JP5867792B1 - 浴室用カウンター - Google Patents

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Abstract

【課題】浴室の美観を向上させることができる浴室用カウンターを提供する。【解決手段】浴室の壁および浴槽から水平方向に離間させた天板800の下面を支持材900で支持した浴室用カウンター80であって、天板800は、浴室の壁および浴槽から水平方向に離間させてなり、支持材900は、支持材900の上面に天板800から支持材900が固定された壁に向けて下方に傾斜する第1の傾斜面920を有すると共に、支持材900の下面に天板800から支持材900が固定された壁に向けて下方に傾斜する第2の傾斜面940を有するよう構成して、支持材900の上面が支持材900が固定された壁に当接する位置を、天板の下面よりも低い位置となるように、壁に固定する。【選択図】図13

Description

本発明の態様は、一般的に、浴室の壁に取り付けられる浴室用カウンターに関する。
家庭の浴室において身体を洗う作業を楽にするために、浴室用カウンターが浴室の壁に取り付けられている。使用者は、浴室用カウンターを利用することにより洗面器を洗い場よりも上方に置くことができる。
ここで、トップ部材、ボディ部材、及びブラケットの3つの部材で構成されたカウンターがある(特許文献1)。特許文献1に記載されたカウンターでは、ブラケットは、壁面へ固定され、トップ部材を支持している。トップ部材は、トップ面よりも一段低く形成された溝形成部を後方側に有しており、溝形成部の上面が排水溝の底面となる(特許文献1、図5参照)。
しかし、特許文献1に記載されたカウンターでは、トップ部材と壁面とが成す角部において入隅が形成されてしまう。特許文献1のカウンターでは、排水溝の前後方向の幅が比較的狭いため、入隅を掃除することは困難であり、入隅にこびりついた水垢や石鹸カスを落とすことは容易ではない。そのため、入隅にこびりついた汚れによって、特許文献1に記載されたカウンターは、浴室の美観を損ねるおそれがある。
これに対して、カウンタが浴槽および壁面から離れて設けられたカウンタ付き浴室がある(特許文献2)。特許文献2に記載されたカウンタ付き浴室では、支柱がカウンタを長手方向に貫通しカウンタを支持している。しかし、特許文献2に記載されたカウンタ付き浴室であっても、支柱がカウンタを貫通しているため、カウンタの側端面と支柱とが成す角部において入隅が形成される。この入隅を掃除することは困難であり、入隅に付着した汚れを落とすことは容易ではない。そのため、特許文献2に記載されたカウンターにおいては、浴室の美観を損ねるおそれがあるという点において改善の余地がある。
特開2011−67340号公報 特開2013−179987号公報
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、浴室の美観を向上させることができる浴室用カウンターを提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明は、浴室の壁および浴槽から水平方向に離間させた天板の下面を支持材で支持した浴室用カウンターであって、前記支持材は、前記天板の後端側にある浴室の壁に固定され、前記天板は、前記浴室の壁および浴槽から水平方向に離間させることで、平面視において、前記天板の後端と前記支持材が固定された壁との間に前記支持材が露出するように設けられ、前記支持材は、前記支持材の上面に前記天板から前記支持材が固定された壁に向けて下方に傾斜する第1の傾斜面を有すると共に、前記支持材の下面に前記天板から前記支持材が固定された壁に向けて下方に傾斜する第2の傾斜面を有するよう構成して、前記支持材の上面が前記支持材が固定された壁に当接する位置を、前記天板の下面よりも低い位置となるように、前記壁に固定さることを特徴とする。
これによれば、天板の下面を支える支持材は、支持材の上面に天板の下面から支持材が固定された壁に向けて下方に傾斜する第1の傾斜面を有すると共に、支持材の下面に天板の下面から支持材が固定された壁に向けて下方に傾斜する第2の傾斜面を有するよう構成することで、支持材の上面が支持材が固定された壁に当接する位置を、天板の下面よりも低い位置となるようにしている。そのため、支持材は、天板を使用する使用者の目線では天板の死角に入るので、使用者は支持材を視認することができない。したがって、使用者は、天板が浮いているように認識することとなる。
