JP6607483B2 - 手すりの取付構造 - Google Patents

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本発明は、すりの取付構造に関する。
特許文献1には、従来の手すりが開示されている。この特許文献1記載の手すりは、断面において縦長状をなしている。この従来の手すりは、使用者がその上端を手でつかんでも、不快な思いをしないように、上端の両角部が滑らかな曲面をなすように面取りされている。
特開2001−214589号公報
ところで、例えば足腰が弱い高齢者等が手すりを使用する場合、高齢者等は手すりをつかんで身体を起こしたり、手すりを強くつかんで身体を支持しながら移動したりすることがある。しかしながら、従来の手すりでは、使用者が、その上端をしっかりとつかもうとしても、上端の両角部が滑らかな曲面をなすように面取りされており、指を引っ掛けにくいため力を入れにくい。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、使用者が上端部をつかんだときに、しっかりとつかむことができる手すり取付構造を提供することにある。
本発明の手すりの取付構造は、手すりと、前記手すりが取り付けられた壁と、棚材と、複数の受け体とを備え、前記手すりは、左右方向に延びた手すり本体部と、前記手すり本体部の上端部から後方に向かって突出した指掛け部とを備え、前記手すり本体部は、前記手すり本体部の前面において上縁部を形成する上縁面と、前記上縁面の下端から下方に連続し、当該上縁面の下端よりも後方側に窪んだ手当たり部とを有し、前記手すりは、その長手方向が鉛直方向に交差するように、かつ前記指掛け部が前記壁側に向くように、前記壁に取り付けられており、前記複数の受け体は、前記手すりの後面及び前記壁のうちの前記手すりの後面にのみに取り付けられた受け体と、前記手すりの後面及び前記壁のうちの前記壁にのみ取り付けられた受け体とを有し、前記手すりの後面に取り付けられた前記受け体と、前記壁に取り付けられた前記受け体とが、前記棚材を支持していることを特徴とする。
本発明の手すりの取付構造によれば、使用者が上端部をつかんだときに、しっかりとつかむことができる。
本実施形態の手すりの取付構造の斜視図である。 図1におけるA−A線断面図である。 図3Aは、本実施形態の滑り止め部の概略正面図である。図3Bは、変形例の滑り止め部の概略正面図である。図3Cは、更なる変形例の滑り止め部の概略正面図である。 本実施形態の手すりの取付構造の分解斜視図である。 図1におけるB−B線断面図である。 図6A,図6B,図6Cは、本実施形態の手すりの取付構造の使用を説明する説明図である。 図7Aは、本実施形態の手すりを使用して使用者が立ち上がるときの説明図である。図7Bは、使用者が手すりをつかんだ状態を示す拡大断面図である。 図8A〜図8Dは、変形例1〜4の手すりの断面図である。 図9A,図9Bは、変形例5,6の手すりの断面図である。 変形例7の手すりの断面図である。
本実施形態の手すり2の取付構造は、図1に示すように、手すり2が浴室の壁10に取り付けられている。この手すり2の取付構造は、浴室の壁10と、壁10に固定された複数の支持体6と、支持体6に固定された手すり2と、複数の棚材8とを備えている。
複数の棚材8は、手すり2と壁10との間に設置されている。手すり2と壁10との間において各棚材8の上方に位置する空間は、収納スペース70となっている。各収納スペース70には、下方の棚材8においた物品(例えば、シャンプー剤を入れるボトルや、石けんなどの浴室小物)を収納することができる。すなわち、手すり2と壁10との間には、物品を収納するための収納スペース70が設けられている。
以下においては、手すり2の長手方向を左右方向として定義する。また、手すり2を水平に取り付けた取付状態において、手すり2の長手方向に垂直な水平方向を前後方向として定義し、前後方向のうちの手すり2側から壁10側に向かう方向を後方向(後方)とし、その反対方向を前方向(前方)とする。
浴室は、複数の壁10を備えている。浴室内には、浴槽11と、当該浴槽11に隣り合う洗い場12とが設置されている。洗い場12は、浴槽11の幅方向に隣接している。
