JP7061871B2 - ボード型手摺 - Google Patents

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Description

特許法第30条第2項適用 積水ホームテクノ株式会社、ナカ工業株式会社は、平成29年12月9日、積水ハウス株式会社福山支店家学館にて、発明者が発明した出展品資料(カタログ)に記載したボード型手摺を公開した。
この発明は、上部を握り部としたボード型手摺に関するものである。
従来、使用者が上端部をつかんだときに、しっかりとつかむことができるように、上部を握り部とした縦長状のボード型手摺が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の手摺は、手摺本体部の上端部から後方に向かって突出する指掛け部(握り部)を備える縦長状の中空部材にて形成されている。この手摺本体部は、形状,色彩等の外観や触感が求められているため、一般に合成樹脂製の中空形材にて形成されている。
また、特許文献1に記載の手摺は、強度をもたせるために、中空部内に配置されるバックアップ材と、壁に固定される支持体(ブラケット)とをねじ止めして取り付けられている。
特開2016-176261号公報(図2,図7)
しかしながら、特許文献1に記載のものにおいては、上部を握り部としたボード型手摺であるが、縦長状の合成樹脂製の中空部材にて形成されているため、強度が低く、バックアップ材等の補強部材が必要となる。
また、ブラケットが大型化し、握り部を握ったときブラケットが邪魔になり、手摺として握る部分が限定され、手摺の機能が損なわれる懸念がある。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、高い強度が得られ、優れた外観や触感が得られ、連続した握り部のどの位置でも握ることができるボード型手摺を提供する。
上記課題を解決するため、この発明に係る手摺は、本体胴部の上方に握り部を形成する手摺本体と、上記本体胴部の裏面に、該本体胴部の長手方向に沿って適宜間隔をおいて取り付けられるブラケットと、を具備するボード型手摺であって、上記手摺本体は、芯材にカバー材を嵌合被着してなり、上記カバー材は、上記芯材の前面部、握り部及び裏面部を連続して覆うと共に、下部開口部を有する下向き溝形に形成され、上記カバー材の下部開口部には、上記芯材の下部の前面側及び裏面側に設けられた係合溝に嵌合可能な係止凸条が形成され、上記ブラケットは、該ブラケットの手摺固定部が上記カバー材の裏面部を挟んで上記芯材の本体胴部裏面部に当接された状態で、芯材の裏面部にねじ部材によって固定され、上記芯材の前面部、握り部及び裏面部の表面に、適宜間隔をおいて複数の小凸条が形成されていることを特徴とする(請求項1)。
この場合、上記芯材は金属製部材にて形成され、上記カバー材は合成樹脂製部材にて形成されているのが好ましい(請求項)。また、上記芯材は、上記本体胴部及び握り部が中空状の中空形材にて形成されているのが好ましい(請求項)。
このように構成することにより、合成樹脂製のカバー材の下部開口部を広げて、芯材の前面部、握り部及び裏面部を連続して覆うようにして、芯材に設けられた係合溝にカバー材に設けられた係止凸条を係合して被着した状態で、ブラケットを芯材の本体胴部裏面部に固定することができる。
この場合、上記芯材を、金属製部材にて形成し、上記カバー材を、合成樹脂製部材にて形成することで、更に高い強度が得られると共に、優れた外観と触感が得られる(請求項)。また、上記芯材を、上記本体胴部及び握り部が中空状の中空形材にて形成することにより、芯材の軽量化が図れる(請求項)。
また、請求項1に記載の発明によれば、小凸条がカバー材の内面に接触することによって、カバー材の捩れ等によるがたつきを抑制することができる。
この発明において、上記カバー材の前面及び握り部の表面に、合成樹脂製のシート材を貼着し、上記カバー材における上記シート材の端縁に近接する部位に、上記シート材の剥がれ防止用の隆起段部を形成するのが好ましい(請求項)。
このように構成することにより、カバー材の前面及び握り部の表面に、適宜模様を施した合成樹脂製のシート材を貼着することができる。また、シート材の端縁に近接する部位に隆起段部を形成することで、シート材が不用意に剥がれるのを防止することができる。
また、この発明において、芯材が金属製部材にて形成される場合は、上記カバー材の長手方向の端部に合成樹脂製のエンドキャップを接着により被着するのが好ましい(請求項)。
このように構成することにより、合成樹脂製のエンドキャップを金属製の芯材に接触させずに、合成樹脂製カバー材に接着させて、芯材及びカバー材の長手方向の端部をエンドキャップで目隠しすることができる。また、カバー材の熱膨張によってエンドキャップが脱落するのを防止することができる。
