JP2016174751A - 浴室構造 - Google Patents

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日奈子 佐藤
Hinako Sato
日奈子 佐藤
藤田 浩一
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浩一 藤田
菜々子 山崎
Nanako Yamazaki
菜々子 山崎
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Abstract

【課題】手すりを利用して浴槽から容易に出入りすることができる浴室構造を提供する。【解決手段】手すり4は、浴室周壁3に取り付けられ、上方から見て浴室周壁3に沿って延び、浴室周壁3において浴槽1に対応する部分と洗い場2に対応する部分とに跨る。浴室周壁3は、浴槽1と洗い場2の両者に面した壁部31を備える。手すり4は、浴槽1に対応する浴槽対応部40と、壁部31において洗い場2に対応する部分に沿った洗い場対応部41とを備える。浴槽対応部40は、洗い場対応部41の長手方向と交差する方向において、洗い場対応部41と異なる位置に配された部分52を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、浴室周壁に手すりが設けられた浴室構造に関する。
特許文献1には、システムバスが開示されている。このシステムバスは、浴槽と洗い場の両者に面した浴室壁を備えている。この浴室壁において洗い場に対応する部分には、システムバスの利用者が浴槽から出入りする際に把持するための手すりが設けられている。
特開2012−26634号公報
ところで、前記手すりは、浴室壁において洗い場に対応する部分に設けられており、浴槽に近い位置に設けられているものの、浴槽に居る利用者からは手が届きにくい位置にある。このため、前記手すりを利用して浴槽から出入りすることは容易ではなく、特に高齢者や障害者にとっては難しい。
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであって、手すりを利用して浴槽から容易に出入りできる浴室構造を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために本発明の浴室構造は、浴槽と、前記浴槽と並べて設けられた洗い場と、前記浴槽と前記洗い場の周囲に設けられた浴室周壁と、前記浴室周壁に取り付けられ、上方から見て前記浴室周壁に沿って延び、前記浴室周壁において前記浴槽に対応する部分と前記洗い場に対応する部分とに跨った手すりとを備え、前記浴室周壁は、前記浴槽と前記洗い場の両者に面した壁部を備え、前記手すりは、前記浴槽に対応する浴槽対応部と、前記壁部において前記洗い場に対応する部分に沿った洗い場対応部とを備え、前記浴槽対応部は、前記洗い場対応部の長手方向と交差する方向において、前記洗い場対応部と異なる位置に配された部分を備えたことを特徴とする。
本発明に係る浴室構造では、利用者は連続的に手すりを利用して容易に浴槽から出入りできる。
図1は、本発明の実施形態の浴室構造を示した斜視図である。 図2は、図1のA−A線断面図である。 図3は、図1のB−B線断面図である。 図4は、前記浴室構造の手すりの第1部材、棚材、および取付具を示した斜視図である。 図5は、前記浴室構造において利用者が立ち上がる様子を示した説明図である。 図6A〜図6Cは、前記浴室構造において利用者が洗い場から浴槽に移動する様子を順に示した説明図である。 図7は、変形例1の浴室構造を示した斜視図である。 図8は、変形例2の浴室構造を示した斜視図である。
以下、添付図面に基づいて本発明の実施形態について説明する。図1に本実施形態の浴室構造を示す。本実施形態の浴室構造は、浴槽1、浴槽1と並べて設けられた洗い場2(洗い場床)、これら浴槽1と洗い場2の周囲に設けられた浴室周壁3、および浴室周壁3に設けられた手すり4を備えている。
浴室周壁3は、浴室の4方の壁部31,32で構成されている。なお、図1では浴室の4方の壁部31,32のうち、手すり4が設けられていない壁部の図示を省略している。
本実施形態の浴室は、浴室ユニットであり、各壁部31,32は、1枚または複数枚の壁パネルにより構成される。