手すり2は、浴室の壁10の左右方向の全長に亙って延びており、浴槽11側と洗い場12側とに跨るようにして取り付けられている。手すり2は、浴槽11および洗い場12の上方に配置されている。手すり2と壁面13(壁10の前面)との間には、複数の支持体6が設けられており、手すり2は壁面13から離れている。手すり2は、図2に示すように、手すり本体部3と、手すり本体部3の上端部から後方に突出した指掛け部4とを備えている。この指掛け部4には滑り止め部5が設けられている。手すり2の上端部は、手すり本体部3の上端部と指掛け部4とで構成されており、使用者のつかむ部分となる。手すり2は、例えば、押し出し成型により形成されており、手すり本体部3と指掛け部4とが一体成形されている。
手すり本体部3は、左右方向に延びており、手すり2の主体を構成する。手すり本体部3は、左右方向に垂直な断面において、上下方向に延びた縦長状をなしている。具体的に本実施形態の手すり本体部3は、前後方向の厚み寸法が約15mm、上下方向の幅寸法が約85mmの扁平状の中空部材により構成される。手すり本体部3は、上端面(上端部において上方に向く面)が、使用者の手を載せるための手置き面31を構成する。手置き面31は、左右方向に垂直な断面において水平な直線状をなす平面により構成される。
手すり本体部3の前面は、手置き面31(すなわち、手すり本体部3の上端面)から、上縁面32・手当たり部33・下部面35の順に下方に連続する。
上縁面32は、下方に向かうほど前方に位置するように傾斜している。上縁面32は、左右方向に垂直な断面において直線状をなす平面を有している。
手当たり部33は、使用者が手すり2の上端をつかんだ際に、手の親指や母指球を収める窪みである。手当たり部33は、上縁面32の下端から下方に連続し、この上縁面32の下端よりも後方側に窪んでいる。手当たり部33の上部34は、下方に向いており、手の親指や母指球の上方への移動を規制するように構成されている。これにより、使用者が手すり2の上端部をつかんだ状態において、手指が上方に滑ってしまうのを抑制することができる。
下部面35は、手当たり部33の下端から下方に連続した鉛直な面により構成されている。下部面35の下端は、手すり本体部3の下端面に連続しており、手すり本体部3の下端面とでなす出隅部は、断面円弧状をなしている。
指掛け部4は、使用者が手すり2の上端部をつかんだ際、指を掛けるための部分である。指掛け部4は、手すり本体部3の上端部から後方に向かって突出している。つまり、図中において、手すり本体部3の後面よりも後方に位置する箇所が本実施形態の指掛け部4に該当する。この指掛け部4は、上面41(以下、指掛け上面41という)と、後面42(以下、指掛け後面42という)と、下面43(以下、指掛け下面43という)とを備えている。
指掛け上面41は、手すり本体部3の手置き面31の後端から後方に向かって連続している。指掛け上面41は、後方に向かうほど下方に位置するように傾斜している。指掛け上面41は、左右方向に垂直な断面において直線状をなす平面を有している。
指掛け後面42は、指掛け上面41の後端から下方に連続している。指掛け後面42は、後方に向く指掛け部4の先端面である。指掛け後面42は、鉛直な平面により構成されているが、例えば、後述のように曲面で構成されてもよく、特に限定されない。
指掛け下面43は、指掛け後面42の下端から前方に向かって連続し、かつ手すり本体部3の後面にも連続する。指掛け下面43は、指掛け後面42に連続する後部431と、手すり本体部3の後面に連続する前部432とを備えている。指掛け下面43の後部431は、手すり本体部3の後面に近づくほど上方に位置するように傾斜している。指掛け下面43の前部432は、指掛け下面43の後部431と手すり本体部3の後面とを接続する部分であり、断面円弧状をなしている。
このような構成の指掛け部4には、滑り止め部5が設けられている。滑り止め部5は、指掛け部4の先端部に設けられており、使用者の指が指掛け部4に掛けられた状態において、指が滑るのを抑制する。具体的に滑り止め部5は、指掛け後面42に設けられている。滑り止め部5は、指掛け上面41および指掛け下面43には設けられておらず、指掛け後面42にのみ設けられている。
滑り止め部5は、指掛け後面42を凹凸にした凹凸部51により構成されている。凹凸部51は、手すり本体部3の長手方向に平行に延びた複数の凹溝52を有している。ここで、凹溝52は、指掛け後面42から凹没した溝である。凹凸部51は、凹溝52が上下方向に並ぶことで、凹凸が繰り返し形成されている。
