JP2011063994A - 排水カゴ - Google Patents

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Abstract

【課題】ゴミが排水カゴ内で取っ手部から離れた部分に寄せられて溜まるようにして、使用者が清掃時に取っ手部を掴んでも、汚れた部分を触れにくい構成とし、使用者に対する不快感を低減させ、しかも清掃性に優れた排水カゴを実現する。
【解決手段】排水カゴ1は、排水が通過する網目状部7及び排水が通過しない孔なし部8とから成る捕集排水部2と、捕集排水部2の周囲に形成された環状のフランジ部3と、フランジ部3の内縁側に突出して設けられた取っ手部4とを備えており、取っ手部4は、孔なし部8の上方に形成されており、孔なし部4から排水は排出されず、排水中に含まれるゴミは、孔なし部8に溜まることなく網目状部7側に寄せられて溜まる。
【選択図】図1

Description

本発明は、キッチンのシンク排水部等に取り付けられ、ゴミを捕集する排水カゴに関する。
キッチンのシンク排水部等には、キッチンのシンク周辺から生じる生ゴミ等のゴミを捕集する排水カゴが取付けられている。流し排水口のゴミ受けにおいて、通穴体と周鍔体とを備えた構成は知られている(特許文献1参照)。
また、流し用厨芥収納カゴにおいて、カゴの上端に形成された口金の一部にカゴの内側に突出する撮み取手が形成されているとともに、カゴの底部がカゴの椀体上端縁より小径である構成は知られている(特許文献2参照)。
特開2006−83588号公報 特開平9−328201号公報
従来のキッチンのシンク排水部等に取付けられる排水カゴは、網目状の捕集部、その周囲のフランジ部、フランジ部に形成された取っ手部とを備えているが、ゴミが排水カゴの広範囲にわたり無造作に溜まる。特に、取っ手周辺に生ゴミ等のゴミが溜まると、ゴミ捨て時に使用者が取手部を掴む際に手がゴミに触れ、或いは排水カゴを上下にひっくり返すようにしてゴミを捨てる際にゴミが手に付着し、不快感を与える原因となる。また、ヌメリなどの発生により、清掃時に汚れた部分を触ることも、使用者に不快感を与える原因となる。
本発明は、上記従来の問題を解決することを目的とし、ゴミが排水カゴ内で取っ手部から離れた部分に寄せて溜まるようにして、使用者が清掃時に取っ手部を掴んでも、汚れた部分を触れにくい構成とし、使用者に対する不快感を低減させ、しかも清掃性に優れた排水カゴを実現することを課題とする。
本発明は上記課題を解決するために、捕集排水部と、捕集排水部の周囲に形成されたフランジ部と、フランジ部に設けられた取っ手部とを備えた排水カゴにおいて、捕集排水部は排水が通過する網目状部あるいは多孔部と、排水が通過しない孔なし部とで構成され、孔なし部は取っ手部の下方に形成されていることを特徴とする排水カゴを提供する。
孔なし部は、捕集排水部の底部の一部と周壁部の一部に連続的に形成されていることが好ましい。
孔なし部は、傾斜していることが好ましい。
孔なし部は取っ手部の下方に形成された立上げ部と、立上げ部の上部に連なる段部と、を備えていること好ましい。
本発明の排水カゴによると、取っ手部の下方に孔なし部が形成されており、孔なし部に溜まろうとするゴミは排水によって網目状部あるいは多孔部へ押し流されて寄せられるので、取っ手部の周辺にゴミが溜まることがなくなり、使用者が、取っ手部を掴んでもゴミに触れにくく、ゴミで汚れるようなことが避けられ、清掃の際に、使用者に不快感を与えることも低減し、衛生的である。また、ゴミがて網目状部あるいは多孔部に寄せられ、まとまって捕集されるので、清掃がし易い。
