JP5839231B2 - カウンタ付き浴室 - Google Patents

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Description

本発明の態様は、一般的に、カウンタ付き浴室に関し、具体的にはカウンタを備えた浴室に関する。
例えば、使用者が楽な姿勢で洗髪や身体洗いを行えるように、浴室内に腰掛け可能なカウンタが設置されたカウンタ付き浴室がある。カウンタには人が腰掛けるため、カウンタが破損したり落下したりすることを防止する必要がある。そこで、壁パネルの壁面に取付固定された三角形状の支持材により、カウンタにかかる荷重が支えられる浴室ユニットがある(特許文献1)。また、断面略三角の形状に成るように形成された取り付け具にカウンタが固定された浴室ユニットがある(特許文献2)。
しかし、特許文献1および特許文献2に記載された浴室ユニットでは、止水のための例えばシリコンなどがカウンタの周りに塗布される。そのため、カウンタや浴室が無骨なデザインとなるという問題がある。
特開2009−34184号公報 特開2002−223975号公報
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、強度を確保しつつ見栄えのよいカウンタを備えたカウンタ付き浴室を提供することを目的とする。
第1の発明は、浴槽と洗い場とが互いに並べて設置され周囲を壁面で囲まれてなるカウンタ付き浴室であって、前記浴槽と、前記浴槽の側面と対向する第1の壁面と、の間において、前記第1の壁面と隣接して設けられ前記浴槽の短辺と接する第2の壁面の前記洗い場の側に沿うように前記洗い場の上方に配置された腰掛け可能なカウンタと、前記カウンタの前方部および後方部を長手方向にそれぞれ貫通し前記カウンタを支持する少なくとも2本の支柱と、を備え、前記支柱の一端部は、前記浴槽のエプロンの前記洗い場とは反対の側において支持部材に固定され、前記支柱の前記一端部とは反対の側の他端部は、前記第1の壁面に固定され、前記カウンタの前記長手方向の両端部と、前記エプロンおよび前記第1の壁面と、のそれぞれの間において、並びに、前記カウンタの後端部と、前記第2の壁面と、の間において、前記カウンタが前記浴槽、前記第1の壁面、および前記第2の壁面から離れていることを視認可能な広さの隙間が設けられたことを特徴とするカウンタ付き浴室である。
このカウンタ付き浴室によれば、カウンタと浴室のエプロンとの間、およびカウンタと浴室の壁面との間において、カウンタが浴槽および壁面から離れていることを視認可能な広さの隙間が設けられている。そのため、カウンタが浮いているような印象を与えることができ、また、幻想的な印象を与えることができる。また、カウンタの周りの隙間は、水が貯まらない程度の広さを有するため、カウンタの周囲に例えばシリコンなどを塗布し止水性を確保する必要はない。これにより、シリコン部分が経年劣化したり、あるいはカビが発生したりすることを抑え、見栄えの良さを比較的長年にわたり維持することができる。
カウンタと浴槽との間には、カウンタが浴槽から離れていることを視認可能な広さの隙間が設けられているため、カウンタの上の水が浴槽の中に流れ込むことを抑えることができる。そのため、カウンタと浴槽との間に導水用の溝を設ける必要はない。これにより、浴室のデザイン性を向上させることができる。また、カウンタの周囲には、視認可能な程度の隙間が設けられているため、その隙間におけるカウンタの端部や壁面やエプロンや浴槽などを水で容易に洗浄することができる。これにより、カウンタの周囲における汚れの付着やカビの発生を抑えることができる。
支柱は、カウンタの前方部および後方部を長手方向にそれぞれ貫通し、カウンタを支持している。そのため、使用者がカウンタに腰掛けても、カウンタは、十分な強度を確保することができる。また、カウンタの下方において、カウンタを第2の壁面に片持ち支持する例えば支持材などは不要である。そのため、カウンタの下方が雑然とした感じとなることを抑えることができる。また、支柱が金属管により形成されている場合には、使用者は、カウンタと浴槽との間の隙間およびカウンタと第1の壁面との間の隙間から金属管を視認することができる。そのため、使用者は、支柱の強度がより高いことを視認することができ、より安心してカウンタに腰掛けることができる。
