JP3645562B1 - 洋式便器の蓋及び便座開閉用取っ手 - Google Patents
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Abstract
【課題】 従来の洋式便器は、使用者が使用の度に蓋及び便座を掴み開閉しなければならず、その際に掴みにくく、指が便器本体に触れて非衛生的で不快な思いをするという問題があり、この問題を解決するための洋式便器の蓋及び便座開閉用取っ手を提供する。
【解決手段】 洋式便器の蓋及び便座開閉用取っ手(1)は、洋式便器(11)の蓋(9)の側縁に対し吸盤(7)又は面ファスナー(15)などの各種の係止部材により着脱自在な構造である。また、取っ手部(2)の支持棒(2b)上に装備された便座係合用のスライド装置(8)を、支持棒(2b)上にて前後方向にスライド移動させることにより、蓋(9)と便座(10)の係合又は係脱が行え、これにより洋式便器(11)の蓋(9)のみの開閉、又は蓋(9)及び便座(10)の同時開閉の切り替えが可能となり、洋式便器(11)の蓋(9)及び便座(10)の開閉作業が取っ手を有することで衛生的且つ容易に行うことができる。
【選択図】 図1
【解決手段】 洋式便器の蓋及び便座開閉用取っ手(1)は、洋式便器(11)の蓋(9)の側縁に対し吸盤(7)又は面ファスナー(15)などの各種の係止部材により着脱自在な構造である。また、取っ手部(2)の支持棒(2b)上に装備された便座係合用のスライド装置(8)を、支持棒(2b)上にて前後方向にスライド移動させることにより、蓋(9)と便座(10)の係合又は係脱が行え、これにより洋式便器(11)の蓋(9)のみの開閉、又は蓋(9)及び便座(10)の同時開閉の切り替えが可能となり、洋式便器(11)の蓋(9)及び便座(10)の開閉作業が取っ手を有することで衛生的且つ容易に行うことができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、洋式便器の蓋及び便座の開閉について、蓋のみの開閉または蓋及び便座の同時開閉を可能にした洋式便器の蓋及び便座開閉用取っ手に関するものである。
従来の洋式便器は、蓋及び便座は個別に開閉するようになっている。
また、洋式便器の蓋及び便座の開閉について、蓋のみの開閉または蓋及び便座の同時開閉を可能にした便座開閉器も考案されている。例えば、特許文献1には、洋式トイレの蓋及び便座を同時又は個別に開閉可能にする洋式トイレの便座開閉器が記載されている。
また、例えば、特許文献2には、洋式便器の蓋及び便座の開閉について、蓋及び便座の各々に取っ手を取り付けて各々の開閉に使用する取っ手の便座ハンドが記載されている。
実開平05−93392号 公報
実用新案第3084231号 公報
以上に述べた従来の洋式便器は、使用者が使用の際に蓋及び便座を個別に掴み開閉しなければならず、その際に掴みにくく、指が便器本体に触れて非衛生的で不快な思いをするという問題がある。
また、上記のような実開平05−93392号公報に記載された洋式トイレの便座開閉器では、洋式便器の蓋及び便座の開閉について、蓋のみの開閉または蓋及び便座の同時開閉を可能としているが、この洋式トイレの便座開閉器は便座蓋と便座の係脱を目的としているので、その各々の開閉については蓋又は便座などを掴まなければならず、その際に掴みにくく、指が便器本体に触れて非衛生的で不快な思いをするという問題がある。
また、上記のような実用新案第3084231号公報に記載された便座ハンド では、蓋及び便座の各々にハンド部品を取り付け、開閉についても蓋及び便座を各々に開閉する構造であり、蓋及び便座を同時に開閉はできず、また、便座側に取り付けたハンド部は使用者が便座に腰をかけて使用した際に邪魔になる恐れがあり、さらに衣類に引っ掛かる可能性があるという問題がある。
