JP3013877U - 缶開け器 - Google Patents

缶開け器

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JP3013877U
JP3013877U JP1994015048U JP1504894U JP3013877U JP 3013877 U JP3013877 U JP 3013877U JP 1994015048 U JP1994015048 U JP 1994015048U JP 1504894 U JP1504894 U JP 1504894U JP 3013877 U JP3013877 U JP 3013877U
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英俊 藤原
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有限会社ユーテック
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 衛生的に飲み物用缶の蓋を開けることがで
き、簡単な操作で安全にタブを押し上げて飲み物用缶の
飲料を飲むことができる優れた缶開け器を提供する。 【構成】 缶の蓋14に取り付けられたタブ3が形成す
る挿入用間隙部3cに先端部が挿入可能で、蓋に取り付
けられたリベット4を支点として持ち上げ可能な挿入用
テーパー部を有する。指押え部10を持ち上げると飲み
物を取り出す開口部が形成されるため、簡単な操作で安
全にタブ3を押し上げて飲料を飲むことができる。挿入
用テーパー部側が押圧部5をも兼用する。他端側にはキ
ーホールダー部が形成され、金属や樹脂などで略板状体
に形成された本体部9はシンプルな形状である。缶の開
口部を形成するときに開口部となる囲溝部6aから飲み
物用缶の内部に缶開け器Aiの先端部の挿入が防止され
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、缶ジュースなどの飲み物用缶の蓋に取り付けられたタブを押し上げ て飲み物用缶内の飲物を飲む際に使用され、衛生的で、かつ、簡単な操作で安全 にタブを押し上げて飲み物用缶の内部の飲料を飲むことができるようにした缶開 け器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、図14の斜視図に示すように飲み物用缶1の蓋14には、タブ3の中央 部に略C型に切り起こされる連結部3aとその蓋14の中央がリベット4により 連結されたタブ3が取り付けられている。 そして、図15に示すようにその飲み物用缶1の蓋14に取り付けられたタブ 3の一端3bを指先で摘むようにして上に起こすと、蓋14に刻設された溝6( プレスによって肉厚が薄く形成されている部分)に取り囲まれた囲溝部6aがそ のタブ3の先端に形成されている押圧部5により押圧される。 このようにしてタブ3の押圧部5により押圧されると、蓋14に刻設された溝 6が切断され、その溝6により囲まれた囲溝部6aが飲み物用缶1の内部に折り 曲げられ、その囲溝部6aの跡が開口部6bとして残る。 このようにして開口部6bが形成されると再びそのタブ3を元の状態に折り曲 げて戻していた。 以上のようにして従来においては、飲み物用缶1の蓋14に形成された開口部 6bから飲み物用缶1の内部の飲み物を注ぎ出して飲んでいた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のタブ付き飲み物用缶1の蓋14を開けるときは、そのタ ブ3が蓋14に平行な状態で取り付けられており、そのタブ3が持ち上げにくく 、そのためタブ3を起こすために指先にかなりの力が掛かり、子供や女性は苦労 していた。 特に、現代女性はお酒落のために爪を伸ばしたり、爪にマニキュアを塗ること が多く、それらの女性がそのタブを起こす際にその伸ばした爪を傷めたり、爪に 塗られたマニキュアが傷つき剥げてしまい、特に女性にとって問題があった。 それを解決するために、缶開け器としてタブ3の開口部内に板状あるいは棒状 のものを挿入し、その先端部で蓋14に刻設された溝6(プレスによって肉厚が 薄く形成されている部分)に取り囲まれた囲溝部6aを押圧して蓋14に刻設さ れた溝6が切断され、その溝6により囲まれた囲溝部6aが飲み物用缶1の内部 に折り曲げられ、その囲溝部6aの跡が開口部6bとして残るようにしたものが 開発されてきている。 しかしながら、その開発された缶開け器にあっては、その缶開け器の先端部に よって蓋14の囲溝部6aが飲み物用缶1の内部に折り曲げられる際に、先端部 も開口部6b内に挿入されることになり、衛生面で問題があった。
