JP3185147U - 便座用取っ手 - Google Patents

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Abstract

【課題】便座に直接手を触れずに便座を開閉させ、非衛生と非常識の念を緩和し、新しいトイレ習慣が確立する便座用取っ手を提供する。
【解決手段】洋式トイレ1の便器11に対して開閉可能に取付けられた便座12の外縁部から外方に向けて突出されるツマミ部21を備える。便座12を閉じた状態において、ツマミ部21の上面が便座12の下面よりも下方に位置している。
【選択図】図1

Description

本考案は、洋式トイレの便座を開閉させる取っ手に関する。
日本のトイレの形式は、戦後、和式から様式に替わりつつある。そして、近年、ウォッシュレット、及び便座の保温、温風等の機能が付加され、日々便利に変化している(例えば、特許文献1)。特許文献1に開示された洋式トイレには、便器と、便器の回転軸に軸支され、開閉可能な便座を有するとともに、ウォッシュレット機能を有するものである。
特開2002−322715号公報
しかしながら、狭いトイレの設置条件の中で、男女兼用で使用することがやむを得ない現状となっている。また、幼児から高齢者まで幅広い年齢層かつ、男女が一箇所で一台の洋式トイレを使用しなければならないのが現状となっている。
世界中でも、清潔感覚の鋭い日本の国民性においても、便座の上下動作について今だ無関心と思われる。便座の上下動作において、便座の非衛生な接触、また、その為に便座を上げずに用を足す非常識な男性などが多く存在している。
そこで、本考案は、上記のような問題を解決するものであり、便座に取っ手を取り付け、便座の上下運動を容易に出来ることにより、非衛生と非常識の念を緩和し、新しいトイレ習慣が確立できる便座用取っ手を提供することを目的とする。また、本考案は、便座に直接手を触れずに便座を開閉させることができるとともに、着席時のユーザーと接触することを防止し、便座から剥がれて落下することを防止する便座用取っ手を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本考案は、洋式トイレの便器に対して開閉可能に取付けられた便座の外縁部から外方に向けて突出されるツマミ部とを備え、便座を閉じた状態において、ツマミ部の上面が便座の下面よりも下方に位置することを特徴とする。
また、他の考案は、洋式トイレの便器に対して開閉可能に取付けられた便座の下面に貼設される貼設部と、貼設部を介して、便座の外縁部から外方に向けて突出されるツマミ部とを備え、便座を閉じた状態において、ツマミ部の上面が便座の下面よりも下方に位置するように、貼設部とツマミ部とが連結されていることを特徴とする。
これらのような本考案によれば、便座の外縁部から外方に向けて突出されるツマミ部を有しているので、便座を開閉させる際、便座に直接手を触れずに、便座の上下運動を衛生的且つ容易に出来る。これにより、本考案によれば、非衛生と非常識の念を緩和し、新しいトイレ習慣が確立できる。
また、本考案によれば、ユーザーが直接手にふれるツマミ部は、便座を閉じた状態において、その上面が便座の下面よりも下方に位置するように設けられているので、身体が大きなユーザーが便座に着席した場合であっても、ユーザーの身体と接触させることがなく、その結果、取っ手が便座から剥がれ、トイレの床に落下することを防止できる。
上記考案において、貼設部は、外方に向けて伸縮する伸縮機構をさらに備え、ツマミ部は、伸縮機構を介して、便座の外縁部から外方に向けて前後移動可能となっていることが好ましい。
この場合には、ツマミ部は、貼設部に設けられた伸縮機構によって、便座の外縁部から外方に向けて前後移動可能となっているため、便座を開閉させる場合にのみ、ツマミ部を便座の外縁部から外方に突出させ、不使用時には、ツマミ部を便座内に収納させることができるので、ツマミ部に菌や汚物が付着することを防止して衛生的である。
そして、この伸縮機構は、貼設部によって便座下面に固定される枠体と、枠体に対して出入り可能に連結され、ツマミ部を支持するアーム部と、アーム部を、便座の内方に向けて押圧する付勢手段と、アーム部に取付けられ、鉛直方向において上方に向けて作用する力を、付勢手段による押圧力に対抗する力に変換し、ツマミ部を便座の外方に向けて移動させる押出機構とを備えることが好ましい。
