JP2023172188A - キッチンシンク - Google Patents

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昇作 野田
Shosaku Noda
祐貴 池内
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Abstract

【課題】排水部に設けられたカバーが浮き上がるのを抑制できるキッチンシンクを提供する。【解決手段】底面と、前記底面から上方に向けて延びる側面と、を有するシンクと、前記シンクの前記底面に開口する排水口を有する排水部と、前記排水部に接続されたトラップと、前記排水部に取り付けられるカバーと、を備え、前記カバーは、前記排水部に水を流すための流水口を有する本体部と、前記排水部内の空気を外部に逃がすための通気口を有する通気部と、を有し、前記通気口は、前記排水口よりも上方に位置していることを特徴とするキッチンシンク。【選択図】図1

Description

本発明の態様は、一般的に、キッチンシンクに関する。
排水部に着脱可能なカバーが設けられたキッチンシンクが知られている。特許文献1には、カバーの本体から垂下する支持壁に通気口を設けて、排水時のカバーの浮き上がりを抑制することが記載されている。
特開2008-291580号公報
しかし、多量の水が排水部に流れた場合には、通気口とシンクとの間に水が入り込んでしまう。このような場合には、通気口が水により塞がれてしまうので、排水部内の空気によりカバーが浮き上がるおそれがある。
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、排水部に設けられたカバーが浮き上がるのを抑制できるキッチンシンクを提供することを目的とする。
第1の発明は、底面と、前記底面から上方に向けて延びる側面と、を有するシンクと、前記シンクの前記底面に開口する排水口を有する排水部と、前記排水部に接続されたトラップと、前記排水部に取り付けられるカバーと、を備え、前記カバーは、前記排水部に水を流すための流水口を有する本体部と、前記排水部内の空気を外部に逃がすための通気口を有する通気部と、を有し、前記通気口は、前記排水口よりも上方に位置していることを特徴とするキッチンシンクである。
このキッチンシンクによれば、水が排水部に一気に流れてきても、通気口が排水口よりも上方に位置しているので、排水によって通気口が塞がれにくくなる。従って、排水部内の空気を通気口から逃がすことができ、カバーが浮くことを抑制できる。
第2の発明は、第1の発明において、前記排水部は、前記シンクの前記側面に沿った位置に設けられており、前記シンクの前記底面は、前記排水口に向けて下方に傾斜しており、前記通気部は、前記本体部の端辺のうち、前記シンクの前記側面に沿う第1端辺に設けられていることを特徴とするキッチンシンクである。
このキッチンシンクによれば、排水部がシンクの側面に沿って設けられ、かつ通気部がシンクの側面に沿う本体部の第1端辺に設けられているので、通気部が邪魔になるのを抑制できる。その結果、シンクの内部を広く使うことができる。
第3の発明は、第2の発明において、前記排水部は、前記シンクの角部に設けられており、前記シンクの前記側面は、前記本体部の前記第1端辺に沿う第1側面と、前記第1側面から屈曲して延びる第2側面と、を有し、前記通気部は、平面視で前記第1端辺の長さ方向に対して垂直方向に延びる前記本体部の中心線よりも前記第2側面から離れた位置に設けられていることを特徴とするキッチンシンクである。
このキッチンシンクによれば、通気部が第2側面から離れた位置に設けられているので、第2側面から跳ねた水により通気口が塞がれてしまうのを抑制できる。
第4の発明は、第2または第3の発明において、前記通気部は、前記第1端辺から前記本体部の内側に向けて凹状に凹んでいることを特徴とするキッチンシンクである。
このキッチンシンクによれば、通気部の内面の清掃を簡単に行うことができる。また、通気部を摘まんでカバーの着脱を簡単に行うことができる。
第5の発明は、第1~第3のいずれか1つに記載の発明において、前記通気部は、前記本体部の下面から下方に向けて延びる延出部を有することを特徴とするキッチンシンクである。
このキッチンシンクによれば、通気部の下端側が水で塞がるのを抑制できる。
本発明の態様によれば、排水部に設けられたカバーが浮き上がるのを抑制できるキッチンシンクが提供される。
