JP2003077267A - 薄膜磁性体記憶装置 - Google Patents

薄膜磁性体記憶装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非選択メモリセルに対するデータ誤書込を防
止する薄膜磁性体記憶装置を提供する。 【解決手段】 メモリアレイ10は、m行×n列の複数
のメモリセルブロック50に分割される。ライトディジ
ット線WDLは、各メモリセルブロックごとに独立に、
各メモリセル行ごとに分割される。各ライトディジット
線WDLは、ライトディジット線WDLと階層的に、行
方向に隣接する複数のサブブロックに対して共通に配置
されるメインワード線MWLおよびセグメントデコード
線SGDLによって伝達される情報に応じて、選択的に
活性化される。行方向のデータ書込電流は、選択メモリ
セルブロックに対応するライトディジット線WDLのみ
で流されるので,非選択メモリセルに対するデータ誤書
込の発生を抑制できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、薄膜磁性体記憶
装置に関し、より特定的には、磁気トンネル接合(MT
J:Magnetic Tunneling Junction)を有するメモリセ
ルを備えたランダムアクセスメモリに関する。
【0002】
【従来の技術】低消費電力で不揮発的なデータの記憶が
可能な記憶装置として、MRAM(Magnetic Random Me
mory)デバイスが注目されている。MRAMデバイス
は、半導体集積回路に形成された複数の薄膜磁性体を用
いて不揮発的なデータ記憶を行ない、薄膜磁性体の各々
に対してランダムアクセスが可能な記憶装置である。
【0003】特に、近年では磁気トンネル接合(MT
J:Magnetic Tunnel Junction)を利用した薄膜磁性体
をメモリセルとして用いることによって、MRAMデバ
イスの性能が飛躍的に進歩することが発表されている。
磁気トンネル接合を有するメモリセルを備えたMRAM
デバイスについては、“A 10ns Read and Write Non-Vo
latile Memory Array Using a Magnetic Tunnel Juncti
on and FET Switch in each Cell", ISSCC Digest of T
echnical Papers, TA7.2, Feb. 2000.および“Nonvolat
ile RAM based on Magnetic Tunnel Junction Element
s", ISSCC Digestof Technical Papers, TA7.3, Feb. 2
000.等の技術文献に開示されている。
【0004】図21は、磁気トンネル接合部を有するメ
モリセル(以下、単にMTJメモリセルとも称する)の
構成を示す概略図である。
【0005】図21を参照して、MTJメモリセルMC
は、磁気的に書込まれた記憶データのデータレベルに応
じて電気抵抗が変化する磁気トンネル接合部MTJと、
アクセストランジスタATRとを含む。アクセストラン
ジスタATRは、リードビット線RBLおよびライトビ
ット線WBLの間に、磁気トンネル接合部MTJと直列
に接続される。代表的には、アクセストランジスタAT
Rとして、電界効果トランジスタが適用される。
【0006】MTJメモリセルに対しては、データ書込
時にデータ書込電流を流すためのライトビット線WBL
およびライトディジット線WDLと、データ読出を指示
するためのワード線WLと、データ読出時において、記
憶データを読出すためのリードビット線RBLとが配置
される。
【0007】図22は、半導体基板上に作製されたMT
Jメモリセルの構造図である。図22を参照して、半導
体主基板SUB上にアクセストランジスタATRが形成
される。アクセストランジスタATRは、n型領域であ
るソース/ドレイン領域110および120と、ゲート
130とを有する。ソース/ドレイン領域110は、コ
ンタクトホールに形成された金属膜140を介して、リ
ードビット線RBLと電気的に結合される。
【0008】ライトディジット線WDLは、リードビッ
ト線RBLの上層の金属配線層に形成される。磁気トン
ネル接合部MTJは、ライトディジット線WDLの上層
に配置される。磁気トンネル接合部MTJは、コンタク
トホールに形成された金属膜140、金属配線層および
バリアメタル150を介して、アクセストランジスタA
TRのソース/ドレイン領域120と電気的に結合され
る。バリアメタル150は、磁気トンネル接合部MTJ
と、金属配線との間を電気的に結合するために設けられ
る緩衝材である。
【0009】磁気トンネル接合部MTJは、固定された
磁化方向を有する磁性体層(以下、単に固定磁化層とも
称する)FLと、データ書込電流によって生じるデータ
書込磁界に応じた方向に磁化される磁性体層(以下、単
に自由磁化層とも称する)VLとを有する。固定磁化層
FLおよび自由磁化層VLの間には、絶縁体膜で形成さ
れるトンネルバリアTBが配置される。自由磁化層VL
は、書込まれる記憶データのレベルに応じて、固定磁化
層FLと同一方向または反対方向に磁化される。
【0010】磁気トンネル接合部MTJの電気抵抗は、
固定磁化層FLおよび自由磁化層VLの間の磁化方向の
相対関係に応じて変化する。具体的には、固定磁化層F
Lおよび自由磁化層VLの間で磁化方向が揃っている場
合には、両者の磁化方向が反対である場合に比べて、電
気抵抗は小さくなる。
【0011】ライトビット線WBLは、磁気トンネル接
合部MTJと電気的に結合されて、磁気トンネル接合部
MTJの上層に設けられる。後ほど詳細に説明するよう
に、データ書込時においては、ライトビット線WBLお
よびライトディジット線WDLの両方にデータ書込電流
を流す必要がある。一方、データ読出時においては、ワ
ード線WLを高電圧状態に活性化することによって、ア
クセストランジスタATRをターンオンさせて、リード
ビット線RBLとライトビット線WBLとの間に、磁気
トンネル接合部MTJが電気的に結合される。
【0012】データ書込電流を流すためのライトビット
線WBLおよびライトディジット線WDLと、センス電
流(データ読出電流)を流すためのリードビット線RB
Lとは、金属配線層に形成される。一方、ワード線WL
は、アクセストランジスタATRのゲート電圧を制御す
るために設けられるものであり、電流を積極的に流す必
要はない。したがって、集積度を高める観点から、ワー
ド線WLは、独立した金属配線層を新たに設けることな
く、ゲート130と同一の配線層に、ポリシリコン層や
ポリサイド層などを用いて形成される。
【0013】図23は、MTJメモリセルに対するデー
タ書込動作を説明する概念図である。
【0014】図23を参照して、データ書込時において
は、ワード線WLが非活性化されて、アクセストランジ
スタATRはターンオフされる。この状態で、書込デー
タのレベルに応じた方向に自由磁化層VLを磁化するた
めのデータ書込電流が、ライトビット線WBLおよびラ
イトディジット線WDLにそれぞれ流される。自由磁化
層VLの磁化方向は、ライトビット線WBLおよびライ
トディジット線WDLをそれぞれ流れるデータ書込電流
の向きによって決定される。
【0015】図24は、データ書込電流の方向と自由磁
化層の磁化方向との関係を示す概念図である。
【0016】図24を参照して、横軸に示される磁界H
xは、ライトディジット線WDLを流れるデータ書込電
流によって生じる磁界H(WDL)の方向を示す。一
方、縦軸に示される磁界Hyは、ライトビット線WBL
を流れるデータ書込電流によって生じる磁界H(WB
L)の方向を示す。自由磁化層VLの磁化方向は、磁界
H(WDL)とH(WBL)との和が図中に示されるア
ステロイド特性線の外側の領域に達する場合においての
み更新される。すなわち、データ書込を実行するために
は、ライトディジット線WDLおよびライトビット線W
BLの両方に、所定強度を超える磁界を生じさせるに十
分なデータ書込電流を流す必要がある。
【0017】一方、アステロイド特性線の内側の領域に
相当する磁界が印加された場合においては、自由磁化層
VLの磁化方向は変化しない。すなわち、ライトディジ
ット線WDLおよびライトビット線WBLの一方のみに
所定のデータ書込電流を流す場合には、データ書込は実
行されない。MTJメモリセルに一旦書込まれた磁化方
向、すなわち記憶データレベルは、新たなデータ書込が
実行されるまでの間不揮発的に保持される。
【0018】図25は、MTJメモリセルに対するデー
タ読出動作を説明する概念図である。
【0019】図25を参照して、データ読出時において
は、アクセストランジスタATRが、ワード線WLの活
性化に応答してターンオンする。これにより、磁気トン
ネル接合部MTJは、ライトビット線WBLおよびリー
ドビット線RBLの間に電気的に結合される。さらに、
磁気トンネル接合部MTJおよびリードビット線RBL
を含む電流経路にセンス電流Isを流すことにより、磁
気トンネル接合部MTJの電気抵抗に応じた、すなわち
MTJメモリセルの記憶データレベルに応じた電圧変化
をリードビット線RBLに発生させることができる。
【0020】したがって、たとえば、リードビット線R
BLを所定電圧にプリチャージした後にセンス電流Is
の供給を開始すれば、リードビット線RBLの電圧を検
知することによって、MTJメモリセルの記憶データを
読出すことができる。
【0021】なお、データ読出動作時においても、磁気
トンネル接合部MTJにセンス電流Isが流れるが、セ
ンス電流Isは、一般的に、上述したデータ書込電流よ
りは、1〜2桁程度小さくなるように設定される。した
がって、データ読出時におけるセンス電流Isの影響に
よってMTJメモリセルの記憶データが誤って書換えら
れる可能性は小さい。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】一般的に、複数のMT
Jメモリセルが行列状に配置されたMRAMデバイスに
おいては、メモリセル行に対応して、ライトディジット
線WDLおよびワード線WLが配置され、メモリセル列
に対応して、ライトビット線WBLおよびリードビット
線RBLが配置される。したがって、各メモリセル行に
対応して、データ書込時に用いるライトディジット線W
DLと、データ読出時に用いるワード線WLとの2種類
の配線が必要となる。これにより、行選択動作に関連す
る回路の面積が増大してしまう。
【0023】また、既に説明したように、データ書込の
対象となる選択メモリセルに対しては、ライトビット線
WBLおよびライトディジット線WDLの両方にデータ
書込電流が流す必要がある。したがって、選択メモリセ
ルと同一のメモリセル行もしくはメモリセル列に属する
非選択メモリセルに対しても、ライトビット線WBLお
よびライトディジット線WDLのいずれか一方には、デ
ータ書込電流が流される。
【0024】これらの非選択メモリセルに対して、理論
的にはデータ書込は実行されないが、ノイズ等の影響に
よって微小な書込動作が実行されて、自由磁化層の磁化
方向に変化が生じる可能性も存在する。このような現象
が蓄積されると、データの誤書込に至り、記憶データが
消失してしまう可能性がある。したがって、データ書込
時において、このようなデータ誤書込の危険性を抑制す
る構成が求められる。
【0025】また、動作テストによって、各MTJメモ
リセルのデータ誤書込に対する耐性を十分に評価する必
要がある。したがって、メモリアレイ全体に対して、こ
のような動作テストを効率的に実行する構成も求められ
る。
【0026】この発明は、このような問題点を解決する
ためになされたものであって、この発明の目的は、行選
択動作に関連する部分の回路面積を削減した薄膜磁性体
記憶装置を提供することである。
【0027】この発明の、他の目的は、データ書込にお
いて、非選択メモリセルに対するデータ誤書込の発生を
抑制する薄膜磁性体記憶装置の構成を提供することであ
る。
【0028】この発明の、さらに他の1つの目的は、各
MTJメモリセルにおけるデータ誤書込耐性を効率的に
評価する薄膜磁性体記憶装置の構成を提供することであ
る。
【0029】
【課題を解決するための手段】この発明に従う薄膜磁性
体記憶装置は、行列状に配置される複数のメモリセルを
含むメモリアレイを備え、各メモリセルの電気抵抗は、
第1および第2のデータ書込電流によって磁気的に書込
まれた記憶データに応じて変化する。薄膜磁性体記憶装
置は、メモリセル行にそれぞれ対応して設けられ、各々
が、活性化時において、行方向に第1のデータ書込電流
を流すための複数のライトディジット線と、メモリセル
列にそれぞれ対応して設けられ、各々が、活性化時にお
いて列方向に第2のデータ書込電流を流すための複数の
ライトビット線と、メモリセル行にそれぞれ対応して設
けられ、各々が、データ読出対象に選択された選択メモ
リセルを含む選択行を活性化するための複数のワード線
と、メモリアレイにおける行選択を実行するための行選
択部とを備える。行選択部は、行アドレスをデコードす
るための行デコード回路と、各ワード線に対応して設け
られ、データ読出時において、対応するメモリセル行の
デコード結果に基づいて、対応するワード線を活性化す
るためのワード線選択回路と、各ライトディジット線に
対応して設けられ、データ書込時において、対応するメ
モリセル行のデコード結果に基づいて、対応するライト
ディジット線を活性化するためライトディジット線選択
回路とを含む。
【0030】好ましくは、各メモリセル行において、各
ワード線選択回路および各ライトディジット線選択回路
は、各ワード線および各ライトディジット線の一端に対
応する第1の領域および、各ワード線および各ライトデ
ィジット線の他端に対応する第2の領域の一方に、1行
ごとに交互配置される。
【0031】好ましくは、薄膜磁性体記憶装置は、L個
(L:2以上の自然数)のメモリセル行ごとに配置さ
れ、行アドレスに応じて選択的に活性化されるメインワ
ード線と、行アドレスに応じて、1本のメインワード線
と対応付けられるL個のメモリセル行のうちの1個を選
択するための信号を伝達する選択線と、対応する1本ず
つのワード線およびライトディジット線ごとに設けら
れ、対応するメインワード線と選択線とに応じて、対応
するワード線およびライトディジット線に対してデコー
ド結果を伝達するためのサブワードドライバとをさらに
備える。
【0032】さらに好ましくは、薄膜磁性体記憶装置
は、各ワード線ごとに設けられ、データ書込時におい
て、対応するワード線を接地電圧に固定するためのトラ
ンジスタスイッチをさらに備える。
【0033】あるいは、さらに好ましくは、サブワード
ドライバは、デコード結果に基づいて、対応する1本ず
つのワード線およびライトディジット線の一方が選択さ
れる場合に、内部ノードを第1の電圧に設定し、かつ、
対応する1本ずつのワード線およびライトディジット線
の両方が非選択である場合に、内部ノードを第2の電圧
に設定する。各ライトディジット線選択回路は、対応す
るライトディジット線の一端と内部ノードとの間に設け
られ、データ書込時にオンする第1のトランジスタスイ
ッチを含む。薄膜磁性体記憶装置は、各ライトディジッ
ト線ごとに設けられ、対応するライトディジット線の他
端を第2の電圧と接続するための第2のトランジスタス
