JP2016176262A - 手すり、および手すりの取付構造 - Google Patents

手すり、および手すりの取付構造 Download PDF

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日奈子 佐藤
藤田 浩一
Koichi Fujita
浩一 藤田
菜々子 山崎
Nanako Yamazaki
菜々子 山崎
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Abstract

【課題】滑りにくく、しっかりとつかむことができる手すりを提供する。【解決手段】左右方向に延びた手すり本体部3と、手すり本体部3の上端部から後方に突出した指掛け部4とを備える。手すり本体部3の前面上端部に、手すり本体部3の長手方向に垂直な断面において、上方に向かうほど後方に位置するように傾斜した直線状の第1回り止め面321が形成される。【選択図】図1

Description

本発明は、手すり、および手すりの取付構造に関する。
特許文献1には、手すりが開示されている。この手すりは、その上面が手すりの長手方向に垂直な断面において円弧状に形成された手すり面になっており、使用者はこの手すり面をつかんで手すりを使用する。
特開2006−124993号公報
ところで、前記断面円弧状の手すり面は、手が掛かりにくく、手すりをつかんだ手が断面円弧状の手すり面に沿って回る方向に滑りやすい。
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、滑りにくく、しっかりとつかむことができる手すりおよびその取付構造を提供することにある。
前記課題を解決するために本発明に係る手すりは、左右方向に延びた手すり本体部と、前記手すり本体部の上端部から後方に突出した指掛け部とを備え、前記手すり本体部の前面上端部に、回り止め面が形成され、前記回り止め面は、前記手すり本体部の長手方向に垂直な断面において、上方に向かうほど後方に位置するように傾斜した直線状であることを特徴とする。
また、本発明に係る手すりは、左右方向に延びた手すり本体部と、前記手すり本体部の上端部から後方に突出した指掛け部とを備え、前記指掛け部の上面は、回り止め面を備え、前記回り止め面は、前記手すり本体部の長手方向に垂直な断面において、後方に向かうほど下方に位置するように傾斜した直線状であることを特徴とする。
また、本発明に係る手すりの取付構造は、壁と、前記手すりとを備え、前記手すりは、その長手方向が鉛直方向と交差するように、かつ前記指掛け部が前記壁側を向くように、前記壁に取り付けられたことを特徴とする。
本発明に係る手すりは、指掛け部に指を掛けてしっかりとつかむことができ、滑りにくい。
本発明の手すりの取付構造では、使用者は、指掛け部に指を掛けて手すりをしっかりとつかむことができ、手すりに対して手が滑りにくい。
本実施形態の手すりの取付構造の斜視図である。 図1のA−A線断面図である。 図3Aは、本実施形態の手すりの滑り止め部の概略正面図である。図3Bは、変形例の滑り止め部の概略正面図である。図3Cは、他の変形例の滑り止め部の概略正面図である。 本実施形態の手すりの取付構造の分解斜視図である。 図1のB−B線断面図である。 図6A〜図6Cは、本実施形態の手すりの取付構造の使用方法を説明する説明図である。 図7Aは、本実施形態の手すりを使用して使用者が立ち上がるときの様子を示した説明図である。図7Bは、使用者が手すりをつかんだときの様子を示した拡大断面図である。 図8A〜図8Dは、変形例1〜4の手すりの断面図である。 図9A〜図9Cは、変形例5〜7の手すりの断面図である。 滑り止め部のさらに他の変形例を示した分解斜視図である。
以下、添付図面に基づいて本発明の実施形態について説明する。本実施形態の手すり2の取付構造では、図1に示すように、浴室の壁10に手すり2が取り付けられている。この手すり2の取付構造は、浴室の壁10と、壁10に固定された複数の支持体6と、支持体6に固定された手すり2と、複数の棚材8とを備えている。
