JP2005105769A - 発光機能付手摺 - Google Patents

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乃 川村
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眞一 川島
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Abstract

【要約書】
【課題】 手摺、特に身体障害者、弱握力者、膠原病・リウマチなどによる身体機能低下者等の歩行、立位又は座位への動作時に危険を防止し、姿勢の矯正、歩行を容易にする手摺を提供することを課題とする。
【解決手段】 長尺の手摺の外周が滑らかな曲線を持ち、該外周の手摺を把持する際の小指側が円弧状に膨らんでおり、その円弧状部の下端近傍位置における指先の当たる部分に凹みを備え、さらに手摺の長手方向の一部又は全部に沿ってパッチ状又はライン状にエレクトロルミネッセンス発光体を設けたことを特徴とする発光機能付手摺。
【選択図】 図5

Description

本発明は、手摺、特に身体障害者、弱握力者、膠原病・リウマチなどによる身体機能低下者等の歩行、立位又は座位への動作時に補助となる発光機能付手摺に関する。
従来、手摺は平床又は階段での歩行又は身体の転倒又は転落予防という目的で一般に使用されている。
手摺の材料としては、ステンレスやアルミニウム等の金属製、木製、竹製、樹脂性(繊維強化を含む)など、いくつかの材料から製作されているが、その形状は管(パイプ)状、断面丸棒状、角棒状などの比較的単純な断面を持つ形状のものが多い。これは製作の容易さとコストを低減させようとする要求からくるものである。
最近、高齢者が増加しているが自助努力による老化又は身体機能低下防止、あるいは身体障害者の自立という観点から、病院、養護施設、公共施設あるいは一般家庭でも、特に身体障害者、弱握力者、膠原病・リウマチなどによる身体機能低下者等の歩行、あるいは車椅子からの立ち上がり(立位)又は立った状態から便器等への座位への動作時に補助となる手摺の改善の要求がある。
しかしながら、従来の手摺の改善の目的は、ステンレス製の手摺を使用した場合に、冬季には冷たくて困るから樹脂性にするとか、濡れた場合に手が滑らないように細かい凹凸を表面に付けるとか、あるいは抗菌性の塗料を塗るとかの工夫がなされているのみで、上記のような身体障害者、弱握力者、膠原病・リウマチなどによる身体機能低下者等の歩行又は立位と座位への動作に役に立つ手摺が得られていないのが現状である。
手摺の具体的な機能としては、例えば1)平坦な床又は階段等の歩行で身体が転倒するおそれがある場合に、緊急的に手摺を握る又は手摺に手を添えるという動作の補助又は危険防止機能、2)身体機能低下、特に骨、筋、筋力低下等を起こしている人が、歩行時に手摺に手を添え又は肘を含めた腕全体を手摺に乗せる状態で歩行する場合に、身体のぐらつきやよろめき等の不安定な姿勢を矯正しながら歩行する場合の補助機能、3)身体機能低下、特に骨、筋、筋力低下等を起こしている人が、座位又は便器などからの立ち上がり(立位)時に手摺に手を添え又は肘を含めた腕全体を手摺に乗せて身体のぐらつきやよろめき等の不安定な姿勢を矯正して姿勢の維持を図るための補助機能、4)身体機能低下、特に骨、筋、筋力低下等を起こしている人が、立位から便器等への座位への動作の際に、手摺に手を添え又は肘を含めた腕全体を手摺に乗せて身体のぐらつきやよろめき等の不安定な姿勢を矯正しながら転倒等の事故を回避するための補助機能、5)吹き抜け又は階段等で、身体が高所から転落するなどの危険を防止し、危険区域の周知を図る機能、6)夜間又は弱視者に好適な手摺の視認性などが主なものとして挙げることができる。
一般に、従来の断面が丸型、管状又は角形の手摺は、上記1)及び5)としては、概ね役に立つ。しかし、上記2)、3)、4)については、身体障害者又は身体機能低下者にとって殆ど役に立たない。これは非常に重要な問題である。かえって歩行や立位又は座位の動作を困難にし、転倒するお惧すらある。