カウンタと第2の壁面との間には隙間が設けられているため、カウンタの後方に水が貯まることを抑えることができる。そのため、カウンタに腰掛けた人に水を流したときに、その人の臀部の後方に水が貯まることを抑えることができる。これにより、使用者は、カウンタを腰掛部として快適に使用することができる。
また、第2の発明は、第1の発明において、前記隙間は、3センチメートル以上であることを特徴とするカウンタ付き浴室である。
このカウンタ付き浴室によれば、隙間に手や掃除用具を挿入することができる。そのため、その隙間におけるカウンタの端部や壁面やエプロンや浴槽などをより容易に洗浄することができる。
また、第3の発明は、第1または第2の発明において、前記支柱を長手方向にみたときの断面形状は、円形状であることを特徴とするカウンタ付き浴室である。
このカウンタ付き浴室によれば、隙間に露出する支柱の上には水が貯まりにくい。そのため、支柱の表面の意匠の悪化を抑制することができる。また、支柱は、金属管により形成されている場合には、中実ではなく中空部を内部に有する。そのため、支柱の軽量化を図ることができる。
また、第4の発明は、第1〜第3の発明において、前記第1の壁面は、前記洗い場の周囲に設けられ前記洗い場と一体成形されて前記浴槽の高さと同じ高さを有する床壁面を含み、前記支持部材は、前記床壁面と対向して前記洗い場の周囲に設けられ前記洗い場と一体成形されて前記浴槽の高さと同じ高さを有する他の床壁面を含み、前記支柱の一端部は、前記他の床壁面に固定され、前記支柱の他端部は、前記床壁面に固定されたことを特徴とするカウンタ付き浴室である。
このカウンタ付き浴室によれば、支柱をより強固に固定することができる。
本発明の態様によれば、強度を確保しつつ見栄えのよいカウンタを備えたカウンタ付き浴室が提供される。
本発明の実施の形態にかかる浴室を表す斜視模式図である。 本実施形態のカウンタの近傍を拡大した斜視模式図である。 本実施形態の支柱のエプロンの側の端部近傍を拡大した斜視模式図である。 本実施形態のカウンタを斜め上方から眺めた斜視模式図である。 本実施形態のカウンタを斜め下方から眺めた斜視模式図である。 本実施形態の洗い場および浴槽の具体例を例示する斜視模式図である。 本実施形態のエプロンの裏側を表す斜視模式図である。 本実施形態の支柱のエプロン側の端部における固定構造を表す斜視模式図である。 本実施形態の支柱のエプロン側の端部における固定構造を拡大した平面模式図である。 本実施形態の支柱のエプロン側とは反対側の端部における固定構造を表す斜視模式図である。 第1の支柱および第2の支柱の固定構造あるいは固定方法の他の具体例を説明する斜視模式図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、本発明の実施の形態にかかる浴室を表す斜視模式図である。
また、図2は、本実施形態のカウンタの近傍を拡大した斜視模式図である。
また、図3は、本実施形態の支柱のエプロンの側の端部近傍を拡大した斜視模式図である。
本実施形態にかかる浴室10は、浴槽110と、洗い場210と、第1の壁面410と、第2の壁面420と、第3の壁面430と、天井440と、を備える。浴槽110と洗い場210とは、互いに並べて設置されている。洗い場210と浴槽110との間には、エプロン150が設けられている。エプロン150は、浴槽110の側面を覆っている。つまり、エプロン150は、洗い場210と浴槽110との間に形成される開口を塞ぐように取り付けられている。
図2および図3に表したように、浴槽110は、第1のリム111と、第2のリム112と、第3のリム113と、を有する。第1のリム111は、洗い場210の側に形成されている。第3のリム113は、洗い場210の側とは反対の側に形成されている。第2のリム112は、第1のリム111および第3のリム113に隣接し、第2の壁面420の側に形成されている。
第1の壁面410と、第2の壁面420と、第3の壁面430と、は、浴槽110および洗い場210の周囲に設置されている。具体的には、第1の壁面410は、浴槽110の洗い場210の側の側面と対向して設置されている。言い換えれば、第1の壁面410は、エプロン150と対向して設置されている。第3の壁面430は、第1の壁面410と対向して設置されている。第2の壁面420は、第1の壁面410および第3の壁面430と隣接し、浴槽110の第2のリム112に沿って設置されている。第2の壁面420は、浴槽110の短辺側リム(本実施形態では第2のリム112)と接している。
