JP6745037B2 - 水栓カウンター - Google Patents

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Description

本発明は、水栓カウンターに関する。
従来、例えば特許文献1に開示されるように、カウンターに水栓ユニットの一部を内蔵した水栓カウンターがある。従来の水栓カウンターでは、天板の下方に配置された水栓ユニットの少なくとも一部を隠蔽するために、天板の下方にカバーが設けられている。天板は壁面に接触するよう設けられているため、その天板の下方に配置された水栓ユニットの前方と下方のみをカバーで覆うことで、水栓ユニットの一部が使用者の目に入らないように隠蔽している。
特開2006−94938号公報
水栓ユニットを内蔵した水栓カウンターにおいて、天板を壁面から前方に離間させるとともに、その天板を支持する支持材の天板よりも後方側の部分の幅を天板の幅よりも狭くすることにより、上面視において天板と壁面との間に隙間を設けることが試みられている。このような水栓カウンターでは、デザイン性の向上を図ることができるとともに、隙間部分に光を通過させ、水栓カウンターの下方を明るくしやすくすることができる。このような水栓カウンターでは、外観の悪化を防止するため、水栓ユニットの前方と下方のみでなく、後方をもカバーで覆うことが求められる。
このように後方をカバーで覆う場合、支持材と干渉しないようにしつつ、カバーを下方から簡単に取り付けられるようにするためには、カバーの後面の一部を上下方向に切り欠く必要がある。しかし、例えばコストを抑えるために、金属や樹脂で薄肉にカバーを成形した場合、カバー後面のうち、少なくとも切欠近傍の部分は変形を生じやすい状態となるため、例えば天板の支持材にこのようなカバーを固定している状態では、温度変化によってカバー後面の切欠近傍部分が外方に反ってしまったり、または、カバーの清掃時にカバー後面に大きな力が加わり、その切欠近傍部分が内方へと変形してしまうなど、水栓カウンターの外観の悪化をまねくおそれがある。
本発明は、天板を壁面から前方に離間させた構成としつつ、カバーの後面の変形を抑制することができる水栓カウンターを提供することを目的とする。
第1の発明の水栓カウンターは、水栓ユニットを内蔵した水栓カウンターであって、壁面から前方に離間した天板と、前記壁面に固定されると共に前方に延出し、先端側において前記天板を支持する支持材と、前記天板の下方に配置された水栓ユニットと、前記天板の下方に配置されると共に前記支持材に固定され、前記水栓ユニットの前方、下方、および後方を覆うために、前面、下面、および後面を有するカバーと、を備え、前記支持材は、前記カバーよりも剛性が高い部材からなり、前記天板を支持する天板支持部と、前記壁面から前記天板支持部まで延びる延出部とを有し、前記延出部の横幅は、前記天板の横幅よりも小さく、前記カバーの前記後面には、前記延出部が貫通する切欠部が設けられ、前記天板支持部の後方側には、下方に延びる係合部が設けられ、前記カバーの前記後面のうち、前記切欠部に左右方向に隣接する端部である切欠部側端部には、該切欠部側端部の前後方向への変形を抑制するよう前記係合部と係合する被係合部が設けられていることを特徴としている。
第1の発明によれば、カバーよりも剛性が高い支持材の係合部は、カバーの後面に設けられた被係合部との係合により、温度変化や清掃時に作用する外力によってカバーの後面が前後方向に変形しようとしても、その変形を抑制する。このカバーの後面の変形の抑制は、水栓カウンターの外観の悪化を防止する。
第2の発明は、第1の発明において、前記被係合部は、前記切欠部側端部の内面側に設けられていることを特徴とする。
第2の発明によれば、係合部および被係合部がカバーの外側に露出することがないため、意匠性を向上させつつ、カバーの後面の変形を抑制することができる。
第3の発明は、第1または第2の発明において、前記係合部が薄板状に設けられるとともに、前記被係合部は、前記薄板状の係合部の少なくとも左右の一端側が係合される断面L字状の縦長に延びるリブを有していることを特徴とする。
