JP2013249614A - ヘアキャッチャー - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 浴室の洗い場に設けられた排水口に設置されるヘアキャッチャーであって、底面に水抜き孔が形成され、水を滞留可能なボウル部と、前記ボウル部の上部に配設されて、前記ボウル部から溢れた水を排水管に流出させるオーバーフロー流出部と、前記オーバーフロー流出部の上部に形成されたフランジ部と、を備え、前記ボウル部は、13mm〜27mmの深さを有する略半球形状とした。
【選択図】 図3
Description
また、特許文献2に記載されたヘアキャッチャーでは、毛髪は底メッシュ上に重なるように溜まるため、底メッシュが詰まる恐れがあり、毛髪が溜まらないように日常的にお手入れをする必要があった。
また、特許文献3に記載されたヘアキャッチャーでは、排水導入部により水が側面に沿って流れるため、側面に髪の毛が溜まりやすくなるうえ、一時保水部内で浮遊した毛髪が底に集まるため、固着した毛髪で水抜き孔が詰まる恐れがあり、毛髪が溜まらないように日常的にお手入れをする必要があった。
ここで、「略半球形状」とは、完全な球体を二分割した形状に限定したものではなく、後述するような実施形態に表した形状を含むものである。
これによれば、ヘアキャッチャーに毛髪等がたまるにつれ、毛髪等は立体的な球状にまとまるように成長する。そのため、従来のようにヘアキャッチャーの底面部に毛髪等が平面状に積層されることがなくなる。よって、毛髪等がヘアキャッチャーに絡みつきにくく、毛髪等を容易に除去することができる。
なお、「球状」とは、真球、楕円球、まゆ型、など、丸みをもった立体的な形状を指すものである。
また、ヘアキャッチャーの底面部に毛髪等が平面状に積層されることがないので、平面状に積層された毛髪等で水抜き孔が塞がれることがなく、ヘアキャッチャーの水はけが良好となる。そのため、ボウル部に水がたまりにくく、毛髪等の乾燥が促進され、ヘアキャッチャーから毛髪等を簡単に取り出すことができる。
したがって、ヘアキャッチャーのお手入れの頻度を下げても、ヘアキャッチャーのお手入れを容易に行うことが可能となる。
これによれば、ボウル部の底面部にリング状にたまった毛髪等が、ボウル部に溜まった水に洗い場から流れ込む水流によって毛髪等が縦及び斜め方向に回転しやすくなり、毛髪等が球状にまとまるのを促進することが可能となる。
これによれば、ボウル部内に流れ込む水をボウル部に沿って勢いよく流すことができるので、毛髪等がよりまとまりやすいものとなる。
図1は、本発明の実施の形態にかかるヘアキャッチャーが設けられた排水トラップを表す模式的断面図である。
また、図2は、本実施形態にかかるヘアキャッチャーを表す模式的斜視図である。
なお、オーバーフロー流出部220の形態は、縦リブ221と横リブ223とを組み合わせた形態に限定されない。
また、図4は、ボウル部の内面における毛髪等の状態を説明する模式的断面図である。
なお、図3(a)は、水が流入しているときの毛髪等の状態を説明する模式的断面図である。図3(b)は、水の流入が少なくなったときの毛髪等の状態を説明する模式的断面図である。
ボウル部210内でリング状にまとまった毛髪等350は、量が増えるにつれて、ボウル部210内の水の流れを受けてその挙動が変化する。
最初の内は、リング状にまとまった毛髪等350は水の動きを受けてもほぼ平面内で回転する挙動をみせ、リング状のまとまりのままである。ところが、毛髪等350の量が増えてくると、毛髪等350はリングの中にも毛髪が存在する円状にまとまるようになる。円状にまとまった毛髪等350は、水の流れを受けてボウル部210内で縦方向に回転する挙動をみせるようになる。そして、この縦方向の回転を繰り返すうちに、円状の毛髪等350が立体的な球状にまとまるようになる。なお、縦方向の回転とは、鉛直面内で回転するものに限定されず、回転方向が斜めに傾斜したものを含むものである。
立体的な球状にまとまった毛髪等350は、平面的な円状にまとまった場合よりもヘアキャッチャー200との接触面積が小さくなる。そのため、ヘアキャッチャー200から毛髪等350を容易に取り出すことが可能となる。
