JP6988038B2 - 排水口部材 - Google Patents

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本発明は、シンク等の排水口に取り付けられる排水口部材に関する。
キッチのシンクの底部には、シンクに流された排水を排出するための排水口が設けられており、排水口には、排水口部材が取り付けられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2015−101871号公報
特許文献1の排水口部材は、凹状に形成され、上部に流入口が開口され、側部に排水用の流出口が形成されている。
しかしながら、多量の排水をシンクに流した場合、排水口部材の流入口を介して底部に向けて流れ落ちる排水によって流出口が塞がれてしまい、排水口部材の底部に溜まった排水が流出口に向けてスムーズに流入せず、排水口部材の流入口から排水が溢れる場合がある。
本発明は上記事実を考慮し、流入口から排水が溢れることを抑制可能な排水口部材の提供を目的とする。
請求項1に記載の排水口部材は、上部に流入口が開口した凹状の排水口本体と、前記排水口本体の側部に開口した流出口と、前記流出口に接続された排出部に挿入される挿入部と、前記挿入部の上部に設けられ、前記流出口を上側から覆う様に前記排水口本体の前記側部側から前記排水口本体の内側へ向けて突出する上リブと、前記挿入部の下部に設けられ、前記排水口本体の内側へ向けて突出する下リブと、を有する。
請求項1に記載の排水口部材は、一例として、シンクの底部の排水口に取り付けられる。シンクに排水が流されると、該排水は、シンクの底部、及び排水口本体の側面を伝わって排水口本体の底部に向けて流れ、排水口本体の底部に到った排水は、流出口を介して排水口部材の外部へ排出される。
挿入部の上部には、流出口を上側から覆う様に、排水口本体の側部側から排水口本体の内側へ向けて突出するリブが設けられているため、多量の排水がシンクに流された場合であっても、排水口本体の側面を伝わって流下する排水が流出口を塞がないようにリブが分散させる。これにより、排水口本体の底部の排水をスムーズに流出口に流入させて排水口部材の外部へ排出させることができる。
これにより、例えば、溜め流し排水をしたときのように、一度に多量の排水をシンクに流した場合であっても、排水口部材の流入口から排水が溢れ出ることを抑制することができる。
また、挿入部の下部には、下リブが設けられており、挿入部の倒れ込みを抑制することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の排水口部材において、前記排水口本体には、前記流出口に接続される排出部が形成されており、前記排出部には、通気管が接続されている。
多量の排水を排水する場合、排水口部材の排出部に接続される下流側の排水配管内の空気が排水の流れの抵抗となる場合があるが、請求項2の排水口部材においては、排水を流したときに、排水の流れの抵抗となる排水配管内の空気を通気管を介して外部へ排出することができる。言い換えれば、排水時に、排水配管内の空気を抜くことができるため、排水を排水口部材から下流側の排水配管へスムーズに流入させることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の排水口部材において、前記流出口には前記流出口に排水中の異物を捕捉するための異物捕捉メッシュが設けられている。
請求項3に記載の排水口部材には、流出口に異物捕捉用メッシュが設けられているので、異物の混入した排水を流したときに、異物捕捉メッシュで異物を捕捉することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の排水口部材において、前記異物捕捉メッシュは、前記流出口に対して着脱可能に設けられている。
請求項4に記載の排水口部材では、異物捕捉メッシュを流出口から外すことができるので、異物捕捉メッシュの清掃が容易になる。
以上説明したように、本発明の排水口部材によれば、排水が溢れることを抑制できる、という優れた効果を有する。
