JP6693847B2 - スライドバー装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば浴室で用いるシャワーヘッドを上下に摺動し保持するスライドバー装置に関する。
スライドバー装置は、例えばシャワーヘッドなどの被掛止体を掛け止めるフックを細長い棒状のスライドバーに摺動可能に保持する。ユーザは、スライドバー装置によって、被掛止体であるシャワーヘッドをスライドバーに沿って移動させることで、使い易い位置でシャワーヘッドを利用することができる。
例えば、特許文献1には、フックに操作部材が設けられ、操作部材の押し込み操作によってレバー部材が揺動し、レバー部材に連動するロック部材がスライドバーに対して圧接位置から解放位置へと後退するロック装置が開示されている。操作部材は、直線状の棒状部材であるフックの下面から突出するようにばねによって付勢されている。フックは、操作部材を上方へ押し込む動作によってスライドバーへのロックが外れ、押し込み動作を解除することによってスライドバーにロックする。
また、特許文献2には、上下方向に延びる第1スライド部、および頭上から湯水を吐出させるのに適する第2スライド部を有するスライドバーと、該スライドバーに摺動可能に保持されるフックを備えたスライドバー装置が開示されている。第2スライド部は、第1スライド部の上方にあり、前後方向にフックを移動させるべく第1スライド部に対して傾斜している。フックは、スライドバーに嵌め合う基端部からシャワーヘッドを掛け止める先端部にかけて直線状の棒状に形成されており、上面に操作用のスイッチが設けられている。
特開2014−009568号公報 特開2013−022384号公報
特許文献1に記載のロック装置では、フック下面から突出した操作部材に親指の腹を当て、フック上面に人差し指から小指までの腹を当てて挟むようにして操作する際に、直線状のフックの上面および下面が平坦であるため、親指から小指の腹に掛かり難い。また、シャワーヘッドから吐出された水や洗剤が平坦状のフック上面に付着すると、さらに指が滑り易くなって利便性が低下するという問題点があった。
また、特許文献2に記載のスライドバー装置では、操作用のスイッチがフック上面に設けられているので、スイッチがフックの基端部に近い位置にあると、小指側でスイッチを押すこととなり、小指側に力を掛ける不自然な操作となって利便性が低下する。フック上面に設けたスイッチを親指で押すように操作しても良いが、この場合、スライドバーとシャワーヘッド用のホースとが近接して狭くなるフック下面側の隙間に人差し指から小指を差し入れる動作が行い難い。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、スライドバーに摺動可能に保持されるフックの操作性が良いスライドバー装置を提供することにある。
本発明に係るスライドバー装置は、上下方向に延びるスライドバーと、前記スライドバーに摺動可能に保持されるフックとを備えるスライドバー装置において、前記フックは、前記スライドバーに嵌合する嵌合孔が形成された基端部、被掛止体を掛け止める先端部、および前記基端部と前記先端部との間に前記嵌合孔の軸線方向に屈曲した屈曲部を有することを特徴とする。
本発明にあっては、スライドバー装置は、スライドバーが上下方向に延びており、スライドバーにフックが摺動可能に保持される。フックは、基端部にスライドバーに嵌合する嵌合孔が形成されており、先端部に被掛止体を掛け止める。フックは、基端部と先端部との間に嵌合孔の軸線方向に屈曲した屈曲部を有するので、操作時に屈曲部に指が掛かって滑り難くなり、操作性が良い。
本発明によれば、スライドバー装置は、スライドバーが上下方向に延びており、スライドバーにフックが摺動可能に保持される。フックは、基端部にスライドバーに嵌合する嵌合孔が形成されており、先端部に被掛止体を掛け止める。フックは、基端部と先端部との間に嵌合孔の軸線方向に屈曲した屈曲部を有する。このため、スライドバー装置は、操作時にフックの屈曲部に指が掛かって滑り難くなり、操作性が良い。
本発明の実施形態に係るスライドバー装置を含む浴室ユニットの外観を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るスライドバー装置を含むシャワー装置の側面図である。 フックの上面側から見た斜視図である。 フックの下面側から見た斜視図である。 フックの側面図である。 ボディーシャワー浴時のスライドバー装置の使用状態を説明するための模式図である。 オーバーヘッドシャワー浴時のスライドバー装置の使用状態を説明するための模式図である。 フックの操作状態を説明するための模式図である。 変形例に係るフックの上面側から見た斜視図である。 変形例に係るフックの側面図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図1から図10を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図面における部材の寸法は、理解を容易にするために適宜拡大、縮小して示される。また、各図面において実施の形態を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。