イッチをさらに備える。
【0034】この発明の他の構成に従う薄膜磁性体記憶
装置は、行列状に配置される複数のメモリセルを含み、
列方向に沿って複数のバンクに分割されるメモリアレイ
を備える。各メモリセルの電気抵抗は、第1および第2
のデータ書込電流によって磁気的に書込まれた記憶デー
タに応じて変化する。薄膜磁性体記憶装置は、メモリセ
ル列にそれぞれ対応して設けられ、各々が、活性化時に
おいて、列方向に沿って第1のデータ書込電流を流すた
めの複数のライトビット線と、L個(L:2以上の自然
数)のメモリセル行ごとに配置され、行アドレスに応じ
て選択的に活性化されるメインワード線と、行アドレス
に応じて、1本のメインワード線と対応付けられるL個
のメモリセル行のうちの1個を選択するための信号を伝
達する選択線と、メモリセル行にそれぞれ対応して設け
られるとともに、同一メモリセル行において各バンクご
とに分割配置される複数のライトディジット線と、複数
のライトディジット線にそれぞれ対応して設けられ、各
々が、対応するメインワード線と選択線とに応じて、対
応するライトディジット線を選択的に活性化する複数の
サブワードドライバとをさらに備える。活性化されたラ
イトディジット線は、データ書込対象に選択された選択
メモリセルを含むバンク内において、選択メモリセルを
含む選択行に対して第2のデータ書込電流を流す。
【0035】好ましくは、サブワードドライバは、活性
化時には、対応するライトディジット線を第1の電圧と
接続し、かつ、非活性化時には、対応するライトディジ
ット線を第2の電圧と接続する。薄膜磁性体記憶装置
は、各ライトディジット線ごとに設けられ、対応するラ
イトディジット線の差部ワードドライバと反対側の一端
を第2の電圧と接続するためのトランジスタスイッチを
さらに備える。
【0036】好ましくは、第1のデータ書込電流は、書
込まれる記憶データのレベルに応じた方向に流される。
【0037】この発明のさらに他の構成に従う薄膜磁性
体記憶装置は、行列状に配置される複数のメモリセルを
含み、行方向に沿って複数のブロックに分割されるメモ
リアレイを備える。各メモリセルの電気抵抗は、第1お
よび第2のデータ書込電流によって磁気的に書込まれた
記憶データに応じて変化する。薄膜磁性体記憶装置は、
メモリセル行にそれぞれ対応して設けられ、各々が、活
性化時において、データ書込対象に選択された選択メモ
リセルを含む選択行に対して、第1のデータ書込電流を
流すための複数のライトディジット線と、L個(L:2
以上の自然数)のメモリセル行ごとに配置され、活性化
時において、第2のデータ書込電流を流すためのメイン
ライトビット線と、メモリセル列にそれぞれ対応して設
けられるとともに、同一メモリセル列において各ブロッ
クごとに分割配置される複数のサブライトビット線とを
備える。各サブライトビット線は、対応するメモリセル
に対して、対応するメインライトビット線よりも近くに
配置される。薄膜磁性体記憶装置は、各メモリセルブロ
ックにおいて、各メインライトビット線ごとに設けら
れ、対応するメインライトビット線とL本のサブライト
ビット線との間の接続を制御するための接続制御部をさ
らに備え、接続制御部は、選択メモリセルが含まれるブ
ロックにおいて、選択メモリセルに対応する選択サブラ
イトビット線を、対応するメインライトビット線と接続
するとともに、それ以外のサブライトビット線の各々を
対応するメインライトビット線から電気的に切離す。
【0038】好ましくは、薄膜磁性体記憶装置は、各メ
インライトビット線の一端および他端にそれぞれ対応し
て設けられる第1および第2のライトビット線ドライバ
をさらに備える。第1および第2のライトビット線ドラ
イバは、対応するメインライトビット線が選択メモリセ
ルと対応する場合に、一端および他端を第1および第2
の電圧の一方ずつと、書込データのレベルに応じて接続
する。
【0039】特にこの構成においは、第1のライトビッ
ト線ドライバは、第1の電圧とメインライトビット線の
一端との間に設けられた第1のドライバトランジスタ
と、第2の電圧と一端との間に設けられた第2のドライ
バトランジスタと、対応するメインライトビット線を選
択するための信号と書込データとに応じて、第1および
第2のドライバトランジスタのゲート電圧を制御する第
1の論理ゲートとを有する。第2のライトビット線ドラ
イバは、第1の電圧とメインライトビット線の他端との
間に設けられた第3のドライバトランジスタと、第2の
電圧と他端との間に設けられた第4のドライバトランジ
スタと、対応するメインライトビット線を選択するため
の信号と書込データの反転信号とに応じて、第3および
第4のドライバトランジスタのゲート電圧を制御する第
2の論理ゲートとを有する。
【0040】また、好ましくは、接続制御部は、選択メ
モリセルに対応するサブライトビット線の両端を、対応
するメインライトビット線上の第1および第2のノード
のそれぞれと接続するとともに、第1および第2のノー
ド間に直列に挿入される第1の選択スイッチを有し、第
1の選択スイッチは、対応するブロックが選択メモリセ
ルを含む場合に、対応するメインライトビット線上の電
流経路を遮断する。
【0041】さらに好ましくは、接続制御部は、各サブ
ライトビット線ごとに設けられ、対応するサブライトビ
ット線の一端と第1のノードとの間に設けられる第2の
選択スイッチと、各サブライトビット線ごとに設けら
れ、対応するサブライトビット線の他端と第2のノード
との間に設けられる第3の選択スイッチとをさらに含
む。第2および第3の選択スイッチは、対応するブロッ
クが選択メモリセルを含む場合に、1本のメインライト
ワード線と対応付けられるL本のサブライトビット線の
うちの1本を選択するための信号に応答して、選択的に
オンする。
【0042】特にこの構成においては、接続制御部は、
各サブライトビット線ごとに設けられ、対応するサブラ
イトビット線を接地電圧と接続するための第4および第
5の選択スイッチをさらに含む。第4の選択スイッチ
は、対応するブロックが選択メモリセルを含む場合に、
対応するサブライトビット線が選択メモリセルに対応す
るときを除いてオンする。第5の選択スイッチは、対応
するブロックが選択メモリセルを含む場合を除いてオン
する。
【0043】あるいは好ましくは、薄膜磁性体記憶装置
は、各メインライトビット線の一端にそれぞれ対応して
設けられ、対応するメインライトビット線が選択メモリ
セルと対応する場合に一端を第1の電圧と接続するライ
トビット線ドライバをさらに備える。接続制御部は、選
択サブライトビット線の一端および他端を、対応するメ
インライトビット線および第2の電圧の一方ずつと、書
込データのレベルに応じて接続する。
【0044】さらに好ましくは、接続制御部は、各サブ
ライトビット線ごとに設けられ、対応するサブライトビ
ット線の一端と対応するメインライトビット線との間に
設けられる第1の選択スイッチと、各サブライトビット
線ごとに設けられ、対応するサブライトビット線の他端
と対応するメインライトビット線との間に設けられる第
2の選択スイッチとを含む。
【0045】特にこの構成においては、第1および第2
の選択スイッチの一方は、対応するサブライトビット線
が選択メモリセルに対応する場合に、書込データのレベ
ルに応じて選択的にオンする。
【0046】あるいは、さらに好ましくは、接続制御部
は、各サブライトビット線ごとに設けられ、対応するサ
ブライトビット線の一端と第2の電圧との間に設けられ
る第3の選択スイッチと、各サブライトビット線ごとに
設けられ、対応するサブライトビット線の他端と第2の
電圧との間に設けられる第4の選択スイッチとを含む。
【0047】特にこの構成においては、第3および第4
の選択スイッチの一方は、対応するサブライトビット線
が選択メモリセルに対応する場合に、書込データのレベ
ルに応じて選択的にオンする。
【0048】さらに、対応するサブライトビット線が選
択メモリセルに対応する場合を除いて、第3および第4
の選択スイッチの各々はオンする。
【0049】また、好ましくは、接続制御部は、各サブ
ライトビット線の一端および他端にそれぞれ対応して設
けられる第1および第2のCMOSドライバを含む。第
1のCMOSドライバは、対応するサブライトビット線
の一端および対応するメインライトビット線の間に設け
られる第1導電型の第1MOSトランジスタと、一端お
よび第2の電圧の間に設けられる、第1導電型とは反対
の第2導電型の第2MOSトランジスタとを有する。第
2のCMOSドライバは、対応するサブライトビット線
の他端および対応するメインライトビット線の間に設け
られる第1導電型の第3MOSトランジスタと、他端お
よび第2の電圧との間に設けられる、第2導電型の第4
MOSトランジスタとを有する。第1および第2のMO
Sトランジスタは相補的にオンし、第3および第4のM
OSトランジスタは相補的にオンする。
【0050】さらに好ましくは、対応するサブライトビ
ット線が選択メモリセルに対応する場合に、第1および
第2のCMOSドライバの一方は、書込データのレベル
に応じて、一端および他端の一方を対応するメインライ
トビット線と接続し、第1および第2のCMOSドライ
バの他方は、書込データのレベルに応じて、一端および
他端の他方を第2の電圧と接続する。
【0051】特に、対応するサブライトビット線が選択
メモリセルに対応する場合を除いて、第2MOSトラン
ジスタおよび第4MOSトランジスタはオンする。
【0052】この発明のさらに他の構成に従う薄膜磁性
体記憶装置は、行列状に配置される複数のメモリセルを
含むメモリアレイを備える。各メモリセルの電気抵抗
は、第1および第2のデータ書込電流によって磁気的に
書込まれた記憶データに応じて変化する。薄膜磁性体記
憶装置は、メモリセル行にそれぞれ対応して設けられ、
各々が、活性化時において、行方向に沿って第1のデー
タ書込電流を流すための複数のライトディジット線と、
メモリセル列にそれぞれ対応して設けられ、各々が、活
性化時において、列方向に沿って第2のデータ書込電流
を流すための複数のライトビット線と、動作テスト時に
おいて、複数のライトディジット線の少なくとも一部を
並列に活性化するための第1のマルチセレクション制御
部とをさらに備える。
【0053】好ましくは、薄膜磁性体記憶装置は、動作
テスト時において、各メモリセルに対するデータ書込が
理論的には不能なレベルまで、第1のデータ書込電流を
低下させるためのテスト電流供給回路をさらに備える。
【0054】また、好ましくは、薄膜磁性体記憶装置
は、動作テスト時において、複数のライトビット線のう
ちの少なくとも一部を、第1および第2の電圧の間に互
いに直列に接続するための第2のマルチセレクション制
御部をさらに備える。
【0055】さらに好ましくは、動作テストは、少なく
とも一部のライトビット線に流される第2のデータ書込
電流の方向が互いに反対に設定される、第1および第2
のテストパターンを含む。
【0056】
【発明の実施の形態】以下において、本発明の実施の形
態について図面を参照して詳細に説明する。なお、図中
における同一符号は、同一または相当部分を示す。
【0057】[実施の形態1]図1は、本発明の実施の
形態1に従うMRAMデバイス1の全体構成を示す概略
ブロック図である。
【0058】図1を参照して、実施の形態1に従うMR
AMデバイス1は、外部からの制御信号CMDおよびア
ドレス信号ADDに応答してランダムアクセスを行な
い、書込データDINの入力および読出データDOUT
の出力を実行する。
【0059】MRAMデバイス1は、制御信号CMDに
応答してMRAMデバイス1の全体動作を制御するコン
トロール回路5と、行列状に配置された複数のMTJメ
モリセルを有するメモリアレイ10とを備える。
【0060】メモリアレイ10は、行列状に配置された
複数のMTJメモリセルMCを含む。MTJメモリセル
の構成は、図21に示したのと同様である。図1におい
ては、代表的に示される1個のMTJメモリセルと、こ
れに対応するワード線WL、ライトディジット線WD
L、ライトビット線WBLおよびリードビット線RBL
の配置が示される。ワード線WLおよびライトディジッ
ト線WDLは、メモリセル行に対応して配置される。実
施の形態1に従う構成においては、ワード線WLは、複
数のメモリセル行ごとに配置されるメインワード線MW
Lと、各メモリセル行ごとに配置されるサブワード線S
WLとに階層的に設けられる。リードビット線RBLお
よびライトビット線WBLは、メモリセル列に対応して
配置される。
【0061】データ書込時においては、選択メモリセル
に対応するメモリセル行(以下、選択行とも称する)の
ライトディジット線WDLと、選択メモリセルに対応す
るメモリセル列(以下、選択列とも称する)のライトビ
ット線WBLとが活性化されて、それぞれにデータ書込
電流が流される。また、データ読出時においては、選択
メモリセルに対応するワード線WL(サブワード線SW
L)が高電圧状態に活性化され、センス電流(データ読
出電流)Isが、選択メモリセルおよびリードビット線
RBLを通過する。
【0062】メモリアレイ10における、MTJメモリ
セルおよび上記の信号線群の配置の詳細については、後
程説明する。なお、以下においては、信号、信号線およ
びデータ等の2値的な高電圧状態(電源電圧Vcc)お
よび低電圧状態(接地電圧Vss)を、それぞれ「Hレ
ベル」および「Lレベル」とも称する。
【0063】MRAMデバイス1は、さらに、アドレス
信号ADDによって示されるロウアドレスRAをデコー
ドして、メモリアレイ10における行選択を実行するた
めのデコード結果を出力する行デコーダ20と、アドレ
ス信号ADDによって示されるコラムアドレスCAをデ
コードして、メモリアレイ10における列選択を実行す
るためのデコード結果を出力する列デコーダ25と、読
出/書込制御回路30および35とを備える。
【0064】読出/書込制御回路30および35は、デ
ータ書込時においてライトビット線WBLにデータ書込
電流を流すための回路、データ読出時においてリードビ
ット線RBLにセンス電流を流すための回路、データ読
出時において、リードビット線RBLの電圧を検知して
読出データを生成するための回路等を総称したものであ
る。
【0065】図2は、図1に示したメモリアレイ10の
構成を説明するための図である。図2を参照して、メモ
リアレイ10は、サブワードドライバ帯52およびサブ
コラムドライバ帯55に囲まれたメモリセルブロック5
0に細分化されている。メモリアレイ10全体では、メ
モリセルブロック50は、n行×m列(n,m:自然
数)に行列状に配置されている。以下においては、選択
メモリセルが属するメモリセルブロックを、単に選択メ
モリセルブロックと称する。
【0066】列方向に互いに隣り合うm個のメモリセル
ブロックは、同一のバンクを構成する。したがって、メ
モリアレイ10は、n個のバンクBK1〜BKnに分割
される。同様に、行方向に互いに隣り合うn個のメモリ
セルブロックは、同一のブロックグループを構成する。
したがって、メモリアレイ10は、m個のブロックグル
ープBGL1〜BGLmに分割される。
【0067】各メモリセルブロック50において、MT
Jメモリセルは、行列状に配置される。各メモリセル行
ごとに、データ読出用のサブワード線SWLと、データ
