JP2009150111A - ヘアキャッチャー及びこのヘアキャッチャーを備えた浴室ユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明は、浴槽からの排水がなく、洗い場からの排水しかない場合でも、容易にヘアキャッチャー内の毛髪等をまとめて、毛髪等による閉塞を緩和し、清掃性を高めることができるヘアキャッチャー及びこのヘアキャッチャーを備える浴室ユニットを提供することを目的とする。
【解決手段】 開孔を有する底面と、この底面より上方へと立設される周壁とを備え、上記周壁が垂直方向に下から壁部領域と開孔領域とを有するヘアキャッチャー。
【選択図】 図1
【解決手段】 開孔を有する底面と、この底面より上方へと立設される周壁とを備え、上記周壁が垂直方向に下から壁部領域と開孔領域とを有するヘアキャッチャー。
【選択図】 図1
Description
本発明は、浴室の排水口等に設置され、毛髪等の異物流出を防止するヘアキャッチャー、及び、このヘアキャッチャーを備えた浴室ユニットに関する。
従来、浴室の洗い場から流れ出る毛髪等の異物は、洗い場に設置される目皿の下方に設けられているヘアキャッチャーにより捕集されている。この異物は、放置すると、ここに人垢、石鹸カス、リンス等が付着してヌメリ発生の原因となったり、排水性能の低下を招いたりするため、使用者が不快と感じながらも、こまめに手で取り除いていた。
この不快な作業を緩和する手段の一例として、図3に示すような排水トラップが提案されている(特許文献1参照)。この排水トラップ1は、浴槽水がトラップ内に排水されたときに、この水流を利用して排水トラップ1内に渦流を形成させ、この渦流によりヘアキャッチャー4に付着した毛髪等を剥して中央部分にまとめるものである。これにより、ヘアキャッチャーの中央部分以外には毛髪が付着していない状態が保たれるので、通水が良好となり、毛髪除去作業の頻度を軽減することができる。
特許3886055号
しかしながら、特許文献1に示される排水トラップは、浴槽排水を流さないとヘアキャッチャー内の毛髪をまとめることできないため、シャワーのみで入浴する場合は、上記効果が得られないという問題があった。
また、特許文献1に示されるものは、トラップ本体が特殊な構造であるため、既に設置されている浴室に対して、このような機能を付加することができないという問題もある。
また、特許文献1に示されるものは、トラップ本体が特殊な構造であるため、既に設置されている浴室に対して、このような機能を付加することができないという問題もある。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、浴槽からの排水がなく、洗い場からの排水しかない場合でも、容易にヘアキャッチャー内の毛髪等をまとめて、毛髪等による閉塞を緩和し、清掃性を高めることができるヘアキャッチャー及びこのヘアキャッチャーを備える浴室ユニットを提供することを目的とする。
上記課題を達成するため、本発明では次の構成をとった。
(1)開孔を有する底面と、この底面より上方へと立設される周壁とを備え、上記周壁が垂直方向に下から壁部領域と開孔領域とを有するヘアキャッチャー。
(2)項(1)において、壁部領域と開孔領域との境界線が水平面を形成するヘアキャッチャー。
(3)項(1)又は(2)において、底面開孔からの排水速度が、周壁の開孔領域からの排水速度よりも小さいヘアキャッチャー。
(4)項(1)乃至(3)の何れかにおいて、周壁が斜めであり、且つ外周へと広がる方向に立設されるヘアキャッチャー。
(5)項(1)乃至(4)の何れかにおいて、底面開孔が、底面外周より所定幅をもたせて内側に複数設けられているヘアキャッチャー。
(6)項(1)乃至(5)の何れかにおいて、壁部領域の高さが、10mm以上であるヘアキャッチャー。
(7)項(1)乃至(6)の何れかに記載されるヘアキャッチャーを備えた浴室ユニット。
