JP5573000B2 - 排水目皿 - Google Patents

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Description

本発明は、毛髪、繊維くず、その他のゴミを捕集するゴミ捕集部を有し、例えば、浴室、洗面ボウル、キッチンのシンクなどの排水口に設置する排水目皿(ヘアキャッチャー)に関する。
従来、浴室の排水部などに取り付けられ、排水のみを通して毛髪やその他のゴミを捕集するものとして、図8(a)に示すような構成の排水目皿60が知られている。この排水目皿60は、網目状排水孔61を有し全体として皿状に形成され、排水とゴミの捕集を行う捕集部62を備えている。
捕集部62の外周縁には、排水口への取り付け面となる平坦なフランジ部63を備えている。排水目皿60の中央部には、オーバーフローした排水を排出可能なように下端が開口した筒部64が形成されている。捕集部62から上方のフランジ部63にかけて取手部65が起立して形成されている。
さらに、従来技術として、浴室の排水口に設置するヘアキャッチャーにおいて、指先で抓むことができる抓み部が設けられた構成が知られている(特許文献1参照)。また、浴室の排水口に設置する排水部材において、排水カバーの下面に取手部への排水の流入を防止するための遮断用リブを設けた構成が知られている(特許文献2参照)。また、浴室の排水口に設置するヘアキャッチャーにおいて、ゴミ補集面の縁から筒部が形成され、筒部の上端に取手が設けられた構成が知られている(特許文献3参照)。
特開2005−325524号公報 特開2009−7777号公報 特開2009−7778号公報
従来の排水目皿のように上方に取手部が起立して設けられていると、例えば、図8(b)に示すように、排水と同時に流れてくる長細いゴミ、例えば、毛髪45などが取手部64に絡んだり引っかかかったりして、捕集部62まで誘導されにくくなる。従って、捕集部62でゴミを一括して堆積し、除去するような作業がしにくくなり、排水目皿の清掃が面倒であるいう問題があった。
本発明は、排水と同時に流れてくる毛髪などのゴミが、排水目皿に流れ込む際に、取手部に引っかかりにくくして、排水目皿の中央である捕集部(底部)になるべく堆積して捕集されるようにして、排水目皿の清掃の際に、捕集ゴミを捕集部から一括して取り除くことができる、取り扱いが簡単な排水目皿を実現することを課題とする。
本発明は上記課題を解決するために、ゴミの捕集部と、捕集部の周囲に形成されたフランジ部と、フランジ部に起立状に形成された取手部とを備えた排水目皿において、フランジ部が上段フランジ部と下段フランジ部の複数の段部を備えており、取手部が下段フランジ部から上方に起立して排水目皿と一体で形成されており、取手部の上面が側面視で曲線として形成され上部フランジ部の最上面より高い位置まで立ち上げられており、その頂部から徐々に高さを下げながらフランジ部の最上面である上部フランジ部の上面に段差なく接続されていることを特徴とする排水目皿を提供する。
取手部が排水目皿の径方向に沿って形成されていることが好ましい。
取手部の上面側の幅より下面側の幅が小さく形成され、下面側が把持可能となっていることが好ましい。
本発明の排水目皿は、取手部が、捕集部の周囲に形成されるフランジ部に対して起立状に形成されて、取手部の上面がフランジ部の最上面より高い位置まで立ち上げられてから徐々に高さを下げながらフランジ部の最上面に接続されるので、排水とともに流れてきた毛髪などのゴミが、取手部に引っかかることなく捕集部に流れ込んで捕集堆積されるので、ゴミを捕集部から一括して取り除き易くなり、清掃性が向上する。上面側の幅より下面側の幅が小さく形成され、下面側が把持可能であることことが好ましい。
(a)は本発明の排水目皿の実施例1の構成を示す斜視図であり、(b)は取手部の構成を示す図であり、(c)は取手部の別の構成例を説明する図である。(d)は、(a)に示す取手部より細幅の取手部の構成を示す図である。 本発明の排水目皿の実施例1の構成を示す図であり、(a)は平面図であり、(b)は(a)のA−A断面図である。(c)は、(a)に示す取手部より細幅の取手部の構成を示す図である。 実施例1において、(a)は排水ケースなどを排水口に取り付けた状態を示す図であり、(b)はさらに排水目皿を排水ケースなどを介して排水口に取り付けた状態を示す図である。 (a)〜(c)は、実施例1の作用を説明する図である。 実施例1の取手部の変形例を説明する図であり、(a)は取手部の斜視図であり、(b)取手部の正面図である。 本発明の排水目皿の実施例2の構成を示す図であり、(a)は斜視図であり、(b)は断面図である。 本発明の排水目皿の実施例3の構成を示す図であり、(a)は斜視図であり、(b)は断面図である。 排水目皿の従来例を説明する図であり、(a)は斜視図であり、(b)は毛髪などのゴミを捕集した状態を示す斜視図である。