本発明は、このような上記の問題を解決しようとするものであり、洋式便器の蓋及び便座開閉用取っ手(1)の支持棒(2b)上に設けられたスライド装置(8)の便座(10)の底部への係合又は係脱により、洋式便器(11)の蓋(9)及び便座(10)について蓋(9)のみの開閉、または可能な蓋(9)及び便座(10)の同時開閉との切り替え選択を行うことができる。また、蓋(9)及び便座(10)開閉用の取っ手部(2)を有するので、蓋(9)及び便座(10)の開閉の際に蓋(9)又は便座(10)などを直接掴む必要がなくなり、掴み易く指が洋式便器(11)本体及び蓋(9)及び便座(10)に直接に触れて非衛生的で不快な思いをすることがなくなる、洋式便器(11)の蓋(9)及び便座(10)の開閉を容易にし、且つ衛生的な洋式便器の蓋及び便座開閉用取っ手(1)を提供することを目的とすものである。
そして、本発明は上記目的を達成するための課題解決手段は、洋式便器(11)の蓋(9)の底面に着脱自在にするための係止部材である吸盤(7)、又は面ファスナー(15)が係止部材を装備するための架台(6)の上面に設けられている。また、蓋(9)の開閉の際に使用する取っ手部(2)の握り部(2a)は、架台(6)の対向する側に設けられ、握り部(2a)と架台(6)を繋ぐための支持棒(2b)が双方部材の両側に接合されいる。そして、支持棒(2b)の上面には蓋(9)の側縁の先端部を係止するために支持棒(2b)の上面の一部を欠除した溝部(3)、及び、蓋(9)の側縁を側上面部から係止するための溝部(3)から上方に突出し先端が蓋(9)側に曲折したフック部(4)、及び、蓋(9)の搖動を防止するためのフック部(4)の下面に接着された滑り止め材(5)が設けられている。また、支持棒(2b)の片側のフック部(4)と握り部(2a)の間部には支持棒(2b)上をスライド移動が可能なスライド装置(8)が装備されており、そのスライド装置(8)の下部先端部に設けられたスライド装置フック部(8c)が洋式便器(11)の便座(10)の底部に係合又は係脱を行うことにより、蓋(9)のみの開閉、又は蓋(9)及び便座(10)の同時開閉の切り替え選択が可能となり、そして、洋式便器(11)の蓋(9)及び便座(10)の開閉が取っ手部(2)の握り部(2a)を掴むことにより行えるので、指先が洋式便器(11)本体及び蓋(9)及び便座(10)に直接接触することが無く、衛生的且つ洋式便器(11)の蓋(9)及び便座(10)の開閉が容易になるものである。
また、上記の課題解決手段の要点である洋式便器(11)の蓋(9)のみの開閉、又は蓋(9)及び便座(10)の同時開閉との切り替え選択を可能にするためのスライド装置(8)は、前後に支持棒(2b)の貫通が可能な中空部(8d)が、スライド装置(8)の本体部であるスライド体(8a)に設けられており、これによりスライド装置(8)は支持棒(2b)上を前後方向に移動を可能とできる。また、スライド装置(8)のスライド体(8a)の底面より架台(6)側に先端が少し上方に曲折したスライド装置フック部(8c)が突出して設けられている。また、スライド体(8a)の握り部(2a)側の上面には突片状のスライド装置摘み部(8b)が起立して設けられている。そして、そのスライド装置摘み部(8b)を支持棒(2b)上にて握り部(2a)側に引けば、スライド装置フック部(8c)は洋式便器(11)側より離れ便座(10)の底部より係脱され、洋式便器(11)の蓋(9)のみの開閉を行うことができる。また、スライド装置摘み部(8b)を支持棒(2b)上にて架台(6)側に押せば、スライド装置フック部(8c)が洋式便器(11)と便座(10)の隙間部に挿入され便座(10)の底部へ係合され、洋式便器(11)の蓋(9)の開閉時にスライド装置フック部(8c)により係合された便座(10)も同時に開閉が行えるようになる。このように、洋式便器(11)の蓋(9)のみの開閉、又は蓋(9)及び便座(10)の同時開閉の切り替え選択を可能とすることができるものである。