凹凸部51は、図3Aに示すように、手すり2の長手方向に平行に延びた複数の凹溝52により構成されているが、例えば、図3Bに示すように、手すり2の長手方向に対し傾斜する方向に延びた複数の凹溝52により構成されてもよい。なお、ここでいう凹溝52の傾斜の程度は、鉛直方向に対し交差していればよいが、水平に近いほうがより効果的に滑り止めの効果を作用させることができる。また、凹凸部51として、例えば、凹溝52に替えて、指掛け後面42から突出した複数の凸条を上下方向に並べることで、凹凸を繰り返し形成してもよい。また、凹凸部51は、図3Cに示すように、点状の突起53を散在させて凹凸を形成してもよい。
このような構成の手すり2は、指掛け部4側が壁10側に向くように、かつ、断面縦長状の手すり本体部3の縦方向が壁面13に沿うようにして取り付けられる。手すり2は、その長手方向が水平となる姿勢で(すなわち、その長手方向が鉛直方向に交差する姿勢で)配置される。手すり2は、複数の支持体6によって支持される。
各支持体6は、図4に示すように、手すり2の長手方向に離れて設けられている。支持体6は、壁10に固定される第一支持部61と、手すり2に固定される第二支持部64とを備えており、第一支持部61と第二支持部64とを連結することで、手すり2を固定する。
第一支持部61は、壁10に固着具を介して固定される。第一支持部61は、断面C字状の支持本体部62と、支持本体部62の後端部に設けられた壁固定部63とを備える。壁固定部63は、壁面13に当てられた状態で壁10にねじ止めされ、これにより、壁10に固定される。
第二支持部64は、図5に示すように、筒状をなした筒体部65と、筒体部65の前端部に設けられた手すり固定部66とを備える。また、手すり2の内部には、バックアップ材7が配置されている。手すり固定部66とバックアップ材7とは、互いにねじ止めされるように構成されており、これにより、手すり2は第二支持部64に固定される。
手すり2が固定された第二支持部64は、壁10に固定された第一支持部61に連結される。施工者は、手すり2が固定された第二支持部64の筒体部65の内部に第一支持部61を挿入し、この状態で、筒体部65の下面を第一支持部にねじ止めし、第二支持部64と第一支持部61とを連結する。
棚材8は、手すり2と壁10との間に設けられる(図2)。棚材8は、図4に示すように、左右方向に延びた複数の線材81を前後方向に間隔を置いて配置し、各線材81を複数の保持材82で連結することで構成される。
棚材8は、複数の受け体9により支持される。各受け体9は、円筒状をなしており、中心軸に沿って固着具が挿通できるように構成されている。複数の受け体9のうちの半数は、手すり2の後面に取り付けられる。手すり2の後面に取り付けられた複数の受け体9は、それぞれが手すり2の長手方向に離れて配置される。また、複数の受け体9のうちの残りの半数は、壁10に取り付けられる。壁10に取り付けられた複数の受け体9は、それぞれが手すり2の長手方向に離れて配置される。棚材8は、これら複数の受け体9に載置されることで取り付けられる。そして、このように設けられた各棚材8の上方の空間が、前述した収納スペース70となる。
<使用方法>
手すり2は、例えば、次のようにして使用される。洗い場12の椅子に座った使用者は、図6Aに示すように、手を伸ばして手すり2の上端部をつかむ。使用者は、手すり2を強くつかんで立ち上がる。この後、使用者は、図6Bに示すように、手すり2をつかみながら、当該手すり2に沿って浴槽11側に移動する。使用者は、手すり2の上端部を強くつかみながら脚を上げて、浴槽11を跨ぐ。この後、浴槽11内に移動した使用者は、図6Cに示すように、手すり2の上端部をつかみながら屈み込んで、浴槽11内の湯に身を沈め、その後、手すり2を放す。
このように、本実施形態の手すり2は、浴室の壁10において、浴槽11側と洗い場12側とに跨って取り付けられているため、特に、高齢者等が立ち上がったり浴槽11を跨いだりする動作に対し、効果的に補助することができる。
図7Aおよび図7Bは、使用者が立ち上がるときの詳細図である。図7Bに示すように、使用者は、例えば、親指を除く四指を指掛け部4に掛け、親指や母子球を手当たり部33に当てて手すり2の上端部をつかむ。使用者は、この状態で立ち上がることで、しっかりと手すり2をつかんで立ち上がることができる。しかも、指掛け部4の先端部には、滑り止め部5が設けられているため、指が滑るのを抑制することができる。
