JP5124061B1 - 開封器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】手や指の不自由な方や高齢者、あるいは爪を伸ばしている女性などが、プルタブ式またはステイオンタブ式のプルトップ、またはフルオープン缶の缶蓋を、容易かつ安全に開封することができる開封器具を提供する。
【解決手段】プルタブ式またはステイオンタブ式のプルトップ、またはフルオープン缶の缶蓋を開封するための開封器具であって、手のひらまたは手の甲を載置するための板状の本体部材と、板状の本体部材の上面部に固定した、手のひらまたは手の甲を前記板状の本体部材に固定するためのベルト部材と、板状の本体部材の下面部に固定した係止部材とを備えることを特徴とする開封器具。
【選択図】図3
【解決手段】プルタブ式またはステイオンタブ式のプルトップ、またはフルオープン缶の缶蓋を開封するための開封器具であって、手のひらまたは手の甲を載置するための板状の本体部材と、板状の本体部材の上面部に固定した、手のひらまたは手の甲を前記板状の本体部材に固定するためのベルト部材と、板状の本体部材の下面部に固定した係止部材とを備えることを特徴とする開封器具。
【選択図】図3
Description
本発明は、プルタブ式またはステイオンタブ式のプルトップ、またはフルオープン缶の缶蓋を開封するための開封器具に係り、さらに詳しくは手や指の不自由な方や高齢者、あるいは爪を伸ばしている女性などが容易かつ安全にプルトップ等を開封することができる開封器具に関するものである。
プルタブ式またはステイオンタブ式のプルトップやフルオープン缶の缶蓋は、プルトップ等のリング部を指の先などを使って持ち上げた後、リング部に指を挿入して引き上げたり、あるいはリング部を元に戻すように倒したりすることによって開封する。
しかしながら、このようなプルトップ等のリング部は、蓋部との隙間が狭いことやリング部に指を挿入しなければならないことから、手や指の不自由な方や高齢者あるいは爪を伸ばしている女性などにとっては、かかるリング部を持ち上げて、さらにリング部を引き上げることは困難なものとなっている。
そこで、このような問題点を解決することを目的として、特許文献1〜3に記載の各種の開封器具が提案されている。
しかしながら、このようなプルトップ等のリング部は、蓋部との隙間が狭いことやリング部に指を挿入しなければならないことから、手や指の不自由な方や高齢者あるいは爪を伸ばしている女性などにとっては、かかるリング部を持ち上げて、さらにリング部を引き上げることは困難なものとなっている。
そこで、このような問題点を解決することを目的として、特許文献1〜3に記載の各種の開封器具が提案されている。
しかしながら、特許文献1〜3に記載の開封器具はいずれもレバー形状のものであることから、使用においてはかかるレバーを握り、さらに握ったままの状態で腕を使わなければならないことになる。すなわち、特許文献1〜3に記載の開封器具は使用時において相当の握力と、握力を使った状態での腕力を必要とすることから、指を曲げることができない障害者の方や握力や腕力の乏しい高齢者または女性などにとっては依然として使用しづらいものであった。
本発明は、上記した従来の問題点に鑑みてなされたものであって、プルタブ式またはステイオンタブ式のプルトップ、またはフルオープン缶の缶蓋を開封するための開封器具に係り、さらに詳しくは手や指の不自由な方や高齢者、あるいは爪を伸ばしている女性などが容易かつ安全にプルトップ等を開封することができる開封器具の提供を目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る開封器具は、プルタブ式またはステイオンタブ式のプルトップ、またはフルオープン缶の缶蓋を開封するための開封器具であって、手のひらまたは手の甲を載置するための板状の本体部材と、板状の本体部材の上面部に固定した、手のひらまたは手の甲を前記板状の本体部材に固定するためのベルト部材と、板状の本体部材の下面部に固定した係止部材とを備えることを特徴とする。
本発明の請求項2に係る開封器具は、係止部材の係止部が、側面視において略L字形状または側面視において先端部に向かうにつれて下方に傾斜している形状であることを特徴とする。
本発明の請求項3に係る開封器具は、係止部材の係止部が、先端部に突出部を備えていることを特徴とする。