書込用のライトディジット線WDLとが配置される。す
なわち、ライトディジット線WDLは、各サブブロック
ごとに独立に、各メモリセル行に対応して配置される。
実施の形態1に従う構成においては、行選択のための上
位信号線として、ワード線WLがサブワード線SWLお
よびライトディジット線WDLと階層的に設けられる。
メインワード線MWLは、複数のメモリセル行ごとに、
行方向に互いに隣り合うn個のメモリセルブロックにま
たがって共通に配置される。
【0068】メインワード線MWLにそれぞれ対応し
て、メインワードドライバ60が配置される。メインワ
ードドライバ60の各々は、行デコーダ20における行
選択結果に応じて、対応するメインワード線MWLを活
性化する。
【0069】各メモリセル列に対応して、データ書込用
のライトビット線WBLおよびリードビット線RBLが
配置される。実施の形態1に従う構成においては、ライ
トビット線WBLおよびリードビット線RBLは、列方
向に互いに隣り合うm個のメモリセルブロック間にまた
がって共通に配置される。これらのビット線をワード線
と同様に、上位のビット線と下位のビット線とに階層的
に配置する場合には、両者の間の接続を制御するための
回路群が、サブコラムドライバ帯55に設けられる。
【0070】列方向に沿ってセグメントデコード線SG
DLが配置される。セグメントデコード線SGDLは、
行デコーダ20のデコード結果に応じて活性化され、サ
ブワード線SWLおよびライトディジット線WDLの活
性化範囲を制御するための信号を伝達する。セグメント
デコード線SGDLは、サブワードドライバ帯を通過す
るように設けられ、後程説明するようしバンク選択線B
SL、選択線SLおよびリセット線RSLを含む。セグ
メントデコード線SGDLは、各バンクごとに独立に制
御される。
【0071】サブワードドライバ帯52には、対応する
セグメントデコード線SGDLおよびメインワード線M
WLに応じて、対応するサブワード線SWLおよびライ
トディジット線WDLの活性化を制御するための回路群
が配置されている。
【0072】図3は、サブワードドライバ帯およびサブ
ブロックの詳細な構成を示すための回路図である。
【0073】図3を参照して、サブワードドライバ帯5
2には、各メモリセル行に対応して、サブワードドライ
バ70およびサブロウデコーダ80が配置される。
【0074】図3においては、一例として、4つのメモ
リセル行ごとに1本のメインワード線MWLが設けられ
るものとする。すなわち、各メモリセルブロックにおい
て、1本のメインワード線MWLは、4本のサブワード
線SWLおよびライトディジット線WDLと対応付けら
れる。1本のメインワード線MWLに対応する4本のサ
ブワード線(データ読出時)およびライトディジット線
WDL(データ書込時)のうちの、いずれのサブワード
線SWLおよびライトディジット線WDLが選択される
かは、選択線SLのうちの1つの活性化(Hレベル)に
より指定される。リセット線RSL1〜RSL4は、サ
ブワードドライバに一旦保持されたデコード結果をリセ
ットするために配置される。なお、選択線SL1〜SL
4およびリセット線RSL1〜RSL4を総称する場合
には、選択線SLおよびリセット線RSLとそれぞれ称
する。バンク選択線BSLは、対応するバンクに選択メ
モリセルブロックが含まれる場合に、Hレベルに活性化
される。
【0075】サブワードドライバ70は、ゲート電圧が
バンク選択線BSLにより制御され、メインワード線M
WLと内部ノードN0との間に設けられる選択トランジ
スタ71と、内部ノードN0によってゲート電圧が制御
され、選択線SLのうちの1つ(たとえばSL0)とデ
コード結果を保持するためのノードNdとの間に接続さ
れるトランジスタ72と、ゲート電圧がトランジスタ7
2と同じ選択線(SL0)により制御され、内部ノード
N0とノードNdとの間に接続されるトランジスタ73
とを含む。サブワードドライバ70は、さらに、リセッ
ト線RSLによりゲート電圧が制御され、ノードNdと
接地電圧Vssとの間に設けられるトランジスタ74を
さらに含む。
【0076】バンク選択線BSLは、活性化時にはHレ
ベル(電源電圧Vcc)に設定され、デコード結果がノ
ードNdに保持された後は、Lレベル(接地電圧Vs
s)に変化する。このとき、トランジスタ72および7
3により構成されるラッチ回路により、このバンク選択
線BSLの活性状態が保持されることになる。選択線S
Lとリセット線RSLとの電圧レベルは、互いに相補と
なるように制御される。
【0077】待機動作時においては、バンク選択線BS
LがLレベル(接地電圧Vss)であり、選択線SLが
Lレベル(接地電圧Vss)であり、リセット線RSL
は、Hレベル(電源電圧Vcc)となっている。活性化
動作時においては、まず、対応するリセット線をLレベ
ル(接地電圧Vss)に非活性化するとともに、選択行
に対応するバンク選択線BSLが活性化されて、Hレベ
ル(電源電圧Vcc)となる。
【0078】次いで、選択行に対応するメインワード線
MWLが活性化されてHレベル(電源電圧Vcc)に変
化する。このメインワード線MWLの活性化とほぼ同時
に、選択線SLのうちの選択行に対応する1つが、Hレ
ベル(電源電圧Vcc)に設定される。これに応じて、
選択行に対応するノードNdは、Hレベル(Vcc−V
th)レベルとなる。ここで、Vthは、トランジスタ
71および73のしきい値電圧の和である。
【0079】その後、バンク選択線BSLは、Lレベル
(接地電圧Vss)に非活性化され、サブワードドライ
バ70中のトランジスタ72および73によって形成さ
れるラッチ回路によって、ノードNdに電荷が閉じ込め
られることになる。この状態で、選択線SLのうちの選
択されている1つの電圧レベルをHレベル(電源電圧V
cc)まで上昇させれば、選択メモリセルブロックにお
いて、選択行に対応するノードNdの電圧は、電源電圧
Vccレベルまで上昇しかつラッチされる。
【0080】リセット時には、バンク選択線BSLをH
レベル(電源電圧Vcc)に設定するとともに、選択線
SLをLレベル(接地電圧Vss)に設定する。さら
に、リセット線RSLをHレベル(電源電圧Vcc)に
活性化することで、ノードNdに蓄えられた電荷を放電
する。このような構成とすることで、サブワードドライ
バ70を、NチャネルMOSトランジスタの4素子のみ
で構成することが可能であり、素子数を削減することが
できる。
【0081】さらに、メインワード線MWLの活性化
は、ワンショットパルス信号として行なわれる。すなわ
ち、選択メモリセルブロック内の選択行において、サブ
ワードドライバ70中のトランジスタ72および73に
よって、メインワード線の活性状態(Hレベル)が一度
保持されると、メインワード線MWLの電圧レベルはL
レベルにリセット可能である。
【0082】このような構成では、図2に示したよう
に、複数のバンクが同一のメインワード線を共有して
も、バンク選択線BSLが活性化されない限り、メイン
ワード線MWLの電圧レベルは、サブワードドライバ7
0の各々に影響を与えることがない。したがって、行方
向に隣接する複数のメモリセルブロックを独立なバンク
として動作させることが可能となる。
【0083】他のサブワードドライバにおいても、同様
の構成が存在する。このような構成とすることにより、
メインワード線MWLを活性化するとともに、さらにバ
ンク選択線BSLを活性化して、かつ選択線SLのいず
れかを選択的に活性化することによって、選択メモリセ
ルブロック内の選択行に対応するノードNdが活性状態
(Hレベル;電源電圧Vcc)に設定され、かつその活
性状態が保持される。すなわち、サブワードドライバ7
0内に、デコード結果(行選択結果)を保持することが
できる。
【0084】一方、リセット線RSLを選択的に活性化
して接地電圧に放電することによって、一旦サブワード
ドライバ内に保持されたデコード結果(行選択結果)
は、リセットされる。
【0085】サブロウデコーダ80は、各メモリセル行
ごとに、千鳥状に配置される。すなわち、サブロウデコ
ーダ80は、1つのメモリセルブロックに隣接する2つ
のサブワードドライバ帯52を用いて、サブワード線S
WLおよびライトディジット線WDLの一端に対応する
サブワードドライバ帯および、サブワード線SWLおよ
びライトディジット線WDLの他端に対応するサブワー
ドドライバ帯の一方に、1行ごとに交互配置される。こ
れにより、サブロウデコーダ80を小面積で効率的に配
置できる。
【0086】サブロウデコーダ80は、サブワードドラ
イバ70に保持される対応するメモリセル行のデコード
結果に基づいて、サブワード線SWLおよびライトディ
ジット線WDLの活性化を制御する。サブワード線SW
Lおよびライトディジット線WDLは、各メモリセル内
において、同一のメモリセル行に属するMTJメモリセ
ルMCに対応するように配置される。一方、同一のメモ
リセル列に属するMTJメモリセルMCに対しては、ラ
イトビット線WBLおよびリードビット線RBLが配置
される。
【0087】さらに、各メモリセル行ごとに、データ書
込時を含むデータ読出時以外において、サブワード線S
WLを接地電圧Vssに固定するためのトランジスタス
イッチ90と、ライトディジット線WDLの一端側を、
接地電圧Vssと接続するためのトランジスタスイッチ
92とが配置される。
【0088】トランジスタスイッチ90は、データ読出
時にHレベルに活性化される制御信号REの反転信号/
REをゲートに受けて、サブワード線SWLと接地電圧
Vssとの間に設けられる。トランジスタスイッチ90
は、電源電圧Vccと結合されたゲートを有し、ライト
ディジット線WDLと接地電圧Vssとの間に設けられ
る。
【0089】ライトディジット線WDLの他端は、サブ
ロウデコーダ80によって、行選択結果に応じて選択的
にHレベル(電源電圧Vcc)に設定される。これによ
り、活性化されたライトディジット線WDLに対して、
サブロウデコーダ80からトランジスタスイッチ92に
向かう方向に、データ書込電流Ipを流すことができ
る。
【0090】図4は、サブロウデコーダ80の構成を詳
細に示す回路図である。図4には、1本のメインワード
線MWLに対応する、4つのメモリセル行が代表的に示
される。各メモリセル行に対応するサブロウデコーダ8
0の構成は同様になるので、ここでは、代表的に1つの
メモリセル行に対応する構成について説明する。
【0091】図4を参照して、サブロウデコーダ80
は、デコード結果(行選択結果)が保持されたノードN
dとライトディジット線WDLとの間に設けられるトラ
ンジスタスイッチ82と、ノードNdとサブワード線S
WLとの間に設けられたトランジスタスイッチ84とを
有する。トランジスタスイッチ82のゲートには、デー
タ書込時にHレベルに活性化される制御信号WEが与え
られる。トランジスタスイッチ84のゲートには、デー
タ読出時にHレベルに活性化される制御信号REが入力
される。
【0092】各サブロウデコーダにおいて、データ書込
時には、トランジスタスイッチ82がターンオンすると
ともにトランジスタスイッチ84がターンオフし、デー
タ読出時には、トランジスタスイッチ84がターンオン
するとともにトランジスタスイッチ82がターンオフす
る。
【0093】データ読出時およびデータ書込時の各々に
おいて、ノードNdには、対応するメモリセル行のデコ
ード結果が保持される。すなわち、選択メモリセルブロ
ックの選択行に対応するノードNdは、Hレベル(電源
電圧Vcc)に設定され、それ以外では、ノードNd
は、Lレベル(電源電圧Vcc)に設定される。
【0094】データ書込時においては、トランジスタス
イッチ82は、制御信号WEに応答してターンオンし
て、ノードNdの電圧、すなわち対応するメモリセル行
のデコード結果に基づいて、対応するライトディジット
線WDLを活性化する。活性化されたライトディジット
線WDLは、Hレベル(電源電圧Vcc)に設定された
ノードNdと接続されるので、サブロウデコーダ80か
らオン状態のトランジスタスイッチ92に向かう方向
に、データ書込電流Ipが流される。
【0095】したがって、行方向のデータ書込電流Ip
を流すためのライトディジット線WDLを各メモリセル
ブロックごとに細分化することによって、選択メモリセ
ルブロックに対応するライトディジット線WDLのみに
データ書込電流Ipを流すことができる。
【0096】一方、図1に示した読出/書込制御回路3
0および35に設けられたライトビット線ドライバ(図
示せず)は、選択列に対応するライトビット線WBLの
両端のそれぞれを、Hレベル(電源電圧Vcc)および
Lレベル(接地電圧Vss)の一方ずつに設定する。ラ
イトビット線WBLの両端の電圧設定は、書込データの
レベルに応じて切換えられる。したがって、ライトビッ
ト線WBLを流れる列方向のデータ書込電流は、記憶デ
ータのレベルに応じた方向(+Iwまたは−Iw)を有
する。以下においては、両方向のデータ書込電流を総称
する場合には、データ書込電流±Iwと表記する。
【0097】このような構成とすることによって、デー
タ書込対象となった選択メモリセルを含む必要最小限の
領域のみにデータ書込電流Ipが流される。すなわち、
選択メモリセルが属する選択バンク以外の他のバンクに
おいては、行方向のデータ書込電流Ipが流されること
がない。したがって、ライトディジット線WDLを階層
的に配置せずに、すなわち行方向に隣接するメモリセル
ブロック間で共有されるように配置する構成と比較し
て、非選択メモリセルに対するデータ誤書込の危険性を
抑制することができる。
【0098】データ読出時においては、トランジスタス
イッチ90によって、各サブワード線SWLが接地電圧
Vssと切り離される。さらに、トランジスタスイッチ
84は、制御信号REに応答してターンオンして、ノー
ドNdの電圧、すなわち対応するメモリセル行のデコー
ド結果に基づいて、対応するサブワード線SWLを活性
化する。活性化されたサブワード線SWLは、Hレベル
(電源電圧Vcc)に設定されたノードNdと接続され
る。これに応答して、選択行に対応する対応するアクセ
ストランジスタATRの各々がターンオンして、ライト
ビット線WBLと、リードビット線RBLとの間に磁気
トンネル接合部MTJが電気的に結合される。
【0099】さらに、選択列において、選択メモリセル
の磁気トンネル接合部MTJおよびリードビット線RB
Lを通過させるためのセンス電流Isを供給することに
よって、リードビット線RBLの電圧を検知して、選択
メモリセルの記憶データを読出すことができる。
【0100】このように、サブロウデコーダ80を設け
ることによって、ライトディジット線WDLと、サブワ
ード線SWLとのデコーダを共有することができる。す
なわち、行デコーダ20およびサブワードドライバ70
を、データ読出用のサブワード線SWLと、データ書込
用のライトディジット線WDLとによって共有すること
ができるので、行選択動作に関連する回路面積を削減し
て、MRAMデバイスの小面積化を図ることができる。
【0101】[実施の形態2]実施の形態2において
は、列方向のデータ書込電流±Iwを流すためのライト
ビット線WBLを階層的に配置する構成について説明す
る。
【0102】図5は、実施の形態2に従う階層的なメイ
ンライトビット線およびサブライトビット線の配置を示