本発明に係る排水目皿を実施するための形態を実施例に基づき図面を参照して、以下説明する。
図1〜4は、本発明に係る排水目皿の実施例1を説明する図である。実施例1の排水目皿1は、環状のフランジ部2と、捕集部3と、取手部4を備えており、図1(a)及び図2に示すように、全体的にはほぼ皿状に形成されている。
フランジ部2は、複数の段部を備えている。この実施例1では、複数の段部として、上段フランジ部5と下段フランジ部7を備えた構成で説明する。
上段フランジ部5は、径方向に水平に張りだした平坦な面を有し環状に形成されており、特に排水孔は形成されておらず、排水目皿1に流れてきた排水を下段フランジ部7へ導入する部分となる。図2(b)に示すように、上段フランジ部5は、その内周縁において下方に向けて曲げられた曲げ部9を介して、環状の上部周壁10に連続している。
上部周壁10は、垂直面又は傾斜面で形成されている。上部周壁10の外面には、その外面に沿って湾曲状に突縁11が形成されている。この突縁11は、後記するが、浴室の洗い場12などの排水口13に取り付ける際に、アダプタ14に嵌着される(図3(b)参照)。これにより、排水目皿1は、その上段フランジ部5がアダプタ14と略面一となるようにして、排水口13に取り付けられる。
上部周壁10は、その下端から水平に曲げられて、下段フランジ部7に連続している。この下段フランジ部7は、排水目皿1において、最上部である上段フランジ部5と、最下部である捕集部3(底部)との間の高さに位置する、いわば中間の段部である。下段フランジ部7は、平坦な面を有し、本実施例1は排水孔を設けていないが、後記する実施例2に示すように、排水孔を設けた構成としてもよい。
上段フランジ部5と下段フランジ部7との高低差、即ち、環状の上部周壁10の高さは、大きすぎると、排水量が少なく排水の流れの勢いが弱くなった場合に、排水と同時に流れてきた毛髪などのゴミが上部周壁10の内面に接触する時間が多くなり、付着したりして、下方に流れ落ちにくくなる。従って、この点も勘案して適宜の高さに設計される必要がある。
ところで、排水目皿1は、上段フランジ部5及び下段フランジ部7を設けることにより、排水量が少ない場合でも、排水が下段フランジ部7を旋回流として流れ易くなり、毛髪などのゴミに対して旋回流の勢いと排水の浮力を作用させながら流して、捕集部3へ誘導することで、毛髪などのゴミが、下段フランジ部7の表面に付着しにくくなるという効果が生じる。
下段フランジ部7はその内周縁から下方に向けられ、下部周壁16に連続するように形成されている。そして、下部周壁16の下端は水平に向けられ、捕集部3に連続するように形成されている。この実施例1では、下部周壁16には、垂直面又は傾斜面で形成されており、特に排水孔は形成されていないが、後記する実施例3に示すように、下部周壁16に、適宜形状の排水孔を周方向に間隔をおいて設けた構成としてもよい。
捕集部3は、排水目皿1の底部に相当する部分であり、複数の排水孔17が形成されており、この排水孔17を通過させ排水を排出するとともに、ゴミを捕集する機能を有する。捕集部3は、その上面に同心円状に複数の環状のリブ18が上に凸に形成されており、互いに隣接するリブ18の間に、上記複数の排水孔17が周方向に間隔をおいて形成されている。リブ18は、捕集部3で捕集した毛髪などのゴミが、捕集部3の表面に直に密着して付着しにくくして、排水目皿1の清掃に際しても、ゴミを取り除き易くするとともに、捕集部3の強度を向上する機能を有する。
取手部4は、図1(a)〜(d)及び図2(a)〜(c)に示すように細幅あるいは広幅の板状に形成されており、この実施例1では、排水目皿1の中心を通る線上、即ち、排水目皿1の径方向に沿って、下段フランジ部7から上方に起立して一体で形成されている。取手部4の幅w(図1(a)、(d)、図2(a)、(c)参照)は、例えば、数〜20mm程度である。
取手部4の上面19は、図1(b)に拡大して示すように、側面視で曲線20として形成されており、その頂部23から徐々に高さを下げながら、フランジ部2の最上面である上段フランジ部5の上面21に、段差なく滑らかに連続して接続されている。頂部23は、例えば、R5(曲率半径Ra=5mm)程度の凸曲面で形成されており、また曲線20の部分はR20〜30(曲率半径Rb=20mm〜30mm)程度の凹曲面で形成されている。取手部4の下段フランジ部7から上段フランジ部5の上面までの立ち上がりの高さh1は10mm程度であり、さらに頂部23の頂点までの高さh2は5mm程度である。