複数の棚材8は、手すり2と壁10との間に設置されている。手すり2と壁10との間において各棚材8の上方に位置する空間は、収納スペース70となっている。各収納スペース70には、下方の棚材8においた物品(例えば、シャンプー剤を入れるボトルや、石けんなどの浴室小物)を収納することができる。すなわち、手すり2と壁10との間には、物品を収納するための収納スペース70が設けられている。
以下では、手すり2の長手方向を左右方向とし、手すり2を壁10に水平に取り付けた取付状態において、手すり2の長手方向に垂直な水平方向を前後方向とする。また、前後方向のうちの手すり2側から壁10側に向かう方向を後方、壁10側から手すり2側に向かう方向を前方とする。
浴室内には、浴槽11と、当該浴槽11に隣り合う洗い場12とが設置されている。浴槽11と洗い場12は、浴槽11の幅方向に隣接している。
手すり2は、浴室の壁10の左右方向の全長に亙って延びており、浴槽11側と洗い場12側とに跨るようにして取り付けられている。手すり2は、浴槽11および洗い場12の上方に配置されている。手すり2と壁10の前面(以下、壁面100という)との間には、複数の支持体6が位置しており、手すり2は壁面100から離れている。
手すり2は、図2に示すように、断面縦長の手すり本体部3と、手すり本体部3の上端部から後方に突出した指掛け部4とを備えている。指掛け部4には滑り止め部5が設けられている。手すり2の上端部は、手すり本体部3の上端部と指掛け部4とで構成されており、使用者がつかむ部分となる。手すり2は、押し出し成型により形成され、手すり本体部3と指掛け部4は、一体成形されている。
手すり本体部3は、左右方向に延びており、手すり2の主体を構成する。手すり本体部3は、左右方向に垂直な断面において、上下方向に延びた扁平な縦長状をなしている。具体的に本実施形態の手すり本体部3は、前後方向の厚み寸法が約15mm、上下方向の幅寸法が約85mmの扁平状の中空部材により構成されている。
手すり2の上端面20は、手すり本体部3の上端面と、指掛け部4の上面41とで構成されている。以下、手すり2の上端面20を、手すり上端面20という。
手すり上端面20は、使用者の手を載せるための手置き面31を備えている。本実施形態の手置き面31は、手すり本体部3の上端面である。手置き面31は、左右方向に垂直な断面において水平な直線状をなす平面である。
手すり本体部3の前面は、手置き面31(すなわち、手すり本体部3の上端面)から順に下方に連続した、上縁面32、手当たり面33、および下部面35を備えている。
上縁面32は、手すり本体部3の前面の上端部である。上縁面32は、手置き面31から順に下方に連続した接続面320および回り止め面321を備えている。以下、接続面320を第1接続面320という。また、回り止め面321を第1回り止め面321という。
第1接続面320は、左右方向に垂直な断面において上斜め前方に向かって突となる円弧状に形成されている。
第1回り止め面321は、手すり本体部3の前面上端部に形成されている。第1回り止め面321は平面であって、左右方向に垂直な断面において、上方に向かうほど後方に位置するように傾斜した直線状である。
図2に示すように、左右方向に垂直な断面において、第1回り止め面321を上方に延長した仮想の直線を延長線L1としたとき、手置き面31は後方に向かうほど延長線L1から下方に離れるように第1回り止め面321に対して傾斜している。
手当たり面33は、使用者が手すり2の上端部をつかんだ際に、手の親指や母指球を収めるためのくぼみである。手当たり面33は、第1回り止め面321の下端から下方に連続し、第1回り止め面321の下端よりも後方にくぼんでいる。
手当たり面33の上部34は、下方を向き、手の親指や母指球の上方への移動を規制するように構成されている。これにより、使用者が手すり2の上端部をつかんだ状態において、手指が上方に滑りにくくなる。
下部面35は、手当たり面33の下端から下方に連続した鉛直な面により構成されている。下部面35の下端は、断面円弧状の出隅部を介して手すり本体部3の下端面に連続している。
図2に示す手すり2において、手すり本体部3の後面よりも後方に位置する部分が、本実施形態の指掛け部4に該当する。指掛け部4は、使用者が手すり2の上端部をつかんだ際に、指を掛けるための部分である。