(1)開孔を有する底面と、この底面より上方へと立設される周壁とを備え、上記周壁が垂直方向に下から壁部領域と開孔領域とを有するヘアキャッチャー。
(2)項(1)において、壁部領域と開孔領域との境界線が水平面を形成するヘアキャッチャー。
(3)項(1)又は(2)において、底面開孔からの排水速度が、周壁の開孔領域からの排水速度よりも小さいヘアキャッチャー。
(4)項(1)乃至(3)の何れかにおいて、周壁が斜めであり、且つ外周へと広がる方向に立設されるヘアキャッチャー。
(5)項(1)乃至(4)の何れかにおいて、底面開孔が、底面外周より所定幅をもたせて内側に複数設けられているヘアキャッチャー。
(6)項(1)乃至(5)の何れかにおいて、壁部領域の高さが、10mm以上であるヘアキャッチャー。
(7)項(1)乃至(6)の何れかに記載されるヘアキャッチャーを備えた浴室ユニット。
本発明のヘアキャッチャーによれば、開孔を有する底面とその周壁に下から壁部領域(開孔のない領域)と開孔領域とを設けることにより、洗い場からの排水時にヘアキャッチャー内に水溜りを形成させるとともに毛髪等を浮かせ、更に旋回流(渦流)を発生させやすくして、ヘアキャッチャーに流入する毛髪等を中央部にまとめやすくすることができる。この結果、浴槽排水の有無に関係なく、毛髪等によるヘアキャッチャーの閉塞を緩和できるので、主にシャワーで入浴する家庭においても、ヘアキャッチャーの清掃頻度を低減でき、清掃性を高めることができる。
壁部領域と開孔領域との境界線を水平面に形成する場合は、ヘアキャッチャー内における流れに偏りが生じにくくなり、より安定して旋回流が形成されやすくなる。
底面開孔からの排水速度が周壁の開孔領域からの排水速度よりも小さい場合は、洗い場からの排水量が少ない時でもヘアキャッチャー内に水溜りが形成しやすくなるので、ヘアキャッチャー内の毛髪等がまとまりやすくなる。
周壁が斜めであり、且つ外周へと広がる方向に立設されている場合は、ヘアキャッチャー内に洗い場排水が流入した時に、ヘアキャッチャー内に形成される水溜りに旋回流が発生しやすくなり、より効果的に毛髪等をまとめることができる。
底面の開孔が、底面の外周より所定幅をもたせて内側に複数設けられている場合は、ヘアキャッチャーの壁面に沿って流入した洗い場排水がそのまま真っ直ぐに開孔を通過しないので、水溜りが形成しやすくなるとともに旋回流が発生しやすくなる。結果、洗い場からの排水量が少ない場合でもヘアキャッチャー内の毛髪等を中央部にまとめやすくすることができる。
壁部領域の高さが10mm以上ある場合は、洗い場からの排水時に、ヘアキャッチャー内の水位を10mm以上確保しやすくなるので、ヘアキャッチャー内の毛髪等を浮かせて中央部にまとめやすくなる。
また、本発明は、ヘアキャッチャーの形状を変更するだけで上記効果を有することができるので、既設の浴室の排水口の清掃性改善等にも役立てることができる。
壁部領域と開孔領域との境界線を水平面に形成する場合は、ヘアキャッチャー内における流れに偏りが生じにくくなり、より安定して旋回流が形成されやすくなる。
底面開孔からの排水速度が周壁の開孔領域からの排水速度よりも小さい場合は、洗い場からの排水量が少ない時でもヘアキャッチャー内に水溜りが形成しやすくなるので、ヘアキャッチャー内の毛髪等がまとまりやすくなる。
周壁が斜めであり、且つ外周へと広がる方向に立設されている場合は、ヘアキャッチャー内に洗い場排水が流入した時に、ヘアキャッチャー内に形成される水溜りに旋回流が発生しやすくなり、より効果的に毛髪等をまとめることができる。
底面の開孔が、底面の外周より所定幅をもたせて内側に複数設けられている場合は、ヘアキャッチャーの壁面に沿って流入した洗い場排水がそのまま真っ直ぐに開孔を通過しないので、水溜りが形成しやすくなるとともに旋回流が発生しやすくなる。結果、洗い場からの排水量が少ない場合でもヘアキャッチャー内の毛髪等を中央部にまとめやすくすることができる。
壁部領域の高さが10mm以上ある場合は、洗い場からの排水時に、ヘアキャッチャー内の水位を10mm以上確保しやすくなるので、ヘアキャッチャー内の毛髪等を浮かせて中央部にまとめやすくなる。