なお、取手部4の上面19は側面視で曲線ではなく、図1(c)に示すように、斜線(直線)22として形成し、徐々に高さを下げながら上段フランジ部5の上面21に、側面視で曲線24の部分を介して段差なく滑らかに連続して接続されている構成としてもよい。図1(c)の頂部23は、例えば、R5(曲率半径Ra=5mm〜10mm)程度の凸曲面で形成されている。
取手部4は、指で把持できる程度の高さまでに、下段フランジ部7から上方に起立して形成される必要があるが、排水目皿1に流れ込む排水の流れを阻害せず、また毛髪などのゴミがひっかからないようにするためには、取手部4の頂部23の高さは、図1(b)、(c)に示すように、上段フランジ部5の上面21の高さを若干越える、換言すると、取手部4の上面19の頂部23が上段フランジ部5の上面21より上方に若干突出している構成とすることが好ましい。
排水目皿1に流れ込む排水の流れを阻害せず、また毛髪などのゴミがひっかからないようにすることを重視すると、指で把持できる部分さえ確保できれば、取手部4の上面19の頂部23の高さは、上段フランジ部5の面の高さ以下であってもよい。
(変形例)
図5(a)、(b)は実施例1における取手部の変形例の斜視図及び正面図である。この変形例の取手部25の上面26は、側面視では実施例1と同様に、曲線20として形成されており、その頂部23から徐々に高さを下げながら、フランジ部2の最上面である上段フランジ部5の上面21に、段差なく滑らかに連続して接続されている。
しかしながら、この変形例の取手部25は、図5(a)、(b)に示すように、上面26側の幅Wuより下面側(側面27側)の幅Wdが小さく形成され、下面側が把持可能な構成である。即ち、取手部25の上面26は所定の幅Wuで形成され、上面26より下方における取手部25の左右の側面27の間の幅Wdは、幅Wuより小さく形成されている。そして、上面26の側部から左右の側面27にかけて連続する角部28は、なだらかに窪むように連続して形成され、全体として取手部25の断面が略T字型に形成されている。使用者は、左右の側面27を把持するが、上記のとおりなだらかに窪むように形成されているので把持し易い。
(作用)
以上の構成から成る排水目皿1を排水口13へ装着するための構成、及び排水目皿1の作用について、図3及び図4を中心にして以下説明する。洗い場12などの排水口13に排水ケース30を装着し、この排水ケース30に排水目皿1を装着する。具体的には次の通りである。
図3(a)に示すように、排水ケース30のフランジ31とアダプタ14のフランジ32との間に、シール33を介して、排水口13に形成された棚部34を挟んだ状態とする。そして、排水ケース30の内周面に形成されたネジ35に、上方からアダプタ14の外周面に形成されたネジ36を螺合し、棚部34を締め付けるようにして、アダプタ14を排水ケース30のフランジ31に締着する。これにより、排水ケース30は、排水口13内に設置される。この排水ケース30内には、下端が開口した排水筒37が、その上端のフランジ38をシール39を介してアダプタ14の下端フランジ40に引っかけて装着される。
そして、図3(b)に示すように、排水目皿1の外面に形成された湾曲状の突縁11を、アダプタ14の内面に周方向に隔設された受け溝41に、水平回動するようにして装入し、排水目皿1をアダプタ14に装着する。このようにして、排水目皿1を排水ケース30に取り付けることができる。
図3(b)に示すように、排水蓋42の周囲から排水口13内に流れ込んだ排水は、排水目皿1の上段フランジ部5上を流れてから、上部周壁10に沿って下段フランジ部7上を旋回流となって流れる。さらに、排水は、下段フランジ部7から捕集部3に流れ落ち、複数の排水孔17を通過して排水筒37内に排出される。そして、排水は、排水筒37の下方から排水ケース30の堰部43を越えて外側に流れて、排出管44から排水路などに排出される。
排水とともに排水目皿1内に流れ込み、捕集部3の排水孔17を通過できないゴミは、捕集部3で捕集される。そして、排水目皿1を清掃する際には、排水目皿1をアダプタ14から取り外して捕集部3に捕集されたゴミを取り除けばよい。