第3の発明によれば、係合部および被係合部の厚みを小さく抑えることができ、カバーのデザインの自由度が高まる。また、断面L字状のリブは、カバーの後面自体の剛性を高め、さらに、リブ自体の剛性を高める。そのようなリブが与える剛性によって、カバーの取り付け前(係合部との係合前)に、気温の変化等によって生じる後面の変形を抑えることができ、カバーの取り付け作業性が低下することを防止できる。
第4の発明は、第3の発明において、前記被係合部は、相対するように設けられた少なくとも2つの前記リブを有し、前記係合部の左右端部のそれぞれが、前記2つのリブに係合するよう構成されていることを特徴とする。
第4の発明によれば、カバーを取り付ける際に、係合部の左右方向の移動を2つのリブで規制することができる。これにより、カバーを取り付ける際に、カバーが左右にずれないようにすることができ、カバーの取り付け作業性を向上させることができる。
第5の発明は、第3の発明において、前記切欠部側端部の上方側には、前記リブは設けられていないことを特徴とする。
第5の発明によれば、カバーの後面においてリブが設けられていない上方側の表面に、薄板状の係合部を当てながら係合部をリブの内側に挿入し始めることができる。したがって、カバーの前後方向の位置ずれを抑制しながら、カバーを取り付けることができ、カバーの取り付け作業性をより高めることができる。
第6の発明は、第2の発明において、前記カバーのみが取り付けられていない状態において、前記係合部の下端が前記天板の前方側から視認可能な位置まで、前記係合部は下方に延びていることを特徴とする。
第6の発明によれば、作業者は天板の前方側から係合部の少なくとも一部を視認してその位置を確認しながら、カバーの後面の被係合部に係合部を係合させることができる。これは、カバーの取り付け作業性を向上させる。
第7の発明は、第1〜第6の発明のいずれかにおいて、前記被係合部は、少なくとも前記カバーの前記後面における左右のいずれかの端部にも設けられていることを特徴とする。
第7の発明によれば、カバーの後面のうちカバーの左右のいずれかの端部(切欠部側端部とは反対側の端部)が、他の部材に拘束されず、前後方向に変形しやすい状態になっていても、その左右の端部に被係合部を設け、その被係合部に係合部を係合させることで、カバーの後面の左右の端部の前後方向の変形を防止することができる。
本発明の水栓カウンターによれば、外観の悪化をまねかない。
実施形態の水栓カウンターが壁面に取り付けられた状態を示す模式斜視図。 実施形態の水栓カウンターの前方側から見た斜視図。 実施形態の水栓カウンターの背面図。 実施形態の水栓カウンターの側面図。 実施形態の水栓カウンターの分解斜視図。 実施形態の水栓カウンターの分解斜視図。 実施形態の水栓カウンターにおける支持材の斜視図。 実施形態の水栓カウンターの組立方法を説明するための斜視図。 実施形態の水栓カウンターの組立方法を説明するための斜視図。 実施形態の水栓カウンターの組立方法を説明するための斜視図。 実施形態の水栓カウンターの背面側から見た斜視図。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
図1は、実施形態の水栓カウンター10が壁面WLに取り付けられた状態を示す模式斜視図である。
実施形態によれば、水栓カウンター10は、例えば浴室1の壁面WLに取り付けられる。水栓カウンター10は、例えば、浴室1内において、洗面器などを載置するためのカウンター2の上方に設置される。浴室1内において、水栓カウンター10の上方には、照明4が設けられている。
なお、水栓カウンター10の設置場所は、浴室に限ることなく、例えば、洗面所などでもよい。水栓カウンター10は、例えば、洗面所において洗面台の上方に取り付けてもよい。
本願明細書においては、水栓カウンター10が取り付けられた壁面WLから手前に向かう方向を「前方」とし、これと反対の方向を「後方」とする。また、前後方向(図1においてY方向)および上下方向(図1においてZ方向)に対して垂直な方向を横方向(図1においてX方向)とする。