本実施形態では、洗い場210と一体成形された第1の床壁面(床壁面)211(図6(a)参照)、第2の床壁面212(図6(a)参照)、および第3の床壁面(他の床壁面)213(図6(a)参照)が洗い場210の周囲に設けられている。すなわち、本実施形態では、第1の壁面410は、第1の床壁面211と、第1の床壁面211の上に立設された第1の浴室壁面411と、を有する。第2の壁面420は、第2の床壁面212と、第2の床壁面212の上に立設された第2の浴室壁面421と、を有する。但し、第1の壁面410および第2の壁面420の設置形態は、これだけに限定されるわけではない。例えば、第1の床壁面211、第2の床壁面212、および第3の床壁面213が設けられず、第1の壁面410(第1の浴室壁面411)および第2の壁面420(第2の浴室壁面421)が洗い場210の周縁部から上方へ立設されていてもよい。第1の床壁面211、第2の床壁面212、および第3の床壁面213については、後に詳述する。
図1および図2に表したように、浴槽110と第1の壁面410との間において、第2の壁面420の洗い場210の側に沿うようにカウンタ250が設けられている。使用者は、カウンタ250に腰掛けることができる。カウンタ250には、第1の支柱261と、第2の支柱263と、が取り付けられている。第1の支柱261および第2の支柱263は、例えば金属管などにより形成されている。また、第1の支柱261および第2の支柱263を長手方向にみたときの断面形状は、例えば円形状である。
図3に表したように、第1の支柱261および第2の支柱263のそれぞれの一端部は、エプロン150の裏側(洗い場210とは反対の側)において図示しない支持部材に固定されている。一方、図1および図2に表したように、第1の支柱261および第2の支柱263のそれぞれの他端部は、第1の壁面410に固定されている。第1の支柱261および第2の支柱263の固定構造あるいは固定方法については、後に詳述する。これにより、カウンタ250は、洗い場210の上方に設けられている。そして、カウンタ250の上面は、浴槽110の第1のリム111、第2のリム112、および第3のリム113の上面と略同じ高さの位置に設けられている。
ここで、本願明細書において、カウンタ250の上面に対して垂直な方向であって、カウンタ250に腰掛けた使用者からみて上方を「上方」とし、カウンタ250に腰掛けた使用者からみて下方を「下方」とする。また、カウンタ250の上面に対して平行な方向であって、カウンタ250の前に立った使用者からみて右側を「右側方」とし、カウンタ250の前に立った使用者からみて左側を「左側方」とする。さらに、カウンタ250の上面に対して平行な方向であって、カウンタ250に腰掛けた使用者からみて前方を「前方」とし、カウンタ250に腰掛けた使用者からみて前方を「後方」と後方とする。
カウンタ250は、カウンタ250の長手方向が左右方向となるように配置されている。図2に表したように、カウンタ250の右端部251と第1の壁面410との間においては、カウンタ250が第1の壁面410から離れていることが視認可能な広さの隙間が設けられている。カウンタ250の右端部251と第1の壁面410との間の隙間D11は、例えば約3〜10センチメートル(cm)程度である。カウンタ250の左端部252とエプロン150あるいは浴槽110との間においては、カウンタ250がエプロン150あるいは浴槽110から離れていることが視認可能な広さの隙間が設けられている。カウンタ250の左端部252とエプロン150あるいは浴槽110との間の隙間D12は、例えば約3〜10cm程度である。図3に表したように、カウンタ250の後端部253と第2の壁面420との間においては、カウンタ250が第2の壁面420から離れていることが視認可能な広さの隙間が設けられている。カウンタ250の後端部253と第2の壁面420との間の隙間D13は、例えば約3〜10cm程度である。なお、カウンタ250のサイズを大きく確保するために、隙間D11、D12、D13は、約3〜6cm程度であることがより好ましい。