本発明の一実施形態に係る排水口部材が適用されたサイフォン排水システムを示す概略構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る排水口部材を示す縦断面図である。 異物捕捉メッシュを示す正面図である。 異物捕捉メッシュの近傍を示す排水口部材の縦断面図である。 (A)は第2の実施形態に係る排水口部材を示す斜視図であり、(B)はその正面図、(C)はその側面図である。 (A)は第3の実施形態に係る排水口部材を示す斜視図であり、(B)はその正面図、(C)はその側面図である。 (A)は第4の実施形態に係る排水口部材を示す斜視図であり、(B)はその正面図、(C)はその側面図である。 (A)は第5の実施形態に係る排水口部材を示す斜視図であり、(B)はその正面図、(C)はその側面図である。 (A)は第6の実施形態に係る排水口部材を示す斜視図であり、(B)はその正面図、(C)はその側面図である。 他の実施形態に係る異物捕捉メッシュを示す斜視図である。 異物捕捉メッシュを挿入した排出部を示す斜視図である。 他の実施形態に係る排水口部材を示す側面図である。 さらに他の実施形態に係る排水口部材を示す一部を断面にした側面図である。
[第1の実施形態]
図1〜図4を用いて、本発明の第1の実施形態に係る排水口部材18について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る排水口部材18を備えた、サイフォン排水システム10の全体構成を示す概略図である。
(サイフォン排水システムの構成)
サイフォン排水システム10は、サイフォン力を利用して水廻り器具からの排水を効率よく排出する排水システムである。本実施形態では、サイフォン排水システムを、複数階で構成された集合住宅に用いた例について説明する。なお、サイフォン排水システムは、集合住宅に好適に用いられるが、集合住宅以外の戸建て住宅や工場等にも用いることができる。
図1に示すように、本実施形態に係るサイフォン排水システム10は、排水を下方へ流す排水立て管12を備えている。この排水立て管12は、集合住宅の上下方向(縦方向)に延設され、集合住宅の各階の床スラブ14を貫いている。
集合住宅の各階の各戸には、排水がなされる水廻り器具16が設けられている。水廻り器具16は、例えば、台所流し(シンク)で構成されている。なお、水廻り器具16としては、台所流しに限らず、洗面台、洗濯機、ユニットバス及びトイレ等のいずれかで構成されていてもよい。
水廻り器具16の底部に形成された排水口17には排水口部材18が取り付けられており、排水口部材18の排水方向下流側には、配管20、汚臭やガス等の逆流を防止するためのS字トラップ22、配管24、及びサイフォン排水管26に接続されている。
サイフォン排水管26は、床スラブ14上に無勾配で設置されて横方向に延びる横引き管28と、この横引き管28と連通して排水立て管12に沿って下方へ延びる竪管30と、を有している。
なお、横引き管28は、若干の勾配や逆勾配があってもよく、傾斜して横方向に配置される構成であってもよい。竪管30は、排水立て管12に配置された合流継手32に接続されており、合流継手32を介して排水立て管12と連通している。
横引き管28は、配管24からの排水を横方向へ流し、竪管30は、横引き管28からの排水を流下させることによりサイフォン力を発生させる。横引き管28内の排水には、竪管30で発生するサイフォン水頭Hsのエネルギーにより、排水方向へ向かうサイフォン力が作用される。
また、横引き管28及び竪管30は細くなれば、排水が満水の状態になりサイフォン力が発生しやすい一方、排水処理量が低下する。従って、横引き管28及び竪管30は、サイフォン力の発生のしやすさ及び必要な排水処理量を考慮した上で管の内径が設定され、例えば、20Aにされている。
(排水口部材の構成)
図2に示すように、排水口部材18は、円筒部34と、円筒部34の下部を塞ぐ底部36と、円筒部34の上部に形成されるフランジ38と、円筒部34の底部側の側部に形成される管状の排出部40とを備えている。なお、円筒部34の上側の開口部分は、水廻り器具16の排水が流入する流入口35である。本実施形態の排水口部材18の円筒部34は、径寸法よりも高さ寸法が大きく形成されることで、一般の排水口部材よりも深さが深く、かつ容積が大きく形成されている。また、排出部40は、円筒部34よりも小径である。排水口部材18の底部36に排水が溜まらないように、排出部40の内周面の下端と、円筒部34の底部36の上面とは高さが一致していることが好ましい。図2に示す底部36は水平であるが、底部36は排出部40に向けて下がるように傾斜させてもよい。なお、本実施形態では、円筒部34と底部36が本発明の排水口本体に相当している。
なお、円筒部34の深さは、175〜225mmの範囲内とすることが好ましい。