図2は、水栓カウンター10の前方側から見た斜視図である。
図3は、水栓カウンター10の背面図である。
図4は、水栓カウンター10の側面図である。
図5は、水栓カウンター10の前方側から見た分解斜視図である。
図6は、水栓カウンター10の後方側から見た分解斜視図である。
図2に示すように、水栓カウンター10の外観は、天板21、側面パネル22a、22b、およびカバー80によって構成される。天板21、側面パネル22a、22b、およびカバー80は、例えば樹脂材料からなる。これら天板21、側面パネル22a、22b、およびカバー80の内側の空間内に、図5、図6に示す水栓ユニット50が内蔵されている。
水栓ユニット50は、水(湯も含む)を吐止水する。天板21の上には、例えば、ボディソープやシャンプーなどを載置することができる。このように、水栓カウンター10は、例えば、浴室1内の水栓装置として機能するとともに、浴室カウンターとして機能する。換言すれば、水栓カウンター10は、水栓装置とカウンターとを一体化させたものである。
図4に示すように、水栓カウンター10は、天板21、側面パネル22a、22b、およびカバー80が壁面WLから前方に離間した状態で壁面WLに取り付けられる。図3に示す後述する中央支持材31の取付部35が壁面WLに対して固定される。水栓カウンター10と壁面WLとの間において、中央支持材31の左右の側方に隙間が設けられる。
この隙間により、水栓カウンター10のデザイン性の向上を図ることができる。また、図1に示すように、浴室1などでは水栓カウンター10の上方に照明4が設置される場合が多い。その照明4からの光を、水栓カウンター10と壁面WLとの間の隙間に通過させ、水栓カウンター10の下方を明るくしやすくすることもできる。
水栓ユニット50は、図5、図6に示すように、操作ユニット60、サーモユニット70、吐水部(スパウト)63、各種配管、止水栓などを有する。
操作ユニット60は、シャワー用の操作部61と吐水口用の操作部62を有する。サーモユニット70は、流量調整用の操作部71と温度調整用の操作部72を有する。
操作ユニット60の操作部61、62、サーモユニット70の操作部71、72、および吐水部63は、図2に示すように、水栓カウンター10の外部に露出している。吐水部63は吐水口63a(図8、図10に示す)を下方に向けている。また、水栓ユニット50において外部配管などとの接続部も水栓カウンター10の外部に露出される。
操作ユニット60の操作部61、62は、例えば押しボタン式の操作部である。その操作部61、62は、図5に示す天板21に形成された切欠部21a、および一対の側面パネル22a、22bの間のスペースから外部に露出する。
サーモユニット70の操作部71、72は、例えば回動式の操作部である。図5に示すように、側面パネル22aに円弧状の切欠部23が形成され、カバー80の前面81にも円弧状の切欠部81aが形成されている。側面パネル22aとカバー80が組み合わされると、それら切欠部23、81aは円形状の開口を形成する。その開口からサーモユニット70の操作部71、72が外部に露出する。
操作部62の操作により、吐水部63の吐水口63aからの吐止水が切り替えられる。操作部61の操作により、ハンドシャワーからの吐止水が切り替えられる。操作部71の操作により、吐水口63aまたはハンドシャワーから吐水される水の流量が調整される。操作部72の操作により、吐水口63aまたはハンドシャワーから吐水される水の温度が調整される。
天板21は例えば矩形状に形成され、天板21の横方向の幅は前後方向の幅よりも大きい。天板21の前方側には、図5に示すように、切欠部21aが形成されている。
天板21、側面パネル22a、22b、および水栓ユニット50は、図示しないネジで、支持材30に取り付けられる。
図7は、支持材30の斜視図である。
支持材30は、中央支持材31と、2つの端部支持材32、33とを有する。2つの端部支持材32、33が横方向に離間して配置され、それら2つの端部支持材32、33の間に中央支持材31が配置されている。