浴室に設けられた浴槽1は、浴室周壁3の1対の対向する壁部31の間に亘っている。浴槽1は、前記1対の壁部31の対向方向に長く、上方から見て矩形状に形成されている。浴槽1は、その短手方向(上方から見て浴槽1の長手方向と直交する方向)の一端が、前記1対の壁部31とは別の壁部32に沿って配されている。また、浴室に設けられた洗い場2は、浴槽1の短手方向において浴槽1と並んでいる。
以下、浴槽1の長手方向の一端側に位置し、浴槽1と洗い場2の両者に面する壁部31を、第1壁部31と記載する。また、第1壁部31に隣接し、浴槽1の洗い場2とは反対側に位置した壁部32を第2壁部32と記載する。なお、本実施形態の第2壁部32は、第1壁部31に対して垂直な壁であるが、上方から見て第1壁部31に対して90度以外の角度で傾いた壁であってもよい。
浴槽1の槽部10は、浴槽1の長手方向に長い。利用者は、浴槽1の槽部10に溜めた湯に浸かった状態で、上半身を第1壁部31と反対側に位置させ、かつ脚を第1壁部31側に伸ばすことができる。
洗い場2は、上方から見て浴槽1の長手方向に長い矩形状に形成されており、前記1対の壁部31(第1壁部31とこれに対向する壁部)の間に亘っている。本実施形態の洗い場2は、床パンにより構成されている。
浴室周壁3には、上方から見て浴室周壁3に沿って延びた手すり4が取り付けられている。手すり4は、浴槽1よりも上方に位置している。なお、本実施形態の手すり4は、浴室周壁3に沿って水平方向に延びているが、手すり4の長手方向の一部または全部は、水平方向に対して傾いてもよい。
手すり4は、第1壁部31から第2壁部32に亘って設けられており、浴室周壁3において浴槽1に対応する部分と洗い場2に対応する部分とに跨っている。
手すり4は、浴槽1に対応する浴槽対応部40と、洗い場2に対応する洗い場対応部41とを備えている。
浴槽対応部40は、第1壁部31において浴槽1に対応する部分に沿った第1部分51と、第2壁部32において浴槽1に対応する部分に沿った第2部分52とを備えている。
洗い場対応部41は、第1壁部31において洗い場2に対応する部分に沿っている。
具体的に本実施形態の手すり4は、第1部材61と、第1部材61とは別部材である第2部材62とで構成されている。
第1部材61は、上方から見て第1壁部31に沿っている。第1部材61の第2壁部32側の端部を除く部分は、上方から見て第1壁部31の壁面33(浴室内側の面)と平行な直線状である。
第1部材61は、第1壁部31において洗い場2に対応する部分と浴槽1に対応する部分とに跨っている。第1部材61は、第1部分51と洗い場対応部41とで構成されている。第1部分51は、洗い場対応部41と一体に形成されており、洗い場対応部41に連続している。
第2部材62は、上方から見て第2壁部32に沿っている。第2部材62の第1壁部31側の端部を除く部分は、上方から見て第2壁部32の壁面34と平行な直線状である。本実施形態の第2部分52は、第2部材62である。第2部材62は、洗い場対応部41の長さ方向と交差する方向(詳しくは、第1壁部31と直交する方向)において、洗い場対応部41と異なる位置に配されている。
第1部材61は、第1壁部31に沿って水平方向に長い板状に形成されている。第1部材61の長手方向と直交する断面形状は、第1部材61の長手方向に亘って同じである。
第1部材61は、図2に示すように、第1壁部31の壁面33から浴室内側に離れており、第1部材61と第1壁部31の壁面33との間には、隙間42が形成されている。
第1部材61の上端部には、第1部材61の上端部を手でつかんだ際に指を引っ掛けるための指掛け部43が形成されている。指掛け部43は、第1部材61の上端部から第1壁部31側に向かって突出している。また、第1部材61の上端面は、水平な平面を備えており、第1部材61を使ってつたい歩きしやすくなっている。なお、指掛け部43は、省略可能である。
図1に示すように、第2部材62は、第2壁部32に沿って水平方向に長い板状に形成されている。第2部材62の長手方向と直交する断面形状は、第2部材62の長手方向に亘って同じである。第1部材61の長手方向と直交する断面と、第2部材62の長手方向と直交する断面は同大同形である。つまり、手すり4は、長手方向の全長に亘って断面が同じであり、第2部材62にも指掛け部43が形成されている。
第1部材61の第2壁部32側の端部は、上方から見て、第2壁部32に近い部分ほど第1壁部31から離れるように弧状に曲がった曲がり部44となっている。
