JP2007015855A - 台所処理具 - Google Patents
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Abstract
【課題】ゴミ袋を使用することなく効率的に生ゴミを捨てることのできる台所処理具を提供する
【解決手段】パンチングメタルや格子等の水切り機構及び把手手段を有する水切り具と、該水切り具を吊持するフレーム体と、前記フレーム体を流しのシンク上に固定する固定手段とより構成される。
【選択図】 図 1
【解決手段】パンチングメタルや格子等の水切り機構及び把手手段を有する水切り具と、該水切り具を吊持するフレーム体と、前記フレーム体を流しのシンク上に固定する固定手段とより構成される。
【選択図】 図 1
Description
本発明は、ゴミ袋を使用することなく効率的に生ゴミを捨てることのできる台所処理具に関するものである。
従来、家庭の台所で出る生ゴミの処理には、三角コーナーを使用するか、排水溝にネットを取り付けるか、シンク内側の内壁に沿って吸盤を取り付けて、ネットをかけるタイプが多い。
上記のものはプラスチック製のもの、ステンレス製のもの、抗菌性のもの、ヌメリのつきにくいものなどがあり、形としては、シンクのコーナーに合わせ、投入口が三角形なもの、排水溝に合わせて投入口が円になったもの、ネットを使用する場合の形状は楕円や円の筒状が多い。また、生ゴミを支える部分は網目状、穴状になっているものが多い。堆肥を作る家庭などではざるをシンクの上に置き、広告の印刷された紙を折り、箱を作るなどして生ゴミを投入する工夫がある。家庭の台所における生ゴミ処理に関して、排水口や排水トラップそのものに技術的工夫を施したものを除き、三角コーナー代替技術として、上記のような各種技術が既に知られている。
これらのうち、特許文献1の技術(生ゴミ入れ、タワシ類、石鹸の水切り収納類)にあっては、全体を直方体に形成した水切り収納箱の底面を、穴状または網状の板の水切りとして傾斜を設けた構成から成っている。また、特許文献2の技術(流し台用ゴミ袋取付具)にあっては、ゴミ袋の上部開口を取付リングと押さえリングで枠固定し、その取付リングの一側に段差を介してフレームを設けたゴミ袋取付具の技術が開示されている。 また、特許文献3の技術(シンク用引っかけレバー付きざる)にあっては、シンク奥行きの長さに合わせて、手付きざるの一側にレバーを設け、同ざるに形成された回転軸を中心にレバーが回転可能となり、シンクの空間上に据え置くことが可能なざるの技術が示されている。また、特許技術4の技術(シンク用生ゴミ投入具)にあっては、網袋とその径に合わせた円輪(環状)と、その円輪に取付けられた吸盤とから成り、吸盤をもって網袋とそこに繋がった円輪を支持し、シンク壁面に吸着させた、投入具の技術が示されている。また、特許文献5の技術(シンク用ゴミ入れ)にあっては、ワイヤ編みによって形成された細かい網目のゴミ入れ本体と、このゴミ入れ本体を保持部材を介して壁面に取り付けるための吸盤とから成り、全体をバスケット形状にしたゴミ入れの技術が開示されている。さらに、特許文献6の技術(袋体ホルダ)にあっては、取付柄部の先に吸着パッドを設けた支持環部により、袋を吊り下げ状態に保持する袋体ホルダの技術が示されている。
そのために、次のような問題点があった。三角コーナー及び排水溝にネットを取り付ける場合は、生ゴミに洗い桶から流れる水や水道水が度々かかることになり、生ゴミが濡れて、その重量が重くなる。水が度々かかることでヌメリが付き、ゴミを捨てる時、汁が垂れたりする上に掃除が大変である。特に三角コーナーの場合、底に突起物があるので、洗いにくい上に、突起物周辺には汚れが溜まりやすく、その汚れを完全に取り除くことが難しい。その上、三角コーナーは形状が大きく、あわせて持ち手がないために、そのまま持ち上げて箱に捨てることは生ゴミが手に触れ、不快感があった。流し台に取り付ける袋保持具においても、水切り袋を利用して、水切り袋ごと捨てていた。これら水切り袋を利用するにあたり、水切り袋の装着と取り外しのための手間が必要となっていた。あわせて、袋の経費が必要となっていた。いずれにおいても、生ゴミを捨てるときには生ゴミが手に触れる可能性がある。排水溝にネットを取り付ける場合でも、生ゴミに手が触れることがある。
その他の先行技術としては、生ゴミをシンク内に浮かせるタイプや取っ手のついた特徴的なものがあるが、シンク内のスペースが狭くなり、邪魔になることが考えられる。家庭で三角コーナーではなく、ざるを使用している場合もあるが、ざるを使用する人が1人に限られていない場合、置き場所が特定されていなかったり、生ゴミを専用に入れることが周知されないと、料理に使うのか、生ゴミを入れるのかが曖昧になり、不衛生となってしまう。また、ざるの底に突起物のないざるの場合は、ざるの底が弧状であるため、安定性が悪く生ゴミがこぼれたり、置き場所に直接生ゴミが触れることになり、不衛生となる。ざるの底に突起物がある場合は、底を洗うときゴミや汚れが突起物に絡まりやすく不衛生となる。料理に使うざるの中には柄の付いたざるもあるが、生ゴミの投入専用の目的で作られていないので、ざるの底の突起物の問題や生ゴミを入れたときの安定性、置き場所等に不具合が生じる。広告の印刷された紙を折り、生ゴミ入れにする場合は、時間と手間がかかる。
