JP5630432B2 - ステアリングロック装置 - Google Patents
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Description
このうちのステアリングコラムは、筒状で、車体に支持される。
又、前記ステアリングシャフトは、前記ステアリングコラムの内径側に回転自在に支持されている。
又、前記キーロックカラーは、前記ステアリングシャフトの一部に支持され、外周面に係合凹部を設けている。
又、前記ロック用透孔は、前記ステアリングコラムのうち、前記キーロックカラーと対向する部分に形成されている。
又、前記ロックユニットは、前記ステアリングコラムの外周面に当接する突き当て面を有し、この突き当て面に形成したガイド部を前記ロック用透孔の内側部分に配置した状態で、前記ステアリングコラムに支持されている。そして、イグニッションキーをOFFした状態でこのロックユニットを構成するキーロックピンを径方向内方に変位させ、このキーロックピンの先端部を前記係合凹部に係合させる事により、前記ステアリングコラムの内径側での前記ステアリングシャフトの回転を抑える。
特に、本発明のステアリングロック装置に於いては、前記ステアリングコラムの外周面のうち前記ロック用透孔の周囲に、全周に亙り、又は周方向に関して間欠的に、突壁部を設けている。
又、前記ステアリングコラムの外周面に形成された凹部と、前記ロックユニットの突き当て面に形成された凸部とが、がたつきなく嵌合している。
又、上述の様な本発明の構造と共に、前記突壁部の外径側端部の内側面を、内径寄り部分よりも、前記ロック用透孔の中央位置から離隔させる構造を採用する事もできる。
この様な構造を採用した場合には、例えば、前記突壁部の内側面のうちの全体乃至は外径側半部に、径方向外方に向かう程この突壁部の外側に向かう方向に傾斜した傾斜面部を設ける構造を採用する事ができる。そして、この突壁部の厚さを、基端部(内径側端部)で先端部(外径側端部)よりも厚くする。
或いは、前記突壁部の内側面を、断面形状が、径方向中間部が最も突出した部分円弧状の、凸曲面とする構造を採用する事もできる。
図1〜3は、本発明の実施の形態の第1例を示している。尚、本例を含めて、本発明のステアリングロック装置の特徴は、イグニッションキーをOFFした状態でステアリングホイールを大きな力で回転させようとしても、ステアリングコラムに亀裂等の損傷が発生するのを防止できる構造を実現する点にある。その他の部分の構造及び作用は、前述の図9に示した構造を含め、従来から知られているステアリングロック装置と同様であるから、同等部分に関する図示並びに説明は、省略若しくは簡略にし、以下、本例の特徴部分を中心に説明する。
又、このステアリングコラム2bの外周面のうちで、前記突壁部17の外側部分(この突壁部17に対し前記ロック用透孔11aと反対側に位置する部分)の複数箇所(図示の例では4箇所)に、有底の凹部18、18を設けている。この様な凹部18、18は、例えば図3の(A)に示す様に、前記ステアリングコラム2bをアルミニウム合金等の軽合金をダイキャスト成形により造るのと同時に形成する。或いは、アルミニウム合金等の軽合金若しくは厚さの薄い炭素鋼管のステアリングコラム2bに絞りプレス加工{図3の(B)参照}やエンボス加工{同(C)参照}を施す事により形成する。
更に、本例の場合、前記ステアリングコラム2bのうち、前記ロックユニット12a側の凸部21、21と係合する部分を有底の凹部18、18としている。この為、前述した特許文献2に記載の従来構造の様に、ステアリングコラムのうち、ロックユニット側の凸部と係合する部分を通孔とした場合と比較して、前記ステアリングコラム2bの強度及び剛性をより向上させる事ができる。
図4は、本発明の実施の形態の第2例を示している。本例の場合には、突壁部17aの内側面のうちの外径側半部を、内径寄り部分よりもロック用透孔11aの中央位置から離隔させ(当該部分の内寸を大きくし)、この突壁部17aの内側面とロックユニット12aのガイド部13aの外側面との間に隙間24を設けている。即ち、前記突壁部17aを前記ロック用透孔11aの周縁部よりも外側部分に設ける事で、これら突壁部17aとロック用透孔11aとの間に段差部25を設けている。