【0004】 本考案は、上記課題を解決するためになされたもので、その目的とするところ は、タブ付き飲み物用缶の蓋を開ける際に、衛生的に飲み物用缶の蓋を開けるこ とができ、しかも子供や女性にも簡単な操作で安全にタブを押し上げて飲み物用 缶の内部の飲料を飲むことができるとともに、その操作が確実にでき、特に女性 にあってはタブを起こすときに伸ばした爪が痛んだり、爪に塗られたマニキュア に傷が付き或いは剥げないようにした使用勝手に優れた缶開け器を提供するもの である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は以上のような問題点を解決するためになされたもので、「請求項1」 記載の缶開け器によれば、缶内部の飲み物を取り出す開口部とするため、飲み物 用缶の蓋の中央部分に取り付けられたタブが形成する挿入用間隙部に先端部が挿 入可能で、かつ、蓋の中央部分に取り付けられたリベットを支点として持ち上げ 可能に形成された挿入用テーパー部と、 その挿入用テーパー部の他端側に形成され、前記タブの端部を押し上げること によりそのタブの他端部によりタブによって切断開口される囲溝部を押圧し、そ の囲溝部周囲の溝を加圧・切断するための指押え部と、 上記挿入用テーパー部側が押圧部をも兼用し、かつ、他端側にはキーホールダ ー部が形成され、金属や樹脂などで略板状体に形成された本体部と、 を有することを特徴とする。
【0006】 「請求項2」記載の缶開け器は、「請求項1」記載の挿入用テーパー部に設け られ、飲み物用缶の蓋の中央部分に取り付けられたリベットを支点としてタブが 持ち上げ可能で、かつ、タブが形成する挿入用間隙部に先端部が挿入し易いよう にフック形状に形成された挿入用フック部と、 上記本体部に形成され、タブが形成する挿入用間隙部の仕切り部分に係止され 、挿入用フック部がタブによって切断開口される囲溝部内の飲み物用缶内部に至 らないように係止するための第1の係止用湾曲部と、 上記本体部に形成され、タブの端部を押し上げるとき、裏面が缶蓋周縁部に当 接しテコの支点となる平坦部と、 上記本体部に形成され、大径の飲み物用缶に設けられているタブの端部を押し 上げるとき、上記缶の缶蓋周縁部に当接しテコの支点となり、そのタブの端部を 押し上げるとき、そのタブの自由端側周縁部が嵌まり込むように形成されたタブ 係止用の第2の係止用湾曲部と、 を有することを特徴とする。
【0007】
【作用】
以上の構成からなる「請求項1」記載の本考案の缶開け器によれば、飲み物用 缶の蓋に取り付けられたタブが形成する挿入用間隙部に先端部が挿入可能で、か つ、蓋の中央部分に取り付けられたリベットを支点として持ち上げ可能な挿入用 テーパー部を有し、指押え部を持ち上げるとリベットを支点として簡単に缶内部 の飲み物を取り出す開口部が形成されるため、子供や女性にも簡単な操作で安全 にタブを押し上げて飲み物用缶の内部の飲料を飲むことができ、しかも上記挿入 用テーパー部側が押圧部をも兼用し、かつ、他端側にはキーホールダー部が形成 され、金属や樹脂などで略板状体に形成された本体部はシンプルな形状であるた め、製造も低コストで容易であり、特に女性にあってはタブを起こす際にも伸ば した爪が痛んだり、爪に塗られたマニキュアに傷が付き或いは剥げないようにす ることができ、しかも他の鍵などと一緒に収納して持ち運べることになる。