指掛け部4は、上面41(以下、指掛け上面41という)と、後面42(以下、指掛け後面42という)と、下面43(以下、指掛け下面43という)とを備えている。
指掛け上面41は、手置き面31から順に後方に連続した接続面410および回り止め面411を備えている。以下、接続面410を第2接続面410という。また、回り止め面411を第2回り止め面411という。
第2接続面410は、左右方向に垂直な断面において後斜め上方に向かって突となる円弧状である。
第2回り止め面411は、平面であって、左右方向に垂直な断面において、後方に向かうほど下方に位置するように傾斜した直線状である。手置き面31は、第2回り止め面411よりも前方に位置している。
手当たり面33から、第1回り止め面321、第1接続面320、手置き面31、第2接続面410を介して第2回り止め面411に亘る範囲には、屈曲した角部は存在していない。
図2に示すように、左右方向に垂直な断面において、第2回り止め面411を上方に延長した仮想の直線を延長線L2としたとき、手置き面31は前方に向かうほど延長線L2から下方に離れるように第2回り止め面411に対して傾斜している。
指掛け後面42は、第2回り止め面411の後端から下方に連続している。指掛け後面42は、指掛け部4の後方を向く先端面であり、略鉛直である。
指掛け下面43は、指掛け後面42の下端から前方に向かって連続し、かつ手すり本体部3の後面にも連続している。指掛け下面43は、指掛け後面42に連続した後部431と、手すり本体部3の後面に連続する前部432とを備えている。指掛け下面43の後部431は、手すり本体部3の後面に近づくほど上方に位置するように傾斜している。指掛け下面43の前部432は、指掛け下面43の後部431と手すり本体部3の後面とを接続する部分であり、断面円弧状をなしている。
指掛け部4には、滑り止め部5が設けられている。滑り止め部5は、指掛け部4の先端部に設けられており、使用者の指が指掛け部4に掛けられた状態において、指が滑るのを抑制する。具体的に滑り止め部5は、指掛け後面42に設けられている。滑り止め部5は、指掛け上面41および指掛け下面43には設けられておらず、指掛け後面42にのみ設けられている。
滑り止め部5は、指掛け後面42を凹凸にした凹凸部51により構成されている。凹凸部51は、手すり本体部3の長手方向に平行に延びた複数の凹溝52を有している。凹溝52は、指掛け後面42から凹没した溝である。凹凸部51は、凹溝52が上下方向に間隔をおいて並ぶことで、凹凸が繰り返し形成されている。
凹凸部51は、図3Aに示すように、手すり2の長手方向に平行に延びた複数の凹溝52により構成されているが、例えば、図3Bに示すように、手すり2の長手方向に対し傾斜する方向に延びた複数の凹溝52により構成されてもよい。
なお、凹溝52は、鉛直方向に対し交差していればよいが、水平に近いほうがより効果的に滑り止めの効果を作用させることができる。また、凹凸部51としては、例えば、凹溝52に替えて、指掛け後面42から突出した複数の凸条を上下方向に並べることで、凹凸を繰り返し形成してもよい。また、凹凸部51は、図3Cに示すように、点状の突起53を散在させて凹凸を形成してもよい。
このような構成の手すり2は、図1に示すように、指掛け部4が壁10側に向くように、かつ、断面縦長状の手すり本体部3の上下方向が壁面100に沿うようにして取り付けられる。手すり2は、その長手方向が鉛直方向に交差する姿勢で配置される。本実施形態の手すり2は、その長手方向が水平となる姿勢で配置されている。
手すり2は、複数の支持体6によって支持される。各支持体6は、図4に示すように、手すり2の長手方向に離れて設けられている。支持体6は、壁10に固定される第1支持部61と、手すり2に固定される第2支持部64とを備えている。
第1支持部61は、断面C字状の支持本体部62と、支持本体部62の後端部に設けられた壁固定部63とを備える。壁固定部63が壁面100に当てられた状態で壁10にねじ止めされることで、第1支持部61は壁10に固定される。
第2支持部64は、図5に示すように、筒状をなした筒体部65と、筒体部65の前端部に設けられた手すり固定部66とを備える。手すり2の内部には、バックアップ材7が設けられている。手すり固定部66とバックアップ材7とは、互いにねじ止めされるように構成されており、これにより、手すり2は第2支持部64に固定される。