(実施形態)
図1は実施形態に係るスライドバー装置1を含む浴室ユニット101の外観を示す斜視図、図2は実施形態に係るスライドバー装置1を含むシャワー装置100の側面図である。浴室ユニット101は、湯を溜める浴槽90、該浴槽90前側に設けた洗い場床91、壁パネル92、シャワー装置100を有する。浴槽90および洗い場床91は、四方を壁パネルによって囲まれている。洗い場床91に接する壁パネル92には、カウンター93および鏡94などのユーザが身体を洗い流す際に利用する備品類が取り付けられている。
シャワー装置100は、湯水供給部80、シャワーヘッド81、スライドバー装置1を有する。湯水供給部80は、水量調節つまみや温度調節つまみ等を有し、シャワーヘッド81に供給する湯水の温度および水量を調節可能としている。シャワーヘッド81は、ホース82によって湯水供給部80に接続されており、湯水供給部80から湯水が供給される。シャワーヘッド81には多数の小孔からなる吐水口が設けられており、ユーザの身体を洗い流す湯水を該吐水口から吐出する。シャワーヘッド81は、スライドバー装置1によって上下方向に摺動可能に保持されており、ユーザの嗜好に応じて高さを調節できるようになっている。
スライドバー装置1は、スライドバー10、下ブラケット20、上ブラケット21、フック30を有する。スライドバー10は、上下方向に延びる細長い棒状であり、軸線が壁パネル92側で凸状となるように湾曲している。スライドバー10は、上部に向かうにつれて、後述するフック30の先端部32側に傾斜し、壁パネル92から離れるように設けられている。尚、スライドバー10は、直線状の軸線を有し、上部に向かうにつれて、フック30の先端部32側に傾斜して壁パネル92から離れるように設けてもよい。本発明において、上下方向に延びることには、直線状に延びること、および曲線状に延びることが含まれ、上下方向には鉛直方向だけでなく鉛直方向から傾いた方向が含まれる。
スライドバー10は、壁パネル92の上下方向における中央部やや洗い場床91寄りの位置から浴室ユニット101の天井付近まで延びる。スライドバー10は、下端部が下ブラケット20に、上端部が上ブラケット21に取付けられている。下ブラケット20および上ブラケット21は、それぞれ棒状をなし、一端部にスライドバー10が取り付けられ、他端部が壁パネル92に固定されている。
上ブラケット21は、一端部から他端部までの軸線方向の長さ寸法が下ブラケット20よりも大きい。スライドバー10は、上述のように、軸線が壁パネル92側で凸状となるように湾曲しており、上ブラケット21の長さ寸法が下ブラケット20よりも大きいため、上端側が下端側に比べて壁パネル92から離れた位置となるように取り付けられる。このため、スライドバー10に摺動可能に保持されるフック30は、スライドバー10の下端側に位置する場合に比べ、上端側に位置する場合に、シャワー装置100の前に向き合うユーザにより近づくことになる。
図3はフック30の上面側から見た斜視図、図4はフック30の下面側から見た斜視図、図5はフック30の側面図である。フック30は、スライドバー10に嵌合する基端部31、被掛止体であるシャワーヘッド81を掛け止める先端部32、および基端部31と先端部32との間に屈曲した屈曲部33を有する。フック30は、基端部31からスライドバー10の側方へ延び、基端部31から先端部32にかけて全体として棒状をなす。屈曲部33は、棒状のフック30において、基端部31と先端部32との間の中央付近にあり、スライドバー10の軸線方向に屈曲している。
フック30の基端部31は、上下に貫通する嵌合孔31aを有しており、該嵌合孔31aにはスライドバー10が挿通されて嵌め合わされている。フック30は、基端部31の内部に設けたロック機構によってスライドバー10に保持されており、ロックの解除により摺動可能となる。フック30は、ロック機構を作動させるための操作部34を下面側に有する。フック30は、操作部34を下方から上方へ押し込む操作によってスライドバー10へのロックが外れて摺動可能となり、操作部34を押し込む操作が解除されることによってスライドバー10に保持される。操作部34は、ばね等によって上方から下方へ向けて付勢されており、下方から上方へ押し込む操作が解除されると元の位置に戻り、フック30がスライドバー10に保持される。