本実施形態によれば、カウンタ250の三方に隙間D11、D12、D13が設けられているので、カウンタ250が浮いているような印象を与えることができ、また、幻想的な印象を与えることができる。また、カウンタ250の右端部251、左端部252、および後端部253の周りのそれぞれの隙間D11、D12、D13は、水が貯まらない程度の広さを有するため、カウンタ250の周囲に例えばシリコンなどを塗布し止水性を確保する必要はない。これにより、シリコン部分が経年劣化したり、あるいはカビが発生したりすることを抑え、見栄えの良さを比較的長年にわたり維持することができる。
カウンタ250の左端部252とエプロン150あるいは浴槽110との間には隙間D12が設けられているため、カウンタ250の上の水が浴槽110の中に流れ込むことを抑えることができる。そのため、カウンタ250と浴槽110との間に導水用の溝を設ける必要はない。これにより、浴室10のデザイン性を向上させることができる。また、カウンタ250の周囲には、視認可能な程度の隙間D11、D12、D13が設けられているため、隙間D11、D12、D13におけるカウンタ250の端部(右端部251、左端部252、後端部253)や壁面(第1の壁面410、第2の壁面420)やエプロン150や浴槽110などを水で容易に洗浄することができる。これにより、カウンタ250の周囲における汚れの付着やカビの発生を抑えることができる。また、カウンタ250の周囲の隙間D11、D12、D13がそれぞれ3cm以上である場合には、それらの隙間に手や掃除用具を挿入することができる。そのため、前述したカウンタ250の端部(右端部251、左端部252、後端部253)などをより容易に洗浄することができる。
カウンタ250の後端部253と第2の壁面420との間には隙間D13が設けられているため、カウンタ250の後方に水が貯まることを抑えることができる。そのため、カウンタ250に腰掛けた人に水を流したときに、その人の臀部の後方に水が貯まることを抑えることができる。これにより、使用者は、本実施形態のカウンタ250を腰掛部として快適に使用することができる。また、第1の支柱261および第2の支柱263を長手方向にみたときの断面形状が円形状である場合には、隙間D11および隙間D12に露出した第1の支柱261および第2の支柱263の上には水が貯まりにくい。そのため、第1の支柱261および第2の支柱263の表面の意匠の悪化を抑制することができる。また、第1の支柱261および第2の支柱263は、金属管により形成されている場合には、中実ではなく中空部を内部に有する。そのため、第1の支柱261および第2の支柱263の軽量化を図ることができる。
また、第1のリム111の上方には、上下方向に立設された手摺310が設置されている。具体的には、手摺310の下端部は、第1のリム111の上面に接続され固定されている。一方、手摺310の上端部は、浴室10の天井440に接続され固定されている。但し、手摺310の下端部は、第1のリム111の上面に固定されていることだけに限定されず、例えば第2の壁面420やエプロン150の裏側に設けられた図示しない部材などに固定されていてもよい。
手摺310は、例えば縦長の柱形状を呈し、第1のリム111の上方において上下方向に延在している。なお、本願明細書において「上下方向」という範囲には、鉛直方向だけに限定されず、第1のリム111の上方において立設可能あるいは延在可能な程度の方向が含まれるものとする。
手摺310の途中すなわち手摺310の下端部と上端部との間には、第1のシャワーフック320が設けられている。図3に表したように、第1のシャワーフック320は、シャワーヘッド330を保持することができる。第1のシャワーフック320は、手摺310が途中で上下方向に対して横方向へ分岐した分岐部を有する。手摺310の外形の太さ(例えば外径)D1は、手摺310が分岐された部分(分岐部)すなわち第1のシャワーフック320がシャワーヘッド330を保持する部分の外形の太さ(例えば外径)D2と略同一である。また、手摺310の分岐部の外形の太さ(例えば外径)D2は、シャワーヘッド330の外形の太さ(例えば外径)D3と略同一である。このように、手摺310の外形の太さD1と、手摺310の分岐部の外形の太さD2と、シャワーヘッド330の外形の太さD3と、を略同一とすることで、本実施形態にかかる浴室10のデザイン性を向上させることができる。
手摺310は、使用者が手で握ることができる太さD1を有する。手摺310を長手方向(延在方向)にみたときの断面形状は、例えば円形状や多角形状である。手摺310を長手方向にみたときの断面形状が円形状である場合には、手摺310の外径D1は、例えば約30〜32ミリメートル(mm)程度である。使用者は、カウンタ250に腰掛けた状態で手摺310を把持することができる。