また、天板と壁あるいは浴槽との間の入隅がなくなるので、天板の隅に水や汚れが溜まることがない。支持材と壁との間の入隅に水や汚れが溜まったとしても、そこは天板の死角に入るので、落ちない汚れを使用者にさらすことがなく、浴室の美観を良くすることができる。さらに、天板の全周が側壁面や浴槽から水平方向に離れているので、天板全周端面を清掃しやすい。
また、本発明では、前記支持材は、前記天板を前記支持材が固定された壁に固定するための支持材本体と、前記支持材本体の外周を覆ってなる支持材カバーと、を備え、前記支持材カバーの上面に前記第1の傾斜面を有するよう構成する共に、前記支持材カバーの下面に前記第2の傾斜面を有するように構成するのが好ましい。
これによれば、支持材本体は、軽量にしつつも天板を支える耐荷重性を付与するために、例えばリブを立てた複雑な形状にしつつも、支持材本体の周囲を支持材カバーで覆うことによって、支持材の周囲を平面や曲面などの面で構成することが可能となる。そのため、支持材に付着した汚れも清掃しやすくなる。
また、本発明では、前記支持材の下面は、前記支持材の下面のうち最も低い位置に設けられた最低面を有し、前記最低面は略水平となるように設けられていることも、好ましい。
これによれば、支持材に付着した水は、支持材の下面のうち最も低い位置に設けられた最低面まで流れ落ち、最低面に溜まることが多い。したがって、最低面は支持材の下面のうち比較的汚れやすい部分となる。本発明では、支持材の下面のうち最も低い位置に設けられた最低面を略水平となるように設けているため、最低面に汚れが生じたとしても、最低面が洗い場の上面と相対するよう下方を向くため、例え使用者が洗い場で低い姿勢をとったとしても、その汚れは使用者からは視認しづらい。したがって、より確実に汚れを使用者にさらすことがなく、浴室の美観を良くすることができる。
また、本発明では、前記支持材の上面は、前記支持材が固定された壁に接続される接続面を前記第1の傾斜面よりも後方に有し、前記接続面は略水平となるように設けられていることも、好ましい。
これによれば、支持材の上面は、支持材が固定された壁に接続される接続面を第1の傾斜面よりも後方に有し、接続面は略水平となるように設けられているため、支持材上面の壁への接続位置が同一の場合に、より第1の傾斜面の傾斜角度を大きく設けることができる。このため、より使用者から支持材を視認しづらくできる。さらに、接続面は略水平となるように設けられているため、接続面が壁に向かって下方傾斜している場合に比べて接続面と壁とのなす角度を大きくでき、接続面と壁との間の角部の清掃性を高めることができる。
また、本発明では、平面視において、前記天板の後端と前記支持材が固定された壁との間に露出する支持材の横方向の長さを、前記天板の横方向の長さよりも短くしたことも、好ましい。
これによれば、平面視において、前記天板の後端と前記支持材が固定された壁との間に露出する支持材の横方向の長さが天板の横方向の長さよりも短いため、水がかかりやすい支持材の上面の面積を小さく抑えることができる。これにより水や汚れが溜まりやすい部分の面積を小さくでき、清掃の手間を減らすことができる。
本発明の態様によれば、浴室の美観を向上させることができる浴室用カウンターが提供される。
本発明の実施形態の浴室用カウンターを設置した浴室を示す斜視図である。 本発明の実施形態の浴室用カウンターの平面図である。 本発明の実施形態の浴室用カウンターの正面図である。 本発明の実施形態の浴室用カウンターの右側面図である。 本発明の実施形態の浴室用カウンターの底面図である。 本発明の実施形態の浴室用カウンターの壁への取付け方法を説明する模式図である。 本発明の実施形態の浴室用カウンターに対する使用者の視認範囲を示す模式図である。 本発明の実施形態の浴室用カウンターの側端面に付着した汚れを示す拡大図である。 本発明の実施形態の浴室用カウンターの側端面をお手入れしている状態を示す図である。 本発明の浴室用カウンターの第一の変形例を示す右側面図である。 本発明の浴室用カウンターの第二の変形例を示す右側面図である。 本発明の浴室用カウンターの第三の変形例を示す右側面図である。 本発明者が実施した検討を説明する模式的平面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態の浴室用カウンター30を設置した浴室を示す斜視図、図2は浴室用カウンター30の平面図、図3は浴室用カウンター30の正面図、図4は浴室用カウンター30の右側面図、図5は浴室用カウンター30の底面図である。