フック30の基端部31に設けるロック機構は、例えば、スライドバー10を押圧する押圧部材を基端部31の内部に設け、操作部34の上方移動に連動して該押圧部材がスライドバー10から離れる方向に後退してロックが解除するものとすればよい。このようなロック機構は、例えば、特許文献1(特開2014−009568号公報)および特許文献2(特開2013−022384号公報)等に開示された機構と同様に、構成することができる。
フック30の先端部32は、把持部32aおよび掛止部32bを有する。把持部32aは、上下方向から見てU字状をなし、フック30の先端側が開口している。掛止部32bは、上下方向から見てC字状をなし、フック30の先端側が開口している。掛止部32bは、把持部32aの内側において、棒状をなすフック30の軸線方向に直交する水平な軸回りに回動可能に支持されている。掛止部32bの内径は、上方側で大きく下方側で小さくなるテーパ状をなす。シャワーヘッド81は、ホース82への接続端部がホース82側で縮径する円錐台状をなし、掛止部32bに上方から挿入し嵌め合わすようにして掛け止められる。
フック30の先端側における掛止部32bの開口の幅は、ホース82の直径より大きく、シャワーヘッド81のホース82への接続端部の直径よりも小さい。このため、シャワーヘッド81は、掛止部32bから上方へ引き上げた後、ホース82部分で掛止部32bのフック30の先端側における開口を通過せしめ、フック30から抜き去ることができる。
掛止部32bは、上述のようにU字状の把持部32aの内側に回動可能に支持されているが、限定された回動範囲内で可動して保持されるように組み合わされている。例えば、掛止部32bおよび把持部32aは、互いに噛み合わされるギア歯状の噛合い部分を有し、一方の噛合い部分を他方に押圧されるように付勢する。掛止部32bを回動させたときに、一方の噛合い部分が付勢力に抗して後退することによって、噛み合わせが外れて回動するようにしておけばよい。このような機構は、例えば特許文献1に開示されている。
屈曲部33は、基端部31と先端部32との間の中途部に設けられている。図5に示すように、フック30の基端部31側の軸線L1および先端部32側の軸線L2は交差しており、棒状のフック30は、屈曲部33で嵌合孔31aの軸線L3方向に屈曲している。このためフック30は、上面側が凸形状、下面側が凹形状となっている。
先端部32は、軸線L2が示すように、先端側に向かうにつれて下方に傾斜している。先端部32の上面および下面は、軸線L2にほぼ平行に形成されており、先端側に向かうにつれて下方に傾斜している。また、先端部32は、基端部31に対して嵌合孔31aの軸線L3方向にオフセットした位置にある。図5に示すフック30は、先端部32が基端部31に対して軸線L3方向に下方側にオフセットした位置に形成されているが、先端部32が基端部31に対して軸線L3方向に上方側にオフセットした位置に形成されているようにしてもよい。
操作部34は、上面側の凸形状と対向する下面側に設けられており、下面側の凹形状部分の付近に位置する。ユーザは、フック30を手で操作する場合、凸形状となっている上面側に人差し指から小指の腹を掛け、凹形状となっている下面側に設けられた操作部34に親指の腹を掛けると操作性が良くなる。尚、フック30は、上面側が凸形状であれば、人差し指から小指の腹を掛けやすくなるので、下面側は、凹形状でなく平坦状であってもよい。
次に、スライドバー装置1の動作について説明する。図6は、ボディーシャワー浴時のスライドバー装置1の使用状態を説明するための模式図であり、図7は、オーバーヘッドシャワー浴時のスライドバー装置1の使用状態を説明するための模式図である。図6に示すように、フック30をスライドバー10の中途部から上寄りに位置させることで、ユーザは、ボディー部分にシャワーヘッド81からの湯水を浴びるボディーシャワー浴を行うことができる。また、ユーザは、洗い場床91に置いた椅子に座り、フック30をスライドバー10の中途部から下寄りに位置させて、ボディー部分にシャワーヘッド81からの湯水を浴びることができる。
図7に示すように、フック30をスライドバー10の上端部付近に位置させることで、ユーザは、ほぼ頭の上又は斜め上に、シャワーヘッド81からの湯水を浴びるオーバーヘッドシャワー浴を行うことができる。スライドバー10は、壁パネル92の上下方向における中央部やや洗い場床91寄りの位置から浴室ユニット101の天井付近まで延びており、上端部にフック30を位置させることで、浴室ユニット101内の高い位置に配置できる。
また、スライドバー10の軸線が壁パネル92側で凸状となるように湾曲しているため、フック30は、スライドバー10上での位置が上方になるにしたがって、ユーザ側へ近づく。このため、フック30をスライドバー10の上端部に位置させたときに、シャワーヘッド81をユーザの頭上近くに位置させることができる。