実施形態に係るキッチンシンクを示す斜視図である。 キッチンシンクを正面からみた正面図である。 排水部に取り付けられたカバーを上方からみた平面図である。 図3中の排水部およびカバーを矢示A-A方向からみた断面図である。 図3中の排水部およびカバーを矢示B-B方向からみた断面図である。 排水部に取り付けられたカバーを示す斜視図である。 カバーを単体で示す斜視図である。 変形例に係るカバーを単体で示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、実施形態に係るキッチンシンクを示す斜視図である。
図2は、キッチンシンクを正面からみた正面図である。
図3は、排水部に取り付けられたカバーを上方からみた平面図である。
図4は、図3中の排水部およびカバーを矢示A-A方向からみた断面図である。
図5は、図3中の排水部およびカバーを矢示B-B方向からみた断面図である。
図6は、排水部に取り付けられたカバーを示す斜視図である。
図7は、カバーを単体で示す斜視図である。
図1に示すように、キッチンシンク10は、例えば台所に設置されたキャビネット100の上面に設けられている。キッチンシンク10は、例えば皿や野菜などを洗う部分となっている。以下、本願明細書においては、キッチンシンク10と対面する使用者からみて、「上方」、「下方」、「右側方」、および「左側方」とし、使用者からみて手前側を「前方」とし、奥側を「後方」として説明する。
キャビネット100の上方には、カウンター110およびキッチンシンク10が設けられている。カウンター110およびキッチンシンク10は、キャビネット100の上側の開口を塞ぐように設けられている。カウンター110の一部には、図示しないコンロが設けられている。コンロは、例えばガスコンロ、電気コンロ、または電磁調理器などである。この例では、キッチンシンク10は、カウンター110と一体に設けられている。
キッチンシンク10は、カウンター110の上面から下方に窪むように設けられている。キッチンシンク10は、シンク20と、排水部40と、トラップ60と、カバー70と、を備えている。また、この例では、キッチンシンク10は、シンク20の上端から水平方向に延びる上面部30を有している。この上面部30は、例えばカウンター110の上面に連続している。
上面部30には、第1水栓120と、第2水栓125と、が取り付けられている。第1水栓120は、シンク20に向けて湯水を吐出する。第1水栓120は、例えばキッチンシンク10の左側方に配設されている。これにより、カウンター110で家事をしている使用者は、第1水栓120にアプローチしやすいようになっている。
第2水栓125は、例えばシンク20に向けて除菌水や浄水を吐出する。第2水栓125は、第1水栓120の右側方に配設されている。シンク20は、第1水栓120および第2水栓125から吐出された湯水、除菌水、および浄水(以下、水とする)などを受ける。シンク20は、第1水栓120および第2水栓125などから受けた水を排水管130(図2参照)から下水道に導く。なお、第1水栓120と第2水栓125との配置は、逆でもよい。また、第1水栓120と第2水栓125とは、カウンター110や壁部などに設けられていてもよい。
シンク20は、底面22と、底面22から上方に向けて延びる側面24と、を有している。すなわち、シンク20は、上方が開口したボックス状に形成されている。側面24は、前面24aと、後面24bと、左側面24cと、右側面24dと、を有している。底面22は、前面24aの下端と、後面24bの下端と、左側面24cの下端と、右側面24dの下端を接続している。シンク20は、上方からみた平面視で矩形状に形成されている。また、上面部30は、側面24の上端から水平方向に延びている。
排水部40は、シンク20内の水を下水道に排出させる部分となっている。排水部40は、シンク20の底面22に開口する排水口42を有している。すなわち、排水口42は、排水部40の内面40aの上端部分となっている。換言すると、排水口42は、排水部40の内面40aのうち、底面22から下方に窪む始点部分となっている。排水口42は、例えば平面視で四角状に形成されている。排水部40は、シンク20の側面24に沿った位置に設けられている。具体的には、排水部40は、シンク20の後面24bと右側面24dとの角部20aに設けられている。