本発明の請求項4に係る開封器具は、本体部材に、手首または/および腕を保護するための保護部材が設けられていることを特徴とする。
本発明の請求項5に係る開封器具は、ベルト部材は、長さ調節機構または/および着脱機構を備えていることを特徴とする。
本発明の請求項1に係る開封器具によれば、レバーなどを握るという動作をすることなくプルトップ等を持ち上げることができることから、指を曲げることができない障害者の方や、握力や腕力の乏しい高齢者または女性なども容易かつ安全にプルトップ等を開封することができる。また、手全体や腕全体を使ってプルトップ等を持ち上げることができることから、より効果的にプルトップ等を開封することができる。
本発明の請求項2に係る開封器具によればプルトップ等のリング部を効果的に持ち上げたり引き上げることができる。さらに、開封後のプルタブや缶蓋は係止部に係止した状態になることから、開封後のプルタブや缶蓋に触れることなく、そのままゴミ箱等に廃棄することができる。
本発明の請求項3に係る開封器具によればプルトップ等のリング部をより容易に持ち上げたり引き上げることができる。
本発明の請求項4に係る開封器具によれば開封後のプルタブや缶蓋で手首や腕を切ることを防止することができる。
本発明の請求項5に係る開封器具によれば使用者が異なる場合においても、手と本体部材とを強固に一体化することができ、その結果、より効果的に手全体や腕全体の力をリング部の開封に用いることができる。
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に述べる実施形態は本発明を具体化した一例に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものでない。
図1は本発明にかかる開封器具の第1の実施形態を上方から見た斜視図であり、図2は本発明にかかる開封器具の第1の実施形態を下方から見た斜視図であり、図3は本発明にかかる開封器具の第1の実施形態の側面図であり、図4は 第1の実施形態の開封器具に保護部材を連結した状態を示す模式図であり、図5は本発明の開封器具の第2の実施形態を示す模式図であり、図6は第2の実施形態の開封器具に保護部材を連結した状態を示す模式図である。
図1は本発明にかかる開封器具の第1の実施形態を上方から見た斜視図であり、図2は本発明にかかる開封器具の第1の実施形態を下方から見た斜視図であり、図3は本発明にかかる開封器具の第1の実施形態の側面図であり、図4は 第1の実施形態の開封器具に保護部材を連結した状態を示す模式図であり、図5は本発明の開封器具の第2の実施形態を示す模式図であり、図6は第2の実施形態の開封器具に保護部材を連結した状態を示す模式図である。
まず最初に、本発明の開封器具の基本的な構成について説明する。本発明にかかる開封器具は、いずれの実施形態においても板状の本体部材とベルト部材と係止部材を備えている。そして、ベルト部材は板状部材の上面部に固定されており、係止部材は板状部材の下面部に固定されている。
(第1の実施の形態)
次に、本発明の開封器具を構成する各構成部材を、図1〜図3に示した第1の実施形態である開封器具1aに基づいて説明する。
次に、本発明の開封器具を構成する各構成部材を、図1〜図3に示した第1の実施形態である開封器具1aに基づいて説明する。
(本体部材)
本発明の開封器具1aに用いられる本体部材2は、図1〜図3に示すように、棒状ではなく板状のものが使用される。本体部材2を板状のものとすることによって、手全体または腕全体の力でプルトップ等を開封することができるのである。
ここで、本体部材2の大きさについては特に限定されるものではないが、手のひらまたは手の甲を載置できる大きさであることが好ましい。さらに後記するようにフルオープン缶を開封する場合においては、リング部を持ち上げ、さらにリング部を引き上げて缶蓋を開封する際に、本体部材の上端部または下端部をフルオープン缶の外縁部に押し当ててかかる接触点を支点として引き上げることから、長手方向においてかかる上端部または下端部がフルオープン缶の外縁部と当接する程度の長さとすることが好ましい。
また、本体部材2の形状については板状になっていればその他の形状については特に限定されず、平面視が長方形状、正方形状、円形状、楕円形状、瓢箪形状など各種の形状のものを採用することができる。