図8は、フック30の操作状態を説明するための模式図である。ユーザは、フック30を手で操作する場合、凸形状となっている上面側に人差し指から小指の腹を掛け、凹形状となっている下面側に設けられた操作部34に親指の腹を掛ける。人差し指から小指までの間にフック30の上面側における凸形状の屈曲部33が位置することで、屈曲部33に指が掛かってフック30の軸線方向へ手がずれ難くなる。ユーザは、フック30を操作する際に手がずれ難くなるので、上下方向へフック30を移動させる際の操作性が良くなる。
操作部34は、上面側の凸形状と対向する下面側に設けられており、下面側の凹形状部分の付近に位置している。ユーザは、フック30を手で操作する際に、凸形状となっている上面側に人差し指から小指の腹を掛け、親指の腹で操作部34を上方へ押し込む動作を行う。ユーザは、屈曲部33の凸形状に中指から薬指辺りを掛け、対向する下面側の操作部34を親指で押すことにより、フック30を指で挟む動作が行い易く、フック30の操作性が良くなる。
また、操作部34がフック30の下面側における凹形状付近にあることにより、親指で操作部34を上方へ押し込んだ状態で親指が凹形状に嵌まってずれ難くなるので、フック30の操作性が良くなる。また、操作部34がフック30の下面側にあることで、操作部34における隙間からフック30内へ水やゴミなどが入り込み難い。
尚、フック30は、図5等に示すように上面側が凸形状、下面側が凹形状となっているが、下面側が凸形状、上面側が凹形状となる屈曲部33を有し、上面側に操作部34を設ける構成であってもよい。この場合、ユーザは、フック30を手で操作する際に、凸形状となっている下面側に人差し指から小指の腹を掛け、凹形状となっている上面側に設けられた操作部34に親指の腹を掛けると指掛かりが良く、操作性が良くなる。また、操作部34を凸形状となっているフック30の下面側に設ける構成としてもよく、この場合、ユーザは人差し指から小指の間で操作部34を押し込むようにフック30を操作すればよい。
フック30において、先端部32は軸線L2が示すように先端側に向かうにつれて下方に傾斜している。先端部32の上面および下面は、軸線L2にほぼ平行に形成されており、先端側に向かうにつれて下方に傾斜している。このため、シャワーヘッド81から吐出された湯水や、フック30を操作するユーザの手から滴る湯水がフック30に付着した場合、付着した湯水がフック30の先端側へと流れ落ち、フック30の上面および下面に溜まり難く、フック30の汚れを抑制することができる。
スライドバー10が上部に向かうにつれて先端部32側に傾斜するように設けられているので、先端部32の上面および下面は、先端側での傾斜の程度が大きくなる。このため、フック30に付着した湯水がフック30の先端側へと流れ落ち易くなり、フック30の汚れをより抑制することができる。
先端部32が下方に傾斜しているので、シャワーヘッド81に接続されるホース82の上端部は、先端部32が下方に傾斜していない場合に比較して、上下方向のより下方に位置することになる。このため、ホース82の上端部は、フック30の屈曲部33の下面側に設けた操作部34からより離れた位置に配置される。フック30の先端部32に設けた掛止部32bを回転させてシャワーヘッド81を前傾させたとき、ホース82の上端部は持ち上がって操作部34側へ近づく。ホース82の上端部と操作部34とがより離間していることによって、機械的に干渉することなく、さらには、フック30を操作する際に、フック30の下面側の空間が大きく、指を差し込み易いので、操作性がよい。
また、先端部32は、基端部31に対して嵌合孔31aの軸線L3方向にオフセットした位置にあるので、シャワーヘッド81の上下方向における位置設定の自由度が増す。例えば、シャワーヘッド81をより低い位置まで移動可能にしたい場合には、先端部32は、基端部31に対して嵌合孔31aの軸線L3方向の下方にオフセットさせるとよい。また、シャワーヘッド81をより高い位置まで移動可能にしたい場合には、先端部32は、基端部31に対して嵌合孔31aの軸線L3方向の上方にオフセットさせるとよい。
次に、実施形態のスライドバー装置1の特徴を説明する。
本発明の実施形態のスライドバー装置1は、上下方向に延びるスライドバー10と、スライドバー10に摺動可能に保持されるフック30とを備える。フック30は、スライドバー10に嵌合する嵌合孔31aが形成された基端部31、被掛止体であるシャワーヘッド81を掛け止める先端部32を有する。フック30は、基端部31と先端部32との間に嵌合孔31aの軸線(L3)方向に屈曲した屈曲部33を有する。これにより、ユーザがスライドバー装置1を操作する際に、フック30の屈曲部33に指が掛かって滑り難くなり、操作性が良い。
またスライドバー装置1は、先端部32が、基端部31に対して嵌合孔31aの軸線方向にオフセットした位置にある。これにより、シャワーヘッド81の上下方向における位置設定の自由度が増す。