また、この発明において、上記ブラケットは、一端が上記本体胴部に固定される手摺固定部を有する下方が開口する半筒状体に形成され、上記手摺固定部の上部に張出し部を有する手摺側ブラケット半体と、壁面に固定される略L字状の壁側ブラケット半体とからなり、上記手摺側ブラケット半体の他端に設けられた係止垂下片を、上記壁側ブラケット半体の垂直部の上端部に設けられた係止段部に係合可能に形成すると共に、上記壁側ブラケット半体の水平部と上記手摺側ブラケット半体の一端側下部とをねじ部材によって固定可能に形成し、上記張出し部を上記芯材の裏面に長手方向に沿って形成された段部に載置可能に形成するのが好ましい(請求項)。
このように構成することにより、本体胴部に固定される手摺側ブラケット半体に設けられた係止垂下片を、壁面に固定される壁側ブラケット半体に設けられた係止段部に係合させた状態で、壁側ブラケット半体の水平部と手摺側ブラケット半体の一端側下部とをねじ部材によって固定することができる。
また、この発明において、上記本体胴部の下部に添設される照明ユニットを更に具備し、上記照明ユニットは、プリント基板に所定のピッチで発光素子を実装してなる光源と、該光源を保持する透光性を有するケースとからなり、上記ケースは、上記本体胴部の下部に設けられた下方が開口する取付凹溝に嵌合可能に形成されているのが好ましい(請求項8)。
このように構成することにより、手摺本体の下部に照明ユニットを容易に取り付けることができる。
加えて、この発明において、上記芯材の裏面に、長手方向に沿う段部を形成し、上記ブラケットの両側面に、水平段部を形成し、上記芯材の上記段部と、隣接する上記ブラケットの対向する上記水平段部に棚を載置可能に形成し、上記棚の底部の一側に起立された起立片の上端部に形成された係止片を上記段部に係止可能に形成するのが好ましい(請求項)。
このように構成することにより、芯材の裏面に形成された段部と、隣接するブラケットに形成された水平段部の三辺に棚を載置することができる。
この発明によれば、上記のように構成されているので、以下のような優れた効果が得られる。
(1)請求項1に記載の発明によれば、芯材の前面部、握り部及び裏面部の表面にカバー材を被着するので、高い強度が得られると共に、優れた外観や触感が得られ、握り部の下方に位置する本体胴部に固定されるブラケットを介して壁面に固定するので、連続した握り部のどの位置でも握ることができる。
また、芯材に設けられた係合溝にカバー材に設けられた係止凸条を係合して被着した状態で、ブラケットを芯材の本体胴部裏面部に固定するので、芯材とカバー材はがたつきやずれがなく一体化することができる。
この場合、芯材を、金属製部材にて形成し、カバー材を、合成樹脂製部材にて形成することで、更に高い強度が得られると共に、更に優れた外観と触感が得られる(請求項)。また、芯材を、本体胴部及び握り部が中空状の中空形材にて形成することにより、芯材の軽量化が図れるので、手摺自体の軽量化が図れ、手摺の取付を容易にすることができる(請求項)。
(2)また、請求項に記載の発明によれば、小凸条がカバー材の内面に接触することによって、カバー材の捩れ等によるがたつきを抑制することができるので、上記(1)に加えて、更に芯材と合成樹脂製カバー材はがたつきやずれがなく一体化することができる。
(3)請求項に記載の発明によれば、カバー材の前面及び握り部の表面に、適宜模様を施した合成樹脂製のシート材を貼着することができ、シート材が不用意に剥がれるのを防止することができるので、上記(1),(2)に加えて、更に外観や触感を高めることができる。
(4)請求項に記載の発明によれば、上記(1)~(3)に加えて、更に芯材及びカバー材の長手方向の端部をエンドキャップで目隠しすることができるので、外観を高めることができる。また、カバー材の熱膨張によってエンドキャップが脱落するのを防止することができる。
(5)請求項に記載の発明によれば、上記(1)~(3)に加えて、更に本体胴部に固定される手摺側ブラケット半体に設けられた係止垂下片を、壁面に固定される壁側ブラケット半体に設けられた係止段部に係合させた状態で、壁側ブラケット半体の水平部と手摺側ブラケット半体の一端側下部とをねじ部材によって固定することができる。したがって、手摺本体の取付を容易にすることができると共に、確実に固定することができる。
(6)請求項8に記載の発明によれば、上記(1)~(5)に加えて、更に手摺本体の下部に照明ユニットを容易に取り付けることができ、手摺に照明機能をもたせることができる。
(7)請求項に記載の発明によれば、上記(1)~(3)、(5)に加えて、更に芯材の裏面に形成された段部と、隣接するブラケットに形成された水平段部の三辺に棚を載置することができるので、棚を安定した状態で載置することができると共に、芯材の裏面側とブラケット間のスペースの有効利用が図れる。