さらに、本体部材2には図4の(a)〜(c)や図6の(a)、(b)に示すように、使用者の手首や腕を保護するための保護部材3を連結することができる。
なお、本体部材2や保護部材3の材質については特に限定されるものではなく、プラスチック、金属、木材など各種の材質のものを使用することができる。
本発明の開封器具1aに用いられる本体部材2は、図1〜図3に示すように、棒状ではなく板状のものが使用される。本体部材2を板状のものとすることによって、手全体または腕全体の力でプルトップ等を開封することができるのである。
ここで、本体部材2の大きさについては特に限定されるものではないが、手のひらまたは手の甲を載置できる大きさであることが好ましい。さらに後記するようにフルオープン缶を開封する場合においては、リング部を持ち上げ、さらにリング部を引き上げて缶蓋を開封する際に、本体部材の上端部または下端部をフルオープン缶の外縁部に押し当ててかかる接触点を支点として引き上げることから、長手方向においてかかる上端部または下端部がフルオープン缶の外縁部と当接する程度の長さとすることが好ましい。
また、本体部材2の形状については板状になっていればその他の形状については特に限定されず、平面視が長方形状、正方形状、円形状、楕円形状、瓢箪形状など各種の形状のものを採用することができる。
さらに、本体部材2には図4の(a)〜(c)や図6の(a)、(b)に示すように、使用者の手首や腕を保護するための保護部材3を連結することができる。
なお、本体部材2や保護部材3の材質については特に限定されるものではなく、プラスチック、金属、木材など各種の材質のものを使用することができる。
(ベルト部材)
本発明の開封器具1aに用いられるベルト部材4は、図1〜図3に示すように、本体部材2の上面部5に向かって設けられているものであり、本体部材2に載置した使用者の手を本体部材2と一体化するためのものである。
なお、ベルト部材4には長さ調節機構6や着脱機構6を設けておくことが好ましい。かかる長さ調節機構6や着脱機構6を設けておくことで、使用者が異なる場合においても各使用者の手を本体部材2に締め付けることができ、手と本体部材2とを強固に一体化することができるのである。
ここで、長さ調節機構6、着脱機構6の例としては、面ファスナー、尾錠止めや徳尾錠などの各種のバックル、雄型と雌型を用いて嵌合させることによって連結する各種の連結機構、2本のベルトを用いて一方のベルトの端部にはリング部を設け、他方のベルトの端部には面ファスナーを設けることで長さ調節と着脱を同時に行う機構などが挙げられる。
なお、ベルト部材4の形状、材質については特に限定されるものではない。
本発明の開封器具1aに用いられるベルト部材4は、図1〜図3に示すように、本体部材2の上面部5に向かって設けられているものであり、本体部材2に載置した使用者の手を本体部材2と一体化するためのものである。
なお、ベルト部材4には長さ調節機構6や着脱機構6を設けておくことが好ましい。かかる長さ調節機構6や着脱機構6を設けておくことで、使用者が異なる場合においても各使用者の手を本体部材2に締め付けることができ、手と本体部材2とを強固に一体化することができるのである。
ここで、長さ調節機構6、着脱機構6の例としては、面ファスナー、尾錠止めや徳尾錠などの各種のバックル、雄型と雌型を用いて嵌合させることによって連結する各種の連結機構、2本のベルトを用いて一方のベルトの端部にはリング部を設け、他方のベルトの端部には面ファスナーを設けることで長さ調節と着脱を同時に行う機構などが挙げられる。
なお、ベルト部材4の形状、材質については特に限定されるものではない。
(係止部材)
本発明の開封器具1aに用いられる係止部材7は、後記するようにプルトップ等のリング部を引っ掛けて持ち上げたり、持ち上げたリング部をさらに引き上げたり、あるいは持ち上げたリング部を元に戻すように倒したりするためのものである。具体的には図1〜図3に示すように、本体部材2の下面部8に固定されているものであり、本体部材2に固定するための固定部9と、プルトップ等のリング部を持ち上げたり、引き上げたりする等の動作を行う係止部10とを主要部品として構成されている。