図1、図2に示すように、シンク20の底面22は、排水口42に向けて下方に傾斜している。この例では、底面22は、左側方から右側方および前方から後方に向けて下方に傾斜している。これにより、シンク20の底面22に吐出された水Wは、図1中の矢印で示すように、排水口42に向けて流れる。すなわち、シンク20の底面22は、排水口42に向けて一方向に水が流れる片流れ勾配となっている。
図4、図5に示すように、排水部40の内面40aは、排水口42から下方に向けて縮径している。排水部40の内部には、ゴミを捕集する網かご50が設けられている。網かご50は、排水部40の内面40aに嵌まり込んでいる。排水部40の下面部44は、上下方向に貫通する貫通孔44aを有している。
トラップ60は、排水部40の下方に接続されている。トラップ60は、封水により下水道の悪臭やガスなどが部屋(キッチン)に侵入するのを抑制する。トラップ60は、例えば椀型トラップとなっている。なお、トラップ60は、ドラム型トラップ、S字トラップ、およびP字トラップなどでもよい。図2に示すように、トラップ60には、排水を下水道に導く排水管130が接続されている。
次に、排水部40に取り付けられるカバー70について説明する。
カバー70は、排水部40を上方から覆っている。カバー70は、排水口42を覆っていてもよいし、排水口42の下方に位置していてもよい。カバー70は、例えば樹脂材料により形成された板状体となっている。カバー70は、食器や食材が排水部40に落下するのを抑制するとともに、キッチンシンク10の見栄えを向上させている。そして、カバー70は、本体部72と、通気部77と、を有している。
本体部72は、排水口42の形状に対応して、第1~第4端辺72a~72dを有する四角形状に形成されている。第1端辺72aは、シンク20の側面24に沿っており、後述する通気部77が設けられる端辺となっている。この例では、第1端辺72aは、シンク20の後面24b(本発明の第1側面)に沿っている。第2端辺72bは、第1端辺72aから屈曲して、シンク20の右側面24d(本発明の第2側面)に沿っている。
第3端辺72cは、第1端辺72aと前後方向で対向しており、第2端辺72bから屈曲して左側方に向けて延びている。第4端辺72dは、第2端辺72bと左右方向で対向しており、第1端辺72aと第3端辺72cとを接続している。すなわち、排水部40がシンク20の角部20aに設けられている場合には、本体部72の端辺のうち、第1端辺72aと第2端辺72bとがシンク20の側面24に近い端辺であり、第3端辺72cと第4端辺72dとが側面24から離れた(底面22に近い)端辺となっている。
本体部72は、排水部40に水を流すための流水口を有している。流水口は、本体部72の端辺を本体部72の内側に向けて切り欠いた切欠部となっている。流水口は、本体部72の第1端辺72aに設けられた第1流水口74aと、第2端辺72bに設けられた第2流水口74bと、を有している。なお、流水口は、第3端辺72cおよび第4端辺72dに設けられていてもよい。また、流水口の個数は、1個でもよいし、3個以上でもよい。さらに、流水口は、切欠部ではなく、本体部72を上下方向(厚さ方向)に貫通する貫通孔でもよい。
第1流水口74aは、後述の通気部77に隣接して設けられている。第2流水口74bは、第1端辺72aと第2端辺72bとの接続位置から第3端辺72cに向けて延びている。この例では、第2端辺72bの大部分を切り欠いて第2流水口74bが形成されている。図4~図6に矢印で示すように、シンク20内の水Wは、第1流水口74aと第2流水口74bとから排水部40に流れ落ちる。
図4、図5、図7に示すように、本体部72は、下方に向けて延びる脚部75を有している。この例では、脚部75は、第1端辺72aと第2端辺72bとの接続位置から下方に向けて延びている。
カバー70は、脚部75が網かご50に載置された状態で、第3端辺72cと第4端辺72dとが排水部40の内面40aに当接することにより、排水部40に取り付けられている。これにより、カバー70は、排水部40に着脱可能に載置されている。図4、図5に示すように、カバー70が排水部40に取り付けられた状態では、本体部72の上面がシンク20の底面22と同一平面上もしくは僅かに下方に位置している。これにより、底面22を流れる水Wが本体部72に衝突して跳ね上がるのを低減できる。