また、加齢により発症する老人性白内障や緑内障等の疾患や暗闇における視覚バリアによる日常生活動線の安全を確保するための認識性の高く、かつ紫外線等の光害のない、環境に優しい光源を持つ手摺が要求されている。
このようなことから、手摺に発光ダイオード等の照明装置を取り付けたもの(特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4参照)が提案されている。しかし、これらは単に従来の断面丸型の手摺に照明装置に組み込んだもので、手摺そのものの機能が十分でないという問題がある。
以上から手摺の機能性と手摺の視認性を合わせもつという要求に応えられる手摺が必ずしも存在していないのが現状である。
特開平11−260121号公報 特開平11−293879号公報 特開平10−183926号公報 特開平10−57433号公報
本発明は、上記の問題点に鑑み、手摺、特に身体障害者、弱握力者、膠原病・リウマチなどによる身体機能低下者等の歩行、立位又は座位への動作時に危険を防止し、姿勢の矯正、歩行を容易とし、また夜間の歩行又は弱視者に好適な手摺を提供することを課題とする。
本発明者は、長尺の手摺の断面形状及び照明を工夫することによって、姿勢の矯正又は歩行を容易とし、また手摺の視認性を上げ、夜間又は弱視者に好適な手摺とすることができ、上記の問題を解決することができるとの知見と得た。
本発明は、この知見に基づき、
1)長尺の手摺の外周が滑らかな曲線を持ち、該外周の手摺を把持する際の小指側が円弧状に膨らんでおり、その円弧状部の下端近傍位置における指先の当たる部分に凹みを備え、さらに手摺の長手方向の一部又は全部に沿ってパッチ状又はライン状にエレクトロルミネッセンス発光体を設けたことを特徴とする発光機能付手摺。
2)長尺の手摺の外周が滑らかな曲線を持ち、該外周の手摺を把持する際の親指側の側面がゆるやかに外側に膨らんでいるが、親指の位置する部位のみに凹みを備えており、さらに手摺の長手方向の一部又は全部に沿ってパッチ状又はライン状にエレクトロルミネッセンス発光体を設けたことを特徴とするとする発光機能付手摺。
3)長尺の手摺の外周が滑らかな曲線を持ち、該外周の手摺を把持する際の親指側の側面がゆるやかに外側に膨らんでいるが、親指の位置する部位のみに凹みを備えていることを特徴とする1記載の手摺。
4)長尺の手摺の外周が滑らかな曲線を持ち、該外周の手摺を把持する際の上面部分に浅い凹みを備えており、さらに手摺の長手方向の一部又は全部に沿ってパッチ状又はライン状にエレクトロルミネッセンス発光体を設けたことを特徴とする発光機能付手摺。
5)長尺の手摺の外周が滑らかな曲線を持ち、該外周の手摺を把持する際の上面部分に浅い凹みを備えていることを特徴とする1〜3のいずれかに記載の発光機能付手摺。
6)長尺の手摺の外周が滑らかな曲線を持ち、該外周の手摺下面が手摺の支持具に保持されており、前記手摺の下面及び支持具の上面を相補的に円形又は楕円形とすることにより、手摺の角度位置を調節可能としたことを特徴とする1〜5のいずれかに記載の発光機能付手摺。
7)長尺の手摺の表面にパッチ状又はライン状の溝を形成し、該溝にエレクトロルミネッセンス発光体を埋め込み、さらにその上に透明樹脂の蓋を設けて、手摺と同一面に形成したことを特徴とする1〜6のいずれかに記載の発光機能付手摺
を提供するものである。
本発明の手摺は、平坦な床又は階段等の歩行で身体が転倒するおそれがある場合に、緊急的に手摺を握る又は手摺に手を添えるという動作の補助又は危険防止機能、あるいは吹き抜け又は階段等で、身体が高所から転落するなどの危険を防止し、危険区域の周知を図るという一般的な手摺の機能を有するだけでなく、身体機能低下、特に骨、筋、筋力低下等を起こしている人が、歩行時に手摺に手を添え又は肘を含めた腕全体を手摺に乗せる状態で歩行する場合に、身体のぐらつきやよろめき等の不安定な姿勢を矯正しながら歩行する場合の補助機能、又は座位又は便器などからの立ち上がり(立位)時あるいは、立位から便器などへの座位への動作の際に、手摺に手を添え又は肘を含めた腕全体を手摺に乗せて身体のぐらつきやよろめき等の不安定な姿勢を矯正しながら転倒等の事故を回避するための補助機能を備えているという優れた効果を有する。