端部支持材32は、中央支持材31の一方の側方に配置され、連結材120および図示しないネジを介して中央支持材31に連結されている。端部支持材33は、中央支持材31の他方の側方に配置され、連結材120および図示しないネジを介して中央支持材31に連結されている。
中央支持材31は、天板支持部34と取付部35を有する。また、中央支持材31は、図4、図6に示す延出部36を有する。
天板支持部34、取付部35、および延出部36は一体に設けられている。取付部35は壁面WLに対向し、壁面WLに固定される。延出部36は取付部35から前方に延出し、延出部36の先端側に天板支持部34が設けられている。
取付部35には複数の開口39が形成され、これら開口39を通じて、水栓カウンター10内の水栓ユニット50と、外部配管とが接続される。
一方の端部支持材32は、天板支持部37と係合部41、42を有し、これらは一体に設けられている。係合部41、42は、天板支持部37の後方側で下方に延びる薄板状に設けられている。2つの係合部41、42が、横方向に離間して設けられている。
他方の端部支持材33も、天板支持部38と係合部43、44を有し、これらは一体に設けられている。係合部43、44は、天板支持部38の後方側で下方に延びる薄板状に設けられている。2つの係合部43、44が、横方向に離間して設けられている。
次に、カバー80について説明する。
図5、図6に示すように、カバー80は、前面81、側面82、下面83、および後面84を有する。さらに、後面84には、端部支持材32、33の係合部41〜44が係合する被係合部としてのリブ91a、91b、92a、92bが設けられている。これら要素を含むカバー80は、例えば樹脂材料で一体的に成形されている。
カバー80の後方側には切欠部85が形成され、その切欠部85を挟んで2つの後面84が横方向に離間して設けられている。
1つの後面84に例えば4つのリブ91a、91b、92a、92bが設けられている。4つのリブ91a、91b、92a、92bは互いに横方向に離間している。リブ91a、91b、92a、92bは、後面84の内面から前方に突出しつつ左または右に折れ曲がった断面L字状に形成されている。
リブ91a、91b、92a、92bは、後面84の高さ方向(上下方向)に縦長に延びている。後面84の上方側にはリブ91a、91b、92a、92bは設けられず、リブ91a、91b、92a、92bは、後面84の上端よりも下方の位置から、後面84の下端にかけて延びている。したがって、リブ91a、91b、92a、92bの上下方向の長さは、後面84の高さよりも小さい。
後面84は、切欠部85に対して左右方向に隣接する端部である切欠部側端部89を有する。その切欠部側端部89に、リブ91aが設けられている。
後面84における切欠部側端部89の反対側の端部(カバー80自体の横方向の端部)の近傍には、リブ92bが設けられている。
リブ91aとリブ92bの間に、リブ91bとリブ92aが設けられている。リブ91bはリブ91a寄りに設けられ、リブ92aはリブ92b寄りに設けられている。
断面L字状のリブ91a、91b、92a、92bは、それぞれ、後面84から前方に突出した縦長の側部94と、その側部94から左または右に屈曲し、隙間を隔てて後面84に対向する縦長の対向部95とを有する。
切欠部側端部89に設けられたリブ91aの対向部95はその側部94から隣のリブ91bに向けて屈曲し、逆に、リブ91bの対向部95はその側部94からリブ91aに向けて屈曲している。したがって、リブ91aとリブ91bは、対向部95どうしが相対するように横方向に離間している。
切欠部側端部89の反対側の端部近傍に設けられたリブ92bの対向部95はその側部94から隣のリブ92aに向けて屈曲し、逆に、リブ92aの対向部95はその側部94からリブ92bに向けて屈曲している。したがって、リブ92aとリブ92bは、対向部95どうしが相対するように横方向に離間している。