一般に、使用者は、手すり2をつかんで立ち上がるとき、図7Aに示すように、身体を手すり2に近付ける傾向にある。このとき、頭部が壁面13に近接することになるが、本実施形態の手すり2の取付構造は、壁面13と手すり2との間に収納できるスペースを有しており、すなわち、手すり2と壁面13との間に一定以上の間隔が設けられている。このため、本実施形態の手すり2の取付構造によれば、立ち上がりの際に使用者の頭部が壁面13に干渉するのを防ぐことができる。
<実施形態のまとめ>
以上説明したように、本実施形態の手すり2は、左右方向に延びた手すり本体部3と、手すり本体部3の上端部から後方に向かって突出した指掛け部4とを備える。手すり本体部3は、手すり本体部3の前面において上縁部を形成する上縁面32と、上縁面32の下端から下方に連続し、当該上縁面32の下端よりも後方側に窪んだ手当たり部33とを有している。ここで、指掛け部4は、手すり本体部3の最も上方の位置から下方に向かう一定の領域で、かつ、手すり2を上方からつかんだときに、親指を除く四指が掛かる位置に設けられていればよい。この場合、例えば、指掛け部4の下面43と手すり本体部3の後面との接続部分は、手すり本体部3の上下方向の中央よりも下方に位置していてもよい。
このため、本実施形態の手すり2によれば、使用者は、手当たり部33に親指や母子球を当てた上で、指を指掛け部4に掛けることができるため、しっかりと手すり2の上端部をつかむことができる。
また、手すり2は、以下の構成を備えることが好ましい。すなわち、以下の構成は、手すり2に必ずしも必要な構成ではなく、任意の構成である。
本実施形態の手すり2は、上縁面32が前方に向かうほど下方に位置するように傾斜している。
このように本実施形態の上縁面32は、前方に向かうほど下方に位置するように傾斜しているため、使用者は指を指掛け部4の下面43の奥まで引っ掛けやすく、手すり2をつかみやすい。このため、本実施形態の手すり2によれば、使用者は手すり2の上端部をしっかりとつかむことができる。
また、本実施形態の上縁面32は、手すり本体部3の長手方向に垂直な断面において直線状をなす平面により構成されている。
このため、本実施形態の手すり2によれば、使用者が、手当たり部33に親指や母子球を当てた上で指を指掛け部4に掛けると、手のひらを平面状の上縁面32に密着させることができる。これにより、使用者は、例えば、上縁面32が断面円弧状のものに比べて、手が下方に滑りにくくなる。
また、本実施形態の手すり2の取付構造は、指掛け部4が設けられた手すり2と、手すり2が取り付けられた壁10とを備える。手すり2は、その長手方向が鉛直方向に交差するように、かつ指掛け部4が壁10側に向くように、壁10に取り付けられる。また、本実施形態の手すり2の取付構造は、手すり2が浴室の壁10に取り付けられる。
このため、本実施形態の手すり2の取付構造によれば、使用者は、指を指掛け部4に掛けることができ、しかも、指掛け部4に滑り止め部5が設けられているため、しっかりと手すり2の上端部をつかむことができる。
一般に、手すりが浴室の壁10に取り付けられた場合には、使用者は濡れた手で手すりをつかむため、浴室以外で使用する場合よりも滑りやすい。しかし、本実施形態の手すり2の取付構造によれば、使用者は指を指掛け部4に掛けることができ、滑り止め部5で指が滑るのを防ぐことができるため、浴室で使用する場合でも、しっかりと手すり2をつかむことができる。
さらに本実施形態の手すり2の取付構造は、手すり2と壁10との間に、物品を収納するための収納スペース70が設けられる。
このため、本実施形態の手すり2の取付構造によれば、手すり2と壁10との間に、物品を収納できる。また、一般に、使用者は、手すり2をつかんで立ち上がるとき、図7Aに示すように、身体を手すり2に近付ける傾向にある。このとき、頭部が壁面13に近接することになる。ここで、本実施形態の手すり2の取付構造では、壁面13と手すり2との間に物品を収納するための収納スペース70が設けられており、手すり2と壁面13との間には一定以上の間隔が設けられる。このため、立ち上がりの際に使用者の頭部は、壁面13に接触しにくくなっている。