手すり2が固定された第2支持部64は、壁10に固定された第1支持部61に連結される。施工者は、手すり2が固定された第2支持部64の筒体部65の内部に第1支持部61を挿入し、この状態で、筒体部65の下面を第1支持部61にねじ止めすることで、第2支持部64と第1支持部61を連結する。
手すり2と壁10との間に位置する棚材8は、図4に示すように、左右方向に延びた複数の線材81を前後方向に間隔を置いて配置し、各線材81を複数の保持材82で連結することで構成される。
棚材8は、複数の受け体9により支持される。
複数の受け体9の半数は、手すり本体部3の後面にねじ止めにより取り付けられる。手すり本体部3の後面に取り付けられた複数の受け体9は、それぞれが手すり2の長手方向に離れて配置される。また、複数の受け体9のうちの残りの半数は、壁10にねじ止めにより取り付けられる。壁10に取り付けられた複数の受け体9は、それぞれが手すり2の長手方向に離れて配置される。棚材8は、手すり2と壁10に取り付けられた、これら複数の受け体9に載置されることで、手すり2と壁10の間に設けられる。そして、このように設けられた各棚材8の上方の空間が、前述した収納スペース70となる。
<使用方法>
手すり2は、例えば、次のように使用される。洗い場12の椅子に座った使用者は、図6Aに示すように、手を伸ばして手すり2の上端部をつかむ。次に使用者は、この手すり2を強くつかんで立ち上がる。この後、使用者は、図6Bに示すように、手すり2をつかみながら、当該手すり2に沿って浴槽11側に移動する。この使用者は、手すり2の上端部を強くつかみながら脚を上げて、浴槽11の洗い場12側の側壁を跨ぐ。この後、浴槽11内に移動した使用者は、図6Cに示すように、手すり2の上端部をつかみながら屈み込んで、浴槽11内の湯に身を沈め、その後、手すり2を放す。
このように、本実施形態の手すり2は、浴室の壁10において、浴槽11側と洗い場12側とに跨って取り付けられるため、特に、高齢者等が立ち上がったり浴槽11を跨いだりする動作に対し、効果的に補助することができる。
図7Aに示すように使用者が立ち上がったり座ったりするとき、使用者は、例えば図7Bに示すように、親指を除く四指を指掛け部4に掛け、親指や母子球を手当たり面33に当てて手すり2の上端部をつかむ。
このように使用者が手すり2をつかんだとき、手の平や親指は、断面直線状の第1回り止め面321に当たりやすい。この手の平や親指は、第1回り止め面321に掛かりやすく、このため手は手すり2に対して滑りにくい。すなわち、第1回り止め面321が断面円弧状である場合と比較して、手すり2をつかんだ手が、前後に回る方向に滑りにくい。
また、使用者が手すり2をつかんだとき、手の平は、断面直線状の手置き面31に当たりやすい。この手の平は、手置き面31に掛かりやすく、このため手は手すり2に対して滑りにくい。さらに、親指を除く四指の根本部分は、断面直線状の第2回り止め面411に当たりやすい。このため、親指を除く四指の根本部分は第2回り止め面411に掛かりやすく、手は手すり2に対して滑りにくい。また、親指を除く四指が指掛け部4の先端部に設けられた滑り止め部5に当たって滑りにくい。
<実施形態のまとめ>
以上説明した本実施形態の手すり2は、以下の特徴を有する。左右方向に延びた手すり本体部3と、手すり本体部3の上端部から後方に突出した指掛け部4とを備える。手すり本体部3の前面上端部に、回り止め面321(第1回り止め面321)が形成されている。回り止め面321は、手すり本体部3の長手方向に垂直な断面において、上方に向かうほど後方に位置するように傾斜した直線状である。ここで、指掛け部4は、手すり本体部3の最も上方の位置から下方に向かう一定の領域で、かつ手すり2を上方からつかんだときに、親指を除く四指がかかる位置に設けてあればよい。
使用者がこの手すり2をつかむ場合、指掛け部4に指を掛けることができる。また、この際、使用者は、手の平や親指を、断面直線状の回り止め面321に当てることができる。このようにすると、手の平や親指が断面直線状の回り止め面321に掛かり、手すり2に対して手が滑りにくくなる。従って、使用者は、手すり2に対して手が滑ることを抑制しながら、手すり2をしっかりとつかむことができる。また、回り止め面321は、上方に向かうほど後方に位置するように傾斜するので、使用者が手すり2の前側から指掛け部4に指を掛ける際に、手が手すり2の上端部の前端部に当たりにくくなる。このため、使用者は指掛け部4に指を掛けやすくなる。