なお、カバー70は、脚部75が排水部40に設けられた載置部(図示せず)などに載置されてもよい。また、例えば流水口が本体部72の中央位置で上下方向に貫通する貫通孔である場合には、脚部75を有していなくてもよい。このような場合には、カバーは、排水部40の内面40aに嵌まり込むように取り付けられていてもよい。
通気部77は、排水部40内の空気Fを外部に逃がすためのものである。通気部77は、排水部40の内部と外部(シンク20の内部)とを連通している。例えば、カバー70が排水部40に取り付けられた状態で、通気部77は、本体部72の端辺のうち、シンク20の側面24に沿う第1端辺72aに設けられる。
ここで、排水部40の下方には、封水により排水管130との間が閉塞されたトラップ60が接続されている。従って、排水部40内の空気Fは、排水部40に水Wが流れた場合にトラップ60側に流動することができない。
そこで、通気部77は、排水部40に水Wが流れた場合に、排水部40内の空気Fを外部に逃がす。これにより、通気部77は、排水部40に水Wが流れた場合に、排水部40内の空気Fがカバー70を押し上げて、カバー70が浮き上がるのを抑制する。
通気部77は、本体部72から上方に向けて突出する突出部77aと、本体部72から下方に向けて延びる延出部77bと、を有している。突出部77aは、本体部72の第1端辺72aから内側に向けて凹状に凹んでいる。
突出部77aの上端は、排水部40内の空気Fを外部に逃がす通気口77a1となっている。通気口77a1は、上方に向けて開口している。通気口77a1(突出部77aの上端)は、排水口42よりも上方に位置している。具体的には、通気口77a1は、排水口42の最も高い位置(例えば、底面22との接続部)よりも上方に位置している。図4、図5に示すように、突出部77aの高さ寸法Hは、底面22を流れる水Wが突出部77aを乗り越えられない高さ(例えば排水口42から2~5cm)となっている。突出部77aの高さ寸法Hは、シンク20の寸法および底面22の傾斜勾配などに基づき、実験、シミュレーションにより設定される。
図5、図6に示すように、カバー70が排水部40に取り付けられた状態で、突出部77aの外側端部77a2は、シンク20の後面24b(第1側面)に当接している。これにより、突出部77aは、シンク20の底面22を排水部40に向けて流れる水Wが通気部77内に浸入するのを抑制している。
通気部77は、排水部40の内部から通気口77a1に向けて一直線上に延びている。これにより、通気部77は、排水部40内の空気Fを外部に向けて効率よく排出させることができる。また、通気部77は、通気口77a1が上方に向けて開口しているので、底面22を流れる水Wが通気口77a1から浸入するのを抑制することができる。
また、カバー70を排水部40に着脱する場合には、突出部77aを摘まむことができるようになっている。これにより、カバー70の着脱がしやすくなっている。さらに、通気部77は、シンク20の側面24側に設けられている。これにより、通気部77が邪魔にならずに、シンク20を使用することができる。
図3に示すように、通気部77は、平面視で第1端辺72aの長さ方向(図3の左右方向)に対して垂直方向に延びる本体部72の中心線O-Oよりも右側面24d(第2側面)から離れた位置に設けられている。すなわち、通気部77は、本体部72の幅寸法Lの中心(中心線O-O)よりも第2端辺72bから離れた位置に設けられている。これにより、右側面24dに衝突して跳ねた水Wが通気口77a1に浸入するのを低減させることができる。
延出部77bは、本体部72から下方に向けて延びている。図4、図5、図7に示すように、延出部77bは、第1流水口74aとの間を遮蔽している。これにより、延出部77bは、第1流水口74aに流れる水Wが通気部77側に向けて流れるのを低減している。すなわち、第1流水口74aに流れた水Wは、延出部77bにより下方に向けて案内される。従って、通気部77は、水Wにより塞がれるのを低減させることができるので、排水部40内の空気Fを効率よく逃がすことができる。
また、延出部77bは、必要に応じて、カバー70の脚部の機能を有していてもよい。カバー70を排水部40に取り付けた場合には、延出部77bの下端が網かご50に載置されてもよい。なお、この例では、延出部77bを第1流水口74a側にのみ設けていたが、例えば突出部77a全部の下方に延出部が延びていてもよい。
かくして、実施形態によるキッチンシンク10は、上述の如き構成を有するもので、次に、シンク20に吐出された水Wが排水部40に流れる場合について説明する。