すブロック図である。
【0103】図5を参照して、サブライトビット線SW
BLは、各メモリセルブロック50毎に、各メモリセル
列に対して配置される。一方、メインライトビット線M
WBLは、同一バンクに属するm個のメモリセルブロッ
クに共通に、複数のメモリセル列毎に配置される。
【0104】実施の形態2においては、一例として、2
つのメモリセル列毎に、1本のメインライトビット線M
WBLが配置される構成を例示する。すなわち、各メモ
リセルブロックにおいて、2本のサブライトビット線S
WBL1およびSWBL2が、1本のメインライトビッ
ト線MWBLと対応づけられる。なお、サブライトビッ
ト線SWBL1およびSWBL2を総称して、単にサブ
ライトビット線SWBLとも称する。
【0105】図6は、ライトビット線が階層的に配置さ
れたMTJメモリセルの構造図である。
【0106】図6を参照して、列方向のデータ書込電流
±Iwを流すためのライトビット線は、サブライトビッ
ト線SWBLは、図22に示したライトビット線WBL
に相当し、磁気トンネル接合部MTJと近接するように
配置される。メインライトビット線MWBLは、サブラ
イトビット線SWBLよりも上層に配置される。したが
って、サブライトビット線SWBLは、磁気トンネル接
合部MTJ(MTJメモリセル)に対して、メインライ
トビット線MWBLよりも近くに配置される。
【0107】選択メモリセルブロックにおいては、列方
向のデータ書込電流は、サブライトビット線SWBLを
流れる。一方、非選択のサブブロックにおいては、デー
タ書込電流±Iwは、メインライトビット線MWBLを
流れる。
【0108】これにより、非選択のメモリセルブロック
において、データ書込電流±Iwによって磁気トンネル
接合部MTJに作用する磁界の強度を弱くすることがで
きる。なお、MTJメモリセル部分のその他の部分の構
造は、図22に示したものと同様であるので、詳細な説
明は繰返さない。
【0109】再び図5を参照して、読出/書込制御回路
30および35は、各メインライトビット線MWBLの
両端に対応して設けられる、ライトビット線ドライバ3
1および36を含む。ライトビット線ドライバ31は、
列選択結果に応じて、対応するメインライトビット線M
WBLが選択されたときに、メインライトビット線MW
BLの一端を、書込データDINのデータレベルに応じ
て、電源電圧Vccおよび接地電圧Vssの一方と接続
する。ライトビット線ドライバ36は、対応するメイン
ライトビット線MWBLが選択されたときに、ライトビ
ット線ドライバ31と相補的に、対応するメインライト
ビット線MWBLの他端を、電源電圧Vccおよび接地
電圧Vssの他方と接続する。
【0110】すなわち、選択されたメインライトビット
線MWBLの両端は、書込データDINのデータレベル
に応じて、電源電圧Vccおよび接地電圧Vssの一方
ずつと相補的に接続される。これにより、選択されたメ
インライトビット線MWBLに対して、書込データDI
Nのデータレベルに応じた方向のデータ書込電流±Iw
を流すことができる。
【0111】各メモリセルブロックにおいて、1本のメ
インライトビット線MWBLと2本のサブライトビット
線SWBL1およびSWBL2との間の接続を制御する
ための、選択トランジスタスイッチ200,210a,
210b,220a,220bが配置される。
【0112】これらの選択トランジスタスイッチは、選
択メモリセルブロック中の選択列に対応するサブライト
ビット線SWBLをメインライトビット線MWBLと接
続する。また、それ以外のサブライトビット線SWBL
は、メインライトビット線MWBLから電気的に切離さ
れる。
【0113】また、m個のブロックグループにそれぞれ
対応して、ブロックグループ選択信号/BGSL1〜/
BGSLmが設けられる。ブロックグループ選択信号/
BGSL1〜/BGSLmの各々は、同一のブロックグ
ループに属する複数のサブブロックによって共有され
る。ブロックグループ選択信号/BGSL1〜/BGS
Lmのうちの選択メモリセルブロックに対応する1つが
Lレベルに活性化され、残りはHレベルに非活性化され
る。なお、ブロックグループ選択信号/BGSL1〜/
BGSLmを総称して、ブロックグループ選択信号/B
GSLとも称する。
【0114】図7は、実施の形態2に従う選択スイッチ
の配置を詳細に説明する回路図である。
【0115】各メモリセルブロックにおいて、メインラ
イトビット線MWBLの各々に対する選択トランジスタ
スイッチの配置は同様であるので、図7においては、1
つのメモリセルブロックにおける1本のメインライトビ
ット線MWBLに対する構成が代表的に示される。
【0116】図7を参照して、ライトビット線ドライバ
31は、論理ゲート32と、CMOSインバータを構成
するドライバトランジスタ33および34とを有する。
論理ゲート32は、メインビット線MWBLの選択信号
であるメインコラム選択信号MCSLと、書込データD
INとのNAND論理演算結果を出力する。ドライバト
ランジスタ33は、PチャネルMOSトランジスタで構
成され、メインライトビット線MWBLの一端と電源電
圧Vccとの間に設けられる。ドライバトランジスタ3
4は、NチャネルMOSトランジスタで構成され、メイ
ンライトビット線MWBLの一端と接地電圧Vssとの
間に設けられる。ドライバトランジスタ33および34
の各々のゲート電圧は、論理ゲート32の出力によって
制御される。
【0117】ライトビット線ドライバ36は、論理ゲー
ト37と、CMOSインバータを構成するドライバトラ
ンジスタ38および39とを有する。論理ゲート37
は、メインビット線MWBLの選択信号であるメインコ
ラム選択信号MCSLと、書込データDINの反転信号
/DINとのNAND論理演算結果を出力する。ドライ
バトランジスタ38は、PチャネルMOSトランジスタ
で構成され、メインライトビット線MWBLの他端と電
源電圧Vccとの間に設けられる。ドライバトランジス
タ39は、NチャネルMOSトランジスタで構成され、
メインライトビット線MWBLの他端と接地電圧Vss
との間に設けられる。ドライバトランジスタ38および
39の各々のゲート電圧は、論理ゲート37の出力によ
って制御される。
【0118】したがって、非選択のメインライトビット
線MWBLに対応するライトビット線ドライバ31およ
び36においては、論理ゲート32および37の出力
は、Hレベルに設定される。したがって非選択のメイン
ライトビット線MWBLの両端は、接地電圧Vssと接
続される。
【0119】一方、選択されたメインライトビット線M
WBLの両端は、ライトビット線ドライバ31および3
6によって、書込データDINのデータレベルに応じ
て、電源電圧Vccおよび接地電圧Vssの一方ずつと
接続される。書込データDINがHレベル(“1”)で
ある場合には、ライトビット線ドライバ31は、メイン
ライトビット線MWBLの一端を電源電圧Vccと接続
し、ライトビット線ドライバ36は、メインライトビッ
ト線MWBLの他端を、接地電圧Vssと接続する。
【0120】反対に、書込データDINがLレベル
(“0”)である場合には、ライトビット線ドライバ3
1は、メインライトビット線MWBLの一端を接地電圧
Vssと接続し、ライトビット線ドライバ36は、メイ
ンライトビット線MWBLの他端を、電源電圧Vccと
接続する。
【0121】選択トランジスタスイッチ200は、各メ
モリセルブロック毎に、メインライトビット線MWBL
に対して直列に挿入される。選択トランジスタスイッチ
200は、ノードN1およびN2の間に配置され、選択
メモリセルブロックにおいて、メインライトビット線M
WBL上の電流経路を遮断するために設けられる。選択
トランジスタスイッチのゲートには、ブロックグループ
選択信号/BGSLが与えられる。
【0122】選択トランジスタスイッチ210aは、サ
ブライトビット線SWBLの一端と、メインライトビッ
ト線MWBL上のノードN1との間に設けられる。選択
トランジスタスイッチ220aは、サブライトビット線
SWBL1の他端と、メインライトビット線MWBL上
のノードN2との間に設けられる。選択トランジスタス
イッチ210aおよび220aゲートには、サブコラム
選択信号SCSL1が入力される。サブコラム選択信号
SCSL1およびSCSL2は、1本のメインライトビ
ット線MWBLと対応する2本のサブライトビット線の
1本を選択するための信号である。
【0123】選択トランジスタスイッチ210bは、サ
ブライトビット線SWBL2の一端とノードN1との間
に設けられる。選択トランジスタスイッチ220bは、
サブライトビット線SWBL2の他端と、ノードN2と
の間に設けられる。選択トランジスタスイッチ210b
および220bの各々のゲートは、サブコラム選択信号
SCSL2を受ける。
【0124】さらに、サブライトビット線SWBL1を
接地電圧Vssと結合するための選択トランジスタスイ
ッチ230aおよび240aが配置される。また、サブ
ライトビット線SWBL2と接地電圧Vssとの間に
も、選択トランジスタスイッチ230bおよび240b
が電気的に結合される。選択トランジスタスイッチ23
0aのゲートには、サブコラム選択信号SCSL2が入
力され、選択トランジスタスイッチ230bのゲートに
は、サブコラム選択信号SCSL1が入力される。選択
トランジスタスイッチ240aおよび240bの各々の
ゲートには、ブロックグループ選択信号/BGSLが入
力される。図7に表記されたこれらの選択トランジスタ
スイッチには、代表的にNチャネルMOSトランジスタ
が適用される。
【0125】図8は、実施の形態2に従う列方向のデー
タ書込電流の経路を説明する第1の回路図である。
【0126】図8には、図中に“S”で示された選択メ
モリセルに対して、Hレベル(“1”)データを書込む
場合における、データ書込電流の電流経路が示される。
【0127】図8を参照して、Hレベルの書込データD
INを書込むためのデータ書込電流+Iwを発生するた
めに、ライトビット線ドライバ31は、対応するメイン
ライトビット線MWBLの一端を電源電圧Vccと接続
し、ライトビット線ドライバ36は、メインライトビッ
ト線MWBLの他端を、接地電圧Vssと接続する。
【0128】選択メモリセルブロックにおいては、対応
するブロックグループ選択信号/BGSLはLレベルに
活性化される。これにより、選択トランジスタスイッチ
200,240a,240bの各々は、ターンオフす
る。一方、非選択のメモリセルブロックにおいては、選
択トランジスタスイッチ200はオンする。
【0129】したがって、同一バンク内の非選択のメモ
リセルブロックにおいて、列方向のデータ書込電流+I
wは、メインライトビット線MWBLを通過する。一
方、選択メモリセルブロックにおいては、データ書込電
流+Iwをサブライトビット線SWBLに流すために、
選択トランジスタスイッチ200によって、メインライ
トビット線MWBL上の電流経路は遮断される。
【0130】選択メモリセルブロックにおいて、サブラ
イトビット線SWBL2にデータ書込電流を流すため
に、サブコラム選択信号SCSL1がLレベルに非活性
化され、サブコラム選択信号SCSL2がHレベルに活
性化される。
【0131】したがって、選択トランジスタスイッチ2
10b,220b,230aの各々はオン状態とされ、
選択トランジスタスイッチ210a,220a,230
bの各々はオフ状態に設定される。これにより、選択ト
ランジスタスイッチ200によってメインライトビット
線MWBL上の電流経路が遮断されたデータ書込電流+
Iwは、選択トランジスタスイッチ210bおよび22
0bを介して、サブビット線SWBL2を流れる。さら
に、行選択結果に基づいて、選択メモリセルに対応する
ライトディジット線WDLに行方向のデータ書込電流I
pが流されるので、選択メモリセルに対して、Hレベル
のデータを書込むことができる。
【0132】図9は、実施の形態2に従う列方向のデー
タ書込電流の経路を説明する第2の回路図である。
【0133】図9には、図中に“S”で示された選択メ
モリセルに対して、Lレベル(“0”)データを書込む
場合における、データ書込電流の電流経路が示される。
【0134】図9を参照して、Lレベルの書込データD
INを書込むためのデータ書込電流−Iwを発生するた
めに、メインライトビット線MWBLの両端電圧は、図
8の場合とは反対に設定される。すなわち、ライトビッ
ト線ドライバ31は、メインライトビット線MWBLの
一端を接地電圧Vssと接続し、ライトビット線ドライ
バ36は、メインライトビット線MWBLの他端を、電
源電圧Vccと接続する。
【0135】ブロックグループ選択信号/BGSLおよ
びサブコラム選択信号SCSL1,SCSL2は、図8
と同様に設定される。したがって、図8の場合と同様
に、選択トランジスタスイッチ200,240a,24
0bの各々はオフし、選択トランジスタスイッチ210
b,220b,230aの各々はオンし、選択トランジ
スタスイッチ210a,220a,230bの各々はオ
フする。
【0136】これにより、選択トランジスタスイッチ2
00によってメインライトビット線MWBL上の電流経
路が遮断されたデータ書込電流−Iwは、選択トランジ
スタスイッチ210bおよび220bを介して、サブラ
イトビット線SWBL2を流れる。さらに、行選択結果
に基づいて、選択メモリセルに対応するライトディジッ
ト線WDLに行方向のデータ書込電流Ipが流されるの
で、選択メモリセルに対して、Lレベル(“0”)デー
タを書込むことができる。
【0137】再び図7を参照して、同一バンク内の非選
択メモリセルブロックにおいては、ブロックグループ選
択信号/BGSLはHレベルに非活性化されるので、選
択トランジスタスイッチ200,240a,240bの
各々はオンする。また、さらに、サブコラム選択信号S
CSL1およびSCSL2の各々もLレベルに非活性化
されるので、選択トランジスタスイッチ210a,22
0a,210b,220b,230a,230bの各々
はオフされる。
【0138】これにより、非選択メモリセルブロックに
おいては、サブライトビット線SWBL1およびSWB
L2の各々は、メインライトビット線MWBLから電気
的に切離されて、接地電圧Vssに固定される。したが
って、同一バンク内の非選択メモリセルブロックにおい
て、列方向のデータ書込電流は、磁気トンネル接合部M
TJに隣接するサブライトビット線SWBLを流れるこ
となく、磁気トンネル接合部MTJから離れたメインラ
イトビット線MWBLによってバイパスされる。また、
データ読出時においても、各サブライトビット線SWB
Lは非活性化されて、その両端は接地電圧Vssに設定
される。
【0139】このような構成とすることにより、選択メ
モリセルを含むバンク内において、非選択メモリセルブ
ロックに属するMTJメモリセルに対するデータ誤書込
の発生を防止することができる。
【0140】[実施の形態2の変形例]図10は、実施
の形態2の変形例に従う階層的なメインライトビット線
およびサブライトビット線の配置を示すブロック図であ
る。
【0141】図10を参照して、実施の形態2の変形例
に従う構成においては、メインライトビット線MWBL
の両端にそれぞれ配置されたライトビット線ドライバ3
1および36に代えて、メインライトビット線MWBL