支持材30における少なくとも係合部41〜44は、カバー80における少なくとも後面84よりも剛性が高い。実施形態によれば、例えば、カバー80の材料よりも弾性率が大きい材料を支持材30の材料として使うことで、支持材30の剛性をカバー80よりも高くしている。より具体的には、カバー80を樹脂材料で形成し、支持材30(中央支持材31、および端部支持材32、33)を金属材料(例えばステンレス)で形成することで、係合部41〜44も含めた支持材30の剛性をカバー80よりも高くしている。したがって、支持材30(係合部41〜44)の方が、カバー80(後面84)よりも温度変化や外力によって変形しにくい(変形量が小さい)。
なお、支持材30(係合部41〜44)の材料として、カバー80(後面84)の樹脂材料よりも弾性率が大きい樹脂材料を使うことで、支持材30(係合部41〜44)の剛性をカバー80(後面84)よりも高くしてもよい。または、支持材30(係合部41〜44)とカバー80(後面84)を同じ材料で形成し、支持材30(係合部41〜44)の厚さをカバー80(後面84)の厚さよりも厚くすることで、支持材30(係合部41〜44)の剛性をカバー80(後面84)よりも高くしてもよい。
また、平板状の係合部41〜44を例えば波形にするなど形状の工夫によって、係合部41〜44の剛性をカバー80(後面84)よりも高くしてもよい。
次に、図8〜図11を参照して、実施形態の水栓カウンター10の組み立て方法について説明する。
図8に示すように、天板21は、端部支持材32、33の天板支持部37、38の上面に図示しないネジで固定される。さらに、側面パネル22a、22bも端部支持材32、33に図示しないネジで固定される。天板21に形成された切欠部21aに重ならないよう、一対の側面パネル22a、22bは横方向に離間して配置される。
次に、操作ユニット60およびサーモユニット70を含む水栓ユニット50が、端部支持材32、33の天板支持部37、38の下面に図示しないネジで固定される。水栓ユニット50は天板21の下方に配置される。
一方、中央支持材31の取付部35は壁面WLに図示しないネジで固定される。
壁面WLに固定された中央支持材31に対して、図8に示す要素が互いに組み付けられた(仮)ユニットを取り付ける。
図7に示すように、端部支持材32は係合部41の隣に、係合部41、42と同様に天板支持部37から下方に延びる薄板状の取付部45を有している。端部支持材33も係合部43の隣に、係合部43、44と同様に天板支持部38から下方に延びる薄板状の取付部46を有している。その取付部45、46に対して、中央支持材31を図7に示す連結材120および図示しないネジを介して連結する。さらに、天板21における端部支持材32、33の間の部分が、中央支持材31の天板支持部34に図示しないネジで固定される。
端部支持材32、33の天板支持部37、38および中央支持材31の天板支持部34の後端は壁面WLから前方に離間し、それら天板支持部34、37、38上に支持された天板21の後端も壁面WLから前方に離間している。
このようにして、水栓カウンター10におけるカバー80を除く要素が壁面WLに対して取り付けられる。図9に、カバー80取り付け前の水栓カウンター10を背面側から見た斜視図を表す。図9において壁面の図示は省略している。
そして、壁面WLに取り付けられたユニットに対して、下方からカバー80を取り付ける。
カバー80の前面81には上方に突出する爪部86が設けられている。その爪部86を、側面パネル22a、22bに形成された図示しない係合孔に差し込んで係合させることで、カバー80が取り付けられる。また、カバー80における下面83の後端側に設けられた図6に示すボス部87が、中央支持材31に設けられた図7に示すカバー固定部59に対して図示しないネジで固定される。
カバー80の前面81、側面82、および下面83は、それぞれ、天板21の下方に配置された水栓ユニット50の前方、側方、および下方を覆う。
また、カバー80の後方側には、中央支持材31の延出部36に干渉しないように切欠部85が形成されている。延出部36がその切欠部85を貫通するようにカバー80が下方から取り付けられる。延出部36の横幅は天板21の横幅よりも小さく、その延出部36の側方における水栓ユニット50の後方は、カバー80の後面84で覆われる。