さらに本実施形態の手すり2は、以下の付加的な特徴を有する。手すり本体部3の上端面と指掛け部4の上面41とで構成された手すり上端面20は、手置き面31を備える。手置き面31は、手すり本体部3の長手方向に垂直な断面において、後方に向かうほど、回り止め面321の上方への延長線L1から下方に離れるように回り止め面321に対して傾斜した直線状である。
使用者がこの手すり2をつかむ場合、手の平を断面直線状の手置き面31に当てることができる。このようにすると、手の平が断面直線状の手置き面31に掛かり、手は手すり2に対して一層滑りにくくなる。
さらに本実施形態の手すり2は、以下の付加的な特徴を有する。指掛け部4の上面41は、他の回り止め面411(第2回り止め面411)を備える。回り止め面411は、手すり本体部3の長手方向に垂直な断面において、後方に向かうほど下方に位置するように傾斜した直線状である。
使用者がこの手すり2をつかむ場合、親指を除く四指の根本部分を、断面直線状の回り止め面411に当てることができる。このようにすると、親指を除く四指の根本部分が、断面直線状の回り止め面411に掛かり、手すり2に対して手が一層滑りにくくなる。また、回り止め面411が、後方に向かうほど下方に位置するように傾斜するので、使用者が手すり2の前側から指掛け部4に指を掛ける際に、手が指掛け部4の上面後端部に当たりにくくなる。このため、使用者は指掛け部4に指を掛けやすくなる。また、回り止め面411が、後方に向かうほど下方に位置するように傾斜するので、回り止め面411に付着した水滴が、後方に排出されやすくなる。このため、回り止め面411を備えた指掛け部4に掛けた指は、一層滑りにくくなる。
また、本実施形態の手すり2は、以下の特徴を有する。左右方向に延びた手すり本体部3と、手すり本体部3の上端部から後方に突出した指掛け部4とを備える。指掛け部4の上面41は、回り止め面411(第2回り止め面411)を備える。回り止め面411は、手すり本体部3の長手方向に垂直な断面において、後方に向かうほど下方に位置するように傾斜した直線状である。ここで、指掛け部4は、手すり本体部3の最も上方の位置から下方に向かう一定の領域で、かつ手すり2を上方からつかんだときに、親指を除く四指がかかる位置に設けてあればよい。
使用者がこの手すり2をつかむ場合、親指を除く四指の根本部分を、断面直線状の回り止め面411に当てることができる。このようにすると、親指を除く四指の根本部分が、断面直線状の回り止め面411に掛かり、手すり2に対して手が滑りにくくなる。従って、使用者は手すり2に対して手が滑ることを抑制しながら、手すり2をしっかりとつかむことができる。
さらに本実施形態の手すり2は、以下の付加的な特徴を有する。手すり本体部3の上端面と指掛け部4の上面41とで構成された手すり上端面20は、回り止め面411よりも前方に位置した手置き面31を備える。手置き面31は、手すり本体部3の長手方向に垂直な断面において、前方に向かうほど、回り止め面411の上方への延長線L2から下方に離れるように回り止め面411に対して傾斜した直線状である。
使用者がこの手すり2をつかむ場合、手の平を断面直線状の手置き面31に当てることができる。このようにすると、手の平が断面直線状の手置き面31に掛かり、手は手すり2に対して一層滑りにくくなる。
また、本実施形態の手すり2の取付構造は、以下の特徴を有している。手すり2の取付構造は、壁10と、前記特徴を有する手すり2とを備える。手すり2は、その長手方向が鉛直方向と交差するように、かつ指掛け部4が壁10側を向くように、壁10に取り付けられる。
この特徴を有する手すり2の取付構造では、使用者は手すり2に対して手が滑ることを抑制しながら、手すり2をしっかりとつかむことができる。
さらに本実施形態の手すり2の取付構造は、以下の付加的な特徴を有する。壁10は、浴室の壁である。