この発明に係るボード型手摺の第1実施形態の使用状態を示す斜視図である。 この発明における手摺本体とブラケットの取付状態を示す断面図である。 上記ブラケットを構成する手摺側ブラケット半体と壁側ブラケット半体の連結状態を示す断面図である。 この発明における配管の取付部を示す断面図である。 この発明における芯材とカバー材及び照明ユニットの取付状態を示す断面図である。 この発明における芯材とカバー材の取付状態を示す断面図である。 この発明における連結用ブラケットを示す分解斜視図である。 この発明におけるブラケットを示す分解斜視図である。 この発明における芯材、カバー材及びエンドキャップを示す分解斜視図である。 この発明の構成部材の全体を示す分解斜視図である。 この発明における芯材、カバー材、ブラケット及び連結用ブラケットを示す分解斜視図である。 ボード型手摺を取り付ける前の状態を示す分解斜視図である。 取付前のボード型手摺の裏面側を示す背面図である。 この発明の第2実施形態におけるカバー材にシート材を貼着した状態を示す断面図(a)及び(a)のI部拡大断面図(b)である。 この発明に係るボード型手摺の第3実施形態の取付部を示す断面図である。 第3実施形態における芯材、カバー材及びエンドキャップを示す分解斜視図である。 第3実施形態におけるエンドキャップを示す斜視図である。 この発明における芯材とブラケットに棚を載置する前の状態を示す概略平面図(a)及び棚を載置した状態を示す概略平面図(b)である。 この発明における棚の載置状態を示す斜視図である。
以下に、この発明に係るボード型手摺の実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。ここでは、この発明に係るボード型手摺を浴室手摺に適用した場合について説明する。
<第1実施形態>
この発明に係るボード型手摺10(以下に、手摺10という)は、浴室1の出入口(図1の右手前側)と浴槽3に隣接した壁面2に取り付けられており、シャワー等に接続する銅製の配管8が収容されている。また、手摺10の下部には照明ユニット50が添設されている。
上記手摺10は、本体胴部12の上方に握り部13を形成する金属製、例えばアルミニウム製押出形材にて形成される芯材11と、芯材11に嵌合被着される合成樹脂製、例えばABS等の樹脂製のカバー材20とからなり、本体胴部12の裏面に、該本体胴部12の長手方向に沿って適宜間隔をおいて取り付けられる複数例えば4個のブラケット30によって壁面2に取り付けられている。
また、本体胴部12の長手方向の一端には、シャワー4に接続するホース4aを接続するシャワー等の接続部5が形成され、本体胴部12の中間部裏面には、混合水栓6に接続された水栓連結部7が形成され、水栓連結部7と接続部5とを接続する配管8が本体胴部12内に収容されている。
芯材11は、前面と裏面が平坦な中空筒状部12aを有する本体胴部12と、本体胴部12の上方に、前面が本体胴部12の前面から直状に延在し、裏面側が円弧状に括れた指掛け凹部13aを有する中空状の握り部13とが一体に形成されたアルミニウム製中空押出形材にて形成されている。この場合、芯材11の上下方向の寸法は約180mmであり、本体胴部12と握り部13の寸法は略同寸法となっている。
この場合、本体胴部12の裏面側の下端には照明ユニット50を取り付ける下方が開口する取付凹溝14が形成されている。
また、本体胴部12の下端における取付凹溝14を挟んだ前面側と裏面側には、カバー材20を取り付けるための係合溝15a,15bが設けられている。
この場合、一方の係合溝15aは、本体胴部12の前面と下面の隅角部において、下方に向かって傾斜状に開口する凹溝にて形成されている。また、他方の係合溝15bは、本体胴部12の裏面における取付凹溝14の縁部において、下方に向かって傾斜状に開口する凹溝にて形成されている。
また、本体胴部12の前面側内壁には、狭隘開口溝16が長手通しに形成されている。この場合、狭隘開口溝16の上部側は下部側に対して深く形成されている。この狭隘開口溝16の両側と対向する前面側表面には互いに平行な2条の浅溝17が形成されている。この浅溝17には固定ねじ17bが挿通可能な挿通孔17aが設けられている。
なお、前面側内壁の狭隘開口溝16の中央部には内方に向かって突出する略T字状の補強リブ18aが形成されている。
また、芯材11の中間部における本体胴部12の裏面側には、配管8の端部のエルボ部8bと照明ユニット50の給電ケーブル56が挿通可能な長孔12bが設けられている。また、芯材11の裏面における本体胴部12と握り部13との間には、長手方向に沿う段部12dが形成されている(図4参照)。
一方、握り部13の中空部内には円弧状の指掛け凹部13aの対称の2箇所から前面側に向かって広がる2本の補強リブ18b,18cが設けられている。このように補強リブ18b,18cを設けることによって握り部13をトラス構造にして強度が高められている。
なお、芯材11の前面部、握り部13及び裏面部の表面には適宜間隔をおいて複数の小凸条18dが突設されている(図3参照)。
上記カバー材20は、芯材11の前面部、握り部13、指掛け凹部13a、段部12d及び裏面部を連続して覆うと共に、下端に下部開口部21を有する下向き溝形に形成されている。
なお、カバー材20の裏面側の中間部には、本体胴部12に設けられた長孔12bと対向する部位に、本体胴部12に設けられた長孔12bに連通する配管挿通孔20aが設けられている。