また、本発明は、ヘアキャッチャーの形状を変更するだけで上記効果を有することができるので、既設の浴室の排水口の清掃性改善等にも役立てることができる。
先ず、図1を参照して、本発明の実施例であるヘアキャッチャーについて説明する。
図1は、ヘアキャッチャー4の一実施例であり、(a)が平面図を示し、(b)が側面図を示す。ヘアキャッチャー4は、開孔を有する底面7と、この底面7より上方に立設される周壁20とを備え、上記周壁20は垂直方向に下から壁部領域20a(開孔なし)と、開孔領域20bとを有している。
また、ヘアキャッチャー4の縁部8の上面には、整流板9と、その一画に取手10が設けてある。
図1は、ヘアキャッチャー4の一実施例であり、(a)が平面図を示し、(b)が側面図を示す。ヘアキャッチャー4は、開孔を有する底面7と、この底面7より上方に立設される周壁20とを備え、上記周壁20は垂直方向に下から壁部領域20a(開孔なし)と、開孔領域20bとを有している。
また、ヘアキャッチャー4の縁部8の上面には、整流板9と、その一画に取手10が設けてある。
ヘアキャッチャー4の材質は、特に限定されるものではないが、合成樹脂製や金属製のものを用いることができる。この基材に抗菌剤を混入したり、基材表面に抗菌剤をコーティングしたりしてもよい。また、撥水機能もしくは親水機能を有するコーティングを施すこともできる。
ヘアキャッチャー4は、開孔を有する底面7がヘアキャッチャー4の縁部8より下方に凹むように形成している。上記以外の形状については、特に限定されるものではないが、平面視で円状であることが好ましい。
ヘアキャッチャー4の底面開孔部7aの形状は、毛髪等の固形物を捕捉できるものであれば良く、例えば、円形状、略円形状、楕円状、多角形状、略多角形状の孔を多数貫通形成させたものでもよいし、櫛状、メッシュ状のものを用いることもできる。また、底面7の中心部から放射状に格子を設ける形状にすることもできる。
底面開孔部7aの孔径(目幅)は、1〜12mmが好ましく、更に好ましくは、4〜8mm程度である。開孔部7aの孔径(目幅)が上記範囲より小さいと、徐々に固形物等により開孔部7aが目詰りしやすくなる。逆に、開孔部7aの孔径(目幅)が上記範囲より大きいと、徐々に固形物が捕捉されずに通過してしまい、後段の配管等が閉塞するリスクが高まるためである。
底面開孔部7aの開口面積は、周壁20の開孔領域20bの開口面積よりも小さいことが好ましい。このようにすると、底面開孔部7aからの排水速度は、周壁20の開孔領域20bからの排水速度よりも小さくなる。結果、ヘアキャッチャー4内に排水が流入した場合に、ヘアキャッチャー4内に水溜りが出来やすくなる。水溜りが形成されると、毛髪が浮きやすくなるとともに、ヘアキャッチャー内に流入する排水の勢いにより、旋回流(渦流)が発生しやすくなるので、ヘアキャッチャー4内の毛髪等を中央部にまとめやすくすることができる。
また、底面開孔部7aは底面7の外周より所定幅(L)をもたせて内側に設けることが好ましい。この所定幅(L)の長さは、特に限定されるものではないが、例えば、底面の直径が60mmの場合には、2〜25mm程度が好ましく、更に好ましくは、5〜15mm程度である。所定幅(L)の長さが、2mmよりも小さいと周壁20に沿って流入した排水がそのまま底面7を通過しやすくなり、水溜りが形成されにくくなる。また、所定幅(L)の長さが25mmよりも大きいと、逆に底面開孔部7aの領域が小さくなり過ぎて、底面開孔部7aからの排水が滞りやすくなったり、閉塞しやすくなる。
周壁20は、底面7から縁部8に向かって立設されており、下から壁部領域20aと開孔領域20bとを設けている。周壁20の形状は特に限定されるものではないが、上方に向かって外周方向に広がる形状であることが好ましい。また、壁部領域20aと開孔領域20bとの境界線21が略水平面を形成することが好ましい。