この特徴を有する手すり2の取付構造では、使用者は、浴室に設けられて水が掛かりやすい手すり2を、手すり2に対して手が滑ることを抑制しながらしっかりとつかむことができる。
さらに本実施形態の手すり2の取付構造は、以下の付加的な特徴を有する。手すり2と壁10との間に、物品を収納するための収納スペース70が設けられる。
この特徴を有する手すり2の取付構造では、手すり2と壁10との間に、物品を収納できる。
また、一般に、使用者は、手すり2をつかんで立ち上がるとき、図7Aに示すように、身体を手すり2に近付ける傾向にある。このとき、頭部が壁面100に近接することになる。ここで、本実施形態の手すり2の取付構造では、壁面100と手すり2との間に物品を収納するための収納スペース70が設けられており、手すり2と壁面100との間には一定以上の間隔が設けられる。このため、前記立ち上がりの際に使用者の頭部は、壁面100に接触しにくくなっている。
さらに本実施形態の手すり2の取付構造は、以下の付加的な特徴を有する。手すり2と壁10との間に物品を置くための棚材8が設けられ、この棚材8の上方を収納スペース70とする。
この特徴を有する手すり2の取付構造では、棚材8に物品を置いて、手すり2と壁10との間の収納スペース70に物品を収納できる。
なお、本実施形態の第1回り止め面321は、第1接続面320を介して手置き面31に繋がっているが、直接手置き面31に繋がってもよい。また、本実施形態の手置き面31は、水平であるが、水平に対して傾斜していてもよい。また、本実施形態の第2回り止め面411は、第2接続面410を介して手置き面31に繋がっているが、直接手置き面31に繋がってもよい。
また、手すり2と壁10との間には、棚材8に替えて、例えば上方に開口した箱状の収納部材が設けられてもよい。また、棚材8を省略して、手すり2と壁10との間を収納スペース70として利用してもよい。また、手すり2と壁10との間には、収納スペース70が設けられなくてもよい。
<変形例>
以下、手すり2の変形例1〜6について説明する。なお、変形例1では、前記実施形態の構成に対応する構成について、同符号の末尾に「a」を付して説明を省略し、前記実施形態と異なる部分について説明する。同様に、変形例2の構成には同符号の末尾に「b」を、変形例3の構成には同符号の末尾に「c」を、変形例4の構成には同符号の末尾に「d」を付す。また、変形例5の構成には同符号の末尾に「e」を、変形例6の構成には同符号の末尾に「f」を、変形例7の構成には同符号の末尾に「g」を付す。
変形例1の手すり2aは、図8Aに示すように、手当たり面33aと上縁面32aとの境界の曲率半径が、前記実施形態よりも小さい。また、手当たり面33aは、奥面の曲率半径が前記実施形態よりも小さく、親指は収まるが母子球は収まらない程度の大きさに形成されている。
変形例2の手すり2bは、図8Bに示すように、上縁面32bが断面円弧状をなしており、断面直線状の第1の回り止め面321を備えていない。上縁面32bと手当たり面33bは連続しており、外観上境界が現れない。また、手当たり面33bの下端部は、鉛直下方に延びており、下部面35bに連続している。手当たり面33bの下端部と下部面35bは、外観上境界が現れず、両者で鉛直な面を構成している。
変形例3の手すり2cは、手当たり面33cと上縁面32cの境界の曲率半径が、前記実施形態よりも小さい。また、手当たり面33cは、断面横倒し略L字状をなしており、その下端が下部面35cに連続している。変形例2と同様、手当たり面33cの下端部と下部面35cとの境界は、外観上現れず、手当たり面33cの下端部と下部面35cとで鉛直な面を構成している。
変形例4の手すり2dは、図8Dに示すように、手すり本体部3dの下部面35dが前方に膨らむように円弧状をなしている。また、手当たり面33dは、奥面の曲率半径が本実施形態よりも小さく、親指は収まるが母子球は収まらない程度の大きさに形成されている。
変形例5の手すり2eは、図9Aに示すように、指掛け上面41eが断面円弧状であり、断面直線状の第2回り止め面411を備えていない。
変形例6の手すり2fは、図9Bに示すように、指掛け上面41fと指掛け後面42fが同じ曲率半径で円弧状に連続しており、断面直線状の第2回り止め面411を備えていない。指掛け上面41fと指掛け後面42fとの明確な境界は存在しないが、上を向く面が指掛け上面41fに該当し、後方を向く面が指掛け後面42fに該当する。
