JP2003072517A - ステアリングロック装置 - Google Patents

ステアリングロック装置

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JP2003072517A
JP2003072517A JP2001269133A JP2001269133A JP2003072517A JP 2003072517 A JP2003072517 A JP 2003072517A JP 2001269133 A JP2001269133 A JP 2001269133A JP 2001269133 A JP2001269133 A JP 2001269133A JP 2003072517 A JP2003072517 A JP 2003072517A
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steering shaft
steering
collar
lock device
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JP2001269133A
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Etsuro Kitami
悦郎 喜多見
Tomohiro Maekawa
知浩 前川
Terukazu Nakajima
照和 中嶋
Takaya Akiyama
高也 秋山
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Koyo Seiko Co Ltd
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    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • B60R25/01Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles operating on vehicle systems or fittings, e.g. on doors, seats or windscreens
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    • B60R25/021Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles operating on vehicle systems or fittings, e.g. on doors, seats or windscreens operating on the steering mechanism restraining movement of the steering column or steering wheel hub, e.g. restraining means controlled by ignition switch
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    • B60R25/02107Arrangement of the steering column thereof comprising overload clutching means
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Lock And Its Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ステアリングロック装置を、過大なトルクでも
破壊されないようにし且つ安価にする。 【解決手段】本ステアリングロック装置9では、ステア
リングシャフト3と、これに相対回動可能に外嵌される
環状のカラー10との間にスペーサ11を有する。スペ
ーサ11は、円弧状で圧入状態とされ、カラー10に対
して相対回動可能とされ、且つステアリングシャフト3
に対して相対回動不能に固定される。スペーサ11は、
ステアリングシャフト3とカラー10との間の相対回動
を抑制するような摩擦抵抗を生じる。ロック状態でカラ
ー10の回動が阻止されると、ステアリングシャフト3
の回動が抑制される。弧状のスペーサ11を現合合わせ
でき、各部品の寸法公差を厳しくせずに済み、また、固
定側のステアリングシャフト3の面粗度の管理を厳しく