の一端側においてのみ、ライトビット線ドライバ40が
配置される。また、各メモリセルブロックにおいて、メ
インライトビット線MWBLと、サブライトビット線S
WBL1およびSWBL2との間の接続を制御するため
の、選択トランジスタスイッチ250a,255a,2
50b,255b,260a,265a,260b,2
65bが配置される。これらの選択トランジスタスイッ
チは、選択メモリセルブロックにおいて、選択メモリセ
ルに対応するサブライトビット線SWBLの一端および
他端は、メインライトビット線MWBLおよび接地電圧
Vssの一方ずつと、書込データDINのデータレベル
に応じて接続する。
【0142】図11は、実施の形態2の変形例に従う選
択スイッチの配置を詳細に説明する回路図である。
【0143】図11においても、1つのメモリセルブロ
ックにおける1本のメインライトビット線MWBLに対
する構成が代表的に示される。
【0144】図11を参照して、ライトビット線ドライ
バ40は、CMOSインバータを構成する、ドライバト
ランジスタ41および42を有する。ドライバトランジ
スタ41は、PチャネルMOSトランジスタで構成さ
れ、電源電圧Vccとメインライトビット線MWBLと
の間に設けられる。ドライバトランジスタ42は、Nチ
ャネルMOSトランジスタで構成され、接地電圧Vss
とメインライトビット線MWBLとの間に設けられる。
【0145】ドライバトランジスタ41および42の各
々のゲートには、メインライトビット線MWBLを選択
するためのメインコラム選択信号MCSLの反転信号が
入力される。したがって、非選択のメインライトビット
線は、ドライバトランジスタ42によって接地電圧Vs
sと接続される。一方、選択されたメインライトビット
線MWBLは、ドライバトランジスタ41によって、電
源電圧Vccと接続される。
【0146】後の説明で明らかになるように、実施の形
態2の変形例においては、メインライトビット線MWB
Lの両端電圧の設定を記憶データに応じて切換える必要
がないため、各メインライトビット線MWBLを常時電
源電圧Vccに充電する構成とすることも可能である。
しかし、上述したように、各メインライトビット線MW
BLをメインコラム選択信号(列選択結果)に応じて電
源電圧Vccと接続する構成とすることにより、他の配
線等の間に短絡経路が生じたメインライトビット線MW
BLを、予め設けた予備のメインライトビットによって
置換救済することができる。
【0147】論理ゲート270は、サブコラム選択信号
SCSL1と書込データDINとのNOR論理演算結果
を、選択信号SD1aとして出力する。論理ゲート27
2は、サブコラム選択信号SCSL2と書込データDI
NとのNOR論理演算結果を、選択信号SD2aとして
出力する。論理ゲート274は、サブコラム選択信号S
CSL1と書込データ/DINとのNOR論理演算結果
を、選択信号SD1bとして出力する。論理ゲート27
6は、サブコラム選択信号SCSL2と書込データ/D
INとのNOR論理演算結果を、選択信号SD2bとし
て出力する。
【0148】したがって、サブライトビット線SWBL
1が選択メモリセルと対応する場合、すなわちサブライ
トビット線SWBL1が選択される場合には、選択信号
SD1aおよびSD1bの一方ずつが、書込データDI
Nに応じて、HレベルおよびLレベルにそれぞれ設定さ
れる。
【0149】一方、サブライトビット線SWBL1が選
択メモリセルと対応しない場合、すなわちサブライトビ
ット線SWBL1が非選択である場合には、対応するサ
ブコラム選択信号SCSL1がLレベルに設定されるの
で、選択信号SD1aおよびSD1bの各々がLレベル
に設定される。選択信号SD2aおよびSD2bについ
ても同様に設定される。
【0150】選択トランジスタスイッチ250aは、P
チャネルMOSトランジスタで構成され、サブライトビ
ット線SWBL1の一端とメインライトビット線MWB
L上のノードN1との間に設けられる。選択トランジス
タスイッチ255aは、NチャネルMOSトランジスタ
で構成され、サブライトビット線SWBL1の一端と接
地電圧Vssとの間に設けられる。選択トランジスタス
イッチ250aおよび255aは、1つのCMOSドラ
イバを構成する。選択トランジスタスイッチ250aお
よび255aの各々のゲートには、選択信号SD1aが
入力される。
【0151】選択トランジスタスイッチ260aは、P
チャネルMOSトランジスタで構成され、サブライトビ
ット線SWBL1の他端とメインライトビット線MWB
L上のノードN2との間に設けられる。選択トランジス
タスイッチ265aは、NチャネルMOSトランジスタ
で構成され、サブライトビット線SWBL1の他端と接
地電圧Vssとの間に設けられる。選択トランジスタス
イッチ260aおよび265aは、1つのCMOSドラ
イバを構成する。選択トランジスタスイッチ260aお
よび265aの各々のゲートには、選択信号SD1bが
入力される。
【0152】選択トランジスタスイッチ250bは、P
チャネルMOSトランジスタで構成され、サブライトビ
ット線SWBL2の一端とノードN1との間に設けられ
る。選択トランジスタスイッチ255bは、Nチャネル
MOSトランジスタで構成され、サブライトビット線S
WBL2の一端と接地電圧Vssとの間に設けられる。
選択トランジスタスイッチ250bおよび255bは、
1つのCMOSドライバを構成する。選択トランジスタ
スイッチ250bおよび255bの各々のゲートには、
選択信号SD2aが入力される。
【0153】選択トランジスタスイッチ260bは、P
チャネルMOSトランジスタで構成され、サブライトビ
ット線SWBL2の他端とノードN2との間に設けられ
る。選択トランジスタスイッチ265bは、Nチャネル
MOSトランジスタで構成され、サブライトビット線S
WBL2の他端と接地電圧Vssとの間に設けられる。
選択トランジスタスイッチ260bおよび265bは、
1つのCMOSドライバを構成する。選択トランジスタ
スイッチ260bおよび265bの各々のゲートには、
選択信号SD2bが入力される。
【0154】図12は、実施の形態2の変形例に従う選
択メモリセルブロックにおける列方向のデータ書込電流
の経路を説明する第1の回路図である。
【0155】図12には、図中に“S”で示された選択
メモリセルに対して、Hレベル(“1”)データを書込
むためのデータ書込電流+Iwの電流経路が示される。
【0156】図12を参照して、ライトビット線ドライ
バ40は、メインコラム選択信号MCSLの活性化(H
レベル)に応答して、選択メモリセルに対応するメイン
ライトビット線MWBLを電源電圧Vccと接続する。
さらに、サブライトビット線SWBL2を選択するため
に、サブコラム選択信号SCSL2がHレベルに設定さ
れ、サブコラム選択信号SCSL1がLレベルに設定さ
れる。
【0157】したがって、論理ゲート270および27
4がそれぞれ出力する選択信号SD1aおよびSD1b
の各々は、Hレベルに設定される。一方、書込データD
INがHレベルであるので、論理ゲート272および2
76がそれぞれ出力する選択信号SD2aおよびSD2
bは、LレベルおよびHレベルにそれぞれ設定される。
【0158】これにより、非選択のサブライトビット線
SWBL1に対しては、選択トランジスタスイッチ25
5aおよび265aがオンする一方で、選択トランジス
タスイッチ250aおよび260aがオフする。これに
より、サブライトビット線SWBL1は、メインライト
ビット線MWBLと電気的に切り離されるとともに、そ
の両端は接地電圧Vssと結合される。
【0159】一方、選択されたサブライトビット線SW
BL2に対しては、選択トランジスタスイッチ250b
および265bがオンする一方で、選択トランジスタス
イッチ255bおよび260bがオフする。これによ
り、サブライトビット線SWBL2の一端は選択トラン
ジスタスイッチ250bによって電源電圧Vccに設定
されたメインライトビット線MWBLと結合される。ま
た、サブライトビット線SWBL2の他端は、選択トラ
ンジスタスイッチ265bによって、接地電圧Vssと
結合される。したがって、選択されたサブライトビット
線SWBL2に対して、Hレベルの書込データDINを
書込むためのデータ書込電流+Iwが流される。
【0160】さらに、選択メモリセルに対応するライト
ディジット線WDLに対して、行方向のデータ書込電流
Ipを流すことによって、選択メモリセルに対してHレ
ベルのデータを書込むことができる。
【0161】図13は、実施の形態2の変形例に従う選
択メモリセルブロックにおける列方向のデータ書込電流
の経路を説明する第2の回路図である。
【0162】図13には、図中に“S”で示された選択
メモリセルに対して、Lレベル(“0”)データを書込
むためのデータ書込電流+Iwの電流経路が示される。
【0163】図13を参照して、ライトビット線ドライ
バ40は、図12の場合と同様に、選択メモリセルに対
応するメインライトビット線MWBLを電源電圧Vcc
と接続する。
【0164】また、図12の場合と同様に、サブコラム
選択信号SCSL2がHレベルに設定され、サブコラム
選択信号SCSL1がLレベルに設定される。したがっ
て、論理ゲート270および274がそれぞれ出力する
選択信号SD1aおよびSD1bの各々は、Hレベルに
設定される。したがって、選択トランジスタスイッチ2
50a,255a,260a,265aによって、非選
択のサブライトビット線SWBL1は、メインライトビ
ット線MWBLと電気的に切り離されるとともに、その
両端は接地電圧Vssと結合される。
【0165】一方、書込データDINがLレベルである
ので、論理ゲート272および276がそれぞれ出力す
る選択信号SD2aおよびSD2bは、図12の場合と
反対に、HレベルおよびLレベルにそれぞれ設定され
る。したがって、選択されたサブライトビット線SWB
L2に対しては、選択トランジスタスイッチ250bお
よび265bがオフする一方で、選択トランジスタスイ
ッチ255bおよび260bがオンする。これにより、
サブライトビット線SWBL2の一端は、選択トランジ
スタスイッチ255bによって接地電圧Vssと結合さ
れる。また、サブライトビット線SWBL2の他端は、
選択トランジスタスイッチ260bによって、電源電圧
Vccに設定されたメインライトビット線MWBLと結
合される。この結果、選択されたサブライトビット線S
WBL2に対して、Lレベルの書込データDINを書込
むための、図12とは反対方向のデータ書込電流−Iw
が流される。
【0166】さらに、選択メモリセルに対応するライト
ディジット線WDLに対して、行方向のデータ書込電流
Ipを流すことによって、選択メモリセルに対してLレ
ベルのデータを書込むことができる。
【0167】再び図11を参照して、非選択のメモリセ
ルブロックにおいては、対応するサブコラム選択信号S
CSL1およびSCSL2の両方がLレベルに非活性化
されるため、選択信号SD1a,SD1b,SD2a,
SD2bの各々はHレベルに設定される。
【0168】したがって、非選択のメモリセルブロック
においては、選択トランジスタスイッチ250a,25
0b,260a,260bの各々がオフされる一方で、
選択トランジスタスイッチ255a,255b,265
a,265bの各々はオンする。これにより、サブライ
トビット線SWBL1およびSWBL2の各々は、メイ
ンライトビット線MWBLから切り離されるとともに、
その両端が接地電圧Vssに設定される。また、データ
読出時においても、各サブライトビット線SWBLは非
活性化されて、その両端は接地電圧Vssに設定され
る。
【0169】このような構成とすることにより、メモリ
ブロック毎に細分化されて配置されるサブライトビット
線SWBLについて、選択メモリセルに対応するサブラ
イトビット線SWBLのみに、書込データのレベルに応
じた方向を有する列方向のデータ書込電流±Iwを流す
ことができる。すなわち、非選択のサブライトビット線
SWBLには、列方向のデータ書込電流が流さることが
ない。
【0170】また、実施の形態2に従う構成と比較する
と、ライトビット線ドライバは、メインライトビット線
MWBLの一方側のみに配置されるので、メモリアレイ
周辺部における回路面積の削減を図ることができる。さ
らに、選択されたメインライトビット線においても、選
択メモリセルブロックから先の部分(ライトビット線ド
ライバ40から遠い側)においては、列方向のデータ書
込電流±Iwが流れない。
【0171】したがって、実施の形態2に従う構成と比
較して、列方向のデータ書込電流を流す領域をさらに絞
ることができるので、非選択メモリセルに対するデータ
誤書込をより強力に防止することができる。
【0172】なお、本実施の形態においては、1本のメ
インライトビット線MWBLと対応づけられるサブライ
トビット線SWBLの本数を2本とする例を示すが、本
願発明の適用はこのような場合に限定されるものではな
い。すなわち、3以上の任意の複数本のサブライトビッ
ト線に対して、1本のメインライトビット線MWBLを
対応づける構成としてもよい。この場合には、図7およ
び図11で説明した、サブコラム選択信号SCSL1,
SCSL2および選択トランジスタスイッチを、サブラ
イトビット線SWBLの各々に対して同様に配置すれば
よい。
【0173】また、実施の形態1と、実施の形態2もし
くはその変形例とを組合わせることにより、行方向のお
よび列方向のデータ書込電流の両方について、必要最小
範囲に対してのみ流す構成とすることもできる。このよ
うな構成とすれば、選択メモリセル以外の他の非選択メ
モリセルに対するデータ誤書込を、さらに強力に防止す
ることが可能となる。
【0174】[実施の形態3]実施の形態3において
は、MTJメモリセルの各々について、データ誤書込に
対する耐性を効率的にテストするための構成について説
明する。以下においては、データ誤書込に対する耐性を
評価するための動作テストをディスターブ試験と称す
る。
【0175】図14は、実施の形態3に従うディスター
ブ試験時における行選択に関連する回路の配置を示す回
路図である。
【0176】図14を参照して、実施の形態3に従う構
成においては、実施の形態1に従う階層的に配置された
ワード線構成において、ディスターブ試験時に複数のメ
モリセル行を並列に活性化する「ロウマルチセレクショ
ン」を実行するための、マルチセレクションゲート31
0およびマルチセレクション制御回路320および33
0が配置される。
【0177】マルチセレクションゲート310は、各メ
インワード線MWL毎に配置され、対応するメインワー
ド線を活性化するための行選択信号MRSL(デコード
結果)と、マルチセレクション信号MSLのOR論理演
算結果を出力する。マルチセレクション信号MSLは、
ディスターブ試験時にHレベルに活性化される。各メイ
ンワード線MWLは、対応するマルチセレクションゲー
ト310の出力に応じて選択的に活性化される。したが
って、マルチセレクション信号MSLの活性化に応答し
て、各メインワード線MWLは選択状態(電源電圧Vc
c)に活性化される。
【0178】マルチセレクション制御回路320および
330は、バンク毎に配置される。マルチセレクション
制御回路320および330は、マルチセレクション信