これによって、自助努力による老化又は身体機能低下防止、あるいは身体障害者、弱握力者、膠原病・リウマチなどによる身体機能低下者等の自立の補助が可能であり、特に病院、養護施設、公共施設あるいは一般家庭での利用ができるという著しい効果を有する。
さらに、加齢により発症する老人性白内障や緑内障等の疾患や暗闇における視覚バリアによる日常生活動線の安全を確保するための認識性の高く、かつ紫外線等の光害のない、環境に優しい光源を持つ手摺を提供することができる。
本発明の一例を図に基づいて説明する。図1は本発明の代表的な手摺の断面を示し、図2は支持具に手摺を固定した部分の断面を示す。
一般に、手摺は上記のように、一定区間の歩行のための補助具としての機能又は危険防止用の柵等としての機能を有するが、本発明で使用する長尺の手摺は、このような区間に配置される適度な長さを持つ手摺を意味する。したがって、湾曲又は屈曲した手摺、上下多段に配置された手摺、いくつかの手摺を断続的に配置した手摺等の全てを含み、本発明を適用するに際し、このような手摺の配置や全体構造に特に制限はない。
手摺の断面形状は、手摺の長手方向に均一であることが、製造のし易さからみて望ましいが、必ずしも断面が均一であることに限定されない。例えば立位から座位又はその逆の動作変更と歩行時の手摺の機能がやや異なるので、その動作頻度の状況に応じて手摺の断面形状を変えることもできる。本発明はこのような手摺の全ての形状を包含する。
また、手摺の材料としても、ステンレスやアルミニウム等の金属製、木製、竹製、樹脂性(繊維強化を含む)など、成形加工が可能である全ての材料に適用できるが、より加工が容易である木質系が特に好適である。
図1及び図2に示すように、本発明の手摺1の外周は滑らかな曲線を有する。ここで手摺1の外周とは、手摺の断面における外周を意味する。手摺の断面における高さHは、握り易さから25〜90mmが適当であり、より好ましい範囲は35〜55mmである。また、同断面の横幅Wは30〜90mm、より好ましい範囲は40〜65mmである。
この手摺を把持する際の小指側、すなわち壁2側が、円弧状に膨らんでおり、かつその円弧状部3の下端近傍位置に凹み4を備えている。
ゆるやかに膨らんでいる円弧状部3は、図において手摺を右手で把持した場合、右手の人差し指から小指までの間の指又はたなごころ(手の平)が位置するところで、自然な手の開き又は手摺を把持する場合の自然な把持(握りの)形態になるような曲率を持たせている。この曲率半径r2は20〜50mmが適切であり、より好ましい範囲は25〜45mmである。
上記円弧状部3の下端近傍位置に凹み4は、本発明の大きな特徴の一つであり、この凹み4の位置は右手の人差し指から小指までの間の指の指先が丁度、当て嵌まるような位置に設ける。この凹み4の曲率半径r5は1〜15mmとするのが良い。より好ましい範囲は2〜10mmである。
人によって又は成人と子供の違いによって手の平の大きさはやや異なり、また健常者と身体機能低下者との相違又は機能低下の度合いによっても手の機能に大きな差異がでる場合がある。
この場合、利用者に対応した手摺のサイズや形状等を決定する必要がある。しかし、多くの場合、機能低下がより進んでいる人に対応した設計にすることが望ましく、本発明の機能の多くを広範囲に達成することができる。このような手摺の形状は身体機能低下者だけでなく、健常者にとっても安定した歩行又は姿勢保持の機能を持っている。
手の機能の低下を伴う人においては、五指の内、1指〜3指が動くのみで、他は動かないという場合もある。このような場合に、少数の指であっても、円弧状部3の下端近傍位置に凹み4は、強力な指の掛かりとなり、姿勢矯正又は身体の極めて大きな支えとなる。この意味で、凹み4は重要な役割を有する。