カバー80の後面84には前述したように例えば断面L字状の縦長のリブ91a、91b、92a、92bが形成されており、そのリブ91a、91b、92a、92bに対して、端部支持材32、33に設けられた薄板状の係合部41〜44の左右の端部を係合させる。
図11は、カバー80が取り付けられた水栓カウンター10の背面側の斜視図である。カバー80の後面84に隠れているリブ91a、91b、92a、92b、およびリブ91a、91b、92a、92bに係合した係合部41〜44を破線で表している。
係合部44の左右の端部が、対を形成するリブ92a、92bと、カバー80の後面84との間に形成された隙間に挿入される。
係合部43の左右の端部が、対を形成するリブ91a、91bと、カバー80の後面84との間に形成された隙間に挿入される。
係合部41の左右の端部が、対を形成するリブ91a、91bと、カバー80の後面84との間に形成された隙間に挿入される。
係合部42の左右の端部が、対を形成するリブ92a、92bと、カバー80の後面84との間に形成された隙間に挿入される。
カバー80を下方から係合部41〜44に近づけることで、相対的に、係合部41〜44の左右の端部が、断面L字状のリブ91a、91b、92a、92bの内側の隙間に上方から挿入される。リブ91a、91b、92a、92bが、係合部41〜44の左右の端部を前方および側方側から覆う。
中央支持材31と、カバー80の後面84との間の隙間は、図3に示すように、支持材カバー110によって覆われる。
図10に示すように、壁面に取り付けられ、カバー80が取り付けられる前の水栓カウンター10(カバー80のみが取り付けられていない状態)において、係合部41〜44の下端が天板21の前方側から視認可能な位置まで、係合部41〜44は下方に延びている。ここで、天板21の前方側からの視認とは、天板21を真正面から見ることに限らず、図10に示すように、下方から見上げるような角度で天板21を見ることも含む。
このように、すでに壁面に対して天板21、支持材30、および水栓ユニット50が取り付けられた状態で、作業者の前方側からの視認で、係合部41〜44の少なくとも下端側の一部は水栓ユニット50に隠れずに視認することができる。そのため、下方からカバー80を取り付ける際に、係合部41〜44を視認して位置を確認しながら、カバー80後面84のリブ91a、91b、92a、92bに係合(挿入)することができる。これは、カバー80の取り付け作業性を向上させる。
カバー80よりも剛性が高い支持材30の係合部41〜44がカバー80の後面84の被係合部(リブ91a、91b、92a、92b)に係合している。このような係合部41〜44は、温度変化や清掃時に作用する外力によってカバー80の後面84が前後方向に変形しようとしても、その変形を抑制する。このカバー80の後面84の変形の抑制は、水栓カウンター10の外観の悪化を防止する。
以上説明した実施形態によれば、天板21を壁面WLから離間させた状態で水栓カウンター10を壁面WLに取り付けるにあたって、その取り付けを担う中央支持材31は天板21の横方向の一部(例えば中央部)にのみ設けている。そのため、水栓カウンター10の後方をカバー80で覆うにあたって、カバー80には中央支持材31との干渉を避けるための切欠部85を設けている。カバー80の後面84において切欠部85とは反対側の端部は側面82と一体的に結合して変形しにくいのに対して、カバー80の後面84における切欠部85に隣接する切欠部側端部89は、他部材の拘束を受けずに、切欠部85に対して開放され、変形しやすい。
その切欠部側端部89に設けられたリブ91aに対して、係合部41、43の左右の一端側が係合することで、特に変形しやすい切欠部側端部89の変形が効果的に抑制されている。
したがって、実施形態に示すような構成では、少なくとも切欠部側端部89に被係合部(リブ91a)を設け、カバー80よりも剛性の高い係合部41、43によって切欠部側端部89を拘束することで、その変形を抑制することが有効である。