せずに済む。部品コストをより安価にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の盗難防止
用のステアリングロック装置に関する。特に、ロック状
態のハンドルに過大なトルクがかけられて破壊されるこ
とを防止するために、ステアリングシャフトの回動を許
容しつつ操作を抑制するものに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】上述
のステアリングロック装置は、例えば、ステアリングシ
ャフトの外周に環状のスペーサを介して相対回動可能に
嵌められた環状のカラーと、ステアリングコラムに固定
されたロック装置本体とを有している。ロック装置本体
は、ロック状態でステアリングコラム内にロックピンを
進出させて、カラーの孔に係合させ、カラーの回動を阻
止する。このカラーは、所定値以上のトルクがかかる
と、ステアリングシャフトに対して上述のスペーサによ
りスリップできるようにされている。それゆえ、ロック
状態で過大なトルクがかかるときには、ステアリングシ
ャフトが回動し、ロック装置の破損が防止されるように
なっている。
【0003】上述のスペーサは、波形をなし、周方向に
沿って波形の頂部が並ぶような形状とされていて、厳密
な寸法管理がなされたステアリングシャフトとカラーと
の間に圧入され、これにより相対回動を許容するトルク
を所定値以上に管理するようにされている。しかしなが
ら、このようなスペーサ、ステアリングシャフト、およ
びカラーの各部品は、厳しい寸法精度を必要とするの
で、部品加工コストが高くなっている。さらに、波形の
スペーサは構造が複雑で、より高価なものとなってい
る。
【0004】そこで、本発明の目的は、上述の技術的課
題を解決し、ロック状態でステアリングシャフトの回動
を抑制できる安価なステアリングロック装置を提供する
ことである。
【0005】
【課題を解決するための手段および発明の効果】請求項
1に記載の発明は、ステアリングホイールと一体回動す
るステアリングシャフトと、ステアリングシャフトの外
周に相対回動可能に装着される環状のカラーと、ステア
リングシャフトの外周とカラーの内周との間に区画され
る環状隙間に装着されてステアリングシャフトとカラー
との相対回動を抑制する摩擦抵抗を生じさせるスペーサ
と、非回転部材に固定されるロック装置本体とを備え、
ロック状態でロック装置本体がカラーの回動を阻止する
ことにより、スペーサを介してステアリングシャフトの
回動を抑制するステアリングロック装置であって、上記
スペーサは、環状隙間に沿って延びる円弧状をなし環状
隙間内で圧入状態とされる主体部を有し、この主体部
は、ステアリングシャフトおよびカラーの何れか一方の
部材に対して相対回動可能とされ、且つ他方の部材に対
して相対回動不能に固定されることを特徴とするステア
リングロック装置を提供する。
【0006】この発明によれば、弧状のスペーサの径方
向寸法をステアリングシャフトおよびカラーに現合合わ
せで自律的に調節することができるので、各部品の寸法
公差を厳しくせずに済み、部品コストを安価にできる。
しかも、上述のように径方向寸法が調節されるのに伴
い、スペーサの圧入状態が適切に調節されるので、上述
の摩擦抵抗が安定して得られる結果、相対回動を適切に
抑制するのに好ましい。
【0007】特に、スペーサを他方の部材に対して相対
回動させて摩擦抵抗を生じさせる必要がないので、これ
ら固定側となる両者の対向する部分同士の面粗度を、厳
密に管理せずに済み、部品コストをより安価にできる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のステアリン
グロック装置において、上記スペーサは、カラーの開口
を通して外部からステアリングシャフトに周方向に巻き
付けられてなることを特徴とするステアリングロック装
置を提供するものである。この発明によれば、スペーサ
を周方向に巻き付けるのに伴って、環状隙間を周方向に
沿って順に埋めることになるので、少なくとも圧入工程
の前半部においては圧入スペースに余裕のある状態でス
ペーサを圧入できる結果、圧入作業が容易である。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
のステアリングロック装置において、上記スペーサの主
体部は、ステアリングシャフトに固定され、スペーサ自
身のばね性による拡径力でカラーの内周に押圧されるこ
とを特徴とするステアリングロック装置を提供する。こ