ここで、係止部材7の形状については特に限定されるものではないが、上記の動作を行いやすくするには、係止部材7の係止部10が、図2、図3に示すような側面視において先端部に向かうにつれて下方に傾斜している形状であったり、図5の(a)、(b)に示す、第2の実施形態の開封器具1bのような側面視において略L字形状であることが好ましい。また、図2、図3、図5などに示すように、係止部10の先端部に突出部11を設けておけばさらにリング部を引っ掛け易くなることからより好ましい。
なお、係止部10がリング部に挿入できる大きさであれば、その他の係止部材7の形状や大きさについては特に限定されず、各種の形態を採用することができる。
本発明の開封器具1aに用いられる係止部材7は、後記するようにプルトップ等のリング部を引っ掛けて持ち上げたり、持ち上げたリング部をさらに引き上げたり、あるいは持ち上げたリング部を元に戻すように倒したりするためのものである。具体的には図1〜図3に示すように、本体部材2の下面部8に固定されているものであり、本体部材2に固定するための固定部9と、プルトップ等のリング部を持ち上げたり、引き上げたりする等の動作を行う係止部10とを主要部品として構成されている。
ここで、係止部材7の形状については特に限定されるものではないが、上記の動作を行いやすくするには、係止部材7の係止部10が、図2、図3に示すような側面視において先端部に向かうにつれて下方に傾斜している形状であったり、図5の(a)、(b)に示す、第2の実施形態の開封器具1bのような側面視において略L字形状であることが好ましい。また、図2、図3、図5などに示すように、係止部10の先端部に突出部11を設けておけばさらにリング部を引っ掛け易くなることからより好ましい。
なお、係止部10がリング部に挿入できる大きさであれば、その他の係止部材7の形状や大きさについては特に限定されず、各種の形態を採用することができる。
次に、上記のように構成された本発明の開封器具の動作(使用方法)を説明する。なお、以下に述べる動作(使用方法)は第1の実施形態である開封器具1aを使用した場合を例にしているが、図5に示す第2の実施形態の開封器具1bにおいても同様である。また、以下に述べる動作(使用方法)は本発明の動作(使用方法)を具体化した一例に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものでない。
図7は第1の実施形態の開封器具を使用してフルオープン缶の缶蓋を開封する手順の一例を示した図であり、図8は第1の実施形態の開封器具を使用してフルオープン缶の缶蓋を開封する別の手順を示した図であり、図9は第1の実施形態の開封器具を使用してステイオンタブ式のプルトップを開封する手順の一例を示した図である。
図7は第1の実施形態の開封器具を使用してフルオープン缶の缶蓋を開封する手順の一例を示した図であり、図8は第1の実施形態の開封器具を使用してフルオープン缶の缶蓋を開封する別の手順を示した図であり、図9は第1の実施形態の開封器具を使用してステイオンタブ式のプルトップを開封する手順の一例を示した図である。
まず、図7に基づいて本発明の開封器具を使用してフルオープン缶の缶蓋を開封する際の動作(使用方法)を説明する。
まず、使用者は手を開封器具1aの本体部材2に載置してベルト部材4を用いて固定する。なお、図7においては手のひらを本体部材2に載置しているが手の甲を載置してベルト部材4で固定してもよい。
次に、図7(a)に示すように、係止部材7の係止部10をフルオープン12の外側からフルオープン缶12のプルトップ13のリング部14に挿入する。この際、第1の実施形態のように係止部10の先端部に突出部11を設けておけば、係止部10がリング部14と蓋部15と間に滑り込むことから係止部10をリング部14に挿入し易くなる。
次に、図7(a)に示すように、係止部材7の係止部10をフルオープン12の外側からフルオープン缶12のプルトップ13のリング部14に挿入する。この際、第1の実施形態のように係止部10の先端部に突出部11を設けておけば、係止部10がリング部14と蓋部15と間に滑り込むことから係止部10をリング部14に挿入し易くなる。
次に、図7(b)に示すように、本体部材2の下端部16をフルオープン缶12の外縁部17aに押し当てて、かかる接触点を支点として本体部材2を矢印Aの方向に持ち上げることによってリング部14を持ち上げる。