さらに、カバー80の後面84における切欠部側端部89以外にも被係合部(リブ)と係合部との係合構造を設けることで、より剛性の高い部材による後面84の拘束箇所が増え、後面84の変形抑制により効果的である。
さらに実施形態によれば、被係合部がリブ91a、91b、92a、92bとして設けられていることで、後面84自体の剛性を高めることができる。そのリブ91a、91b、92a、92bの数に比例して後面84の剛性も高くできる。さらに、そのリブ91a、91b、92a、92bを断面L字状にすることで、リブ91a、91b、92a、92b自体の剛性を高めることができる。
そのようなリブ91a、91b、92a、92bが与える剛性によって、カバー80の取り付け前(係合部41〜44との係合前)に、気温の変化等によって生じる後面84(特に切欠部側端部89)の変形を抑えることができ、カバー80の取り付け作業性が低下することを防止できる。
また、薄板状の係合部41〜44と、断面L字状のリブ91a、91b、92a、92bとのシンプルな係合(挿入)構造は、係合部41〜44およびリブ91a、91b、92a、92bの厚みを小さく抑えることができ、カバー80のデザインの自由度が高まる。
なお、被係合部の構成としては、例えば、対を形成するリブ91aとリブ91b(またはリブ92aとリブ92b)の対向部95どうしを横方向につなげた構成にしてもよい。すなわち、一対の側部94の間に広がる大きな隙間が、後面84との間に形成され、その隙間に薄板状の係合部41〜44を挿入することができる。
被係合部(リブ91a、91b、92a、92b)は、カバー80の後面84における外面(壁面WLに向き合う側の面)に設け、その外面で係合部41〜44とリブ91a、91b、92a、92bとを係合させてもよい。なお、上記実施形態のように、カバー80の内面で係合部41〜44とリブ91a、91b、92a、92bを係合させると、それらがカバー80の外側に露出することがないため、意匠性を向上させつつ、カバー80後面84の変形を抑制することができる。
また、それぞれの係合部41〜44の少なくとも左右の一端側が、断面L字状のリブリブ91a、91b、92a、92bの内側に係合(挿入)されれば、後面84の変形の抑制が可能である。
上記例では、係合部41〜44の左右の両端部が、横方向で相対する一対のリブ91aとリブ91b(またはリブ92aとリブ92b)の内側に係合する構成としている。このような構成は、カバー80を取り付ける際に、係合部41〜44の左右方向の移動を一対のリブ91aとリブ91b(またはリブ92aとリブ92b)で規制することができる。これにより、カバー80を取り付ける際に、カバー80が左右にずれないようにすることができ、カバー80の取り付け作業性を向上させることができる。
カバー80以外の要素がすでに壁面WLに取り付けられた水栓カウンター10の前方側にいる作業者にとって、係合部41〜44は視認しにくい後方にある。したがって、カバー80を下方から上方に移動させて係合部41〜44をリブ91a、91b、92a、92bの内側に挿入するとき、作業者はその挿入が見えにくい場合があり得る。そのような状況で、カバー80の後面84に設けられたリブ91a、91b、92a、92bが後面84の上端にまで延在していると、係合部41〜44の下端をリブ91a、91b、92a、92bの上端に合わせる位置決めは容易ではない。
これに対して実施形態によれば、後面84の上方側にはリブ91a、91b、92a、92bは設けられていない。そのため、後面84において、リブ91a、91b、92a、92bが設けられていない上方側の表面(内面)に、薄板状の係合部41〜44の背面を当てながら係合部41〜44をリブ91a、91b、92a、92bの内側に挿入し始めることができる。したがって、後面84の上方側の内面と、係合部41〜44の背面との当接によりカバー80の前後方向の位置ずれを抑制しながら、カバー80を取り付けることができ、カバー80の取り付け作業性をより高めることができる。