この上記の課題解決手段による作用は次の通りである。
すなわち、洋式便器の蓋及び便座開閉用取っ手(1)は洋式便器(11)の蓋(9)の側縁に着脱自在にするために、架台(6)の上面に設けられた吸盤(7)又は面ファスナー(15)などの係止部材により蓋(9)の側縁側の底面に係止され、また、取っ手部(2)の支持棒(2b)の上面に設けられた溝部(3)及びフック部(4)及び滑り止め材(5)により蓋(9)の側縁に係止される。そして、支持棒(2b)の片側のフック部(4)と握り部(2a)の間部に装備された支持棒(2b)上に設けられたスライド装置(8)の下部先端部に設けられたスライド装置フック部(8c)が、スライド装置(8)の支持棒(2b)上を前後方向にスライド移動することにより洋式便器(11)の便座(10)の底部へ挿入又は離脱による係合又は係脱を可能とし、洋式便器(11)の蓋(9)のみの開閉、又は蓋(9)及び便座(10)の同時開閉の切り替え選択ができる。そして、洋式便器の蓋及び便座開閉用取っ手(1)を使用することにより、洋式便器(11)の蓋(9)及び便座(10)の開閉が取っ手部(2)の握り部(2a)を掴むことにより行えるので、指が洋式便器(11)本体及び蓋(9)及び便座(10)に直接接触することが無く、衛生的且つ洋式便器(11)の蓋(9)及び便座(10)の開閉が容易になるものである。
上述したように本発明の洋式便器の蓋及び便座開閉用取っ手は、洋式便器の蓋の側縁に係止部材により容易に着脱自在であり、洋式便器の蓋及び便座の開閉について、蓋のみの開閉又は蓋及び便座の同時開閉の切り替え選択が、取っ手部の支持棒上に設けられたスライド装置を前後方向にスライド移動することにより容易に行うことができる。また、洋式便器の蓋及び便座の開閉の際は、取っ手部の握り部を掴むことにより行えるので、指先が洋式便器の本体及び蓋及び便座に直接接触することが無く、衛生的且つ容易に洋式便器の蓋及び便座の開閉が行える取っ手を提供できる。
以下、本発明の実施の形態を図面の参照に基づいて説明する。
図1から図5は本発明の洋式便器の蓋のみの開閉又は蓋及び便座の同時開閉の切り替え選択ができることを特徴とする取っ手を例示した図面である。
図1においては、(1)は洋式便器の蓋及び便座開閉用取っ手を示し、取っ手部(2)には洋式便器(11)の蓋(9)及び便座(10)を開閉する際に掴むための握り棒(2a)があり、その握り棒(2a)と対向する側には、蓋(9)の側縁側の裏面に係止するための上部に係止部材である吸盤(7)、又は面ファスナー(15)が設けられている架台(6)が突出するように設けられており、そして、握り棒(2a)と架台(6)を繋ぐための支持棒(2b)が双方部材の両側に接合され、その支持棒(2b)の上面には蓋(9)の側縁の先端部を係止するために支持棒(2b)の上面の一部を欠除した溝部(3)、及び、蓋(9)の側縁を側上面部から係止するための溝部(3)から上方に突出し先端が蓋(9)側に曲折したフック部(4)、及び、蓋(9)の搖動を防止するためのフック部(4)の下面に接着された滑り止め材(5)が設けられており、また、支持棒(2b)の片側のフック部(4)と握り部(2a)の間部には支持棒(2b)上を前後方向にスライド移動が可能な便座係合用のスライド装置(8)が装備されている洋式便器の蓋及び便座開閉用取っ手(1)の実施例1の全体を示している。