図1に表したように、第1のシャワーフック320よりも上方の手摺310には、第2のシャワーフック340が設けられている。第2のシャワーフック340は、第1のシャワーフック320と同様にシャワーヘッド330を保持することができ、手摺310に沿って上下方向に移動することができる。
図3に表したように、第1のリム111の上面には、シャワー水栓用の操作部510が設置されている。操作部510は、給水量調整操作部511と、温度調整操作部513と、を有する。前述したように、カウンタ250の上面は、浴槽110の第1のリム111の上面と略同じ高さの位置に設けられている。そのため、操作部510は、カウンタ250と略同じ高さの位置に設けられている。そして、使用者は、カウンタ250に腰掛けた状態で操作部510を操作(使用)することができる。
図1に表したように、天井440には、オーバーヘッドシャワー390が設けられている。オーバーヘッドシャワー390は、洗い場210にいる使用者の頭上から水を吐水することができる。例えば、使用者は、給水量調整操作部511を一方へ回転させることでシャワーヘッド330から水を吐水させることができ、給水量調整操作部511を他方へ回転させることでオーバーヘッドシャワー390から水を吐水させることができる。
図4は、本実施形態のカウンタを斜め上方から眺めた斜視模式図である。
また、図5は、本実施形態のカウンタを斜め下方から眺めた斜視模式図である。
なお、図5は、図4に表した切断面A−Aにおける断面模式図である。説明の便宜上、図5に表した浴室10では、エプロン150を省略している。
図1および図2に関して前述したように、カウンタ250には、第1の支柱261と、第2の支柱263と、が取り付けられている。第1の支柱261は、第2の支柱263からみて前方側に設けられている。一方、第2の支柱263は、第1の支柱261から後方側に設けられている。但し、カウンタ250に取り付けられる支柱の設置数は、2本に限定されるわけではない。例えば、カウンタ250の前後方向の前方部および後方部において、それぞれ少なくとも1本(合計2本)以上の支柱が設けられていればよい。図4および図5に表したように、第1の支柱261および第2の支柱263は、カウンタ250を長手方向に貫通している。
これによれば、第1の支柱261および第2の支柱263は、カウンタ250の前方部および後方部を左右方向にそれぞれ貫通し、カウンタ250を支持している。そのため、使用者がカウンタ250に腰掛けても、カウンタ250は、十分な強度を確保することができる。また、図5に表したように、カウンタ250の下方において、カウンタ250を第2の壁面420に片持ち支持する例えば支持材などは不要である。そのため、カウンタ250の下方が雑然とした感じとなることを抑えることができる。また、第1の支柱261および第2の支柱263が金属管により形成されている場合には、使用者は、図1〜図3に関して前述した隙間D11および隙間D12から金属管を視認することができる。そのため、使用者は、第1の支柱261および第2の支柱263の強度がより高いことを視認することができ、より安心してカウンタ250に腰掛けることができる。
次に、第1の支柱261および第2の支柱263の固定構造あるいは固定方法の具体例について、図面を参照しつつ説明する。
図6は、本実施形態の洗い場および浴槽の具体例を例示する斜視模式図である。
図7は、本実施形態のエプロンの裏側を表す斜視模式図である。
また、図8は、本実施形態の支柱のエプロン側の端部における固定構造を表す斜視模式図である。
また、図9は、本実施形態の支柱のエプロン側の端部における固定構造を拡大した平面模式図である。
なお、図8および図9は、図4に表した切断面A−Aにおける断面模式図である。説明の便宜上、図8に表した浴室10では、エプロン150を省略している。
まず、本具体例の洗い場210および浴槽110について、図6を参照しつつ説明する。
図6(a)に表したように、本具体例では、洗い場210の周囲に、第1の床壁面211と、第2の床壁面212と、第3の床壁面213と、が設けられている。第1の床壁面211と、第2の床壁面212と、第3の床壁面213と、は、洗い場210と一体成形されている。第1の床壁面211と、第2の床壁面212と、第3の床壁面213と、の高さは、浴槽110のリム(第1のリム111、第2のリム112、第3のリム113)の高さと略同じである。図6(b)に表した矢印A21のように、浴槽110は、第1の床壁面211、第2の床壁面212、および第3の床壁面213の少なくともいずれか(本具体例では第3の床壁面213)に沿って設置される。