その他の部分の構成及び作用は、上述した実施の形態の第1例と同様であるから、同等部分に関する説明は省略する。
図5は、本発明の実施の形態の第3例を示している。本例の場合、突壁部17bの内側面のうちの全体乃至は外径側半部に、径方向外方に向かう程この突壁部17bの外側に向かう方向に傾斜した傾斜面部26を設けている。又、この突壁部17bの厚さを基端部で最も厚くして、先端部に向かう程薄くしている。
その他の部分の構成及び作用は、前述した実施の形態の第1例及び上述した実施の形態の第2例と同様であるから、同等部分に関する説明は省略する。
図6は、本発明の実施の形態の第4例を示している。本例の場合、突壁部17cの内側面を、断面形状が径方向中間部が最も突出した部分円弧状の凸曲面としている。そして、この突壁部17cの内側面に加わる力を、径方向中間部で受けて、亀裂発生の起点となり易い、この突壁部17cの先端縁に加わる力の低減を図っている。
その他の部分の構成及び作用は、前述した実施の形態の第1〜2例と同様であるから、同等部分に関する説明は省略する。
図7は、本発明の実施の形態の第5例を示す。本例の場合、突壁部17dの外側面の複数箇所に補強リブ27を設け、この突壁部17dの強度及び剛性をより向上させている。
その他の部分の構成及び作用は、前述した実施の形態の第1例と同様であるから、同等部分に関する説明は省略する。
2、2a、2b ステアリングコラム
3、3a ステアリングシャフト
4 ステアリングホイール
5a、5b 自在継手
6 中間シャフト
7 ステアリングギヤユニット
8 入力軸
9 タイロッド
10 ステアリングロック装置
11 ロック用透孔
12、12a ロックユニット
13、13a ガイド部
14 係合凹部
15 キーロックカラー
16 ロックピン
17、17a〜17d 突壁部
18 凹部
19 突き当て面
20 凹溝
21 凸部
22 クランプ金具
23 ねじ孔
24 隙間
25 段差部
26 傾斜面部
27 補強リブ
Claims (2)
- 筒状のステアリングコラムと、このステアリングコラムの内側に回転自在に支持されて、このステアリングコラムよりも後方に突出した後端部にステアリングホイールを固定するステアリングシャフトと、このステアリングシャフトの一部に支持されたキーロックカラーと、前記ステアリングコラムのうち、このキーロックカラーと対向する部分に形成されたロック用透孔と、このステアリングコラムの外周面に当接する突き当て面を有し、この突き当て面に形成したガイド部をこのロック用透孔の内側部分に配置した状態で、前記ステアリングコラムに支持されたロックユニットとを備え、イグニッションキーをOFFした状態でこのロックユニットを構成するキーロックピンを径方向内方に変位させ、このキーロックピンの先端部を前記キーロックカラーに設けた係合凹部に係合させる事により、前記ステアリングコラムの内径側での前記ステアリングシャフトの回転を実質的に防止するステアリングロック装置に於いて、
前記ステアリングコラムの外周面に、前記ロック用透孔の周囲に突壁部が設けられており、このステアリングコラムの外周面に形成された凹部と、前記ロックユニットの突き当て面に形成された凸部とが、がたつきなく嵌合している事を特徴とするステアリングロック装置。 - 前記凹部が有底である、請求項1に記載したステアリングロック装置。
Priority Applications (1)
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JP2011275253A JP5630432B2 (ja) | 2011-12-16 | 2011-12-16 | ステアリングロック装置 |
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JP2011275253A JP5630432B2 (ja) | 2011-12-16 | 2011-12-16 | ステアリングロック装置 |
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