この場合、伸縮機構には、ツマミ部を内方に向けて押圧する付勢手段と、ツマミ部を便座の外方に向けて移動させる押出機構とを備えているので、便座が閉じた状態では、便座の上面によって、押出機構に対して上方に向けて作用する力が加わってツマミ部を便座の外方に向けて移動させる。一方、便座が開いた状態では、押出機構に対して作用する力は加わらないため、ツマミ部は付勢手段によってアーム部及びツマミ部は枠体の内側に押圧されたままの状態とする。
このような本考案によれば、簡易な機構でツマミ部を自動で便座の外縁から出し入れ可能となるため、より衛生的である。
以上述べたように、この考案によれば、本考案に係る取っ手を便座に取り付け、便座の上下運動を容易に出来る事により、非衛生と非常識の念を緩和し、新しいトイレ習慣が確立できる。さらに、考案によれば、着席時のユーザーと接触することを防止するので、便座から剥がれて落下することを防止することができ、より衛生的である。そして、このような便座用取っ手は、様々な洋式トイレに用いることができる。すなわち、マンション及び一戸建て等の一般家庭、飲食店、ホテル、旅館等の宿泊施設のトイレの他、旅客機などのトイレに用いることができる。
(a)は、第1実施形態に係る便座に貼設された便座用取っ手を示す斜視図であり、同図(b)は、その一部拡大図である。 第1実施形態に係る便座に貼設された便座用取っ手を示す斜視図である。 第1実施形態に係る便座用取っ手の構成と、便座との位置関係を示す側面図である。 (a)は、第2実施形態に係る便座に貼設された便座用取っ手を示す斜視図であり、同図(b)は、その一部拡大図である。 第2実施形態に係る便座用取っ手を示す斜視図である。 (a)は、第2実施形態に係る便座用取っ手と便座との位置関係を示す側面図である。 (a)〜(c)は、変更例1に係る便座用取っ手の構成を示す斜視図である。 (a)及び(b)は、変形例2に係る便座用取っ手の構成を示す斜視図である。 変更例1に係る便座用取っ手のツマミ部が伸びた状態を示す斜視図である。 (a)及び(b)は、変更例2に係る便座用取っ手の構成を示す斜視図である。 変更例2に係る便座用取っ手の伸縮状態を示す説明図であり、(a)は、便器全体を示す側面図であり、同図(b)は、便座用取っ手の要部を概略的に示す上面図であり、同図(c)は、便座用取っ手の要部を概略的に示す側面図である。 変更例2に係る便座用取っ手の伸縮状態を示す説明図であり、(a)は、便器全体を示す側面図であり、同図(b)は、便座用取っ手の要部を概略的に示す上面図であり、同図(c)は、便座用取っ手の要部を概略的に示す側面図である。
[第1実施形態]
以下に添付図面を参照して、本考案に係る便座用取っ手の実施形態を詳細に説明する。図1(a)は、第1実施形態に係る便座に貼設された便座用取っ手を示す斜視図であり、同図(b)は、その一部拡大図であり、図2は、第1実施形態に係る便座に貼設された便座用取っ手を示す斜視図である。また、図3は、第1実施形態に係る便座用取っ手の構成と、便座との位置関係を示す側面図である。
本実施形態において、便座用取っ手2が取り付けられる洋式トイレ1は、図1及び図2に示すように、便器11と、便器11に対して開閉可能に取付けられた便座12とを有している。なお、洋式トイレ1には、図示しないタンクを有しているとともに、便座12を覆う蓋や、洗浄装置、及び便座の保温装置などを取り付けてもよい。
そして、この洋式トイレ1の便座12の側方には、便座12を開閉する便座用取っ手2が設けられている。この便座用取っ手2は、図1及び図2に示すように、プラスチック等の合成樹脂からなり、洋式トイレ1の便座12に一体的に形成されている。そして、便座用取っ手2は、ツマミ部21と、便座12とツマミ部21とを連結する連結部23とから構成される。
ツマミ部21は、連結部23を介して便座12と一体的に連結し、便座12を開閉させる際にユーザーに握られる部材であり、図1及び図2に示すように、便座12の外縁部から外方に向けて突出されるようになっている。ツマミ部21には、図1(b)に示すように、鉛直方向に貫通する貫通穴21aがツマミ部21の略中心部分に形成され、環状となっている。
そして、この便座12とツマミ部21とは、連結部23によって連結されている。この連結部23は、図3に示すように、便座12の側面から斜め下方向に向かって伸びた形状となっており、便座12とは反対側にツマミ部21が形成されている。
このような斜め下方向に延びた連結部23で、便座12とツマミ部21とを連結することによって、図3に示すように、便座12を閉じた状態において、ツマミ部21の上面21bの位置h2が便座12の下面12aの高さd2よりも下方に位置することとなる。