次に、図7(c)〜(e)に示すように、本体部材2の上端部18をフルオープン缶12の外縁部17bに押し当てて、かかる接触点を支点として本体部材2を矢印Bの方向に持ち上げることによってリング部14を引き上げて缶蓋19を開封する。
なお、この際リング部14を引き上げただけでは缶蓋19がフルオープン缶12から外れない場合には、リング部14を引き上げた状態(図7(d)の状態)で本体部材2を左右にねじるように動かして缶蓋19をフルオープン缶12から外すようにする。
なお、この際リング部14を引き上げただけでは缶蓋19がフルオープン缶12から外れない場合には、リング部14を引き上げた状態(図7(d)の状態)で本体部材2を左右にねじるように動かして缶蓋19をフルオープン缶12から外すようにする。
最後に、図7(f)に示すように、係止部材7の係止部10に引っかかっている状態(図7(e)の状態)のリング部14を、本体部材2を傾けることによって滑らせてゴミ箱20などに廃棄する。
次に、図8に基づいて本発明の開封器具を使用してフルオープン缶の缶蓋を開封する際の別の動作(使用方法)を説明する。
まず、使用者は手を開封器具1aの本体部材2に載置してベルト部材4を用いて固定する。なお、図8においては手のひらを本体部材2に載置しているが手の甲を載置してベルト部材4で固定してもよい。
次に、図8(a)に示すように、係止部材7の係止部10をフルオープン缶12の内側からフルオープン缶12のプルトップ13のリング部14に挿入する。この際、第1の実施形態のように係止部10の先端部に突出部11を設けておけば、係止部10がリング部14と蓋部15と間に滑り込むことから係止部10をリング部14に挿入し易くなる。
次に、図8(a)に示すように、係止部材7の係止部10をフルオープン缶12の内側からフルオープン缶12のプルトップ13のリング部14に挿入する。この際、第1の実施形態のように係止部10の先端部に突出部11を設けておけば、係止部10がリング部14と蓋部15と間に滑り込むことから係止部10をリング部14に挿入し易くなる。
次に、図8(b)に示すように、本体部材2の上端部18をフルオープン缶12の外縁部17cに押し当てて、かかる接触点を支点として本体部材2を矢印Cの方向に持ち上げることによってリング部14を持ち上げる。
次に、図8(c)〜(e)に示すように、本体部材2の下端部16をフルオープン缶12の外縁部17dに押し当てて、かかる接触点を支点として本体部材2を矢印Dの方向に持ち上げることによってリング部14を引き上げて缶蓋19を開封する。
なお、この際リング部14を引き上げただけでは缶蓋19がフルオープン缶12から外れない場合には、図7と同様にリング部14を引き上げた状態(図8(d)の状態)で本体部材2を左右にねじるように動かして缶蓋19をフルオープン缶12から外すようにする。
なお、この際リング部14を引き上げただけでは缶蓋19がフルオープン缶12から外れない場合には、図7と同様にリング部14を引き上げた状態(図8(d)の状態)で本体部材2を左右にねじるように動かして缶蓋19をフルオープン缶12から外すようにする。
最後に、図8(f)に示すように、係止部7材の係止部10に引っかかっている状態(図8(e)の状態)のリング部14を、本体部材2を傾けることによって滑らせてゴミ箱20などに廃棄する。
以上、図7および図8に示した一連の動作から、本発明の開封器具はレバーなどを握るという動作を行うことなくフルオープン缶のリング部を持ち上げて引き上げることができることになる。従って、指を曲げることができない障害者の方や、握力や腕力の乏しい高齢者または女性なども容易かつ安全にフルオープン缶を開封することができる。また、手を汚すことなくフルオープン缶を開封することができる。
最後に、図9に基づいて本発明の開封器具を使用してステイオンタブ式のプルトップを開封する際の動作(使用方法)を説明する。
まず、使用者は手を開封器具1aの本体部材2に載置してベルト部材4を用いて固定する。なお、図9においては手のひらを本体部材2に載置しているが手の甲を載置してベルト部材4で固定してもよい。
次に、図9(a)に示すように、係止部材7の係止部10をステイオンタブ式缶21の外側からプルトップ13のリング部14と蓋部15との隙間に差し入れる。この際、第1の実施形態のように係止部10の先端部に突出部11を設けておけば、係止部10がリング部14と蓋部15と間に滑り込むことから係止部10をリング部14と蓋部15との隙間に差し入れ易くなる。