の発明によれば、拡径力によりカラーとスペーサとの間
の摩擦抵抗を確実に得られる。請求項4に記載の発明
は、請求項1乃至3の何れかに記載のステアリングロッ
ク装置において、上記スペーサの主体部は、均一な断面
形状を有することを特徴とするステアリングロック装置
を提供する。この発明によれば、スペーサの構造を簡素
化できる。また、スペーサを巻き付けて装着する場合
に、スムーズに巻き付けることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態のステ
アリングロック装置を図面を参照しつつ説明する。図1
は、本発明の一実施形態のステアリングロック装置を有
するステアリング装置の概略構成を示す模式図である。
ステアリング装置1は、車輪(図示せず)を操向するた
めにステアリングホイール2の動きを伝達するステアリ
ングシャフト3と、このステアリングシャフト3を内部
に通して回転自在に支持するステアリングコラム4とを
有している。ステアリングシャフト3の一方の端部95
にステアリングホイール2が一体回転可能に連結されて
いる。ステアリングホイール2が回されると、その回転
がステアリングシャフト3、ステアリングシャフト3の
他方の端部96に一体回転可能に連結される中間軸(図
示せず)等を介して、ピニオン、ラック軸等を含む舵取
り機構(図示せず)に伝達され、これにより車輪を操向
することができる。
【0010】ステアリングコラム4は、ステアリングシ
ャフト3を収容しつつこれの軸方向(以下、単に軸方向
ともいう。矢印S参照。)に位置決めした状態で複数の
軸受5(一部のみ図示)を介して回転自在に支持する筒
状のジャケット6と、このジャケット6の外周41に固
定されるブラケット7とを有している。ステアリングコ
ラム4は、ブラケット7により車体8に回動不能に固定
されている。ステアリングコラム4には、自動車の盗難
を防止するためのステアリングロック装置9が設けられ
ている。
【0011】ステアリングロック装置9は、上述のステ
アリングシャフト3と、ステアリングシャフト3と別体
で形成されてステアリングシャフト3の外周31に相対
回動可能に装着される環状のカラー10と、ステアリン
グシャフト3の外周31とカラー10の内周32との間
に介在しステアリングシャフト3とカラー10との相対
回動を抑制するためのスペーサ11と、非回転部材とし
てのステアリングコラム4のジャケット6の外周41に
固定されるロック装置本体12とを有する。
【0012】ロック装置本体12は、ステアリングコラ
ム4に固定されるハウジングに保持されてステアリング
コラム4内に進退するロックキー13を有している。ロ
ックキー13は、ロック状態でステアリングコラム4内
に進出し、カラー10のロック孔34に嵌め込まれる。
また、ロックキー13は、ロック解除状態でハウジング
内に退き、ロック孔34との係合が解除される。また、
図示していないが、ロックキー13をロック孔34内に
進退させるカム機構と、このカム機構を所定の操作キー
により操作するためのキーシリンダと、このキーシリン
ダにカム機構を介して接続されたイグニッションキース
イッチとが、ハウジング内に設けられている。
【0013】また、ロック装置本体12に対応して、ス
テアリングコラム4の外周41には通孔42が形成され
ている。通孔42は、ジャケット6の内外を連通し、ロ
ックキー13を通すことができる。通孔42に対応し
て、カラー10の外周に窪み状にロック孔34が設けら
れている。カラー10の内周32と、ステアリングシャ
フト3の外周31との間には、環状隙間33(図2参
照)が区画されている。この環状隙間33内にスペーサ
11が装着されている。
【0014】スペーサ11は、ステアリングシャフト3
とカラー10との間に圧入状態で介在することにより、
ステアリングシャフト3とカラー10との相対回動を抑
制する摩擦抵抗を生じさせる。ロック装置本体12で
は、操作キーをキーシリンダの運転可能位置にセットす
ることで、ロック解除状態になり、ロックキー13をロ
ック孔34外へ退かせ(この状態のロックキー13の先
端の位置を図1に一点鎖線で図示した。)、カラー10
およびスペーサ11とともにステアリングシャフト3を
自在に回動させることができて、ステアリングホイール
2が操舵操作可能となる。
【0015】また、上述の操作キーをキーシリンダの所
定のロック位置にセットすることで、ロック状態にな
り、ロックキー13を通孔42を通してロック孔34に
入れ、ロック孔34の周縁となるカラー10の部分と係