このように本実施形態によれば、便座12の外縁部から外方に向けて突出されるツマミ部21を有しているので、便座12を開閉させる際、便座12に直接手を触れずに、便座12の上下運動を衛生的且つ容易に出来き、その結果、非衛生と非常識の念を緩和し、新しいトイレ習慣が確立できる。
また、本実施形態によれば、ユーザーが直接手に触れるツマミ部21は、便座12を閉じた状態において、便座12の下面12aよりも下方に位置するので、身体が大きなユーザーが便座12に着席した場合であっても、ユーザーの身体と接触させることがない。これにより、ユーザーが便座12に着席した際に、便座用取っ手2が便座12から剥がれ、洋式トイレ1の床に落下することを防止できる。また、このようなツマミ部21を掴んで、便座12を開閉させることで、手に雑菌が付着せず、衛生的である。
[第2実施形態]
次いで、本考案の第2実施形態について説明する。上述した第1実施形態において、取っ手部2は、便座12に一体的に取り付けられた構成としたが、本実施形態では、便座12と着脱可能であることを要旨とする。図4(a)は、第1実施形態に係る便座に貼設された便座用取っ手を示す斜視図であり、同図(b)は、その一部拡大図であり、図5は、第2実施形態に係る便座用取っ手を示す斜視図である。また、図6は、第2実施形態に係る便座用取っ手と便座との位置関係を示す側面図である。なお、本実施形態において、上述した第1実施形態及び第2実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付し、その機能等は特に言及しない限り同一であり、その説明は省略する。
図4(a)及び(b)に示すように、本実施形態に係る便座用取っ手2cは洋式トイレ1に着脱可能に装着され、便座12を開閉する部材である。本実施形態においても、便座用取っ手2cが取り付けられる洋式トイレ1は、図4(a)及び(b)に示すように、便器11と、便器11に対して開閉可能に取付けられた便座12とを有している。
そして、この洋式トイレ1の便座12の下面12aには、便座用取っ手2cが貼設されている。この便座用取っ手2cは、図5に示すように、プラスチック等の合成樹脂で形成され、貼設部22と、ツマミ部21と、貼設部22とツマミ部21とを連結する連結部23とから構成される。
貼設部22は、便座12の下面12aに貼設される部材であり、図5に示すように、便座12の下面12aと対向する面には接着部材3が設けられ、接着部材3を介して便座12の下面12aに貼設されている。この接着部材3としては、例えば、シアノアクリレート(cyanoacrylate)を主成分にした瞬間接着剤など、液状の接着材を塗布し、便座12の下面12aに貼り付けることができるようになっている。なお、接着部材3としては両面テープなど、種々の接着部材を用いることができる。
貼設部22の厚みは、図4(a)及び(b)に示すように、便座下面12aに設けられた突起部13の厚みよりも薄くなっている。これにより、貼設部22が便器11に接触することを防止している。
ツマミ部21は、貼設部22と連結し、便座12を開閉させる際にユーザーに握られる部材であり、図4及び図5に示すように、便座12に貼設された際には、便座12の外縁部から外方に向けて突出されるようになっている。
そして、この貼設部22とツマミ部21とは、連結部23によって連結されている。この連結部23は、図6に示すように、貼設部22から斜め下方向に向かって伸びた形状となっており、貼設部22の反対側にツマミ部21が形成されている。
このような斜め下方向に延びた連結部23で、貼設部22とツマミ部21とを連結することによって、図6に示すように、便座12を閉じた状態において、ツマミ部21の上面21bの位置h2が便座12の下面12aの高さd2よりも下方に位置することとなる。なお、本実施形態のような着脱可能な便座用取っ手2cのサイズとしては、各種の洋式トイレに応じて変更可能であるが、家庭用などの一般的な洋式トイレでは、図5に示すように、ツマミ部21は、短軸4cm、長軸7cmが好適であり、貼設部22は、長辺5cm、短辺3cm、厚み5mmが好適であり、連結部23は、長さ1cmが好適である。
このように本実施形態によれば、便座12の外縁部から外方に向けて突出されるツマミ部21を有しているので、便座12を開閉させる際、便座12に直接手を触れずに、便座12の上下運動を衛生的且つ容易に出来き、非衛生と非常識の念を緩和し、新しいトイレ習慣が確立できる。