変形例6の手すり2fは、手すり本体部3fの長手方向に垂直な断面において縦長状をなしているが、扁平状ではない。また、手すり本体部3fの前面には、手当たり面33は設けられていない。
変形例7の手すり2gは、図9Cに示すように滑り止め部5を備えていない。
なお、前記実施形態の滑り止め部5および変形例1〜6の滑り止め部5a〜5fは、表面を凹凸にすることで形成されているが、一体成形による凹凸成形に限らず、切削加工等の後加工をして形成してもよい。また、滑り止め部5、5a〜5fは、例えば、図10に示すように、ゴム等の摩擦係数が大きいシート材、あるいは表面に凹凸が形成されたシート材であって、指掛け部4の先端部に貼着されるものであってもよい。
また、前記実施形態の手すり2、および変形例1〜7の手すり2a〜2gは、例えば、部屋の壁や、階段の側方の壁に取り付けられてもよい。また、設置状態の手すり2、2a〜2gは、その左右方向が、鉛直方向に平行でなければよく、鉛直方向に対して交差していればよい。
L1 延長線
L2 延長線
10 壁
2 手すり
20 手すり上端面
3 手すり本体部
31 手置き面
321 回り止め面(第1回り止め面)
4 指掛け部
41 指掛け部の上面(指掛け上面)
411 他の回り止め面(第2回り止め面)

Claims (9)

  1. 左右方向に延びた手すり本体部と、
    前記手すり本体部の上端部から後方に突出した指掛け部とを備え、
    前記手すり本体部の前面上端部に、回り止め面が形成され、
    前記回り止め面は、前記手すり本体部の長手方向に垂直な断面において、上方に向かうほど後方に位置するように傾斜した直線状であることを特徴とする手すり。
  2. 前記手すり本体部の上端面と前記指掛け部の上面とで構成された手すり上端面は、手置き面を備え、
    前記手置き面は、前記手すり本体部の長手方向に垂直な断面において、後方に向かうほど、前記回り止め面の上方への延長線から下方に離れるように前記回り止め面に対して傾斜した直線状であることを特徴とする請求項1に記載の手すり。
  3. 前記指掛け部の上面は、他の回り止め面を備え、
    前記他の回り止め面は、前記手すり本体部の長手方向に垂直な断面において、後方に向かうほど下方に位置するように傾斜した直線状であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の手すり。
  4. 左右方向に延びた手すり本体部と、
    前記手すり本体部の上端部から後方に突出した指掛け部とを備え、
    前記指掛け部の上面は、回り止め面を備え、
    前記回り止め面は、前記手すり本体部の長手方向に垂直な断面において、後方に向かうほど下方に位置するように傾斜した直線状であることを特徴とする手すり。
  5. 前記手すり本体部の上端面と前記指掛け部の上面とで構成された手すり上端面は、前記回り止め面よりも前方に位置した手置き面を備え、
    前記手置き面は、前記手すり本体部の長手方向に垂直な断面において、前方に向かうほど、前記回り止め面の上方への延長線から下方に離れるように前記回り止め面に対して傾斜した直線状であることを特徴とする請求項4に記載の手すり。
  6. 壁と、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の手すりとを備え、
    前記手すりは、その長手方向が鉛直方向と交差するように、かつ前記指掛け部が前記壁側を向くように、前記壁に取り付けられたことを特徴とする手すりの取付構造。
  7. 前記壁は、浴室の壁であることを特徴とする請求項6に記載の手すりの取付構造。
  8. 前記手すりと前記壁との間に、物品を収納するための収納スペースが設けられたことを特徴とする請求項6または請求項7に記載の手すりの取付構造。
  9. 前記手すりと前記壁との間に前記物品を置くための棚材が設けられ、この棚材の上方を前記収納スペースとしたことを特徴とする請求項8に記載の手すりの取付構造。
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