一般に、断面が丸い形状の従来の手摺では、形状に変化がないので、手摺のどの部位で指先に力を入れてよいかという認識ができないという問題がある。すなわち、握り時に親指と他の指が同時に手摺を把持できる状態にないと、安心感をもって安定した手摺の把持ができないので、この丸型断面の手摺は、特に弱握力者にとって不安感を助長し、適さない形状である。
これに対して、上記本発明の凹み4は、指先が外れ難いという握りの確実性が増すだけでなく、この凹み4に触れるか又は押えることにより、把持位置に指が到達したという認知感覚(握りの目印)を与えることができる。これは、非常に重要なことで、特に弱握力者にとって、把持への安心感を与え、確実にかつ安定した把持が可能となる。
また、本発明は、該外周の手摺を把持する際の親指側、すなわち壁2の反対側の側面をゆるやかに外側に膨らませ、手の平の形状に沿った膨らみ5とし、さらに親指の位置する部位にのみに凹み6を有するようにする。
膨らみ5の曲率半径r4は10〜40mm、より好ましくは15〜35mmとする。これにより、手の平の自然な開きに合うようにして手摺を握ることができる。
この凹み6は、特に親指と他の指とによって、手摺を両側から挟むように強く把持できる機能を有する。凹み6の曲率半径r3は10〜50mm、より好ましくは15〜35mmとするのが良い。
この凹み6は、手摺を握る際の手摺の長手方向にほぼ平行に伸びる親指の形と位置に一致し、手摺の自然な把持を行なうことが可能であり、機能低下者等に容易かつ強い把持機能を持たせることができる。
本発明の手摺は、さらに手摺の上面部分に浅い凹み7を備えている。この浅い凹み7は本発明の重要な特徴の一つである。機能低下者にとって、座位から立位又はその逆の動作が極めて厳しい状況下にある。特に、膝、腰に大きな負担がかかり、その部位に異常がある場合には、動作自体が困難な場合がある。
本発明の手摺は、上記のように手の掌のみならず、腕そのものが手摺に載せることができ、腕に寄りかかりながら座位から立位又はその逆の動作を行なうことができる。従来の丸棒、角型等の手摺では、腕が簡単に手摺から滑落してしまうことになる。但し、凹み7の湾曲が大き過ぎると、歩行時に滑らかな感触という手摺としての機能が低下するので、浅い凹み7とする。この凹み7の曲率半径r1は35〜90mm、より好ましい範囲は40〜65mmとするのが良い。
さらに本発明は、図2に示すように、手摺の下面8及び支持具9の上面10を相補的に円形又は楕円形とする。これによって、手摺の角度位置を調節することができる。図2に示す支持具9は、通常の支持具であるが、本発明の手摺は、このような既存の支持具9を利用して容易に取り付けることができる。
病院又は介護若しくは養護施設等において、類似した機能低下者が多い場合があるが、このような場合に、前述の凹み4、6、7、円弧状部3及び膨らみ5の位置を変更して固有機能低下者に合った位置調整することが必要となる場合がある。
このような場合、手摺全体を交換すると費用が増加するが、上記のように手摺の角度位置を調節することにより解決できる場合がある。この意味で、手摺の下面8及び支持具9の上面10を相補的に円形又は楕円形とすることによって、摺り合せ位置を変更できることは大きな意味を有する。本発明は、このような簡単な位置又は構造変更の機能を備えている。
本発明の手摺は上記に述べた通り、特異な手摺の断面構造を有している。そして、手摺の凹み4、6、7、円弧状部3及び膨らみ5が、それぞれ単独でも、従来の手摺に付加することにより、大きな機能を持たせることができる。
しかし、これらの2又はそれ以上、さらには前記手摺の下面8を含めて、これらが総合的に備わっていると、手摺の機能を著しく増加させることができる。本発明は、上記の組合せ及び総合的な形態の全てを包含するものである。