また、カバー材20の裏面側には、照明ユニット50の給電ケーブル56が挿通可能なケーブル挿通孔20bが設けられると共に、ブラケット30を固定する固定ねじ31b又は連結用ブラケット40を固定する固定ねじ41dが挿通可能な挿通孔20cが設けられている(図8A参照)。
また、カバー材20の下部開口部21の対向する両側縁には、芯材11の本体胴部12の下部に設けられた係合溝15a,15bに嵌合可能な係止凸条22a,22bが形成されている。
上記のように形成されるカバー材20は、図4Aに示すように、下部開口部21を広げるようにして芯材11の上方から落とし込んで、係止凸条22aを芯材11の前面に摺動させつつ移動して芯材11の前面側下部に設けられた係合溝15aに係合(嵌合)させた後、係止凸条22bを芯材11の裏面側下部に設けられた係合溝15bに係合(嵌合)させることによって芯材11に嵌合被着される。
なお、芯材11とカバー材20との間に隙間が生じるが、芯材11の表面に設けられた小凸条18dがカバー材20の内面に接触することによって、カバー材20の捩れ等によるがたつきを抑制することができる。なお、カバー材20の内側に小凸条を設けると、樹脂製カバー材20の表面が引けて筋が出てしまい、外観を損なうため、芯材11の表面に小凸条18dが設けられている。
また、カバー材20の長手方向の端部は芯材11より外方に突出しており、このカバー材20の端部には、エンドキャップ23が接着剤を介して被着されている。このエンドキャップ23は、カバー材20と同様にABS等の樹脂製部材にて形成されている。
ここで、エンドキャップ23を芯材11に接着させずに、カバー材20に接着した理由は、合成樹脂製のエンドキャップ23をアルミニウム製の芯材11に接着すると、合成樹脂製のカバー材20の熱膨張によってエンドキャップ23が脱落する懸念があるためである。
一端側のエンドキャップ23には、取付孔23aが設けられており、この取付孔23aに、EPDM等の合成ゴム製のグロメット(図示せず)を介してシャワーホース4aに接続する接続部5が形成されている。また、このエンドキャップ23の下部には、照明ユニット50の長手方向の端部に取り付けられた端部キャップ51の保持部23bが設けられている。
なお、エンドキャップ23の内面側の外周縁の内方近傍位置に起立壁23cが突設されており、この起立壁23cがカバー材20の端部内周面に嵌挿可能に形成されている(図7及び図8参照)。
上記配管8は、一端が上記接続部5に接続される直状部8aと、水栓連結部7に接続されるエルボ部8bとを有する銅製パイプにて形成されている。この配管8の直状部には例えば架橋ポリエチレン製の可撓性を有する合成樹脂製の保護チューブ8cが被着されており、アルミニウム製の押出形材にて形成される断面略ハット状のホルダー部材19によって本体胴部12の内壁に固定されている。
このように、銅製の配管8に合成樹脂製の保護チューブ8cを被着することにより、アルミニウム製のホルダー部材19及び芯材11との接触による電触及び傷防止と、温水からの伝熱防止が図られている。
この場合、ホルダー部材19の配管保持部は段部を介して先端円弧側が狭く形成されており、配管8を保持した状態で、配管8に被着されている保護チューブ8cを押し潰すことで、配管8のがたつきを防止している。
配管8を手摺本体の本体胴部12内に収容する場合は、予め配管8にホルダー部材19を取り付けた状態で、ホルダー部材19の両フランジ部19bを本体胴部12の内壁に設けられた狭隘開口溝16に摺動させて、適当な位置で芯材11の前面側からねじ固定する。このとき用いる固定ねじ17bはタッピングビスで、本体胴部12を貫通してホルダー部材19に設けられた挿通孔17aにねじ結合する。なお、固定ねじ17bは、浅溝17内にねじ頭部が位置しており、芯材11の前面より突出していない。
なお、本体胴部12内に収容された配管8のエルボ部8bを手摺本体11の外部に突出させる場合は、配管8を回転させてエルボ部8bを本体胴部12に設けられた長孔12bを介して外方に突出させる。
芯材11の裏面側に突出された配管8のエルボ部8bは、連結用ブラケット40内に収容される水栓連結部7に接続される。
上記照明ユニット50は、図4に示すように、プリント基板52に所定のピッチで発光素子53(LED)を実装してなる光源54と、該光源54を保持する透光性を有するケース55とで構成されており、本体胴部12の下部に設けられた下方が開口する取付凹溝14に嵌合可能に形成されている。
この場合、取付凹溝14は、本体胴部12の下面部と裏面部の隅角部に開口部14aを有する形状に形成されており、開口部14aの両側縁に係止凹溝14b,14cが設けられている。
一方、照明ユニット50のケース55は、外形が本体胴部12の下面と裏面に沿う輪郭に形成されており、ケース55の両側に設けられた係合舌片55a,55bを係止凹溝14b,14cにスナップ嵌合させることによって、照明ユニット50を本体胴部12の取付凹溝14に取り付けることができる。