第2部材62の第1壁部31側の端部は、上方から見て、第1壁部31に近い部分ほど第2壁部32から離れるように弧状に曲がった曲がり部45となっている。
第1部材61の第2壁部32側の端面46(第1部分51の第2壁部32側の端面)と、第2部材62の第1壁部31側の端面47(第2部分52の第1壁部31側の端面)は、突き合わされている。これにより第1部材61と第2部材62は、外周面を面一にした状態で連続的に繋がっている。
なお、本実施形態の第1部材61の端面46と、第2部材62の端面47は、接しているだけで結合されていないが、接着剤などを用いて結合されてもよい。
また、本実施形態の第2部材62は、第1部材61と別部材であるが、第1部材61と一体に形成されてもよい。すなわち、洗い場対応部41と浴槽対応部40は、ひと続きになるように配置されるのであれば、別部材で構成されてもよいし、一体に形成されてもよい。
本実施形態の手すり4は、複数の取付具7を介して浴室周壁3に取り付けられている。前記複数の取付具7は、第1壁部31に取り付けられた複数の第1取付具71と、第2壁部32に取り付けられた複数の第2取付具72を含む。
前記複数の第1取付具71は、第1壁部31に沿って水平方向に並んでいる。これら複数の第1取付具71を介して、第1部材61は、図3に示すように、第1壁部31に取り付けられている。図1に示すように、本実施形態の第1取付具71は、第1壁部31の横幅方向の両端部と中間部のそれぞれに取り付けられている。
前記複数の第2取付具72は、第2壁部32に沿って水平方向に並んでおり、第2部材62はこれら複数の第2取付具72を介して第2壁部32に取り付けられている。本実施形態の第2取付具72は、第2壁部32の横幅方向の両端部と中間部のそれぞれに取り付けられている。
また、本実施形態の浴室構造は、第1部材61と第1壁部31の間に形成された隙間42の下方に設けられた複数の棚材8(図4参照)を備えている。
図1に示すように、棚材8は、隣り合う第1取付具71の間のそれぞれに配されている。前記複数の棚材8は、洗い場2の上方に位置した第1棚材81と、浴槽1の上方に位置した第2棚材82を含む。
各棚材8は、図2に示すように、第1部材61に取り付けられた第1支持具91と、第1壁部31に取り付けられた第2支持具92により、支持されており、第1部材61と第1壁部31の間に位置している。
利用者は、棚材8の上に物品を置いて、この物品を棚材8上方の隙間42に収納することができる。すなわち、この場合、隙間42は収納スペースとして利用される。棚材8に載置される物品としては、例えばシャンプー剤などを入れるボトルや、石けんなどが挙げられる。
各棚材8の上方部の前側には、第1部材61(洗い場対応部41または第1部分51)の上部が位置しており、各棚材8に載置された物品は、第1部材61に当たることで棚材8の前側に移動することが規制される。
なお、本実施形態の棚材8は、上下方向に貫通した開口部83が複数設けられており、これら開口部83を通じて通水可能であるが、板状であってもよい。また、本実施形態の棚材8は、第1部材61と第1壁部31の間に配されているが、第1部材61よりも下方に配されてもよい。また、第1部材61と第1壁部31の間には、棚材8に替えて、例えば上方に開口する箱状の収納部材が設けられてもよい。また、棚材8は省略可能である。また、本実施形態では、第1部材61と第1壁部31の間に、収納スペースとして利用される隙間42が設けられているが、隙間42は物品を収納のために用いられるものに制限されない。
図5に示すように、利用者9は、浴槽1や洗い場2において立ち上がるときや座るときなどに、手すり4をつかむことで、その動作を安定させることができる。また、図6A〜図6Cに示すように、利用者9は、手すり4をつかみながら、浴槽1から洗い場2に移動したり、洗い場2から浴槽1に移動したりすることができる。
以上説明した本実施形態の浴室構造は、以下の特徴を有している。浴室構造は、浴槽1、洗い場2、浴室周壁3、および手すり4を備える。洗い場2は、浴槽1と並べて設けられる。浴室周壁3は、浴槽1と洗い場2の周囲に設けられる。手すり4は、浴室周壁3に取り付けられ、上方から見て浴室周壁3に沿って延び、浴室周壁3において浴槽1に対応する部分と洗い場2に対応する部分とに跨る。浴室周壁3は、浴槽1と洗い場2の両者に面した壁部31(第1壁部31)を備える。手すり4は、浴槽1に対応する浴槽対応部40と、壁部31において洗い場2に対応する部分に沿った洗い場対応部41とを備える。浴槽対応部40は、洗い場対応部41の長手方向と交差する方向において、洗い場対応部41と異なる位置に配された部分(第2部分52)を備える。