合させ、カラー10の回動を阻止する。所定値以下のト
ルクがステアリングシャフト3にかかるときには、スペ
ーサ11の摩擦によりステアリングシャフト3とカラー
10とは相対回動せず、ステアリングシャフト3の回動
は阻止される。また、所定値を超える大きなトルクがス
テアリングシャフト3にかかるときには、ステアリング
シャフト3とカラー10との相対回動は許容されつつも
抑制される。すなわち、ロック状態でステアリングシャ
フト3を回動するためには、スペーサ11による摩擦抵
抗に抗することができる程度の大きなトルクが必要とな
り、このトルクは、ロック解除状態の通常時にステアリ
ングシャフト3を回動するためのトルクに比べて格段に
大きくなっていて、ステアリングホイール2を操舵操作
し難くされている。
【0016】特に、本発明では、図2〜図4に示すよう
に、スペーサ11は、環状隙間33に沿って延びる円弧
状をなし環状隙間33内で圧入状態とされる主体部23
を有する。この主体部23は、カラー10に対して相対
回動可能とされ、且つステアリングシャフト3に対して
相対回動不能に固定されている。このように、弧状のス
ペーサ11は、その主体部23の径方向寸法をステアリ
ングシャフト3およびカラー10に現合合わせで自律的
に調節することができるので、ステアリングシャフト3
およびカラー10の径方向の寸法公差を厳しくせずに済
み、これに加えてスペーサ11単体で径方向寸法を考慮
せずに済む。その結果、部品コストを安価にできる。
【0017】しかも、上述のように径方向寸法が調節さ
れるのに伴い、スペーサ11の圧入状態が適切に調節さ
れるので、上述の摩擦抵抗が安定して得られる結果、相
対回動を適切に抑制するのに好ましい。すなわち、ロッ
ク時にステアリングシャフト3を回動するのに要するト
ルクを、破壊を防止でき且つ操舵操作も困難にできる所
定範囲内で得ることができる。スペーサ11をステアリ
ングシャフト3に対して相対回動させて摩擦抵抗を生じ
させる必要がないので、これら固定側となる両者の対向
する部分同士の面粗度を、厳密に管理せずに済み、部品
コストをより安価にできる。
【0018】なお、スペーサ11をステアリングシャフ
ト3に固定する態様としては、図示するようにスペーサ
11の延設部24をステアリングシャフト3の係止孔3
5に引っ掛ける態様の他、図示していないがステアリン
グシャフト3の突起をスペーサ11の係止孔に嵌めても
よく、互いに係合する凸部および凹部からなる一対の係
合部をステアリングシャフト3およびスペーサ11の対
応する部位に設けても良い。この他、かしめ等の公知の
固定方法を利用することができる。
【0019】また、スペーサ11の主体部23を、カラ
ー10に代えてステアリングシャフト3に対して相対回
動可能とし、ステアリングシャフト3に代えてカラー1
0に対して相対回動不能に固定するようにしてもよい。
また、スペーサ11を環状隙間33に装着後に、相対回
動不能とされる側の部材に固定するようにしてもよい。
要は、スペーサ11の主体部23は、ステアリングシャ
フト3およびカラー10の何れか一方の部材に対して相
対回動可能とされ、且つ他方の部材に対して相対回動不
能に固定されていればよい。
【0020】また本実施の形態では、スペーサ11は、
カラー10の開口としてのロック孔34を通して外部か
らステアリングシャフト3にその周方向(以下単に周方
向という。矢印R参照。)に巻き付けられてなるもので
ある。このように、スペーサ11の装着を周方向に巻き
付けるようにする場合には、巻き付けに伴って環状隙間
33を周方向に沿って順に埋めることになるので、少な
くとも圧入工程の前半部においては環状隙間33内の圧
入スペースに余裕のある状態でスペーサ11を圧入でき
る結果、圧入作業が容易である。
【0021】例えば、以下のようにスペーサ11を巻き
付けることができる。すなわち、スペーサ11の一方の
端部21が外部からロック孔34を通してステアリング
シャフト3に固定される。これにより、他方の端部22
がカラー10のロック孔34を通して外部に延び出した
状態とされる(図5(a)参照)。この状態からステア
リングシャフト3とカラー10とが相対回動することに
より(図5(b)参照)、スペーサ11の主体部23
が、環状隙間33内に引き入れられつつ、ステアリング
シャフト3に周方向に沿って徐々に巻き付けられて、や
がてスペーサ11の全体が環状隙間33に圧入される
(図5(c)参照)。この間スペーサ11の挿入の先端
側の端部21に対して径方向に反対側となる隙間が空く