号MSLaおよびMSLbを受ける。マルチセレクショ
ン制御回路320は、対応するバンクにおいて、選択線
SL1〜SL4の活性化を制御する。マルチセレクショ
ン制御回路330は、対応するバンクにおいて、リセッ
ト線RSL1〜RSL4の活性化を制御する。
【0179】図15は、マルチセレクション制御回路3
20および330の構成を示す回路図である。
【0180】図15を参照して、デコード信号S1〜S
4は、選択線SL1〜SL4にそれぞれ対応し、対応す
る選択線を活性化する場合にHレベルに設定される。
【0181】マルチセレクション制御回路320は、デ
コード信号S1およびマルチセレクション信号MSLa
のOR論理演算結果を出力する論理ゲート321と、デ
コード信号S2およびマルチセレクション信号MSLb
のOR論理演算結果を出力する論理ゲート322と、デ
コード信号S3およびマルチセレクション信号MSLa
のOR論理演算結果を出力する論理ゲート323と、デ
コード信号S4およびマルチセレクション信号MSLb
のOR論理演算結果を出力する論理ゲート324とを含
む。選択線SL1〜SL4は、論理ゲート321〜32
4の出力によってそれぞれ駆動される。
【0182】マルチセレクション制御回路330は、デ
コード信号S1およびマルチセレクション信号MSLa
のNOR論理演算結果を出力する論理ゲート311と、
デコード信号S2およびマルチセレクション信号MSL
bのNOR論理演算結果を出力する論理ゲート332
と、デコード信号S3およびマルチセレクション信号M
SLaのNOR論理演算結果を出力する論理ゲート33
3と、デコード信号S4およびマルチセレクション信号
MSLbのNOR論理演算結果を出力する論理ゲート3
34とを含む。リセット線RSL1〜RSL4は、論理
ゲート331〜334の出力によってそれぞれ駆動され
る。
【0183】このような構成とすることにより、選択線
SLとリセット線RSLとの対応する1本ずつ同士は、
互いに相補に活性化される。また、セレクション信号M
SLaを活性化する場合には、選択線SL1およびSL
3が強制的に活性化(Hレベル)され、リセット線RS
L1およびRSL3が、強制的に非活性化(Lレベル)
される。一方、マルチセレクション信号MSLbを活性
化する場合には、選択線SL2およびSL4が強制的に
活性化(Hレベル)され、リセット線RSL2およびR
SL4が強制的に非活性化(Lレベル)される。
【0184】マルチセレクション信号MSLaおよびM
SLbの両方を活性化すると、選択線SL1〜SL4の
全てが強制的に活性化される。一方、マルチセレクショ
ン信号MSLaおよびMSLbの両方を非活性化する
と、選択線SL1〜SL4の1つが、行選択結果に応じ
て活性化される。
【0185】したがって、実施の形態3に従う構成によ
れば、ディスターブ試験時において、マルチセレクショ
ン信号MSLa,MSLbに応じて、複数のライトディ
ジット線WDLを並列に活性化して、行方向のデータ書
込電流を流すことができる。
【0186】たとえば、マルチセレクション信号MSL
a,MSLbの両方を活性化すると、メモリアレイ上の
全てのライトディジット線WDLを並列に活性化でき
る。また、マルチセレクション信号MSLaおよびMS
Lbの一方を活性化すると、メモリアレイ上の1/2の
ライトディジット線WDLを並列に活性化できる。特
に、マルチセレクション制御信号MSLaとMSLbと
を交互に活性化することによって、1本毎のライトディ
ジット線WDLを交互に活性化することができる。一
方、マルチセレクション制御信号MSLa,MSLbの
両方が非活性化される場合には、メモリアレイ上の1/
4のライトディジット線WDLを並列に活性化できる。
【0187】図16は、実施の形態3に従うサブデコー
ダ帯の構成を示す回路図である。図16を参照して、実
施の形態3に従う構成においては、図4に示されるサブ
ロウデコーダ80を用いて、ディスターブ試験時におい
て、ライトディジット線WDLに中間的なデータ書込電
流Iptを流すためのテスト電流供給回路350が配置
される点が異なる。
【0188】テスト電流供給回路350は、サブロウデ
コーダ中のトランジスタスイッチ82のゲート電圧を切
換えるための切換スイッチ352および355と、中間
電圧発生回路360とを含む。
【0189】切換スイッチ352および355は、マル
チセレクション信号MSLに応答して制御される。通常
動作時においては、切換スイッチ352および355
は、サブロウデコーダ80中のトランジスタスイッチ8
2のゲートを、制御信号WEが伝達されるノードと結合
する。一方、ディスターブ試験時においては、切換スイ
ッチ352および355は、トランジスタスイッチ82
のゲートをノードNmと結合する。
【0190】中間電圧発生回路360は、電源電圧Vc
cとノードNmとの間に結合される電流源362と、ノ
ードNmと接地電圧Vssとの間に接続される可変抵抗
364とを含む。可変抵抗364の抵抗値は、制御信号
CLVによって調整可能である。したがって、中間電圧
発生回路360は、制御信号CLVに応じた中間電圧V
m(Vcc>Vm>Vss)を、ノードNmに生成す
る。
【0191】このような構成とすることにより、サブロ
ウデコーダ80中のトランジスタスイッチ82のゲート
電圧は、通常動作時においては、制御信号WEの活性状
態に対応する電源電圧Vccに設定される。このとき、
ノードNdの電圧に応じて、活性化されたライトディジ
ット線WDLには正規のデータ書込電流Ipが流され
る。一方、ディスターブ試験時においては、マルチセレ
クション信号に応じて活性化されたライトディジット線
WDLに対して、中間電圧Vmに応じた中間的なデータ
書込電流Iptが流される。
【0192】ここで、正規のデータ書込電流Ipは、図
24に示したアステロイド特性線の外側の領域に相当す
るデータ書込磁界を磁気トンネル接合部MTJに印加可
能なレベルに設定されるが、中間的なデータ書込電流I
ptによって磁気トンネル接合部MTJに印加されるデ
ータ書込磁界は、アステロイド特性線の内側の領域にな
るように調整される。
【0193】このように、ディスターブ試験時には、理
論的にはデータ書込が不能なレベルの中間的なデータ書
込電流Iptを流し、各MTJメモリセルデータの記憶
データが更新されるかどうかをチェックすることによっ
て、各MTJメモリセルにおけるデータ誤書込に対する
耐性をテストする。この際に、マルチセレクションを実
行することにより、多数のメモリセル行を並列にディス
ターブ試験の対象とすることができる。
【0194】次に、ディスターブ試験時における、サブ
ライトビット線SWBLのマルチセレクションについて
説明する。
【0195】図17は、実施の形態3に従うサブライト
ビット線SWBLのマルチセレクションに関連する部分
の構成を示す回路図である。
【0196】図17には、図7に示した実施の形態2に
従う階層的なライトビット線の配置に対して、ディスタ
ーブ試験時に複数のメモリセル列を並列に活性化する
「コラムマルチセレクション」を実行するための構成が
示される。
【0197】図17を参照して、先頭のメインライトビ
ット線MWBL1の両端において、ライトビット線ドラ
イバ31および36に代えて、ライトビット線ドライバ
400および410がそれぞれ配置される。
【0198】ライトビット線ドライバ400は、図7に
示したライトビット線ドライバ31と比較して、論理ゲ
ート402および404をさらに備える点で異なる。論
理ゲート402は、論理ゲート32の出力と、マルチセ
レクション信号MSLとのOR論理演算結果をドライバ
トランジスタ33のゲートに対して出力する。論理ゲー
ト404は、論理ゲート402と同様の演算結果をドラ
イバトランジスタ34のゲートに出力する。
【0199】したがって、マルチセレクション信号MS
LがHレベルに活性化されるディスターブ試験時には、
ドライバトランジスタ33および34のゲートは、Lレ
ベル(接地電圧Vss)に設定される。これにより、先
頭のメインライトビット線MWBLの一端は、ライトビ
ット線ドライバ400によって電源電圧Vccと結合さ
れる。一方、マルチセレクション信号MSLがLレベル
に非活性化される通常動作時においては、論理ゲート4
02および404は、論理ゲート32の出力を、そのま
まドライバトランジスタ33および34のゲートに伝達
する。
【0200】ライトビット線ドライバ410は、図7に
示したライトビット線ドライバ36と比較して、論理ゲ
ート412および414をさらに含む点で異なる。論理
ゲート412は、論理ゲート37の出力と、マルチセレ
クション信号MSLとのOR論理演算結果を、ドライバ
トランジスタ38のゲートに対して出力する。論理ゲー
ト414は、論理ゲート37の出力と、マルチセレクシ
ョン信号MSLの反転信号とのAND論理演算結果をド
ライバトランジスタ39のゲートに対して出力する。
【0201】したがって、マルチセレクション信号MS
LがHレベルに活性化されるディスターブ試験時におい
ては、論理ゲート412および414の出力は、Hレベ
ルおよびLレベルにそれぞれ固定される。したがって、
ドライバトランジスタ38および39の各々はオフす
る。一方、マルチセレクション信号MSLがLレベルに
非活性化される通常動作時においては、論理ゲート41
2および414は、論理ゲート37の出力をドライバト
ランジスタ38および39の各々のゲートにそのまま伝
達する。
【0202】最終のメインライトビット線を除く、以降
のメインライトビット線MWBLの両端に配置されるラ
イトビット線ドライバは、メインライトビット線ドライ
バ410と同様の構成を有する。したがって、これらの
メインライトビット線MWBLの各々は、ディスターブ
試験時には、電源電圧Vccおよび接地電圧Vssのい
ずれとも接続されず、フローティング状態とされる。
【0203】さらに、隣接するメインライトビット線M
WBL同士の間を短絡するためのマルチセレクション制
御スイッチ420が設けられる。隣接するメインライト
ビット線同士は、マルチセレクション信号MSLの活性
化に応答して、マルチセレクション制御スイッチ420
によって電気的に接合される。さらに、ディスターブ試
験時には、各ブロックグループにおいて、サブコラム選
択信号SCSL1およびSCSL2のいずれかが活性化
される。
【0204】図18は、実施の形態3に従うコラムマル
チセレクションの第1の例を示す概念図である。
【0205】図18を参照して、メモリアレイ全体で
は、k本のメインライトビット線MWBL1〜MWBL
k(k:自然数)が配置されるものとする。ディスター
ブ試験時において、1番目のメインライトビット線MW
BL1の一端は、図17に示したドライバトランジスタ
33によって、電源電圧Vccと接続される。メインラ
イトビット線MWBL1とMWBL2との他端同士は、
マルチセレクション制御スイッチ420によって接続さ
れる。以下、同様に、隣接するメインライトビット線M
WBLの一端同士および他端同士は、順に、マルチセレ
クション信号MSLに応答して接続される。さらに、最
終のメインライトビット線MWBLkの一端は、接地電
圧Vssと結合される。
【0206】このように、ライトビット線ドライバおよ
びマルチセレクション制御スイッチによって、動作テス
ト時において、メインライトビット線MWBL1〜MW
BLkは電源電圧Vccと接地電圧Vssの間に、互い
に直列に接続される。これにより、通常動作時における
メインライトビット線MWBLの1本分の消費電流で、
各メインライトビット線MWBL1〜MWBLkの各々
に、列方向のデータ書込電流を流すことができる。
【0207】これにより、1本のメインライトビット線
MWBLに対して、h本(h:自然数)のサブライトビ
ット線SWBLが配置される構成においては、全体の1
/hのサブライトビット線SWBLが、メインライトビ
ット線MWBL1〜MWBLkと直列に接続されて、列
方向のデータ書込電流を供給を受ける。あるいは、図1
7において,全てのブロックグループにおいて、サブコ
ラム選択信号SCSL1およびSCSL2の両方を活性
化すれば、メモリアレイ内の全てのサブライトビット線
SWBLに列方向のデータ書込電流を流すことができ
る。
【0208】また、メインライトビット線MWBL1お
よびMWBLkに対応するライトビット線ドライバの構
成を変更して、図18に実線で示される、メインライト
ビット線MWBL1およびMWBLkが電源電圧Vcc
および接地電圧Vssとそれぞれ接続される第1のテス
トパターンと、図18に点線で示される、メインライト
ビット線MWBL1およびMWBLkが接地電圧Vss
および電源電圧Vccとそれぞれ接続される第2のテス
トパターンとを切換えて実行することもできる。このよ
うな構成とすれば、第1および第2のテストパターンの
それぞれにおいて、反対方向のデータ書込電流を流すこ
とができる。この結果、記憶データの極性に依存してM
TJメモリセルのデータ誤書込耐性が異なる場合にも、
ディスターブ試験を正確に実行できる。
【0209】図19は、実施の形態3に従うコラムマル
チセレクションの第2の例を示す概念図である。
【0210】図18においては、隣接するメインライト
ビット線MWBL間のそれぞれに、マルチセレクション
制御スイッチ420が配置される構成を示したが、実施
の形態3に従う構成は、このようなケースに限定的に適
用されるものではない。すなわち、K本(K:2以上の
整数)おきのメインライトビット線MWBL同士を接続
するために、マルチセレクション制御スイッチ420を
配置することも可能である。
【0211】図19には、K=2とした場合の構成が示
される。この場合には、奇数番目のメインライトビット
線同士を接合するためのマルチセレクション制御スイッ
チ420aと、偶数番目のメインライトビット線同士を
電気的に結合するためのマルチセレクション制御スイッ
チ420bとは、異なるマルチセレクション制御信号M
SLcおよびMSLdによってそれぞれ制御される。
【0212】このような構成では、メモリアレイ全体に
おいては、全体の1/(K×h)本のサブライトビット
線SWBLに対して並列にデータ書込電流を供給するこ
とができる。このように、マルチセレクション制御スイ
ッチの配置形態に応じて、並列にデータ書込電流を並列
に流すことが可能なサブライトビット線SWBLの本数
を任意に設定することが可能である。
【0213】図20は、実施の形態3に従うディスター
ブ試験のフローチャートである。図20を参照して、デ
ィスターブ試験が開始されると(ステップS100)、
まず、テストパターン1に基づくディスターブ試験(ス
テップS105)が実行される。テストパターン1にお
いては、まず全てのMTJメモリセルに対して、たとえ
ば“0(Lレベル)”のデータが書込まれる(ステップ
S110)。
【0214】次いで、マルチセレクション制御信号MS
LaおよびMSLbの設定に応じて、メモリアレイ全体
の1/4、1/2または全てのライトディジット線WD
Lが並列に活性化されて、各々に中間的な行方向のデー
タ書込電流Iptが流される(ステップS120)。さ
らに、第1番目のメインライトビット線MWBL1およ
び最終のメインライトビット線MWBLkが、電源電圧
Vccおよび接地電圧Vssにそれぞれ接続された状態
で、メモリアレイ全体の1/4、1/2またはすべての