【0008】 また、「請求項2」記載の本考案缶開け器によれば、挿入用フック部がタブに よって切断開口される囲溝部内の飲み物用缶内部に至らないように係止するため の第1の係止用湾曲部が設けられているため、衛生的であり、しかもタブの端部 を押し上げる際に、裏面が缶蓋周縁部に当接しテコの支点となる平坦部と大径の 飲み物用缶に設けられているタブの端部を押し上げる際には、上記缶の缶蓋周縁 部に当接しテコの支点となり、そのタブの端部を押し上げる際には、そのタブの 自由端側周縁部が嵌まり込むように形成されたタブ係止用の第2の係止用湾曲部 と、が設けられているため、余り力を加える必要もなくより簡単に缶内部の飲み 物を取り出す開口部を形成することができることになる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案に係る缶開け器の一実施例を図面に基づいて説明する。 図1は本考案の第1実施例の缶開け器を飲物用の缶に取り付けた状態を示す斜 視図、図2は本考案の缶開け器の斜視図、図3は本考案の缶開け器の操作説明用 の拡大断面図、図4は本考案の缶開け器の操作説明用の拡大断面図、図5は本考 案の缶開け器の操作説明用の拡大断面図、図6は本考案の缶開け器の操作説明用 の断面図、図7は本考案の第2実施例を示す斜視図、図8は本考案の缶開け器の 第2実施例の操作説明用の断面図、図9は本考案の缶開け器の第3実施例の操作 説明用の斜視図、図10は本考案の缶開け器の第3実施例の操作説明用の断面図 、図11は本考案の缶開け器の第3実施例の操作説明用の断面図、図12は本考 案の缶開け器の第3実施例の操作説明用の断面図、図13は本考案の缶開け器の 第3実施例の操作説明用の断面図である。 (なお、従来例で説明した同等の部杓には同一符号を付し、その説明を省略す る。)
【0010】 図1および図2で示すように本考案の缶開け器A1の本体部9は、金属或いは 樹脂(FRPなどの硬く強度の強い樹脂)で形成されている。 すなわち、缶開け器A1は、本体部9と指押え部10(キーホールダー部兼用 )と先端側に形成された挿入用テーパー部11とからなり、図2で示すような板 状体にて形成されている。 図中15は缶開け器A1の保有者のイニシャル刻印部である。 上記挿入用テーパー部11の先端両側には、図4で示すように、手などを傷つ けないためのR部12が形成されている。 上記指押え部10には、リング10aが装着されていて、更には指先、例えば 親指と人指し指で摘みやすいように大きめの方形状に形成されている。 一方、図1で示すように、缶開け器A1が装着される飲物用の缶1の蓋14に 形成されているタブ3には、リベット(ハトメ)4で止める部分のまわりに切り 孔7が設けられている。 その縁8でタブ3が折り曲げられることにより、押圧部5の圧力が下方に加え られて溝6により囲まれた囲溝部6aが、飲み物用缶1の内部に折り曲げられ、 その囲溝部6aが開いて開口部6bとして残るようになっている。 また、缶開け器A1の挿入用テーパー部11は、タブ3の一端3bの下の指先 挿入用凹部17とタブ3の一端3bの間の挿入用間隙部3cに挿入可能な細身の 形状に形成されている。 図3で示すように、缶開け器A1の挿入用テーパー部11をタブ3の指先挿入 用凹部17に挿入し、図4で示すように、指押え部10を上方に持ち上げると、 それとともに、タブ3の一端3bも持ち上げられる。 次に、さらに、缶開け器Aの挿入用テーパー部11をタブ3の挿入用間隙部3 cに図5で示すように挿入していき、図6で示すように、囲溝部6aに当接する まで挿入して、缶開け器Aの指押え部10を上方に持ち上げると、それとともに タブ3も持ち上げられる。その時、タブ3は、リベット4にて飲み物用缶1に係 止されているので、切り孔7の縁8で折り曲げられる。 そのとき、押圧部5の圧力に缶開け器A1の圧力が加わりとても簡単に飲み物 用缶1上の溝6により囲まれた囲溝部6aが開き開口部6bが形成される。 飲み物用缶1から飲料水を飲むときには、垂直に折り曲げられたタブ3の一端 3bを指でもとの位置に戻して飲むことになる。