壁部領域20aの形状は、特に限定されるものではないが、表面の形状が滑らかで毛髪等が引っ掛かりにくい形状であることが好ましい。また、壁部領域20aの下部と底面外周部7bとの接続部は、丸みを有して接続されていることが好ましい。このようにすると、ヘアキャッチャー4に排水が流入したときに、ヘアキャッチャー4内の流れがスムーズになって旋回流が発生しやすくなる。また、接続部に汚れが付着した場合の清掃も容易になる。
壁部領域20aの高さ(H)は、概ね10mm以上、好ましくは、概ね15mm以上、更に好ましくは概ね20mm以上である。壁部領域20aの高さ(H)を概ね10mm以上にすると、排水の流入時にヘアキャッチャー内に10mm以上の水溜りを形成しやすくなる。その結果、ヘアキャッチャー内の毛髪等を浮かせやすくすることができ、ヘアキャッチャー内に発生する旋回流等の流れにより、毛髪等をヘアキャッチャーの中央部にまとめやすくなる。
開孔領域20bは、壁部領域20aの上端(境界線21)から縁部8の下端(場合によっては縁部8の一部)にかけて設けている。この部位に開孔領域20bを設けると、底面開孔部7aに毛髪等が堆積して排水量が低下した場合でも、この開孔領域20bからの通水は確保されるので、所定の排水性能を確保しやすくなる。
開孔領域20bにおける開孔部の形状は、毛髪等の固形物を捕捉できるものであれば良く、例えば、円形状、略円形状、楕円状、多角形状、略多角形状の孔を多数貫通形成させたものでもよいし、櫛状、メッシュ状のものを用いることもできる。また、開孔部の孔径(目幅)は、1〜12mmが好ましく、更に好ましくは、4〜8mm程度である。
開孔領域20bにおける開孔部の形状は、毛髪等の固形物を捕捉できるものであれば良く、例えば、円形状、略円形状、楕円状、多角形状、略多角形状の孔を多数貫通形成させたものでもよいし、櫛状、メッシュ状のものを用いることもできる。また、開孔部の孔径(目幅)は、1〜12mmが好ましく、更に好ましくは、4〜8mm程度である。
図1では、ヘアキャッチャー4の縁部8の上面に整流板9を設けている。また、この整流板9の一画にはヘアキャッチャー4を着脱しやすいように取手10を設けている。
側面から見た整流板9の形状は特に限定されるものではなく、略半円状、略三角形状、略四角形状等、種々の形状を用いることができる。また、本実施例では、整流板9をヘアキャッチャー4の円周に沿うように設けているが、整流板9の一部を偏心させたり、凹凸部を設けたり、整流板9の端部を内側に折り曲げるような形状にしても良い。
側面から見た整流板9の形状は特に限定されるものではなく、略半円状、略三角形状、略四角形状等、種々の形状を用いることができる。また、本実施例では、整流板9をヘアキャッチャー4の円周に沿うように設けているが、整流板9の一部を偏心させたり、凹凸部を設けたり、整流板9の端部を内側に折り曲げるような形状にしても良い。
整流板9の長さは、ヘアキャッチャー4の周長さの約1/8〜1/2程度、更に好ましくは、約1/4〜1/3程度が好ましい。整流板9の長さがヘアキャッチャー4の周長さの約1/8よりも短くなると、毛髪が整流板9に絡みやすくなる。また、整流板9の長さがヘアキャッチャー4の周長さの約1/2よりも長くなると、洗い場31排水の流入する箇所が制限されてしまうのであまり好ましくない。
整流板9の高さは、特に限定されることはないが、概ね5〜50mm、更に好ましくは概ね15〜30mm程度であることが好ましく、その高さは目皿の位置よりも低い高さであることが好ましい。
また、整流板9と縁部8とが接続するコーナー部には丸み形状を設けることが好ましい。この場所に丸み形状を設けると、整流板9の背面の流れがスムーズになり、洗い場31から流れてくる毛髪の整流板9への引っ掛かりをより低減することができる。また、この部分の清掃作業も容易になる。
整流板9の高さは、特に限定されることはないが、概ね5〜50mm、更に好ましくは概ね15〜30mm程度であることが好ましく、その高さは目皿の位置よりも低い高さであることが好ましい。