サブライトビット線SWBLが活性化されて、テストパ
ターン1に従った方向に列方向のデータ書込電流が流さ
れる。この場合において、図18および図19で説明し
たように、列方向のデータ書込電流は、活性化されたメ
インライトビット線MWBLおよびサブライトビット線
SWBLが、電源電圧Vccおよび接地電圧Vssの間
に互いに直列に接続された電流経路を流れる(ステップ
S130)。
【0215】テストパターン1における列方向のデータ
書込電流の方向は、ステップS110で書込まれたデー
タを書換えるように設定される。ステップS110で
“0(Lレベル)”のデータを書込む場合には、テスト
パターン1における列方向のデータ書込電流は、“1
(Hレベル)”を書込むように設定される。
【0216】データ書込電流の供給が終了すると、サブ
ワード線SWLを順次スキャンし、対応するリードビッ
ト線の電圧を検知することによって、全メモリ空間に対
してアクセスを実行する(ステップS140)。これに
より、ステップS120およびS130によって行なわ
れた擬似的なデータ書込によって、各MTJメモリセル
の記憶データが誤って書換えられていないかをチェック
する(ステップS150)。
【0217】次に、テストパターン1とは逆極性のディ
スターブ試験を実行するために、テストパターン2に基
づくディスターブ試験(ステップS155)が実行され
る。テストパターン2においては、まず全てのMTJメ
モリセルに対して、ステップS110とは逆極性のデー
タ、たとえば“1(Hレベル)”のデータが書込まれる
(ステップS160)。
【0218】次いで、ステップS120と同様に、メモ
リアレイ全体の1/4、1/2または全てのライトディ
ジット線WDLが並列に活性化されて、各々に中間的な
行方向のデータ書込電流Iptが流される(ステップS
170)。さらに、第1番目のメインライトビット線M
WBL1および最終のメインライトビット線MWBLk
が、ステップS130とは逆に、接地電圧Vssおよび
電源電圧Vccにそれぞれ接続された状態で、メモリア
レイ全体の1/4、1/2またはすべてのサブライトビ
ット線SWBLが活性化されて、テストパターン2に従
った方向に列方向のデータ書込電流が流される。ステッ
プS130と同様に、列方向のデータ書込電流は、活性
化されたメインライトビット線MWBLおよびサブライ
トビット線SWBLが、電源電圧Vccおよび接地電圧
Vssの間に互いに直列に接続された電流経路を流れる
(ステップS180)。
【0219】テストパターン2における列方向のデータ
書込電流の方向は、ステップS160で書込まれたデー
タを書換えるように設定される。ステップS160で
“1(Hレベル)”のデータを書込む場合には、テスト
パターン2における列方向のデータ書込電流は、“0
(Lレベル)”を書込むように設定される。
【0220】データ書込電流の供給が終了すると、ステ
ップS140と同様に、全メモリ空間に対してアクセス
を実行する(ステップS190)。これにより、ステッ
プS170およびS180によって行なわれた擬似的な
データ書込によって、各MTJメモリセルの記憶データ
が誤って書換えられていないかをチェックする(ステッ
プS200)。
【0221】次に、さらにテスト条件を変更する必要が
ある場合には(ステップS210)、図16に示した中
間電圧Vmの値を変更して、中間的なデータ書込電流I
ptを増加あるいは減少させて、より厳しいあるいはよ
り緩やか条件の下で、同様のテストを繰り返し実行す
る。所定のテスト条件(データ書込電流Ipt)による
テストがすべて終了した場合には、ディスターブ試験は
終了する(ステップS230)。
【0222】このように、実施の形態3に従う構成によ
れば、MTJメモリセルに対する、データ誤書込に対す
る耐性を評価するためのディスターブ試験を、並列に多
数のMTJメモリセルを対象として、効率的に短時間で
行なうことができる。
【0223】さらに、活性化されたメインライトビット
線MWBLおよびサブライトビット線SWBLが直列に
接続された電流経路に対して列方向のデータ書込電流を
流す構成とすることにより、ディスターブ試験時に複数
のメモリセル列を並列に活性化することによる消費電力
の増加を抑制できる。
【0224】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0225】
【発明の効果】請求項1の薄膜磁性体記憶装置は、行選
択結果をデコードするための行デコード回路を、データ
書込用のライトディジット線およびデータ読出用のワー
ド線によって共有することができるので、行選択動作に
関連する回路面積を削減して、MRAMデバイスの小面
積化を図ることができる。
【0226】請求項2に記載の薄膜磁性体記憶装置は、
請求項1記載の薄膜磁性体記憶装置が奏する効果に加え
て、デコード結果を共有するためのワード線選択回路お
よびライトディジット線選択回路を、小面積で効率的に
配置できる。
【0227】請求項3および4に記載の薄膜磁性体記憶
装置は、メインワード線をさらに設けた階層ワード線構
成における行選択に必要となるサブワードドライバにつ
いても、データ書込用のライトディジット線およびデー
タ読出用のワード線によって共有することができる。し
たがって、請求項1記載の薄膜磁性体記憶装置が奏する
効果に加えて、階層ワード線構成においてもMRAMデ
バイスの小面積化を図ることができる。
【0228】請求項5記載の薄膜磁性体記憶装置は、請
求項3記載の薄膜磁性体記憶装置が奏する効果に加え
て、活性化されたライトディジット線に対して簡易な構
成でデータ書込電流を流すことができる。
【0229】請求項6および8に記載の薄膜磁性体記憶
装置は、ライトディジット線を分割配置して、各々の活
性化を互いに独立に制御できるので、行方向に沿ったデ
ータ書込電流をデータ書込対象となった選択メモリセル
を含む必要な領域のみに流すことができる。この結果、
非選択メモリセルに対するデータ誤書込の危険性を抑制
することができる。
【0230】請求項7記載の薄膜磁性体記憶装置は、請
求項6記載の薄膜磁性体記憶装置が奏する効果に加え
て、活性化されたライトディジット線に対して簡易な構
成でデータ書込電流を流すことができる。
【0231】請求項9から13に記載の薄膜磁性体記憶
装置は、サブライトビット線を分割配置して、各々の活
性化を互いに独立に制御できるので、列方向に沿ったデ
ータ書込電流をデータ書込対象となった選択メモリセル
を含む必要な領域のみに流すことができる。この結果、
非選択メモリセルに対するデータ誤書込の危険性を抑制
することができる。
【0232】請求項15、16、17、18、19、2
1および22記載の薄膜磁性体記憶装置は、メインライ
トビット線におけるデータ書込電流の方向を書込データ
に応じて切換える必要がないので、ライトビット線ドラ
イバを片側のみに配置すればよい。この結果、請求項9
記載の薄膜磁性体記憶装置が奏する効果に加えて、MR
AMデバイスの小面積化を図ることができる。また、メ
インライトビットワード線上において、ライドビット線
ドライバから見て選択メモリセルを含むブロックよりも
遠い側においては、データ書込電流流れない。したがっ
て、請求項9記載の薄膜磁性体記憶装置が奏する効果に
加えて、非選択メモリセルに対するデータ誤書込をより
強力に防止することができる。
【0233】請求項14、20および23に記載の薄膜
磁性体記憶装置は、活性化されたサブライトビット線を
除く他のサブライトビット線を接地電圧に固定するの
で、データ誤書込の発生をさらに抑制できる。
【0234】請求項24記載の薄膜磁性体記憶装置は、
動作テスト時において、複数本のライトディジット線に
並列にデータ書込電流を流すことができるため、動作テ
ストを効率的に短時間で実行できる。
【0235】請求項25記載の薄膜磁性体記憶装置は、
動作テスト時において、理論的にはデータ書込が実行不
能なレベルのデータ書込電流を、複数本のライトディジ
ット線に並列に流すことができる。したがって、請求項
24記載の薄膜磁性体記憶装置が奏する効果に加えて、
各メモリセルのデータ誤書込に対する耐性を評価するこ
とができる。
【0236】請求項26記載の薄膜磁性体記憶装置は、
動作テスト時において、直列に接続された複数本のライ
トビット線に対して、データ書込電流を同時に流すこと
ができる。したがって、消費電流の増大を抑制した上
で、動作テストをさらに効率的かつ短時間で実行でき
る。
【0237】請求項27記載の薄膜磁性体記憶装置は、
請求項26記載の薄膜磁性体記憶装置が奏する効果に加
えて、記憶データの極性に依存してメモリセルのデータ
誤書込耐性が異なる場合にも、特性を正確に評価でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に従うMRAMデバイ
スの全体構成を示す概略ブロック図である。
【図2】 図1に示したメモリアレイの構成を説明する
ための図である。
【図3】 サブワードドライバ帯およびサブブロックの
詳細な構成を示すための回路図である。
【図4】 図3に示されるサブロウデコーダの構成を詳
細に示す回路図である。
【図5】 実施の形態2に従う階層的なメインライトビ
ット線およびサブライトビット線の配置を示すブロック
図である。
【図6】 ライトビット線が階層的に配置されたMTJ
メモリセルの構造図である。
【図7】 実施の形態2に従う選択スイッチの配置を詳
細に説明する回路図である。
【図8】 実施の形態2に従う選択メモリセルブロック
における列方向のデータ書込電流の経路を説明する第1
の回路図である。
【図9】 実施の形態2に従う選択メモリセルブロック
における列方向のデータ書込電流の経路を説明する第2
の回路図である。
【図10】 実施の形態2の変形例に従う階層的なメイ
ンライトビット線およびサブライトビット線の配置を示
すブロック図である。
【図11】 実施の形態2の変形例に従う選択スイッチ
の配置を詳細に説明する回路図である。
【図12】 実施の形態2の変形例に従う選択メモリセ
ルブロックにおける列方向のデータ書込電流の経路を説
明する第1の回路図である。
【図13】 実施の形態2の変形例に従う選択メモリセ
ルブロックにおける列方向のデータ書込電流の経路を説
明する第2の回路図である。
【図14】 実施の形態3に従うディスターブテスト時
における行選択に関連する回路の配置を示す回路図であ
る。
【図15】 図14に示されるマルチセレクション制御
回路の構成を示す回路図である。
【図16】 実施の形態3に従うサブデコーダ帯の構成
を示す回路図である。
【図17】 実施の形態3に従うサブライトビット線S
WBLのマルチセレクションに関連する部分の構成を示
す回路図である。
【図18】 実施の形態3に従うコラムマルチセレクシ
ョンの第1の例を示す概念図である。
【図19】 実施の形態3に従うコラムマルチセレクシ
ョンの第2の例を示す概念図である。
【図20】 実施の形態3に従うディスターブ試験のフ
ローチャートである。
【図21】 MTJメモリセルの構成を示す概略図であ
る。
【図22】 半導体基板上に作製されたMTJメモリセ
ルの構造図である。
【図23】 MTJメモリセルに対するデータ書込動作
を説明する概念図である。
【図24】 データ書込電流の方向と、自由磁化層の磁
化方向との関係を示す概念図である。
【図25】 MTJメモリセルに対するデータ読出動作
を説明する概念図である。
【符号の説明】
10 メモリアレイ、20 行デコーダ、25 列デコ
ーダ、30,35 読出/書込制御回路、31,36,
40,400,410 ライトビット線ドライバ、50
メモリセルブロック、52 サブワードドライバ帯、
55 サブコラムドライバ帯、60 メインワードドラ
イバ、70 サブワードドライバ、80サブロウデコー
ダ、82,84,90,92 トランジスタスイッチ、
200,210a,220a,210b,220b,2
30a,230b,240a,240b,250a,2
55a,250b,255b,260a,260b,2
65a,265b 選択トランジスタスイッチ、310
マルチセレクションゲート、320,330 マルチ
セレクション制御回路、350 テスト電流供給回路、
420,420a,420b マルチセレクション制御
スイッチ、ATRアクセストランジスタ、DIN 書込
データ、Ip データ書込電流、Iptデータ書込電流
(中間)、Is センス電流、+Iw,−Iw,±Iw
データ書込電流、MC MTJメモリセル、MSL
マルチセレクション信号、MSLa,MSLb,MSL
c,MSLd マルチセレクション制御信号、MTJ磁
気トンネル接合部、MWBL メインライトビット線、
MWL メインワード線、RBL リードビット線、R
SL リセット線、SGDL セグメントデコード線、
SWBL サブライトビット線、SWL サブワード
線、Vcc 電源電圧、Vm 中間電圧、Vss 接地
電圧、WBL ライトビット線、WDLライトディジッ
ト線、WL ワード線。

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 行列状に配置される複数のメモリセルを
    含むメモリアレイを備え、 各前記メモリセルの電気抵抗は、第1および第2のデー
    タ書込電流によって磁気的に書込まれた記憶データに応
    じて変化し、 メモリセル行にそれぞれ対応して設けられ、各々が、活
    性化時において、行方向に前記第1のデータ書込電流を
    流すための複数のライトディジット線と、 メモリセル列にそれぞれ対応して設けられ、各々が、活
    性化時において列方向に前記第2のデータ書込電流を流
    すための複数のライトビット線と、 メモリセル行にそれぞれ対応して設けられ、各々が、デ
    ータ読出対象に選択された選択メモリセルを含む選択行
    を活性化するための複数のワード線と、 前記メモリアレイにおける行選択を実行するための行選
    択部とを備え、 前記行選択部は、 行アドレスをデコードするための行デコード回路と、 各ワード線に対応して設けられ、前記データ読出時にお
    いて、対応するメモリセル行のデコード結果に基づい
    て、対応するワード線を活性化するためのワード線選択
    回路と、 各前記ライトディジット線に対応して設けられ、前記デ
    ータ書込時において、前記対応するメモリセル行の前記
    デコード結果に基づいて、対応するライトディジット線
    を活性化するためライトディジット線選択回路とを含
    む、薄膜磁性体記憶装置。
  2. 【請求項2】 各前記メモリセル行において、各前記ワ
    ード線選択回路および各前記ライトディジット線選択回
    路は、各前記ワード線および各前記ライトディジット線
    の一端に対応する第1の領域および、各前記ワード線お
    よび各前記ライトディジット線の他端に対応する第2の
    領域の一方に、1行ごとに交互配置される、請求項1に
    記載の薄膜磁性体記憶装置。
  3. 【請求項3】 L個(L:2以上の自然数)のメモリセ
    ル行ごとに配置され、前記行アドレスに応じて選択的に
    活性化されるメインワード線と、 前記行アドレスに応じて、1本の前記メインワード線と
    対応付けられるL個のメモリセル行のうちの1個を選択