また、本発明の手摺は人にやさしい構造を持つ手摺の機能を有しており、健常者でも使用できる構造である。したがって、ビル内、駅構内、空港、デパート、劇場、演芸ホール、橋梁の手摺等、屋内外の建築・建造物、さらには一般家庭でも使用できる。
さらに、上述の凹み4、6、7、円弧状部3及び膨らみ5の寸法は、機能低下者を中心に考慮した好ましい寸法であるが、利用形態に応じて上記以外の寸法とすることもできる。本発明はこれらの全てを包含する。
上記に説明した手摺の構造は必須の要件であるが、本発明はさらに手摺の長手方向の一部又は全部に沿ってパッチ状又はライン状にエレクトロルミネッセンス(EL)発光体を設ける。この設置の形状と位置は、特に制限されるものでなく、手摺を視認する上で好適な形状及び位置に設置することができる。通常、手摺に沿って線状に設けるのが良い。長いEL付き手摺にする場合には、後述する図10に示すように、コネクタで連結させることもできる。
図4及び図5に、エレクトロルミネッセンス発光体の発光制御装置13を内蔵型にした例及び発光制御装置14を外部に出したブラケット内蔵型の例を示す。
これらの場合、例えば手摺の表面11に溝を形成し、その溝にエレクトロルミネッセンス発光体12を埋め込み、さらにエレクトロルミネッセンス発光体12の上面に、アクリル板やポリカーボネート等の透明な樹脂(高分子化合物材料)で蓋をしたものである。手摺の表面はこれによって凹凸が出ないように滑らかな面とする。
ELは面状に発光する薄型発光素子であり、不快感(グレア)の少ない光源である。したがって、発光ダイオード(ELD)や冷陰極管などの光源に比べて手摺への組込みが容易であるという大きな長所があり、手摺の視認性も優れている。
また、ELにはガラスなどの割れる材料を使用する必要がなく、発光時の発熱も少ないことから安全性に著しく優れている。さらに低消費電力で、経済性に優れると同時に、非常時にはバッテリーで長時間点灯可能であるため、停電等緊急時の避難誘導の効果もある。
発光色には、ブルー、グリーン、オレンジ、ホワイトなどがあり、例えば高齢者の視覚に適した色及び明るさを任意に選択することも容易にできるという優れた特徴を有している。このような特徴から、インテリア性と高級感を演出することも可能であり、高齢者や視覚障害者のみならず健常者にとっても利用できる手摺となる。
本発明の発光機能付手摺の使用例を、図6、図7、図8、図9に示す。図6は廊下の伝い歩き用歩行に使用した例、図7は階段の伝い歩き用歩行に使用した例、図8はトイレの立ち動作用に使用した例、図9は玄関の単独段昇降動作に使用した例である。
本発明は、下記の点灯方法を任意に選択し、採用することができる。
1)常時点灯:文字通り昼夜を問わず点灯しているものであり、発光制御装置(インバーター等)は壁面埋め込みか、コントロールボックス(センサー、タイマー、バッテリー等内臓)内に収納し、設置する。
2)近接センサーによる点灯:手摺の起点や終点近傍に近接センサーを設置し、これにより発光を制御する。同様に、コントロールボックス(センサー、タイマー、バッテリー等内臓)内に収納し、設置する。
3)タイマーによる点灯:コントロールボックス(センサー、タイマー、バッテリー等内臓)を設置し、タイマーにより点灯させ、時刻・時間を制御する。
4)明暗センサーによる点灯:コントロールボックス(センサー、タイマー、バッテリー等内臓)を設置し、明暗センサーにより点灯させ、時刻・時間を制御する。
5)手動による点灯:手摺の起点、中間点又は終点近傍にスイッチを設置し、手動で発光を制御する。
本発明は、次の発光制御装置(インバーター等)を任意に選択し、組み込むことができる。
1)手摺内蔵型:図4に示した方法であり、規格の長さ1本分のELに対応する発光制御装置を手摺の内部に収納したものである。
2)取り付けブラケット内蔵型:図5に示した方法であり、規格の長さ1本分のELに対応する発光制御装置を、これを固定するブラケット内に収納したものである。
3)コントロールボックス(センサー、タイマー、バッテリー等内臓)を別途設置し、この内部に収納し、壁内部や壁面等に設置したものである(図10)。