また、本実施形態によれば、ユーザーが直接手に触れるツマミ部21は、便座12を閉じた状態において、便座12の下面12aよりも下方に位置するので、身体が大きなユーザーが便座12に着席した場合であっても、ユーザーの身体と接触させることがない。これにより、ユーザーが便座12に着席した際に、便座用取っ手2cが便座12から剥がれ、洋式トイレ1の床に落下することを防止できる。また、このようなツマミ部21を掴んで、便座12を開閉させることで、手に雑菌が付着せず、衛生的である。
(変形例)
本考案による屈伸運動用器具は、実施例の記載に限定されることなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。以下に、本考案の変形例について説明する。なお、以下の変形例において、上述した各実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付し、その機能等は特に言及しない限り同一であり、その説明は省略する。
[変形例1]
先ず、本考案の変形例1について説明する。上述した各実施形態では、環状のツマミ部を用いたが、ユーザーが掴み易く形状となっていればよく、例えば、図7(a)に示すように、外方のみ曲面を有する扇状のツマミ部211を備える便座用取っ手2dを用いてもよい。さらに、図7(b)に示すように、略中心部分において、鉛直方向に貫通する貫通穴212aが形成されたツマミ部212を備える便座用取っ手2eを用いてもよい。
さらに、図7(c)に示すように、ツマミ部213の表面及び裏面に溝213aを形成させて、グリップ力を持たせてもよい。なお、本変形例では、図7(c)に示すように、波状の溝213aを複数形成させたが、溝の形状は種々変更可能である。
この本変形例1では、図示していないが、本変形例において、便座12の下面12aと対向する面には接着部材3が設けられる。また、本変形例1の各便座用取っ手2d〜2fは、第2実施形態のように着脱可能な取っ手を例に説明したが、これに限定するものではなく、第1実施形態にように、便座12と一体的に形成されたものも含まれる。
[変形例2]
次いで、本考案の変形例2について説明する。本変形例では、貼設部22に外方に向けて伸縮する伸縮機構をさらに備えことを要旨とする。図8(a)及び(b)は、変形例2に係る便座用取っ手の構成を示す斜視図であり、図9は、変形例2に係る便座用取っ手のツマミ部211が伸びた状態を示す斜視図である。
本実施形態に係る便座用取っ手2aの伸縮機構は、図8(a)に示すように、内部空中の枠体25と、枠体25に対して出入り可能に連結され、ツマミ部211を支持するアーム部24とから構成されている。
枠体25は、プラスチック等の合成樹脂で形成されている。この枠体25は、一方の側面が開口されて側部開口25cを形成しており、その側部開口25cからアーム部24が出入り可能となっている。枠体25の上面には、図8(b)に示すように、接着部材3が形成されており、枠体25は、この接着部材3を介して便座12の下面12aに固定されるようになっている。一方、枠体25の下面25aには、内部空間と連通するガイド孔25bが長手方向に延びて形成されている。
アーム部24は、プラスチック等の合成樹脂で形成された板状部材であり、長手方向の一端にツマミ部211が連結されている。このアーム部24の裏面には、ツマミ部211が連結された反対側において、凸状の突起24aが形成されている。この突起24aは、図8(a)に示すように、枠体25のガイド孔25bに挿通されており、この突起24aがガイド孔25bに沿ってスライド移動可能となっている。
このような伸縮機構によって、突起24aがガイド孔25bに沿ってスライド移動することで、図9に示すように、ツマミ部211は、伸縮機構を介して、便座12の外縁部から外方に向けて前後移動可能となっている。
このような本実施形態によれば、ツマミ部211は、伸縮機構によって、便座12の外縁部から外方に向けて前後移動可能となっているため、便座12を開閉させる場合にのみツマミ部211を便座12の外縁部から外方に突出させ、不使用時には、ツマミ部211を便座12内に収納させることができるので、ツマミ部211に菌が付着することを防止して衛生的である。なお、本実施形態においては、便座12を閉じた状態において、ツマミ部211の上面21bの位置h2が便座12の下面12aの高さd2よりも下方に位置するようにしている。
なお、本変形例2においては、上述した変形例2のツマミ部211を用いたが、本考案はこれに限定するものではなく、他の実施形態及び変形例のツマミ部を用ることができる。また、本変形例2では、第2実施形態のように着脱可能な貼設部22に伸縮機構を設ける場合を例に説明したが、第1実施形態においても適用可能である。この場合には、便座12の内部に空間を設けるとともに、便座12の下面にガイド孔25bと同様のガイド孔を設け、この内部にスライド移動可能な板部材を設ける。この板部材には、突起24aと同様の突起を設けられ、この突起をユーザーが掴んで、ガイド孔に沿ってスライド移動させることで、板部材と連結したツマミ部211が便座12の外縁部から外方に向けて移動可能となる。