図1に示すように、本実施形態における浴室用カウンター30において、天板300は、浴室の洗い場100の正面壁110に取り付けられている。より具体的には、天板300は、浴槽200と、浴槽200と洗い場100を挟んで相対する側面壁120との間で、浴槽200と側面壁120との間に配設される正面壁110に沿って取り付けられている。天板300は、その上面310が平坦あるいは緩く傾斜して段差の無い載置面となっており、洗面器などを載せて使用することができる。
天板300の上方の正面壁110には、天板300に載せた洗面器に給湯する水栓400が取り付けられている。また、水栓400より上方の正面壁110には、鏡500が取り付けられている。
天板300は、支持材350によって正面壁110に取り付けられている。
支持材350は、その一端が、天板300の下面320において、側端面330から離れた位置に、ネジなどの締結具351によって取り付けられている。また、支持材350の他端は、正面壁110の、天板300の側端面330の下端よりも所定寸法離れた下方位置に、ボルトなどの締結具352により取り付けられている。
なお、詳しくは後述するが、支持材350は、支持材本体353と、その周囲を化粧する支持材カバー354とを組立てて構成されている。
天板300は、その左右および背後の側端面が、それぞれ正面壁110、側面壁120、浴槽200から離間するように取り付けられている。そのため、天板300の側端面330と正面壁110、側面壁120、浴槽200との間には、それぞれ隙間が形成される。本実施形態においては、天板300の背後の側端面330Bと正面壁110との間には、50mmの隙間S1が設けられている。天板300の左側(浴槽200側)の側端面330Lと浴槽200との間には、70mmの隙間S2が設けられている。また、天板300の右側(壁120側)の側端面330Rと側面壁120との間には、70mmの隙間S3が設けられている。
この隙間S1〜S3は、天板300の側端面330を拭き掃除するのに適切な寸法の隙間があいている。隙間に手指Fを入れて念入りに掃除をするには、隙間S1,S2,S3は、30mm以上であることが好ましく、手の甲が正面壁110、側面壁120、浴槽200に当たらないためには70mm以下であることが好ましい。また、隙間S1は、洗い場100に天板300が大きく出っ張らないために、30〜50mmであることがより好ましい。
次に、この浴室用カウンターの壁への取付け方法を説明する。
図6は、浴室用カウンターの壁への取付け方法を説明する模式図である。
まず、図6(a)に示すように、支持材本体353を正面壁110の所定の位置に固定する。この固定は、前述したように、ボルトなどの締結具352によって行われる。
そして、図6(b)に示すように、支持材本体353に支持材カバー354を被せて、支持材本体353の周囲を化粧して、支持材350の組立を完了する。
最後に、図6(c)に示すように、支持材350の先端(上端)に天板300を載せてネジなどの締結具351によって取付け固定する。
このように、支持材350は、支持材本体353と支持材カバー354とに分割されている。天板300を支持する支持体本体353は、軽量でありながらも、上に物が載る天板300からかかる荷重を受け止めるための耐荷重性が必要とされるので、例えば、多数のリブを形成した複雑な形状とするのが好適である。ところが、多数のリブが洗い場に露出すると、洗い場で跳ねた水によってリブを有する支持体本体353に汚れが付着してしまい、清掃性が低下する。そこで、表面が平面あるいは曲面で構成されている支持材カバー354を支持材本体353の周囲に被せることによって、跳ねた水は平面あるいは曲面で構成される支持材カバー354に付着するので、清掃性は良好になる。
なお、この支持材カバー354は、図6で説明した形態に限定されるものではない。例えば、支持材カバー354を上下に2分割して、支持材本体353の上下から挿し込んで係合させるような形態であってもよい。
図7は、浴室用カウンターに対する使用者の視認範囲を示す模式図である。