本発明の排水カゴの実施例1を説明する図であり、(a)は平面図であり、(b)は(a)のA−A断面図であり、(c)は斜視図であり、(d)は網目状部の拡大図であり、(e)は多孔部の拡大図である。 (a)本発明の排水カゴの実施例1をシンクの排水口に取り付けた状態を示し、(b)は実施例1の変形例1の平面図であり、(c)は実施例1の変形例1の斜視図であり、(d)は変形例1の要部を説明する図であり、(e)は排水蓋の望ましくない設置形態を示す図である。 (a)〜(c)は、実施例1の排水カゴの作用を説明する模式図である。 本発明の排水カゴの実施例1の変形例2を説明する図であり、(a)は平面図であり、(b)は(a)のA−A断面図であり、(c)は斜視図である。 本発明の排水カゴの実施例1の変形例3を説明する図であり、(a)は斜視図であり、(b)は断面図であり、(c)、(d)は使用状態を説明する図である。 本発明の排水カゴの実施例2を説明する図であり、(a)は平面図であり、(b)は(a)のA−A断面図であり、(c)は斜視図である。 本発明の排水カゴの実施例3を説明する図であり、(a)は斜視図であり、(b)は断面図である。 本発明の排水カゴの実施例4を説明する図であり、(a)は平面図であり、(b)は(a)のA−A断面図であり、(c)は斜視図である。 本発明の排水カゴの実施例5を説明する図であり、(a)は平面図であり、(b)は(a)のA−A断面図であり、(c)は斜視図である。
本発明に係る排水カゴを実施するための形態を実施例に基づき図面を参照して、以下説明する。
本発明の排水カゴの実施例1を図1〜3を参照して説明する。実施例1の排水カゴ1は、図1(a)〜(c)に示すように、全体として凹皿状に形成されており、捕集排水部2と、捕集排水部2の周囲に形成された環状のフランジ部3と、フランジ部3に設けられた取っ手部4とを備えている。
捕集排水部2は、排水カゴ1の底部5及び周壁部6から構成された部分に相当し、排水が通過する網目状部7と、孔等が形成されておらず排水が通過しない孔なし部8とで形成されている。
網目状部7は、図1(b)、(c)に示すように、排水カゴ1の底部5の一部及び周壁部6の一部に連続的に形成されている。網目状部7は、排水を排出し、排水中のゴミを捕集する機能を発揮するものであり、従来の排水カゴ1と同様に、金網等の網9(図1(a)、(c)において部分的に示し、その拡大図を図1(d)に示す。)で形成されている。
網目状部7は、排水の排出とゴミの捕集を行う機能を有するものであるから、そのような機能を有するものであれば、多数の孔を有する構成であってもよい。要するに、網目状部7に替えて多孔部であってもよいのであり、本明細書では、「網目状部7」は、「網目状部7あるいは多孔部」の意味で使用する。図1(e)に多孔部の複数の孔10の構成例を拡大図で示す。
孔なし部8は、網9や孔10等が形成されておらず、排水やゴミが通過することのない平滑な面を有する部分であり、図1(b)、(c)に示すように、排水カゴ1の底部5の一部及び周壁部6の一部に連続的に形成されている。
フランジ部3は、周壁部6の上端に外側に向けて水平に張り出すように連続的に形成されている。このフランジ部3は、図2(a)に示すような、シンク11の排水口12における装着用段部13に載置して装着する機能を有する。フランジ部3の内縁の一部に排水カゴ1の内側に向けて湾曲状に突出する取っ手部4が形成されている。取っ手部4は、孔なし部8の上方に形成されている。換言すれば、取っ手部4の下方に孔なし部8が形成されている。
(作用)
実施例1の作用を以下説明する。図2(a)は、排水カゴ1をシンク11の排水口12に装着した状態を示す。シンク11の排水口12には、その上部には装着用段部13が形成されており、その底部開口14には排水管15が取り付けられている。
排水カゴ1は、そのフランジ部3が排水口12の載置用段部13上に載置され、さらにその上に、排水蓋16が載置されて取り付けられる。排水蓋16は、例えば、金属、合成樹脂等の材料で形成されており、排水口12をカバーするものである。排水蓋16には、開口部18が設けられており、この開口部18の一方の側の縁部18’が下方に傾斜するように形成されている。
シンク11からの排水、及び排水とともに流されてきたゴミは、排水蓋16の開口部18から排水カゴ1内に流れ込み、排水カゴ1によってゴミ19が捕集されて、排水は排水口12の底部開口14から排水管15を通して排水される(図2、図3参照)。
排水蓋16の開口部18の位置や形状は特に限定されないが、開口部18の縁部18’が、取っ手部4側に下り勾配とならないように取り付けられるのが望ましい。そのような取り付けは、使用者が排水カゴ1及び排水蓋16を取り付ける際に調整してもよいが、予め、排水カゴ1の上面及び排水蓋16のフランジ部17の下面に、位置決め用の凸部及び凹部を設けた構成としてもよい。なお、図2(e)に、排水蓋16の好ましくない設置形態として、開口部18の縁部18’が取っ手部4側が下り勾配となる状態を示す。