[変形例3]
次いで、本考案の変形例3について説明する。本実施形態では、便座12の開閉動作に応じて、自動でツマミ部211が伸縮する伸縮機構を備えることを要旨とする。図10(a)及び(b)は、変形例3に係る便座用取っ手2bの構成を示す斜視図である。図11及び図12は、変形例3に係る便座用取っ手2bの伸縮状態を示す説明図であり、図(a)は、便器全体を示す側面図であり、同図(b)は、便座用取っ手の要部を概略的に示す上面図であり、同図(c)は、便座用取っ手の要部を概略的に示す側面図である。なお、本実施形態においても、上述した各実施形態及び変形例と同一の構成要素には同一の符号を付し、その機能等は特に言及しない限り同一であり、その説明は省略する。
図10(a)及び(b)に示すように、本実施形態に係る便座用取っ手2bは、内部空中の枠体28と、枠体28に対して出入り可能に連結され、ツマミ部211を支持するアーム部26とから構成されている。
枠体28は、プラスチック等の合成樹脂で形成されている。この枠体28は、一方の側面が開口された側部開口28aが形成されており、その側部開口28aからアーム部24の一部が出入り可能となっている。また、枠体28の上面には、図10(b)示すように、接着部材3が形成されており、枠体28は、この接着部材3を介して便座12の下面12aに固定されるようになっている。一方、枠体25の下面25aには、内部空間と連通する下部開口部28bが形成されている。
なお、本実施形態においても、便座12を閉じた状態において、ツマミ部211の上面21bの位置h2が便座12の下面12aの高さd2よりも下方に位置するようにしている。
アーム部26は、枠体28の側部開口28aを通じて、枠体28に対して出入り可能に連結されている。本実施形態において、アーム部26は、下部開口部28bの幅より幅広な基台26aと、枠体28の側部開口28aと略同形状で枠体28に対して出入り可能な連結部26bとを備え、連結部26bの先端にツマミ部211を支持している。
さらに、本実施形態に係る便座用取っ手2bには、アーム部26を、便座12の内方に向けて押圧する付勢手段であるバネ29と、鉛直方向において上方に向けて作用する力を、バネ29による押圧力に対抗する力に変換し、ツマミ部211を便座12の外方に向けて移動させる押出機構とを備えている。
具体的に、バネ29は、図11(b)及び図12(b)に示すように、枠体28内部に設けられており、枠体28の側部開口28aが形成された側壁と、アーム部26の基台26aとに固着されている。
一方、押出機構は、可撓性を有するベルト27であり、一端がアーム部26に固着され、他端が枠体28に固着されている。具体的に、ベルト27の一端は、基台26aと連結部26bとの境目付近のアーム部26に固着されている。一方、ベルト27の他端は、側部開口28aが形成された側壁とは反対側の枠体側壁に固着されている。そして、このように両端を固着されたベルト27は、下部開口部28bを出し入れ可能となっている。
このような構成により、図12(a)に示すように、便座12が閉じた状態では、図12(b)及び(c)に示すように、押圧機構のベルト27は、便器11の上面に押圧され、ベルト27に鉛直方向において上方に向けた力が作用する。
ベルト27に上方に向けた力が作用すると、ベルト27は延び、バネ29による押圧力に対抗する力に変換され、ツマミ部211を便座12の外方に向けて移動させるようになる。一方、図11(a)に示すように、便座12が開いた状態では、押圧機構のベルト27に対して鉛直方向において上方に向けた力は作用しないため、図11(b)及び(c)に示すように、バネ29によって、アーム部26を便座12の内方に向けて押圧した状態となる。この際、ベルト27は、下部開口部28bから外部に突出した状態となる。
このように、便座12が閉じた状態では、ベルト27に対して鉛直方向において上方に向けた力が作用しているため、ツマミ部211を便座の外方に突出させることができ、その結果、このツマミ部211を掴んで容易に便座を開くことができる。一方、便座が開いた状態では、ベルト27に対して鉛直方向において上方に向けた力は加わらないため、ツマミ部211はバネ29によってアーム部26は枠体の内側に押圧され、ツマミ部211は便座12の外方から突出しない構成とすることができるので、ツマミ部211が汚れてしまうことを防止できる。このように、本実施形態によれば、簡易な機構でツマミ部211を自動で便座12の外縁から出し入れ可能となるため、より衛生的である。