上記のようにして本体胴部12の取付凹溝14に取り付けられる照明ユニット50の給電ケーブル56は、芯材11の本体胴部12に設けられた長孔12b及びカバー材20に設けられたケーブル挿通孔20bを挿通して手摺本体の裏面側外方に引き出され、配管8のエルボ部8b、水栓連結部7と共に連結用ブラケット40内に収容される。
上記連結用ブラケット40は、図3、図5及び図8に示すように、止水用パッキン43を介して本体胴部12に固定されるポリアセタール樹脂(POM)等製の手摺側ブラケット半体41と、浴室1の壁面2に固定されるポリアセタール樹脂(POM)等製の壁側ブラケット半体42とで構成されている。
この場合、手摺側ブラケット半体41は、一端に水栓連結部7に接続される配管8のエルボ部8bが挿通可能な切欠き41aを設けた垂直壁41bを有する下方が開口する半筒状体にて形成されており、垂直壁41bの切欠き41aを除いた部位にパッキン41eを貼着してなり、他端の上端部に係止垂下片41fを形成してなる。
なお、垂直壁41bには、手摺側ブラケット半体41を手摺本体11に取り付ける固定ねじ41dを挿通する挿通孔41cが上下左右の対称位置の4箇所に設けられている。また、手摺側ブラケット半体41の両側面には、水平段部41gが形成されている。
一方、壁側ブラケット半体42は、壁面2に固定される垂直片42aと、垂直片42aの下端から直交状に屈曲する水平片42bとからなる、略L字状に形成されており、垂直片42aの上端部に上方が開放する係止段部42cが形成されている。
なお、垂直片42aには、照明ユニット50の給電ケーブル56を挿通するためのケーブル挿通孔42dが設けられており、また、壁側ブラケット半体42を壁面2に固定する固定ねじ42eを挿通する挿通孔42fが上下の対角位置の2箇所に設けられている。
なお、ケーブル挿通孔42dを挿通する給電ケーブル56は、EPDM等の合成ゴム製のグロメット44を介して壁側に導出される。
上記のように構成される手摺側ブラケット半体41は、止水用パッキン43を介して固定ねじ41dによってカバー材20を被着した芯材11に固定される。
なお、止水用パッキン43には、配管8のエルボ部8bが挿通可能な配管挿通孔43aと、照明ユニット50の給電ケーブル56が挿通可能な、十字状のスリットを有するケーブル挿通孔43bが設けられると共に、固定ねじ41dが挿通可能な挿通孔43cが上下左右の対称位置の4箇所に設けられている(図5参照)。この止水用パッキン43は、カバー材20に貼着される。
この場合、手摺側ブラケット半体41を固定する固定ねじ41dは、4箇所の挿通孔41cのうちの対角位置にある2箇所に挿通されて、本体胴部12に設けられたねじ受け部12cにねじ結合することで、手摺側ブラケット半体41を固定する。
上記のようにして芯材11に固定された手摺側ブラケット半体41に設けられた係止垂下片41fを、壁面に固定された壁側ブラケット半体42に設けられた係止段部42cに係合した状態で手摺側ブラケット半体41を壁側ブラケット半体42に取り付ける。
上記ブラケット30は、図2A、図2B、図6及び図9に示すように、本体胴部12に固定されるポリアセタール樹脂(POM)等製の手摺側ブラケット半体31と、浴室1の壁面2に固定されるポリアセタール樹脂(POM)等製の壁側ブラケット半体32とで構成されている。
この場合、手摺側ブラケット半体31は、一端に手摺固定部である垂直壁31aを有する下方が開口する半筒状体にて形成されており、垂直壁31aには、手摺側ブラケット半体31を芯材11に取り付ける固定ねじ31bを挿通する挿通孔31cが上下左右の対称位置の4箇所に設けられ、他端の上端部に係止垂下片31dが形成されている。
なお、垂直壁31aに設けられた4個の挿通孔31cの表面開口側には同心円状の凹所31eが設けられており、凹所31e内にドーナツ円板状のパッキン31fが貼着される。
また、垂直壁31aの下端部には、手摺側ブラケット半体31の内方に向かって下部水平片31gが設けられ、下部水平片31gの中央部の肉厚部31hに垂直状にねじ孔31iが設けられている。また、手摺側ブラケット半体31の両側面には、水平段部31jが形成されている。
一方、壁側ブラケット半体32は、壁面2に固定される垂直部32aと、垂直部32aの下端から直交状に屈曲する水平部32bとからなる、略L字状に形成されており、垂直部32aの上端部に上方が開放する係止段部32cが形成され、水平部32bの先端側に、連結ねじ33が挿通可能な長孔32dが設けられている。
この場合、水平部32bの中央部は先端に向かって肉厚に形成されており、肉厚部32eの先端側に長孔32dが設けられている。また、水平部32bの両側部と垂直部32aの両側部は、先端に向かって傾斜する側部補強リブ32f,32gによって連結され、水平部32bの中央部と垂直部32aの中央部は、先端に向かって傾斜する中央補強リブ32hによって連結されている。このように、側部補強リブ32f,32g、中央補強リブ32hを設けることによって壁側ブラケット半体32の強度が高められている。
なお、垂直部32aには、壁側ブラケット半体32を壁面2に固定する固定ねじ32iを挿通する挿通孔32jが上下左右の4箇所に設けられている。