【0011】 このように構成された缶開け器A1によれば、飲み物用缶1の蓋14に取り付 けられたタブ3が形成する指先挿入孔3cに先端部が挿入可能で、かつ、蓋14 の中央部分に取り付けられたリベット4を支点として持ち上げ可能な挿入用テー パー部11を有し、指押え部10を持ち上げるとリベット4を支点として簡単に 飲み物用缶1内部の飲み物を取り出す開口部6bが形成されるため、子供や女性 にも簡単な操作で安全にタブ3を押し上げて形成された開口部6bから飲み物用 缶1の内部の飲料を飲むことができることになる。 しかも、挿入用テーパー部11と指押え部10が形成され、金属や樹脂などで 略板状体に形成された本体部9はシンプルな形状であるため、製造も低コストで 容易に実施できる。 また、特に女性にあっては、タブ3を起こす際にも伸ばした爪が痛んだり、爪 に塗られたマニキュアに傷が付き或いは剥げないようにすることができることに なるほか、挿入用テーパー部11の先端両側には、R部12が形成されているた め、手などが傷つくことを防止できる。 さらに、缶開け器A1は、指押え部10がキーホールダーを兼用しリング10 aを束ねておくだけで他の鍵などとともに、収納して持ち歩けるため、使い勝手 の面でとても便利である。 図7及び図8は、本考案の第2実施例の缶開け器A2を示したもので、図7に 示したように、本体部9の中間部にタブ3の一端(周縁部)3bに装着される屈 曲部9a(第1の湾曲部)を設け、かつ、先端側が上方に向け屈曲した屈曲部2 1a(挿入用フック部)を有する挿入用テーパー部21が設けられている。 この場合には、図8で示したように、より確実にタブ3の一端3bが本体部9 に形成された屈曲部9aに係止され、かつ、屈曲部21aがリベット4を支点と してテコの応用にて力が加わって容易に囲溝部6aが開いて開口部6bとして残 すことができる。その他は、第1実施例と同等の作用効果を奏する。
【0012】 図9乃至図14では、第3の本考案の缶開け器A3の実施例を説明する。 この第3の実施例の缶開け器A3と前記第1及び第2の実施例の缶開け器A1 ,A2の主に異なる点は、本体部9の最先端にタブ3の一端3bの下の指先挿入 用凹部17とタブ3の一端3bの下の間の挿入用間隙部に挿入しやすいようにフ ック状の挿入用フック部30が形成されるとともに、タブ3の一端3b(自由端 側周縁部)に係止される第1の係止用湾曲部31が形成され、かつ、缶1の缶蓋 周縁部2をテコにする平坦部32が形成され、更にはタブ3の一端3b(自由端 側周縁部)が嵌まり込むように形成された第2の係止用湾曲部32を有している ことである。 その挿入用フック部30は、前記実施例の挿入用テーパー部11、21同様、 缶1内部の飲み物を取り出す開口部6bを形成するためのものである。 そして、その挿入用フック部30は、飲み物用缶1の蓋14の中央部分に取り 付けられたタブ3の一端3bと指先挿入用凹部17とが形成する間隙部に先端部 が挿入可能に形成されている。 更に、その挿入用フック部30は、蓋14の中央部分に取り付けられたリベッ ト4を支点としてそのタブ3の一端3bを持ち上げることができるようになって いる。 すなわち、第1の係止用湾曲部31と第2の係止用湾曲部33が形成されてい るため、挿入用フック部30がタブ3の中央部3dに嵌まり込み、缶1内部の飲 み物を取り出す開口部6b内に入り込まないようになっている。 また、本体部9の平坦部32は、タブ3の一端3bを押し上げるとき、その平 坦部32の裏面が缶蓋周縁部2が当接してテコの支点となるように形成されてい る。 また、本体部9に形成された第2の係止用湾曲部33の底面側は、図12で示 すように、大径の缶1のタブ3の一端3bを押し上げるとき、その第2の係止用 湾曲部33の裏面が大径の缶1の缶蓋周縁部2に当接しテコの支点となるように 形成されている。
【0013】 以上のように構成された本考案の第3の実施例における缶開け器A3は、下記 のように作用するようになっている。 先ず始めに図10に示すように、缶開け器A3の先端の挿入用フック部30を タブ3の一端3bとタブ3の一端3bの下に形成された指先挿入用曲部17の間 に挿入し、指押え部10を下方に押し下げてタブ3の一端3bを持ち上げる。 次いで図11、図12に示すように、缶開け器A3の挿入用フック部30をタ ブ3の一端側の挿入用間隙部3cに挿入し、缶開け器A3の指押え部10を押し 下げてタブ3の一端3bを更に持ち上げる。 このとき、缶1が小径のときは、図11に示すようにタブ3の一端3bが第1 の係止用湾曲部31に嵌まり込み、平坦部32の裏面が缶蓋周縁部2に当接し、 テコの支点となりタブ3の一端3bが持ち上げられる。 この際に、缶1の缶蓋周縁部2とタブ3の先端までの距離が短いので缶開け器 A3の持ち上げ角度が少なくて済むため、平坦部32の裏面が使用される。 