任意の水切りざるを吊持するフレーム体と、該フレーム体のサイズ調整をおこなうサイズ調整機構と、前記フレーム体を流しのシンク上に固定する固定手段とより構成される。パンチングメタルや格子等の水切り機構及び把手手段を有する水切り具と、該水切り具を吊持するフレーム体と、前記フレーム体を流しのシンク上に固定する固定手段とより構成される。フレーム体を角度調整可能に回動する回動機構を具備したことを特徴とする。
本発明において、金属やプラスチックのざるあるいは水切り具を利用することによって、生ゴミ用の袋を使用することなく生ゴミを台所で処理できることにより、不要な経費を排除し経済的である。水分を効率的に排除できるため、少容積で効率的に処理できるとともに、ゴミ箱に水分が極力投入されない。ステンレスなどのカビやヌメリが発生しない容器を利用することにより、衛生的に利用することが可能である。フレーム体のサイズ調整をおこなうサイズ調整機構を具備することにより、任意のざるを利用して、同様の効果を得ることが可能である。フレーム体を角度調整可能に回動する回動機構を具備することにより、台所の作業の邪魔にならない位置にすることにより、作業性を向上させる。
以下、本発明の第一実施の形態について図1から図10を用いて説明する。図1は本発明の分解斜視図、図2は本発明の水切り具の分解斜視図、図3は本発明の水切り具の要部分解図、図4は本発明の斜視使用説明図、図5は本発明の平面使用説明図、図6は本発明の吊持具の右側面図、図7は本発明の使用状態図、図8は本発明の使用状態図、図9は本発明の角度調整機構の使用説明図、図10は本発明のサイズ調整機構の使用説明図である。
本発明は、図1に示すように水切り具1と、吊持具2と、台所の流しに固定する固定機構とより構成されている。水切り具1は、図2に示すように容器本体4と開口フレーム体8とにより構成される。図において容器本体4は半球状の形状をしており、パンチングにより複数の水切り穴5が設けられている。この容器本体4に関しては、ヌメリの発生を抑止し、洗浄により簡単に汚れが取れるステンレスなどの金属素材よりなることが好ましい。容器本体4の開口部は本体よりも幅広となった縁部7となっている。この縁部7に取り付けられるのが開口フレーム8であり、図3に示すように縁部7が嵌合する輪状の溝が下部から設けられたリング部9と、リング部9の一部から外側に突出した把手部10が一体に設けられている。把手部10は、図3に示すように若干斜め上方に傾斜したものであることが望ましいが、水平であってもかまわない。
吊持具2は、図4ならびに図5に示すように一部が切りかかれたリング状のリング部11と、リング部の各々端部から外側に平行に伸びた状態に延設された取り付け部12から構成される。取り付け部12の各々の端部付近の対向する位置には取り付け穴13が各々設けられている。また、取り付け部12の開放端は、図6に示すように側面から見た状態で丸い形状となっている。吊持具2全体は均等な肉厚のものであり、リングの径を大小に調整できる可撓性素材よりなっている。固定機構は、吊持具2の取り付け穴13を利用して固定するものであり、図においては吸盤3と、ボルト14と、ナット17が利用されている。
ボルト14は、ボルトヘッド15と、ネジ部16を有する軸から構成されたものである。ナット17は、ボルト14に螺合するものであり、手によりまわすことができるように操作片18を二つ有するものである。吸盤3は、取り付け面に吸着する吸着部19と、吸着部19の上部に設けられた円柱状の支柱20から構成されている。支柱20には前記ボルト14が挿入できる貫通孔21が中心部を通過するように水平に設けられている。この際、貫通孔21の径は図10に示すようにボルト14の最大径に近似したものであり、これにより取り付け時のぐらつきを抑えるものである。本発明は以上の構成よりなる。
以下、その使い方に関して説明する。本発明を使用するときは、図4、図5に示すように、吊持具2の取り付け孔13と吸盤3の貫通孔21が同一線上にくる位置に支柱を配置しボルト14を全体に貫通させる。そして、他方から突出したボルト14の軸先端からナット17を取り付ける。この際、ボルトヘッド15を手あるいは器具を利用して固定し、ナット17の操作片18を利用して他方の手で締め付けていき、水切り具1のリング部9を置載して吊持できるサイズに調整する。これを流し台に固定するときには、図7に示すように吸盤を流し台のシンク付近の平行となった位置に取り付ける。この際、フレーム部11はシンクの上部に配置されるようにする。そして、フレーム部11に上方から容器本体4を置載するが、この際、フレーム部11は容器本体4のリング部9が乗るとともに、フレーム部11で容器本体4の側面を適度に締め付ける径にする。これにより、フレーム部11は広がろうとするが、これをボルト14とナット17で締め付けているため、任意の角度でフレーム部11が固定される。この状態で台所の作業をおこない、生ゴミを容器本体4に入れる。容器本体4に投入された生ゴミは水分を水切り穴5でシンク内に排出する。尚、一定の生ゴミが溜まったら、把手部10を持ち容器本体4を持ち上げ、ゴミ箱に捨てる。