次に、図9(a)に示すように、係止部材7の係止部10をステイオンタブ式缶21の外側からプルトップ13のリング部14と蓋部15との隙間に差し入れる。この際、第1の実施形態のように係止部10の先端部に突出部11を設けておけば、係止部10がリング部14と蓋部15と間に滑り込むことから係止部10をリング部14と蓋部15との隙間に差し入れ易くなる。
次に、図9(b)および(c)に示すように、本体部材2の上端部18をステイオンタブ式缶21の外縁部17eに押し当てて、かかる接触点を支点として本体部材2を矢印Eの方向に持ち上げることによってリング部14を持ち上げる。
次に、図9(d)〜(f)に示すように、係止部材7の係止部10をリング部14に押し当てて、リング部14を矢印Fの方向に倒すことによってプルトップ13を開封する。
なお、プルタブ式のプルトップを開封する場合には、図9(b)の動作の後に、係止部材7の係止部10をリング部14に挿入して、係止部10を上方に引き上げたり、リング部14を引き上げた状態で本体部材2を左右にねじるように動かせば、プルトップ13を缶蓋19から引きはがすことができ、プルトップ13を開封することができる。
以上、図9に示した一連の動作から、本発明の開封器具はプルタブ式またはステイオンタブ式のプルトップにおいてもレバーなどを握るという動作を行うことなくリング部を持ち上げること等ができることになる。従って、指を曲げることができない障害者の方や、握力や腕力の乏しい高齢者または女性なども容易かつ安全にプルタブ式またはステイオンタブ式のプルトップを開封することができる。
本発明の開封器具は、プルタブ式またはステイオンタブ式のプルトップ、またはフルオープン缶の缶蓋の開封に用いることができる。
1a 開封器具
1b 開封器具
2 本体部材
3 保護部材
4 ベルト部材
5 上面部
6 長さ調節機構/着脱機構
7 係止部材
8 下面部
9 固定部
10 係止部
11 突出部
12 フルオープン缶
13 プルトップ
14 リング部
15 蓋部
16 下端部
17a 外縁部
17b 外縁部
17c 外縁部
17d 外縁部
17e 外縁部
18 上端部
19 缶蓋
20 ゴミ箱
21 ステイオンタブ式缶
1b 開封器具
2 本体部材
3 保護部材
4 ベルト部材
5 上面部
6 長さ調節機構/着脱機構
7 係止部材
8 下面部
9 固定部
10 係止部
11 突出部
12 フルオープン缶
13 プルトップ
14 リング部
15 蓋部
16 下端部
17a 外縁部
17b 外縁部
17c 外縁部
17d 外縁部
17e 外縁部
18 上端部
19 缶蓋
20 ゴミ箱
21 ステイオンタブ式缶
Claims (5)
- プルタブ式またはステイオンタブ式のプルトップ、
またはフルオープン缶の缶蓋を開封するための開封器具であって、
手のひらまたは手の甲を載置するための板状の本体部材と、
前記板状の本体部材の上面部に固定した、手のひらまたは手の甲を前記板状の本体部材に固定するためのベルト部材と、
前記板状の本体部材の下面部に固定した係止部材とを備えることを特徴とする開封器具。 - 前記係止部材の係止部が、
側面視において略L字形状または側面視において先端部に向かうにつれて下方に傾斜している形状であることを特徴とする請求項1に記載の開封器具。 - 前記係止部材の係止部が、
先端部に突出部を備えていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の開封器具。 - 前記本体部材に、
手首または/および腕を保護するための保護部材が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の開封器具。 - 前記ベルト部材は、
長さ調節機構または/および着脱機構を備えていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の開封器具。
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2012
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