なお、図12に示すように、缶1が大径のときは、タブ3の一端3bが第1の 係止用湾曲部31に嵌まり込み、しかも第2の係止用湾曲部33の底面側が缶蓋 周縁部2に当接し、テコの支点となりタブ3の一端3bが持ち上げられる。 缶1の缶蓋周縁部2とタブ3の先端までの距離が長いのでタブの先端を持ち上 げるために缶開け器A3の持ち上げ角度が大きく必要になる。 すなわち、第2の係止用湾曲部33の底面側が缶蓋周縁部2に当接し、テコの 支点となりタブ3の一端3bが持ち上げられるようになっているため、比較的に 力を加えなくてもスムーズに持ち上げられる。 続いて、図13に示すようにタブ3の中央部3dに缶開け器A3のタブ3の中 央部3dが係止用湾曲部31に嵌まるくらいに深く挿入し、缶開け器A3の指押 え部10を押し上げてタブ3の一端3bを更に持ち上げる。 このようにして持ち上げられたタブ3の一端側の挿入用間隙部3cに缶開け器 A3先端の挿入用フック部30から挿入して、タブ3の一端3bが第2の係止用 湾曲部33に嵌まり込むまで挿入する。そうして、缶開け器A3の指押え部10 を押し上げてタブ3の一端3bを更に持ち上げると、タブ3の他端の押圧部5が 囲溝部6aを押圧し、或いはタブ3の他端の押圧部5と缶開け器A3の先端の挿 入用フック部30の両方で囲溝部6aを押圧し、溝6が押圧・切断され、囲溝部 6aの跡が開口部6bとして開口される。 このようにして押圧部5或いは押圧部5と挿入用フック部30の両者の圧力に より簡単かつスムーズに飲み物用缶1上の溝6により囲まれた囲溝部6aが開口 部6bとして開口される。 飲み物用缶1から飲料水を飲むときには、上方向に折り曲げられたタブ3の一 端3bを指で元の位置に戻して飲むことになる。 以上のような作用により飲み物用缶1の囲溝部6aの跡が開口部6bとして開 口されるので、缶開け器A3の操作時に先端部が飲み物用缶1の開口部6bから 内部に入り込むこともなく、大変衛生的である。 当然、缶開け器A3の挿入用フック部30から本体部9にかけては、挿入用間 隙部3cに挿入可能な細身の形状になっている。
【0014】
【本考案の効果】
以上の構成からなる「請求項1」記載の本考案によれば、飲み物用缶の蓋に取 り付けられたタブが形成する挿入用間隙部に先端部が挿入可能で、かつ、蓋の中 央部分に取り付けられたリベットを支点として持ち上げ可能な挿入用テーパー部 を有し、指押さえ部を持ち上げるとリベットを支点として簡単に缶内部の飲み物 を取り出す開口部が形成されるため、子供や女性にも簡単な操作で安全にタブを 押し上げて飲み物用缶の内部の飲料を飲むことができ、上記挿入用テーパー部側 が押圧部をも兼用し、かつ、他端側にはキーホールダー部が形成され、金属や樹 脂などで略板状体に形成された本体部はシンプルな形状であるため、製造も低コ ストで容易であり、特に女性にあってはタブを起こす際に伸ばした爪が痛んだり 、爪に塗られたマニキュアに傷が付き或いは剥げないようにすることができるこ とになり、更にはキーホールダー部として他の鍵などと一緒に収納して持ち歩く ことが出来るため、使用勝手という面でも便利であるなど諸々の効果を奏する。
【0015】 また、「請求項2」記載の本考案缶開け器によれば、挿入用フック部がタブに よって切断開口される囲溝部内の飲み物用缶内部に至らないように係止するため の第1の係止用湾曲部が設けられているため、衛生的であり、しかもタブの端部 を押し上げる際に、裏面が缶蓋周縁部に当接しテコの支点となる平坦部と大径の 飲み物用缶に設けられているタブの端部を押し上げる際には、上記缶の缶蓋周縁 部に当接しテコの支点となり、そのタブの端部を押し上げる際には、そのタブの 自由端側周縁部が嵌まり込むように形成されたタブ係止用の第2の係止用湾曲部 と、が設けられているため、余り力を加える必要もなくより簡単に缶内部の飲み 物を取り出す開口部を形成することができることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本考案の缶開け器の第1実施例を飲物用の
缶に取り付けた状態を示す斜視図である。
【図2】は、本考案の缶開け器の斜視図である。
【図3】は、本考案の缶開け器の操作説明用の拡大断面
図である。
【図4】は、本考案の缶開け器の操作説明用の拡大断面
図である。