ので、ステアリングシャフト3が逃げることができ、ス
ペーサ11の端部21近傍の環状隙間33に余裕を持た
せることができ、挿入し易い。
【0022】特に、図5に示すように、スペーサ11の
巻き付けがスペーサ11を外部から環状隙間33内に引
き込むことによりなされる場合には、スペーサを環状隙
間に押し込むことによりなされてスペーサが座屈する虞
がある場合に比べて、圧入作業がより一層容易である。
環状隙間33は、ステアリングシャフト3の外周31に
形成された周溝36と、これと対向する位置に配置され
てカラー10の内周32に形成された周溝37との間に
区画されている。少なくとも一方の周溝36,37を形
成することにより、スペーサ11を案内しつつスムーズ
に圧入することができる。周溝36および周溝37は、
スペーサ11の主体部23よりも軸方向に広く形成され
ていて、両周溝36,37の位置合わせを高精度にせず
とも、スペーサ11を装着できる。また、両周溝36,
37は、断面形状が凹湾曲形状とされ、スペーサ11を
スムーズに圧入するのに好ましい。なお、環状隙間33
としては、スペーサ11を圧入状態で収容できる大きさ
があればよく、その形状は限定されない。
【0023】ロック孔34は貫通し、ロック孔34と環
状隙間33とは互いに同じ軸方向位置に形成されてい
る。環状隙間33へのスペーサ11の装着用開口は、ス
テアリングロック装置9に必須のロック孔34と兼用さ
れているので、構造を簡素化するのに好ましい。スペー
サ11の主体部23は、環状隙間33内で、ステアリン
グシャフト3に固定され、径方向の外方に向かって拡が
ろうとするスペーサ11自身のばね性による拡径力(図
5(c)の矢印E参照)でカラー10の内周32に押圧
されるようにした。
【0024】これにより、拡径力によりカラー10の内
周32とスペーサ11の外周との間の摩擦抵抗を確実に
得られる。従って、例えば、カラー10とスペーサ11
との径方向の寸法差を小さくして、圧入作業をし易くす
ることもできる。また、万一カラー10とスペーサ11
との径方向寸法差による圧入状態が緩くなることがある
としても、上述の拡径力により圧入状態が維持されるの
で、ステアリングシャフト3の回動を確実に抑制でき
る。なお、拡径力は、ステアリングシャフト3とスペー
サ11との圧入状態を緩くすることが想定されるが、両
者3,11は互いに固定されているので問題ない。
【0025】さらに、上述の拡径力は、例えば、外周の
曲率がカラー10の内周32の曲率よりも大きいスペー
サ11、または真直なスペーサ11を巻き付けることに
より、自然状態に戻ろうとするスペーサ11の弾性復元
力として全周にわたり容易に得ることができる。このよ
うなスペーサ11の主体部23は、装着前の状態で長尺
の線材25からなる。主体部23の一端から屈曲状の延
設部24が延設されている。この延設部24は、主体部
23と一体に形成され、主体部23の延びる方向に対し
て直交する方向に延びている。延設部24がステアリン
グシャフト3の外周31の係止孔35に引っ掛けられる
ことにより、スペーサ11の一端21が固定され、主体
部23は上述のようにステアリングシャフト3に巻き付
けられることにより円弧状に形成される。なお、上述の
線材25に代えて、図6に示すように、板材26を利用
してもよく、この場合、係止孔35は長孔が好ましい。
このように通常安価な線材25や板材26を利用したス
ペーサ11は、より一層安価である。ステアリングシャ
フト3に係止孔35を形成するという簡素な構成でスペ
ーサ11を固定でき、しかも、引っ掛けにより容易に固
定できる。
【0026】スペーサ11の主体部23は、周方向につ
いての断面形状が均一にされている。すなわち、スペー
サ11の断面形状は、周方向についての異なる位置であ
っても、同じ形状で、且つ同じ大きさとされ、ステアリ
ングシャフト3の軸方向および径方向について、スペー
サ11の断面の位置が同じにできるように連続してい
る。断面形状は、例えば、円形、矩形等を示すことがで
きる。これにより、スペーサ11の構造を簡素化でき
る。また、スペーサ11は周方向に沿って滑らかな形状
となるので、スペーサ11をスムーズに巻き付けること
ができる。また、周方向に沿って均一な摩擦を得ること
ができる。
【0027】また、必要に応じて環状隙間33内に装着
したスペーサ11を、環状隙間33から取り外すことも
できる。すなわち、装着時の後端となるスペーサ11の
端部22を工具を用いてロック孔34内に起き上がらせ
る。そして、圧入時と逆向きに、ステアリングシャフト