図2においては、洋式便器の蓋及び便座開閉用取っ手(1)の支持棒(2b)上に装備された便座係合用のスライド装置(8)を示す要部を拡大しており、このスライド装置(8)は支持棒(2b)の片側のフック部(4)と握り部(2a)の間部に支持棒(2b)上に前後方向にスライド移動が可能で、スライド装置(8)の本体部であるスライド体(8a)の握り部(2a)側の上面には突片状のスライド装置摘み部(8b)が起立して設けられており、このスライド装置摘み部(8b)を支持棒(2b)上にて握り部(2a)側に引けば、スライド体(8a)の底面より架台(6)側に突出した先端が少し上方に曲折したスライド装置フック部(8c)が洋式便器(11)側より離れ便座(10)の底部より係脱され、洋式便器(11)の蓋(9)のみの開閉を行うことができ、また、スライド装置摘み部(8b)を支持棒(2b)上にて架台(6)側に押せば、スライド装置フック部(8c)が洋式便器(11)と便座(10)の隙間部に挿入され便座(10)の底部へ係合され、洋式便器(11)の蓋(9)の開閉時にスライド装置フック部(8c)により係合された便座(10)も同時に開閉が行うことができる、切り替え選択が可能となる実施例1の支持棒(2b)上に設けられたスライド装置(8)を示している。
図3においては、支持棒(2b)上に装備される便座係合用のスライド装置(8)の部品図を示しており、支持棒(2b)の貫通が可能な中空部(8d)が、スライド装置(8)の本体部であるスライド体(8a)の前後方向に設けられており、これによりスライド装置(8)は支持棒(2b)上を前後方向に移動を可能とでき、また、スライド体(8a)の底面より架台(6)側に先端が少し上方に曲折したスライド装置フック部(8c)が突出し、また、スライド体(8a)の握り部(2a)側の上面には突片状のスライド装置摘み部(8b)が起立して設けられている実施例1のスライド装置(8)を示している。
図4においては、洋式便器の蓋及び便座開閉用取っ手(1)が、架台(6)の上面に設けられた係止部材である吸盤(7)と支持棒(2b)の上面に設けられた蓋(9)の側縁の先端部を係止するために支持棒(2b)の上面の一部を欠除した溝部(3)、及び、蓋(9)の側縁を側上面部から係止するための溝部(3)から上方に突出し先端が蓋(9)側に曲折したフック部(4)、及び、蓋(9)の搖動を防止するためのフック部(4)の下面に接着された滑り止め材(5)により、閉じた状態の洋式便器(11)の蓋(9)の側縁に装着されている状態であり、また、支持棒(2b)上のフック部(4)と握り部(2a)の間部に設けられた支持棒(2b)上をスライド移動が可能なスライド装置(8)が、架台(6)側に押されスライド装置(8)の下部より架台(6)側に突出して設けられたスライド装置フック部(8c)が洋式便器(11)と便座(10)の隙間部に挿入され、便座(10)の底部に係合し、蓋(9)との同時開閉が可能な状態にある、図1のA−A線断面図を用い、洋式便器(11)の蓋(10)に洋式便器の蓋及び便座開閉用取っ手(1)を装着した実施例1の使用例を示している。
図5においては、洋式便器の蓋及び便座開閉用取っ手(1)を洋式便器(11)の蓋(9)へ装着し、スライド装置(8)を使用して蓋(9)及び便座(10)を開放した使用状態であり、図5の(a)は、O型の形状をしている便座(10)の使用状態を示し、図5の(b)は、U型の形状をしている便座(10)の実施例1の使用状態を示している。
図6から図8は本発明の洋式便器の蓋のみの開閉を特徴とする取っ手を例示した図面である。