この浴室用カウンターを大人の使用者Hが上方から覗くと、使用者Hの目と天板300の後端縁とをつなぐ仮想直線L1は、支持材350の上面が正面壁110に当接している位置よりも上方で正面壁110に突き当たる。一方、使用者Hの目と天板300の前端縁とをつなぐ仮想直線L2は、支持材350と交わることなく洗い場100に突き当たる。よって、天板300を支持する支持材350は、使用者Hの目線からは死角に入っている。そのため、使用者Hが風呂椅子に座って髪や身体を洗うような通常使用状態においては、使用者Hは支持材350を視認することができない。したがって、使用者は、天板が浮いているように認識することとなる。
また、反面、支持材350の上面が正面壁110に当接している位置は、使用者Hの死角に入っているので、支持材350に付着した汚れは使用者Hから視認することができない。そのため、前述した通常使用状態においては、浴室の美観を良好にすることが可能となる。
図8は、天板の側端面に付着した汚れを示す拡大図である。
前述したとおり、天板300の上面310に洗面器を載せて使用するため、天板300の上面310には界面活性剤を含んだ水が流れる。その水は、天板300の全体の周囲から側端面330を伝って洗い場100上に落下する。そのため、水垢あるいは石鹸カスなどの汚れDは、天板300の側端面330に残留しやすい。特に、側端面330の下端に残留しやすい。
次に、天板のお手入れ方法について説明する。
図9は、天板の側端面をお手入れしている状態を示す図である。
天板300の側端面330の下端に付着した汚れDは、洗剤を含ませた等の清掃用具Cで擦り洗いすることによって落とすことができる。その際、天板300の側端面330と正面壁110,側面壁120あるいは浴槽200との隙間S1,S2,S3は、前述したとおり30mm以上の寸法を有するので、図9に示すように、清掃用具Cを掴んだ手指Fは、この隙間S1,S2,S3に容易に差し込むことができる。そして、支持材350の一端は、天板300の下面320のうち側端面330から離れた位置に取り付けられている。そのため、天板300の側端面330と支持材350とで入隅が形成されることはなく、天板300の側端面330の下方は空間となる。これにより、天板300の側端面330を、力を入れて擦り洗いすることが可能となる。また、天板300の側端面330に付着した汚れは、入隅に付着した汚れよりも容易に擦り落とすことが可能である。したがって、天板300の側端面330の下端などに付着した水垢や石鹸カスといった汚れDを簡単に落とすことができる。これにより、天板300の側端面330へのカビの発生を抑制することができる。
本実施形態の天板300によれば、天板300が、その側端面330を正面壁110,側面壁120や浴槽200から離して配設されるので、天板300と正面壁110,側面壁120や浴槽200とが成す入隅が無くなる。そのため、従来、入隅に溜まりやすかった水や汚れが残留することがない。また、正面壁110,側面壁120や浴槽200と天板300との間の入隅にシリコンを塗布する必要もなく、見栄えも良好になる。
さらに、天板300の側端面330を正面壁110,側面壁120や浴槽200から水平方向に離間させた上で、天板300の下面320のうち側端面330から離れた位置に取り付けた支持材350で壁110に固定するので、天板300の側端面330は正面壁110,側面壁120や浴槽200ばかりでなく支持材350からも離間した状態となる。そのため、天板300の上面310から界面活性剤を含んだ水が天板300の側端面330に垂れ流され、水垢や石鹸カスなどの汚れDが天板300の側端面330に残っても、天板300の側端面330を端から端まで、洗剤と清掃用具Cとで、より一層、簡単に清掃することができる。
また、天板300は、天板300の側端面330と正面壁110,側面壁120や浴槽200とを、30mm以上離間させる。これにより、清掃用具Cを持った手指Fを隙間S1,S2,S3に容易に差し込むことができ、強い力で拭き掃除することが可能である。
また、天板300は、上面310には段差を形成していないので、水は天板300の上面310に溜まりにくく、天板300の上面310への水垢や石鹸カスなどの汚れの付着を抑制することが可能となる。
次に、本発明の浴室用カウンターの変形例について説明する。なお、前述した実施形態と同じ構成については、同じ符号を付し、その説明を省いている。
図10は、第一の変形例の浴室用カウンターを示す右側面図である。
図10における天板600は、側端面630を曲面状にして、さらに、上面610・下面620と側端面630との間に角を無くしている。
この変形例によれば、天板600は、側端面630を曲面状にすることにより、拭き掃除を一層手軽に行うことができる。