まず、図1、図2に示すように、シンク20の底面22は、排水部40に向けて下方に傾斜している。これにより、図1に矢印で示すように、底面22上の水Wは、排水部40に向けて流れる。そして、図6に示すように、水Wは、カバー70上を流れて、流水口から排水部40に流れ落ちる。
この場合、通気部77の突出部77aは、排水口42よりも上方に延びている。従って、水Wは、通気口77a1に浸入することなく、流水口に案内される。水Wに混入するゴミなどの異物は、網かご50に捕集される。これにより、水Wのみを下水道に流すことができる。
ここで、排水部40の下方には、トラップ60が設けられている。そうすると、排水部40に水Wが流れたときに、排水部40内の空気Fはトラップ60側に逃げることができない。
そこで、カバー70は、排水部40内の空気Fを逃がすための通気部77を有している。通気部77は、排水口42よりも上方に突出しており、上端に通気口77a1を有している。
これにより、例えば多量の水Wが排水部40に向けて流れても、水Wが通気口77a1を塞ぐことなく、排水部40内の空気Fを通気部77から外部に逃がすことができる。その結果、排水部40に水Wが流れたときに、排水部40内の空気Fがカバー70を浮き上がらせるのを抑制できる。また、カバー70は、通気部77から効率よく空気Fを逃がすことができるので、カバー70の重量を増加させなくても、カバー70の浮き上がりを抑制することができる。
また、通気部77は、シンク20の側面24に沿って設けられている。これにより、シンク20内の食器や食物が通気部77に干渉するのを抑制できる。すなわち、通気部77が上方に向けて突出していても、通気部77が邪魔になるのを低減できる。さらに、通気部77は、シンク20の右側面24dから離れた位置に設けられているので、右側面24dから跳ねた水Wにより通気口77a1が塞がれるのを抑制できる。
また、通気部77は、凹状に形成されている。これにより、通気部77内(突出部77aの内面)の清掃がしやすく、清掃性を向上させることができる。また、通気部77内に指を入れてカバー70を排水部40から簡単に取り外すことができる。この場合、例えば流水口は、水Wが流れるので汚れやすい部分となっている。一方、通気部77は、排水口42よりも上方に突出しているので、汚れが付きにくい部分となっている。使用者は、流水口に触れることなく、通気部77を摘まんで排水部40からカバー70を取り外すことができる。その結果、使い勝手のよいカバー70となっている。
また、通気部77は、本体部72の下方に向けて延びる延出部77bを有している。これにより、排水部40内に流れた水Wが通気部77の下端側を塞いでしまうのを抑制できる。その結果、排水部40に水Wが流れた場合に、排水部40内の空気Fを通気部77から効率よく逃がすことができる。
図8は、変形例に係るカバーを単体で示す斜視図である。
上述した実施形態では、カバー70の通気部77が凹状に形成されている場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明の態様はこれに限らず、例えば図8に示す変形例のように、通気部90は、外側面部91を有する筒状に形成されていてもよい。これにより、例えばシンク20の側面24と通気部90とが接触していなくても、通気部90に水Wが浸入するのを抑制できる。
なお、上述した実施形態では、排水部40がシンク20の後面24bと右側面24dとの角部20aに設けられた場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明の態様はこれに限らず、排水部は、シンク20の底面22の任意の位置に設けることができる。例えば、排水部は、シンク20の他の角部に設けられていてもよいし、左右方向の中央部で後面24bに沿って設けられていてもよい。
また、上述した実施形態では、排水部40およびカバー70が平面視で四角形状に形成された場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明の態様はこれに限らず、例えば排水部およびカバーは、平面視で円形状または三角形状などの任意の形状となっていてもよい。
実施形態は、以下の構成を含んでもよい。
(構成1)
底面と、前記底面から上方に向けて延びる側面と、を有するシンクと、
前記シンクの前記底面に開口する排水口を有する排水部と、
前記排水部に接続されたトラップと、