排水カゴ1を清掃する際には、排水蓋16を取り外し、さらに排水カゴ1を排水口12から取り外す。そして、排水カゴ1内に捕集されたゴミ19は、排水カゴ1を上下逆さにひっくり返してして取り除けばよい。
図3(a)〜(c)は、実施例1の排水カゴ1が、排水とともに流されてくるゴミ19を捕集する過程を説明する図である。排水とともに流されてきたゴミ19は、排水カゴ1の孔なし部8では、排水網9や孔10が形成されていないために、図3(a)に示すように、孔なし部8と網目状部7との境界付近まで流され、網目状部7側で捕集されて徐々に溜まる。
このため、後から流れてくる排水は、図3(b)に示すように、捕集されて徐々に溜まってくるゴミ19により止められて滞水20となり、その水位21が上昇する。この過程において、後から流されてくるゴミ19は、水位21が上昇することにより、先に溜まっているゴミ19を乗り越えてさらに網目状部7側に溜まっていく。
このようにして、排水は網目状部7を通して排水され、排水とともに流されてくるゴミ19は、孔なし部8に溜まることなく、図3(c)に示すように、孔なし部8と網目状部7との境界付近から網目状部7側に寄せられ、比較的まとまった状態で溜まる。この結果、孔なし部8の上方に位置する取っ手部4の周辺には、ゴミ19が溜まりにくいので、清掃時に取っ手部4を掴んでも、手がゴミ19に触れにくくなり、手がゴミ19に接触して生じる使用者への不快感を低減できる。
さらに、ゴミ19は捕集排水部2に無造作に付着するようなことがなく、網目状部7側にまとまって溜まるので、清掃の際にも、一括して除去することができ、清掃性も向上する。また、孔なし部8は、平坦(フラット)な面を有し洗浄し易いので、捕集排水部2の全面が網目状部で形成されている従来の排水カゴに比較して、清掃性が良い。
(実験例)
図1に示す実施例1の排水カゴ1について、その効果を確認するために、次のような2種類の比較実験を実施した。
(1)ゴミ寄せ試験:底部5の網目状部面積を求める試験
(2)排水試験:周壁部6の網目状部面積を求める試験
(1)ゴミ寄せ試験
図1(a)に示す実施例1の排水カゴであって、底部5の直径が約125mmであり、網目状部7の開口寸法s(図1(a)参照)を、20mm、30mm、35mm、40mm、50mm、60mmとしたものそれぞれについて、台所ゴミの中でも、特に排水時に流れ難い大きな野菜くず100gを通常の水洗流量(12リットル/分程度)の水で20秒間流して排水した。
この実験によると、いずれの場合も、取っ手部4から離れた位置でゴミが溜まるが、網目状部7の開口寸法が35mmの場合が、取っ手部4から最も離れた位置でゴミが溜まった。このような実験により、実施例1の排水カゴ1により、取っ手部4から離れた網目状部側に溜まるという効果が実証され、また、網目状部7の開口寸法s等も設計上、考慮すべき事項であることが分かった。
(2)排水試験
網目状部7の開口寸法が35mmの排水カゴ1について、台所ゴミの中でも、特に詰まり易い油こげ、ツナの缶詰及び米粒から成るゴミ100gを20リットルで流して満水状態として、排水時間が25秒以下となる図1(a)に示す網目状部7の周壁部6における面積(排水用側面開口部の面積)を求めた。この結果、周壁部6の網目状部7の面積は、120cm程度が良いということが分かった。これにより、網目状部7の周壁部6の面積も、本発明の効果に関連するものであり、設計上、考慮すべき事項であることが分かった。
(変形例1)
本実施例1の孔なし部8には、網9や孔10等が形成されていないが、実施例1の変形例1の排水カゴとして、孔なし部8の一部に孔を形成した構成を、図2(b)〜(d)において説明する。この変形例1の排水カゴでは、図2(b)、(c)に示すような位置、即ち、排水カゴ1の底部5のほぼ中央であって、孔なし部8における網目状部7との境界付近に沿った位置に、小孔群25が複数(この変形例1では3つ)形成されている。