図11は、第二の変形例の浴室用カウンターを示す右側面図である。
図11における天板700では、天板700と支持材350との間に、補強材370を設けている。この補強材370は、天板700よりも狭い横幅(横方向の長さ)の支持材350で支持しても天板700を撓みにくくする。
そして、天板700の背後の側端面730Bと補強材370の背後の側端面370Bとは、面一となるように構成されている。
このように、本発明は、支持材350で直接天板700を支持しなくても構わない。
また、この変形例によれば、支持材350の真上においては、天板700の裏側まで清掃用具Cが入り込まないので、前述した実施の形態よりも手間はかかるが、天板700の全ての側端面は壁や浴槽から離れているので、やはり、汚れが付着した天板700の側端面を端から端まで、洗剤と清掃用具Cで簡単に擦り洗いすることができる。
なお、支持材350と補強材370とを一体化させてもよい。
図12は、第三の変形例の浴室用カウンターを示す右側面図である。
図12における浴室用カウンターにおいては、支持材900は、その上面に、第1の傾斜面920および第1の接続面930を有する。第1の傾斜面920は、天板800から正面壁110に向けて下方に傾斜する面である。第1の接続面930は、第1の傾斜面920よりも後方に設けられ、正面壁110に接続される面であり、正面壁110から連続して設けられている。この第1の接続面930は略水平となるように設けられている。このように支持材900の上面を構成しているため、第1の接続面930が傾斜している場合に比べて、第1の接続面930と正面壁110とのなす角度θを大きくでき、第1の接続面930と壁と正面壁110の角部の清掃性を高めることができる。
一方、支持材900は、その下面に、第2の傾斜面940および第2の接続面950を有する。第2の傾斜面940は、天板800の下面から正面壁110に向けて下方に傾斜する面である。第2の接続面950は、第2の傾斜面920よりも後方に設けられ、正面壁110に接続される面であり、正面壁110から連続して設けられている。この第2の接続面950は、支持材900の下面のうち、最も低い位置に設けられた面(最低面)であり、略水平となるように設けられている。ここで、支持材940の下面に付着した水は、第2の傾斜面920を流れ落ち、第2の接続面950に至るため、第2の接続面950には汚れDが生じやすい。しかし、第2の接続面950が、略水平となるように設けられているため、例え使用者が洗い場で低い姿勢をとったとしても、その汚れは使用者からは視認しづらい。したがって、より確実に汚れを使用者にさらすことがなく、浴室の美観を良くすることができる。
次に、本発明者が実施した検討について、図面を参照しつつ説明する。
図13は、本発明者が実施した検討を説明する模式的平面図である。
本発明者は、天板800の死角について検討を行った。より具体的には、本発明者は、使用者560が支持材900を視認できない角度および高さについて検討を行った。
まず、本発明者が得た知見によれば、一般的な風呂いすの高さは、主として250mm以上、350mm以下である。そのため、本検討では、風呂いす550の高さD21の最大値を350mmとし、風呂いす550の高さD21の最小値を250mmとした。
「日本人の人体寸法データブック2004−2006」(社団法人 人間生活工学研究センター)に記載された人体計測データによれば、20歳以上80歳以下の男性の座面から目線の高さ(「座位姿勢における水平な座面から外眼角点までの鉛直距離」)の95パーセンタイル値は、848mmである。また、20歳以上80歳以下の女性の座面から目線の高さの5パーセンタイル値は、617mmである。そのため、本検討では、座面から目線の高さD22の最大値を848mmとし、座面から目線の高さD22の最小値を617mmとした。
これにより、洗い場100から使用者560の目線の高さD29の最大値は、1198mmである。洗い場100から使用者560の目線の高さD29の最小値は、867mmである。
前述した目線の高さD29の範囲において、浴室用カウンター80の前の風呂いす550に座った使用者560の目の位置と、正面壁110と、の間の距離D23を650mmとした。
天板800の背後の側端面800Bと、正面壁110と、の間の距離D24を40mmとした。
洗い場100と、浴室用カウンター80の天板800の上面810と、の間の距離D31を345mmとした。