容器本体4の生ゴミに関しては、水が度々かからないことで、生ゴミの水分は排出され、極めて水分を排除し、少ない容積となり、処理の効率を向上させる。また、台所作業時に容器本体4が邪魔になった際は、図9に示すように任意の角度に吊持具2を持ち上げる。この際、ボルトとナットの操作により、回動しやすくしたり、締め付け固定できるようにするが、一定の締め付け圧がある場合には、ナットを操作することなく持ち上げ固定することも可能である。尚、本事例においては、ボルトとナットにより角度調整をおこなっているが、通常用いられる角度調整と固定手段であれば、これに限定されるものではない。
以下、本発明の第二実施の形態について図10、図11を用いて説明する。図10は本発明のサイズ調整機構の使用説明図、図11は本発明のその他事例の分解斜視図である。本事例においては、通常使用されている任意の水切り用のざるを利用したものである。ざるは、その利用目的に応じてサイズが異なるが、吊持具2のフレーム部11のサイズ調整によりこれらに対応させたものである。ざる23がフレーム部11の径よりも大きいものであった場合、ざるを挿入することで、フレーム部11が内側から広げられる。この際、取り付け部12の間隔は広がるが、サイズが合った位置で図10aに示すようにボルト14をナット17で固定する。これにより、使用が可能となる。また、ざる23がフレーム部11の径よりも小さいものであった場合、図10bに示すようにナット17を締めこんで、ざる23の外側から支えるサイズに調整する。
1 水切り具、
2 吊持具、
3 吸盤、
4 容器本体、
5 水切り穴、
7 縁部、
8 開口フレーム体、
9 リング部、
10 把手部、
11 フレーム部、
12 取り付け部、
13 取り付け穴、
14 ボルト、
15 ボルトヘッド、
16 ネジ部、
17 ナット、
18 操作片、
19 吸着部、
20 支柱部、
21 貫通穴、
22 流し台、
23 ざる
2 吊持具、
3 吸盤、
4 容器本体、
5 水切り穴、
7 縁部、
8 開口フレーム体、
9 リング部、
10 把手部、
11 フレーム部、
12 取り付け部、
13 取り付け穴、
14 ボルト、
15 ボルトヘッド、
16 ネジ部、
17 ナット、
18 操作片、
19 吸着部、
20 支柱部、
21 貫通穴、
22 流し台、
23 ざる
Claims (3)
- パンチングメタルや格子等の水切り機構及び把手手段を有する水切り具と、該水切り具を吊持するフレーム体と、前記フレーム体を流しのシンク上に固定する固定手段とよりなる台所処理具。
- 任意の水切りざるを吊持するフレーム体と、該フレーム体のサイズ調整をおこなうサイズ調整機構と、前記フレーム体を流しのシンク上に固定する固定手段とよりなる台所処理具。
- フレーム体を角度調整可能に回動する回動機構を具備したことを特徴とする請求項1又は2記載の台所処理具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005228814A JP2007015855A (ja) | 2005-07-08 | 2005-07-08 | 台所処理具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005228814A JP2007015855A (ja) | 2005-07-08 | 2005-07-08 | 台所処理具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007015855A true JP2007015855A (ja) | 2007-01-25 |
Family
ID=37753347
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005228814A Pending JP2007015855A (ja) | 2005-07-08 | 2005-07-08 | 台所処理具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007015855A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010275718A (ja) * | 2009-05-26 | 2010-12-09 | Noritz Corp | 排水目皿 |
-
2005
- 2005-07-08 JP JP2005228814A patent/JP2007015855A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010275718A (ja) * | 2009-05-26 | 2010-12-09 | Noritz Corp | 排水目皿 |
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