なお、本変形例3においては、上述した変形例2のツマミ部211を用いたが、本考案はこれに限定するものではなく、他の実施形態及び変形例のツマミ部を用ることができるものとする。また、本変形例3では、第2実施形態のような着脱可能な貼設部22に伸縮機構を設ける場合を例に説明したが、第1実施形態においても適用可能である。この場合には、便座12の内部に空間を設けるとともに、便座12の下面に下部開口部28bと同様の開口を設け、この内部にベルト27と同様なベルト部材、及びアーム部26と同様なアーム部26(基台26a及び連結部26bと同様な構成を含む)、バネ29と同様なバネ部材を形成させる。この際、アーム部の先端には、ツマミ部211を連結させる。
このような構成により、ツマミ部211が便座12と一体である場合であっても、便座12が閉じると、ベルト部材は、便器11の上面に押圧されて延びる。これにより、鉛直方向において上方に向けて作用する力が、バネ部材による押圧力に対抗する力に変換される。その結果、ツマミ部211を便座12の外縁から外方に向けて移動するようになる。一方、便座12を開くと、ベルト部材に対して鉛直方向において上方に向けた力は加わらないため、アーム部はバネによって便座12の内側に押圧され、その結果、ツマミ部211は便座12の外縁から外方に向けて突出しない構成となる。
1…洋式トイレ
2,2a〜2f…便座用取っ手
3…接着部材
11…便器
12…便座
12a…下面
13…突起部
21…ツマミ部
21a…貫通穴
21b…ツマミ部上面
22…貼設部
23…連結部
24…アーム部
24a…突起
25…枠体
25a…下面
25b…ガイド孔
26…アーム部
26a…基台
26b…連結部
27…ベルト
28…枠体
28a…側部開口
28b…下部開口部
28b…連結部
29…バネ
211〜213…ツマミ部

Claims (4)

  1. 洋式トイレの便器に対して開閉可能に取付けられた便座の外縁部から外方に向けて突出されるツマミ部と
    を備え、
    前記便座を閉じた状態において、前記前記ツマミ部の上面が前記便座の下面よりも下方に位置することを特徴とする便座用取っ手。
  2. 洋式トイレの便器に対して開閉可能に取付けられた便座の下面に貼設される貼設部と、
    前記貼設部を介して、前記便座の外縁部から外方に向けて突出されるツマミ部と
    を備え、
    前記便座を閉じた状態において、前記前記ツマミ部の上面が前記便座の下面よりも下方に位置するように、前記貼設部と前記ツマミ部とが連結されている
    ことを特徴とする便座用取っ手。
  3. 前記貼設部は、外方に向けて伸縮する伸縮機構をさらに備え、
    前記ツマミ部は、前記伸縮機構を介して、前記便座の外縁部から外方に向けて前後移動可能となっている
    ことを特徴とする請求項2に記載の便座用取っ手。
  4. 前記伸縮機構は、
    前記貼設部によって前記便座下面に固定される枠体と、
    前記枠体に対して出入り可能に連結され、前記ツマミ部を支持するアーム部と、
    前記アーム部を、前記便座の内方に向けて押圧する付勢手段と、
    前記アーム部に取付けられ、鉛直方向において上方に向けて作用する力を、前記付勢手段による押圧力に対抗する力に変換し、前記ツマミ部を前記便座の外方に向けて移動させる押出機構と
    を備えることを特徴とする請求項3に記載の便座用取っ手。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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RU170520U1 (ru) * 2017-02-01 2017-04-26 Артур Робертович Луйк Гигиеническое сиденье для унитаза
JP2018038760A (ja) * 2016-09-09 2018-03-15 内田 英明 洋式トイレ便座カバーおよび便座の開閉器具
JP2020175061A (ja) * 2019-04-17 2020-10-29 青島康研日用品有限公司 収納できる便座用取っ手

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