表1に示すように、ボウル部210の深さが16mm及び22mmの場合には、ボウル部210内で毛髪等350が縦方向に回転する挙動をみせ、毛髪等350が立体的な球状にまとまる。そのため、毛髪等350をヘアキャッチャー200から極めて容易に取り出すことができた。
一方、ボウル部210の深さが12mmと浅いと毛髪等350は球状にまとまらず、円状にまとまる。そのため、球状のものと比べると、ヘアキャッチャー200からの毛髪等350の取出しやすさは低下する。これは、直径約20mmのリング状あるいは円状にまとまった毛髪等350が、浅いボウル部210では縦方向に回転しにくいからと推察される。すなわち、毛髪等350が球状にまとまるのは、ボウル部210の深さが底面部211に複数の水抜き孔213が円状に並んだ際の直径(本実施形態では約20mm)に依存するものと考えられる。もしくは、ボウル部210内でリング状あるいは円状にまとまった毛髪等350の直径(本実施形態では約20mm)に依存するものと考えられる。
また、ボウル部210の深さが28mmと深くても毛髪等350は球状にまとまらず、円状にまとまる。そのため、球状のものと比べると、ヘアキャッチャー200からの毛髪等350の取出しやすさは低下する。これは、ヘアキャッチャー200の上から流れ込む水の流れがボウル部210の底まで勢いよく流れ込まず、リング状あるいは円状にまとまった毛髪等350が縦方向に回転しにくいからと推察される。
なお、図1に表したように、取っ手240の下面247は排水口510の傾斜排水面121に沿う形態となっている。そのため、傾斜排水面121と取っ手240の下面247との間には毛髪等350が絡みにくい。これにより、ヘアキャッチャー200はさらにお手入れしやすいものとなる。
1日目、2日目をみると、初期段階では、毛髪等350はリング状にまとまることが観察できる。その後、使用を続けると、6日目あたりでリング状から円状へとまとまり方に変化をみせ、さらに、10日目あたりから毛髪等350は球状にまとまり始め、16日を過ぎると、ほぼ球状となることが観察できる。
立体的な球状にまとまった毛髪等350は、ボウル部210の水抜き孔213を塞ぐことがないため、ボウル部210に残水しにくく、毛髪等350の乾燥が促進される。毛髪等350が乾燥すれば、ヘアキャッチャー200に絡むことはなく、また、固着することもない。そのため、ヘアキャッチャーを排水口から取り外して反転させるだけで、捕集した毛髪等350を簡単に捨てることができた。
また、ヘアキャッチャー200の底面部211に毛髪等350が平面状に積層されることがないので、平面状に積層された毛髪等350で水抜き孔213が塞がれることがなく、ヘアキャッチャー200の水はけが良好となる。そのため、ボウル部210に水がたまりにくく、毛髪等350の乾燥が促進され、ヘアキャッチャー200から毛髪等350を簡単に取り出すことができる。
したがって、ヘアキャッチャー200のお手入れの頻度を下げても、お手入れを容易に行うことが可能となる。
210 ボウル部
211 底面部
213 水抜き孔
220 オーバーフロー流出部
230 フランジ部
310 排水管
350 毛髪等
500 洗い場
510 排水口
Claims (3)
- 浴室の洗い場に設けられた排水口に設置されるヘアキャッチャーであって、
底面に水抜き孔が形成され、水を滞留可能なボウル部と、
前記ボウル部の上部に配設されて、前記ボウル部から溢れた水を排水管に流出させるオーバーフロー流出部と、
前記オーバーフロー流出部の上部に形成されたフランジ部と、
を備え、
前記ボウル部は、13mm〜27mmの深さを有する略半球形状としたことを特徴とするヘアキャッチャー。 - 前記ボウル部の底部に、前記ボウル部の深さと略同一寸法の直径の底面部を設けたことを特徴とする請求項1記載のヘアキャッチャー。
- 前記オーバーフロー流出部から前記ボウルにかけての内面を滑らかに連接させたことを特徴とする請求項1又は2に記載のヘアキャッチャー。
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