さらに本実施形態の手すり2の取付構造は、手すり2と壁10との間に物品を置くための棚材8が設けられており、この棚材8の上方を収納スペース70とする。
このため、本実施形態の手すり2の取付構造は、棚材8に物品を置いて、手すり2と壁10との間の収納スペース70に物品を収納できる。
<変形例>
本実施形態の手すり2は、例えば、以下のような形状をなしていてもよい。以下、順に変形例1,2,・・として説明する。なお、変形例1においては、上記実施形態の構成に対応する構成について、同符号の末尾に「a」を付して説明を省略し、主に異なる部分について説明する。また、同様に、変形例2においては同符号の末尾に「b」を、変形例3においては同符号の末尾に「c」を、変形例4においては同符号の末尾に「d」を付す。
変形例1の手すり本体部3aは、図8Aに示すように、扁平な縦長状をなしている。変形例1では、手当たり部33aと上縁面32aとの境界の曲率半径が、上記実施形態よりも小さく形成されている。また、手当たり部33aは、奥面の曲率半径が本実施形態よりも小さく形成されており、親指は収まるが母子球は収まらない程度の大きさに形成されている。変形例1の手当たり部33aは、使用者が手すり2aの上端部をつかんだ際に親指の上方への移動を規制するように構成されている。
変形例2の手すり本体部3bは、図8Bに示すように、扁平な縦長状をなしている。変形例2では、上縁面32bが断面円弧状をなしており、手当たり部33bに連続している。上縁面32bと手当たり部33bとは滑らかに連続しており、外観上境界が現れない。また、手当たり部33bの下端部は、鉛直下方に延びており、下部面35bに連続する。手当たり部33bの下端部と下部面35bとは、外観上境界が現れず、両者で鉛直な面を構成する。
変形例3の手すり本体部3cは、図8Cに示すように、扁平な縦長状をなしている。変形例3では、手当たり部33cと上縁面32cとの境界の曲率半径が、上記実施形態よりも小さく形成されている。また、手当たり部33cは、断面横倒し略L字状をなしており、その下端が下部面35cに連続している。変形例2と同様、手当たり部33cの下端部と下部面35cとの境界は、外観上現れず、手当たり部33cの下端部と下部面35cとで鉛直な面を構成する。
変形例4の手すり本体部3dは、図8Dに示すように、扁平な縦長状をなしている。変形例4では、手すり本体部3dの前面が前方に膨らむように円弧状をなしている。また、手当たり部33dは、奥面の曲率半径が本実施形態よりも小さく形成されており、親指は収まるが母子球は収まらない程度の大きさに形成されている。
上記実施形態の手すり2は、指掛け部4の先端部の一部である後面に滑り止め部5が設けられていたが、例えば、次のような態様であってもよい。以下、変形例5,6として説明する。なお、変形例5においては、上記実施形態の構成に対応する構成について、同符号の末尾に「e」を付して説明を省略し、主に異なる部分について説明する。また、同様に、変形例6においては同符号の末尾に「f」を付して説明する。
変形例5の手すり2eは、図9Aに示すように、手すり本体部3eの長手方向に垂直な断面において扁平な縦長状をなしているが、上記実施形態にいう手当たり部33が設けられていない。また、手すり本体部3eの前面は、前方に膨らむように断面円弧状をなしている。
指掛け部4eは、指掛け上面41eと指掛け後面42eと指掛け下面43eとを備える。指掛け上面41eと指掛け後面42eと指掛け下面43eとは連続している。指掛け上面41eは、断面において直線状をなす部分である。指掛け後面42eは、指掛け上面41eの後端から下方に連続し、断面において曲線状をなす部分である。指掛け下面43eは、指掛け後面42eの下端に連続する。指掛け下面43eの後部は、断面において直線状をなす。
滑り止め部5eは、指掛け部4eの先端部に設けられる。滑り止め部5eは、指掛け上面41eの後端部から指掛け下面43eの後端部に亙って設けられている。
変形例6の手すり2fは、図9Bに示すように、手すり本体部3fの長手方向に垂直な断面において縦長状をなしているが、扁平状ではない。また、手すり本体部3fの前面には、上記実施形態にいう手当たり部33が設けられていない。
指掛け部4fは、曲面状の指掛け上面41fと、曲面状の指掛け後面42fと、平面状の指掛け下面43fとを備える。指掛け上面41fと指掛け後面42fとは、同じ曲率半径であり、かつ滑らかに連続している。この場合、指掛け上面41fと指掛け後面42fとの明確な境界は存在しないが、上を向く面が指掛け上面41fに該当し、後方を向く面が指掛け後面42fに該当する。
