JP3969310B2 - 湾曲手すり - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、手すりに関する。さらに詳しくは、棚部を載置する載置手段を備えた湾曲手すりに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、階段の踊り場や、廻り階段等において、姿勢を安定させて体の向きを変え易いように、廻り部中心に上下方向に取付けて使用される、正面視略S字状の手すりが知られている(特許文献1。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−27988号公報(第1−3頁、第7図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
例えば、廻り階段を下りるときは、下りながら廻り部で体の向きを変えるという複合動作が必要で、姿勢が不安定となり、とくに、高齢者はバランスを崩して転倒しやすく危ないため、転倒防止の観点から、正面視略S字状の手すりが提案されている。一方、近年、階段のみならず浴室等においても、転倒防止手段や、移動するときの補助手段として手すりを取付けるケースが増えており、握りやすく、また、咄嗟のときに掴みやすい構造を有する手すりが求められている。しかしながら、上記した公知の手すりを、直ちに、浴室等の室内に適用するのは困難であり、体の支持や移動の補助手段として使用しやすく、かつ、デザイン性、機能性に優れた手すりが求められている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために考え出されたものであって、つぎのような技術的手段を講じている。すなわち、本発明によれば、壁面に取付けられる湾曲した手すりであって、該手すりは平面視略S字状に湾曲したバー材と、このバー材を壁面に固定する固定手段とからなるとともに、上記バー材の壁面から離れた膨出部と該壁面との間に介設された固定手段に棚部が載置可能とされた湾曲手すりが提供される。このようにすることによって、体の支持や移動の補助手段として使用できるとともに、例えば浴室に設置して、洗顔料やシャンプー等の小物を載置できる棚部を備えた手すりとすることができる。
【0006】
上記バー材をその上下端部が弧状で側面部が上下方向に幅広部材とすることが好ましい。このように、バー材を上下方向に扁平とすることにより、握りやすく、また、咄嗟のときに掴みやすい構造とするとともに、内側に凹んだ部分に腰、背中等を預けたり、簡易腰掛けとして利用することができる。
【0007】
上記バー材の膨出部が壁面のコーナー部に配置されることが好ましい。このようにして、上記膨出部と壁面との間に介設された固定手段に棚部を載置することにより、請求項1に記載の発明の効果に加えて、コーナーのデッドスペースを浴室用小物類の収納場所として有効に使うことができる。
【0008】
上記バー材が、壁面の左コーナー部と右コーナー部とのいずれにも取付け可能とされる。上記バー材および棚部を上下逆にしても使用可能な構造とすることにより、例えば、浴室の左コーナー部と右コーナー部のいずれにも取付け可能となるため、部品点数を減らすことができる。
【0009】
上記バー材を浴室壁面に取付けて使用することが好ましい。浴室壁面に取付けることにより、とくに、高齢者の浴室内での転倒事故を防ぐことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して、さらに詳細に説明する。図1は、本発明にかかる湾曲手すりを示す斜視図である。図1において、平面視略S字状に湾曲したバー材1は、浴室の右コーナー部において、固定手段2によって壁面Wに取付けられ、固定される。図1からよくわかるように、上記バー材1の壁面Wから離れた膨出部11と壁面Wとの間に介設された固定手段22、23には、水切り孔を設けた棚部3が載置可能とされている。棚部3は着脱自在であるため、適宜、清掃することができ、外して清掃した後は、係止部31を固定手段22、23に係合し、浴室用の小物を載置する。又、バー材1の内側に凹んだ部分12と壁面Wとの間にも固定手段21が設けられている。
【0011】
バー材1は上下端部が弧状で側面部が上下方向に幅広の部材から形成され、上下方向に扁平な形態としているため、内側に凹んだ部分12に腰、背中等を預けることができ、また、簡易腰掛けとして利用できる。また、上下を逆にしても使用可能な構造とすることにより、図1に示すバー材1を浴室の左コーナー部にも取付けできる。図2は、図1に示したバー材1を上下逆にして左コーナー部に取付けた状態を示す斜視図である。このとき、棚部3の左右端部を固定手段22、23に係合する係合手段と、載置した小物類の落下防止手段を兼ねたT型構造の端縁32とすることにより、棚部3も左右いずれのコーナー部にも取付けることができる。このようにすることにより、本発明の湾曲手すりの部品点数を減らすことができる。