小孔群25は、図2(d)に拡大図で示すように、ゴミを捕捉し排水を通過させる小孔26が複数個、密集して形成されて成る。例えば、孔直径1.4mm程度の複数の円形の小孔26を、それぞれの中心を互いに1.5mm程度に離して形成する。
なお、孔なし部8は、文字通りからすると「孔がない」部分であるから、厳密には、小孔群25を設けた構成は「孔なし部」に相当しないとも解釈される。しかしながら、変形例1の小孔群25の孔26は、あくまでも網目状部7の孔とは異なり、孔なし部8に例外的に設けたものであり、本発明の「孔なし部」の「孔」に相当するものではないものとする。従って、変形例1の排水カゴでは、孔なし部8は小孔群25を設けていても「孔なし部」として扱うものとする。
このような複数の小孔群25を設けると、シンク11での排水量が多いような場合でも、排水の水位が高くならず、取っ手部4が汚れにくい。即ち、実施例1において説明したように、図3(a)、(b)において、ゴミ19が孔なし部8における網目状部7との境界付近に溜まっても、複数の小孔群25から少量ずつ排水されるので、図3(b)に示す排水の水位21が余り高くなりすぎず、排水性を良好に保つことができる。また、取っ手部4が排水中に比較的長い時間浸されような状態が防止できるので、取っ手部4及びその周辺が汚れにくい。
なお、底部5の網目状部7にゴミ19が溜まった状態でも効果的に排水できるようにするために最適な小孔群25の数、配列等について評価する実験を、上記実験例の網目状部7の開口寸法が35mmの排水カゴ1について行った。この結果、排水カゴ1の底部5のほぼ中央であって孔なし部8に、底部5の網目状部7との境界付近に沿うように小孔群25を直列状に7つ設けた構成が、排水性が良いことが分かった。このことから、変形例1では、小孔群25の数、配列等も、排水カゴ1の排水性をより向上させるために、設計上、考慮する事項であることが分かった。
(変形例2)
実施例1の変形例2の排水カゴを、図4を参照して説明する。この変形例2の排水カゴは、実施例1の排水カゴとほぼ同じ構成であるが、周壁部6の上部に、上端がフランジ部3に連続した傾斜状の段部27が、平面視で環状に形成されている構成が特徴である。換言すると、排水カゴ1の周壁部6の上部が段部27において傾斜状に拡開してフランジ部3に連続している。
このような傾斜状の段部27を設けたので、排水カゴ1に流れ込む排水の勢いで、ゴミが段部27の上面に滞留することなく、排水カゴ1の内側に導入することができる。従って、取っ手部4及びその周辺にゴミが付着しにくく、汚れにくいので、取っ手部4を掴んでもゴミに触れるようなことがない。
(変形例3)
実施例1の変形例3の排水カゴを、図5を参照して説明する。この変形例3の排水カゴは、実施例1の排水カゴ1とほぼ同じ構成であるが、取っ手部4の下方における周壁部6に、排水カゴの1の内側に向けて窪んだ凹部29が形成されている構成が特徴である。
変形例3の排水カゴでは、このような凹部29が設けられているので、取っ手部4を掴む際には、図5(c)に示すように、親指を凹部29に入れれば、手を排水カゴ1の奥の方まで入れなくても安定して掴むことができる。また、図5(d)に示すように、排水カゴ1を上下逆さにしてゴミを捨てする際にも、安定して掴むことが可能である。
本発明の排水カゴの実施例2を図6(a)〜(c)を参照して説明する。この実施例2の排水カゴ31は、実施例1の排水カゴ1とほぼ同じ構成であり、相違する構成を中心に説明する。実施例1と同じ構成の部分については、実施例1と同じ符号を使用するが、特に説明は省略する。
この実施例2の排水カゴ31は、孔なし部32のうちの排水カゴ31の底部34の部分は、網目状部33に向けて序々に低くなるように傾斜して形成されており、この傾斜した孔なし部32の上方に取っ手部4が設けられている。なお、図6(b)、(c)において、想像線(2点鎖線)で示す部分は、実施例1の排水カゴ1の場合の網目状部を形成する部分を参考として示す。
この実施例2の排水カゴ31は、実施例1と同様に孔なし部32に溜まるゴミは、網目状部33側に寄せられるが、孔なし部32が網目状部33に向けて徐々に低くなるように傾斜して形成されているから、ゴミは、網目状部33側に、より寄せられ易くなる。従って、取っ手部4の周辺には、ゴミが溜まりにくいので、清掃時に取っ手部4を掴んでも、手がゴミに触れにくくなり、手がゴミに接触して生じる使用者への不快感を低減できる。