円筒部34の容積は、2000〜3000cmとすることが好ましい。
排水口部材18のフランジ38と水廻り器具16の底部との間には、パッキン42が挟まれており、円筒部34の外周の一部に形成された雄螺子44に環状のナット46が締め込まれることで排水口部材18が水廻り器具16に取り付けられている。
図2、及び図3に示すように、排出部40には、異物捕捉メッシュ48が挿入されている。異物捕捉メッシュ48は、排出部40の内部に配置される円筒状の挿入部50を備えている。挿入部50の内側には、径方向に延びる複数の放射方向リブ52、及び円環状の円環リブ54、56によってメッシュ58が形成されている。放射方向リブ52、及び円環状の円環リブ54、56で形成されるメッシュ58の孔から排水が排出されるようになっている。なお、メッシュ58の目が細かいことで、異物がメッシュ58を通ってサイフォン排水管26の様な比較的細い管が詰まるといったトラブルの発生を防ぐことができる。
挿入部50の軸方向一端側(円筒部34の内方側)の上部には、正面視で半円弧形状とされ、かつ円筒部34の内方に向けて水平に突出するリブ60が一体的に形成されている。即ち、リブ60は、排出部40の開口部分を上側から覆うように配置されている。リブ60の突出長さL(図2参照)に対して特に規定は無いが、円筒部34の内面から5〜25mm程度突出させることが好ましい。なお、本実施形態のリブとは、突出しているものを意味しており、突起、凸部と言い換えることもできる。
なお、挿入部50の軸方向一端側(円筒部34の内方側)の下部には、正面視で円弧形状とされ、かつ円筒部34の内方に突出するリブ62が一体的に形成されている。このリブ62は、排出部40に挿入した異物捕捉メッシュ48が、何らかの外力によって排水口部材18の内側へ倒れ込むことを抑制するためのものである。
(作用、効果)
次に、本実施形態に係るサイフォン排水システム10の作用を説明する。
本実施形態に係るサイフォン排水システム10の構成によれば、水周り器具16の排水は、排水口部材18、配管20、S字トラップ22、及び配管24を介してサイフォン排水管26へ流れ込む。排水は、横引き管28内を横方向へ流れ、その後、竪管30を流下し、竪管30におけるサイフォン水頭Hsのポテンシャルエネルギーにより、サイフォン力が発生する。このサイフォン力により、排水が誘導されて排水の排出が促進される。
本実施形態の排水口部材18では、排水口部材18の内側へ向けて突出するリブ60が、排出部40の開口部分である流出口64を上側から覆う様に設けられている。このため、多量の排水Wが水周り器具16に流された場合であっても、排水口部材18の円筒部34の内側面を伝わって流下する排水Wが流出口64を塞がないように、流下する排水Wを図3、及び図4の矢印Aで示すようにリブ60で分散させることができる。言い換えれば、流出口64の正面側において、流出口64に向けて流れ込もうとする排水Wに対して、円筒部34の内側面を伝わって流下する排水Wが干渉しないようにリブ60は流下する排水Wの流れの向きを変更している。これにより、排水口部材18の底部の排水Wを、スムーズに排出部40に流入させて排水口部材18の外部へ排出させることができる。
これにより、例えば、溜め流し排水をしたときのように、一度に多量の排水を水周り器具16に流した場合であっても、排水口17からシンク内へ排水Wが溢れ出ることを抑制することができる。
また、排水口部材18の内部に流入した排水Wの水位の上昇を抑えることができるので、図4の矢印Bで示すように、下流側の配管内の空気を、異物捕捉メッシュ48の上側を介して排水口部材18の内方へ向けて排出させることができる。これにより、排水Wをよりスムーズに排水口部材18の外部へ排出させることができる。
排水口部材18には、異物捕捉メッシュ48が設けられているので、異物の混入した排水Wを流したときに、異物捕捉メッシュ48で異物を捕捉することができる。また、異物捕捉メッシュ48は、着脱可能に設けられているので、異物捕捉メッシュ48を外すことで、異物捕捉メッシュ48の清掃が容易になる。
[第2の実施形態]
次に、図5を用いて本発明の第2の実施形態に係る排水口部材18の異物捕捉メッシュ48について説明する。なお、第1実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
