で根元部が前記鍔部の径方向に対して交差するように延在し、前記根元部の延在方向の一端部よりも他端部が低い位置に配置された取手部と、
を有する混入物捕捉具。 - 前記取手部の頂面は、前記根元部の延在方向の一端部側に対応する部分が前記傾斜部分に向って傾斜して該傾斜部分に連なっている請求項1に記載の混入物捕捉具。
- 前記取手部は、前記外周部上端側から前記捕捉部側へ延びる排水導入部と、前記排水導入部の前記捕捉部側の端部から前記鍔部の周方向に延びる排水進入方向転換部と、を有する請求項1または請求項2に記載の混入物捕捉具。
- 前記排水進入方向転換部は、延在方向の端部側が前記捕捉部側に向って次第に傾斜している請求項3に記載の混入物捕捉具。
- 前記捕捉部の上端部外縁に沿って前記鍔部に形成された環状の旋回流路を有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の混入物捕捉具。
- 前記鍔部に形成され、前記鍔部の外部から前記旋回流路へ排水を流入させ、前記旋回流路に旋回流を発生させる流入路を有する、請求項5に記載の混入物捕捉具。
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2012
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