またスライドバー装置1は、フック30のスライドバー10への保持および保持解除のための操作部34を有している。操作部34は、フック30の屈曲部33に設けられている。これにより、ユーザがスライドバー装置1を操作する際に、指掛かりの良いフック30の屈曲部33において操作を行うことができる。
またスライドバー装置1は、操作部34がフック30の下面側に設けられている。これにより、操作部34における隙間からフック30内へ水やゴミなどが入り込み難くなる。
(変形例)
図9は変形例に係るフック30の上面側から見た斜視図であり、図10は変形例に係るフックの側面図である。屈曲部33は、上述の実施形態に比較してより基端部31に近い位置にある。このため、フック30の上面側はほぼ平坦状となっているものの、フック30の下面側は凹状となっている。
変形例に係るフック30は、上述の実施形態に係るフック30と同様に、基端部31に形成された嵌合孔31aにスライドバー10を挿通し、基端部31に設けられたロック機構によりスライドバー10に摺動可能に保持されている。また、先端部32に設けた把持部32aおよび掛止部32bについても、上述の実施形態に係るフック30における把持部32aおよび掛止部32bと同様に構成されている。
操作部34は、フック30の下面側に設けられており、上方へ向けて押し込むことによって、ロック機構によるロックが解除され、フック30がスライドバー10上を上下方向に摺動可能になる。操作部34は、予め下方へ付勢されており、操作部34への押圧力を解除することによって元の位置に戻り、ロック機構がロック状態となってフック30がスライドバー10に保持される。
操作部34がフック30の下面側における凹形状付近にあることにより、親指で操作部34を上方へ押し込んだ状態で親指が凹形状に嵌まってずれ難くなるので、フック30の操作性が良くなる。また、操作部34がフック30の下面側にあることで、操作部34における隙間からフック30内へ水やゴミなどが入り込み難い。
また、先端部32は、基端部31に対して嵌合孔31aの軸線L3方向にオフセットした位置にあるので、シャワーヘッド81の上下方向における位置設定の自由度が増す。変形例に係るフック30においては、先端部32が基端部31に対して嵌合孔31aの軸線L3方向の上方にオフセットしており、シャワーヘッド81をより高い位置まで移動可能にしたい場合に適している。
フック30において、先端部32は軸線L2が示すように先端側に向かうにつれて下方に傾斜している。先端部32の上面および下面は、軸線L2にほぼ平行に形成されており、先端側に向かうにつれて下方に傾斜している。このため、シャワーヘッド81から吐出された湯水や、フック30を操作するユーザの手から滴る湯水がフック30に付着した場合、付着した湯水がフック30の先端側へと流れ落ち、フック30の上面および下面に溜まり難く、フック30の汚れを抑制することができる。
上述の実施形態および変形例では、被掛止体としてシャワーヘッド81を用いた例を示したが、本発明に係るスライドバー装置は、照明をフックに掛け止めて使用するなど種々の目的に使用するスライドバー装置に利用可能である。
以上、本発明の実施の形態をもとに説明した。これらの実施の形態は例示であり、いろいろな変形および変更が本発明の特許請求範囲内で可能なこと、またそうした変形例および変更も本発明の特許請求の範囲にあることは当業者に理解されるところである。従って、本明細書での記述および図面は限定的ではなく例証的に扱われるべきものである。
1 スライドバー装置、 10 スライドバー、 30 フック、
31 基端部、 31a 嵌合孔、 32 先端部、 33 屈曲部、
34 操作部、 81 シャワーヘッド(被掛止体)。

Claims (4)

  1. 上下方向に延びるスライドバーと、前記スライドバーに摺動可能に保持されるフックとを備えるスライドバー装置において、
    前記フックは、前記スライドバーに嵌合する嵌合孔が形成された基端部、被掛止体を掛け止める先端部、および前記基端部と前記先端部との間に前記嵌合孔の軸線方向に屈曲した屈曲部を有し、
    前記フックは、前記スライドバーへの保持および保持解除のための操作部を有し、
    前記操作部は、前記フックの下面側に設けられていることを特徴とするスライドバー装置。
  2. 前記先端部は、前記基端部に対して前記嵌合孔の軸線方向にオフセットした位置にあることを特徴とする請求項1に記載のスライドバー装置。
  3. 記操作部は、前記フックの下面側の凹形状部分の付近に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のスライドバー装置。
  4. 前記嵌合孔の軸線方向は上下方向であり、
    前記操作部は、前記フックの上面側の凸形状部分の直下に設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のスライドバー装置。
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