本発明の排水目皿1は、図1及び図2において説明したように、フランジ部2に上段フランジ部5及び下段フランジ部7を設け、取手部4はこの下段フランジ部7から起立し、その上面は上段フランジ部5の上面に段差なく接続した構成を特徴とするが、この構成による作用を詳細に説明する。図4(a)〜(c)は、排水と同時に流れてきた毛髪45が、排水目皿1において、上段フランジ部5から捕集部3まで流されて誘導される状態を示す図である。
排水とともに排水目皿1に向けて流れてきた毛髪45は、図4(a)に白抜き矢印で示すように上段フランジ部5にさしかかると、取手部4のない部分では、上段フランジ部5から下段フランジ部7に向けて流れ落ちる。そして、図4(c)に示すように、下段フランジ部7上を旋回しながら流れる排水とともに、捕集部3に流れ込む。
取手部が排水目皿から上方に起立して設けられていると、従来例のような構成であれば、取手部に毛髪45が絡んで引っかかってしまう(図8(b)参照)。しかし、この排水目皿1では、図4(a)、(b)に示すように、毛髪45は取手部4に絡みにくく、引っかかりにくい。その理由は、次のア.〜ウ.のとおりである。
ア.毛髪45が上段フランジ部5上を流れる際に、毛髪45には排水の流れ及び浮力が作用するから、毛髪45は排水中を浮き上がって流れ、取手部4に絡んだり引っかかかったりしにくく、取手部4の上面19を越えるように排水とともに流される(図4(a)、(b)参照)。
イ.取手部4は、毛髪45が流れ込もうとする排水目皿1の径方向に向けて形成されており、しかも、取手部4の上面19は、排水目皿1の径方向外側に位置する上段フランジ部5の上面21に曲線20又は斜線22で段差なく滑らかに連続するように形成されているから、排水目皿1の外側から内側に流れ込む毛髪45は、取手部4に絡んだり引っかかかったりしにくい(図4(a)、(b)参照)。
ウ.取手部4の頂部23の高さが上段フランジ部5より若干上方に位置するように、下段フランジ部7から起立して形成されているから、毛髪45が取手部4に絡んだり引っかかかったりしにくい(図4(b)参照)。
上記のとおり、排水とともに毛髪45は、上段フランジ部5から下段フランジ部7に流れ落ちるが、この下段フランジ部7では、図4(c)に示すように、排水が旋回流として流れ、毛髪45に対して旋回流の勢いと排水の浮力を作用させながら下段フランジ部7上を上部周壁10に沿うようにして旋回して流れながら、捕集部3内に流れ落ち、毛髪45は捕集部3に誘導されて捕集される。従って、この排水目皿1では、比較的排水量が少ない場合でも、毛髪45などのゴミが、下段フランジ部7の表面に対しても付着しにくい。
以上のとおり、本発明の排水目皿1は、最上段の環状のフランジとして形成された上段フランジ部5の下方に、下段フランジ部7を設け、下段フランジ部7から取手部4を起立して形成し、その上面19は上段フランジ部5に曲線20又は斜線22でもって連続するように形成したので(図1及び図2参照)、毛髪45が取手部4に絡んだり引っかかかりにくくなり、また、比較的排水量が少ない場合でも、下段フランジ部7において毛髪45などのゴミが、排水目皿1に沿って流れている際に、途中で排水目皿1の下段フランジ部7等に付着したりすることが少なくなり、捕集部3において、より多くの毛髪などのゴミが一括して捕集され易くなる。
図6(a)、(b)は、本発明に係る排水目皿の実施例2を説明する図である。この実施例2は、実施例1とほぼ同じ構成であるが、排水目皿の下段フランジ部の構成において異なる。以下、実施例2について、実施例1と異なる下部周壁の構成を中心に説明し、実施例1と同じ構成は符号を同じとし、その構成の説明を省略する。
上記実施例1においては、その排水目皿1の下段フランジ部7には、図1及び図2に示すように排水孔は形成されていない。しかし、この実施例2の排水目皿46の下段フランジ部47には、周方向に間隔をおいて複数の排水孔48が設けられており、下段フランジ部47に沿って流れる排水の一部が通過可能に構成されている。このような複数の排水孔48の形状、数等は、排水目皿46の設置場所に応じて適宜設計されるべきである。
実施例2では、取手部4の構成及びその作用効果などは実施例1と同じであるが、上記のとおり、排水目皿46の下段フランジ部47には、複数の排水孔48を設けたので、排水孔48を設けない構成に比較して大きな排水量が確保できる。従って、排水量が多い場所の排水口についも十分に対応可能である。なお、この下段フランジ部47では、排水が旋回流として流れ、毛髪などのゴミを旋回流の勢いと排水の浮力を作用させながら流すので毛髪などのゴミが排水孔48内に入り込んで詰まるようなことは生じにくい。図6では、取手部4は、実施例1の図1(a)、図2(a)に示すものと同様に広幅を図示しているが、実施例2においても、取手部4は図1(d)、図2(c)に示すような細幅でもよい。