すなわち、本具体例では、図1に関して前述したように、第1の壁面410は、第1の床壁面211と、第1の床壁面211の上に立設された第1の浴室壁面411と、を有する。第2の壁面420は、第2の床壁面212と、第2の床壁面212の上に立設された第2の浴室壁面421と、を有する。第1の床壁面211は、第3の床壁面213と対向して配置されている。
このように、浴槽110のリムと略同じ高さの床壁面が洗い場210の周囲に設置されていると、第1の浴室壁面411、第2の浴室壁面421、第3の壁面430、および天井440を従来工法で仕上げることができる。そして、第1の浴室壁面411、第2の浴室壁面421、第3の壁面430、および天井440を多様なデザインとすることができる。例えば、第1の浴室壁面411および第2の浴室壁面421などをタイル張りの壁面に仕上げることができる。あるいは、例えば、第1の浴室壁面411および第2の浴室壁面421などを木造の壁面に仕上げることができる。
続いて、第1の支柱261および第2の支柱263のエプロン側における固定構造あるいは固定方法を説明する。
図7に表したように、第3の床壁面213の裏側(洗い場210とは反対の側)には、補強部材131が付設されている。補強部材131は、例えば金属板などにより形成されている。そして、第1の支柱261および第2の支柱263のそれぞれの一端部は、図8に表したように第3の床壁面213に当接し、図7に表したように第3の床壁面213および補強部材131を介して例えばボルトなどの締結部材133によりそれぞれ固定されている。これにより、図9に表したように、第1の支柱261および第2の支柱263の一端部は、エプロン150を貫通し、エプロン150の裏側において第3の床壁面(支持部材)213にそれぞれ固定される。
図10は、本実施形態の支柱のエプロン側とは反対側の端部における固定構造を表す斜視模式図である。
なお、図10は、図4に表した切断面A−Aにおける断面模式図である。説明の便宜上、図10に表した浴室10では、エプロン150を省略している。
図10に表したように、第1の床壁面211の裏側(洗い場210とは反対の側)には、補強部材131が付設されている。補強部材131は、図7に関して前述したように、例えば金属板などにより形成されている。そして、第1の支柱261および第2の支柱263のそれぞれの他端部は、第1の床壁面211に当接し(例えば図5参照)、図10に表したように第1の床壁面211および補強部材131を介して締結部材133によりそれぞれ固定されている。これにより、第1の支柱261および第2の支柱263の他端部は、第1の床壁面213にそれぞれ固定される。
本具体例によれば、第1の支柱261および第2の支柱263のそれぞれの一端部は、エプロン150の裏側において、洗い場210と一体成形された第3の床壁面213にそれぞれ固定される。一方、第1の支柱261および第2の支柱263の他端部は、洗い場210と一体成形された第1の床壁面213にそれぞれ固定される。そのため、第1の支柱261および第2の支柱263をより強固に固定することができる。
図11は、第1の支柱および第2の支柱の固定構造あるいは固定方法の他の具体例を説明する斜視模式図である。
なお、図11は、図4に表した切断面A−Aにおける断面模式図に相当する。説明の便宜上、図11に表した浴室10では、エプロン150を省略している。
図1に関して前述したように、第1の床壁面211、第2の床壁面212、および第3の床壁面213は、洗い場210の周囲に設けられていなくともよい。すなわち、第1の壁面410(第1の浴室壁面411)および第2の壁面420(第2の浴室壁面421)が洗い場210の周縁部から上方へ立設されていてもよい。本具体例では、図11に表したように、第1の壁面410は、洗い場210の周縁部において浴槽110の洗い場210の側の側面と対向して設置されている。第2の壁面420は、第1の壁面410と隣接し、洗い場210の周縁部において浴槽110の第2のリム112に沿って設置されている。