【0012】
図3は、図1に示した湾曲手すりの棚部3に浴室用小物類を載置し、また、タオルを掛けたり、端部にボディブラシを掛けた状態を示す斜視図である。図3からよくわかるように、棚部3を取付けても、バー材1が幅広であるため、手すりとして、握りやすく、また、咄嗟のときに十分にバー材1を掴まえることができる。このように、本発明にかかる湾曲手すりは、デザイン性に優れるとともに、機能性にも優れていることが明らかである。
【0013】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1に記載の発明は、壁面Wに取付けられる湾曲した手すりであって、該手すりは平面視略S字状に湾曲したバー材1と、このバー材1を壁面Wに固定する固定手段2とからなるとともに、上記バー材1の壁面Wから離れた膨出部11と該壁面Wとの間に介設された固定手段22、23に棚部3が載置可能とされた湾曲手すりである。このようにすることによって、体の支持や移動の補助手段として使用できるとともに、例えば浴室に設置して、洗顔料やシャンプー等の小物を載置できる機能を備えた手すりとすることができる。
【0014】
更に、請求項1に記載の発明は、上記バー材1は側面部が上下方向に幅広部材とされる。このように、バー材1を上下方向に扁平とすることにより、握りやすく、また、咄嗟のときに掴みやすい構造とするとともに、内側に凹んだ部分12に腰、背中等を預けたり、簡易腰掛けとすることができる。更に、請求項1に記載の発明は、棚部3を取付けても、バー材1が幅広であるため、手すりとして、握りやすく、また、咄嗟のときに十分にバー材1を掴まえることができる。
【0015】
請求項2に記載の発明は、上記バー材1の膨出部11が壁面Wのコーナー部に配置される。このようにして、上記膨出部11と壁面Wとの間に介設された固定手段2に棚部3を載置することにより、請求項1に記載の発明の効果に加えて、コーナーのデッドスペースを浴室用小物類の収納場所として有効に使うことができる。
【0016】
請求項3に記載の発明は、上記バー材1が、壁面Wの左コーナー部と右コーナー部とのいずれにも取付け可能とされる。上記バー材1および棚部3を上下逆にしても使用可能な構造とすることにより、請求項1に記載の発明の効果に加えて、例えば、浴室の左コーナー部と右コーナー部のいずれにも取付け可能となるため、部品点数を減らすことができる。
【0017】
請求項4に記載の発明は、上記バー材1が、浴室壁面Wに取付けて使用される。浴室壁面Wに取付けることにより、請求項1に記載の発明の効果に加えて、とくに、高齢者の浴室内での転倒事故を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる湾曲手すりを示す斜視図である。
【図2】上記湾曲手すりを左右いずれのコーナー部にも取付け可能とした形態を示す斜視図である。
【図3】上記湾曲手すりを浴室のコーナー部に取付け、棚部に浴室用小物類を載置した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 バー材
11 バー材の壁面から離れた膨出部
12 バー材の内側に凹んだ部分
2 固定手段
21 固定手段
22、23 棚部載置手段を兼ねた固定手段
3 棚部
31 同上の係止部
32 同上のT型構造の端縁
W 壁面
Claims (4)
- 壁面に取付けられる湾曲した手すりであって、該手すりは平面視略S字状に湾曲したバー材と、このバー材を壁面に固定する固定手段とからなるとともに、上記バー材の壁面から離れた膨出部と該壁面との間に介設された固定手段に棚部が載置可能とされた湾曲手すりであって、上下端部が弧状で側面部が上下方向に幅広の幅広部材で形成されたバー材を壁面に固定する固定手段は、上記バー材の壁面から離れた膨出部と該壁面との間に介設されて棚部が載置可能とされた湾曲手すり。
- 上記バー材の膨出部が壁面のコーナー部に配置された請求項1に記載の湾曲手すり。
- 上記バー材が壁面の左コーナー部と右コーナー部とのいずれにも取付け可能とされた請求項1に記載の湾曲手すり。
- 上記バー材が浴室壁面に取付けられたものである請求項1に記載の湾曲手すり。
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