上記のように構成される手摺側ブラケット半体31は、固定ねじ31bによってカバー材20を被着した芯材11に固定されるのであるが、4個のうちの芯材11の長手方向の両端部側に固定される手摺側ブラケット半体31は、強度をもたせる必要があるため、少なくとも上部左右の挿通孔31cと下部の一方の挿通孔31cを挿通する3本の固定ねじ31bを本体胴部12に設けられたねじ受け部12cにねじ結合することによって固定される。ここでは、3本の場合を示す。
内側に位置する残りの2個の手摺側ブラケット半体31は、両側の手摺側ブラケット半体31に比べて強度は要求されないので、上下左右の対角位置の挿通孔31cを挿通する2本の固定ねじ31bによって固定される。
上記のようにして芯材11に固定された手摺側ブラケット半体31に設けられた係止垂下片31dを、壁面に固定された壁側ブラケット半体32に設けられた係止段部32cに係合し、手摺側ブラケット半体31の下部水平片31gを壁側ブラケット半体32の水平部32bの先端側に載せた状態で、水平部32bに設けられた長孔32dを挿通する連結ねじ33を下部水平片31gに設けられたねじ孔31iにねじ結合して手摺側ブラケット半体31と壁側ブラケット半体32とを固定する。
次に、手摺10の取付手順について説明する。
手摺10を取り付ける前に、予め、カバー材20に止水用パッキン43を貼着し、芯材11の本体胴部12の中空筒状部12a内に配管8を収容する。
配管8を本体胴部12の中空筒状部12a内に収容する場合は、配管8にホルダー部材19を取り付けた状態で、ホルダー部材19の両フランジ部19bを本体胴部12の内壁に設けられた狭隘開口溝16に摺動させて、適当な位置で手摺本体11の前面側から固定ねじ17bによって固定する。このとき、配管8を回転させてエルボ部8bを本体胴部12に設けられた長孔12bを介して外方に突出させる。
なお、配管8を本体胴部12の中空筒状部12a内に収容した後、取付凹溝14に照明ユニット50を嵌合させた状態で取り付け、給電ケーブル56を芯材11の長孔12bを通して外方へ引き出す。
上記のようにして配管8を収容し、照明ユニット50を取り付けた後、カバー材20の下部開口部21を広げるようにして芯材11の上方から落とし込んで、係止凸条22aを芯材11の前面に摺動させつつ移動して芯材11の前面側下部に設けられた係合溝15aに係合(嵌合)させた後、係止凸条22bを芯材11の裏面側下部に設けられた係合溝15bに係合(嵌合)させることによって芯材11に嵌合被着する。
そして、配管8のエルボ部8bを配管挿通孔20aに挿通させると共に、照明ユニット50の給電ケーブル56をケーブル挿通孔20bに挿通した状態で、裏面側の係止凸条22bを本体胴部12の裏面側下部に設けられた係合溝15bにスナップ嵌合させることによって芯材11に被着する。
芯材11にカバー材20を被着した後、カバー材20の長手方向の一方の端部に接続部5を形成したエンドキャップ23を接着によって被着し、他方の端部にエンドキャップ23を接着によって被着する。
次に、図10に示すように、配管8のエルボ部8bと水栓連結部7を接続した状態で、連結用ブラケット40の手摺側ブラケット半体41を、止水用パッキン43を介して固定する。
また、4個のブラケット30の手摺側ブラケット半体31を芯材11の長手方向に沿って適宜間隔をおいて設定された所定位置に固定する。この場合、手摺側ブラケット31の垂直壁31aがカバー材20の裏面部を挟んで芯材11の本体胴部12に当接された状態で、芯材11に設けられたねじ受け部12cに固定ねじ31bをねじ結合して固定する。
したがって、カバー材20は係止凸条22a,22bが芯材11に設けられた係合溝15a,15bに係合(嵌合)された状態で、芯材11と手摺側ブラケット半体31との間に挟持されるので、芯材11とカバー材20はがたつきやずれがなく一体化される。
一方、連結用ブラケット40の手摺側ブラケット半体41と4個のブラケット30の手摺側ブラケット半体31に対応した壁面2に、連結用ブラケット40の壁側ブラケット半体32と4個のブラケット30の壁側ブラケット半体42を固定する。
図9に示すように、手摺側ブラケット半体31,41を固定した手摺10(カバー材20を被着した芯材11)を、壁側ブラケット半体32,42の上方から下方へ移動させて、手摺側ブラケット半体31の係止垂下片31dを壁側ブラケット半体32の係止段部32cに係合させると共に、4個の手摺側ブラケット半体41の係止垂下片41fをそれぞれ壁側ブラケット半体42の係止段部42cに係合させて、手摺10(カバー材20を被着した芯材11)をセットする。
そして、4個の手摺側ブラケット半体41と壁側ブラケット半体42とを連結ねじ33によって固定して取付が終了する。
<第2実施形態>
上記第1実施形態では、芯材11にカバー材20を嵌合被着する場合について説明したが、カバー材20の表面に適宜模様を施したシート材25を貼着してもよい(図11参照)。