図11に表したように、エプロン150の裏側であって洗い場210の周縁部には、支持部材141が設置されている。支持部材141は、例えば金属板などにより形成され、洗い場210の周縁部に適宜固定されている。そして、第1の支柱261および第2の支柱263のそれぞれの一端部は、支持部材141に当接し、例えばボルトなどの締結部材143によりそれぞれ固定されている。これにより、第1の支柱261および第2の支柱263の一端部は、エプロン150を貫通し、エプロン150の裏側において支持部材141にそれぞれ固定される。
一方、第1の支柱261および第2の支柱263のそれぞれの他端部は、第1の壁面410に当接し、図示しない締結部材によりそれぞれ固定されている。第1の支柱261および第2の支柱263のそれぞれの他端部の固定構造あるいは固定方法は、固定部材が第1の床壁面213から第1の壁面410に変更された点を除き、図10に関して前述した固定構造あるいは固定方法と同様である。
本具体例によれば、一般的なユニットバスにおいて、カウンタ250の強度を確保しつつ、見栄えの良さを比較的長年にわたり維持することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、カウンタ250、第1の支柱261、および第2の支柱263などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置などや第1の支柱261および第2の支柱263の設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
10 浴室、 110 浴槽、 111 第1のリム、 112 第2のリム、 113 第3のリム、 131 補強部材、 133 締結部材、 141 支持部材、 143 締結部材、 150 エプロン、 210 洗い場、 211 第1の床壁面、 212 第2の床壁面、 213 第3の床壁面、 250 カウンタ、 251 右端部、 252 左端部、 253 後端部、 261 第1の支柱、 263 第2の支柱、 310 手摺、 320 第1のシャワーフック、 330 シャワーヘッド、 340 第2のシャワーフック、 390 オーバーヘッドシャワー、 410 第1の壁面、 411 第1の浴室壁面、 420 第2の壁面、 421 第2の浴室壁面、 430 第3の壁面、 440 天井、 510 操作部、 511 給水量調整操作部、 513 温度調整操作部

Claims (4)

  1. 浴槽と洗い場とが互いに並べて設置され周囲を壁面で囲まれてなるカウンタ付き浴室であって、
    前記浴槽と、前記浴槽の側面と対向する第1の壁面と、の間において、前記第1の壁面と隣接して設けられ前記浴槽の短辺と接する第2の壁面の前記洗い場の側に沿うように前記洗い場の上方に配置された腰掛け可能なカウンタと、
    前記カウンタの前方部および後方部を長手方向にそれぞれ貫通し前記カウンタを支持する少なくとも2本の支柱と、
    を備え、
    前記支柱の一端部は、前記浴槽のエプロンの前記洗い場とは反対の側において支持部材に固定され、前記支柱の前記一端部とは反対の側の他端部は、前記第1の壁面に固定され、
    前記カウンタの前記長手方向の両端部と、前記エプロンおよび前記第1の壁面と、のそれぞれの間において、並びに、前記カウンタの後端部と、前記第2の壁面と、の間において、前記カウンタが前記浴槽、前記第1の壁面、および前記第2の壁面から離れていることを視認可能な広さの隙間が設けられたことを特徴とするカウンタ付き浴室。
  2. 前記隙間は、3センチメートル以上であることを特徴とする請求項1記載のカウンタ付き浴室。
  3. 前記支柱を長手方向にみたときの断面形状は、円形状であることを特徴とする請求項1または2に記載のカウンタ付き浴室。
  4. 前記第1の壁面は、前記洗い場の周囲に設けられ前記洗い場と一体成形されて前記浴槽の高さと同じ高さを有する床壁面を含み、
    前記支持部材は、前記床壁面と対向して前記洗い場の周囲に設けられ前記洗い場と一体成形されて前記浴槽の高さと同じ高さを有する他の床壁面を含み、
    前記支柱の一端部は、前記他の床壁面に固定され、前記支柱の他端部は、前記床壁面に固定されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のカウンタ付き浴室。
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