本実施形態の異物捕捉メッシュ48では、異物捕捉メッシュ48の排水流入側の開口部分にメッシュ58が設けられている。本実施形態のメッシュ58は、排水口部材18の内側に向けてドーム状に膨らんでおり、第1の実施形態のメッシュ58に比較してその開口面積が大きくなっている。言い換えれば、本実施形態のメッシュ58は、立体的に形成されており、このため、排水Wが通過し易く、かつ目詰まりが生じ難くなっている。また、メッシュ58が異物捕捉メッシュ48の排水流入側の端部に設けられているので、奥まった部位に設けられている場合に比較して、清掃が容易になる。
[第3の実施形態]
次に、図6を用いて本発明の第3の実施形態に係る排水口部材18の異物捕捉メッシュ48について説明する。なお、前述した実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
本実施形態の異物捕捉メッシュ48では、第2の実施形態と同様に、異物捕捉メッシュ48の排水流入側の開口部分にメッシュ58が設けられている。本実施形態のメッシュ58では、上側のリブ60の突出長さと下側のリブ62の突出長さとが同一寸法に設定されている以外は、第2の実施形態と同様の構成となっている。本実施形態のメッシュ58も第1の実施形態のメッシュ58に比較してその開口面積が大きくなっており、排水Wが通過し易く、かつ目詰まりが生じ難くなっている。また、メッシュ58が異物捕捉メッシュ48の排水流入側の端部に設けられているので、奥まった部位に設けられている場合に比較して、清掃が容易になる。
[第4の実施形態]
次に、図7を用いて本発明の第4の実施形態に係る排水口部材18の異物捕捉メッシュ48について説明する。なお、前述した実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
本実施形態の異物捕捉メッシュ48では、挿入部50の排水方向上流側に矩形の開口50Aが形成されており、開口50Aの上側に半円状のリブ60、開口50Aの下側に半円状のリブ62が形成されている。開口50Aの端縁、リブ60の端縁、及びリブ62の端縁には、円弧状に曲げられたメッシュ58が取付けられている。本実施形態のメッシュ58も第1の実施形態のメッシュ58に比較してその開口面積が大きくなっており、排水Wが通過し易く、かつ目詰まりが生じ難くなっている。また、メッシュ58が異物捕捉メッシュ48の排水流入側の端部に設けられているので、奥まった部位に設けられている場合に比較して、清掃が容易になる。
[第5の実施形態]
次に、図8を用いて本発明の第5の実施形態に係る排水口部材18の異物捕捉メッシュ48について説明する。なお、前述した実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
本実施形態の異物捕捉メッシュ48では、挿入部50の排水方向流入側の上部に、球面の一部を水平方向、及び鉛直方向に切り取った形状のリブ60が形成されており、排水流入側の開口部分に半球状のメッシュ58が設けられている。本実施形態のメッシュ58も第1の実施形態のメッシュ58に比較してその開口面積が大きくなっており、排水Wが通過し易く、かつ目詰まりが生じ難くなっている。また、メッシュ58が異物捕捉メッシュ48の排水流入側の端部に設けられているので、奥まった部位に設けられている場合に比較して、清掃が容易になる。
[第6の実施形態]
次に、図9を用いて本発明の第6の実施形態に係る排水口部材18の異物捕捉メッシュ48について説明する。なお、前述した実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
本実施形態の異物捕捉メッシュ48では、上側のリブ60の突出長さよりも下側のリブ62の突出長さが長くなっている。本実施形態の異物捕捉メッシュ48にも、排水流入側の開口部分にドーム状に膨らんだメッシュ58が設けられており、本実施形態のメッシュ58も第1の実施形態のメッシュ58に比較してその開口面積が大きくなっているため、排水Wが通過し易く、かつ目詰まりが生じ難くなっている。また、メッシュ58が異物捕捉メッシュ48の排水流入側の端部に設けられているので、奥まった部位に設けられている場合に比較して、清掃が容易になる。
[その他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