カバー80は、側面82を持たず、前面81、下面83、および後面84だけの構成であってもよい。例えば意匠性を確保するために、天板21の左右端の下方に、カバー80とは別の意匠部材を取り付けることができる。または、天板21が、例えば浴槽(バスエプロン)と浴室の壁面との間に延在し、それら浴槽(バスエプロン)と浴室の壁面が、水栓カウンター10の側面カバーとして機能するような構成でもよい。
そのような側面を持たないカバー80では、後面84のうち切欠部側端部89とは反対側の端部も、他の部材に拘束されず、前後方向に変形しやすい状態になってしまう。そのような場合であっても、カバー80の後面84のうち左右の端部(切欠部側端部89とは反対側の端部)にリブ92bを設け、そのリブ92bに係合部42、44の左右の一端側を係合させることで、後面84の左右の端部の前後方向の変形を防止することができる。
以上、具体例を参照しつつ本発明の実施形態について説明した。しかし、本発明は、それらに限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
10…水栓カウンター、21…天板、30…支持材、31…中央支持材、32,33…端部支持材、34,37,38…天板支持部、35…取付部、36…延出部、50…水栓ユニット、60…操作ユニット、70…サーモユニット、41〜44…係合部、80…カバー、81…前面、82…側面、83…下面、84…後面、85…切欠部、89…切欠部側端部、91a,91b,92a,92b…被係合部(リブ)

Claims (7)

  1. 水栓ユニットを内蔵した水栓カウンターであって、
    壁面から前方に離間した天板と、
    前記壁面に固定されると共に前方に延出し、先端側において前記天板を支持する支持材と、
    前記天板の下方に配置された水栓ユニットと、
    前記天板の下方に配置されると共に前記支持材に固定され、前記水栓ユニットの前方、下方、および後方を覆うために、前面、下面、および後面を有するカバーと、
    を備え、
    前記支持材は、前記カバーよりも剛性が高い部材からなり、前記天板を支持する天板支持部と、前記壁面から前記天板支持部まで延びる延出部とを有し、
    前記延出部の横幅は、前記天板の横幅よりも小さく、
    前記カバーの前記後面には、前記延出部が貫通する切欠部が設けられ、
    前記天板支持部の後方側には、下方に延びる係合部が設けられ、
    前記カバーの前記後面のうち、前記切欠部に左右方向に隣接する端部である切欠部側端部には、該切欠部側端部の前後方向への変形を抑制するよう前記係合部と係合する被係合部が設けられていることを特徴とする水栓カウンター。
  2. 前記被係合部は、前記切欠部側端部の内面側に設けられていることを特徴とする請求項1記載の水栓カウンター。
  3. 前記係合部が薄板状に設けられるとともに、前記被係合部は、前記薄板状の係合部の少なくとも左右の一端側が係合される断面L字状の縦長に延びるリブを有していることを特徴とする請求項1または2に記載の水栓カウンター。
  4. 前記被係合部は、相対するように設けられた少なくとも2つの前記リブを有し、
    前記係合部の左右端部のそれぞれが、前記2つのリブに係合するよう構成されていることを特徴とする請求項3記載の水栓カウンター。
  5. 前記切欠部側端部の上方側には、前記リブは設けられていないことを特徴とする請求項3記載の水栓カウンター。
  6. 前記カバーのみが取り付けられていない状態において、前記係合部の下端が前記天板の前方側から視認可能な位置まで、前記係合部は下方に延びていることを特徴とする請求項2記載の水栓カウンター。
  7. 前記被係合部は、少なくとも前記カバーの前記後面における左右のいずれかの端部にも設けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の水栓カウンター。
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