図6においては、(13)は洋式便器の蓋開閉用取っ手を示し、基本構造は図1の洋式便器の蓋及び便座開閉用取っ手(1)と同様で次の通りである。取っ手部(2)には洋式便器(11)の蓋(9)及び便座(10)を開閉する際に掴むための握り棒(2a)があり、その握り棒(2a)と対向する側には、蓋(9)の側縁側の裏面に係止するための上部に係止部材である吸盤(7)、又は面ファスナー(15)が設けられている架台(6)が突出するように設けられており、そして、握り棒(2a)と架台(6)を繋ぐための支持棒(2b)が双方部材の両側に接合され、その支持棒(2b)の上面には蓋(9)の側縁の先端部を係止するために支持棒(2b)の上面の一部を欠除した溝部(3)、及び、蓋(9)の側縁を側上面部から係止するための溝部(3)から上方に突出し先端が蓋(9)側に曲折したフック部(4)、及び、蓋(9)の搖動を防止するためのフック部(4)の下面に接着された滑り止め材(5)が設けられている。しかし、図6の洋式便器の蓋開閉用取っ手(13)には図1のように便座係合用スライド装置(8)を装備しておらず、通常便座(10)の開閉をすることが少ない女性向け用としての実施例2の全体を示している。
図7においては、洋式便器の蓋開閉用取っ手(13)が、架台(6)の上面に設けられた係止部材である吸盤(7)と支持棒(2b)の上面に設けられた蓋(9)の側縁の先端部を係止するために支持棒(2b)の上面の一部を欠除した溝部(3)、及び、蓋(9)の側縁を側上面部から係止するための溝部(3)から上方に突出し先端が蓋(9)側に曲折したフック部(4)、及び、蓋(9)の搖動を防止するためのフック部(4)の下面に接着された滑り止め材(5)により、洋式便器(11)の蓋(9)の側縁に装着されている状態であり、蓋(9)の開閉が可能な状態にある、図6のB−B線断面図を用い、洋式便器(11)の蓋(10)に洋式便器の蓋開閉用取っ手(13)を装着した実施例2の使用例を示している。
図8においては、洋式便器の蓋開閉用取っ手(13)を洋式便器(11)の蓋(9)へ装着し、蓋(9)を開放した実施例2の使用状態を示している。
図9においては、洋式便器の蓋及び便座開閉用取っ手(1)及び洋式便器の蓋開閉用取っ手(13)の取っ手部(2)の握り棒(2a)に、蓋(9)のみの開閉、又は蓋(9)及び便座(10)の同時開閉の際に、握り棒(2a)を握った手首を捻る必要がないように、握り棒(2a)上を回転可能な取っ手パイプ(14)を装備した状態の要部を拡大した実施例3を示している。
図10においては、洋式便器の蓋及び便座開閉用取っ手(1)及び洋式便器の蓋開閉用取っ手(13)の係止部材及び架台(6a)が、架台(6a)上面側の面ファスナー(15)及び洋式便器(11)の蓋(9)の裏面側用の面ファスナー(15a)を用いた時の要部を拡大した実施例4を示している。
図11においては、装備内容としては図1の洋式便器の蓋及び便座開閉用取っ手(1)と同様である、取っ手部(2)には洋式便器(11)の蓋(9)及び便座(10)を開閉する際に掴むための握り棒(2a)があり、その握り棒(2a)と対向する側には、蓋(9)の側縁側の裏面に係止するための上部に係止部材である吸盤(7)、又は面ファスナー(15)が設けられている架台(6)が突出するように設けられており、そして、握り棒(2a)と架台(6)を繋ぐための支持棒(2b)が双方部材を直線的に接合し、その支持棒(2b)の上面には蓋(9)の側縁の先端部を係止するために支持棒(2b)の上面の一部を欠除した溝部(3)、及び、蓋(9)の側縁を側上面部から係止するための溝部(3)から上方に突出し先端が蓋(9)側に曲折したフック部(4)、及び、蓋(9)の搖動を防止するためのフック部(4)の下面に接着された滑り止め材(5)が設けられており、また、支持棒(2b)のフック部(4)と握り部(2a)の間部には支持棒(2b)上を前後方向にスライド移動が可能な便座係合用のスライド装置(8)が装備された、洋式便器の蓋及び便座開閉用取っ手の実施例の一つの支持棒(2b)が一本のみで形成されている単支持棒型洋式便器の蓋及び便座開閉用取っ手(16)の実施例5の全体を示している。