上記実施形態では、異物捕捉メッシュ48の挿入部50を排水口部材18の排出部40に挿入することで異物捕捉メッシュ48を排水口部材18に取り付けていたが、異物捕捉メッシュ48は、他の方法で排水口部材18に取り付けることもできる。図10に示す例では、異物捕捉メッシュ48の端部に矩形の挿入板66を取り付けると共に、排水口部材18の円筒部34の内側面に形成したL字形状とされた一対のリブ68からなる差込部70を形成し、この差込部70に挿入板66を差し込むことで異物捕捉メッシュ48を排水口部材18に取り付けるようにしたものである。なお、本実施形態では、差込部70を設けることで、ユーザーが異物捕捉メッシュ48の取付け忘れに気づきやすくなるという利点がある。なお、異物捕捉メッシュ48は、着脱可能に限らず、取り外し不可能ないわゆるはめ殺しや、排水口部材18と一体成形により設けることも可能である。
図11に示す例は、排出部40の中に、さらに異物捕捉メッシュ72を挿入したものある。これにより、異物捕捉メッシュ48で捕捉できなかった排水中の異物が排水方向下流側へ至らないように異物を捕捉することが可能となる。
図11に示す例では、以下のような効果も得られる。
(1)下流側の異物捕捉メッシュ72を排水口部材18と一体成形、又ははめ殺しとすることで、ユーザーが取れなくし、仮に上流側の異物捕捉メッシュ48を清掃等で取り外し、そのまま再装着を忘れても、下流側の異物捕捉メッシュ72で異物の捕捉が可能となる。
(2)下流側の異物捕捉メッシュ72と上流側の異物捕捉メッシュ48は同じ形状でも異なる形状でもよく、異なる形状の場合、重ね合わせると図3のメッシュ形状と同じ形状とすることができる。この場合、排水流出を妨げることなく、上記(1)の目的を達成することができる。
(3) 下流側の異物捕捉メッシュ72と上流側の異物捕捉メッシュ48との間の距離は近い方が好ましい。この場合、メッシュ間に異物が挟まることがなくなる。
図12に示す例は、排水口部材18の円筒部34の側部には、一端が排水口部材18の内部と連通し、他端が排出部40の途中に接続される通気管78が接続されている。なお、通気管78の一端は、排出部40よりも上側の側部に接続することが好ましい。多量の排水Wを流す場合、排水口部材18の下流側の配管内の空気Ai(より詳しくは、S字トラップ22の封水と排水口部材18との間の配管経路内の空気)が排水Wの流れの抵抗となる場合があるが、本実施形態では、排水Wを流したときに、配管内の空気Aiを通気管78を介して外部へ排出することができるので、排水口部材18に流入した排水Wをスムーズに下流側の配管内に流入させることができる。なお、通気管78には、下流側から上流側への空気の流れを許容し、上流側から下流側への排水の流れを阻止する逆止弁を設けてもよい。
図13に示す排水口部材18は、排水口部材18の円筒部34の上部側から排出部40に向けて徐々に断面積(排水の流れる方向に対して直角に断面にしたときの面積)が徐々に小さくなるように、排水口部材18が形成されているものである。これにより、排出部40に向けて排水をスムーズに流すことができる。
上記実施形態では、リブ60が異物捕捉メッシュ48に設けられていたが、本発明はこれに限らず、例えば、リブ60が円筒部34に設けられていてもよい。
リブ60を正面視した際の形状は、上記実施形態のものに限らず、逆V字形状等、他の形状であってもよい。
上記実施形態では、リブ60が水平方向に突出していたが、本発明はこれに限らず、斜め下方、または斜め上方に傾斜していてもよい。
18…排水口部材、34…円筒部(排水口本体)、35…流入口、36…底部(排水口本体)、40…排出部、48…異物捕捉メッシュ、60…リブ、64…流出口、72…異物捕捉メッシュ、78…通気管

Claims (4)

  1. 上部に流入口が開口した凹状の排水口本体と、
    前記排水口本体の側部に開口した流出口と、
    前記流出口に接続された排出部に挿入される挿入部と、
    前記挿入部の上部に設けられ、前記流出口を上側から覆う様に前記排水口本体の前記側部側から前記排水口本体の内側へ向けて突出する上リブと、
    前記挿入部の下部に設けられ、前記排水口本体の内側へ向けて突出する下リブと、
    を有する排水口部材。
  2. 前記排出部には、通気管が接続されている、請求項1に記載の排水口部材。
  3. 前記流出口に排水中の異物を捕捉するための異物捕捉メッシュが設けられている、請求項1または請求項2に記載の排水口部材。
  4. 前記異物捕捉メッシュは、前記流出口に対して着脱可能に設けられている、請求項3に記載の排水口部材。
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