    するための信号を伝達する選択線と、 対応する1本ずつのワード線およびライトディジット線
    ごとに設けられ、対応するメインワード線と前記選択線
    とに応じて、対応するワード線およびライトディジット
    線に対して前記デコード結果を伝達するためのサブワー
    ドドライバとをさらに備える、請求項1に記載の薄膜磁
    性体記憶装置。
  4. 【請求項4】 各前記ワード線ごとに設けられ、前記デ
    ータ書込時において、対応するワード線を接地電圧に固
    定するためのトランジスタスイッチをさらに備える、請
    求項3記載の薄膜磁性体記憶装置
  5. 【請求項5】 前記サブワードドライバは、前記デコー
    ド結果に基づいて、対応する1本ずつのワード線および
    ライトディジット線の一方が選択される場合に、内部ノ
    ードを第1の電圧に設定し、かつ、対応する1本ずつの
    ワード線およびライトディジット線の両方が非選択であ
    る場合に、前記内部ノードを第2の電圧に設定し、 各前記ライトディジット線選択回路は、対応するライト
    ディジット線の一端と前記内部ノードとの間に設けら
    れ、データ書込時にオンする第1のトランジスタスイッ
    チを含み、 前記薄膜磁性体記憶装置は、各前記ライトディジット線
    ごとに設けられ、対応するライトディジット線の他端を
    前記第2の電圧と接続するための第2のトランジスタス
    イッチをさらに備える、請求項3記載の薄膜磁性体記憶
    装置。
  6. 【請求項6】 行列状に配置される複数のメモリセルを
    含み、列方向に沿って複数のバンクに分割されるメモリ
    アレイを備え、 各前記メモリセルの電気抵抗は、第1および第2のデー
    タ書込電流によって磁気的に書込まれた記憶データに応
    じて変化し、 メモリセル列にそれぞれ対応して設けられ、各々が、活
    性化時において、列方向に沿って前記第1のデータ書込
    電流を流すための複数のライトビット線と、 L個(L:2以上の自然数)のメモリセル行ごとに配置
    され、行アドレスに応じて選択的に活性化されるメイン
    ワード線と、 前記行アドレスに応じて、1本の前記メインワード線と
    対応付けられるL個のメモリセル行のうちの1個を選択
    するための信号を伝達する選択線と、 メモリセル行にそれぞれ対応して設けられるとともに、
    同一メモリセル行において前記各バンクごとに分割配置
    される複数のライトディジット線と、 前記複数のライトディジット線にそれぞれ対応して設け
    られ、各々が、対応するメインワード線と前記選択線と
    に応じて、対応するライトディジット線を選択的に活性
    化する複数のサブワードドライバとをさらに備える、 活性化されたライトディジット線は、データ書込対象に
    選択された選択メモリセルを含むバンク内において、前
    記選択メモリセルを含む選択行に対して前記第2のデー
    タ書込電流を流す、薄膜磁性体記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記サブワードドライバは、活性化時に
    は、前記対応するライトディジット線を第1の電圧と接
    続し、かつ、非活性化時には、前記対応するライトディ
    ジット線を第2の電圧と接続し、前記薄膜磁性体記憶装
    置は、各前記ライトディジット線ごとに設けられ、対応 するライトディジット線の前記差部ワードドライバと反
    対側の一端を前記第2の電圧と接続するためのトランジ
    スタスイッチをさらに備える、請求項6記載の薄膜磁性
    体記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記第1のデータ書込電流は、書込まれ
    る記憶データのレベルに応じた方向に流される、請求項
    6記載の薄膜磁性体記憶装置。
  9. 【請求項9】 行列状に配置される複数のメモリセルを
    含み、行方向に沿って複数のブロックに分割されるメモ
    リアレイを備え、 各前記メモリセルの電気抵抗は、第1および第2のデー
    タ書込電流によって磁気的に書込まれた記憶データに応
    じて変化し、 メモリセル行にそれぞれ対応して設けられ、各々が、活
    性化時において、データ書込対象に選択された選択メモ
    リセルを含む選択行に対して、前記第1のデータ書込電
    流を流すための複数のライトディジット線と、 L個(L:2以上の自然数)のメモリセル行ごとに配置
    され、活性化時において、前記第2のデータ書込電流を
    流すためのメインライトビット線と、 メモリセル列にそれぞれ対応して設けられるとともに、
    同一メモリセル列において前記各ブロックごとに分割配
    置される複数のサブライトビット線とを備え、 各前記サブライトビット線は、対応するメモリセルに対
    して、対応するメインライトビット線よりも近くに配置
    され、 各メモリセルブロックにおいて、各前記メインライトビ
    ット線ごとに設けられ、対応するメインライトビット線
    とL本のサブライトビット線との間の接続を制御するた
    めの接続制御部をさらに備え、 前記接続制御部は、前記選択メモリセルが含まれるブロ
    ックにおいて、前記選択メモリセルに対応する選択サブ
    ライトビット線を、対応する前記メインライトビット線
    と接続するとともに、それ以外のサブライトビット線の
    各々を対応するメインライトビット線から電気的に切離
    す、薄膜磁性体記憶装置。
  10. 【請求項10】 各前記メインライトビット線の一端お
    よび他端にそれぞれ対応して設けられる第1および第2
    のライトビット線ドライバをさらに備え、 前記第1および第2のライトビット線ドライバは、対応
    するメインライトビット線が前記選択メモリセルと対応
    する場合に、前記一端および前記他端を第1および第2
    の電圧の一方ずつと、書込データのレベルに応じて接続
    する、請求項9記載の薄膜磁性体記憶装置。
  11. 【請求項11】 前記第1のライトビット線ドライバ
    は、 前記第1の電圧と前記メインライトビット線の一端との
    間に設けられた第1のドライバトランジスタと、 前記第2の電圧と前記一端との間に設けられた第2のド
    ライバトランジスタと、 前記対応するメインライトビット線を選択するための信
    号と前記書込データとに応じて、前記第1および第2の
    ドライバトランジスタのゲート電圧を制御する第1の論
    理ゲートとを有し、 前記第2のライトビット線ドライバは、 前記第1の電圧と前記メインライトビット線の他端との
    間に設けられた第3のドライバトランジスタと、 前記第2の電圧と前記他端との間に設けられた第4のド
    ライバトランジスタと、 前記対応するメインライトビット線を選択するための信
    号と前記書込データの反転信号とに応じて、前記第3お
    よび第4のドライバトランジスタのゲート電圧を制御す
    る第2の論理ゲートとを有する、請求項10記載の薄膜
    磁性体記憶装置。
  12. 【請求項12】 前記接続制御部は、前記選択メモリセ
    ルに対応するサブライトビット線の両端を、対応するメ
    インライトビット線上の第1および第2のノードのそれ
    ぞれと接続するとともに、前記第1および第2のノード
    間に直列に挿入される第1の選択スイッチを有し、 前記第1の選択スイッチは、対応するブロックが前記選
    択メモリセルを含む場合に、前記対応するメインライト
    ビット線上の電流経路を遮断する、請求項9記載の薄膜
    磁性体記憶装置。
  13. 【請求項13】 前記接続制御部は、 各前記サブライトビット線ごとに設けられ、対応するサ
    ブライトビット線の一端と前記第1のノードとの間に設
    けられる第2の選択スイッチと、 各前記サブライトビット線ごとに設けられ、前記対応す
    るサブライトビット線の他端と前記第2のノードとの間
    に設けられる第3の選択スイッチとをさらに含み、 前記第2および第3の選択スイッチは、対応するブロッ
    クが前記選択メモリセルを含む場合に、1本の前記メイ
    ンライトワード線と対応付けられるL本のサブライトビ
    ット線のうちの1本を選択するための信号に応答して、
    選択的にオンする、請求項12記載の薄膜磁性体記憶装
    置。
  14. 【請求項14】 前記接続制御部は、各前記サブライト
    ビット線ごとに設けられ、対応するサブライトビット線
    を接地電圧と接続するための第4および第5の選択スイ
    ッチをさらに含む、 前記第4の選択スイッチは、対応するブロックが前記選
    択メモリセルを含む場合に、前記対応するサブライトビ
    ット線が前記選択メモリセルに対応するときを除いてオ
    ンし、 前記第5の選択スイッチは、対応するブロックが前記選
    択メモリセルを含む場合を除いてオンする、請求項13
    記載の薄膜磁性体記憶装置。
  15. 【請求項15】 各前記メインライトビット線の一端に
    それぞれ対応して設けられ、対応するメインライトビッ
    ト線が前記選択メモリセルと対応する場合に前記一端を
    第1の電圧と接続するライトビット線ドライバをさらに
    備え、 前記接続制御部は、前記選択サブライトビット線の一端
    および他端を、対応するメインライトビット線および第
    2の電圧の一方ずつと、書込データのレベルに応じて接
    続する、請求項9記載の薄膜磁性体記憶装置。
  16. 【請求項16】 前記接続制御部は、 各前記サブライトビット線ごとに設けられ、対応するサ
    ブライトビット線の一端と前記対応するメインライトビ
    ット線との間に設けられる第1の選択スイッチと、 各前記サブライトビット線ごとに設けられ、前記対応す
    るサブライトビット線の他端と前記対応するメインライ
    トビット線との間に設けられる第2の選択スイッチとを
    含む、請求項15記載の薄膜磁性体記憶装置。
  17. 【請求項17】 前記第1および第2の選択スイッチの
    一方は、前記対応するサブライトビット線が前記選択メ
    モリセルに対応する場合に、前記書込データのレベルに
    応じて選択的にオンする、請求項16記載の薄膜磁性体
    記憶装置。
  18. 【請求項18】 前記接続制御部は、 各前記サブライトビット線ごとに設けられ、対応するサ
    ブライトビット線の一端と前記第2の電圧との間に設け
    られる第3の選択スイッチと、 各前記サブライトビット線ごとに設けられ、前記対応す
    るサブライトビット線の他端と前記第2の電圧との間に
    設けられる第4の選択スイッチとを含む、請求項15記
    載の薄膜磁性体記憶装置。
  19. 【請求項19】 前記第3および第4の選択スイッチの
    一方は、前記対応するサブライトビット線が前記選択メ
    モリセルに対応する場合に、前記書込データのレベルに
    応じて選択的にオンする、請求項18記載の薄膜磁性体
    記憶装置。
  20. 【請求項20】 前記対応するサブライトビット線が前
    記選択メモリセルに対応する場合を除いて、前記第3お
    よび第4の選択スイッチの各々はオンする、請求項18
    記載の薄膜磁性体記憶装置。
  21. 【請求項21】 前記接続制御部は、各前記サブライト
    ビット線の一端および他端にそれぞれ対応して設けられ
    る第1および第2のCMOSドライバを含み、 前記第1のCMOSドライバは、 対応するサブライトビット線の一端および対応するメイ
    ンライトビット線の間に設けられる第1導電型の第1M
    OSトランジスタと、 前記一端および前記第2の電圧の間に設けられる、前記
    第1導電型とは反対の第2導電型の第2MOSトランジ
    スタとを有し、 前記第2のCMOSドライバは、 前記対応するサブライトビット線の他端および前記対応
    するメインライトビット線の間に設けられる前記第1導
    電型の第3MOSトランジスタと、 前記他端および前記第2の電圧との間に設けられる、前
    記第2導電型の第4MOSトランジスタとを有し、 前記第1および第2のMOSトランジスタは相補的にオ
    ンし、前記第3および第4のMOSトランジスタは相補
    的にオンする、請求項15記載の薄膜磁性体記憶装置。
  22. 【請求項22】 前記対応するサブライトビット線が前
    記選択メモリセルに対応する場合に、前記第1および第
    2のCMOSドライバの一方は、前記書込データのレベ
    ルに応じて、前記一端および前記他端の一方を前記対応
    するメインライトビット線と接続し、前記第1および第
    2のCMOSドライバの他方は、前記書込データのレベ
    ルに応じて、前記一端および前記他端の他方を前記第2
    の電圧と接続する、請求項21記載の薄膜磁性体記憶装
    置。
  23. 【請求項23】 前記対応するサブライトビット線が前
    記選択メモリセルに対応する場合を除いて、第2MOS
    トランジスタおよび第4MOSトランジスタはオンす
    る、請求項21記載の薄膜磁性体記憶装置。
  24. 【請求項24】 行列状に配置される複数のメモリセル
    を含むメモリアレイを備え、 各前記メモリセルの電気抵抗は、第1および第2のデー
    タ書込電流によって磁気的に書込まれた記憶データに応
    じて変化し、 メモリセル行にそれぞれ対応して設けられ、各々が、活
    性化時において、行方向に沿って前記第1のデータ書込
    電流を流すための複数のライトディジット線と、 メモリセル列にそれぞれ対応して設けられ、各々が、活
    性化時において、列方向に沿って前記第2のデータ書込
    電流を流すための複数のライトビット線と、 動作テスト時において、前記複数のライトディジット線
    の少なくとも一部を並列に活性化するための第1のマル
    チセレクション制御部とをさらに備える、薄膜磁性体記
    憶装置。
  25. 【請求項25】 前記動作テスト時において、各前記メ
    モリセルに対するデータ書込が理論的には不能なレベル
    まで、前記第1のデータ書込電流を低下させるためのテ
    スト電流供給回路をさらに備える、請求項24記載の薄
    膜磁性体記憶装置。
  26. 【請求項26】 前記動作テスト時において、前記複数
    のライトビット線のうちの少なくとも一部を、第1およ
    び第2の電圧の間に互いに直列に接続するための第2の
    マルチセレクション制御部をさらに備える、請求項24
    記載の薄膜磁性体記憶装置。
  27. 【請求項27】 前記動作テストは、前記少なくとも一
    部のライトビット線に流される前記第2のデータ書込電
    流の方向が互いに反対に設定される、第1および第2の
    テストパターンを含む、請求項26記載の薄膜磁性体記
    憶装置。
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