図12においては、洋式便器(11)の蓋(9)の側縁部に、直接取っ手部(2)及びスライド装置(8)を設け一体型とした実施例の一つの開閉用取っ手付き洋式便器蓋(17)の実施例6の全体を示している。
以下、上記構成の動作を説明する。
洋式便器(11)の蓋(9)の側縁に着脱自在にするために、架台(6)の上面に設けられた吸盤(7)又は面ファスナー(15)などの係止部材により蓋(9)の側縁側の底面に係止され、また、取っ手部(2)の支持棒(2b)の上面に設けられた溝部(3)及びフック部(4)及び滑り止め材(5)により蓋(9)の側縁に係止される。そして、支持棒(2b)の片側のフック部(4)と握り部(2a)の間部に装備された支持棒(2b)上に前後方向にスライド移動が可能で、スライド装置(8)の本体部であるスライド体(8a)の握り部(2a)側の上面には突片状のスライド装置摘み部(8b)が起立して設けられており、このスライド装置摘み部(8b)を支持棒(2b)上にて握り部(2a)側に引けば、スライド体(8a)の底面より架台(6)側に突出した先端が少し上方に曲折したスライド装置フック部(8c)が洋式便器(11)側より離れ便座(10)の底部より係脱され、洋式便器(11)の蓋(9)のみの開閉を行うことができる。また、スライド装置摘み部(8b)を支持棒(2b)上にて架台(6)側に押せば、スライド装置フック部(8c)が洋式便器(11)と便座(10)の隙間部に挿入され便座(10)の底部へ係合され、洋式便器(11)の蓋(9)の開閉時にスライド装置フック部(8c)により係合された便座(10)も同時に開閉が行うことができる。このように洋式便器(11)の蓋(9)のみの開閉、又は蓋(9)及び便座(10)の同時開閉の切り替え選択ができる構造で構成されている。
また、洋式便器の蓋及び便座開閉用取っ手(1)は、洋式便器(11)の便座(10)の形状がO型の便座(10)だけでなく、U型の便座(10a)に対しても蓋(9)の側縁に係止する位置を調節することにより対応できる。更に、通常便座(10)を開閉することが少ない女性向け用として便座係合用スライド装置(8)を装備しない構造の洋式便器の蓋開閉用取っ手(13)も提供することができる。
また、洋式便器の蓋及び便座開閉用取っ手(1)及び洋式便器の蓋開閉用取っ手(13)の取っ手部(2)の握り棒(2a)に、握り部が回転する機能の回転用取っ手パイプ(14)を有すれば、蓋(9)及び便座(10)の開閉又は蓋(9)開閉の際に取っ手部(2)部を握った手首を捻る必要がなくなるので、使用がより容易にすることができる。
また、洋式便器の蓋及び便座開閉用取っ手(1)及び洋式便器の蓋開閉用取っ手(13)のように、支持棒(2b)が左右に一対で設けられる構造のものだけでなく、支持棒(2b)が一本のみで形成される単支持棒型洋式便器の蓋及び便座開閉用取っ手(16)も提供することができる。
以上のように、本実施形態によれば洋式便器(11)の蓋(9)及び便座(10)について、蓋(9)のみの開閉または蓋(9)及び便座(10)の同時開閉の切り替え選択を可能とし、また、蓋(9)又は便座(10)開閉用の取っ手部(2)の握り部(2a)を使用することにより、蓋(9)又は便座(10)の開閉の際に指が洋式便器(11)本体及び蓋(9)及び便座(10)に直接接触することが無く、衛生的且つ洋式便器(11)の蓋(9)及び便座(10)の開閉が容易になるという効果が得られるものである。
1 洋式便器の蓋及び便座開閉用取っ手
2 取っ手部
2a 握り棒
2b 支持棒
3 溝部
4 フック部
5 滑り止め材
6 架台
7 吸盤
8 スライド装置
8a スライド体
8b スライド装置摘み部
8c スライド装置フック部
8d 中空部
9 蓋
10 便座
11 洋式便器
12 便座台