滑り止め部5fは、指掛け部4fの先端部に設けられる。変形例6の滑り止め部5fは、指掛け上面41fの後端部と指掛け後面42fに設けられる。
また、上記実施形態の手すり2は、指掛け部4が手すり本体部3の上端部から後方に向かって突出していたが、例えば、次のような態様であってもよい。以下、変形例7として説明する。なお、変形例7においては、上記実施形態の構成に対応する構成について、同符号の末尾に「g」を付して説明を省略し、主に異なる部分について説明する。
変形例7の手すり2は、図10に示すように、指掛け部4gが手すり本体部3gの上端部から後方に向かって突出している。指掛け部4gの指掛け上面41gは、手すり本体部3gの上端面(手置き面31g)の後端部よりも下方から後方に延出しているが、連続していない。
また、本実施形態の手すりは、浴室の壁10に取り付けられたが、例えば、階段の側方の壁10に取り付けられてもよく、浴室の壁10に取り付けられる場合や、手すり2の左右方向が水平となる場合だけに限定されない。つまり、設置状態の手すり2は、その左右方向が、鉛直方向に平行でなければよく、鉛直方向に交差していればよい。
また、手すり2と壁10との間には、棚材8に替えて、例えば上方に開口した箱状の収納部材が設けられてもよい。また、棚材8を省略して、手すり2と壁10との間を収納スペース70として利用してもよい。また、手すり2と壁10との間には、収納スペース70が設けられなくてもよい。
10 壁
11 浴槽
12 洗い場
13 壁面
2 手すり
3 手すり本体部
31 手置き面
32 上縁面
33 手当たり部
35 下部面
4 指掛け部
41 指掛け上面
42 指掛け後面
43 指掛け下面
5 滑り止め部
51 凹凸部
52 凹溝
6 支持体
61 第一支持部
62 支持本体部
63 壁固定部
64 第二支持部
65 筒体部
66 手すり固定部
7 バックアップ材
8 棚材
9 受け体

Claims (6)

  1. 手すりの取付構造であって、
    手すりと、
    前記手すりが取り付けられた壁と
    棚材と、
    複数の受け体とを備え、
    前記手すりは、
    左右方向に延びた手すり本体部と、
    前記手すり本体部の上端部から後方に向かって突出した指掛け部と
    を備え、
    前記手すり本体部は、
    前記手すり本体部の前面において上縁部を形成する上縁面と、
    前記上縁面の下端から下方に連続し、当該上縁面の下端よりも後方側に窪んだ手当たり部と
    を有し、
    前記手すりは、その長手方向が鉛直方向に交差するように、かつ前記指掛け部が前記壁側に向くように、前記壁に取り付けられており、
    前記複数の受け体は、
    前記手すりの後面及び前記壁のうちの前記手すりの後面にのみ取り付けられた受け体と、
    前記手すりの後面及び前記壁のうちの前記壁にのみ取り付けられた受け体とを有し、
    前記手すりの後面に取り付けられた前記受け体と、前記壁に取り付けられた前記受け体とが、前記棚材を支持している
    ことを特徴とする手すりの取付構造。
  2. 前記上縁面は、前方に向かうほど下方に位置するように傾斜している
    ことを特徴とする請求項1記載の手すりの取付構造。
  3. 前記上縁面は、前記手すり本体部の長手方向に垂直な断面において直線状をなす平面により構成されている
    ことを特徴とする請求項2記載の手すりの取付構造。
  4. 前記壁が浴室の壁である
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の手すりの取付構造。
  5. 前記手すりと前記壁との間に、物品を収納するための収納スペースが設けられている
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の手すりの取付構造。
  6. 前記手すりと前記壁との間に前記棚材が設けられ、この棚材の上方が前記収納スペースである
    ことを特徴とする請求項5に記載の手すりの取付構造。
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