本発明の排水カゴの実施例3を図7(a)、(b)を参照して説明する。実施例3の排水カゴ35は、実施例1の排水カゴ1と同様に、捕集排水部36と、捕集排水部36の周囲に形成されたフランジ部37と、フランジ部37に設けられた取っ手部38とを備えおり、捕集排水部36は、排水が通過する網目状部39と、孔等が形成されておらず排水が通過しない孔なし部40とで形成されている。
実施例3の排水カゴ35は、全体的には、平面視で略D型に形成されている。網目状部39は、排水カゴ35の略D型の底部41と周壁部42の一部に形成されている。孔なし部40は、周壁部42の一部に網目状の周壁部42と連続して形成され、網目状部39の底部41に向けて下方に傾斜し平板状に形成されている。
フランジ部37は、周壁部42の上端に、外側に向けて水平に連続的に形成されている。このフランジ部37は、シンク11の排水口12における装着用段部13(図2(a)参照)に載置して装着する機能を有する。フランジ部37の直線部43の内縁の一部に排水カゴ35の内側に向けて湾曲状に突出する取っ手部38が形成されている。取っ手部38は、孔なし部40の上方に形成されている。換言すれば、取っ手部38の下方に、孔なし部40が形成されている。
以上の構成から成る実施例3の作用を説明する。排水カゴ35は、実施例1と同様に、図2(a)に示すように排水口12に取り付ける。傾斜した平板状の孔なし部40上に排水が流入すると、排水は網目状部39側に流れていき、ゴミが捕集されて排水は排水管15(図2(a)参照)から流れ出る。
排水とともに流れてきたゴミは、網目状部39上に移動し、孔なし部40上に溜まりにくい。従って、取っ手部38周辺には、ゴミが溜まりにくいので、清掃時に取っ手部38を掴んでも、手がゴミに触れにくくなり、手がゴミに接触して生じる使用者への不快感を低減できる。
本発明の排水カゴの実施例4を図8(a)〜(c)を参照して説明する。実施例4の排水カゴ45は、実施例1の排水カゴ1と同様に、捕集排水部46と、捕集排水部46の周囲に形成されたフランジ部47と、フランジ部47に設けられた取っ手部48とを備えおり、捕集排水部46は、排水が通過する網目状部49と、孔等が形成されておらず排水が通過しない孔なし部50とで形成されている。
実施例4の排水カゴ45においては、網目状部49は、排水カゴ45の底部51と周壁部52の一部に連続的に形成されている。網目状部49が形成された排水カゴ45の底部51及び周壁部52は、平面視で円形状ではなく円形が一部直線的に切り欠かれた形状をしている。孔なし部50は、周壁部52の一部に、網目状部49と連続して形成され、垂直に設けられた平板状の立ち上げ部53と、立ち上げ部53の上端からフランジ部47まで伸びる平板状の傾斜した段部54とから形成されている。
換言すると、実施例4の排水カゴ45は、網目状部49で形成された環状の周壁部52及び底部51を有する従来の排水カゴ(図8(b)の想像線(2点鎖線)で示す)において、環状の周壁部52の一部が平面視で直線的に切り欠かれ、その切り欠かれた部分に孔なし部50が形成された構成に相当し、孔なし部50は、垂直に設けられた平板状の立ち上げ部53と、立ち上げ部53の上端から上方に傾斜した平板状の段部54とから連続的に形成されている。
フランジ部47は、上方から見て平面視で円形に形成されており、周壁部52の上端に連続的に水平に形成されている。このフランジ部47は、シンク11の排水口12における装着用段部13(図2(a)参照)に載置して装着する機能を有する。フランジ部47の内縁の一部であって、孔なし部50の上方に排水カゴ45の内側に向けて湾曲状に突出する取っ手部48が形成されている。逆に表現すると、取っ手部48の下方に、孔なし部50が形成されている。
以上の構成から成る実施例4の排水カゴ45では、孔なし部50における傾斜した段部54上に排水が流入すると、排水は網目状部49である底部51に流れ落ち、そこでゴミが捕集されて排水は排水管15(図2(a)参照)に流れ出る。