この特徴を有する浴室構造は、利用者9が洗い場2において立ち上がったり座ったりする際には、手すり4の洗い場対応部41をつかむことで、その動作を安定させることができる。また、利用者9が浴槽1において立ち上がったり座ったりする際には、手すり4の浴槽対応部40をつかむことで、その動作を安定させることができる。
また、手すり4が浴室周壁3において浴槽1に対応する部分と洗い場2に対応する部分とに跨るため、利用者9は、連続的に手すり4をつかみながら浴槽1から出入りできる。特にこの場合、浴槽1から出入りする利用者9は、洗い場2に居る場合および浴槽1に居る場合のいずれの場合にも、手すり4に手が届きやすい。このため、容易に浴槽1から出入りできる。
また、浴槽対応部40を浴槽1に居る利用者9にとって使い勝手のよい位置に配置し、洗い場対応部41を洗い場に居る利用者9にとって使い勝手のよい位置に配置することができる。
また、本実施形態の浴室構造は、以下の付加的な特徴を有する。壁部31は浴槽1の長手方向の一端側に位置する。浴室周壁3は、壁部31である第1壁部31と、第1壁部に31に隣接し、浴槽1の洗い場2とは反対側に位置した第2壁部32とを備える。浴槽対応部40は、第1壁部31において浴槽1に対応する部分に沿った第1部分51と、第2壁部32において浴槽1に対応する部分に沿った第2部分52とを備える。
この特徴を有する浴室構造は、手すり4の第2部分52が、浴槽1に第1壁部31側を向いて入った利用者9から手の届きやすい位置に配される。このため、浴槽1に居る利用者9は、立ち上がるときや座るときに第2部分52を容易につかむことができ、これにより、浴槽1における立ち上がり動作や座り動作を安定して行うことができる。また、この第2部分52は第1部分51を介して洗い場対応部41まで繋がっているため、洗い場2から浴槽1に入って座る一連の動作、あるいは浴槽1から立ち上がって洗い場2に出る一連の動作を安定させることができる。
また、本実施形態の浴室構造は、以下の付加的な特徴を有する。手すり4は、上方から見て第1壁部31に沿った第1部材61と、第1部材61とは別部材で、上方から見て第2壁部32に沿った第2部材62とを備える。第1部材61は、第1部分51と、洗い場対応部41とを備える。第2部材62は、第2部分52を備える。第1部材61の第2壁部32側の端面と、第2部材62の第1壁部31側の端面とが突き合わされる。
この特徴を有する浴室構造では、第1部材61と第2部材62とを組み合わせて、上方から見て交差する第1部分51と第2部分52を備えた手すり4が形成される。これら第1部材61と第2部材62は、共に簡易形状であり、製造が容易である。また、手すり4は、第1部材61と第2部材62を別々に搬送することができ、第1部材61と第2部材62が一体に形成された場合と比較して、搬送しやすい。
また、本実施形態の浴室構造は、以下の付加的な特徴を有する。洗い場対応部41と浴室周壁3の壁面33との間に隙間42が形成され、隙間42の下方に物品を載置するための棚材8(第1棚材81)が設けられる。
この特徴を有する浴室構造では、利用者9は、棚材8に物品を載置して、この物品を手すり4の洗い場対応部41と浴室周壁3の間に収納できる。また、棚材8の上方部の前側には、洗い場対応部41が位置する。このため、手すり4の洗い場対応部41により、棚材8に載置された物品が前方に落ちることが抑制される。
以下、変形例の浴室構造について説明する。
(変形例1)
図7に変形例1の浴室構造を示す。なお、以下の変形例1の説明では、前記実施形態の対応する構成については同一の符号を付し、前記実施形態と重複する点については説明を省略する。
変形例1の浴室構造では、第2部材62(第2部分52)が、第1部分51よりも低い低部53を備えている。
具体的に第2部材62は、第1壁部31側に位置する高部54と、第1壁部31とは反対側に位置する低部53と、高部54と低部53の間に位置した接続部55とで構成されている。
高部54は、第2部材62の第1壁部31側の端部である。高部54は、第1部材61と同じ高さに配されており、第1部材61に外周面を面一にした状態で連続的に繋がっている。