このような条件において、本発明者が実施した検討の結果は、次の通りである。すなわち、使用者560の目と支持材900の下端を結ぶ仮想直線および水平面のなす角度(θ1)が57.58度以下であれば、男女問わず成人の使用者のうち、大部分の使用者が支持材の下端を視認できなくなる。図13における角度B14は、上記角度(θ1)が57.58度の状態を表している。
一方、使用者560の目と支持材320の上端とを結ぶ仮想直線および水平面のなす角度(θ2)が54.54度以上であれば、男女問わず成人の使用者のうち、大部分の使用者が支持材の上端を視認できなくなる。図13における角度B13は、上記角度(θ2)が54.54度の状態を表している。
すなわち、支持材900の上端が、図13における角度θ2が54.54度である場合に対応する仮想直線(破線X)よりも下方に位置し、支持材900の下端が、図13における角度θ1が57.58度である場合に対応する仮想直線(破線Y)よりも上方に位置するように支持材900を設ければ、成人の使用者のうち、大部分の使用者が支持材900を視認できなくなり、天板800を浮いているように見せることができる。このとき、使用者560が支持材900を視認できない高さであって、正面壁110の側の上端の高さD26は、285mm以上、308mm以下である。
なお、図13の支持材900においては、第1の傾斜面920は、水平面に対し、18.7度傾斜した斜面を有しており、支持材900の下面における第2の傾斜面940は、39.0度の斜面を有するように構成している。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。
100 洗い場
110 正面壁
120 壁
200 浴槽
30 浴室用カウンター
300 天板
310 天板の上面
320 天板の下面
330 天板の側端面
330B 天板の背後側の側端面
330R 天板の右側の側端面
330L 天板の左側の側端面
350 支持材
600 天板
610 天板の上面
620 天板の下面
630 天板の側端面
800 天板
900 支持材
920 第1の傾斜面
930 第1の接続面(接続面)
940 第2の傾斜面
950 第2の接続面(最低面)
S1 隙間
S2 隙間
S3 隙間

Claims (5)

  1. 浴室の壁および浴槽から水平方向に離間させた天板の下面を支持材で支持した浴室用カウンターであって、
    前記支持材は、前記天板の後端側にある浴室の壁に固定され、
    前記天板は、前記浴室の壁および浴槽から水平方向に離間させることで、平面視において、前記天板の後端と前記支持材が固定された壁との間に前記支持材が露出するように設けられ、
    前記支持材は、前記支持材の上面に前記天板から前記支持材が固定された壁に向けて下方に傾斜する第1の傾斜面を有すると共に、前記支持材の下面に前記天板から前記支持材が固定された壁に向けて下方に傾斜する第2の傾斜面を有するよう構成して、前記支持材の上面が前記支持材が固定された壁に当接する位置を、前記天板の下面よりも低い位置となるように、前記壁に固定さることを特徴とする浴室用カウンター。
  2. 前記支持材は、前記天板を前記支持材が固定された壁に固定するための支持材本体と、前記支持材本体の外周を覆ってなる支持材カバーと、を備え、
    前記支持材カバーの上面に前記第1の傾斜面を有するよう構成する共に、前記支持材カバーの下面に前記第2の傾斜面を有するよう構成したことを特徴とする請求項1記載の浴室用カウンター。
  3. 前記支持材の下面は、前記支持材の下面のうち最も低い位置に設けられた最低面を有し、前記最低面は略水平となるように設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の浴室用カウンター。
  4. 前記支持材の上面は、前記支持材が固定された壁に接続される接続面を前記第1の傾斜面よりも後方に有し、前記接続面は略水平となるように設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の浴室用カウンター。
  5. 平面視において、前記天板の後端と前記支持材が固定された壁との間に露出する支持材の横方向の長さを、前記天板の横方向の長さよりも短くしたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の浴室用カウンター。
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