図7(a)、(b)は、本発明に係る排水目皿の実施例3を説明する図である。この実施例3は、実施例1とほぼ同じ構成であるが、排水目皿の下部周壁の構成において異なる。以下、実施例3について、実施例1と異なる下部周壁の構成を中心に説明し、実施例1と同じ構成は符号を同じとし、その構成の説明を省略する。
上記実施例1においては、その排水目皿1の下部周壁16には、図1及び図2(b)に示すように排水孔は形成されていない。しかし、この実施例3の排水目皿50の下部周壁51の上部には、複数の矩形の排水孔52が周方向に間隔をおいて形成されている。この排水孔52は、実施例3では矩形の形状の孔(角孔)であるが、丸い形状の孔(丸孔)であってもよい。
そして、排水目皿の下部周壁51におけるほぼ下半分には、孔なし部53が形成されている。要するに、下部周壁51には、複数の排水孔52形成されているとともに、その一部に孔なし部53が形成されている。
実施例3では、取手部4の構成及びその作用効果は実施例1と同じであるが、上記のとおり、排水目皿50の下部周壁51に複数の排水孔52を設けたので、排水孔52を設けない構成に比較して大きな排水量が確保できる。従って、洗い場などの排水口からの排水される量が多い状態でも、十分に対応可能である。しかも、排水目皿50の下部周壁51におけるほぼ下半分には、孔なし部53が形成されているので、下部周壁51における捕集部3付近には、毛髪などのゴミがへばりつきにくくなり、捕集部3において、より一括して捕集されやすくなる。図7では、取手部4は、実施例1の図1(a)、図2(a)に示すものと同様に広幅を図示しているが、実施例3においても、取手部4は図1(d)、図2(c)に示すような細幅でもよい。
以上、本発明に係る排水目皿を実施するための形態を実施例に基づいて説明したが、本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された技術的事項の範囲内でいろいろな実施例があることは言うまでもない。
本発明に係る排水目皿は上記のような構成であるから、浴室の洗い場の床に設けた排水口だけでなく、洗面ボウル、キッチンのシンクなどの排水口にも適用可能である。
(実施例1)
1 排水目皿
2 環状のフランジ部
3 捕集部
4 取手部
5 上段フランジ部
7 下段フランジ部
9 曲げ部
10 上部周壁
11 突縁
12 洗い場
13 排水口
14 アダプタ
16 下部周壁
17 捕集部の排水孔
18 排水目皿の底部のリブ
19 取手部の上面
20 曲線
21 上段フランジ部の上面
22 斜線(直線)
23 頂部
24 曲線
25 取手部
26 取手部の上面
27 取手部の左右の側面
28 取手部の角部
30 排水ケース
31 排水ケースのフランジ
32 アダプタのフランジ
33 シール
34 排水口の棚部
35 排水ケース内周面のネジ
36 アダプタ外周面のネジ
37 排水筒
38 排水筒上端のフランジ
39 シール
40 アダプタ下端のフランジ
41 アダプタ内面の受け溝
42 排水蓋
43 排水ケースの堰部
44 排出管
45 毛髪
(実施例2)
46 排水目皿
47 下段フランジ部
48 下段フランジ部の排水孔
(実施例3)
50 排水目皿
51 下部周壁
52 下部周壁の排水孔
53 孔なし部
(従来例)
60 排水目皿
61 網目状排水孔
62 捕集部
63 フランジ部
64 筒部
65 取手部

Claims (3)

  1. ゴミの捕集部と、捕集部の周囲に形成されたフランジ部と、フランジ部に起立状に形成された取手部とを備えた排水目皿において、フランジ部が上段フランジ部と下段フランジ部の複数の段部を備えており、取手部が下段フランジ部から上方に起立して排水目皿と一体で形成されており、取手部の上面が側面視で曲線として形成され上部フランジ部の最上面より高い位置まで立ち上げられており、その頂部から徐々に高さを下げながらフランジ部の最上面である上部フランジ部の上面に段差なく接続されていることを特徴とする排水目皿。
  2. 取手部が排水目皿の径方向に沿って形成されていることを特徴とする請求項1に記載の排水目皿。
  3. 取手部の上面側の幅より下面側の幅が小さく形成され、下面側が把持可能となっていることを特徴とする請求項1又は2に記載の排水目皿。
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