低部53は、高部54よりも低い位置に配されている。低部53は、高部54よりも第1壁部31と直交する方向の長さが長く、その長さは浴槽1の長さの半分を超えている。低部53は、第2壁部32において槽部10に対応する部分に位置している。なお、低部53は高部54よりも第1壁部31と直交する方向の長さが短くてもよい。
接続部55は、低部53に近い部分ほど下方に位置するように傾斜している。低部53は、接続部55を介して高部54に連続している。
なお、図7に示す手すり4は、第2部材62の一部が、洗い場対応部41よりも下方に配されているが、第2部材62の全体、あるいは、手すり4において洗い場対応部41以外の部分が、洗い場対応部41よりも下方に配されてもよい。
以上説明した変形例1の浴室構造は、以下の特徴を有している。第2部分52は、第1部分51よりも低い低部53を備える。
この特徴を有する浴室構造は、手すり4の低部53が、浴槽1に居る利用者9から手の届きやすい位置に配される。このため、浴槽1に居る利用者9は、立ち上がるときや座るときに低部53を容易につかむことができる。一般的に、浴室の利用者9は、洗い場2では椅子を用いて座ることが多く、浴槽1では尻が槽部10の底部に接した状態で座ることが多い。このため、利用者9が立ち上がったり座ったりする動作は、洗い場2で行われるよりも浴槽1で行われる場合の方が負荷のかかる動作となる。従って、前記のように浴槽1に居る利用者9からつかみやすい位置に手すり4が配されることは、有効である。また、浴槽1の槽部10の底部は、洗い場2よりも低い位置に配されることが多く、この場合、手すり4の浴槽1に対応する部分と洗い場2に対応する部分とが同じ高さにあると、浴槽1に座った利用者9は、手すり4に手が届きにくい。このため、前記のように手すり4に第1部分51よりも低い低部53を設けることは、浴槽1の槽部10の底部が、洗い場2よりも低い位置に配される場合にも有効である。
(変形例2)
図8に変形例2の浴室構造を示す。なお、以下の変形例2の説明では、前記実施形態の対応する構成については同一の符号を付し、前記実施形態と重複する点については説明を省略する。
変形例2の浴室構造では、手すり4の浴槽対応部40が、洗い場対応部41と比べて、浴室周壁3の壁面33に近い接近部分56を備えている。
具体的に変形例2の手すり4は、前記実施形態の第1部材61で構成されており、前記実施形態の第2部材62を備えていない。すなわち、手すり4は、第1壁部31において洗い場2に対応する部分に沿って配置された洗い場対応部41と、第1壁部31において浴槽1に対応する部分に沿った浴槽対応部40(前記実施形態の第1部分51に相当)とで構成されている。
浴槽対応部40は、洗い場対応部41と反対側に位置した接近部分56と、洗い場対応部41側に位置し、接近部分56と洗い場対応部41の間に位置した接続部分57とで構成されている。
接近部分56は、洗い場対応部41よりも第1壁部31の壁面33に近く、洗い場対応部41の長さ方向と交差する方向(詳しくは、第1壁部31と直交する方向)において、洗い場対応部41と異なる位置に配されている。
接近部分56は、上方から見て第1壁部31の壁面33と平行である。接近部分56は、第1壁部31に沿って水平方向に延びている。接近部分56は、第1壁部31において浴槽1の槽部10に対応する部分に位置している。
接続部分57は、浴槽対応部40の洗い場対応部41側の端部である。接続部分57は、接近部分56に近い部分ほど第1壁部31の壁面33に近づくように傾斜している。接続部分57は、接近部分56および洗い場対応部41と同じ高さに配されている。接近部分56は接続部分57を介して洗い場対応部41に連続している。
なお、接近部分56は、洗い場対応部41よりも下方に配されてもよい。また、変形例2の手すり4は、前記実施形態の第2部材62、または変形例1の第2部材62を備えてもよい。この場合、第2部材62から、第2壁部32の壁面34までの距離は、洗い場対応部41から第1壁部31の壁面33までの距離よりも小さいことが好ましいが、洗い場対応部41から第1壁部31の壁面33までの距離以上であってもよい。
また、図8では洗い場2側にのみ棚材8が設けられているが、棚材8は洗い場2側と浴槽1側の両者に設けられてもよい。
以上説明した変形例2の浴室構造は、以下の特徴を有している。浴槽対応部40は、洗い場対応部41と比べて、浴室周壁3の壁面33に近い接近部分56を備えている。