この場合、シート材25は、例えばポリ塩化ビニール(PVC)製のフィルムシートにて形成され、その表面に適宜模様、色彩が施されている。
上記シート材25は、図11に示すように、カバー材20の係止凸条22aから前面部20d,握り部20e及び指掛け凹部20fの中間にわたって貼着されて、カバー材20の表面を覆う。
なお、この場合、カバー材20の指掛け凹部20fにおけるシート材25の端縁25aに近接する部位に、シート材25の剥がれ防止用の隆起段部24が形成されている。この隆起段部24の高さはシート材25の厚さ0.15mmより高い0.2mmに形成されている。
上記のように、カバー材20の表面にシート材25を貼着することにより、手摺10の表面に、例えば革絞り,薄い木目あるいは濃い木目模様等を施すことができるので、手摺10の外観及び触感を更に高めることができる。
また、カバー材20におけるシート材25の端縁25aに近接する部位に、シート材25の剥がれ防止用の隆起段部26を形成することにより、シート材25が不用意に剥がれるのを防止することができる。
<第3実施形態>
上記第1実施形態では、本体胴部12の下部に照明ユニット50を添設した場合について説明したが、この発明に係る手摺10は、照明ユニット50を備えない場合についても適用できる。
この場合、図12及び図13に示すように、芯材11Aは、本体胴部12の下端部に水平区画壁61を設けて中空筒状部12aと中空矩形状部62とを区画し、中空矩形状部62の前面側端部と裏面側の水平区画壁61の連結部にカバー材20の係止凸条22a,22bと係合する係合溝15a,15bが形成されている。
第3実施形態において、カバー材20の端部にエンドキャップ23を被着する場合は、芯材11Aの中空矩形状部62の端部とカバー材20の端部との隙間にエンドキャップ23の下端部に突設された保持部63を介在させてカバー材20の端部とエンドキャップ23とを接着している(図13A参照)。
なお、第3実施形態において、その他の部分は第1実施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して、説明は省略する。
上記実施形態の手摺10によれば、図14及び図15に示すように、芯材11の裏面に形成された段部12dと、隣接するブラケット30の手摺側ブラケット半体31に形成された水平段部31jの三辺、すなわち図14(a)にハッチングで示す範囲に棚9を載置することができる。
この場合、棚9は、底部9aに4つの長孔状の水抜き孔9bを有する矩形皿状に形成されており、長辺側の一方に垂直に起立する起立壁9cの上端部に係止片9dが形成されている。棚9は、係止片9dが芯材11に形成された段部12dに係止され、底部9aの短辺側の二辺が隣接するブラケット30に形成された水平段部31jに係止された状態で載置される。
したがって、棚9を安定した状態で載置することができると共に、芯材11の裏面側とブラケット30間のスペースの有効利用が図れる。
なお、上記実施形態では、隣接するブラケット30間に棚9を載置する場合について説明したが、隣接するブラケット30と連結用ブラケット40においても同様に棚9を載置することができる。この場合は、棚9の短辺側の二辺が隣接するブラケット30に形成された水平段部31jと連結用ブラケット40に形成された水平段部41gに係止された状態で載置する。
<その他の実施形態>
上記実施形態ではこの発明に係るボード型手摺10を浴室手摺に適用した場合について説明したが、この発明に係る手摺10は、浴室以外の廊下や階段等にも適用できる。この場合、配管8や連結用ブラケット40を除いた状態で、廊下や階段等に取り付ける。
9 棚
10 手摺本体
11,11A 芯材
12 本体胴部
12d 段部
13 握り部
14 取付凹溝
15a,15b 係合溝
18d 小凸条
20 カバー材
23 エンドキャップ
26 隆起段部
25 シート材
25a 端縁
30 ブラケット
31 手摺側ブラケット半体
31a 垂直壁(手摺固定部)
31b 固定ねじ
31d 係止垂下片
31j 水平段部
32 壁側ブラケット半体
32a 垂直部
32c 係止段部
33 連結ねじ(ねじ部材)
50 照明ユニット
52 プリント基板
53 発光素子
54 光源
55 ケース

Claims (8)

  1. 本体胴部の上方に握り部を形成する手摺本体と、
    上記本体胴部の裏面に、該本体胴部の長手方向に沿って適宜間隔をおいて取り付けられるブラケットと、を具備するボード型手摺であって、
    上記手摺本体は、芯材にカバー材を嵌合被着してなり、
    上記カバー材は、上記芯材の前面部、握り部及び裏面部を連続して覆うと共に、下部開口部を有する下向き溝形に形成され、
    上記カバー材の下部開口部には、上記芯材の下部の前面側及び裏面側に設けられた係合溝に嵌合可能な係止凸条が形成され、
    上記ブラケットは、該ブラケットの手摺固定部が上記カバー材の裏面部を挟んで上記芯材の本体胴部裏面部に当接された状態で、芯材の裏面部にねじ部材によって固定され