13 洋式便器の蓋開閉用取っ手
14 取っ手パイプ
15 面ファスナー
16 単支持棒型洋式便器の蓋及び便座開閉用取っ手
17 開閉用取っ手付き洋式便器蓋
2 取っ手部
2a 握り棒
2b 支持棒
3 溝部
4 フック部
5 滑り止め材
6 架台
7 吸盤
8 スライド装置
8a スライド体
8b スライド装置摘み部
8c スライド装置フック部
8d 中空部
9 蓋
10 便座
11 洋式便器
12 便座台
13 洋式便器の蓋開閉用取っ手
14 取っ手パイプ
15 面ファスナー
16 単支持棒型洋式便器の蓋及び便座開閉用取っ手
17 開閉用取っ手付き洋式便器蓋
Claims (2)
- 洋式便器(11)の蓋(9)の底面に着脱自在にするための係止部材である吸盤(7)、又は面ファスナー(15)が当該係止部材を装備するための架台(6)の上面に設けられており、また、前記蓋(9)の開閉の際に使用する取っ手部(2)の握り部(2a)は、前記架台(6)の対向する側に設けられ、当該握り部(2a)と前記架台(6)を繋ぐための支持棒(2b)が双方部材の両側に接合され、当該支持棒(2b)の上面には前記蓋(9)の側縁の先端部を係止するに前記支持棒(2b)の上面の一部を欠除した溝部(3)、及び、前記蓋(9)の側縁を側上面部から係止するための前記溝部(3)から上方に突出し先端が前記蓋(9)側に曲折したフック部(4)、及び、前記蓋(9)の搖動を防止するための前記フック部(4)の下面に接着された滑り止め材(5)が設けられており、また、前記支持棒(2b)の片側の前記フック部(4)と前記握り部(2a)の間部には前記支持棒(2b)上をスライド移動が可能なスライド装置(8)が装備されており、当該スライド装置(8)の下部先端部に設けられたスライド装置フック部(8c)が洋式便器(11)の便座(10)の底部に係合又は係脱を行うことにより、前記蓋(9)のみの開閉、又は前記蓋(9)及び前記便座(10)の同時開閉の切り替え選択が可能となることを特徴とする洋式便器の蓋及び便座開閉用取っ手。
- 前後に支持棒(2b)の貫通が可能な中空部(8d)が、スライド装置(8)の本体部であるスライド体(8a)に設けられており、これにより前記スライド装置(8)は前記支持棒(2b)上を前後方向に移動を可能とでき、また、前記スライド体(8a)の底面より架台(6)側に先端が少し上方に曲折したスライド装置フック部(8c)が突出し、また、前記スライド体(8a)の握り部(2a)側の上面には突片状のスライド装置摘み部(8b)が起立して設けられており、当該スライド装置摘み部(8b)を前記支持棒(2b)上にて前記握り部(2a)側に引けば、前期スライド装置フック部(8c)は洋式便器(11)側より離れ便座(10)の底部より係脱され、前期洋式便器(11)の蓋(9)のみの開閉を行うことができ、また、前記スライド装置摘み部(8b)を前記支持棒(2b)上にて前記架台(6)側に押せば、前記スライド装置フック部(8c)が前記洋式便器(11)と前記便座(10)の隙間部に挿入され前記便座(10)の底部へ係合され、前記洋式便器(11)の蓋(9)の開閉時に前期スライド装置フック部(8c)により係合された前期便座(10)も同時に開閉が行えるようになる、切り替え選択が可能となる前記スライド装置(8)を装備したことを特徴とする請求項1に記載の洋式便器の蓋及び便座開閉用取っ手。
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JP2003389531A JP3645562B1 (ja) | 2003-11-19 | 2003-11-19 | 洋式便器の蓋及び便座開閉用取っ手 |
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