排水とともに流れてきたゴミは、孔なし部50の傾斜した段部54上では排水の勢いで流され、また、傾斜面でずり落ちるようにして、網目状部49上に移動し、傾斜した段部54には溜まりにくい。従って、取っ手部48周辺には、ゴミが溜まりにくいので、清掃時に取っ手部48を掴んでも、手がゴミに触れにくくなり、手がゴミに接触して生じる使用者への不快感を低減できる。
本発明の排水カゴの実施例4を図9(a)〜(c)を参照して説明する。実施例5の排水カゴ60は、実施例4の排水カゴ45とほぼ同じ構成であり、実施例4と共通する構成は符号を同じとしてその説明は省略する。孔なし部61は、立ち上げ部53と段部で形成されているが、実施例5の排水カゴ60が、実施例4と相違する構成は、段部は複数設けられた点である。
実施例5では、複数の段部として、上段部62と下段部63の2段の段部が設けられている。2段の段部62、63は、それぞれ傾斜して形成されている。図8(b)の想像線(2点鎖線)は、従来の排水カゴにおける環状の周壁部及び底部を示す。
実施例5の排水カゴ60では、傾斜した2段の段部62、63上に排水が流入すると、実施例4の排水カゴ45と同様に、排水は網目状部64が形成されている底部65に流れ落ち、そこでゴミが捕集されて排水は排水管15(図2(a)参照)に流れ出る。
排水とともに流れてきたゴミは、傾斜した2段の段部62、63上を流れる排水の勢いで網目状部に流されて移動し、しかも段部62、63が傾斜しているのでその傾斜面でずり落ちるようにして、孔なし部である段部62、63に溜まりにくい。従って、取っ手部66の周辺には、ゴミが溜まりにくいので、清掃時に取っ手部66を掴んでも、手がゴミに触れにくくなり、手がゴミに接触して生じる使用者への不快感を低減できる。
以上、本発明に係る排水カゴを実施するための最良の形態を実施例に基づいて説明したが、本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された技術的事項の範囲内でいろいろな実施例があることは言うまでもない。
本発明に係る排水カゴは上記のような構成であるから、キッチンのシンクだけでなく、浴室の洗い場、洗面ボウル等の排水口に取り付けて使用することもできる。
(実施例1)
1 排水カゴ
2 捕集排水部
3 フランジ部
4 取っ手部
5 排水カゴの底部
6 排水カゴの周壁部
7 網目状部
8 孔なし部
9 金網等の網
10 多孔部の孔
11 シンク
12 排水口
13 装着用段部
14 底部開口
15 排水管
16 排水蓋
18 蓋部の開口部
18’ 開口部の縁部
19 ゴミ
20 滞水
21 滞水の水位
25 小孔群
26 小孔
27 傾斜状の段部
29 周壁部の凹部
(実施例2)
31 排水カゴ
32 孔なし部
33 網目状部
34 排水カゴの底部
(実施例3)
35 排水カゴ
36 捕集排水部
37 フランジ部
38 取っ手部
39 網目状部
40 孔なし部
41 排水カゴの底部
42 排水カゴの周壁部
43 フランジ部の直線部
(実施例4)
45 排水カゴ
46 捕集排水部
47 フランジ部
48 取っ手部
49 網目状部
50 孔なし部
51 排水カゴの底部
52 排水カゴの周壁部
53 立ち上げ部
54 傾斜した段部
(実施例5)
60 排水カゴ
61 孔なし部
62 上段部
63 下段部
64 網目状部
65 排水カゴの底部
66 取っ手部

Claims (4)

  1. 捕集排水部と、捕集排水部の周囲に形成されたフランジ部と、フランジ部に設けられた取っ手部とを備えた排水カゴにおいて、捕集排水部は排水が通過する網目状部あるいは多孔部と、排水が通過しない孔なし部とで構成され、孔なし部は取っ手部の下方に形成されていることを特徴とする排水カゴ。
  2. 請求項1に記載の排水カゴであって、孔なし部が捕集排水部の底部の一部と周壁部の一部に連続的に形成されていることを特徴とする排水カゴ。
  3. 請求項1又は2に記載の排水カゴであって、孔なし部が傾斜していることを特徴とする排水カゴ。
  4. 請求項1に記載の排水カゴであって、孔なし部は取っ手部の下方に形成された立上げ部と、立上げ部の上部に連なる段部と、を備えていることを特徴とする排水カゴ。
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