    上記芯材の前面部、握り部及び裏面部の表面に、適宜間隔をおいて複数の小凸条が形成されている
    ことを特徴とするボード型手摺。
  2. 本体胴部の上方に握り部を形成する手摺本体と、
    上記本体胴部の裏面に、該本体胴部の長手方向に沿って適宜間隔をおいて取り付けられるブラケットと、を具備するボード型手摺であって、
    上記手摺本体は、芯材にカバー材を嵌合被着してなり、
    上記カバー材は、上記芯材の前面部、握り部及び裏面部を連続して覆うと共に、下部開口部を有する下向き溝形に形成され、
    上記カバー材の下部開口部には、上記芯材の下部の前面側及び裏面側に設けられた係合溝に嵌合可能な係止凸条が形成され、
    上記ブラケットは、該ブラケットの手摺固定部が上記カバー材の裏面部を挟んで上記芯材の本体胴部裏面部に当接された状態で、芯材の裏面部にねじ部材によって固定され
    上記カバー材の前面及び握り部の表面に、合成樹脂製のシート材を貼着してなり、
    上記カバー材における上記シート材の端縁に近接する部位に、上記シート材の剥がれ防止用の隆起段部を形成してなる、
    ことを特徴とするボード型手摺。
  3. 本体胴部の上方に握り部を形成する手摺本体と、
    上記本体胴部の裏面に、該本体胴部の長手方向に沿って適宜間隔をおいて取り付けられるブラケットと、を具備するボード型手摺であって、
    上記手摺本体は、芯材にカバー材を嵌合被着してなり、
    上記カバー材は、上記芯材の前面部、握り部及び裏面部を連続して覆うと共に、下部開口部を有する下向き溝形に形成され、
    上記カバー材の下部開口部には、上記芯材の下部の前面側及び裏面側に設けられた係合溝に嵌合可能な係止凸条が形成され、
    上記ブラケットは、該ブラケットの手摺固定部が上記カバー材の裏面部を挟んで上記芯材の本体胴部裏面部に当接された状態で、芯材の裏面部にねじ部材によって固定され
    上記ブラケットは、一端が上記本体胴部に固定される手摺固定部を有する下方が開口する半筒状体に形成され、上記手摺固定部の上部に張出し部を有する手摺側ブラケット半体と、壁面に固定される略L字状の壁側ブラケット半体とからなり、上記手摺側ブラケット半体の他端に設けられた係止垂下片を、上記壁側ブラケット半体の垂直部の上端部に設けられた係止段部に係合可能に形成すると共に、上記壁側ブラケット半体の水平部と上記手摺側ブラケット半体の一端側下部とをねじ部材によって固定可能に形成し、上記張出し部を上記芯材の裏面に長手方向に沿って形成された段部に載置可能に形成してなる、
    ことを特徴とするボード型手摺。
  4. 本体胴部の上方に握り部を形成する手摺本体と、
    上記本体胴部の裏面に、該本体胴部の長手方向に沿って適宜間隔をおいて取り付けられるブラケットと、を具備するボード型手摺であって、
    上記手摺本体は、芯材にカバー材を嵌合被着してなり、
    上記カバー材は、上記芯材の前面部、握り部及び裏面部を連続して覆うと共に、下部開口部を有する下向き溝形に形成され、
    上記カバー材の下部開口部には、上記芯材の下部の前面側及び裏面側に設けられた係合溝に嵌合可能な係止凸条が形成され、
    上記ブラケットは、該ブラケットの手摺固定部が上記カバー材の裏面部を挟んで上記芯材の本体胴部裏面部に当接された状態で、芯材の裏面部にねじ部材によって固定され
    上記芯材の裏面に、長手方向に沿う段部を形成し、
    上記ブラケットの両側面に、水平段部を形成し、
    上記芯材の上記段部と、隣接する上記ブラケットの対向する上記水平段部に棚を載置可能に形成し、
    上記棚の底部の一側に起立された起立片の上端部に形成された係止片を上記段部に係止可能に形成してなる、
    ことを特徴とするボード型手摺。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載のボード型手摺において、
    上記芯材は、金属製部材にて形成され、上記カバー材は、合成樹脂製部材にて形成されている、ことを特徴とするボード型手摺。
  6. 請求項1ないし4のいずれかに記載のボード型手摺において、
    上記芯材は、上記本体胴部及び握り部が中空状の中空形材にて形成されている、ことを特徴とするボード型手摺。
  7. 請求項1ないしのいずれかに記載のボード型手摺において、
    上記カバー材の長手方向の端部に合成樹脂製のエンドキャップを接着により被着してなる、ことを特徴とするボード型手摺。
  8. 請求項1ないしのいずれかに記載のボード型手摺において、
    上記本体胴部の下部に添設される照明ユニットを更に具備し、
    上記照明ユニットは、プリント基板に所定のピッチで発光素子を実装してなる光源と、該光源を保持する透光性を有するケースとからなり、
    上記ケースは、上記本体胴部の下部に設けられた下方が開口する取付凹溝に嵌合可能に形成されている、ことを特徴とするボード型手摺。
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