3をカラー10に対して相対回動させると、スペーサ1
1がロック孔34を通り外へ押し出され、スペーサ11
の一端21とステアリングシャフト3との引っ掛け係合
を解除すると、スペーサ11を取り外すことができる。
このとき、円弧状のスペーサ11は、無端で環状の従来
のスペーサと比べて、圧入時の圧痕がカラー10やステ
アリングシャフト3に生じ難いので、一旦圧入後のカラ
ー10やステアリングシャフト3を再利用することもで
きる。
【0028】なお、本発明の実施形態では、ロック孔3
4は、周方向の一カ所に形成されていたが、周方向に沿
う複数箇所に設けてもよい。スペーサ11は単一に限ら
ず、複数個を設けることも考えられる。その他、本発明
の要旨を変更しない範囲で種々の設計変更を施すことが
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のステアリングロック装置
を有するステアリング装置の概略構成の模式図。
【図2】図1のステアリングロック装置およびその周辺
部分を示す一部断面側面図。
【図3】図1のA−A断面を示すステアリング装置の一
部断面図。
【図4】図1のステアリングロック装置の要部の分解斜
視図。
【図5】図4に示すスペーサの装着作業を説明する模式
図であり、作業の手順に沿って(a),(b),(c)
の順に図示されている。
【図6】本発明の他の実施の形態のステアリングロック
装置の要部の分解斜視図。
【符号の説明】
2 ステアリングホイール 3 ステアリングシャフト(他方の部材) 4 ステアリングコラム(非回転部材) 9 ステアリングロック装置 10 カラー(一方の部材) 11 スペーサ 12 ロック装置本体 23 主体部 31 ステアリングシャフトの外周 32 カラーの内周 33 環状隙間 34 ロック孔(開口) E 拡径力 R 周方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中嶋 照和 大阪市中央区南船場三丁目5番8号 光洋 精工株式会社内 (72)発明者 秋山 高也 大阪市中央区南船場三丁目5番8号 光洋 精工株式会社内 Fターム(参考) 2E250 AA21 HH01 JJ35 LL18 NN04 PP00 PP03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステアリングホイールと一体回動するステ
    アリングシャフトと、ステアリングシャフトの外周に相
    対回動可能に装着される環状のカラーと、ステアリング
    シャフトの外周とカラーの内周との間に区画される環状
    隙間に装着されてステアリングシャフトとカラーとの相
    対回動を抑制する摩擦抵抗を生じさせるスペーサと、非
    回転部材に固定されるロック装置本体とを備え、ロック
    状態でロック装置本体がカラーの回動を阻止することに
    より、スペーサを介してステアリングシャフトの回動を
    抑制するステアリングロック装置であって、 上記スペーサは、環状隙間に沿って延びる円弧状をなし
    環状隙間内で圧入状態とされる主体部を有し、この主体
    部は、ステアリングシャフトおよびカラーの何れか一方
    の部材に対して相対回動可能とされ、且つ他方の部材に
    対して相対回動不能に固定されることを特徴とするステ
    アリングロック装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のステアリングロック装置
    において、上記スペーサは、カラーの開口を通して外部
    からステアリングシャフトに周方向に巻き付けられてな
    ることを特徴とするステアリングロック装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載のステアリングロック装置
    において、上記スペーサの主体部は、ステアリングシャ
    フトに固定され、スペーサ自身のばね性による拡径力で
    カラーの内周に押圧されることを特徴とするステアリン
    グロック装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3の何れかに記載のステアリ
    ングロック装置において、上記スペーサの主体部は、均
    一な断面形状を有することを特徴とするステアリングロ
    ック装置。
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