前記排水部に取り付けられるカバーと、
を備え、
前記カバーは、
前記排水部に水を流すための流水口を有する本体部と、
前記排水部内の空気を外部に逃がすための通気口を有する通気部と、
を有し、
前記通気口は、前記排水口よりも上方に位置していることを特徴とするキッチンシンク。
(構成2)
前記排水部は、前記シンクの前記側面に沿った位置に設けられており、
前記シンクの前記底面は、前記排水口に向けて下方に傾斜しており、
前記通気部は、前記本体部の端辺のうち、前記シンクの前記側面に沿う第1端辺に設けられていることを特徴とする構成1に記載のキッチンシンク。
(構成3)
前記排水部は、前記シンクの角部に設けられており、
前記シンクの前記側面は、
前記本体部の前記第1端辺に沿う第1側面と、
前記第1側面から屈曲して延びる第2側面と、
を有し、
前記通気部は、平面視で前記第1端辺の長さ方向に対して垂直方向に延びる前記本体部の中心線よりも前記第2側面から離れた位置に設けられていることを特徴とする構成2に記載のキッチンシンク。
(構成4)
前記通気部は、前記第1端辺から前記本体部の内側に向けて凹状に凹んでいることを特徴とする構成2または3に記載のキッチンシンク。
(構成5)
前記通気部は、前記本体部の下面から下方に向けて延びる延出部を有することを特徴とする構成1~4のいずれか1つに記載のキッチンシンク。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、キッチンシンクなどが備える各要素の形状、寸法、材質、配置などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
10 キッチンシンク
20 シンク
20a 角部
22 底面
24 側面
24a 前面
24b 後面
24c 左側面
24d 右側面
30 上面部
40 排水部
40a 内面
42 排水口
44 下面部
44a 貫通孔
50 網かご
60 トラップ
70 カバー
72 本体部
72a 第1端辺
72b 第2端辺
72c 第3端辺
72d 第4端辺
74a 第1流水口
74b 第2流水口
75 脚部
77 通気部
77a 突出部
77a1 通気口
77a2 外側端部
77b 延出部
90 通気部
91 外側面部
100 キャビネット
110 カウンター
120 第1水栓
125 第2水栓
130 排水管
F 空気
W 水




Claims (5)

  1. 底面と、前記底面から上方に向けて延びる側面と、を有するシンクと、
    前記シンクの前記底面に開口する排水口を有する排水部と、
    前記排水部に接続されたトラップと、
    前記排水部に取り付けられるカバーと、
    を備え、
    前記カバーは、
    前記排水部に水を流すための流水口を有する本体部と、
    前記排水部内の空気を外部に逃がすための通気口を有する通気部と、
    を有し、
    前記通気口は、前記排水口よりも上方に位置していることを特徴とするキッチンシンク。
  2. 前記排水部は、前記シンクの前記側面に沿った位置に設けられており、
    前記シンクの前記底面は、前記排水口に向けて下方に傾斜しており、
    前記通気部は、前記本体部の端辺のうち、前記シンクの前記側面に沿う第1端辺に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のキッチンシンク。
  3. 前記排水部は、前記シンクの角部に設けられており、
    前記シンクの前記側面は、
    前記本体部の前記第1端辺に沿う第1側面と、
    前記第1側面から屈曲して延びる第2側面と、
    を有し、
    前記通気部は、平面視で前記第1端辺の長さ方向に対して垂直方向に延びる前記本体部の中心線よりも前記第2側面から離れた位置に設けられていることを特徴とする請求項2に記載のキッチンシンク。
  4. 前記通気部は、前記第1端辺から前記本体部の内側に向けて凹状に凹んでいることを特徴とする請求項2または3に記載のキッチンシンク。
  5. 前記通気部は、前記本体部の下面から下方に向けて延びる延出部を有することを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載のキッチンシンク。
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