4)コントロールボックス(センサー、タイマー、バッテリー等内臓)に蓄電池を内蔵させ、災害時等の停電時でも点灯を可能としたものである(図10)。
本発明の発光機能付手摺は、自助努力による老化又は身体機能低下防止、あるいは身体障害者、弱握力者、膠原病・リウマチなどによる身体機能低下者等の自立の補助が可能であり、特に病院、養護施設、公共施設あるいは一般家庭での手摺に有用である。さらに緊急停電時等の手摺として重要であり、安全性の高い手摺として活用できる。
本発明の基本手摺構造の一例を示す断面図である。 本発明の基本手摺構造を支持具に支持した場合の断面構造を示す図である。 本発明の基本手摺構造の外形寸法を説明するための図である。 本発明の発光機能付手摺の、内蔵型の例を示す図である。 本発明の発光機能付手摺の、ブラケット内蔵型の例を示す図である。 本発明の発光機能付手摺の、廊下の伝い歩き用歩行に使用した例を示す図である。 本発明の発光機能付手摺の、階段の伝い歩き用歩行に使用した例を示す図である。 本発明の発光機能付手摺の、トイレの立ち動作用に使用した例を示す図である。 本発明の発光機能付手摺の、玄関の単独段昇降動作に使用した例を示す図である。 本発明の発光機能付手摺の、コントロールボックス(センサー、タイマー、バッテリー等内臓)を別途設置し、この内部に収納し、壁内部や壁面等に設置した例を示す図である。
符号の説明
1:手摺
2:壁
3:円弧状部
4、6、7:凹み
5:膨らみ
8:手摺の下面
9:支持具
10:支持具の上面
11:溝
12:エレクトロルミネッセンス発光体
13:発光制御装置
14:連結装置

Claims (7)

  1. 長尺の手摺の外周が滑らかな曲線を持ち、該外周の手摺を把持する際の小指側が円弧状に膨らんでおり、その円弧状部の下端近傍位置における指先の当たる部分に凹みを備え、さらに手摺の長手方向の一部又は全部に沿ってパッチ状又はライン状にエレクトロルミネッセンス発光体を設けたことを特徴とする発光機能付手摺。
  2. 長尺の手摺の外周が滑らかな曲線を持ち、該外周の手摺を把持する際の親指側の側面がゆるやかに外側に膨らんでいるが、親指の位置する部位のみに凹みを備えており、さらに手摺の長手方向の一部又は全部に沿ってパッチ状又はライン状にエレクトロルミネッセンス発光体を設けたことを特徴とするとする発光機能付手摺。
  3. 長尺の手摺の外周が滑らかな曲線を持ち、該外周の手摺を把持する際の親指側の側面がゆるやかに外側に膨らんでいるが、親指の位置する部位のみに凹みを備えていることを特徴とする請求項1記載の手摺。
  4. 長尺の手摺の外周が滑らかな曲線を持ち、該外周の手摺を把持する際の上面部分に浅い凹みを備えており、さらに手摺の長手方向の一部又は全部に沿ってパッチ状又はライン状にエレクトロルミネッセンス発光体を設けたことを特徴とする発光機能付手摺。
  5. 長尺の手摺の外周が滑らかな曲線を持ち、該外周の手摺を把持する際の上面部分に浅い凹みを備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の発光機能付手摺。
  6. 長尺の手摺の外周が滑らかな曲線を持ち、該外周の手摺下面が手摺の支持具に保持されており、前記手摺の下面及び支持具の上面を相補的に円形又は楕円形とすることにより、手摺の角度位置を調節可能としたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の発光機能付手摺。
  7. 長尺の手摺の表面にパッチ状又はライン状の溝を形成し、該溝にエレクトロルミネッセンス発光体を埋め込み、さらにその上に透明樹脂の蓋を設けて、手摺と同一面に形成したことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の発光機能付手摺
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