【図5】は、本考案の缶開け器の操作説明用の拡大断面
図である。
【図6】は、本考案の缶開け器の操作説明用の断面図で
ある。
【図7】は、本考案の缶開け器の第2実施例を示す斜視
図である。
【図8】は、本考案の第2実施例の缶開け器の操作説明
用の断面図である。
【図9】は、本考案の缶開け器の第3実施例の操作説明
用の斜視図である。
【図10】は、本考案の缶開け器の第3実施例の操作説
明用の断面図である。
【図11】は、本考案の缶開け器の第3実施例の操作説
明用の断面図である。
【図12】は、本考案の缶開け器の第3実施例の操作説
明用の断面図である。
【図13】は、本考案の缶開け器の第3実施例の操作説
明用の断面図である。
【図14】は、ジュースなどの飲物用のタブ付き缶の従
来の使用状態を説明するジュースなどの飲物用のタブ付
き缶の従来例を説明するための斜視図である。
【図15】は、ジュースなどの飲物用のタブ付き缶の従
来の使用状態を説明するための要部拡大縦断面説明図で
ある。
【符号の説明】
A1,A2,A3・・・缶開け器 1・・・・・飲み物用缶 2・・・・・缶蓋周縁部 3・・・・・タブ 3a・・・・連結部 3b・・・・タブの一端(周縁部) 3c・・・・挿入用間隙部 3d・・・・中央部 4・・・・・リベット(ハトメ) 5・・・・・押圧部 6・・・・・缶蓋の溝 6a・・・・囲溝部 6b・・・・開口部 7・・・・・切り孔 8・・・・・タブの縁 9・・・・・本体部 9a・・・・屈曲部(第1の湾曲部) 10・・・・指押え部(キーホールダー部兼用) 10a・・・リング(キーホールダー兼用) 11・・・・挿入用テーパー部 12・・・・R部 14・・・・缶の蓋 15・・・・イニシャル刻印部 17・・・・指先挿入用凹部 21・・・・挿入用テーパー部 21a・・・屈曲部(挿入用フック部) 30・・・・挿入用フック部 31・・・・第1の係止用湾曲部 32・・・・平坦部 33・・・・第2の係止用湾曲部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 缶内部の飲み物を取り出す開口部とする
    ため、飲み物用缶の蓋の中央部分に取り付けられたタブ
    が形成する挿入用間隙部に先端部が挿入可能で、かつ、
    蓋の中央部分に取り付けられたリベットを支点として持
    ち上げ可能に形成された挿入用テーパー部と、 その挿入用テーパー部の他端側に形成され、前記タブの
    端部を押し上げることによりそのタブの他端部によりタ
    ブによって切断開口される囲溝部を押圧し、その囲溝部
    周囲の溝を加圧・切断するための指押え部と、 上記挿入用テーパー部側が押圧部をも兼用し、かつ、他
    端側にはキーホールダー部が形成され、金属や樹脂など
    で略板状体に形成された本体部と、 を有することを特徴とする缶開け器。
  2. 【請求項2】上記「請求項1」記載の挿入用テーパー部
    に設けられ、飲み物用缶の蓋の中央部分に取り付けられ
    たリベットを支点としてタブが持ち上げ可能で、かつ、
    タブが形成する挿入用間隙部に先端部が挿入し易いよう
    にフック形状に形成された挿入用フック部と、 上記本体部に形成され、タブが形成する挿入用間隙部の
    仕切り部分に係止され、挿入用フック部がタブによって
    切断開口される囲溝部内の飲み物用缶内部に至らないよ
    うに係止するための第1の係止用湾曲部と、 上記本体部に形成され、タブの端部を押し上げるとき、
    裏面が缶蓋周縁部に当接しテコの支点となる平坦部と、 上記本体部に形成され、大径の飲み物用缶に設けられて
    いるタブの端部を押し上げるとき、上記缶の缶蓋周縁部
    に当接しテコの支点となり、そのタブの端部を押し上げ
    るとき、そのタブの自由端側周縁部が嵌まり込むように
    形成されたタブ係止用の第2の係止用湾曲部と、 を有することを特徴とする缶開け器。
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JP3008535U (ja) 1995-03-20

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