また、整流板9と縁部8とが接続するコーナー部には丸み形状を設けることが好ましい。この場所に丸み形状を設けると、整流板9の背面の流れがスムーズになり、洗い場31から流れてくる毛髪の整流板9への引っ掛かりをより低減することができる。また、この部分の清掃作業も容易になる。
整流板9の一画には、取手10を設けている。取手10の形状は特に限定されることなく、種々の形状を用いることができる。図1では、整流板9の上部から上方に延設するように設けているが、ヘアキャッチャー4の外側に向かって突設するように設けてもよいし、内側に向かって突設することもできる。また、ヘアキャッチャー4の円周方向に向かって突設させてもよい。
取手10の位置は特に限定されることはなく、整流板9の中央付近に設けてもよいし、整流板9の端部に設けてもよい。また、整流板9の内側に整流板9の高さよりも高くなるように立設してもよい。
また、整流板9の一画に人の指が入る程度の穴を開口して、取手10の代わりとすることもできる。場合によっては取手10を省略したり、整流板9自体を省略することもできる。
取手10の位置は特に限定されることはなく、整流板9の中央付近に設けてもよいし、整流板9の端部に設けてもよい。また、整流板9の内側に整流板9の高さよりも高くなるように立設してもよい。
また、整流板9の一画に人の指が入る程度の穴を開口して、取手10の代わりとすることもできる。場合によっては取手10を省略したり、整流板9自体を省略することもできる。
ヘアキャッチャーを浴室ユニットに設置する場合は、浴室ユニットの防水パンに設けた排水枡に配置する。設置の向きは、特に限定されるものではないが、防水パンに設けた排水枡への下り傾斜に合わせ、整流板を近づけるように配置させると、毛髪などが絡みにくく好ましい。
(試験例1)
本発明のヘアキャッチャーの一例を用いて、シャワー流水試験を実施した。本試験では、先ず、図2に示すように浴槽30、洗い場31及び排水トラップ1を配置し、排水枡5内に図1に示すヘアキャッチャーを設置した。次に、洗い場31に毛髪(約30cm)200本を撒いて、シャワーで流水(10L/分)し、流水中及び流水終了時のヘアキャッチャー内の状況を確認した。また、比較対照として、周壁20に壁部領域20aがないヘアキャッチャー4についても同様の試験を実施した。結果を表1に示す。
表1から、周壁20に壁部領域20aを設けた場合は、壁部領域20aがない場合と比較して、ヘアキャッチャー4内に水溜りを形成できるとともに旋回流を発生させやすくなり、結果、毛髪等を中央部にまとめやすくすることができることを確認した。
また、壁部高さ(壁部領域高さ)が高いほど、強い旋回流を生じさせることを確認できた。
本発明のヘアキャッチャーの一例を用いて、シャワー流水試験を実施した。本試験では、先ず、図2に示すように浴槽30、洗い場31及び排水トラップ1を配置し、排水枡5内に図1に示すヘアキャッチャーを設置した。次に、洗い場31に毛髪(約30cm)200本を撒いて、シャワーで流水(10L/分)し、流水中及び流水終了時のヘアキャッチャー内の状況を確認した。また、比較対照として、周壁20に壁部領域20aがないヘアキャッチャー4についても同様の試験を実施した。結果を表1に示す。
表1から、周壁20に壁部領域20aを設けた場合は、壁部領域20aがない場合と比較して、ヘアキャッチャー4内に水溜りを形成できるとともに旋回流を発生させやすくなり、結果、毛髪等を中央部にまとめやすくすることができることを確認した。
また、壁部高さ(壁部領域高さ)が高いほど、強い旋回流を生じさせることを確認できた。
1…排水トラップ、4…ヘアキャッチャー、5…排水枡、7…底面、7a…底面開孔部、7b…底面外周部、8…縁部、9…整流板、10…取手、20…周壁、20a…壁部領域、20b…開孔領域、21…境界線、30…浴槽、31…洗い場、L…所定幅、H…壁部領域の高さ。
Claims (7)
- 開孔を有する底面と、この底面より上方へと立設される周壁とを備え、上記周壁が垂直方向に下から壁部領域と開孔領域とを有するヘアキャッチャー。