この特徴を有する浴室構造では、浴槽対応部40が洗い場対応部41よりも浴室周壁3の壁面33に近い位置に配されるため、浴槽1に入った利用者9は、手すり4に接触しにくくなり、浴槽1を利用しやすい。また、利用者9は、例えば浴槽1の第1壁部31側のフランジ部11に腰かけたときにも、手すり4に接触しにくくなる。また、浴槽1に入った利用者9は、手すり4による圧迫感を感じにくく、リラックスして浴槽1に入ることができる。また、洗い場対応部41が浴槽対応部40よりも浴室周壁3の壁面33から離れた位置に配されるため、洗い場2に居る利用者9は、立ち上がるときや座るときに洗い場対応部41を容易につかむことができ、これにより、洗い場2における立ち上がり動作や座り動作を安定して行うことができる。また、洗い場対応部41が第1壁部31に接近していると、洗い場2に居る利用者9が洗い場対応部41をつかんで立ち上がるときに、頭が第1壁部31に接触しやすい。しかし、当該浴室構造では、洗い場対応部41が浴槽対応部40よりも浴室周壁3の壁面33から離れた位置に配されるため、洗い場2に居る利用者9が洗い場対応部41をつかんで立ち上がろうとしたときに頭が第1壁部31に接触し難い。
また、この他、前記実施形態の浴室構造は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜設計変更可能である。
1 浴槽
2 洗い場
3 浴室周壁
31 第1壁部(壁部)
32 第2壁部
33 壁面
34 壁面
4 手すり
40 浴槽対応部
41 洗い場対応部
42 隙間
46 第1部材の端面
47 第2部材の端面
51 第1部分
52 第2部分
53 低部
61 第1部材
62 第2部材
8 棚材

Claims (6)

  1. 浴槽と、
    前記浴槽と並べて設けられた洗い場と、
    前記浴槽と前記洗い場の周囲に設けられた浴室周壁と、
    前記浴室周壁に取り付けられ、上方から見て前記浴室周壁に沿って延び、前記浴室周壁において前記浴槽に対応する部分と前記洗い場に対応する部分とに跨った手すりとを備え、
    前記浴室周壁は、前記浴槽と前記洗い場の両者に面した壁部を備え、
    前記手すりは、
    前記浴槽に対応する浴槽対応部と、
    前記壁部において前記洗い場に対応する部分に沿った洗い場対応部とを備え、
    前記浴槽対応部は、
    前記洗い場対応部の長手方向と交差する方向において、前記洗い場対応部と異なる位置に配された部分を備えたことを特徴とする浴室構造。
  2. 前記壁部は前記浴槽の長手方向の一端側に位置し、
    前記浴室周壁は、
    前記壁部である第1壁部と、
    前記第1壁部に隣接し、前記浴槽の前記洗い場とは反対側に位置した第2壁部とを備え、
    前記浴槽対応部は、
    前記第1壁部において前記浴槽に対応する部分に沿った第1部分と、
    前記第2壁部において前記浴槽に対応する部分に沿った第2部分とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の浴室構造。
  3. 前記第2部分は、前記第1部分よりも低い低部を備えたことを特徴とする請求項2に記載の浴室構造。
  4. 前記手すりは、
    上方から見て前記第1壁部に沿った第1部材と、
    前記第1部材とは別部材で、上方から見て前記第2壁部に沿った第2部材とを備え、
    前記第1部材は、
    前記第1部分と、
    前記洗い場対応部とを備え、
    前記第2部材は、
    前記第2部分を備え、
    前記第1部材の前記第2壁部側の端面と、前記第2部材の前記第1壁部側の端面とが突き合わされたことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の浴室構造。
  5. 前記浴槽対応部は、
    前記洗い場対応部と比べて、前記浴室周壁の壁面に近い接近部分を備えたことを特徴とする請求項1に記載の浴室構造。
  6. 前記洗い場対応部と前記浴室周壁の壁面との間に隙間が形成され、この隙間の下方に物品を載置するための棚材が設けられたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の浴室構造。
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