- 請求項1において、壁部領域と開孔領域との境界線が水平面を形成するヘアキャッチャー。
- 請求項1又は2において、底面開孔からの排水速度が、周壁の開孔領域からの排水速度よりも小さいヘアキャッチャー。
- 請求項1乃至3の何れかにおいて、周壁が斜めであり、且つ外周へと広がる方向に立設されるヘアキャッチャー。
- 請求項1乃至4の何れかにおいて、底面開孔が、底面外周より所定幅をもたせて内側に複数設けられているヘアキャッチャー。
- 請求項1乃至5の何れかにおいて、壁部領域の高さが、10mm以上であるヘアキャッチャー。
- 請求項1乃至6の何れかに記載されるヘアキャッチャーを備えた浴室ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007328555A JP2009150111A (ja) | 2007-12-20 | 2007-12-20 | ヘアキャッチャー及びこのヘアキャッチャーを備えた浴室ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007328555A JP2009150111A (ja) | 2007-12-20 | 2007-12-20 | ヘアキャッチャー及びこのヘアキャッチャーを備えた浴室ユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009150111A true JP2009150111A (ja) | 2009-07-09 |
Family
ID=40919531
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007328555A Withdrawn JP2009150111A (ja) | 2007-12-20 | 2007-12-20 | ヘアキャッチャー及びこのヘアキャッチャーを備えた浴室ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009150111A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011063994A (ja) * | 2009-09-17 | 2011-03-31 | Noritz Corp | 排水カゴ |
JP2011231507A (ja) * | 2010-04-27 | 2011-11-17 | Maruichi Corp | ヘアキャッチャーおよび排水装置 |
JP2013249614A (ja) * | 2012-05-31 | 2013-12-12 | Toto Ltd | ヘアキャッチャー |
JP2017179881A (ja) * | 2016-03-30 | 2017-10-05 | Toto株式会社 | 排水トラップ |
-
2007
- 2007-12-20 JP JP2007328555A patent/JP2009150111A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011063994A (ja) * | 2009-09-17 | 2011-03-31 | Noritz Corp | 排水カゴ |
JP2011231507A (ja) * | 2010-04-27 | 2011-11-17 | Maruichi Corp | ヘアキャッチャーおよび排水装置 |
JP2013249614A (ja) * | 2012-05-31 | 2013-12-12 | Toto Ltd | ヘアキャッチャー |
JP2017179881A (ja) * | 2016-03-30 | 2017-10-05 | Toto株式会社 | 排水トラップ |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20110301 |